2019年11月30日

床田寛樹と菊池保則のこの一言に救われた


今シーズンのカープは、見ていてワクワクしないゲームが多かった。ひとえに緒方監督の偏った選手起用から起きたこと。

そんな中にあって、1年目の小園海斗や、2年目の遠藤淳志の凛々しさにはワクワクしました。

そして、何と言っても、ケガから復活した3年目の床田寛樹。

先発ローテーションの一角を担った床田のピッチング、フィールディング、ときにはバッティングにも魅せられた。

先発の中では、ジョンソンと並んで、最も頼りになる存在でした。



しかし、毎回のように好投するも、打線の援護に恵まれないやら、後を受けた投手が打たれるやらで、不運がおそろしく重なって、勝ち星がなかなかつかなかった。

床田の白星が消されるたび、おなかの底から悔しくなった。チームプレー稼業だもの、仕方ないとはいえ、あまりの報われなさに、地団駄踏みたくなるストレスが募ったものでした。

最多勝をとっていてもおかしくないほどの投球内容。それでも毎回、修行僧のように、淡々と自分の仕事をした床田。

契約更改で、2050万円プラスの年俸2700万円に。650万円から約4倍の大幅アップ。

床田「自分が思っている以上に評価していただいた。こんなに上がっていると思っていなかったです」(「スポニチ」)

わたし的にはもっと評価してもらっても全然オッケーなんですが、床田自身が素直に喜びを表しているのを見て、よかったー。と思いました。



マウンドでの姿を見られるのが嬉しかった選手がもう一人。楽天から移籍してきて、フル回転の活躍をしてくれた中継ぎの菊池保則。

菊池は1800万プラスの2900万円。

こちらも、私としてはもっと評価してもらっても全然オッケーなんですが(同様の活躍をしていたら、楽天だとどれくらいはずんでくれたのかちょっと気になったりもしますが)、この一言で胸の中に爽やかな風が。

菊池保「広島に来てよかった」(「スポニチ」)

「もっと選手を評価してほしい」と毎年思うことの多いカープの契約更改ですが、床田や菊池の声を聞いて、よかったとしみじみ。

来シーズンのさらなる活躍をまた願うのでした。ボッ(ファイヤ〜)。


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2019年11月19日

意外な事実・賑やかな応援でよかったんだ


野球の国際大会を見るとき、ちょっと気になる各国の応援スタイル。

今回のプレミア12では、オープニングラウンドでの台湾の、鳴り物ありダンスありの、一体感ある応援が耳に残りました。甲子園(高校野球)の応援に近いものがありましたね。

たとえばアメリカでは鳴り物の応援はないのがスタンダード。

そういう習慣の国の選手たちには、日本や台湾のにぎにぎしい応援は、「集中力がそがれる」「うるさ〜い」と感じる人も少なくないのではと、ときどき気になります。

日本の選手にとっても、集中力がそがれることもあるのでは?と思っていたのですが、今回のプレミア12の中継を見ていて、意外な話を知りました。

17日、韓国との決勝戦の8回をわずか8球でしとめた山本由伸。その山本が登板しているとき、アナウンサーがこんな山本の談話を紹介していました。

韓国の攻撃のときには(韓国はアウェイなので)静かで、投げているとき集中力を失いそうになる、と。

そう言えば、別の日の中継では、坂本勇人が「静かだと守りづらい」と話していたと、アナウンサーが紹介していました。



そうなのか。でもそうかもしれない。高校時代から、ドンチャカにぎにぎしい応援の中、ずっと野球をしてきたんだもんね。そっちの方が慣れ親しんだ環境なんだもんね。

それにしても、静かな方がかえって集中しづらいとは、予想外でした。

でも、日本の選手には思いっきりにぎにぎしく応援していいんだともわかりました。

文化というか、習慣の違いをくっきり知らされました。

たとえば、小京都と呼ばれるある城下町の商店街を歩いていたときのこと。落ち着いた町並みにそぐわないBGMが大きな音でスピーカーから流れていたことがあって、ここは音がない方がいいのになぁと思ったことがあります。

静けさを大切にした文化もあるけれど、静けさを嫌う文化というのも、今の日本の一面にあるのかなと思ったのでした。


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台湾で見る野球
鈴木誠也、チャンスで打つ打つプレミア12。
鈴木誠也、プレミア12で納得のMVP。

2019年11月18日

鈴木誠也、プレミア12で納得のMVP。


11月17日、プレミア12、韓国戦との決勝戦(東京ドーム)。

5対3で勝ちました。「世界一」と呼ぶのには正直大げさに感じる大会でしたが、嬉しいです。爽快です。

今大会、ずっと本調子でない山口俊が先発。これはエースとしての役回り?

