2024年2月28日

宇草1軍合流、今のとこカープ快調のしるし


2月27日、カープ、春季キャンプ打ち上げ。3月1日、倉敷での楽天とのオープン戦から、秋山翔吾と宇草孔基が1軍合流。中村奨成と中村貴浩は2軍へ。

貴浩、ダメだったか~。いや、ダメじゃない。そういうことじゃない。

新井さんも二人には「まだこれで決まったわけではない。これからオープン戦に入って開幕まで1ヵ月ある。〈いつ呼ぶかわからないぞ、試合でしっかり頑張れ〉」と伝えたそうです。(「デイリースポーツ」)


今年のキャンプは見聞きしていて、昨年よりワクワクした(当社比です)。とりわけ西川龍馬が移籍し、外野の1枠が空いたことで、とたん競争が激化。この競争を待っていた。

主力選手の移籍やケガがない限り、若手にチャンスが与えられないのは本意じゃない。でも、経験や実績で上回るベテラン・中堅が経験少ない若手より優先されるのも、それ相応の理由がある。

それでも、コンディションのよくないベテランに優先席が与えられていた昨年、そういう環境を作っていたベンチにはモヤモヤした。


今のところ、「開幕してからもいろんな選手にチャンスをあげたい。とにかく、グルグル回しながらやっていきたい。〈俺にもチャンスがある〉という感じなら、チームにも勢いが出てくると思う」という新井さんの年頭の言葉は実行中。

どの選手を起用する(しない)かを考えるのは悩ましい仕事ですけれど(でもワクワクもしますね)、どうか開幕後もそのスタンス、続けてくださいませんか。

その競争の中、田村俊介が頭角を現し、中村健人がひとまず1軍枠に残った。末包昇大の復活も待たれる。秋山翔吾や野間峻祥もうかうかしていられません。秋山はうかうかしてると思わないけど(野間は、野間は?)。


そんな中、打撃好調で、生活感香らせてた宇草の1軍合流は嬉しい。そういう選手をちゃんと見ていて、1軍に推薦してくれる2軍スタッフ。当たり前のことがスッと行われているこの気持ちよさ。

「カープは家族」なんて、一見あたたかそうに響くけど訳のわからない言葉を掲げるより、まともな競争と評価のある方が、どれだけあたたかいことかと思う。宇草はさらにハッスル(死語?)することだろう。

2022年、安部友裕は2軍で高打率をたたき出しながら、一度も1軍に呼ばれなかった(果ては戦力外通告された)。あれは今思い出しても寒々しいことだったから。
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2024年2月26日

日ハムとのオープン戦はサヨナラ負け、でも選手全員20代!


2月25日、日ハムとのオープン戦は3対2でサヨナラ負け。

ローテ投手の上原健太や、昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでの投球が鮮烈だった根本悠楓に苦戦しつつも、韮澤雄也と中村奨成のタイムリーで2点先制。

も、9回裏、1点差を逃げ切れず、サヨナラ負け。

残念だが、オープン戦の成績はシーズンに直結すると限らないので、いいんです(と、まだ余裕を持って言える今であった)。日ハムは今のとこ、オープン戦無敗。でも、まだ喜ぶのは早いのです。


カープのスタメン、ほぼ1軍を目指す選手ばかり、20代の選手ばかり。ここから開幕(どころか今後のオープン戦)1軍にとどまれるかを試す選考は続くよですが、ザ・オープン戦という感じで、いいです。

昨年は、20代野手は西川龍馬だけという試合もあったから(アラサーだけど)。そんな西川も、もういない。

対照的に、若い選手を前面に出してきた中日が、2年連続最下位だけど、うらやましく感じたものでした。


かくいう日ハムも、この日、ほぼ20代の選手。1年目から若い選手をガンガン使っていた新庄監督も、今年は3年目。意外と監督業をしている新庄監督。なんとなく長く続けるイメージがなかったので、ちょっと目を見開いています。

立浪監督ともども、この3年目がどっちに展開していくのか、とても楽しみです(カープは、カープは?)。

今年はあれこれ試すと言っていた新井さん。結局、開幕したら、小園海斗と坂倉将吾、田村俊介以外はいつものメンバー(いつメン)だった。

と、落胆させられるのか否か、楽しみです。いいプレーを見せてくれるなら、ほんとは若手でもベテランでも中堅でもいいんですけど。


昨日、最寄の書店で、ネットで見かけて可愛いなと思ってた「カープ坊や お部屋ライトBOOK」を発見。



選手名鑑のとなりに2つ積んでありました。関東の地にも、嬉しい。ぶじ、誰かに手にとってもらえますように(って、買わへんのかーい。は、はい・・・使うことがなさそうなので)。


三連覇した後の頃、別の書店で、カープの三省堂国語辞典を見つけたときも嬉しかった。こんなの出るカープ、すごい、って。

 

広島では珍しいことではないのだろうけど、こちらでカープグッズを見かけると、きれいな花とか、珍しい虫とか見かけたときみたいに、嬉しい。

三省堂の国語辞典は阪神仕様とソフトバンク仕様も出ているんですね。カープだけではなかったか。いや、全球団出ているわけではないから、やっぱりすごいわ。
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2024年2月24日

