2018年11月28日

丸佳浩、2年連続MVP! 3度目のMVP受賞はどのチームで?

11月27日、2018年のMVPが発表されました。投票結果は、日本野球機構(NPB)のオフィシャルサイトのこちらをどうぞ。

セ・リーグはカープの丸佳浩が2年連続の受賞。パ・リーグは西武の山川 穂高が初受賞。

丸の受賞は、なんとなく予想通り。もしケガがなく開幕からスタメンで出場していたら、残した数字はまた違っていたものになったかもしれません(こればっかりはわかりませんが)。

今シーズン、打席に立つ姿に風格を感じるようにもなった瞬間も何度かありました。

ただファンって、ほんとに気まぐれなもので。シーズン終盤と日本シリーズでの、1発をねらって空振りを連発していた丸の姿が残ってしまい。ボール見てるのかな?と、上の空に見えた打席での残像が残ってしまい。

一方、日本シリーズで、相手にとって手がつけられなさそうな好調な打撃を見せていた鈴木誠也の印象が好対照で(ホークスは鈴木に対して、最後は勝負回避してましたものね)。「終わりよければ全てよし」という諺は言い得て妙だと感じたものでした。



投票結果を見ると、丸はダントツの1位ですが、山川のように突出した感じはない。納得の受賞結果ですが、消去法的に選ばれた印象もあります。本人も、さらなる高みを目指していることと思います。

「来シーズンも取ることは難しいと思いますが、またこの場に立てるように頑張ります」という丸の受賞の言葉には、どのチームで取ることをイメージしてるのかな〜。カープなの? カープのことなの? と、かすかに思ってしまいました。でも、わかりません。

黒田博樹も『決めて断つ(ベストセラーズ)の中で、2015年、野球を続けるのか、続けるとしたらどのチームでプレーするのか(カープか、メジャーか)、「1分1秒ごとに気持ちは揺れ動いた」と語っていました。



カープ、ロッテ、巨人とのFA交渉が終わり、丸もあれこれ考えているのでしょうね。どこに行っても、どちらに転んでも(実績を残しても、残せなかったとしても)、ドラマがそれぞれあるわけで、面白いと思います。

FAを宣言したとき、丸はどの球団のユニフォームを着るイメージをしていたのか。実際に交渉して、そのイメージが変わったのかどうか。そのことはとても興味あります。



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日本シリーズ第4戦・魔法がとけたようにレギュラーシーズンに逆戻り?

2018年11月26日

岡田明丈、トークショーで語る……プロ野球選手のもろもろについて

22日、結婚を発表した岡田明丈。

プロ野球選手の私生活について知る由もありませんが、岡田にもそういう存在の方がいたと知って、ファンとしてはプチビッグ(どっちやねん?)ニュース。

25日、広島市内の駅ビルで行ったトークショーでは、奥さんの似顔絵も披露していたとのこと(「デイリースポーツ」)。幸せそうで何よりです。

アスリートはもちろんのこと、役者やクリエイターでも、その仕事が素晴らしければ(面白ければ)、その人自身のトーク力など重きを置くことではないとも言えます。

でも、その仕事ぶりに魅力を感じた人から、インタビューなどで気のきいた言葉を聞くと、さらにその人のことが好きになったりします。饒舌か寡黙かは関係ないです。



イチローの決して適当な言葉を使わないところ。言葉少なだけど、確信をついた言葉でハッとさせてくれる野茂英雄。まわりへの配慮やサービス精神を感じさせる黒田博樹や、飾らない素直な言葉で魅了してくれる新井貴浩にはエレガントささえ感じます。

2017年7月7日、神宮球場で逆転3ランを放ったときの新井のヒーローインタビュー。最後の「いつも、いつも、いつもありがとうございます」(「ウォー!」観客大歓声)も、とってもシンプルだけど、気持ちがこもっていて忘れられません。

ところで、カープを応援し始めた2015年から、『週刊ベースボール』の『プロ野球全選手カラー写真名鑑』を愛用してるのですが、ここに「好きなタレント、理想のタイプ」という項目があるんです。

