2019年7月31日

頂上決戦くらいのつもりで意気込んでいたのに、このお試し&捨てゲーム的な采配は何?

7月30日、巨人戦(東京ドーム)。

9連勝して、巨人と5ゲーム差。この3連戦の直接対決は、さらに差を縮めるのに持ってこいのチャンス。

そこに山口俊 vs. モンティージャと聞いて、なんだこのノビノビ感は。

相手にとってモンティージャはほとんどデータのない初もの。はまるか、はまらないか、イチかバチかの奇襲作戦?

そういうチャレンジも面白いし、大歓迎。しかし、ファンとしては頂上にのぼるための決戦くらいの気持ちでいたので、ここで出してくるのかと、ちょっと意外な感じもあった。もちろんファームでの好成績から抜擢されたのだろうけれど。

こういうのは、ゲーム差に余裕があるときとか、シーズン終盤の大勢が決まったときに積極的にやるといいと思うのだが。いつも、そういう状況でさえ、思いきって若手を起用するでもなく、固定したメンバーを使うのが常の緒方監督なのに、これはどうしたこと?

モンティージャは2回3失点(自責点は2)で途中降板。結果としては、はまらなかった。初めての1軍での登板、しかも相手はエースとくれば、こういうこともあります。予測済みとも言えます。



しかし、この後のリリーフ起用にもちぐはぐ感が。

6回、一軍復帰した中村恭平がやっと登板。まだコンディションがよくないのか、いきなりホームラン、死球、連打にフォアで、3失点。昨年の恭平になっていた。

先日のヤクルト戦のリードした場面で登板させて、様子をみるチャンスは2度もあったのに。結局は、せっかく休めるチャンスだった投手を使い果たすという、このプランのなさ。意味わからない。

8回、西川龍馬がソロ、松山竜平が3ランを打って、2点差に詰めよった直後に、島内颯太郎を続投させたことも、謎。

いい球を投げる投手かもしれませんが、ここぞの場面でまだ信頼のおけないイメージ。ベースカバーに送れるという凡ミスも繰り出し、1失点。これは盛り下がった。

まだ信頼のおけない投手にもチャンスを与えるのは大事なこと。

ただ、いつもは点差があっても、安心できる勝ちパターンの投手を連投までさせるという用心ぶりなのに、逆転の流れをつかみそうな、ここぞという場面でそういうカードを切らない。



逆に、リードされていても巻き返そうと勝ちパターンの選手を繰り出しては疲弊させているのを見るたび、ときには負けを見越して、次につなげる采配を取ればいいのにと思うこともある。

それを思うと、あえて無理せず、2戦目、3戦目を見すえて温存した采配だったのか? もしそうだとしたら、それはそれで緒方采配の変化と思えなくもなかったが、ゲーム差を一気に縮めるチャンスの3連戦、一つ一つ勝ちにいく姿勢が見えなかった。

7回に代打に送った坂倉将吾をそのまま捕手で起用したのも意外だった。常日頃、坂倉にもっとチャンスをと思っていたけれど、こういうゲームに限って、チャレンジしてくるのかと。

そもそも、巨人の山口が投げづらい打者である會澤翼を先発に選んでいなかったことも、ちぐはぐに感じる一つだった。

1点でも取りにいきたいゲーム。7回の代打に野間峻祥、9回には田中広輔を送ったことも、勝つ気がある采配と思えなかった。

相手先発が右投手だから左打者。と、かたくなに安部友裕を先発させるセンスも相変わらず。ラッキーボーイ的な好調さも持つ三好匠を控えにしておくのはもったいない。かと言って、山口から左投げの中川皓太に変わった8回、安部の代打に三好を送ることもせず。

選手は頑張っているのに(西川、よく打ちました!)、ベンチに勝ちに行く熱を感じないゲームだった。

楽天に移籍した下水流昂が日ハム戦で決勝打になる2ランで、勝利に大貢献。ベンチでハイタッチする下水流の笑顔(浮世絵〜)を見られたのは、今日の喜ばしい出来事でした。


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サヨナラ下水流昂(呆然……)

2019年7月29日

小園2号ホームラン。打ったときのコメントからも逸材だと感じる。

7月28日、ヤクルト戦(神宮球場)。12対5で9連勝。

先発の九里亜蓮が7回2失点。とくに5回ノーアウト満塁を切り抜けた場面は、下から突き上げるようなガッツポーズが出て、よっしゃー。

逆に、あの場面で1点もとれなかったヤクルトを思うと、低迷していたちょっと前のカープと重なり、他人事とは思えない。勝負事って、ほんとにいろいろ波がやってくる水もの。

打線も打った。小園海斗が5回、2号ホームランを打った。1号目は3ラン、2号目は2ランと、ソロじゃないところがまたいいです。打点をしっかりあげています。



「カーブの浮いてきたところを上からしっかり叩くことができた」……これは小園がホームランを打ったあとの、ベンチ裏でのコメント。

これを聞いて、明晰だなと思った。打撃に関して、打者からこういう具体的な(テクニカル的な)コメントを聞きたいと常々思っていたので。

一方、この日、打点をあげたカープのある選手は、同じく打ったときの感触について聞かれて、「つなげていく気持ちで打ちました」「積極的に打ちに行きました」と答えていた。

ヒーローインタビューでもこういった受け答えは多いですね。きっとそういう心持ちで打席に立っていたのはホントのことだろうし、テクニカル的なことは企業秘密でもあったりするかもしれないのだが。

それでも、その状況での客観的な打者としての視点を聞くことができるのは、野球の世界を広げてくれるし、豊かに感じるし、もっと聞きたい。

小園はドラフト時から逸材と評判が高かった。実際にゲームに出て、攻守ともにその前評判を実証していて、すごいなと毎日ワクワクさせられる。そんな中、打撃についての明晰なコメントを聞いて、ほんとに逸材なんだなと、感動しました。



九里はこの日も完投しそうな勢いではありましたが、8回はレグナルトに。

10点リードしてるこの場面では、さすがに遠藤淳志・今村猛・菊池保則はないだろうと思っていたところにレグナルト。最近、調子よくないし、登板間隔あいてたし、まぁまぁいいでしょう。

と思っていたら、9回も回またぎでレグナルト。随分ぞんざいなことするなぁと思っていたら、フォアに死球にヒットにで、あれよあれよと3失点。

最後のワンアウトをとるために、菊池保が駆り出される。え、まだ7点差あるのに、なんでここぞの場面でふんばってほしい菊池に頼る?

登板間隔のあいていた島内颯太郎や、一軍に上がってきてからまだマウンドにあがっていない中村恭平に機会を与えるという選択肢は頭になかったのか?

シーズン序盤、不調だった中﨑翔太をあれほど大事な局面で起用するという、ある意味チャレンジングなことを続けていたベンチなのに。心配性なベンチが心配。


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中﨑翔太を使う勇気・使わない勇気

2019年7月28日

床田寛樹にやっっとの白星。

7月27日、ヤクルト戦(神宮球場)。

今日こそ白星を。打線の援護を。と、毎回願う床田寛樹の先発日。連勝の勢いキープして、ほんとに今日こそ頼みます。

すると早々に1回、西川龍馬がやってくれた。ヤクルトの先発・小川泰弘の1球目を先頭打者ホームラン。続いて鈴木誠也もホームラン。2点リードでスタート。よっしゃー。

ところがどっこい、その裏、1点返されてしまう。床田、立ち上がりの調子はよくなさそう。

しかし、悪いまま終わらないのが床田。その後は持ち直す。3回、村上宗隆に2塁打タイムリーを打たれ同点に追いつかれるも、好投を続ける。

接戦が続き、また床田の好投が報われないゲームになるのかな……。でも、なんとなく負ける気がしない最近のカープ。

そうしますと6回、バティスタがホームランを打ってくれた!

1点リードを遠藤淳志、今村猛、フランスアのリリーフ陣が守ってくれた!