これまでの投球内容を見ていて、山口にこだわる理由が見つからない。日程的にこうなりました。だとしたら、ベンチの工夫のなさへのモヤモヤが残る。

山口の表情からして、投げるのが上手くいってないという感じ(今大会通して、そんな印象でした)。1回早々に3失点して、サッと降板。



その1回裏、3点とられたいやなムードを払拭する、鈴木誠也のタイムリー。これで毎試合で打点をあげたことに。もう満場一致でMVP。

4回、2アウト1塁2塁のチャンスで山田哲人。今大会、チャンスで打てていなかった山田(シーズン中も得点圏打率低かった)。

打席に立つと、あの「やまーだてっとー」の応援コールが荘厳に響く。ヤクルト以外のファンも一緒になってこんなに応援してもらってるんだから、山田、打てー。と中継見ながら声を出していたら、打ったー。3ランで日本が逆転。

7回には浅村栄斗が追加点をとって、このあとの投手陣に余裕を持たせてくれた。しばらく前、千賀滉大が「対戦していて嫌な打者は?」と問われ、浅村の名前を上げていただけあります。浅村、グッジョブ。

ところで浅村、顔が横尾忠則さんとちょっと似ています。グッジョブ。



山口は本領発揮できずに終わったけれど、その後の、高橋礼 → 田口麗斗 → 中川皓太、そして凛々しい3人衆、甲斐野央 → 山本由伸 → 山﨑康晃の無失点リレーは今日もまた素晴らしかった。

とくに山本の涼しい顔してすごい球投げてるあの風情、魅了されます。フォークで147kmて。野村祐輔のストレート最速はいったい何kmなんだ。

捕手では會澤翼がついにフル出場。打撃だけでなく、リード面での評価もあったのか。なんか眩しいです。

前日の消化試合とは違って、互いに好守備が見られた引き締まった試合に。

今大会、投手陣(とくに中継ぎ陣)のふんばり、鈴木誠也の毎回の打点、そして何と言ってもオーストラリア戦。

代走のスペシャリスト周東佑京の2盗3盗の後、源田壮亮がスクイズを決め、周東がホームインしたシーンはもっとも心に残りました。

これで今年の野球はおしまい。盛り上がりっぷりは控えめだったけれど、それでも毎試合、楽しませていただきました。日本代表に参加してくれた選手、ありがとう!


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2019年11月17日

プレミア12・消化試合の韓国戦で消化不良に


11月16日、プレミア12・スーパーラウンド、韓国戦(東京ドーム)。勝ちました。が、10対8と大味な試合に。

お互い勝っても負けても、17日の同カードの決勝戦が待っている、いわば消化試合。

そうは言っても、日本に絶対負けたくない気持ちで臨むであろう韓国。いや、ここは決勝戦を控え、大人の態度で行くのか。

そうは言っても勝負事。勝ちに行くため、まじめに取り組みそうな日本。本番に備え、疲れないように上手くやってほしいのだけど。

決勝戦では山口俊が先発予定。登板間隔からしてそうなるのかもしれませんが、今大会、もう一歩不調な山口で決勝戦に臨むのか……。消化試合の先発に岸孝之を出すとは……。



と、試合を見始めると、岸が4回6失点。味方が得点してくれた次の回に、3回と4回ともに失点という、ピリッとしない内容。

シーズン中と違う調整の難しさが影響したとはいえ、岸らしからぬ結果に。

5回に登板した大野雄大はいきなり3連続フォアを出して、ノーアウト満塁に。

鈴木誠也と外崎修汰の好送球もあり、無失点で切り抜けましたが、ここは両ベテラン投手に引き締めてほしかった。

珍しく早送りしたくなるような煮え切らないゲームでしたが、17日が本番。引き締まった試合が見たいです。


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2019年11月16日

赤松真人トークショー in 二子玉川に行ってきました!


