2018年11月3日

マツダスタジアムにあって、ヤフオクドームにないもの。

ホークスのホーム、ヤフオクドームでの3連戦。とてもアウェイとは思えないほどスタンドの半分近くを赤く埋め尽くした風景は、彼岸花の群れのようで綺麗だったー。

応援もにぎにぎしい。これまたアウェイとは思えない。いいぞ、いいぞー。

2016年、日ハムとの日本シリーズでは、ハムの応援歌のバリエーションが少なく、延々と同じメロディーが繰り返されていて単調で、脳の活動が低下しそうになった。

それを思うとホークスは、ランナーが出塁したとき流れる「線路は続くよどこまでも」や、「ひみつのアッコちゃん」をアレンジしたメロディーがなかなか楽しい。

「この線路は続くよどこまでも」はホークスの前進、南海時代から歌い継がれてきたものだそうです。電鉄系だった歴史を感じます。なんかいいです。

しかし、それとてカープの比ではない。各選手の応援歌以外にも、チャンスの場面で次々と繰り出される応援歌のバリエーションが豊富なこと。高揚感が高まる、高まる。



あと、この3連戦をたっぷり観戦していて、マツダスタジアム、やっぱりいいぞと実感したことが。

ヒットやタイムリー、犠打を決めて選手がベンチに戻ってきたとき、迎え入れる光景を見ていて、フィールドの空気がベンチに流れ込んでいるというか、フィールドと地続きになっているというか、ハイタッチしているときのムードがとてもいい。

ヤフオクドームのベンチは穴蔵のように深く掘り下がっていて、フィールドと分断されているよう。ハイタッチしているときの盛り上がりや風通しのよさが断然違う!

前列に座席バーを置いたマツダスタジアムのベンチはメジャースタイルだと聞いてはいましたが。マツダスタジアムをつくるとき、メジャーの球場を視察していろんな工夫が盛り込まれていると聞いたことはありましたが。

マツダスタジアムに降り立ったことはまだないけれど、そこが魅力的な空間なのは、屋外にあって開放的なことだけでなく。いろんな座席やアミューズメントが用意されていて楽しめるボールパークだということだけでなく。

それ以上に、フィールドとベンチが地続きになっているベンチの設計が、チームの一体感を、ファンとの一体感にまでつなげてくれる、大きな魅力になっていることに改めて気づかされました。

さぁ。そのホームに帰っての第6戦。ホークスの魅力も存分に見せつけられていますが、カープと、カープファンと、マツダスタジアムの魅力をまた存分に味わいたいです。


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