さよう。どうでもいい話で、野球の本筋からは離れてます。でも、こういうちょっとしたことからその選手らしさを伺い知ることができるので、興味深かったりするんです。

たとえば今村猛は「気を遣わなくていい人」。なんか、これ、今村らしい感じがする、とか。野村祐輔の「きれいで落ち着いている人」も、あぁ、直球ですね。そういう人がいたらお似合いですな、とか。



ちなみに岡田、この項目については入団以来3年間、記述はなし。でも、あれ? どこかで「僕のことを放っておいてくれる人」と話していたような気がしたのは気のせいか。そのとき、なんか岡田らしいな。いいなと思ったのでした。

「自分のことを理解してくれる人」と書いていた選手も他チームで見かけたような記憶が。理解されることが前提だなんて。そこには「相手を理解しよう」という姿勢は入っているのかな? と、ちょっと興ざめしたことが。

ヒーローインタビューではその場を早く立ち去りたそうな言葉少なな岡田ですけれど、あの風情はいつも見守ってしまいます。

ところで、今年の賞金王に王手をかけているゴルファーの今平周吾。そのポワンとした感じがどこか岡田に似ています。テレビで見かけるたび、わが家では「岡田」と呼んでいます。



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岡田明丈、勝たせたいピッチャーであり続けて
続・岡田。愛されるピッチャーであり続けて
坂倉将吾と岡田明丈を見てくれている人がいた

2018年11月20日

鈴木誠也、背番号1に! 違和感から共感へ。

鈴木誠也の背番号が来シーズンから、「1」に。このニュースには軽いショックを受けました。

1つは、これまでの「51」が、類いまれなるバッティング技術と実績の持ち主・イチローと同じで、とてもいいなと思っていたので(しかもイチローとは「鈴木」姓も一緒だし)。

もう1つは、前田智徳さんが引退以来、13年間、空き番号となっていた背番号 「1」の継承者がついに決まったこと。

鈴木球団本部長によると、「前田君にもオフに連絡を取り、了解してもらっている」とのこと(「スポニチ」)。

誠也が、2桁といえど、逆にそこが格好よかった「51」でなくなるのは正直残念に感じたけれど、カープの顔として「1」は最適と、じわじわ後から思えてきました。これは満場一致でしょう。

丸佳浩が移籍するかどうか、FA交渉まっただなかの今、誠也に「カープの看板として(カープで末永く)活躍してほしい」という球団からの強いメッセージのようにも受け取れました。

誠也がそう遠くない将来、どういう選択をするのかはわからないけれど。きっと誠也のことだから、自分の進みたい道を選んでくれるだろうから、どっちに転んでも心配はしてないんだけど。

カープを引っ張っていってくれるのにぴったりの番号。ますます花開いてくだされ〜。



松山竜平が「44」から「55」に変わったことにも、驚く。

今年、初の規定打席にも達し、活躍した松山。番号が若くなるのは出世の印となんとなく相場が決まっているので、どゆこと? と思った私は、いかにもカープ初心者。

松山は、「赤ゴジラ」と呼ばれた嶋重宣さん(現西武コーチ)を尊敬していて、嶋さんの広島時代の背番号「55」を望んでいたのですね(「サンスポ」)。

えぇ話やないですか。来期もどんどん打ってや〜。

曽根海成の「59」から「00」にも軽い衝撃が。

曽根もバンバン活躍してほしいと応援したくなる選手。「〈ない〉ものが〈ある〉」という概念、「0」という数字自体はとっても好きだが、背番号「0」というのは、いまだに違和感あります。だって、選手はそこにいるのに。ましてや、「00」って。

でもそんなことは気にせず(曽根本人はどう感じているかわかりませんが)、ブイブイ打って走って守ってほしいです。



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そして、ここにもカープファンが。

2018年11月17日

エルドレッド、さようなら。

11月14日に発表された、エルドレッドの退団。お別れも言えないままに。

今シーズンで引退を発表した天谷宗一郎などは、10月4日の引退試合のあと、セレモニーでファンとの美しい時間を過ごしていたというのに(過去記事の「サヨウナラ天谷、こんにちは岡田」もよろしかったらどうぞ)。