11月19日、行ってきました、赤松真人さんのトークショー。

二子玉川ライズにて開かれている まるごとHIROSHIMA博 2019  の目玉イベントの一つ。

東京で赤松真人さんに会えるとは。

トークショーが始まるのは11時30分。11時前に着くと、ステージ前の椅子席はすでに満杯。6時から並んでいた方もいたようです。

そこを取り囲むように立ち見のお客さんの輪が見る見る間に大きくなっていきます。

背番号38のレプリカユニフォームやカープグッズを見にまとった方たちも。ふだんカープファンの方たちがいる場に行く機会がないので、おぉ、同志がたくさん〜。

誰もが皆、赤松さんの登場を待っているのが伝わってきます。こちらの気持ちも徐々に高まってきます。



わたくし、9月から10月にかけて入院しておりまして、体力がなかったので、イベントが始まるまで、ステージから少し離れた椅子にすわって体力を温存していました。

しかし、開始時間になると、スイッチが入ったようにスィーンと身体は動き出し、その後約1時間、立ったままでしたが、疲れはまったく感じませんでした。

好きなもの(こと)への情熱というのは、やっぱり人を突き動かしますなぁ。

最初は人だかりの多いステージ周辺よりよく見えそうな、ステージ近くの建物の2階へ。

おぉ。舞台裏で待機しているユニフォーム姿の赤松さんが見えました。スタッフの方と談笑しています。


スレンダーです。赤松さんは2階にいる私たちにも気づいて、手を振ってくださいました。素敵だ。

しかし、病気からの復活後、テレビを通して見たユニフォーム姿はゆったりして見えましたが、今日はジャストサイズな感じに。


トークショーが始まりました。2階だとお話がよく聞こえないので、1階に移動。司会は、お笑いコンビ、ザ・ギースの尾関高文さん。広島出身のカープファン。


この笑顔こそ、ザ・赤松さん。素敵だ。顔がお子さんにそっくり(それ、逆です)。

野球(カープ)についてのど真ん中の話はやっぱり楽しかったです。

ブラウン監督時代はアットホームで、「負けても明日がんばろう」と言っているうちに、シーズンが終わってしまった。家族的な雰囲気のよさはよさとして、競争がないと、引き締める人がいないとダメ。

それは現在のカープも同じで、勝っているときはいいけれど、負け出すとガーッと崩れていく。そうなる前に、踏みとどまることが大事。

盗塁の具体的なテクニックについてのお話もとても聞き応えありました。

ちなみに、カープで盗塁の上手い選手はと聞かれ、赤松さんが名前をあげたのは、なんと堂林翔太でした。がんばれ、堂林。

ファンからの質問コーナーでは、背面キャッチについての質問も。キャッチするタイミングについてのテクニカルなお話に深くうなづきました。

「大親友は?」との質問には、「うーん、むずかしいですね」と前置きした後、チームでは菊池涼介、そして松山竜平の名前が。チームメイトの中でも、この二人と過ごす時間は長かったとのことです。

「プロ野球選手になって一番よかったことは?」という小学生の男の子の質問には、「パワプロに自分の名前が出たとき」。

今まで自分が見ていたものに、自分の名前が出てくるというのは何ともいえないものがあったそう。「きっとプロ野球選手になったらこの気持ち、わかるよ」という赤松さんの言葉に、「がんばります」と応えた男の子も可愛らしかった。


最初はグー。

最後は赤松さん vs. 会場のみなさんとでジャンケン大会。勝者には、赤松さんのサイン色紙やサイン入りの本などがプレゼントされました。えぇ、勝てませんでした。

最後の最後には、ファンの方からの提案で、赤松さんの応援歌をみんなで歌って、赤松さんを送り出しました。

11月17日(日)には11時から、達川光男さんのトークショーがありま〜す。これも盛り上がること必至でしょう。お近くのみなさん、よろしければぜひ。


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〔ミニ速報〕赤松真人さんに東京で会えます!
2019年最後の試合
赤松さん、ありがとう。

