2024年4月29日

いつまでも「家族」やってちゃダメ


4月29日、阪神戦(マツダスタジアム)は雨で中止。

パ・リーグでは日ハムが2位(この後はまだわかりませんが)。3年目の新庄監督の種まきが実って若手選手が楽しそうです。

1年目もなんか楽しそうではあったが、別の意味でのその楽しさに距離を置き、近藤健介はソフトバンクへFA移籍した。

主力野手の年齢を見ると、松本剛は30歳になったけど、軒並み20代がズラリ。いいわね~。結果がついてくると、チームもファンもさらに楽しくなるという。


カープ、20代野手スタメンは西川龍馬だけ(しかもアラサー)という日があった昨年を思えば、今年はちょっとだけ若々しくなってきました(当社比です)。

昨日の中日戦のスタメンには、4番・松山竜平、8番・田中広輔。

おぉ、またベテラン回帰やってるわと思いましたが、何事も始まってみないとわからないので、決めつけるのはやめて「打ってくれたらいいな~」と見ていました。12回延長無得点引き分けという結末でしたが。


玉村昇悟と育成の佐藤啓介が、ファームで際立つ成績を出しているようですね。(「Full-Count」)

玉村は防御率1.13。佐藤はウエスタン・リーグでダントツの打率.4412。早く、早く二人を1軍に呼んでー。

こういう判断がもたついているところ、カープ、ほんと歯痒い。変化を嫌う保守的なところがほんと目に余る。だから最下位予想されるのだ~と叫びたい。


新井さんは開幕前、「みんなにチャンスがある」「開幕してからもいろんな選手にチャンスをあげたい。〈俺にもチャンスがある〉という感じなら、チームにも勢いが出てくると思う」と言っていたが、まだまだ。

先発のハッチが玉村やアドゥワ誠より優先される理由がどこにあるんだろう。

新井さんは就任直後、「俺は好き嫌いで起用しない」と選手に宣言したが、思ってることを実行できるかはまた別の話なのである。


あのとき新井さんは、「カープのユニフォームを着ている選手は家族だと思っている」とも言ったのね。

これは地元メディアなどでは好意的に受け取られているような感じがするのだけど、プロ野球関係者(評論家など)にはスルーされていると思う(だから最下位予想されるんですよー)。

「家族」って、一見(一聴か)あたたかそうな響き。新井さんに悪意がないのはわかるけど(だからタチが悪いとも言える)、そんな言葉、簡単に使わない方がいいですよー。世の中、もめてる家族って多いみたいですよー。


年長者が幅をきかせる保守的な「家族」なら、今のカープが家族っていうのは腑に落ちる、すごく。

家族だなんて安易な言葉を使うより、ファームで結果を出している選手を1軍選手とスパッと入れ替える方が、選手にとってはフラットにチャンスを与えられる方が、どれだけあたたかいかと思う。

そんなチームだったら、もっと気持ちよく、おなかの底から応援できるのにと思う。
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2024年4月28日

引き分け狙いの試合をファンに見せないで


4月28日、中日戦(バンテリンドーム)、12回延長、0対

出た、バンテリンドーム名物、カープの12回延長無得点。ちっとも呼び物にはならないが。

九里亜蓮が7回無失点で、また援護なし(それは髙橋宏斗も同じだったが)。

あとをつないだ島内颯太郎、栗林良吏、矢崎拓也、森浦大輔、塹江敦哉も踏ん張った(それは中日のリリーフ陣もだった)。


10回の矢崎と11回の森浦は満塁をこしらえたが、決められなかった中日の方がはがゆかったろう。

いい投手相手になかなか打てないとしても、7回、松山ヒットで出塁(代走・久保修)のチャンスで、坂倉将吾がスリーバント失敗。中日も10回、ノーアウト2塁1塁で岡林勇希がバント失敗。