斉藤優汰6失点の日、養成所じゃないのよプロ野球は


2月24日、巨人とのオープン戦は1対10の大敗。

昨日、中日に10点差で完封勝ちしたカープ。大勝した次の試合はたいてい負ける・・・はカープクォリティ。シーズン中に見慣れていたので驚きはしなかったけれど、やっぱりかという気持ちになるのをいつ裏切ってくれるのか。

ハッチの初マウンド。からの、2年目の斉藤優汰に経験を積ませる日となった今日。シーズンと同じ状況でないにせよ、中日ともども大勝からの大敗。

弱いチームにありがちなこの安定感のなさ。昨年の阪神はこういうことはあんまりなかったんじゃないだろうか。


新井さんは斉藤について、「まだ高卒2年目。じっくり成長していってもらいたい。そういう意味では今日、彼にとっていい経験になったんじゃないかなと思います」(「スポーツ報知」)

もうその通りとしか言えない完璧な(?)答え。

昨年11月の日本代表との練習試合では、球が重そうで雰囲気感じた斉藤だったが。 

今年のキャンプでシートバッティングの映像を見たときだったか、ユニフォームの「SAITOH」という文字を見て、タイムラグが出来てしまったんです。あっ、斉藤優汰か、と気づくのに時間がかかってしまった。


189cmと上背はあるのに、身体が薄く感じた。あれ、こんな存在感なかったっけ? ドライチにオーラを求めすぎだろうか。

選手には完成型(即戦力系)と素材型があるとしたら、斉藤はこれから育っていく選手なんだろう。ただ、高校を卒業してほどなくして頭角を現す選手もいる中、ちょっと物足りなく感じるのは望みすぎなんだろうか。

いい指導者にめぐり会ってほしい気持ちもあるけれど、そんなときいつも、「プロには〈教える〉〈育てる〉はない。〈学ぶ〉と〈育つ〉があるのみ。何でも自分で考え、実践しなくては」という豊田泰光さんの言葉を思い出す。

自分で自分を育ててほしいな、って。中村奨成も、な。


と同時に、もし斉藤が(奨成が)、他球団に指名されていたら、どんなふうになる(なった)だろうとも、ふと思う。

斉藤がロッテの吉井監督のもとでなら、次々と魅力的な若い投手を送り出すオリックスにいたのなら、どんな成長曲線を描くんだろう、って。ロッテやオリックスが斉藤を指名するかどうかはまた別の(大事な)問題だけど。

一生負けパターンなのかと私に長く野次られていた島内颯太郎も、昨年はマウンド上で雰囲気のある選手となって、最優秀中継ぎ賞のタイトルも獲った。

あの斉藤がこんなに、そんなふうに感慨深くなる日が来るのが楽しみだー。

その前にカープ、エラー多すぎ!

2024年2月23日

オープン戦が、Jリーグが、始まった!


2月23日、オープン戦が始まる。カープは14安打、中日に0対10で完封勝ち。

田村俊介が、小園海斗が、坂倉将吾が打ったー。昨年、1軍での出場がなかった中村健人がホームラン! 益田武尚が、黒原拓未が、3回無失点! よしっ。

と、嬉しいが、2日前のDeNAとの練習試合では、DeNAより8安打と安打数は多かったのに、1対2で負け(点とれへ〜んの既視感)。一方、中日は、15安打でロッテに1対14と大勝。

あぁ、勝ったり負けたり、打ったり打たれたり、一喜一憂する日々が始まるのだなぁと思う。


今日はJリーグも開幕。サンフレッチェ広島が、新スタジアム・エディオンピースウイング広島で、浦和に2対0で白星スタート。

ピースウイングは街中(まちなか)にあるそうですね。気軽に立ち寄れる場所にあるのは、ふだん日本代表の試合しか見ていないにわかの私でも、ワクワクします。

昨年3月、日ハムのエスコンフィールドがオープンして話題になったのが懐かしい。エスコンのアクセス問題はその後、少しはよくなったのかな?

あのとき、エスコンでの初モノ記録はすべて他球団に持っていかれたことを思うと、サンフレッチェが勝って始まれたのはなんとも気持ちよいスタート。


エスコンのときは、グルメの充実ぶりやサウナで整いながら野球を見られるなどのエンタメ情報がよく取り上げられていた。

私は、球場で観戦することはごくまれなのだけど、それだけに、できるだけ座席で選手の一挙手一投足を見てたい。

ので、サウナに入ってたら野球見られない(それ野球好きじゃない人)と思ってしまうが、球場でいろいろ楽しみたい人にはどうぞどうぞ。球場がにぎわったらいいなと思う。


サッカーに詳しくないのだけど、スタジアムでのサッカー観戦時の食事状況って、どんな感じなんでしょう。むかーし、サッカー観戦してみたいと、国立競技場にグランパス・アントラーズ戦を見に行ったことがあるけれど(ストイコビッチがいたので)、食事をした記憶はない。

野球のようにイニングがないから、絶えずピッチで選手が動いているから、食事しながら見るイメージがないけれど、みなさんどうされてるの? 終わってからゆっくり、とか? 野球と違って終了時間は見込めますし。

もうすぐ、試合時間の長い野球が始まる〜。あの間(ま)の多い野球、嫌いじゃないです。若い頃にはじれったかった大相撲の立ち会いも、今ではあの味わいが楽しめるようになった。

そりゃ早く試合が終わったときは疲労も軽く、嬉しいですけれど。やきもきする季節が近づいています。
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2024年2月20日

2024年、今年の12球団の顔は誰だ?


