2018年3月13日

中村奨成よ、もっとビッグマウスであれ!…… 野村克也さんをガッカリさせた一言とは

野球解説者の野村克也さんが、スポーツニュース番組「S☆1」(TBS)で、カープのドライチ・中村奨成と対談。

野村さんのような人と対談できるなんて、とても恵まれたこと。「投手の信頼を得るために、毎日の生活が大事。〈あいつ、野球勉強してるな〉っていうのをどんどん投手に見せないと」などなど、捕手の大先輩からの金言の数々が、どうか中村に届いていますように。

さて、昨夏の甲子園での活躍ぶりに、「20年に一度の逸材」と中村を絶賛していた野村監督ですが、この対談であることに「がっかりした」そう。その中味とは……。

今季の目標を聞かれ、「持ってる力を出し惜しみなく、1軍にしっかりアピールできるように、上がれるように頑張りたいと思います」と答えた中村に、「そんなこと誰でも言えるんだよ。誰も言わないこと言ってみろ。何が何でも俺は1軍に上がるんだとかレギュラー獲るんだとか、そういう意気込みを持ってもらいたい」と、指摘。

中村は、「何が何でもオープン戦から1軍に上がれるように頑張りたいと思います」と言い直したようです。(詳しくはこちらの記事を)


キャンプ中から大きな注目を集めている、ハムのドライチ・清宮幸太郎。昨年、プロ志望を表明したときの会見で、「(早実の先輩でもある)王貞治さんのホームラン記録(868本)を超えたい」と話していたのには、かなり驚いた。

今まで、そんなことを言った人はいなかった。これは、タダモノじゃあ、ない。驚いたけれど、清宮なら言っても受け入れられる何かを感じます。王さんもこんなふうに話す気概のある後輩が現れて、生意気と感じるより、嬉しかったんじゃないかと思ったのでした。

2010年の楽天のキャンプで、「4年連続の岩隈(久志)さんから、開幕投手を奪い、沢村賞をとります」と宣言し、まわりをアッと驚かせた、田中将大のことも思い出します。

その年の開幕投手は岩隈でしたが、田中はその後、球界を代表するエースとなり、2013年、楽天を優勝に導きます。2011年と2013年には沢村賞も受賞。

中村奨成もキャンプを経験し、プロの現実を目の当たりにして、入団前よりおのずと発言も謙虚になっているのかもしれませんが、ぜひ大きく育ってほしいです。

そう思いつつ、坂倉将吾にもカープを(球界を)代表する選手になってほしいし、もっともっと石原慶幸のリードとキャッチングを何より見たいし、あぁぁぁぁ、贅沢な悩ましさです。



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