この2場面はともにがっかりした。バントを決められなかった坂倉と岡林にではなく、バントのサインを出した両ベンチに。

ともに打撃好調ではないけれど、バント巧者でもない(岡林は知らないけれど)。点を取れないと勝てない状況に、わざわざアウトを相手に一つ贈りに行くのがなんとも今日はいつも以上に消極的に感じて、だぁめだこりゃな気分になった。


12回、2アウトで菊池涼介が2塁打の場面。ベンチは矢野雅哉をそのまま打席に立たせた。最後の打者になるかもしれない場面で。

そんなにベンチは矢野を信頼しているのか。たしかに今日1本ヒットを打ってはいたが。それとも、12回ウラ、堅固な守備で負けないようにと思ったのか。

ホームランの記憶も新しい石原貴規や二俣翔一もベンチにいたのに。代打を出したとて、結果がどう転んだかはわからない。でも、点を取って勝ちに行く気がないんだなと、最後の最後でさらにがっかりした。


引き分けが決まって笑顔の新井さん。新井さんは負けた試合でも、点を取られたり選手がミスしても、暗い顔をしない。そういうところはとってもいいなと思う。

顔に出る監督って多いもの。あれを見るたび、げんなりします。器、小せぇ、と。

負けなかったことはよかったけれど、引き分けで喜ぶばないでほしい。お客さんの前で引き分け狙いみたいな試合しないでほしい。点を取りに行くという姿勢を見たかった。
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2024年4月27日

宇草が1週間でホームラン3本、今使わないでどうする


4月27日、中日戦(バンテリンドーム)、4対

4月24日のヤクルト戦ではスタメン外れた宇草孔基が3号2ラン。4月20日から今日までで3ホームラン3本。これはもう右左問わず、スタメンで使ってほしい。

昨年、末包昇大がチャンスの場面で打っても、なかなかスタメンに固定しなかった新井さん。

ああいうとき、腰を据えて起用したら、選手がもっと飛躍したかもしれないのにと思う。遠藤淳志や玉村昇悟ら若手先発陣の起用にもそう感じた。いつもタイミングを逸しているチグハグ感があった。

守備にかなりと不安はあるけれど、スタメンに固定させよと有無を言わさぬ結果を出している選手を今使わずしてどうする。


4月始めの中日戦での3試合連続完封負けからやっと点を取った。

でも、先発・梅津晃大が制球に苦しんでいただけに、もう少し点を取れそうな気がした。チャンスはまだまだあった。

もっと点を取りに行く嫌なチームになってほしい。併殺とかけん制死ほかほか、まだまだ詰めが甘い。人がよすぎる。セ・リーグ村のぬるま湯に甘んじるな~。


森下暢仁、調子がよくないなりに7回1失点で2勝目。梅津のアシストあってのこととは言え、援護があって、森下に勝ちがついてよかった。

ここ3年間の貧相な援護のツケはたんまりたまってますからね。今年は頼みますよぉ、打撃陣。

4点のリードをもらった7回、細川成也フォア、上林ヒットと、ちょっと気持ちに余裕が出てしまったか、森下。でも、2アウト3塁1塁で福永裕基を空振り三振。ここぞでギアを上げて点をとられないところは、森下。


ところが8回、益田武尚がカリステにソロ、細川に2ランで、島内颯太郎に途中交代。ちょっと不穏な気持ちになったけど、島内がワンポイントリリーフのミッション遂行。ホッ。

栗林良吏のセーブシチュエーションが巡ってきたのはよしとしますが、1点リードでは心もとない。そんな9回、小園海斗が今日2度目の打点。よしよし。

栗林、三者凡退で6セーブ目!