2019年11月14日

チャンスで打てるか4番の鈴木誠也


11月13日、プレミア12・スーパーラウンド、メキシコ戦(東京ドーム)。3対1でリードを守って勝つ。

鈴木誠也の4番以外は、ガラッと打順を変えてきたメキシコ戦。

1回、鈴木誠也と近藤健介のタイムリーで2点先制。

打撃不振の坂本勇人が2番に。「なんで? 」と最初顔をしかめましたが、2回にタイムリー。守備でも魅せました。日本シリーズより続いていた不振から突然の復調。

先発の今永昇太。4回、ジョーンズに甘い球をしっかり捉えられ、ソロホームランを浴びはしましたが、6回1失点の好投。かつての菅野智之のよう。安心して見ていられます。

7回以降の甲斐野央(ひろし)→ 山本由伸 → 山﨑康晃の無失点リレーもこれまた素晴らしかった。山本の柴犬のような凛々しさにほれぼれ。



3回以降はチャンスを作れず活かせず、無得点の日本。相手にいつ流れを渡してもおかしくなかったところを投手陣が守りきってくれたというか。

この日も打点をあげた鈴木だったが、その後、満塁や1塁3塁のチャンスで打席がまわってきたときには打てなかった。

毎回打てるほど簡単な世界ではないし、好調がいつもまでも続くとは限らない。

ただ、プレッシャーのせいなのか何なのか、そのチャンスの2打席では鈴木に小さな負のオーラを感じた。

PK戦の苦手なサッカー選手にキックの順番がまわってきたときみたいに、少し自信なさげに見えた。それまで今大会ではのびのび打っていた鈴木が。

今シーズンのカープでの鈴木を思い出させた。次の試合では払拭してくれるか、また迷い込むのか。


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プレミア12を見て、歪んだ今年のカープ再確認。
鈴木誠也、チャンスで打つ打つプレミア12。
プレミア12で感じたカープ色

2019年11月13日

〔ミニ速報〕赤松真人さんに東京で会えます!


広島ではシーズンオフになると、そこココでカープの選手のトークショーなど開かれているようで、地元の方がうらやましいなぁと、常々思っておりました。

そんな広島から離れたとこに住んでいるカープファンに、まさかの朗報が。

今週末、二子玉川ライズにて行われるイベント、まるごとHIROSHIMA博 2019 で、11月16日(土)に赤松真人さんのトークショーがあります! 11月17日(日)には達川光男さんのトークショーも!

昨日、家族がたまたま電車の液晶広告を眺めていて、「赤松」「達川」という文字が目に入ったとのことで、知らせてくれました。グッジョブ。

やったー。東京で赤松さんに会えるー。

赤松さんはカープの選手(だった人)の中でも、大好きだった方。そんな赤松さんがイベントに来てくれるなんて。

これは神様からのギフトかと思いましたよ。マジで、マジで。

お近くの方にお住まいの方、よろしければどうぞ。


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赤松さん、ありがとう。
2019年最後の試合
ちょっと新しいカープ

2019年11月12日

プレミア12を見て、歪んだ今年のカープ再確認。


11月11日、プレミア12・スーパーラウンド、オーストラリア戦(ZOZOマリン)。3対2で逆転勝ち。

いやぁ、しびれました。

4回、打ったとたんホームランとわかった鈴木誠也のスイングも、田口麗斗 → 岸孝之 → 甲斐野央(ひろし) → 山崎康晃の無失点リレーも、素晴らしかった。

しかし、何といっても7回。ヒットで出塁した吉田正尚の代走で登場した周東佑京が2盗、3盗を決めた後、源田壮亮が繰り出したスクイズ。

あまりの周東の足の速さに引き寄せられるように、目の前に転がってきたボールを1塁ではなくホームに送球した相手ピッチャーのウィルキンス。その送球をかわしてホームインした周東。

いやぁ、しびれました(もう1回)。



先日の日本シリーズでもでしたが、周東は、出てきただけで何かやってくれそうな空気をかもしだす選手ですね。

テテテテテ。テテテテテ。と、次の塁へ。は、速い!

代走でこれほどまで見る者をワクワクさせてくれるとは。こんなスペシャリスト、なかなかいません。

そこで思い出したのが、世界の盗塁王、福本豊さん。

リアルタイムでの盗塁は拝見したことがないので、どんな感じだったのだろう。こんな感じで、気がつけば進塁していて、ファンをわくわくさせてくれていたのかな?

しかし何よりすごいのは、福本さんが2543安打を放っていたこと。盗塁できる環境を自ら作り出していたこと。いやぁ、すごいすごい。



話戻ります。

その周東の走塁を見て、スクイズというアイディアを実行した源田と、ホームインした周東の思い切りのよさ、素晴らしかった。見ていて面白かった。

打撃不振の坂本勇人に代わり、源田を起用した稲葉采配は、とりわけ短期決戦において、当然と言えば当然のことなのだけど。

今シーズン、そのうち打ってくれるだろうと不調の選手を使い続け低迷を招いた緒方采配をいやというほど見せられたので、フツウの野球を見ているような感覚に。

緒方ショックで静かにダメージ受けていたことを再確認。

打撃好調の鈴木や菊池涼介。好リードを見せる會澤翼(逃げの姿勢の外外〔そとそと〕病はどこいったー)。

のびやかに野球している3人を見て、今シーズンのダメージをゆっくり払拭してゆきたいです。


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2分の1の確率。やらないで後悔するより、失敗してもやってみる。
鈴木誠也、チャンスで打つ打つプレミア12。
プレミア12で感じたカープ色