どんなに愛されてた選手でも、タイミングによってこうも様々とは。

ところで、4年ぶりに現役復帰したフィギュアスケートの高橋大輔さん。11月4日、西日本選手権で優勝し、年末に行われる全日本選手権の出場権を得たとのこと。

また高橋さんの演技が見られるとは。全日本選手権、いえ日本のフィギュア界が豊かになるようで、なんだかいいなと思っています。

テニスの伊達公子さんが引退してから8年後に復帰したときのよう。

いろんな選手が、それぞれのモチベーションで活動する姿を見せてくれるのは、その世界のふところ深さまで感じられるようで、とてもいいなと思っています。



しかしプロ野球は、チームに属さないと現役として活動できないのでね。自分の意志だけで現役続行したり復帰したりは難しいのでね。

プロ野球選手は個人事業主とはいえ、そこがフリーランスとの大きな違い。中村紀洋さんは実質、今も引退発表はしていないまま?

エルドレッドの応援歌をもう聴くことはできないのか……。

現在、カープのコーチを務める廣瀬純が引退したとき、その応援歌は広瀬たっての希望もあって、菊池涼介に引き継がれたということもありました。

「エルドレッド、エルドレッド、ホ〜ムラン」
「エルドレッド、エルドレッド、無限のパワ〜」

語呂的に合う外国人選手は……いるのか?

「タナカコウスケ〜、タナカコウスケ〜、ホ〜ムラン」
あ。けっこう日本人のフルネームならいける。

「キクチリョウスケ〜、キクチリョウスケ〜、無限のパワ〜」
これも、合う。

って、語呂は合えども、「無限のパワー」にふさわしい人物はなかなかいない! エルドレッド、相手チームを何度もおびやかしてくれて、ありがとう!



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サヨウナラ天谷、こんにちは岡田。

2018年11月14日

マツダスタジアムで日米野球、見どころはココにも!

11月13日、マツダスタジアムで行われた日米野球第4戦。

先発・前田健太と大瀬良大地の投げ合いに加え、黒田博樹が始球式をつとめるとあっては。最初のシーン、しかと見届けました。

黒田の登場だとわかるファンの歓声。スーツ姿に、カープではなく、ヤンキースのユニフォームをサラッとまとった黒田が。

ピッチャーの、そしてこれから始まるゲームの妨げにならないよう、プレートを外して、マウンドの前から緩やかな山なりの球を投げ、前田と握手をかわし、サラッと立ち去った黒田。

黒田と前田のリレーは2015年のオールスター以来。ごっつぁんです。



始球式のバッターボックスに立ったのは、西武ライオンズの秋山翔吾。おきまりの空振りをしたあと、秋山がほわっとした笑顔を見せたのを私は見逃しませんでしたよ。

西武で、一番バッターとして打席に立つことの多い秋山。以前、オフシーズンに出演したテレビ番組で、始球式について、こんな発言をしていたのです。(過去記事「埼玉西武ラインズ、秋山翔吾のぶっちゃけに一票!」もご参照ください)

始球式に登場する人の中には、たとえば牽制を入れてみたり、サインに首を降ったり、いろいろ演出を取り入れる人もいるけれど、一番バッターでゲームに入る前、集中しているので、ぶっちゃけ、早く投げてほしい、と。

たしかに、たしかに。

始球式で自分が目立つことを優先して(自分が目立つ立場であることを前提として)、これから始まるゲームの空気などおかまいなしの芸能人、見かけたことあります。

日米野球はイベント的な要素も強いので、ふだんのゲームよりリラックスした空気が流れていたかもしれません。秋山の、同じ野球人としての、黒田への尊敬の気持ちも表れていたとも思えます。

しかし、これから始まるゲームに配慮して始球式をつとめた黒田への気持ちも笑顔となって表れていた気がしたのでした。秋山、笑顔のみならず、拍手もしていました。

この日のゲーム。9回には田中広輔のタイムリーで同点に追いつき、菊池涼介のスクイズで逆転。マツダスタジアムでカープ三昧の第4戦。

しかし、マツダでの開催といえど、この日、岡田明丈の登板まではなかったですね。第1戦、第3戦ですでに登場してましたしね。えぇ、どこでもいいです。ブンブン投げてくだされ〜。



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埼玉西武ラインズ、秋山翔吾のぶっちゃけに一票!