プロ野球選手名鑑の季節がやってきました。12球団の顔=表紙を飾るのは誰か。みなさんの予想はいかがでしたか? 今年も答え合わせ(?)を。

出版社によって選手のチョイスは微妙に違いますが、毎年、我が家では『週刊ベースボール』の増刊号版を愛用していますので、こちらをもとに発表です、デデデン。


 今年はセ・リーグからページが始まる。カープはいちおう2位なので、気分がいいです(ここで満足するな~)。

〔セ・リーグ編〕6チーム中、3つ当たりました。

阪神 村上頌樹 
MVPだもの。でも、ほかに載ってもおかしくない選手が複数人。チームの充実っぷりを感じます。

カープ 森下暢仁
あぁ、いいさ、森下なら毎年でもいいさ。でも、今年の顔。私の予想は小園海斗でした。

DeNA 度会隆輝 
東克樹や牧秀悟も投打のチームリーダー。迷ったが、活躍しそうな勢い感じるドライチがきたー。


巨人 岡本和真
新しいエース、戸郷翔征かと予想。あ、岡本がいました、すまんすまん。

ヤクルト 村上宗隆 
ほかに新しいスターと呼べる対抗馬が思いつかなかった。昨年のチームの元気なさがうかがえます。

中日 中田翔
最多安打に迫った岡林勇希か、若きエース髙橋宏斗であってほしいと思ったが、やっぱり中田だったか。中田効果で、今年はお客さんでにぎわってる中日キャンプ。そこに話題が行ってしまう(というよりメディアが持っていってるんだけど)のは、中日寂しいぞ。


〔パ・リーグ編〕
6チーム中、当たったのは2つだけ。

オリックス 宮城大弥 
山下舜平大も注目を浴びそうだが、山本由伸なき後は、宮城かな、って。

ロッテ 小島和哉
単純に佐々木朗希かと予想。でも、チームを出て行きたがっている人を「顔」にするのは、ないわ、なかったわ~。

ソフトバンク 柳田悠岐
スッと予想が出てこなかった。柳田? でも、いまだ柳田というのも。そこで二冠の近藤健介と予想したが、いまだ柳田だった。補強しているのに優勝に結びつかないソフトバンクの低迷ぶりがこういうところに見えてくるような。


楽天 荘司康誠
思い浮かぶ顔がなかった。いまさら田中将大や則本昂大や浅村栄斗でもあるまいし。よくわからない・・・じゃ辰己涼介で。と、楽天ファンでなくともスッと浮かんでこないところに楽天の低迷ぶりが見えてくるよう。

西武 平良海馬
チームの顔といえば源田壮亮? でもシーズンではそこまででもなかった? ライオンのたてがみヘアの高橋光成にしとこう。あ、平良君がいました! ごめんなさい!  昨年は志願して先発に転向、チーム最多の11勝(高橋は10勝)。

日ハム 万波中正
新しいスターはこの人で決まり、当たった!


予想して購入すると、うんと楽しいです。こんなちょっとしたことからでも、昨年のチーム状況が見えてくるようで、面白かった。

ところで、表紙に新井さんが載っていても違和感ないような。そんな監督、ほかにいます?(いません!)

現役引退してるし、監督だし、載るわけないのに、あの若々しさ、グランドでの(正しくはベンチだけど、あの勝った瞬間飛び出してくる)あの躍動感、臨場感。

2015年と2016年には黒田博樹が、2017年には新井さんが表紙の顔だった。若い選手にまじってオッサンが、の図。でも当時、二人はチームの顔だった。カッコイイ~。

それを思うと、今年の中田や柳田はちょっと物足りない(中田や柳田はまだぎりぎりアラフォーではないが)。でも今年の成績を見ないことにはわかりません。誰が「顔」になるのか、見届けるのが楽しみです。
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2024年2月18日

主力投手が出てきたとたん3安打、対外試合で阪神に完封負け


2月17日、ロッテとの対外試合は4対0と完封勝ち。2月18日、阪神との試合では0対4と完封負け。あれ、昨シーズンってまだ終わってなかったんだっけ?