日ハムの新庄監督ともども、立浪監督の3年目には興味があります。上るのか、地を這い回るのか。言うてもまだ4月ですが、8年ぶりの首位からずりずり下がってきた中日。カープはこのままリベンジ3タテしてほしい。
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2024年4月26日

8点取っても、詰めの甘さで競り負ける


4月24日、ヤクルト戦(神宮球場)、9対。サヨナラ負け。

なんという結末。8対8、同点の9回ウラ、栗林良吏が村上宗隆を空振り三振。延長戦の心積もりをしていたら、サンタナにパッカーン、サヨナラホームラン。

相手チームの状態を知る指標にもなっているカープの得点数。カープに8点も取られるなんて、ヤクルト、大丈夫かと思っていたが、オスナ、サンタナ、村上ら一発のある打線のこわさが沁みた。


左の高橋奎二対策で、打撃好調の宇草孔基はスタメン外れる。ふーん、いつものか。しかし、いつものメンバー(いつメン)の中に、キラ~ン。プロ初スタメンの二俣翔一が。

2回、その二俣にプロ初ホームラン! やったー。応援したくなる選手です。

さぁ、今日はハッチに初白星をと思った矢先、2回ウラ、すぐ同点に追いつかれ、極めつきはオスナの満塁ホームラン。6対2。ハッチよ・・・。


それでも3回、菊池涼介の2ランが出て、じりじり、あと2点差。

3回ウラ、ハッチに代わって、黒原拓未が走者は出しても無失点。ここでいいピッチングして株上げていこう。

4回、なんと照明が目に入って、黒原の打球をレフトのサンタナが後逸。黒原3塁打でタイムリー。 なおも菊池のタイムリーで、同点に。

今日は勝ち越して、黒原にヒーローインタビューを、ですよ。そんな筋書き通りにいかないことはわかっているけど、それを切に願う展開。

4回5回も、黒原踏ん張って無失点。

6回、黒原の代打・秋山翔吾がタイムリー。野間にもタイムリーで、勝ち越し。よしよし。


しかし6回ウラ、2点リードでなぜ中﨑翔太? 中﨑はこういう場面で出す投手じゃないこと、いつになったらわかるカープベンチ? よりによってワイルドピッチ(=パスボール)で1点献上。

7回は得点圏で無得点。8回も、ランナー2塁で、4番・堂林翔太の代打・松山竜平がヒット。堂林、今日もカゲが薄かったうえにナゾの失速走塁も。君はここに散歩しにきてるのか?

2アウト3塁1塁で、小園海斗が空振り三振。小園よ~。

8回、島内颯太郎が先頭打者を出して、代打・川端慎吾のタイムリーで同点に。黒原の勝ち、サヨウナラ。打たない打たれるでは、そうなる。


9回、代打・石原貴規がヒット。石原、二俣、宇草と、最近、起用に応える選手たちが小さな光。

しかし、ここでも2塁1塁の得点圏で上本崇司及ばず。で、9回の逆転劇へ。

互いに無得点で12回延長・・・という試合と比べれば、まだいいように思えなくもないが、結局、競り勝てない。

詰めの甘さが目につくの、ベンチも選手も。勝てなくて悔しいのは同じだった。
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2024年4月23日

つまらない打線の中、宇草のヒリヒリが効く~


4月23日、ヤクルト戦(神宮球場)、0対

今日も安心して見ていられる床田寛樹、なんなの、この素晴らしさ。

しかし、6回までゼロゼロ行進。床田を勝ち投手にできないなんてことあったら、許すまじ(鋭)。

7回、5番・小園海斗がライト前ヒットで出て、今日7番の宇草孔基があの脱力スイングで2号2ラン。よしっ。ソロより2ラン、2倍2倍。


4月20日の巨人戦、代打で1号ソロを打った宇草。その日のお立ち台での「今年、ダメだったら終わりだと思ってオフから臨んでいるので」にはヒリヒリした。

しかも、もっともカープが欲しているホームランを、よくぞやってくれました。

起用に応えた宇草も素晴らしいが、こういう選手を起用しないと何も始まらない。ホームランを打った選手を翌日起用しないことがざらにあったので、ようやく正常化されてきた? 新井さん、わかりましたか?