2018年11月13日

黒田博樹と新井貴浩、日本シリーズと引退。

黒田、どんだけ新井さんのこと、好きやねん。

そう、つっこみ入れたくなったのは、11月5日、『中国新聞』にどーんと2面にわたって掲載された「結局、新井は凄かった」という広告。(『中国新聞アルファ』)

広告主は黒田博樹。新井貴浩が2000本安打を達成したときの「まさか、あの新井さんが……」Tシャツを彷彿とさせる、おちゃめ企画。

(今となっては少々前の話題となりましたが、いま書かないとさらにタイミンを逸しますので、失礼いたします)

新井さんも黒田のことを好きで尊敬していることはそこココから伝わってきますが、黒田はそれ以上に新井さんのこと、好きやね。

2016年のリーグ優勝の瞬間、グラウンドに人だかりが出来たとき、黒田は新井はどこだ〜と探していた。カープ時代、初めて二人で飲みにいったこと(店)も覚えていると、黒田は話していました(『Number』2016年10月6日号の黒田と新井のスペシャル対談より)

ちなみにそのとき新井は、「黒田さんには数えきれないくらい食事に連れて行ってもらっているから、どのことか思い出せないです。すみません!」と返していました。



黒田が引退を決めた2016年。当初、全て終わってから、つまりは日本シリーズを終えてから、引退を発表するつもりでいた黒田。

しかし、「黒田さんの姿を目に焼き付けておきたいファンのために、シリーズ前に引退を知らせた方がいい」と進言した新井。黒田はそれを受け入れちゃったんだな。

私はあのとき思いました。「新井さん、よけいなこと言いおって〜」と。

2015年、黒田が日本球界に復帰したときから、黒田を見ることができるのは1年限りと思っていたので、その姿を目にやきつけておきたくて、試合を追いかけていました(そして、いつのまにかカープを応援するように)。

2016年、黒田が現役を続行すると聞いたとき、もう1年、黒田の投球を見られるとは思っていなかった。だから、もうこの年(2016年)で最後と心得ていた。

日ハムとの日本シリーズでも、いつもどおり、マウンドでの、バッターボックスでの、ベンチでの黒田を見逃すものかと、追いかけるつもりでいました。

黒田には最初の自分の考え通り、引退発表はすべて終わってからにしてもらって全然かまわなかった。あのとき、「黒田さんと日本一に」みたいな、ウェットなムードが持ち込まれなかったら、もっとゲームを楽しめたと思ったのでした。も、終わったことなんですけどね。



一方、今年9月の新井さんの引退発表は衝撃だった。黒田に「おまえはボロボロになるまでやれ」と言われていた新井さんが、こんなに早く綺麗に引退するとは思わなかった。あと数年、現役の姿を見られるものと思っていた。

グラウンドでも、ベンチでも、あんなみずみずしい人、見たことない(見えないところで身体的にはいろいろ起きていたかもしれませんが)。

そのときから、グラウンドでも、ベンチでも、新井さんの姿をしっかりと追いかけた。それは、シーズン中に引退を発表してくれたからとも申せましょう。

しかし。本当に好きで応援している選手には、毎回、出番があるときは、しかと追いかけているものです。引退を発表していなくても、きっと新井さんの姿を目で追いかけていたと思うのです。

ソフトバンクとの日本シリーズで、この場面で新井さん? というシーンが何度かあった。それは、適材適所の場面でというより、ファンに新井さんの姿を見せるためのはからいではと思われるものでした。



新井さんが登場してくれることは、嬉しいです、まちがいなく。しかし、勝負に徹してほしかった。ふさわしい場面で新井さんを出してほしかった(ふさわしくない場面で新井さんを出してほしくなかった)。本気で勝ちにいこうとしているチームからはズレている選択をしているように見えた。

