貴浩と田村の二人がいる幸福(早くそんな時代が来てほしい)。骨折から復帰の田村、元気そうでよかった。
先発は、黒原拓未と今井達也。今井のたてがみが風になびいて美しい~。
ともに調整期間、アカペラの応援団。緊張感というより、ゆるやか感があったが、そうは言っても、同じ年頃の選手同士。かたや日本代表。もう一方は1軍の席とりを狙う選手たち。バチバチ感を見せた選手もいた。
4月2日のヤクルト戦で、村上宗隆のフェンス直撃の打球をつかみ損ねた上にあらぬ方向に投げ、勝ち越しホームインを許した野間峻祥。
試合後、新井さんは「精いっぱいのプレーだからね。何とかしよう、したいという姿勢は伝わる」と、野間を責めるような発言はメディアを通してはしなかった。(「日刊スポーツ」)
WBCの宮崎での強化合宿で、ダルビッシュが栗山監督について、「人を基本的に傷つけるとか、恥をさらすことは言わない」と言ってました。(「Full-Count」)
佐々岡さん、よく名指しで選手を否定するようなこと言ってたな・・・。
「世界がグローバル化していく。みんな手を取り合って仲良くできるために、いろいろなところで野球をやっている人たちが(代表に)集まることに、すごく意味がある」と、アメリカで生まれ、アメリカでプレーしているヌートバーを日本代表に選んだ栗山監督。(「日刊スポーツ」)
この視野の広さも、これまでのプロ野球の監督とイメージ違うなって、目を見開かされる感じがありました。
エラーした野間自身が一番恥ずかしくて悔しい気持ちでいるはず。んで、新井さんには選手起用(入れ替え)でビシッとしたとこ、見せてほしい。
人間だもの。ミスすることはある。名手・菊池涼介だって、源田壮亮だって、エラーすることは時にはある。
なんですけど、先日、王貞治さんのこんな文章を読んだんです。
「よく〈人間だからミスはするもんだよ〉と言う人がいますが、初めからそう思ってやる人は、必ずミスをするんです」
「真剣で斬り合いの勝負をしていた昔の武士が〈時にはミスもある〉なんて思っていたら、自らの命に関わってしまう。時代は違えど、命懸けの勝負をしているかどうかですよ」
「野球はケンカと一緒。勝たないと意味がない」という名言を放った王さんだけある。ヒリヒリします、世界の王。
そこまでの意識でプレーしている選手はどれくらいいるのだろう(カープで)。
ところで、王さんの名言は、『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』という本に収録されていました。
おじさま層に受けそうな本と思いながら、いろんな人の話が収録されているので気になって手にとってみたところ、意外とよかった。
孫正義さんの「僕のストレス解消法というのは、何が問題があったら、それを忘れるために酒を飲むとかゴルフをやるとかいんじゃなくて、それをとことん考え抜いて、考え抜いて、解決策を見いだして実行に移す。そうすると、もやもやがスカッと晴れる」も、そのひとつ。
気分転換や休息も大切だけど、問題から逃げても解消できない。
昨日、坂倉将吾は「勝たないと面白くない」と休日返上で練習。(「日刊スポーツ」)
うん。ファンも面白くなかったが、選手たちが一番面白くなかったはず。今日は、面白くしてね。楽しみにしてるね。
「日本だけじゃなく、韓国も台湾も中国も、その他の国ももっともっと野球が大好きになってもらえるように、その一歩として優勝できてよかったし、そうなってくれることを願っています」(「女性自身」)
これは優勝後、大谷翔平が語った言葉。優勝を喜ぶ選手はいても、野球の普及まで考えて言葉にする選手はなかなかいない。
W杯カタール大会決勝、アルゼンチン・フランス戦。すごかった。
前半、2対0でリードのアルゼンチンが試合を支配。後半、突如フランスに流れがきて、2対2。延長戦では、前半でメッシが決めれば、後半エムバペも決める。そしてPK戦へ。
コイントスで、メッシがアルゼンチンのサポーターに囲まれたゴールを選んだとき(代わりにフランスは蹴る順番、先攻を選ぶ)、なんかまたアルゼンチンに流れがくる気がした。