2019年11月10日

小園海斗200万円UP、しぶいよカープ。


契約更改の季節ですね。毎年、カープのしぶちんさには目眩がしそうです。とくに若手に対して。

活躍した選手でも、え、それだけ? 選手のモチベーションが下がらないか? と、こちらが落胆すること多し。 もっと評価してあげてほしい。

小園海斗は200万プラスの1000万円でサイン。

初打席初ヒットに始まり、思い切りのよいスイング、華のある守備。閉塞感のあった今シーズンのカープにとって、小園の打撃と守備を見られるのは、数少ない心躍る出来事だった。ファンをわくわくさせてくれた。

高卒の野手として、58試合に出場。1年目の小園にとって、お金には代えられない得難い体験ができたと思うのだが。

打率は最終的に2割1分3厘と高くはないし、エラーも多少はあったが(それは新人としての勉強代)。これはカープにいる限り、宿命のようなものだが。

カープファンを(いや、カープ以外の人をも)わくわくさせてくれたことは、200万円以上の価値があると思う。

カープを(いや、球界を)代表する選手になってほしいけれど、もっとよい評価をしてくれる球団にいつ移籍してもいいからねって気持ちになります。

同期入団の中日の根尾昂、ロッテの藤原恭大と比べても、今年一番の活躍を見せてくれたのが小園。

年俸1500万円の二人と比べると、スタートからして大きな差が。二人の契約更改はまだのようですが。

今年の活躍だけで順風満帆と言えない世界ですが、さらに経験を重ねて活躍して、たくさん評価される選手になってね。と願ってやみません。


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長野久義と小園海斗がカープにやってきて
小園2号ホームラン。打ったときのコメントからも逸材だと感じる。
小園海斗がプロ初ホームラン、待望の初打点、しかも4打点。
自ら育て、小園海斗! フレッシュオースターMVPに一服の清涼感。
小園海斗、出た打った。なぜか田中広輔も出た。

2019年11月8日

鈴木誠也、チャンスで打つ打つプレミア12。


プレミア12、台湾戦、1対8で勝ちました。

1回、鈴木誠也がタイムリー。3戦連続タイムリーです。

3回、菊池涼介がヒットで出塁し、鈴木が2ラン。

9回、菊池ヒットのあと、またも鈴木がタイムリーと、キクセイコンビが大活躍。

鈴木はこの試合で4打点。盗塁も決めるは、好送球は見せてくれるはで、言うことなしの活躍っぷり。

今シーズン、首位打者に輝いたとはいえ、チャンスで打たない4番だったのに。あれは何だったんだと言いたくなるくらいの躍動感。

さて、台湾の応援。予想していた通り、日本風でした。

鳴り物あり、応援歌やチャンステーマあり、踊っている人たちもいました。

にぎにぎしい応援はアジア野球の文化? しかし、ホームゲームと言うこともあって、一体感がすごいというか、勇ましかったです。日本の応援と共通するところがありながら、台湾らしさをしかと感じました。

オープニングラウンドのあとは、11日から始まる日本でのスーパーラウンド。いつか中国や韓国でのゲームを見る機会があったら、応援カラーをチェックしたいと思いました。


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台湾で見る野球
プレミア12で感じたカープ色
日本と韓国のプロ野球、こんな違いを発見!

