2019年1月27日

全豪オープンの大坂なおみに習いたい気持ちの切り替え

1月26日、全豪オープンテニスの女子シングルス決勝戦。夕食時だったこともあって、途中の第2セットからテレビ中継を見る。

1セットをとった大阪なおみは、第2セットをリード。このまま行けば優勝……と期待も高まる。

でも、野球と同じ。そうはトントントンと(進むこともなくはないが)進まない場面は何度も見てきている。何が起こるかわからないのがゲーム

粘るクビトバに巻き返され、第2セットを落とす大坂。

ツーアウトまで順調にこぎつけて、あと1アウトとゴールが見えたところで突如乱調。1アウトがなかなか取れない。そんな昨シーズンのカープの投手陣を見ているよう。岡田とか、岡田とか、岡田とか。



この過程で大坂は、集中力を切らして、思うようにいかず、明らかにいらいらしているのが表情や声・しぐさに表れていた。

このまま流れはクビトバに?

平常心って、アスリートにとって永遠のテーマではないかと思ってしまう。いや、平常心ではダメなのか。それとも勝敗への強い執着心が必要なのか?

短い休憩時間に大坂は気持ちを立て直したようで、第3セットでは、うってかわってポーカーフェイスでプレーを続け(まるで調子のよいときの今村のよう)、見事だった。

第2ゲームのいやな流れをたちきって、昨夏の全米オープンに続いてグランドスラムの大会を連覇。

流れが行き交う勝負ごと。一度渡ってしまった流れを取り戻すのは難しいとは、野球のゲームを見ていて、常に切に感じること。すごい瞬間を見届けることができた。


スポンサーリンク


〔関連記事〕
栃ノ心優勝、鶴竜失速に、野球を見た