引退発表の時期は、本人が臨むときが一番と思っています。そして、「新井さんとできるだけ長く一緒に」という感情が選手の間から生まれるのは自然なこと。

それをあえてマスコミが強調しているだけかもしれませんが、そんなウェットなムードが垣間見えると、部活じゃないんだから。プロフェッショナルなんだから。と、戦いの真っ最中の引退表明はしっくりこないものだと、またも思わされたのでした。



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2018年11月10日

岡田明丈、日米野球で逆転2ラン浴びる

日本シリーズが終わってから、あっという間に1週間。

・丸佳浩がFA宣言
・佐々岡真司さんが来期から1軍投手コーチに!
・ゴールデングラブ賞発表
・松山がカープ残留を表明
・ドライチの小園海斗君が仮契約

と、その間に、気になる話題がもりもり。おまけに、11月9日の日米野球では……。

日米野球は3回くらいまではテレビ中継を見ていたんです。たまたま朝のラジオのニュースで、昨夜の結果を知りました。

5回裏、西武の秋山翔吾がタイムリーの4対4に追いつき、「秋山、さすが〜」と感服していたところに、「ところが……」と続けるアナウンサー。

そこで私はもしやとピーンときました。そして、当たりました。

「6回、広島の岡田が2ランを浴び、逆転を許します」

やぱしー。岡田、打たれとるがな。日本シリーズ第3戦がよみがえります。

しかし、9回、會澤翼のタイムリーで1点差(おっ!)、ソフトバンクの柳田悠岐がサヨナラ2ランで、7対6と逆転勝ち。これまた日本シリーズ第5戦がよぎります。

岡田、来シーズンは先発なのか、リリーフなのか、どこへゆくのか……。佐々岡さん、よろしくお願いします!



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2018年11月4日

日本シリーズ第6戦、完敗。ホークスとの力の差は歴然。

11月3日、日本シリーズ、ソフトバンクとの第6戦(マツダスタジアム)。0対2で完敗。

ジョンソン、一岡竜司、フランソワ、鈴木誠也はいつもの力を見せてくれていた。それ以外は元気がないというか、犠打を決められなかった菊池涼介にいたっては負のオーラが出ていたというか。

緒方監督は「勝つチャンスは十分にあった。力の差は感じていない」と試合終了後に答えていたようです(「日刊スポーツ」)。

選手への敬意もあるだろうし、監督としての立場上、力の差を公言することはできなかっただろうし、それはあえて言わなくていいこととも思うけれど(誰が見ても力の差ははっきりあったし)。もし本当にそう感じているのだとしたら、何を見ていたんだと誤解されても仕方ない言葉。

鈴木誠也が「完敗だった」「みんな課題は分かった」(「スポニチ」)と語った言葉の方が、実際の戦いの場にいた人としての実感がこもっている。



この日、カープは二度の盗塁失敗。もう意地になってるとさえ思えるベンチの悪いムードも漂ってくる。

6連続で盗塁阻止をしたホークスの甲斐拓也がシリーズのMVPに選ばれたことは画期的。

逆にカープの捕手の肩の弱さは織り込み済みだと思うのだが、ホークスはシリーズ中、いちども盗塁、しかけてきませんでしたね。

しかし、4回にはホークスにスクイズを決められる。カープがやるべきことをホークスがやっている。パワーがありながら、緻密さも兼ね備えている。

いえ、昨年、一昨年は、次の塁を常に狙う工夫が見えていたけれど、今年はレギュラーシーズンを通しても、その意識(行動)があまり見られなかった。



シリーズが始まる前、ホークスのワンサイドゲームになるのではと思っていました。しかし、第1戦、第2戦……と善戦したカープを見て、あ。もしかしたら、行けなくはないかも? と期待がふくらんでしまった。

今年のサッカーW杯で、日本代表が予選リーグを突破したときみたいに。決勝リーグのベルギー戦で2点先制したときみたいに。

しかし、僅差は一見、互角かと思わせるけれど、それをものにできないのは結局は「弱い」ということ。

(でも、サッカー文化の浅い日本はいつまでたっても世界に勝てないと決めつけているわけではありません。10月16日のキリンチャレンジカップでのウルグアイ戦で、南野、中島、堂安ら、これまでとは次元の違うプレーをする選手たちを見て、日本のサッカーに未来を感じています)