2カ月ぶりの床田の白星。長かった。あまりに長かった。

毎回のように好投を続けながらも勝ち星に恵まれなかった床田。よけいなことは口に出さず、淡々と自分の仕事をしていた。まるで修行僧のよう。この世の無常を悟らざるを得ない状況が続きました。

そんな床田をファンもずっと見てきたから、ヒーローインタビューでは、声援がひときわ大きく暖かく感じた。

照れ屋のトコちゃんの、控えめながらもこぼれ落ちる笑顔がよかったわ〜。

それにしても、遠藤と今村に3連投させるとは。26日のゲームで二人を投げさせる必然性はなかった。せっかくの休ませてあげられる機会だったのに。

頼りたい気持ちはわかります(だって頼れるんですもの)。でも、何を考えているのかさっぱりわからない。何も考えてないということか。

連日、打線に活気を与え、選球眼もよい三好匠がスタメン起用されなかったことにも、がっかりしました。

右投げピッチャーには左打者を……は、ある意味セオリーどおりかもしれない。けれど、この連勝の活気を肌で感じていない采配には、いつものこととは言え、勝つ気あるのかと疑問符。

選手の仕事ぶり同様、尊敬したくなるベンチの采配を見せてほしいのです、プリーズ。


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勝てたらラッキーと思えるような消極的なオーダー。あえて好調な波に乗らない打順。

2019年7月27日

小園海斗がプロ初ホームラン、待望の初打点、しかも4打点。

7月26日、ヤクルト戦(神宮球場)。

ついに小園海斗が初打点、しかも3ラン。

25日の中日戦で、三好匠が移籍後初のホームランを打った。次のお楽しみは、小園海斗のヒットではなく、打点をあげる瞬間だ。そう7月26日の記事に書いてすぐ、見ることができるとは。

2回、三好が連日の先制ホームランを打って、ワッショイワッショイ。そこに3回、鈴木誠也、松山竜平のタイムリーで2点追加した後、小園がスパッと3ラン。

三好と小園の7番8番コンビ、カープに躍動感もたらしてくれてます。

この3塁を回った小園を見てください(日刊スポーツ)。笑ってます。全身の溌剌感が半端ないです。

8回には、三好がまたしっかりフォアを見極め、出塁。代走の曽根海生が盗塁を決め、代打の高橋大樹がタイムリーとなる3塁打。9回には代打の坂倉将吾もヒットを放ち、若鯉たちがビチビチ。躍動しています。

そんな中、存在感の薄くなっていた4番の鈴木と5番の松山も打点をあげ、鯉がはねたはねた。



小園は3安打した上に、サイクルヒット達成まで、残すはあと3塁打だけというところになって、最後の最後に2塁打を打つところがまたすごい。守備でも軽快なプレーを見せていて、目が放せなかった。

小園や三好の活躍を見ていると、シーズン前半、緒方監督が田中広輔の起用にあまりに長く固執しすぎたのは、監督として怠慢だったと改めて思う。

小園はオープン戦ですでに頭角を現していたにもかかわらず、監督の選択肢の少なさに、開幕2軍スタートとなった。6月、スタメン起用してからも、エラーの連発を見てまた引っ込めた。

新人なんだもの、エラーもします。そこのとこ懐深く見極めてもらえたら、もっと早くから小園は活躍していたかもしれないし、チームもここまで停滞していなかったかもしれないとさえ思ってしまう。あのとき2軍に落ちた経験は小園にとってマイナスではなかっただろうけれど。

過ぎた話ですが、わざわざ負けに行く試合を監督は選んでいたんだな、と。あの不毛な回り道はなんだったのだ。

それにしても、またしても、4点リードの7回のリリーフに遠藤淳志、5点リードの8回に今村猛、9点リードの9回に菊池保則を出してきたのにはがっかりさせられる。

リードしていても、接戦でも、リードされていても、勝ちパターンの投手を連日つぎ込む、あまりのバランスの悪さ。その場しのぎがあとで響きますよ〜。もうやめくだされ〜。


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三好匠、移籍後初のホームランでお立ち台に。次のお楽しみ小園海斗の打点。
小園海斗、出た打った。なぜか田中広輔も出た。

2019年7月26日

三好匠、移籍後初のホームランでお立ち台に。次のお楽しみ小園海斗の打点。

7月25日、中日戦(マツダスタジアム)。久しぶりに点を取った、取った。11対4で、やっと重苦しかった借金を返済。

約1カ月半ぶりに復帰登板した野村祐輔も96球を投げて、6回3失点(自責点は1)とクォリティスタート。

この日、野村とともにヒーローインタビューのお立ち台にあがったのは、7月2日、楽天から移籍してきた三好匠。

その三好、2回に移籍後、初ホームラン(しかも2ラン)で先制。やりました! 続いて小園海斗のヒット、西川龍馬のタイムリーで、この回、3得点。打線の援護の口火を切りました。

三好は7回、満塁の場面で四球をしっかり選び、押し出しの1点をもたらすというグッジョブも。

サードの守備に安定をもたらしてくれ、安部友裕と小窪哲也とのゆるい定位置争いに終止符を打ち、安部との競争を活性化させてくれた上に、打席での仕事ぶりがまたいい感じ。

打線が低迷していたとき、やたらとあっさりポンポン打ち上げる打者が多い中、よい粘りを見せてくれたり、打つ自信のない打者のフォア選びとは一線を画す選球眼のよさも感じさせてくれたり。

最初は守備要員として請われてきたのかと消極的にとらえていたのだけど、今では、小園同様、スタメンにその名前を見つけると嬉しくなる一人。次は、小園が打点をあげる瞬間を見るのが楽しみです。



ヒーローインタビューでも、開口一番「最高です」で、カープになじんでいるのを感じさせてくれた。「サイコーでーす」じゃなく、「サイコウです」という言葉のしっかりした響きも気に入った!

ファンの歓声の大きさからも、三好がすっかり大歓迎されているのを感じた。

6月30日、緒方監督が間峻祥に手をあげた件について、7月24日にニュースが出回り、連勝ムードに水を射さなければいいのだけれどと思っていたが、まったくそんなこと感じさせないゲームだった。

この日、RCCの実況では一切そのことには触れられなかった。ゲームの実況とは直接関係ないけれど、あまりの触れられなさに管制が敷かれているのかな? と、ちょっと気持ち悪かった。試合は爽快だったけれど。

しかし、7回、3点リードの場面で遠藤淳志を出してきたときには、うーん?

これは必勝パターンを守るという覚悟の表れとして100歩譲るとしても、8回、8点リードで今村猛を出してきたことには、がっくりきた。またとない8点差。若手に機会を与えてほしかった。

勝っていても負けていても心配で、いつも同じ人たちに頼って。選手たちを無駄に疲弊させないでくだされ〜。勝った試合も、そこはモヤモヤしました。


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三好匠の選球眼とねばりに注目
野村祐輔よ、シン呼吸で復活せよ。

2019年7月25日

値千金の完封勝利、ジョンソンから久しぶりに聞いた言葉にグッときた。

7月24日、中日戦(マツダスタジアム)。

1回、西川龍馬が先頭打者ホームランで先制。続けざまに菊池涼介、バティスタが連打を繰り出し、ノーアウト1塁3塁。

ここはがっちりいただいていきましょう!という場面で、中日の先発・山本拓実(プロ初先発の19歳)のワイルドピッチで1点追加のみ。

鈴木誠也と松山竜平の4番5番が点を取れない。4連勝中とはいえ、紙一重のところをさまよっているカープ打線の馬力のなさが、今日も染み入ります。

松山は23日のゲームで3安打していたけれど、得点にはからんでない。クリーンナップにはヒットより打点を所望します。

2点で十分と思うな。しかし、2回以降、得点できず、このなけなしの2点を9回まで大切にとっておくことになる。このまま行くと、おおむねたいてい負けるパターン。

今日勝つには、ジョンソンに完封してもらうしかない。と思っていたら、本当に完封してくれた。5連勝へと導いてくれた上に、リリーフ陣もお休みできて、この上なし。



ヒーローインタビューは、西川とジョンソン。

最後に、ファンに向けてのメッセージをとマイクを向けられたジョンソンは、こんな言葉をくれた。

「これからどんどん勝っていって、連勝を重ねていって、まだまだ試合数が残っているので、とにかくまずは1位に返り咲きたいと思います」。

1位への返り咲き。可能性はゼロではないけれど、かなり厳しいこと。もう、おいそれと言えなくなっていたこと。

通訳の西村公良さんを介しての、ワンクッション置いた言葉だから、へんな生々しさとか痛々しさとかなく、サラッと聞こえたのかもしれない。

でも、あれだけのいいピッチングを見せてくれた人が、そう言葉にしてくれたことは、嬉しかった。

続いて、マイクを向けられた西川は、「えー、んー」と、ちょっと考えてから、「これから暑くなるんで、熱中症には気をつけて。僕らもがんばります。応援よろしくお願いします」。

ジョンソンの力強い言葉にひきずられ、「1位目指してがんばります」とか無理に言わなかったところが、それはそれでまたよかった。


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ジョンソンと石原の通算50勝
泥沼に咲く一輪の白い花のよう、ジョンソン。

2019年7月24日

勝ちを手放す緒方采配、バティスタの同点2ランが引き戻す。

7月23日、中日戦(マツダスタジアム)。延長10回、安部友裕のホームランで、巨人戦に続いてまたもサヨナラ勝ち。

緒方監督は試合後、「記憶に残るすごい試合」と言っていた(「日刊スポーツ」)。

まさかの逆転。でも、手放しで喜べないものが残った。私には別の意味で記憶に残る試合になった。

その1つがリリーフ起用。

先発は、7月16日のDeNA戦で逆転打を浴びて、ベンチで涙を流していたアドゥワ誠。

アドゥワにとっても見守るファンにとっても期するものがあっただろうけれど、毎回同じ相手・条件で戦うわけでなし、思ったようにいかないこともありましょう。5失点で5回途中降板。