開幕前の調整段階で一喜一憂するものでもないですが、ロッテ戦では名前を聞いてわかる投手が一人もいなかった。

今日の阪神戦では、村上頌樹 → 才木浩人 → 石井大智 → 及川雅貴 → 桐敷拓馬 → 湯浅京己と、ゴリゴリの主力リレー。お試しどころか、本番見すえた本気のラインナップ。


本番でなくとも、格というか質の違いを見せつけられるような。カープのことはそれほど(脅威やあらしまへんで~)。と、寄り道しないで我が道をいく大人の阪神。

また赤子の手をひねられました。遠い目で見る。

仕方ないです。大きな補強もしてこなかったわけですから。それはカープスタンダードなので、もうわかりきってる。だったらせめて、若手を育てる舵きりをしてほしかったけど、それすらも手つかずだったから。


今年、いよいよ田村俊介を本格的に起用しそうですが、昨年の段階でもっと早く抜擢することもできたはず。井端監督のようにパッと見抜いて、思い切って経験積ませてほしかった。

その差を埋める作業を地道に続けていくしかないわけだけど、「開幕してからもいろんな選手にチャンスをあげたい」と新井さんは言っていたけれど、いくら練習試合でも「3番・田中広輔」なんてスタメンをしれっと見せられては、今年も大丈夫かしらという気持ちに。

開幕投手に九里亜蓮を指名した時点で、ほんとにいろんな選手にチャンス与えて、フラットな目で見てくれるの?と、ちょっと心配に。また情が発動するんじゃあるまいな。


今日の「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)では、巨人の宮崎キャンプに訪れた貴さんが阿部監督にインタビュー。

「どんなジャイアンツにしたいか」と貴さんに問われた阿部監督。

監督に就任してすぐ、主要な人を集めミーティングをして、「いいものを持っている選手がたくさんいるので、とにかく選手とコーチ、僕も、フロントや裏方さんも含め、風通しのよい組織にしていきたい」と話したそうです。


新井さんが監督に就任して、秋季キャンプで「俺は好き嫌いで起用しない」と宣言したとき、あぁ。解説者として外からカープを見ていて、思うところがあったんだなと感じた(思っていたことを実行できるかどうかは別の問題だったけど)。

阿部さんも、原監督時代にコーチをつとめていて、風通しよくないと感じたことがあったんだろうな。と、逆に前のチーム状態が見えてくるようで、面白いなと思った。

たまに人が変わるというのは悪くないことと思う。日本ではなかなか起きないけれど、もっと気軽に(?)政権交代を繰り返せばいいと思う。

2024年2月17日

開幕投手は九里、新井さんのメッセージは変わらず


今年の開幕投手が九里亜蓮に決まった。新井さんはそっちに舵を切ったか、と思った。

九里が開幕投手で全然おかしくない。九里、床田寛樹、森下暢仁の中から選ばれるとは思っていた。

床田は開幕を狙うギラギラした発言はなかったが、森下と九里は、毎回「やりたい」と意志表示。

私の中では、2年目以降、開幕投手はずっと、森下。でも、なかなか選ばないですね、カープの監督は(まだ年功序列なの?)。

森下は3月、欧州代表との強化試合に出るので、イレギュラーな調整になるのを考慮して外したのかなという気もしますが。


「大地と同期入団でずっと争って、ここまで成長してきた。彼自身、開幕に行きたいという気持ちも感じる。“任せたぞ”と伝えました」と、新井さん。

そこ? そういうことなの? だとしたら、またかと小さな落胆。

開幕戦はDeNAと。昨年の対DeNA戦の防御率は、九里が3.86。床田が1.88。森下が2.77。九里、むしろ分が悪い。


昨年、新井さんが監督になって新しい風が吹くかと思いきや、開幕は大瀬良、過去の実績重視のスタメンと、佐々岡さん時代の延長のようだった。

今年はさすがに6年連続大瀬良とはならなかったが。昨年の成績でそれをされたら、もう気持ちは曇天模様まっしぐらだが。大瀬良は手術明け、それはないと思っていたが。

監督就任1年目の秋季キャンプ、「俺は好き嫌いで起用しない」宣言した新井さんだったが、フラットな選手起用がされたようには見えなかった。選手間の競争はなく、むしろ、新井さんの「思い入れ」を感じる選手起用だった。


だから、春季キャンプ前、「開幕してからもいろんな選手にチャンスをあげたい」と言っていた新井さんの言葉を鵜呑みにはしないぞと思っていた。

今回のキャンプでは若手間の競争があり、変化の兆しを感じたが、開幕投手が九里。新井さんがそう思いっきり変わることはないかもしれないと、心していく所存です。

対戦相手のDeNAにしたら、床田や森下の方が嫌な相手。そういうことより「気持ち」を大事にした新井さん。

気持ちは大事。でも、客観的に見るより、結局は「思い入れ」で決めるのかと、今年も昨年の地続きなのかなと、気持ちがすぼんだ。


九里はタフにローテを守っている。1年通してローテを守れていない大瀬良と比較して、もう少し九里は評価されていいと思う。ドライブラインに参加したり、九里には向上心も感じる。

九里は開幕戦で結果を出すかもしれないし、勝ったり負けたりを続けていく長いシーズン、開幕戦がもし黒星スタートしても、どうってことない。

ただ、誰を開幕投手に選ぶかは、選手全員へのメッセージでもある。あんまりいいメッセージとは思えなかった。

2024年2月15日

田村俊介が「怪物の卵」に、打撃について聡明に語る


2月14日、田村俊介が全国の(一部の)プロ野球ファンの目に触れた日。

「報道ステーション」(テレビ朝日)のスポーツコーナーにて、キャンプ期間中にやっている次世代のスターを紹介する企画、「怪物の卵」に登場。

田村が取り上げられないかな〜(いや、絶対取り上げられる!)と思っていたら、やっぱりきたー。

番組のキャスターをつとめる松坂大輔さんによるインタビュー。松坂さん注目の人物という触れ込みだったが、松坂さんのチョイスなのか制作スタッフのプッシュなのかわからないけど、田村、よかった。


全国のプロ野球ファンのみなさん、精悍な顔つきを、打席での雰囲気ある佇まいを、見てくださいました?

