2018年10月8日

いつも通りたんたんと。

10月7日、DeNA戦(マツダスタジアム)。

レギュラーシーズンの最終戦。最多勝がかかる先発の大瀬良大地と、本塁打王がかかる丸佳浩、ともにサポートを誓い合うという記事が(「スポニチ」)。

ともにシーズンを戦ってきたチームメイト。互いにそう思い合うことは自然なこと。でも、こういう記事を読むと、ちょっと不穏な気持ちになります(ま、マスコミ側が一側面を大きく切りとる取り上げ方をしているだけとも言えますが)。

「○○のために」というムードは、ろくなことがないイメージ。

「できるだけ長く新井さんとゲームができるよう、日本シリーズを戦いたい」とか、「日本一になって新井さんを送り出したい」という選手たちの言葉もまたしかり。黒田が引退を発表したときもそうだった。

そう思う気持ちは自由だし、本音だと思う。でも、それを前面に出さないで、いつも通り、たんたんとプロフェッショナルにゲームに集中する様を見せてほしい。ウェットな感情より、そういうドライな強さを見たい、と。



一方、DeNAも、本塁打王争いをしている筒香嘉智を1番、ソトを2番に持ってきた。

2016年、ホームラン30本まであと1本と迫った鈴木誠也を、最終戦で打順を1番に持ってきたときのことを思い出す。できるだけ多くの打席に立てるようにという計らいの中、1本を狙うあまり、自分のスタイルまで崩して全然打てなかった誠也。

いろいろ思惑はあれど、いつも通り、たんたんと目の前の一戦一戦に臨むのが、実は一番の近道と思ったのでした。それが一番難しいことでもありますけどもっ。自分もそういうふうに仕事していけたらという気持ちもこめて。

5回、大瀬良はインコースにかまえた會澤翼のミットめがけて投げきれず、ソトに2ランを浴びる。いつも通りでない打順でも、ここ一番で甘い球を逃さなかったソトは見事。

7回には田中広輔が32コ目の盗塁を決め、ヤクルトの山田哲人に並ぶ。

おぉ、そう言えば、こちらもタイトルがかかっていました。

carpfan01さんの「生涯カープファンのブログ」のこちらの記事タイトル的に言うと、田中君は夏休みの宿題をギリギリにやるタイプやね。


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