しかし、今日も今日とて交代のタイミングが半テンポ、遅い。5回に1点取られた時点で(さらにもう1点追加される前に)交代の舵を切ってほしかった。

今のカープにとって、1点を取り返すこと(=1点を取られること)がどんなに大変なことか、ベンチはわかっているのかな。



ここでマウンドにあがったのは菊池保則。6回と7回は遠藤淳志。

こんなところで、4点リードされた場面で、この二人を出すのか。「1点も与えない。逆転する」という考えから来るものだとしても、リードしててもされてても、毎夜のように同じピッチャー・頼れるピッチャーを出し続けていては、選手が消耗してしまう。

自力優勝消滅と背中合わせのゲームが続く中、ベンチは余裕がなくって、貧すれば鈍すの状況に陥ってる(うんにゃ、貯金があるときでさえ同じようなことを繰り返している)。

菊池と遠藤が働き者なことをいいことに、何てことだ。これは年俸をどっかり上げて報いてあげてほしいと思うのだが、モチベーションが下がりそうな査定をする球団の体質が目に見えていて、今からもうゲンナリしています。

ベンチの余裕のなさとは裏腹に、選手はしっかり仕事した。菊池も遠藤も無失点に抑え、反撃の下地をまたしても作ってくれた。8回のレグナルト、9回の島内颯太郎、10回のフランスアも(劇場発動したけれど)無失点と続いてくれた。



もう1つ驚愕したのが、6回、満塁の場面で代打に野間峻祥を送ったこと。なぜここで、チャンスで打てない野間を、得点圏打率最低の野間を出すのか、と。

緒方監督が野間を大好きなことはもう重々知っています。でも、巨人戦で3連勝したツキをわざわざ手放すような采配に、相手が喜ぶような采配をまた繰り返すその鈍感さに、試合に勝つ気があるのか疑った。

リリーフの起用では、4点リードされていても必勝覚悟で勝ちパターンの選手をつぎ込んでいるにもかかわらず、代打には打ってくれそうな気が全然しない選手を送り込む、そのちぐはぐさ。



しかし、ベンチがどうあれ、ゲームを戦うのは選手。

9回、三好匠が代打でヒット、菊池涼介がタイムリーを打って、2点差に。さらにバティスタが同点2ラン。このつながり、ここぞのところで打った菊池とバティスタはとくに素晴らしいと思った。

そして10回、祖父江大輔の2球目を安部がとらえてサヨナラ勝ちしたわけだが。

安部は6回、満塁のチャンスで空振り。8回、1塁3塁の場面で併殺打(1点は入ったけれど)。ここで取り返せるのはとても素晴らしいことなのだけれど、自分でつけた火を自分で消しにいっているような。いつものサヨナラ勝ちほど爽快には感じなかったのも正直ありました。

好投したリリーフ陣と、逆転勝利を導いた菊池とバティスタの一撃は記憶に残った。ベンチのまずい采配と、そのことを振り返りもせず逆転勝ちを素晴らしいとたたえている監督の食い違い加減も、深く記憶に残った。


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カープ学級の担任変わってほしい
アドゥワ誠はただ泣いていたんじゃない

2019年7月23日

野村祐輔よ、シン呼吸で復活せよ。

なぜだか巨人には勝つカープ。よって、巨人戦に3連勝したのは想定内でしたが、大雨の予報がくつがえって3戦とも開催されたことは驚きでした。お天気がもってくれて、ほんとうによかった。

ところで、7月21日の3戦目、今日こそ雨で中止かも? ライブ(試合)がないのは寂しいなぁ。そうだ、いっそ大相撲の千秋楽を楽しもう!

と、珍しく大相撲の生中継を見ました。鶴竜(1敗)と白鵬(2敗)の結びの一番を。白鵬が勝ったら優勝決定戦が行われるという、久々の横綱同士のがちんこ対決。

今場所の鶴竜は充実していた。途中、1敗してしまったけれど、1敗すると立て続けに負けることが多かった最近の鶴竜だったが、今場所は崩れることなく落ち着いていた。久しぶりに優勝してほしいなと応援していたのだ。

立ち合いの時間、鶴竜が悠然と自分のリズムで呼吸しているように、とても落ち着いて見えた。「これは今日、行ける」。そう予感した。そして、勝った。



数字(データ)では表せないけれど、こうした空気って、不思議と見ている人に伝わる。

野球でも、打席に立つバッターの雰囲気から、なんかやってくれそうとか、これは気圧(けお)されてるなとか、やる前から結果が見えるようなときがある。

このときの鶴龍を見ていて、マウンドに立つピッチャーの「間合い」を思い出した。

昨年4月26日のDeNA戦で先発した野村祐輔と東克樹。この日の東の投げっぷりが素晴らしかった。DAZNで実況解説していた門倉健さんが、「間合いというのは天性のもの」と、東のマウンド上での間合いのよさをほめていた。

自分のリズムで腹を据えている東。一方、この日の野村は、門倉さん曰く「バッターの間合いに合わせていた」。



野村が1軍復帰、7月25日、中日戦で先発予定だそうです。「自分自身悔しかったし、チームの力になれていない。これからしっかりと自分のできることをやりたい」と決意表明(「スポニチ」)。

今シーズンも、試合前「やるやる」と言って、早々にマウンドを降りる姿も散々見てきた。だから決意表明は響いてこないんだな。どれだけピッチングで見せてくれるか、だ。

野村も常にゆっくりとした呼吸を意識して、自分のリズムを持って、マウンドに立つといいと思う。

そう言えば、矢崎拓也はヨガを取り入れていると言っていたが、その呼吸法は活かされているのだろうか。ドライチ、出てこ〜い。

呼吸を整えれば勝てるわけではないが、自分のリズムを保つことで持っているテクニックがより活かされるなら、やっぱり呼吸に意識を向けた方が絶対にいいです。スポーツ選手でも、スポーツをしていない人でも。


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野村祐輔と東克樹の間合いに差を見た!……バナナにも目が釘づけ
エラーとエース、見たことのない深呼吸とハイタッチ。

2019年7月22日

なぜだか安心の巨人戦で3連勝。次の中日戦からが試金石。

7月21日、巨人戦(マツダスタジアム)。

延長10回、2対1で、巨人にサヨナラ勝ち。逆転あり、接戦ありの3連勝。

現時点で、大瀬良大地より頼もしいのでは?と思わせてくれる、先発の九里亜蓮。

西川龍馬が先頭打者ホームランを打ったあと、桜井俊貴との投手戦で1対1の得点ボードが動かぬままの中、ガッツ感じる8回1失点で、反撃の下地を粘り強く作ってくれました。

9回はフランスア。ヒットをはさんだフォア2つで、あっという間に満塁のピンチの出来上がり。

フランスア劇場(なんか、かわいい人形劇団みたい)の幕が上がりましたが、阿部慎之助と陽岱鋼を連続空振り三振。フランスア、シャーッと幕を閉じましたよ。



しかし、その裏。鈴木誠也がヒットで出塁した後、野間峻祥がバント失敗。これはいただけなかった。

昨年、塁に出れば何かを起こす。そう思わせてくれた野間でしたが、今年は打撃でも守備でも精彩を欠いている。きっちりバントを決めたいのなら、曽根海成を出してほしかった。

続く安部友裕にもバントのサイン。あくまでもバント? ツーアウトにしてまで?

10回の勝負どころでも西川にバントさせていた。安部も西川も成功させたけれど、なんだこの、コツコツちまちま積み立て大好き郵便貯金(昔の名前で出ています)みたいな采配は。

バントも時には大事な戦略なのかもしれないが、そんなに損をするのがこわいのか〜。そんな積み立て君だけでここぞの勝負を乗り切れるのか〜。



しかも、今日、いい当たりを見せていた小園海斗(守備もよかった)に代えて、磯村嘉孝。

シーズン序盤のよかったときの磯村なら納得ですが、あのときの幻影にまた惑わされているのか……。これは緒方監督が今シーズンずっと引きずってチームを低迷させたやり方。いま。いま、調子のいい人を見極めて! 目を覚まして!

1対1の同点で延長戦に突入してしまったけれど、最終的にはカープが勝つ、大丈夫。と、なぜか巨人戦だと落ち着いて見ていられるという、この現象はいったい何なんでしょう。

不毛な延長戦を続けることなく、10回で決めることができたのも、巨人戦ならではなのか。

10回、田中広輔がフォアで出塁し、菊池涼介がここぞのところでヒットを打ち、鈴木がさよならタイムリー。誰もいないところにポコッと落ちた!