ゲームごとに状況に応じ打順を変えてくるホークスに対し、打撃不振の丸佳浩をガンとして動かさなかったカープ。

カープベンチの頑固さには、レギュラーシーズン中から時として何度もスカッとしない気持ちになりましたが、鈴木の「完敗だった。みんな課題は分かった」という言葉がすべてを表していると思います。

今年の野球、終わりました。最後までこうして思う存分、ああだこうだ言いながら見ることができたこと、幸運です。ありがとう、カープ!



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これはもう采配の問題というレベルではなく、選手の個々の力の差では?

2018年11月3日

マツダスタジアムにあって、ヤフオクドームにないもの。

ホークスのホーム、ヤフオクドームでの3連戦。とてもアウェイとは思えないほどスタンドの半分近くを赤く埋め尽くした風景は、彼岸花の群れのようで綺麗だったー。

応援もにぎにぎしい。これまたアウェイとは思えない。いいぞ、いいぞー。

2016年、日ハムとの日本シリーズでは、ハムの応援歌のバリエーションが少なく、延々と同じメロディーが繰り返されていて単調で、脳の活動が低下しそうになった。

それを思うとホークスは、ランナーが出塁したとき流れる「線路は続くよどこまでも」や、「ひみつのアッコちゃん」をアレンジしたメロディーがなかなか楽しい。

「この線路は続くよどこまでも」はホークスの前進、南海時代から歌い継がれてきたものだそうです。電鉄系だった歴史を感じます。なんかいいです。

しかし、それとてカープの比ではない。各選手の応援歌以外にも、チャンスの場面で次々と繰り出される応援歌のバリエーションが豊富なこと。高揚感が高まる、高まる。



あと、この3連戦をたっぷり観戦していて、マツダスタジアム、やっぱりいいぞと実感したことが。

ヒットやタイムリー、犠打を決めて選手がベンチに戻ってきたとき、迎え入れる光景を見ていて、フィールドの空気がベンチに流れ込んでいるというか、フィールドと地続きになっているというか、ハイタッチしているときのムードがとてもいい。

ヤフオクドームのベンチは穴蔵のように深く掘り下がっていて、フィールドと分断されているよう。ハイタッチしているときの盛り上がりや風通しのよさが断然違う!

前列に座席バーを置いたマツダスタジアムのベンチはメジャースタイルだと聞いてはいましたが。マツダスタジアムをつくるとき、メジャーの球場を視察していろんな工夫が盛り込まれていると聞いたことはありましたが。

マツダスタジアムに降り立ったことはまだないけれど、そこが魅力的な空間なのは、屋外にあって開放的なことだけでなく。いろんな座席やアミューズメントが用意されていて楽しめるボールパークだということだけでなく。

それ以上に、フィールドとベンチが地続きになっているベンチの設計が、チームの一体感を、ファンとの一体感にまでつなげてくれる、大きな魅力になっていることに改めて気づかされました。

さぁ。そのホームに帰っての第6戦。ホークスの魅力も存分に見せつけられていますが、カープと、カープファンと、マツダスタジアムの魅力をまた存分に味わいたいです。



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行きずりの人は言った。「マツダスタジアムって雰囲気いいんですよ」

2018年11月2日

接戦に見えた日本シリーズ第5戦、カープとホークスに広がる差を埋めるには……

11月1日、日本シリーズ、ソフトバンクとの第5戦(ヤフオクドーム)。5対4、柳田悠岐の1発で劇的なサヨナラ負け。

打たれたら負け。それ以上に、打たないと勝てない。という当たり前のことをまたも感じさせられた第5戦。レギュラーシーズンでたびたび感じていたことが集大成となって、ドカンとやってきたようなゲームだった。