8回無失点の床田、これで得心してマウンドを降りられます。ファンも得心。

9回、1アウト満塁という追加点のチャンスに代打・松山竜平。ファン大歓声。よかったね、松ちゃん、こんなに喜ばれて迎え入れられて。

そして、得意のセカンドゴロ。よりによって併殺というギャップには、ちょっとズコッとなりましたけど。

9回ウラ、栗林良吏が、オスナ、村上宗隆、サンタナを三者凡退と引き締めて、5セーブ目。床田→栗林で無失点、言うことなしの展開。


でも、途中まで、つまらないな~って気持ちで見ていた。打線が、打線が。新井さんは結局、いつものメンバー(いつメン)を規定路線にして行くんだろうかと思うと。

つまらなく感じた一つが、堂林翔太。12球団中で一番こわくないかもしれない4番打者。ベンチのサインが出ると、バントも上手く決められる。

昨年は菊池や上本崇司が4番(目)をつとめたカープ。もはやこれがスタンダードか。しかし、堂林は長打のポテンシャルを持った選手。置かれた場所で別の咲き方をしてほしいのに、存在感がない。つまらーん。持ちぐされてないか。


矢野雅哉がショート8番でスタメン。小園はサード。

矢野がまた好守備を見せ、球場を沸かし、ますます守備での存在感を見せる。菊池との二遊間で魅せるシーンもあった。

小園、しっかりせんかーい。せめて、打撃で突き抜けたところを見せてほしい。

明日、東京は一日中雨の予報です。ハッチに初勝利をプレゼントしたいのだけど。
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2024年4月22日

無策で降雨コールド0対0、控えめな人びと


4月21日、巨人戦(マツダスタジアム)、降雨コールドで、0対0。

5回を終了していたので、最低限、試合が成立してよかった。そう言えるのも、6回、巨人に先制された1点(=カープの負け)が消えたから。カープにとっては幸いだったが、後味はよくない。

やっぱり点は早めに取っておきたいもの。でも、2日前にも12回延長0対0だったカープと巨人。なんという控えめな人たち。

その点、甲子園での阪神・中日戦も降雨コールドだったが、3点取って勝ち抜いた阪神はえらい(中日は無得点)。


20日、代打でホームランを打った宇草孔基が1番レフト。宇草の守備は正直不安。でも、結果を出した選手が翌日スタメン起用されるのは、いい。カープ、こういう選手起用については歯切れの悪いことが多いので。

スタメンマスクは會澤翼。坂倉将吾が今季初ファーストスタメンで4番。宇草の起用以外にもテコ入れ。

その宇草、高橋礼から先頭打者ヒット。よっしゃー。


しかし、あとが続かず。菊池涼介はショートゴロで、宇草進塁できず。菊池って、こういうのが多いイメージ。

初回から(ほぼ)バントしない宣言をしている新井さんだが、いっそ同じアウトになるなら、バント巧者の菊池にバントを決めてほしいと思ってしまったほど。とくにこんな天気の日は。

「バントの得点確立は低い」というデータが出ているにもかかわらず、進塁できないもどかしさに、つい。


4回、巨人は1アウト満塁で小林誠司がスクイズ試みるも、大瀬良大地がホームにグラブトスして、封殺。よしよし。

5回、田中広輔がヒット出塁して2盗。1アウト2塁、田村俊介の打席で、松山竜平が代打の準備。そこで田村は申告敬遠。

これはカープベンチの駆け引きが成功したわけだけど、結局、打席には大瀬良が。

最近、早めの交代を覚えてきた新井さんだったのに。アドゥワ誠は降板させても、大瀬良はさせず、と。

せっかくの得点のチャンス、思い切ってスパーンと代打出してほしかった。結果が出なくても、そういう姿勢に選手は納得すると思うのだけど。負けなくてよかったが、消極的に終わった。


日曜のゲームが最後まで見られなかったのは残念だった。もうひとつ、見届けたいことがあったので、残念だった。

前日の実況中継で、ショートとサードを経験した宮本慎也さんと鳥谷敬さんが、小園海斗のサード併用について、「かわいそう」「併用は大変」「試合途中で交代はきつい」と話されていた。これは経験した者でないとわからない、と。