鈴木のヒーローインタビューは、これまで十分に4番の仕事が出来ていなかった思いがあってか、いつもよりおとなしめだったけど。そんなこと言葉にしなくていいよ。わかってるから。バットで見せてくれるのを待ってるから。

この3連戦で、「打てない・勝てない・何をやっても上手くいかない」のネガティブなムードはリセットされたかな。次の中日戦からが、カープが正気にもどったかどうか試される、本当の勝負。


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「逆転のカープ」という実績

2019年7月21日

いちかバティかのバティスタ、ダブル2ランで巨人に2連勝。菊池保則も魅せた。

7月20日、巨人戦(マツダスタジアム)。

今日こそ床田寛樹に白星を。と、のぞんだゲームですが、毎回のようになかなか打てない今村信貴が巨人の先発。今日も今日とて、なかなか攻略できません。

床田の調子はよくなかったようだけれど、安打を許したわりには3回と5回に1失点ずつで抑える。

逆に、巨人は3回から5回、ドンドン出塁したにもかかわらず最低得点しかできず、この残塁っぷりはもどかしかったんじゃないだろうか。まるで今シーズンのカープのよう。

床田は球数がふえて5回で降板となったけれど、2失点は全然悪くない。床田は悪くなーい。



菊池保則が6回と7回、連投に加えて回またぎにもかかわらず、今日もいい仕事見せてくれました。

がっしりとした体系、人柄のよさと相まって、縁の下の力持ちという言葉がぴったり。観衆に包まれた球場にあって、縁の下(人目のつかない場所)という言葉はそぐわないけれど、タフで頼もしいです。

菊池保の顔が、カープに復帰した頃の黒田博樹とちょっと似て見えるところも、いいなと思っています。いい按配にオッサン風味があって(これは褒め言葉です。きっぱり)。29歳の青年なんですけれどね、カープに味わいを持たせてくれているなと。

中村恭平、一岡竜司不在の中、帰ってきた今村猛も、クローザーのフランスアも無失点で抑え、勝利を呼び込んでくれました。



ダブル2ランで勝利を決定づけてくれたバティスタ。これがあるから、このイメージが強いから、ベンチはバティスタの起用をやめられないのでしょうね。

今日は大きな結果が出たけれど、それまでバティスタは打線のブレーキになっていた。ずっと待ち続けて、やっと。効率がいいとはけして言えない(最近、フォアを選ぶようになってきたので、バティスタの中の変化も感じますが)。

アベレージのある選手か、ここぞの一発がある選手のどちらがいいのか。でも、この一発はやっぱりかなり魅力的。

無安打が続く小園海斗。このままじゃ替えられるぞー。と危惧していたら、6回、ほんとに田中広輔に替えられてしまった。

一方、三好匠は今日も打席で粘っていました(床田も打席で粘っていました)。

なぜか巨人相手だと、落ち着いた試合を見せるカープ。巨人戦のあと、どうなるか。打線に火はつくのか、ボッ。


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バティスタのインパクトが帰ってきた
復帰登板の床田寛樹に援護の花束を。
もはや連敗ストップよりイキのいい鯉見せてくれ。矢崎拓也と菊池保則に感動した。

2019年7月20日

久しぶりの「逆転のカープ」、眠れる鯉たちは目を覚ましたのか?

7月19日、巨人戦(マツダスタジアム)。

5月25日以来の巨人戦。2カ月近く対戦がなかったとは。その後、交流戦をはさんで、低迷の一途をたどっていったカープ。

なぜか巨人戦になると、落ち着いた野球を見せるカープ。もっと早く巨人との対戦があれば、貯金を使い果たしたあげく借金を増やすようなことにはならなかったんじゃないかと思うくらい。これも実力から出たサビなので、対戦スケジュールのせいにはできませんが。

そしてまたこの日も不思議なことに、巨人相手に、久しぶりに「逆転のカープ」を見せてくれた。

菅野智之とのエース対決で、まさか大瀬良大地が4回5失点でマウンドを早々に降りるとは思いませんでしたが。

3月29日の開幕戦で菅野と投げ合ったときの気迫のこもった投球や、その後続いた力投を思うと、シーズン序盤に持ってる気力をもう使ってしまったのかな? そう思ってしまうような投球が、ここのところ続いている大瀬良。

しかし、4回の菊池保則、5回6回の遠藤淳志が無失点。流れを呼び寄せてくれるようなナイスリリーフを見せてくれた(困ったときの遠藤」みたいな起用の仕方はもうこれっきりにしてほしいですが)。



思いのほか、早くも流れはやってきて、4回、西川龍馬のヒットから鈴木誠也のタイムリーで1点。

5回、代打・坂倉将吾の2塁打に続いて、西川のタイムリーで、さらに1点。

6回、安部友裕がホームランで、1点。

サードには三好匠を使い続けてみてほしいと思っていた矢先に安部がスタメンだったので、「またですか〜い?」と思った試合開始時でしたが、安部、やってくれました。ハ・キ!

7回、西川の2塁打、菊池涼介の3塁打で、もう1点。5対4と、1点差に。

西川は立て続けに得点にからむヒット。菊池は1回の、まさかのトンネルでのタイムリーエラーを帳消しにしてくれる一打。



と、見る方も前のめりになってきた8回、レグナルトが坂本勇人にホームラン。大瀬良ともども「しっかりせんかい」と檄を飛ばした瞬間。

その裏、ヒットで出塁した鈴木を返す、松山竜平の2塁打、會澤翼の2ランが飛び出して、3点追加。ついに逆転。

9回、予断を許さない1点差でしたが、今日はフランスア、抑えてくれました。

4回以降、絶えず1点ずつ得点し、8回の最後にきれいにひっくり返すという、最近とんと見ていなかった展開。

7回、代打に野間峻祥を送ったり、9回、小園海斗に代えて田中広輔を守備につかせたり、8回、逆転を狙うべきところで安部に犠打をさせるという消極的さ等々、不要に感じることもありましたが。

これまでいったい何をしていたの? と、眠り(悪夢?)から覚めたような展開。これで眠れる獅子たち、いや鯉たちが完全に起き上がったかどうか、これからの戦いぶりを見てみないとですが、久しぶりに爽快でした。


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2019年7月18日

三好匠の選球眼とねばりに注目

7月17日、DeNA戦(横浜スタジアム)。

三好匠が6番・サードに。緒方監督の「心のお守りトリオ(田中広輔・野間峻祥・小窪哲也)プラスワン」の安部友裕も、今日はベンチに。

昨日に続き、停滞した空気が取り払われていくような一服の清涼感。小園海斗も7番・ショートで出ています。

しかし、これまで長く見せられ続けてきた「こだわり」を思うと、逆に緒方監督に何があった? と思ってしまう。私的には大歓迎ですが。

1回、2つのフォアと菊池涼介の内野安打で満塁の場面。三好がフォアを選んで押し出しで1点。

相手からもらったチャンスをフルに活かせず、1点。これは、これは今シーズンのカープのよくないパターンです。先制したものの、今日の得点はここで終わり。

しかし、三好のあっさり終わらないところはいい感じです。選球眼もよさそう? 7回にもフォアも選んでいた。他の打席でも粘りを見せていた。新しい人の入るよさを感じた。小園の思いきりいいスイングもしかり。



先発のジョンソンは4回、ロペスの2ランを浴びたけれど、6回2失点と好投。ヒットで出塁もした(チームの安打数は3。そのうち1つはジョンソンという)。

しかし、今日も今日とて打線の援護がなく、見ている側が申し訳ない気持ちになってしまう。

昨日に続き、今日も不可解な途中交代はなかった。途中、外野の守備についたのは、野間ではなく、高橋大樹だった。ここでも清涼感を感じたが、緒方監督に何があった?

とはいえ、点がとれないことには変わりなかった。これはもはや、オーダーがどうのこうのというより、選手の力量にかかっていること。

DeNAの筒香は、2番にいても、4番にいても、どこにいてもこわい存在。打順以上に力量がものをいう。でも、2番になってから、のびのび打っているように見える。やはり打順の妙も同時に感じる。

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これはもう采配の問題というレベルではなく、選手の個々の力の差では?
勝機はグラウンドのどこかに落ちている。

2019年7月17日

アドゥワ誠はただ泣いていたんじゃない

7月16日、DeNA戦(横浜スタジアム)。

スタメンを知らずに試合を見ていたので、2回、8番に小園海斗が起用されていて、びっくり。 緒方監督にしては早い判断? 前日の田中広輔のあまりの不調ぶりに(それはその日に限ったことではないですが)、ようやく?