なにより、打撃についての語り口から聡明さを感じました。

「昨年、1軍でつかんだ手ごたえはありますか?」と問われ、「脱力を覚えることによって、スイングがきれいになった」と。

構えの段階から力を抜いて、ボールがバットに当たる瞬間に、100%、力がボールに伝えられるかを意図してスイングしているそうです。


その言葉を聞いた上で、打撃の映像を見ていると、なるほど~という感じなのです。素人の私にも、理論的にも感覚的にもスッと入ってくる説明。聡明な人だなと思った。

「(打席では)とことんリラックスしたいです」という言葉も、実感こもっていてよかった。

うー。きっとプロの選手はそれぞれの技術に対する考え(言葉)を持っているのかもしれないけれど、中村奨成は自分の打撃について、こんなふうに言葉にできるのか?

できる・・・よね? 聞く機会がないだけで。でも、考えて野球しているのか、ずっと気になっているところ。

意気込みはあるけれど、考えること、はしょってないよね? 丸坊主にするより、やることたくさんあるはず。いや、スッキリしたかっただろうから、いいんだけど。


田村に戻りまして、「空いたポジションを狙いにいくんじゃなくて、秋山さんや野間さんといったレギュラーの人たちがいるので、そこを奪えるくらい強気な気持ちで、今年1年はやりたいなと思っています」という言葉もよかった。

奪って、奪って。いや、その日はそう遠くないでしょう。

テレ朝news」のページにて文字起こしされていましたので、ご覧になれなかった方はどうぞ。
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2024年2月14日

日本代表にカープから5人も(デジャブ)


3月6日と7日、京セラドームで行われる欧州代表との強化試合の日本代表メンバーが正式に発表された。(「スポニチ」)

WBC日本代表(村上宗隆、源田壮亮、近藤健介、宮城大弥、中野拓夢)に、昨年11月のアジア プロ野球チャンピオンシップの代表メンバーから何名か、さらに大学生4人を加えた28名。

カープからは、栗林良吏、森下暢仁、坂倉将吾、小園海斗、田村俊介。5人選出は12球団最多。


いまや、坂倉と小園は井端さんの日本代表チームには欠かせない?みたいな感じで誇らしい。

そして、なんと言っても田村。昨年1軍での試合出場は10試合という田村をよう見い出してくれはった。井端さんへの尊敬が止まらない。

遠い目で思い出します、2021年の東京オリンピック。このときも12球団最多の5人が選ばれたカープ。チーム成績よくなかったのに5人も。忘れまじ、いや忘れたい、佐々岡さん時代。

昨季はリーグ2位と表向きまずまずの順位で終えたけれど、それはシーズン前のWBCにカープから代表選手が選ばれなかった恩恵とも言えるので(唯一選ばれた栗林は大会中に腰の張りで離脱)。


かつてのイチローや松坂大輔ら、WBCに力を注いでコンディションを崩し、シーズンを低調に終えるというイメージが強い。代表に選ばれることを素直に喜べない側面もある。

今年も、村上とか高橋奎二とか、シーズンでは期待されたほどの結果を出せずに終わった選手もいた。

一方で、山本由伸のように、タイトル獲るわ、沢村賞獲るわ、ノーヒットノーラン達成するわ、いつも通りのハイレベルな成績を残してメジャーに移籍した選手も。一概にシーズン外の日本代表に選ばれる弊害ばかりを口にはできない。


森下と栗林が選ばれたのは、ちょっと意外でした。森下も栗林も、東京オリンピックのときはキラキラしていたけれど(モゴモゴ)。

井端さんに選んでもらったことは嬉しい。本人もやる気満々と思う。もちろん応援はしていますとも。

栗林は、WBCで無念の離脱をしたときのケアをしてもらっているような、もう一度機会を与えてもらったような気がしてしまった。

シーズン前という心配な時期ですが、刺激をいっぱい受けて、5人ともケガなくチームに帰ってきてほしいです。そして、山本コースの活躍を・・・。
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2024年2月13日

西川の抜けた穴が風穴に、1軍日南キャンプ打ち上げ


2月13日、1軍の日南キャンプ、打ち上げ。15日から沖縄キャンプがスタート。

今年は「西川龍馬の抜けた穴」と、ちょこちょこ言われてはいる。でも、「鈴木誠也の抜けた穴」はもっと頻繁に言われたような。それより「丸佳浩の抜けた穴」が未だ埋まってないのでは説もあったが。

