7月1日(火)、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、延長12回、2対2。
今日に限ったことではないが、「カープベンチは勝つつもりないんだな」と、また思わされた試合だった。
1つ目。2対2の9回ウラ、モンテロがヒット!(代走・羽月隆太郎)。サヨナラでたたみかけたいところ、菊池涼介に代打なし。菊池バントで羽月2塁。
矢野雅哉にも代打なし。今日、オールスターのファン投票の結果が発表され、矢野はショートで初選出。なこともあってか、打撃に守備に張り切ってる感はあった・・・が、ライトフライ(タッチアップで羽月3塁)。
ここで代打・秋山翔吾。ふだん、あれほど右左病なのに、左の荘司宏太に、最近ギラギラの中村奨成ではなく、秋山なの?
ここで決めてくれたら劇的だが・・・空振り三振で3アウト。
秋山が調子悪いことはわかっているのに。奨成が決めることができたかどうかはさて置いて、そういう攻めていく姿勢が見たいのよ~。
なんか勝ちに行くより、できるだけ選手に出場機会を、みたいな。勝負師というより、部活の先生みたいなんですよ、新井さん。興ざめです。これ、プロ野球。
2つ目。11回、矢崎拓也からファビアン、ヒット(代走・久保修)。ここで、坂倉将吾にバントのサイン。ハ?
坂倉は4回、ホームランを打ったんです。ノーアウト1塁、少しでも塁を進めるのはセオリーなのかもしれないが(ほんとにそうなの?)、このあと堂林翔太(途中出場)、菊池、矢野ですよ? 坂倉で決めてほしいじゃないですか!
決められなかったとしても、そういう攻める姿勢を見たかったんですよ。坂倉はバントを決め、堂林はフォア、1アウト1塁2塁で、矢崎は木澤尚文に交代。
矢崎が打たれるのを見たくなかったので、ちょっとホッとした。それより、坂倉にバントさせるようなつまらない野球するなら、カープ負けてしまえと思った。
矢野ヒットで、2アウト満塁。ここで代打・奨成。確率は2分の1でも、球場のボルテージ上がります。でも、2分の1。ライトフライで3アウト。
床田寛樹、島内颯太郎、ハーン、森浦大輔、中﨑翔太、栗林良吏らが、いつでも勝利投手になれるよう、つないでいったのに、また無駄使いされたような気持にさせられてしまう。
真夏の夜のマツダスタジアム、お客さんを早く帰してあげるような試合をしてほしかった。
床田は7回2失点。1回、オスナと山田哲人のタイムリーで2点先制される。立ち上がり、ボール先行で、6月21日の楽天戦の延長かと思った。
楽天戦のときのように5回くらいで降板かというスタートだったが、ふたをあけてみれば、7回(103球)まで投げた。途中から景色変わった。
なぜならば。4回、坂倉がホームランで1点差に。投手にとって、ホームラン(得点)は栄養剤。5回6回7回は三者凡退でピシャリですよ。
6回には、今日プロ初の2番の末包昇大が同点のホームランも出たんですよ!
7回ウラ、得点圏で床田に打席が回ってきたため、代打・野間峻祥。野間ヒットで2アウト1塁3塁。
1番大盛穂に代打を出してほしくなった。大盛は交流戦が終わってから、そんな感じです。
守備の達人たちを下位打線に固定し、チャンスの場面で不調の秋山にチャンスを与えるなら、2軍で「俺を呼べ~」と心の叫びが聞こえるような、バカスカ打ってる選手たちにもチャンスを与えてくれないか?
点を取りにいこうとしない野球、ホトホトつまらないです。
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