しかも、打った。西川龍馬の2点タイムリーとバティスタのタイムリーも飛び出して、3点先制。1点どまりにならず、よかった。

4回にも小園、打った。アドゥワ誠のハラハラ犠打も成功(佐々岡投手コーチもホッ)。西川の申告敬遠に、菊池涼介のフォア。満塁の場面が整いました。

しかし、バティスタ、鈴木誠也が不発で残塁。こんなとき、3点リードしているにもかかわらず、今日のゲームに不安がよぎります。

5回、松山竜平がフォアで出塁も、安部友裕が併殺打。流れが向こう側に行ってしまいそう。引き寄せてー。



5回まで58球と、完投ペースで順調に好投していたアドゥワでしたが、だからこそなのか、6回、ソトと宮崎敏郎にダブル2ランを浴びて、4失点。逆転されてしまいます。

チャンスの場面で打線が点を取りこぼしているから、こういうことになるんだ。今シーズンのカープのよくないパターン。

ベンチでアドゥワが涙を流していた。せつなかった。涙が乾いた後も、ベンチ前に乗り出しているとき、時々うなずくように何か反芻しているというか、自分に言い聞かせているというか、自分の投球と向き合っているように見えた。悔いも大きかっただろうけど、これからのこともちゃんと感じた。

打てなくても悔しそうに見えない先輩たちより、いい。そう思った。

7回、鈴木がホームランで、同点に。ベンチでハイタッチしているとき、アドゥワともタッチしたあと、アドゥアの頬にもタッチ。「元気出せ」って感じで。

それはいいシーンだったけれど、できれば、4回の走者がいるチャンスの場面で何とかしてほしかった。そんなに毎回ヒットが打てるほど簡単な世界じゃないとわかってはいるけど、少しもやもやが残った。



アドゥワの負けを消すことができた。さぁ、ここから逆襲だというときに、レグナルトがフォアを連発して満塁に。

これまで、満塁のピンチを切り抜けるしびれる場面を何度か見せてきてくれたレグナルト。だけど、この日はなんかちょっと違う。代えて。早くー。

と叫べど、時すでに遅し、いや、ベンチの判断遅しで、4点追加されてしまう。ベンチで茫然自失としていたレグナルト。アドゥワと対照的に見えた。

今シーズンのカープは、最初に点をとったら、それでもう一仕事終えたみたいになって、体力も気力もしぼんでいくのが、とっても気になる。エネルギー総量が少ないというか。

緒方監督がよく言う「守り勝つ野球」どころか、これじゃ「守りに入ってる野球」だ。覇気がないというか、負けん気(勝ちたい気持ち)を感じないというか。逆転のカープはどこ行ったー?

ところで、この日は、緒方監督の「心のお守りトリオ」……田中、野間峻祥、小窪哲也が最後までベンチだった。緒方監督に何があった?

しかし、この日負けたことで、やっぱりこの3人がいないと……と、次回からまた姿が見えるかもしれない。だから単純には喜べないが、小園のフル出場とともに、この変化をいいと思った。


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勝ちたい気持ちはごまかせない
ついに田中広輔に代打が送られた日

2019年7月16日

小園と曽根にワクワク。現場を変えていくのは選手。

7月15日、DeNA戦(横浜スタジアム)。

オールスター休みを経て、見る側もリフレッシュして、後半戦がスタート。

選手たちにもリフレッシュ効果があったのか(と言っても、12球団の選手にお休みは等しくあったわけですが)、1回、西川龍馬、菊池涼介が連打し、バティスタがフォアを選び、鈴木誠也2点タイムリー、松山竜平のタイムリー、會澤翼のゴロで4点先制。

3回にも、バティスタが再びフォアで出塁、松山の2塁打、會澤と安部友裕のタイムリーとつながって、2点追加。

DeNAの先発・井能翔一の不調に助けられたとはいえ、出塁し、チャンスの場面で1点以上とった。

だがしかし、6点リードしていても、カープに安全圏などなーい(どのチームにとってもそうですが、今のカープにはことさら)。



カープの先発は、いい日と打たれる日が代わりばんこのようにやってくる九里亜蓮。今日はどっちだ? いい日か? と思われた3回、3連打のあと、フォアで押し出し。ソトの2塁打で、合計3失点。

しかし、その後、持ち直して、6回3失点とクォリティスタートで、リリーフにバトンを渡してくれる。九里にとっても、チームにとっても、よかった、よかった。

打線は、ピッチャーが変わった4回以降は、またポンポンとあっさり打ち上げ出した。流れが向こうに行ってしまいそう。

7回には松山に代えて野間峻祥が守備に。8回には、安部に代えて小窪哲也が打席に。

もう守りに入るの? まだまだ攻めないといけないのに、ますます流れを渡してしまいそう。前半戦の連敗時のように。それでも田中広輔はそのまま。

後半戦に入っても、なんら変わりませんね。今日のスタメンを見たとき、そう思いました。



でも、もうそのことで期待することはやめました。期待して叶わないのは身体にも障りますし、選手を応援することに重心をかたむけようと思ったんです、後半戦。

9回、ワンアウト1塁2塁のチャンスで、代打・小園海。起爆剤として期待され一軍にあがってきた小園だけど、こうした一発の場面でそれを期待するベンチの安易さに大人げなさを感じる。

小園には、コンスタントに打席に立って結果を出してもらう方が、チームにとっていいと思うのだけど。

ヒットは出なかったけれど、小園のスイングはすごかった。やっぱり期待の星。

連敗ストップして何よりだった。けれど、見ていてワクワクした場面はほとんどなかった。でも、小園海斗の打席と、曽根海成の2点タイムリーだけは、ワクワクしました。

こうしたことが重なって、ベンチに変化が訪れざるを得ない状況になれば面白い。なんて言うと、まだベンチが変化してくれることを期待してるの?って思われそう。

いいえ。そうさせざるを得ないくらいに選手が活躍してくれることが一番の希望。


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失言のあと何も変わらず。
勝ったのに、このつまらなさは何だろう?

2019年7月15日

休みは必要だ

今日から後半戦。

緒方監督のフラットでない選手起用を筆頭に、コーチの頼りない仕事ぶり、選手たちが望んでいるにもかかわらず、12球団で唯一トラックマンを導入していない球団の視野の狭さ……こんなんでは、そら主力選手もFAでいなくなるわ、みんないなくなるわ〜。と、未来が感じられず重苦しい気持ちになった前半戦。

なんだか選手以外のことで重たくなっていたような。でも、オールスターのお休みでリフレッシュ。

石田敦子さんのマンガ球場ラヴァーズ 私が野球に行く理由(少年画報社)に出てくる名言、「応援したいから応援する」という気持ちに。

やっぱり休みは必要ですね。奥田民生も「コーヒー」の中でそう歌ってます。



そんなお休みの間、広島「緒方監督」の死角、絶対王者転落の一因は問題だらけの“選手起用法(「デイリー新潮」)という記事が。

これまで、カープファンの方のブログやコメント欄で書かれていたことに近い内容が書かれている。私が目にした限りでは、これまでこうしたマスコミ記事は見たことがなかったので、やっと出てきた感が。

でも、そうしたことは散々ブログでも書いてきたし、共感するブログ記事やコメントなどでも触れてきたことでもあります。

今は単純に、カープの選手を応援したい気分です(後半戦が始まったとたん、またいろいろ思い始めることでしょうが)。

小園海斗が1軍に合流とのニュース。この重苦しいチームの雰囲気・状況を変えてくれる起爆剤のように期待されていますが。

いい仕事をしてくれることをもちろん期待していますけれど、19歳の若者にだけ期待を集中させないで、お兄サンやおじサンたちの活躍も期待しましょう。というか、先輩の人たち、期待に♪ 応えて♪


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2019年7月14日

セ・リーグ連敗やっと止まった、オールスター2019第2戦。

7月13日、マイナビオールスターゲーム2019、第2戦(阪神甲子園球場)

雨の甲子園。とくに投手には気の毒なコンディション。ホームランも多発。でも、そんな環境であっても、無失点に抑える人は抑える。雨を言い訳にできないプレーを見せてくれた選手がいる。

オールスター初出場の床田寛樹も7回、無失点ピッチングを見せてくれました。

攻守ともに、阪神勢が大活躍。1回と2回、近本光司、原口文仁、梅野隆太郎のホームランを続けざまに見たときには、そりゃあ、バース掛布岡田を思い出して盛り上がりますわな。

試合前に行われたホームランダービーでは、意外なことに鈴木誠也が優勝。

試合前、ニッポン放送の解説・谷繁元信さんがこう語っていました。今年の春のキャンプで鈴木の打撃練習を見て、スイングの強さと打球音に度肝を抜かれた、と。球がバットに当たったときの音が他の選手と明らかに違っていた、と。(「ベースボールキング」)