主軸が抜けたことを痛いと感じるファンの方もいるだろうけど。しかも西川は数少ないカープの20代のスタメン野手だった、アラサーとはいえ。

でも、西川がFA宣言したとき、私は嬉しかった。売れる自分を持っている選手、他チームに望まれる選手がカープにいるというのは、やっぱり嬉しいことだ。ハ・キ!(安部~)


見ていてワクワクする今年のキャンプ(当社比です)。キャンプ打ち上げで、新井さんも言っていた。(「スポーツ報知」)

「特に外野争い。こちらが想像していた以上に、いいレベルで戦争してくれてると思います」

「秋のキャンプから、龍馬がいなくなるとわかったときから、彼らの目の色も変わっていた」


今年の春季キャンプを見ていると、西川が移籍して逆によかったという気にさえなっている。こんなことでもないと、こんなふうに競争が、活気が、生まれなかっただろう、って。

フラットな選手起用がされていればいいのだが、いかにも過去の実績が優先された昨年の選手起用だったので(と言っても、たとえば野間峻祥に実績があるのかと言いたいが)。

結果的に順位は2位といえど、そこの停滞感は半端なかった。主力(と思われている)選手がケガで登録抹消でもされないと、なかなか田村俊介や末包昇大らにチャンスが与えられなかった。そこはストレス大きかった。


オリックスの中嶋監督がキャンプ初日、取材で宮城大弥について聞かれ、「まあ、宮城にはあんまり期待しないですけども・・・」と言っていた。

斜め後ろからそのインタビューを聞いていた宮城は「なぬを~。見てろぉぉぉ」とものすごい目つきで睨み返していた。

えーと。中嶋監督と宮城の関係性ってあんな感じなの? あれは中嶋監督あるあるなの? ああいう炊きつけ方なの? ファイヤー!


だとしても、新井さんだったら、選手にあんな言い方は絶対しないと思った。なんてったって、点が入ったら、まっさきにベンチで跳び上がってる人ですから。

そういうところはストレスフリー。ですので、なにとぞフラットな選手起用について、よろしくお頼み申します。
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2024年2月12日

見ていて楽しい今年のキャンプ、なぜならば・・・


2月11日、沖縄で15日から始まる1軍キャンプのメンバーが発表された。(「デイリースポーツ」)

〔投手〕
九里亜蓮、大道温貴、森浦大輔、大瀬良大地、森翔平、常廣羽也斗、森下暢仁、栗林良吏、髙太一、黒原拓未、益田武尚、床田寛樹、滝田一希、塹江敦哉、矢崎拓也、トーマス・ハッチ、島内颯太郎、河野佳、斉藤優汰、アドゥワ誠、玉村昇悟、内間拓馬、テイラー・ハーン

〔捕手〕
坂倉将吾、石原貴規、髙木翔斗

〔内野手〕
田中広輔、堂林翔太、マット・レイノルズ、菊池涼介、林晃汰、小園海斗、韮沢雄也、矢野雅哉、ジェイク・シャイナー、二俣翔一

〔外野手〕
中村健人、久保修、田村俊介、中村奨成、中村貴浩


遠藤淳志、日高暖己、コルニエル、羽月隆太郎は日南の2軍キャンプに合流。

キャンプでは随時入れ替えをすると言っていたし、2軍で調整中のベテラン勢もいる。これが当選落選なわけではないけれど、貴浩と玉村が1軍に残っているのが嬉しい。

田村はそういう一線から一歩抜けた感じが。奨成もがんばれー。


気になるのがサイドスローにフォームを変えた塹江。

ケムナ誠ともども、頼りになるときとそうでないときが2色反転するような、投手交代でコールされると不穏な気持ちになることが少なからずあった。

フォアで崩れたり、パーンと打たれたり。投げ切れなかったのはメンタル面ではなく、フォームの改造=技術で克服される・・・というのがクリアに見せてもらえそうで、楽しみです。

10年目にして、こんな変化がやってくるなんて。塹江自身だけでなく、ファンとして期待曲線がこんなふうに上がることがあるなんて。

まだ開幕していないけれど、本番でもシャラッと決めて、うっとりさせてほしい。そうなったら、ほんと楽しい。


昨季は選手の入れ替えがじれったいほどなかったことが多かったので、このワクワク感たら。とくに外野枠をめぐっての若手の競争。投手陣もなかなかのことになりそうです(内野は~)。

新井さんも「「みんながすごいガツガツしてくれているので、見ていて面白い、楽しいです。私が楽しいんですから、みなさんも楽しいでしょ?」と、報道陣に問いかける。で、一同うなずく。(「デイリースポーツ」)

のあー。どの口が言う。だから私たちファンは、競争(入れ替え)のない昨年は見てて面白くなかったんだっつーの。これが開幕したとたん、止みませんように。
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2024年2月10日

紅白戦で名フレーズの栗林、意外だったメジャー志向


2月10日、紅白戦が始まりました。中村貴浩が3安打。試運転期間とはいえ、嬉しいぞ。

昨年、新井さんの発案で笑いを誘った、大瀬良大地と森下暢仁によるスタメン発表の場内アナウンス。

「ティックトッカー、小園」が今となっては懐かしい。いまや、れっきとしたチームの主軸。

今年は矢崎拓也と栗林良吏が担当。好評第2弾なのかと思いきや、今回、新井さんはノータッチだとか。(「スポーツ報知」)


今年の名フレーズは「1番レフト、野球一筋、中村奨成」かな。栗林、やるじゃないか。

矢崎曰く「3番キャッチャー、生意気過ぎです、坂倉君 背番号31」。

坂倉将吾は昨年、森下から「後輩・・・ですよね?」と紹介されていなかったか? 坂倉の共通認識ってそんな感じ?

