オフのお楽しみ第3弾、秋山のラジオ出演。まず、1月3日、「秋山翔吾の打って守ってしゃべります」(文化放送)。
今回、初めて聴いたこの番組も、今年で4回目になるとか。
文化放送といえば、「ライオンズナイター」。シーズン中は西武のゲームをメインに実況中継している、プロ野球ファンにはありがたい放送局の一つ。
西武に在籍していない今でも、こうやって声がかかるなんて、円満退社。秋山はしゃべりも面白いですしね。
ゲストは、昨年に引き続き、前田健太。1月4日、秋山は「ナイツのちゃきちゃき大放送」(TBSラジオ)で言ってました。
前回の前田との放送が反響あったようで(スポンサーがついたりとか?)、2年連続の前田登場になったようです。
野球選手二人がトークするラジオ番組、稀有かもしれません。
前田は昨年のワールドシリーズでのゲスト解説もよかったですよね。声もいいし、メジャーリーガーとしての臨場感ある話が聞けて楽しかった。
今回の放送で一番脳に残ったのが、9月のカープの失速について秋山が語ったところ。
1カ月前まで首位だったのに、9月は5勝20敗。床田寛樹、森下暢仁、大瀬良大地、九里亜蓮でもことごとく勝てなかった。「そのときチームの雰囲気はどうだったのか」と前田に問われ、秋山はこんなふうに答えてました。
こんなに止まらないもんかな、と。彼ら(投手陣)がどうこうって、まったく思えない。
健太はピッチャー目線で、もうひと踏ん張りできなかったかなと、もしかしたら思うかもしれないけど、逆に言ったら、あれだけの高い水準のピッチャー陣がやってくれてたゲームを、もっと前半勝てる試合がなかったかっていう感じ。
振り返ってみると、9月の失速は最後息切れっぽく見えてるだけで、もっと逆に言ったら、それを食い潰してでもまだ戦えるくらい、モチベーションをずっと同じ高さでキープできる勝ち試合を前半に持ってこれたんじゃないかな。
チームに声をかけたりとか、集めてとかもなかった。
DeNAは日本シリーズで2連敗した後、選手だけでミーティングをやったという記事が出てて、あぁと思った。
でも、勝った後に話すと、これが「ターニングポイントでした」ってことになるけど、(その真っ只中にいると)余裕かましてるわけじゃないけど、まだ大丈夫かなって。
それぞれのペースもあるし、ここでもしミーティグやったとして、次の日けっこうギクシャクする可能性もあるなと思って、そうやってホームだビジターだとやってるうちに、その機を逃してしまったのは大きな反省。
選手で集まって、お互い顔見て、「よし、このメンバーで最後までがんばろう」って言うだけでもよかったと思う。
その中にいた人の言葉だなと思った。試合は日々連続していて、まさかここまで落ちていくとも思わなかっただろうし、すべて終わってからこそ振り返れること。
一方、1月5日の「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)のゲストは、DeNAの三浦監督。日本シリーズでの下剋上が鮮やかに蘇ってくる話が聴けた。
三浦監督も、「選手だけで自発的にミーティングしたのは非常に大きかった、よかった」と話していました。
優勝なくなって3位が決まったとき、もちろんショックだったけど、でも、まだ終わりじゃないぞ。次はホームでCSを目指そう。それがなくなったら、次はCSを目指そう。と、切り替えて、切り替えて、進んでいったそうです。
短期決戦だからこその切り替えはあったかもしれない。でも、切り替えて諦めなかったDeNA。日本シリーズでの諦めない姿勢は、ちゃんと最後までつながってたんだなと思った。
連続したシーズンと、ポストシーズンを一緒にはできないけど、カープはズブズブと泥沼にはまっていった・・・。この経験、来季に生きるといいな。
*「秋山翔吾の打って守ってしゃべります」は放送から1週間以内なら、radikoのタイムフリー(エリアフリー)で聴くことができます。