柳田悠岐、山川穂高、吉田正尚、森友哉、筒香嘉智……スイングのものすごい選手はほかにもいると思うのだけど、鈴木の印象はくっきり深く刻まれたようです。



鈴木の能力の高さはいろんな方から聞きます。練習や、余興のホームランダービーでその凄さを知ることができるのも嬉しいけれど、その能力は、本番で、ゲームで発揮してこそのもの。

この日、4回、鈴木誠也のホームランも見ることができたのは、よかった。後半戦も、もっと見せてほしい。できればソロでなく、走者がいるときにガツーンと一発。

セ・リーグは連敗を止め、11対3で大勝。連敗は監督のせいではないけれど、セのファンへ勝利を届けることができて、緒方監督もホッとしたことでしょう。勝利監督インタビューでは、かみかみで、ハラハラ。でも、これが緒方監督なのですね。

セパにかかわらず、オールスターでの選手の素晴らしい活躍が緒方監督によい刺激を与えてくれることを願って(人はそう簡単に変わらないものと心得つつも、それでも)、後半戦へ突入。

カープの選手たちのいいプレーが見たい。単純に、そう思ふ。


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素が出るオールスター
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2019年7月13日

素が出るオールスター

7月12日、マイナビオールスターゲーム2019、第1戦(東京ドーム)。

12球団のマスコットが集結している様子は、毎回見るたび、ジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」の妖怪大集会のよう。ウゴウゴうごめいていて、なんともオモカワイイ。

勝ち負け気にせず、選手の活躍ぶりを気楽に眺める。

気分が変われば打てるものでもなし。選手の好不調がそのまま出ています。カープの鈴木誠也、會澤翼、菊池涼介同様、巨人の岡本和真もノーヒット。

パ・リーグ勢というか、森友哉、浅村栄斗(今は楽天)、山川穂高の西武勢のホームランもすごかったが、9回、阪神の原口文仁の2ランは泣けた。

原口が登場したとき、あれ? 第2戦の甲子園でなくていいの? と一瞬思ったのですが、埼玉出身だったのですね。ほぼ地元でのホームラン、よかった。

いつものゲームと同様に、代打で力を発揮した原口。その前にヒットで出塁した高橋周平(中日)も、さすがセ・リーグの首位打者。ともに素晴らしかった。



8回に登板したフランスア。緊張気味に見えましたが、デスパイネ、浅村、山川を三者凡退。

スポニチ」の独占手記によると、「すごく楽しかった」「まさか球宴に出られるなんて想像もしていなかった。日本に来てから最も誇らしいことと言ってもいいくらい」って。緒方監督、フランスアを選んでくれてありがとう。

フランスアは「球速160キロを出して、3者三振とって、賞をとりたい」と豊富を語っていたそうです。それを聞いた解説の古田敦也さんが「ハハハ」と笑っていた。微笑ましく思ってのことで他意はないでしょうけれど、ここは笑ってほしくなかった。

野球をやるために遠い国からやってきた選手の素直な気持ち、リスペクトする受け答えをしてほしかった。

合間に映るベンチ風景……投手同士が球種について身振り手振り付きを交えて語り合っているのもオールスターならでは(最近は情報交換がオープンですね)。

鈴木が原監督と談笑しているシーンも。あんな嬉しそうな誠也の顔、見たことないぞ。いずれ、みんないなくなってしまうのねと、昨今のチーム・球団事情を知るにつけ、ますます沁み入るオールスターであった。


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2019年7月12日

自ら育て、小園海斗! フレッシュオースターMVPに一服の清涼感。

7月11日、オールスター前のゲームのない日。9連戦(全敗)のあとのお休み日。

チャンスで点を取れない打線、力投した先発投手の勝ち星が消えた瞬間、打った打者を打たない打者に途中で交代させる不可解な采配……そんなことに無力感を感じることもない、こんな穏やかな夜は久しぶり。

しかも、フレッシュオールスターで、小園海斗が日ハムの吉田輝星から先頭打者ホームラン!

6月20日のロッテ戦の初打席で初ヒットを打ったときもそう思いましたが、持ってますね。

打ってくれたら面白いな〜と思っていたら、打つどころか、ホームラン。こんなふうに期待に応えてくれるなんて、なかなか出来ないこと。素晴らしいスイング。

林晃汰も2回に2点タイムリーを打ったし、久しぶりに野球を見ていて爽やかな気分に。

6月12日の日ハム戦で吉田に完封されたゲームでは、まだ小園はファームにいたんだな。出てもらえば面白かったな。



小園は2軍に降格されてからも打撃好調のようで、いずれまた上がってくるだろうと待っていたけれど、こうしてホームランを打ってMVPに選ばれる活躍を見せてくれたのだから、首脳陣も1軍にあげないではいられないでしょう。よくぞやってくれました。

もともとそういう顔つきなのかもしれないけれど、小園、いつも笑っていますね。カラッと明るい。華がある。

いま泥舟のようなドロ〜ンとしたカープに、この明るさ、必要。

一方、7月11日、メヒアが登録抹消。ガーン、です。メヒアからは1軍でプレーできる喜びがあふれてた。守備では緩慢なプレーもありましたけれど、ベンチに下がるときも軽快に走っている姿は溌剌として、気持ちがよかった。

おとなしすぎる打線にあって、ある程度、結果は出していた。期待通りでなかったというのか? 期待に応えていない選手はもっとほかにいたのでは?



小園が1軍に上がってきたとしても、どんな使われ方をするのか、期待はできない。

選手の力量やコンディション、期待値を見きわめて、腰を落ち着けた選手起用をしてもらえることが一番。選手にはそういう環境を与えてほしいし、選手のモチベーションを下げるような(足をひっぱるような)こともしてほしくない。

でも今のベンチには、そんな気持ちの余裕も、力量もあるとは思えない。7月10日の中日戦で二塁打を打った三好匠を早々に交替させるようなベンチに期待するのは、身体に悪いだけ。メヒアを2軍に落とすところからして、結局何も変わっていない。もう期待するのはやめにしました。

期待するのは、選手が自ら自分を作っていってくれること。

かつて、豊田さんが『日本経済新聞』のスポーツ欄で連載していたコラム「チェンジアップ」に、「自ら学び、育ってこそプロ(2012年2月2日)という文章があったのを思い出しました。

 プロには「教える」「育てる」はない。
  「学ぶ」と「育つ」があるのみ。

小園が自分の持っている力を発揮して、自ら育っていってくれる姿を見たいです。メヒアも、高橋大樹も、曽根海成も、遠藤淳志も!


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小園海斗、出た打った。なぜか田中広輔も出た。
ドラフトで思い出した豊田泰光さんの名言
たとえまわりがどうであれ、床田寛樹は好投した。

2019年7月11日

自家中毒のまま前半戦終わる

7月10日、中日戦(ナゴヤドーム)。

2戦とも結果が出なかった、緒方監督の「理想のオーダー」。それでも理想にひたってこのまま行くのか否か、予想がつない最近の迷走ぶりですが、さすがに手が入った。

5番にメヒア、7番に楽天から移籍してきた三好匠を起用。しかし、1番は野間峻祥のまま。

中日の先発・ロメロの前に、5回までオール三者凡退。このままではパーフェクトゲームに……と危ぶまれた6回、三好が移籍後初ヒット。しかも2塁打。

しかし不可解だったのが、ここで代走に田中広輔を出したこと。

犬のように一気にテテテと駈けてホームベースを踏む田中の走塁は見たいですよ。でも、まだまだ攻撃が続く6回。長打を打った三好をなぜこんな早く替える? そんな足が遅い人じゃないんでしょ???

フンガー。理解に苦しみます。

フィルダースチョイスもあって、ここで1点先制。久しぶりの先制点。これは期待がちょっと高まる。同時に、お得意の「1点どまり」に、不安もよぎる。



そして、7回にも不可解なこと第二弾が。鈴木誠也の2塁打のあと、ヒットで出塁したメヒアに、代走・安部友裕が。

9回までにまだ打席がまわってくる可能性があるのに(延長だってあり得るのに)、なぜ打ったメヒアをわざわざ替える?(案の定、9回最後の打席は安部の内野ゴロで終わった)

あげく、3塁まで走者を進めたにもかかわらず、結局ここでも得点できなかった。

打ってる打者を中途半端にひっこめて、リズムを悪くする。こんなことをしてるから、チャンスを作っても無得点。よくて1点どまりに終わるんだ。

田中や安部が出ていないと安心できないのかな、落ち着かないのかな、緒方監督は。だとしたら、相当、情緒不安定になってる。異常事態に見えます。



8回、連敗続く重苦しい1点だけリードの場面で、レグナルトが押し出しで2点を与え、逆転負け。

7回無失点と、なんだかんだ言ってさすがの力量を見せてくれたジョンソンの好投に応えられず。しかし、幾度となくピンチの場面を切り抜けてきたレグナルトを誰が責められましょうか。

打っている選手を起用せず(途中でひっこめたり)、打たない選手を自分の視界に入れて、選手のモチベーションが下がることを繰り返す。

この偏った采配が自家中毒を起こしていることに、緒方監督自身が気づいていないのが絶望的というか、何も考えてなさそうというか、けっこうノーテンキというか。

野球って、いや、野球でなくとも、自分の頭で考えて工夫して成果を出していくのが仕事の楽しいところ。お客さんが見に来てくれるプロの勝負の世界で、考えることを放棄してどうするんだー?