一番手のエムバペが決めれば、メッシも決める。しかも、この大舞台でコロコロシュート(遠藤保仁~)。かっこよすぎる。
フランスの2番手と3番手の選手が決められず、アルゼンチンの選手は全員決めたのにも、しびれた。ど真ん中のシュートにも。
今シーズンは、延長12回制を復活させる方針とか。
選手が疲弊しないよう、今年も9回延長なしでいいと思うんだけど、邪道でしょうか。夜遅くまで試合が長引かないといいな、と思う私の体力が落ちているのか。
1月20日、春季キャンプのメンバーが発表されました。これからというとき、矢崎も不本意でしょうけど、養生してね。
1軍、捕手枠で中村奨成が入っていて、ホッ(外野にコンバートされるかもだけど)。この程度でホッとするとは。昨年の、奨成に対するベンチのぞんざいな扱いがトラウマになっているのを実感しますよ、まったく。
1月16日、「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)にゲスト出演した江夏豊さん。前回、ご紹介したほかにも面白い話はたくさんありました。
その中でも、南海時代、リリーフに転向した野村克也さんとのエピソードが脳に残る。
野村さんと同じマンションに住んでいた江夏さん。試合が終わると、野村さんと朝まで、ずっとその日の試合の話、野球の話をしていたという。もっと時間がほしいくらい、すごく楽しかったって。
そんな野村さんから、「もうおまえ、野球は無理やで。もう30球、40球しか投げられないんだから、その30球、40球を生かすリリーフピッチャーにならないか」と言われた江夏さん。
今は肘肩の故障でその球数しか投げられないけれど、必ずもう一度よくなって先発をしたいというかすかな希望を持っていた江夏さん。でも、実際に自分で投げていて、自分の状況はよくわかる。
「まだ野球やりたいんやろ。お前はもう(先発として)終わりやで。でも、一つだけ生きる道がある。30球40球を活かせるポジション、それがリリーフなんだ」と、野村監督。
ひとは自分の欠点を愛すべき人から指摘されると、すごく悔しい、腹立たしい。でも、野球を続けるにはもうそれしかない。
そんな話が1ヵ月くらい続いて、偶然に出た言葉が「野球界に革命を起こしてみないか」。
そのときはまだ何のことかわからなかった。ただ、新しいものにチャレンジできるというアドバイスをもらって、ふんぎりをつけた。
ピッチャーというのは、先発完投してなんぼの時代。勝ち星もすべて忘れて、試合数だけが頼りのポジションとは無縁だったので、自分の中に葛藤があったけれど、どんどん考えを変えていった。やればやるほど難しい分野だった。
このころ、新しい野球の形がどんどん日本のプロ野球に入ってきた。たとえば、パ・リーグの前期・後期制。当時、断トツに強かった阪急の優勝をなんとかくいとめるために生まれた。
DH制も導入された。野球選手は、打って投げて守って走ってなんぼのもの。打てるだけじゃダメだったのが、そういう選手でも一流選手になれる時代がきた。
野球の形がドンドン変わっていくんだな、と。自分も先発は無理だけど、なんとかリリーフで、新しいものを作り上げられればな、と取り組んだそう。
ただ、以前、どこかで読んだ。「リリーフで野球界に革命を起こそう」と江夏さんに大きなきっかけを与えた野村さんも、あとは丸投げ。江夏さん自身がメジャーの資料を取り寄せたり、試行錯誤して新しいリリーフというポジションを確立した、と。
選手がプロの世界でどうやって生きていくかを見極めて、はっきり助言できた野村さんを素晴らしいと思うのと同時に、江夏さんが自分の頭で考え、工夫していったそれこそがプロの選手だなと、いま思い出しても深くうなづくものが。
選手の資質を見極める目も育てる度量もない。ドラフトの競合で奨成を獲得しながらも、それを生かせていないカープの指導陣。
しかし、奨成。指導者(指導してないけど)まかせでなく、自分で考え、磨いて、出てこーい。今年こそ。