2019年11月6日

プレミア12で感じたカープ色


11月5日、プレミア12の開幕戦。ベネズエラに8対4で逆転勝ち。

2番・菊池涼介、4番・鈴木誠也って、ここはカープか〜。

今シーズンの菊池と鈴木の元気のなさは印象深かったので、いいの? このオーダーでいいの? 菊池はポップフライ多いよ、誠也は塁上に走者がいるとき打たないよ〜。

そんな斜め目線でいましたら、おっと5回に菊池タイムリー、誠也タイムリー。

8回には菊池が同点タイムリー、誠也が犠牲フライで1点追加と、チームに大貢献。

誠也の好調にはこんなエピソードも。10月下旬の宮崎での代表合宿でオリックスの吉田正尚からバットを借りたところ、感触がしっくりきて、すぐアシックス社に同じ型のものをを注文したそう。そのバットで早速2打点(「日刊スポーツ」)。

こんな話を聞くと、代表に参加してよかったねって思うのでした。



こんなシーンも、さりげないながら目にとまりました。打席から戻ってきた誠也が浅村栄斗に、會澤翼が坂本勇人に、ボールの印象を伝えていました。

この情報を共有しあうのって、カープの文化だなぁと。それが代表チームでも自然に行われているなと。どのチームでもそれなりに行われていることかもしれませんが。

海外の野球事情に詳しくない私にとって、今回のプレミア12は、海外の野球を親しむいい機会。

開幕戦前に行われたカナダとの強化試合で、今シーズンまで巨人でプレーしていたマシソンがカナダ出身と知って、カナダ野球に親しみを覚えたばかり。

そこで、ベネズエラ出身のNPBの選手は誰かいるかな? と調べようと思っていたら、エスコバー。DeNAのエスコバーの弟さんがマウンドに登場しました。

これでまた一つ、海外チームに親しみが。


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下水流の劇的な逆転サヨナラ打! 華のある選手とは?

2019年11月4日

台湾で見る野球


プレミア12。グループBのニッポンは5日、ベネズエラと対戦。

先日、カナダとの強化試合をテレビ中継で見ました。この季節に野球を見られるのは嬉しい反面、シーズン終わって休養が大事な時期。選ばれた選手にかかる身体の負担が心配。

選ばれたことを意気に感じる選手や、他チームの選手との交流で刺激や得るものがあると感じる選手もいるでしょうからいいんですけど、ハラハラします。

日本代表の試合はベンチの風景を見ているのも楽しい。

鈴木誠也、髪伸びましたね。ちょっと洒落た感じになってる。シーズン中、髪を乾かす時間がもったいないと坊主頭にしていた清々しい誠也が懐かしい。

それにしても、菊池涼介はいろんな選手と会話してますね。守備範囲のごとく、あっちこっちに出没。動き、感じます。



ところで、カナダには野球のイメージがなかったので(私に知識がなかっただけですけれど)、正直びっくりしました。野球大国アメリカのお隣の国だから、それなりに盛んでもおかしくないのですが。

そう思って見ていると、今シーズン巨人を退団したマシソンがカナダ代表で登場。マシソン、カナダ出身だったんですね。カナダへの親近感がUP。まだまだ知らないことだらけです。

カナダの選手にとって、日本の鳴り物入りの応援、うるさくなかったでしょうか。

サッカー日本代表が中東で試合しているとき耳にする、あの延々とスタンドで流れている中東独特のメロディのように、外国チームの選手にとって、エキゾチックに響いているのでしょうか?

グループBの開催地は台湾ですが、台湾の応援って、どんな感じでしょう? 韓国って、どうでしたっけ?

そんなスタジアムの雰囲気も意識して、今度は見てみようと思います。


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日本と韓国のプロ野球、こんな違いを発見!

2019年11月3日

ちょっと新しいカープ


山本昌さんが阪神の秋季キャンプに臨時コーチとして招かれているようですね(「サンスポ」)。

昌さんと言えば、いずれ中日の指導者になる人、中日 of the 中日 というイメージ。そんな昌さんが阪神に。

中日時代、一緒にプレーした矢野監督からの依頼と聞けばスッと納得ですが、「中日の人」という固定観念にフワッと風が吹くような、新鮮な響き。

野茂英雄さんが中日の秋季キャンプを電撃訪問(「中日ニュース」)。こちらも与田監督との親交関係あってのこと。

こういう風通しのよさのようなものは、球団や監督のカラーが生むものなんでしょうね。



そのチームの出身者が多くなるのはどの球団にもある傾向でしょうが、見事なまでにカープ出身者一色でびっしり固められた2020年の監督・コーチ陣。

投手コーチの横山竜士(1軍)と永川勝浩(2軍)、外野守備・走塁コーチの赤松真人(2軍)以外は、1軍、2軍、3軍が入れ替わった顔ぶれ。畝コーチはいつのまにか3軍に。