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楽観的だったカープにポジティブな「悲観」を!

2019年7月10日

失言のあと何も変わらず。

7月9日、中日戦(ナゴヤドーム)。3対6。10連敗となりました。

5月30日のヤクルト戦で初勝利をあげた山口翔。7回1安打無失点というピッチングも素晴らしかったが、13対0と打線も大量援護。

試合後のヒーローインタビューで「野手のみなさんがたくさん打ってくれたので、自分は本当に投げやすかったので、カープに来て良かったなと思いました」と話していたことを思うと、隔世の感が。

先発の山口翔は初回に3失点で、早々に降板。

2回からは遠藤淳志が登板。遠藤は4回3失点。10連続試合無失点はストップ。

3回くらいまでかな?と思っていたら、4回も続行。先発のお試しかな? いやいや、5回もか? 昨日に続いての連投なのに、4イニングは引っ張りすぎ。この粗っぽさ、選手を大切にしてくだされ〜。

打線は、今日も今日とて、緒方監督の「理想のオーダー」路線。
2回に1点、3回に2点。1アウト満塁の場面では、またしても無得点。よくて1点(2点)どまりの域をなかなか超えることができません。



「自分の理想のオーダー」という言葉は、明らかに失言。そんな言い方をした監督って、過去にいるのだろうか(いるのかもしれないけれど、想像しにくいです)。

ある人物を評価するということは、それ以外の人を否定するという側面を持ち合わせている。そのことを心得ていないと、まわりは不快になり得る。

そこに選ばれていない選手は自分の理想じゃない、そう言っていると思われても仕方がないことなのに、そのことに本人が気づいてなさそうなことにも、暖簾に腕押し感がとまりません。



7月8日の記事で、以前、勤めていた会社の社長が、とても尊敬できる人だったこと。そういう出会いに恵まれることは財産になるということを書いたのですが。

もうひとつ、思い出しました。その社長は、どの社員に対しても、フラットに接してくれる人でした。

人間だもの。誰でも好み(好き嫌い)や相性があります。でも、そういうことをまわりに感じさせないのは、なかなか難しいこと。そういう人のもとで、安心して仕事ができていたのだな〜と、今になって感じ入るものがあります。

この人はあの人のこと気に入ってるな〜。あの人はこの人と距離を置いてるな〜。と、なんとなくわかってしまうもの。お互い様なところはありますが、そういうのがあからさまに見えると、その場は居心地悪いものになってしまうと思い出したのでした。

中日は、清水達也と石橋康太の10代バッテリー(山口や遠藤と同い年)。カープも果敢に実験してほしいな。

いつまでチャレンジ精神のない、内に閉じこもったように見えるお祈りオーダーを組み続けるのかな。いや、緒方監督にとっては、これもまた実験のひとつかもしれない。でも、実験の結果が出なかったときは、新しい試みもしてほしい。


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カープに風を呼ぶ投手、山口翔が先発初勝利!
たとえまわりがどうであれ、床田寛樹は好投した。

2019年7月9日

思い出がいっぱい。負けもいっぱい。

7月8日、中日戦(ナゴヤドーム)。

1番・野間峻祥から始まる、緒方監督いうところの「理想のオーダー」(「日刊スポーツ」)。

7月7日の阪神戦では1点すら取れなかった。この結果を見て、さすがに考え直すだろうと思っていたら、ほぼ変わりないオーダーだった。

えーと、いま何年何月でしたっけ? いまって2018年でしたっけ? 何か、個人の過去の思い出帳を見せられたような、ショックを受ける。

今を見ていないというか、未来が見えないというか、勝負を放棄しているというか。このままでは、いくら小園海斗が二軍で実績を重ねてきたとしても、使ってもらえないままなのかな。

「あの頃はよかった」と懐かしんでいるような、現状を放棄したような、ただならぬ気配を感じた。妙な気持ち悪さを感じた。

緒方監督は辞任する覚悟を決めたのかと感じてしまった。オールスターがあるから、それまではさすがに辞められない。辞めるのはそれが終わってから。だからせめて最後に、自分の好きなオーダーでゲームをやってみたい、と(だとしたら、チームを私物化するなー、ですが)。



誰かこの血迷った采配、暴走をとめてくれる人はいないのか。

黒田博樹や新井貴浩はカープ出身とはいえ、一度チームを離れた人。とくに黒田はメジャーのタフな世界で先発ローテを守ってきたという実績があり、緒方監督も一目を置いていたのが感じられた。

「外の目」をもった黒田も、新井さんも、石井琢郎コーチもいなくなって、カープの同族首脳陣だけになって、ますます風通しも悪くなっている。

このまま負け続けて緒方監督が辞任する方向に向かうなら、いっそ負けた方がいいとさえ思ってしまう。でも、選手にはやっぱり気持ち良くゲームしてほしいな。

9回、安部友裕、西川龍馬の連打のあと、鈴木誠也の申告敬遠でノーアウト満塁。松山竜平は犠牲フライを打って、最低限の仕事をしてくれた。でも、また、1点どまりだった。

8回、代打の髙橋大樹がヒットで出塁。緒方監督、見てくれていますか〜。

7回、遠藤淳志は今日も無失点。交流戦で対戦したとき、ソフトバンクの投手コーチが遠藤を見て、「涌井秀章やダルビッシュが出てきたときのよう」と話していたそうです。

床田寛樹ともども、まわりはどうあれ、自ずと育ってくだされ〜。


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〔関連記事〕
たとえまわりがどうであれ、床田寛樹は好投した。

2019年7月8日

たとえまわりがどうであれ、床田寛樹は好投した。

7月7日、阪神戦(阪神甲子園球場)。

負けはしたものの、打線もつながり、復調の兆しを感じた7月6日。そのスタメンで行くのかと思いきや、「1番・野間峻祥」というオーダーを見て、ハ?(しかも小窪哲也もいる)

なんで変えてしまうの? いえ、いいんです。打ってくれれば。出塁してくれれば。いいプレーを見せてくれれば、ファンは賛辞を惜しみません。

まだ小窪は2安打しました(この日、チームは4安打)。得点にはつながらなかったが。

野間にいたっては、3回、先発の床田寛樹がヒットで出塁というチャンスを自ら作ったにもかかわらず、併殺で台無しに。頭が噴火しそうです。ボッ。

負け続けてはいたものの、毎回、最低1点は得点し続けていた「1点打線」。それすらついに機能せず、1対0で完封負け。

床田は7回1失点と好投したにもかかわらず、この日も援護に恵まれず、敗戦投手に。ずっとこんな試合が続いている。

ほんとなら、勝ち星を積み重ねてリーグトップに並んでいてもおかしくない結果を出している床田。

好投が報われないのは応援している身としては見ていて胸が痛いけれど、ファンはちゃんと見てるから。自分の仕事を続けて、一級品として輝き続けて。



緒方監督は試合後、この日のオーダーを「自分の理想のオーダー」と語っていたようです(「日刊スポーツ」)。

理想のオーダー。ほほぅ。自分で考えた理想のオーダーで野球やれたら、それは楽しいですよね。でも、アプリで好きなチームづくりやってるんじゃないんだから。

現実を見てない血迷いぶりを露呈していることにすら気づいてないことに、びっくりです。

発言の内容にも問題感じますが、選手のモチベーションを下げるかもしれないような不用意な発言をすることにも、ボッ。ボッ。



このところ、監督のみならず、コーチの仕事ぶりにもファンの間で不満が募っているのを感じますが。

以前、勤めていた会社の社長が、とても尊敬できる人でした。一緒に仕事をしていて教わったこと・感じとったことは、財産になっているなと今でも感じます。

そういう人に出会えることで、その後の人生の質も変わってくるのだと思うことがあります。

たとえば、短い間だったけど、黒田博樹と同じチームで過ごせたことは、野村祐輔や大瀬良大地、岡田明丈たちにとっても、大きかったと思うんです。

それとは別に、ものすごい数の野球人口の中から選ばれプロになれた選手として、監督やコーチやまわりがどうあれ、自分の頭で考え、身体を動かし、自分の仕事をまっとうするのは当たり前のこと。

打線の援護に恵まれずとも、マウンドに立っていいピッチングを続けている床田のように、野手陣もふるってピカ〜ッといい仕事ぶりを見せてくだされ〜。

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1点打線
負けに等しい引き分け。でも床田と遠藤と高橋とメヒアは負けていなかった。
勝てたらラッキーと思えるような消極的なオーダー。あえて好調な波に乗らない打順。

2019年7月7日

楽観的だったカープにポジティブな「悲観」を!