リードするのが仕事の捕手。年齢とか関係ないと思います。試合中、先輩を呼び捨てで呼んでいた中田英寿みたいで、全然いいです(試合中、さんづけしている暇などなーい)。


ところで、昨年末、栗林がメジャー移籍も視野に入れているという記事を見たときには、ちょっと驚きました。(「デイリースポーツ」)

以前は、メジャーなど考えたことがないと話していたような記憶が。

栗林と言えば、堅実なイメージ。プロになって報酬額が増えても、この先何があるかわからないからちゃんと蓄えておこうと家族と話していると言っていた。日本のプロ野球で自分の役割を全うし、生きていくのかと思った。

東京オリンピックでは守護神の役割を見事に果たした栗林だったけれど、地元日本が開催地だったし、無観客だった。シーン。

昨春、コンディション不良でWBC日本代表は途中で離脱したが、栗林がアメリカの球場で、大観衆の大歓声の中で投げているイメージが湧かなかった。


ルーティンが多いという栗林。いつも通りの準備が気持ちを安定させる・・・勝負の世界に生きているアスリート、人によってはルーティンがメンタル面に大きな効果を及ぼす。

ただ、アクシデントがあってルーティン通りにできなかったとき、逆効果になることもありそう。

「メジャーでやっていくには鈍感になるのも必要」と、黒田博樹が話していた。時差や食事などなど、思うようにいかないことが出てくると、ストレスになりかねない。こだわって神経質になるより、流れに身を任せたほうがいい、と。


栗林のように決めたことをキチンとやるタイプは大丈夫かなと、勝手に心配(よけいなお世話)。

でも、意外だった、その変化。覇気があっていいじゃないか~。

WBCで日本代表に選ばれて、ダルビッシュ有や大谷翔平と出会ったことでが大きかったのだから、チームの外に出ることはやっぱり大事だなと思った。
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2024年2月8日

菊池と、門別と、清志郎と


選手の一挙手一投足に一喜一憂してしまうキャンプ情報。ここやオープン戦で調子がよくても、本番が始まってみないとわからない。開幕が待ち遠しいような、こわいような、この季節。

菊池涼介に「守備を教えてくださいよ〜」と、自主トレをともにしたヤクルトの村上宗隆(昨季のリーグ失策ナンバーワン)。

なんという時代になったものでしょう。対戦チームの選手に教えを請うたり、教えたり。


羽月隆太郎がソフトバンクの周東右京の自主トレに、石原貴規がソフトバンクの甲斐拓也の自主トレにと、このテの話は今や珍しくもなんともないけれど。

村上に教えるならカープの若手選手に〜。という気持ちになってしまったが、キャンプでは、林晃汰や小園海斗、矢野雅哉、韮澤雄也らが菊池から守備指南。

球界の至宝から教われる恵まれた機会、自分のものにするんやで。


昨日、「報道ステーション」(テレビ朝日)で、阪神の門別啓人がピックアップされていた。昨季、またいい選手が出てきたな〜と思った記憶が。

インサイドを攻め込む強気のピッチングが魅力のサウスポー。「当てるつもりで投げている」と言っていた。でも、「当てたことはない」とも。

「その自信はどこから?」とキャスターのヒロド歩美さんに問われ、「高校時代から捕手に防具をつけてもらって、そういう練習をしてきたから」と、堂々としていた。19歳と思えない。いかにもピッチャー向き。いい!(こわい!)


かつて、筑紫哲也さんが忌野清志郎さんに「子どもが生まれて、なにか創作に変化はありましたか?」とたずねたことがあった。

おそらく筑紫さんは、子どもが生まれたことで人生観が、視点が変わった・・・みたいな答えを想定していたのかなって思う。

そこを清志郎さんは「あ〜、ありますね。書いた譜面はグチャグチャにされないよう、ちゃんとしまうようになりました」と、あの笑顔で答えていた。生活感ある予想外の受け応え、最高だった。


ヒロドさんはもしかしたら門別にメンタル面での答えを期待していたのかなって気がしたのだけど(そうじゃないかもしれないけれど)、「技術あってのメンタル」と、「技術が選手を支えている」と再認識できる受け答えで、とっても印象に残った。

菊池涼介がほぼノーミスに近い守備を見せてくれるのは、これまで培ってきた技術や経験が支えてくれているんだと当たり前のことに感動してしまう。

このコーナー、各球団の次世代のスター「怪物の卵」を紹介するというコンセプトなのだけど、田村俊介が取り上げられないかな〜と楽しみにしています(地味なカープがすっとばされませんように)。
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2024年2月6日