赤松さんは現役時代、好走塁と好守備でファンを魅了した人。

自分でも「足が速い人はもっといる」と語っていた。相手ピッチャーのクセをつかみとるコツ、タイミングの取り方……足の速さ以上にそれらを走塁に活かし結果を出した人。

守備もまたしかり。ポジショニングの妙などなど、ぜひとも選手に伝えてほしい。体調に気を配りつつ、2軍での経験を積んで、いずれ1軍でコーチしてほしい。



今シーズンから中日を指揮することになった与田監督が、ヘッドコーチに伊東勤さんを招いた話を聞いたときには、うらやましく思ったものでした。

伊東さんと言えば、西武の黄金時代をリードした名捕手、パ・リーグの人というイメージ。

与田監督との取り合わせは新鮮だったけれど、力になってほしい、力ある人とタッグを組む……こういうのを組閣っていうんじゃないかと感じたのでした。

新鮮さ、ワクワク度はあまり高くないカープの新布陣。でも、始めてみないと何が起こるかはわからないので。

佐々岡新監督は今シーズン投手コーチとしての采配を見ていて、選手起用に一貫性や柔軟性は感じなかったのだけど、でも、たまに人が変わるというのはよいことあるかも。

大きな人の入れ替わりはないけれど、頑ななイメージが強かった緒方監督から佐々岡監督に変わり、ベンチ内で少しでもものを言いやすい雰囲気が生まれているといいな〜。そういうのは馬鹿にできない気がします。


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フラットな選手評価
黒田はまだそこにいる……黒田博樹が残したもの

2019年11月2日

大砲どこ行く、どこにいる?


11月1日、FA権行使の申請期間が終了。

バレンティンはヤクルトに残るようで、ホッと一安心。

バレンティンはセを代表する強打者。DeNAの筒香嘉智はメジャー挑戦を表名しているし、バレンティンまでセからいなくなると、ますますセが弱体化してしまう。

ライバルチームの話とはいえ、よかった、よかった。

ヤクルトを退団した石井琢朗さんは、やっぱり巨人へ。あれもこれもほしい巨人へ。

巨人打線にどんな影響がじわじわと現れてくるか。大物選手が巨人移籍を決めたとき以上に、ちょっと嫌な感じがしますね。



一方、カープは、新外国人、ホセ・ピレラ外野手の獲得を発表(「デイリースポーツ」)。

先日、もう一人のジョンソン、DJ・ジョンソン投手の獲得を発表していましたが(正面からの写真がなんだかサンタさんのようなお顔)、お、今度は野手。

やっと打撃に力を入れてくれる気になったか? もしかして長距離系?(そわそわ)。

と期待して見てみると、内野も守れるユーティリティープレーヤーのようですね。そうでしたか、そうでしたか。

活躍してくれたら何よりですが、それにしてもカープ、ユーティリティプレーヤーばかり獲っているかのようなイメージが。

大砲、出てこ〜い。ドンドンドン(机をたたく音)。

駐米スカウトとして就任したエルドレッド。頼むから、あなたのような、相手に脅威を与えてくれるバッターを見つけてきてください!


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野村祐輔、残った。
長野久義、来シーズンもカープで!

2019年11月1日

長野久義、来シーズンもカープで!


長野久義は来年もカープのユニフォームを着てくれるようです。嬉しい。

今年の1月、巨人にFA移籍した丸佳浩の人的補償として長野の名前があがったときには衝撃が走ったが、すぐチームにもファンにもウェルカムムードに包まれた覚えが。

しかし、その明るいムードもシーズンが始まるとおかしな雲行きに。

もっと長野の活躍を見られるかと思っていた2019年。

そう上手く行かなかったのは、スロースターターなこととか、レフトの守備になれていないこととか、長野自身にもその理由はもちろんんあっただろうけど。



それにしても、これだけの実績とキャリアのある人物になっかなかチャンスを与えなかった緒方前監督。

もちろん、実績とキャリアがあれば通用する世界ではありません。

ただ、緒方監督はシーズン前半、成績が明らかに振るわないにもかかわらず、他の実績ある選手(田中広輔、中﨑翔太、松山竜平)は長く使い続けた。あまりに長すぎるほど。

そのフラットでない選手起用は、他の選手にとって、失礼な態度をとっているように見えた。何より、チームの成績が低迷した。

来シーズンは、フラットな選手起用のもと、長野がベテランの味わいを見せてくれたら、レギュラーを獲りに行く活躍を見せてくれたらと、今度こそ期待したいです。

あ〜、もちろんの若手の活躍も見たい。そこは切磋琢磨で〜。


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