7月6日、阪神戦(阪神甲子園球場)。

1番・曽根海成、2番・西川龍馬、3番・坂倉将吾……本日の日替わり打線には意表をつかれました。フレッシュです。

スターターとしての曽根、よくぞ抜擢してくれました。4番・鈴木誠也のあとに松山竜平が構えているのも、落ち着きます。

あれ? 菊池涼介がお休みです。それもまた新鮮。もしかして田中広輔も?と見渡すと……8番に。いっそ、ここもそろそろ思い切って動かしてみましょうよ。

打順は変われど、人自体が大きく入れ替わったわけじゃない。けれど、そろそろ何かが起こってくれたら。そんな期待は半分は当たった。

いきなり阪神に3点先制され、1点打線のカープとしては、厳しい始まりだったが、直後の2回、鈴木、松山の連打の後、安部友裕が粘ってハ・キ!を見せ、タイムリー(しかし、今日も1点どまり)。

3回には松山の2点タイムリーで同点に追いつくものの、先発のアドゥア誠が糸原健斗に3ランを浴び、また突き放される。

がしかし、4回、松山がまたしてもタイムリー。されど、その裏、島内颯太郎のフォアと松山のエラーが重なり、1失点。

でもって5回、磯村嘉孝がホームラン。とくれば、その裏、一岡竜司が1失点。



ビッグイニングはなくとも、珍しく打線がつながり、小刻みに点を入れたカープ。

こんなことはなかなかない。今日、勝とう。そんな望みと裏腹に、寄せては返す波のように、カープが点を入れたと思えば、阪神も追加点を入れてくる。

珍しく打線が機能したかと思えば、投手陣が打たれる。うまくかみ合いません。しかし、どれだけこれまで投手陣が打線の援護のない中ふんばってきてくれたか。

4回、早々に、曽根を菊池に代えたのにはあきれた。せめて複数ゲーム、打席に立たせてる度量がほしい。選手のモチベーションを低下させるような起用が相変わらず続いているのが気になる。

8対5。またも1勝が遠かった。しかし、よい兆しも見えた。というのは楽観しすぎかもしれないが。



「楽観」という言葉で思い出しました。いま、森博嗣さんの『悲観する力』(幻冬舎新書、2019)を読んでるのですが、面白いです。

「楽観」というとポジティブなイメージが、「悲観」というと「もうダメだ〜」的なネガティブなイメージが一般的にはありますが。

どうしてダメになるのか、ダメになった場合どうするのか、考えて、対策をたて、準備をすることで、リスクを回避して成功につなげる……「悲観の効用」について書かれていて、これまでの悲観に対するイメージとは違った発想が面白いです。

中にはこんな文章が出てきて笑ってしまった。

たとえば、試合まえのスポーツ選手にインタビューすると、決まったように「自分たちのプレィをするだけです」「優勝を狙います」と語る。けして悲観的な言葉は出ない。子供たちは、これを見ているから、そういった自信に満ちた言動が、勝つための手法だと勘違いするかもしれない。(略)実際、監督はチームのどこに弱点があるのか、どうなると危ないのか、ということを考え尽くして、それへの対策を考えているにちがいない。でなければ、そのチームは勝てるはずがない。(43ページ)

スポーツで対戦する相手のことを事前に調べるのも常識だ。日本人は、えてして戦う相手を嫌い、意識から遠ざける傾向がある。「自分たちの野球をすれば勝てる」という楽観をするのだ。(略)むしろ、悪いものをよく分析し、悪くなる傾向に敏感に対応すること、この本当の「悲観」によって、失敗は避けられる。(55ページ)

カープの球団、監督、コーチ、そして選手は「悲観」して十分な対策・準備をしているだろうか。

「自分たちの野球」という曖昧な言葉に、もうファンは心を動かさないだろう。

今シーズンの巨人のなりふりかまわない補強には好感もてなかったけれど、優勝するために尽くした手段。

そんなところでも、何とかなるだろ〜(3連覇して何とかなってたし〜)というカープの楽観が、今の状況を招いているのが見える。


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「優勝」より「1勝」できるかが問題だ。

2019年7月6日

「優勝」より「1勝」できるかが問題だ。

7月5日、阪神戦(阪神甲子園球場)。

阪神は引き分けの数が「4」、広島は「3」。ともに勝ちきれないチーム状況が表れているような。

この似たもの同士、今日も同点のまま、なかなか決着がつかず疲弊の延長戦に突入するのでは……と思われたのは、5回まで。

まず2回、田中広輔の犠牲フライで1カープが点先制。今日も最低限の得点はできました。しかし、チャンスを最大限には活かしきれず。

5回、大瀬良大地がマルテにホームランを打たれ、同点に。

6回、阪神に2点追加され、そのまま延長に突入することなく終了。

チャンスの場面で最低限の1点はとり(それさえ逃すことも多々あるが)、先発がクオリティスタートの投球をし、リリーフ陣が無失点に抑え、しかし追加点をとることはできず、最後に田中に打席がまわってきて、終了。

ここのところ、おもしろいほど毎回のように、同じ展開。既視感のあるゲームだった。



1点打線の救いは完封されていないこと? 投手陣が完封すれば勝てなくはない? ただでさえ投手陣に負担をかけているというのに、どうしてそんなことが言えましょうか。

日替わり打線、次は代打で2塁打を打った坂倉将吾あたりがまた一番に起用されたりして?

1軍にあがって張り切っていた高橋大樹とメヒアに快音が聞かれなくなってきた。そのとたん、すぐ選手の首をすげかえようとする、ベンチの腰のすわらなさも気になります。

せめて複数回、フル打席、立たせ続けて結果を見てほしい。

田中の打撃不振は数ヵ月というあまりに長すぎる目で見守り続けたのに。チームの低迷を招いた、このアンバランス。選手を育てる気持ちがないことがよぉくわかります。

いよいよ貯金ゼロ。セ界の貯金が巨人にすべて回収されました。

「優勝できるか」より「1勝できるか」が問題になってきました。


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1点打線

2019年7月5日

ついに田中広輔に代打が送られた日

7月4日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)。

もうこのまま勝てないのかな……。そんな気持ちにさえなる3連敗。

ストライクをとってくれない審判、小窪哲也のトンネル、石原慶幸のフィルダーズチョイス……イライラがつのった先発のジョンソンは、3回5失点(自責点は4)で早々に降板。

たしかに、ピッチャーというのは一人で立つ覚悟のいる難儀な仕事。味方のエラーや審判の判定に足をひっぱられるのは不本意でしょう。

だがしかし、その不満をあからさまに言葉にしていたのには驚く。(「デリースポーツ」)

2016年、ともにプレーした黒田博樹が引退したとき、黒田の野球に取り組む姿勢や若い選手に助言を送る姿を見て、自分もそういう存在になりたいと話していたジョンソンだったのに(器が……)。



1番菊池涼介/2番西川龍馬/3番メヒア/4番鈴木誠也/5番高橋大樹。

この日のオーダーは最近では一番、おもしろそう! と思えた。

いかんせん6番以降は、小窪哲也、田中広輔、石原慶幸、ピッチャーのジョンソン……と、点がとれる気がしないゾーンが半分近くを占めているのは、見るからにきつそうですが。

おもしろそうに思えた打線も、今日も控えめ。1点ずつとった2回と3回。併殺も3回ありました。なかなかスカッと行きません。

一方で、ヤクルトの3塁に立つ河田コーチがブンブンと走者を回していて、その思い切りのよさ・判断のよさを懐かしく眺めるばかりでした。



9回の満塁の場面では、ついに田中広輔に代打が出されました。やっとベンチがまたひとつ方針を変えてきたことは(これもまたあまりに遅すぎる判断ではあるけれど)、特筆ものと感じました。

しかし、得点圏打率最低の野間峻祥を代打に送るというセンスがまた……。見れば、もう野手は、曽根海成、上本崇司しか残っていなかったのですが。

あんなにあった貯金も食いつくし、いよいよたった「1」に。この放蕩息子どもめ〜。

打線がここまで不調だと、次に、誰がどんな活躍を見せてくれて勝つのか、逆に楽しみにさえなってきました。

「俺がチームを救ったる〜」という覇気のもと、テクニックを発揮してくれる豪の者、出てこーい。


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これはもう采配の問題というレベルではなく、選手の個々の力の差では?