7月14日、田中広輔が登録抹消(やっと!)。
得点力不足で阪神戦と中日戦で連続3タテされてもなお、こ、これだけ? 7月11日の堂林翔太に続いて(遅い!)、ほんとに一人ずつ、ひとりずつ。
決断に時間のかかる、思い切ったことができない(=チームの将来像が描けない)新井さんらしいです。
「アルファポリス」という出版社のサイトに、ヤクルトの高津監督への直球なインタビュー記事が掲載されていました。
「成績不振の山田哲人、中村悠平の起用にどうしてこだわり続けるのか?」というファンの声に対して、どう考えているのか、と。
気持ちいいですねー、ファンが思っていることをシンプルに聞いてくれている。
高津監督曰く、「彼らの代わりの選手がいないんです」。えっ。
「打率2割前半の山田や、1割台の中村を使わなくてもいいんです。だけど、それにとって代わる選手も数字が低い」
「数字に表れるリアルな成績があまり変わらないのなら、少しでも勝利の可能性を高めるために、数字に表れないもの、例えばチームを引っ張っていってくれる選手、大きなミスをしない選手を使った方がいい」
スカウトには、「すぐに使える選手が欲しい。勝つための戦力を取ってくれ」と。
「現場のわがままを通させてもらった。でも、五年、十年先じゃなくて、来年の戦いに勝たないといけないんだ」と。
「不公平じゃないか、若いってだけで使ってもらえるのか? 今、うちにファームで三割打っている奴がいるか? ベテランにだって生活権はあるんだぜ?」とも。
キャリアのあるベテランはある程度、予想がつく・・・かもしれない。でもカープの場合、今の田中や會澤翼らが、勝つための戦力と言えるの?
新井さんにも、こんな具体的な質問をしてほしい。高津監督と近い答えが返ってくるかもしれないけど。
答えの中身より、そういう大事な(ファンが知りたい)ことを正面きって聞いてくれるメディアがいないことが不満。
地元メディアは聞かないでしょうね。そんなこと聞いたら、オーナーに睨まれるでしょうから(ツーン)。
2019年、コンディション不良で絶不調だった田中を緒方元監督が起用し続けていたとき、私が聞いた範囲では、それを批判するような声は地元の中継では聞こえてこなかった。
緒方さんの采配も異様だったけど、それに触れない地元メディアも異様に感じた。
安仁屋宗八さんなんか「連続出場続けた方がいいと思う」と言っていて、ダメだこりゃと思ったものだった。チームより選手個人が優先順位が上って、おかしい。
5月になって、田中の打撃フォームを見て、カープ関係者ではない山崎武司さんが実況で状態の悪さを指摘してくれて、やっと言ってくれる人がいたと思ったのを覚えている。
シーズン終盤になって、やっと緒方さんの選手起用について批評する記事を読んだ(もちろん地元メディアでなかった)。
田中の起用にこだわっていた頃から、だんだんカープがおかしくなった。フラットな選手起用がされていないのは、今も続いている。監督が代わっているのに、ヘン、ヘンです。
監督にはフラットな選手起用をしてほしいし、メディアにはフラットな記事を伝えてほしい。どっちもヘン。