ちょっと夢見た坂倉と奨成の捕手二枚看板


日南キャンプ、第2クルーが始まる。中村奨成が1軍に合流。

今季、奨成は自ら申し出て、外野手登録でスタート。打撃練習でいいスイングを見せていた。

球場で観戦した数はごく少ないのですが、一昨年、西武との交流戦を見に行ったときのこと。試合前の打撃練習を見ていて、遠くから華のある選手がいるなと思ってよく見たら、奨成だった(試合中の小園海斗の守備にも華を感じた)。

いいもの持ってるのに。持ちぐされてもうて。


西川龍馬が抜けたとて、外野が広き門なわけはなく。田村俊介、末包昇大、中村貴浩が常時見られる状況になってほしいとも思う悩ましい状況ですが、どうなりますか、楽しみでもあります。期待をそがない選手起用をベンチにはぜひお願いしたい!

しかし。もし順当に捕手として育っていたら、坂倉将吾と奨成の2枚看板が張れていたら、カープはすごく魅力あるチームになっていたなとも思う。

坂倉は昨季から、新井さんに直訴して捕手専念に。当初はポロポロパスボールなど目も当てられない試合も多々あったが、今では日本代表に名前があがるほどに。


自分で自分を育てられなかったのは奨成の責任でもあるが、球団が(その時どきの監督・コーチが)腰を据えて捕手として育てる意志を持ってくれていたら、違った展開になったのかなと想像してしまう。

2021年、打撃で結果を出しても、九里亜蓮とのバッテリーでマスクをかぶり、九里に導かれながら完封試合をしても、え、もうこれっきり?と思うほど、試合出場のチャンスは少なかった。

あのまま、グイグイと1軍で、スタメンで、捕手で使っていたら、違う道もあったかもしれなかったのに。


でも、鈴木誠也も、小園海斗も、坂倉将吾も、いいもの持っている選手はちゃんと出てくる。坂倉など、昨季はサードをやらされてた有様。

まわりのせいにばかりは出来ない。過ぎたことはもう知らん。プイ。

しのぎを削って、ヒリヒリしたもの見せてほしい。田村も、末包も、貴浩も、奨成も。あ、ベテランの秋山翔吾も。
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2024年2月4日

育成のカープ、もはや都市伝説


カープ春季キャンプ、2月6日からの第2クルーでは、松山竜平、會澤翼、上本崇司、野間峻祥が2軍へ。羽月隆太郎、中村奨成、韮澤雄也、二俣翔一、新外国人投手ハッチとハーンが1軍に合流。

キャンプでは1軍と2軍を頻繁に入れ替える宣言をしていた新井さん。その通りに進行中。ベテランは調整法もわかっていますし。

シーズンが始まって、この入れ替えがぴたりと止まないことを願う初春。


ぼちぼち順位予想が本格的に始まる季節。昨年、中日とともに5位と6位に偏重したカープでしたが、ふたをあけてみれば、2位。

阪神以外のチームが強くなかったことにつきる結果。手放しでは喜べませんが、下馬評をくつがえせたことは気持ちよかった。ツーン。

この順位予想、毎年、たいてい当たらないイメージ。野球の試合って、そんな予想通りに行かない。これはいつも見ていて思うこと。茶番に感じてしまうんですけど。

順位予想なくてもいいんじゃね?派なんですけど。リアルタイムで結果を楽しめば十分なんですけど。予想する方も、それを見る方も、予想した方が盛り上がるんでしょうか。


今日の「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)は、「どこよりも早いセ・パ順位予想!」。

今日もカープの話題は少な目(もう慣れました)。キャンプ情報でもそんな感じ。これも突出した選手がいないからだろうか。

かと言って、巨人から移籍した中田翔ばかりが話題という中日も、寂しい。というより、そういう取り上げ方ばかりのメディアの見る目が寂しい。

ゲストの五十嵐亮太さんは、カープを3位予想。昨年最下位予想して、シーズン途中謝罪したという経験から、ちょっと押し上げてくれたのかな?


ちなみに、1位阪神、2位巨人、4位ヤクルト、5位中日、最下位はDeNA。今永昇太、ソトが抜け、バウアーも就未定。DeNAの戦力ダウンに比べると、カープは西川龍馬が抜けたことで若干の戦力ダウンと分析。

貴さん「でも、また若い選手がバンと出てくるのが広島だからなぁ」

五十嵐さん「しっかり若い選手を育てるというか、練習量もそうなんですけど、育てるのが上手なチームですからね」


あ~。「育てるのが上手なチーム」と言われていた時代もあったかもしれないが、過去のイメージをもとに未だその定型句を評論家が深く考えずに使っているような。今では都市伝説みたいな。

貴さん「新井さん、すぐ使いそうだもんね」

違うのよ~、貴さん。昨年、なかなか使わないかったんだよー。貴さんも五十嵐さんもみんな、あんまり今のカープのこと、見てないんですね。

見てろぉ~。そんな結果になってほしい早春。
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