ベンチの采配も短期決戦を意識しすぎて、継投が早すぎるのでは? という場面も。

フランソワが6回途中から9回途中まで投げる。フランソワだのみが色濃く出た一戦。実際、カープで今一番頼りになるリリーフ。

岡田明丈が第3戦で安心して任せられる投球をしていたら、リリーフの選択肢が増えたのだが。



18時半始まりの日本シリーズ。最後まで見届けていると翌日に響くので、第2戦以降はグッとこらえて、途中録画モードにしてお風呂に入って、また観戦に戻るスタイル。

お風呂上がり、10回のカープの打順は鈴木誠也・新井貴浩……と表示されていた。ドラマの予感?(妄想が……)

が、鈴木がフォアで出塁して、新井の代打に曽根海成。

大事な場面でバントを決めた曽根はえらかった。ベンチに戻って、チームメイトからねぎらわれ、大きく肩を降ろしている曽根。臨場感が伝わってきます。

しかし、ここは犠打という手堅い方法を選択したベンチ。流れが止まったままの采配に感じてしまった。

このシリーズ、当たっているDH松山の代打に新井さんを出したことも、とんちんかんに感じる。ならば、西川龍馬の代打で、新井さんの1塁の守備も見たかった、任せてほしかった。



数字上、接戦に見えるが、投打ともにソフトバンクの方が1枚タフ。カープは接戦の緊張に持ちこたえる体力が今一歩弱い。セリーグとパリーグの力の差なのか。

今年、7月、サッカーW杯で、日本代表が決勝トーナメントに進むことが決まったとき、西野監督が会見で語っていた言葉を思い出した。

「我々にも勝機がピッチのどこかに落ちていると思う。それを全員で拾っていきたい」

勝機はグラウンドのどこかに落ちている。残りのゲーム、投打ともに底力あるソフトバンク相手に、なんとか投げ勝って、どうにか打ち勝ってほしいです。



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勝機はグラウンドのどこかに落ちている。

2018年11月1日

日本シリーズ第4戦・魔法がとけたようにレギュラーシーズンに逆戻り?

10月31日、日本シリーズ、ソフトバンクとの第4戦(ヤフオクドーム)。

スタメンを見た時点で、CSから続いていたよい流れが止まってしまったような気分に。

打撃不振の丸佳浩は変わらず3番に。第3戦で胸のすくような活躍を見せてくれた安部友裕は9番のまま。

DH制なので、9番は1番へとつながっていく打順。そういう考え方もあるかもしれないけれど、「3番・安部」と思い切った動きを見せてくれるかと期待していたので、カックンと。

シリーズ第3戦まで、堂々と落ち着き払ってプレーしていた、レギュラーシーズンとは別人のように見えたチームが、この日はレギュラーシーズンに戻ってしまったよう。ベンチの采配ともども。

唯一、鈴木誠也の5回のソロホームランだけがわくわくさせてくれた。打席に立つ鈴木、とても落ち着いて見えます。ボールがよく見えている。そんな好調な雰囲気がたちのぼっているようで、見ていて感動しました。

この日も、第3戦に続き、鈴木の前にランナーがなかなかたまらない。この日、カープは4安打。




投手陣は、ヘルウェグや今村猛がコールされた時点で、やはり、それ以上にコンディションのよい投手がいない現状なのかと、ホークスとの台所事情の違いを感じる。

第5戦の先発は、両チームともに中4日で、初戦と同じく、大瀬良大地と千賀滉大。

カープは、第4戦のリリーフで中村祐太が出てきた時点で、あれ? 第5戦の先発じゃなかったの?と、大瀬良の中4日先発に予想が立ちましたが、ホークスも人手不足なの? というより、短期決戦とはこういうものなのでしょうか。

2年前のハムとの日本シリーズのことを思い出すと、慌てず、もう一人先発を立てて、少しでも万全に(休息をとって)エースを送り出せたら……と思うのですが、短期決戦とはやはりこういうものなのか〜?

中4日対決、どうなるでしょうか。

そしてカープは盗塁できるでしょうか。赤松さんがいたら、ホークスの甲斐拓也の前に、どんな走塁をしたのだろう。あぁ、見てみたい。



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勝てたらラッキーと思えるような消極的なオーダー。あえて好調な波に乗らない打順。