2018年10月29日

日本シリーズ第2戦、カープが先手1勝。イチローを封じた野村ヤクルトが重なる。

10月28日、日本シリーズ、ソフトバンクとの第2戦(マツダスタジアム)。

今年6月16日の交流戦での記憶も新しい、カープはジョンソン、ホークスはバンデンハークとの投げ合い。

ジョンソンが7回4安打1失点と素晴らしいピッチング。石原慶幸とタッグを組んで、ホークス打線を封じる。

バンデンハークは5回8安打5失点(自責点は3)でしたけれど、アンラッキーなヒットやエラーが重なっての結果。その内容は、悪くなかった。常時、150km台の球速を出していた。

中継していたフジテレビの情報によると、今年のレギュラーシーズンでの平均球速のトップ5は、バンデンハーク(ホークス)、則本昂大(楽天)、千賀滉大(ホークス)、カスティーヨ(西武)、菊池雄星(西武)と、パリーグの投手が占めていた。

そういうパワフルな投手相手に打席に立っているからこそ、打者も磨かれていくだろうし、パリーグのレベルアップの好サイクルをまたも感じさせられる。

ともあれ、第1戦に続き、投手がしっかりとした投球をしているゲームは引き締まって、見ていて気持ちがいいです。



カープは初回に1点先制。3回にも1点追加。2塁走者に菊池涼介を置いた状況で、鈴木誠也が三振でツーアウト。ここでさらに追加点を奪えなかったら、第1戦のときのように流れが止まってしまう……と案じていたところで、松山竜平のタイムリー!

5回には、待望の丸佳浩のシリーズ初ヒットが生まれ、続く鈴木のタイムリーで2点を追加。

7回にはホークスに1点を与えましたが、5対1で逃げ切り、カープが先手をとって1勝。

ちょこちょこ失策はあれど、初戦に続き、この日も緊張感のある落ち着いたプレーを見せてくれたカープ。堂々としていて、なんか立派だ。セリーグを独走しながらも、ふがいなく(頼りなく)感じるゲームも少なくなかったレギュラーシーズンとは、別チームのよう。

それにしても、第1戦、第2戦と、ホークス打線にここまで仕事をさせないカープバッテリー。

野村克也監督率いるヤクルトが、イチローを封じてオリックスに勝ち、日本一になった、1995年の日本シリーズを思い起こしました。

第3戦からは、ホークスのホームで、ホークスにとって慣れたリズムのDH制でのゲームとなります。どんな展開になるのか、楽しみです。

ホークスの強肩キャッチャーからいつ盗塁を奪えるか(奪えず終わるのか)も、楽しみです。


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