これがカープベンチの耳に入って、盤上で気軽に駒を動かすようなこと、やめてくれないかな。今日はどういう対応するんだろうと気になっていたのだ。

坂倉が2年前、捕手とサード併用されたとき、打撃が低迷したことがあった。ポジションを固定することで、小園がもっと打撃で活躍できるんじゃないかと思ったりしたわけでした。こちらの勝手な思いと言われればそれまでなんですけどね。

いぶし銀ももちろん素敵だ。でも、野球には華がほしい。小園はそれに値する選手だと思うのだけど。
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2024年4月20日

小園を便利に使うの、やめてほしいな


4月20日、巨人戦(マツダスタジアム)、6対2。先週のプチリベンジ、森下暢仁が今季初勝利。

今日の解説は、宮本慎也さんと鳥谷敬さん。私的には贅沢。内野守備にフォーカスした解説がふんだんに。

今日はショートスタメンだった小園海斗の話から始まった。

宮本さんから「サードとの併用はかわいそう」と率直なお言葉。鳥谷さんも「併用は大変」と。ともに、ショートとサードの2つのポジションを経験した二人。説得力が。


しかも、今日も試合途中から、小園はサードへ(ショートは矢野雅哉)。「試合途中で交代はきつい」という話も出た。

ショートとサードでは球の見え方も違うし、似て非なるもの。経験した人でないとわからない、と。だからベンチは小園の負担も考えず、平気でそういうことするのね。

この二人の話をカープベンチに聞いてほしいと思った。しかし、「あ、大変だったら、小園はサードに」という話になったら嫌だな。試合後も、新井さんは「矢野の守備はピカイチ」と惚れ込んでいるようだし。

単純に、ショートのポジション争いに矢野がリードしているという話なのかもしれないが、強く抵抗感を持ってしまうのはなんだろう。井端さんだったら、こんな判断するんだろうか。教えて、井端さん!


森下、2回以外は毎回走者を出して、12被安打。本人もヒーローインタビューで、「ここにいていいのかなと思ってます」と言っていたけれど、7回途中で2失点。立ってていいともー。

走者を出しても、勝つことができればオッケー。そりゃ、打たれなかったり、フォアも出さないに越したことはないけれど(ちなみに今日の森下、フォアは1コだけ。一戸建て)。

ただ、7回、1アウト2塁1塁で、岡本和真にタイムリーを打たれたのは悔しかった。1週間前の「東京ドームの天井にボール挟まれ1失点」のリベンジを果たしたかった。


ライト野間峻祥のレーザービームや好キャッチ、センターの久保修のダイビングキャッチと、いい守備にも助けられました。今日もまた、ファインプレーで帽子の飛んだ久保の面立ちを見て、「カッコイイ~」と思わず声が出る。

スタメン出場の久保、今日はノーヒット、でも、秋山翔吾もだったから心配すんな。二俣翔一のスタメンも見たかったな。

今日はサード上本だったが、いつまでも上本や田中広輔に頼っていられないだろう(途中交代するくらいだから頼ってもいないが)。若手、育てないと。小園以外で。


1回、立ち上がりの井上温大を攻めて、上本崇司のピッチャー強襲の内野安打で先制点。會澤翼の3塁打で3点追加と、森下を援護。

でも、気を引き締めて。4点リードを引っくり返された九里亜蓮の試合を思い出して。

スミ4の不安が続いたが、6回、小園のセカンドゴロで1点。7回には、代打・宇草孔基がホームラン!

1球目の力んだスイングを見て、朝山打撃コーチが「八分、八分!」と声をかけ、力みのとれたスイングで気持ちのいい一発が出た。たまにはコーチとしての仕事をされているようで。


4点リードでも8回は島内颯太郎。9回は森浦大輔。

デビュー時、挙動不審が魅力だった森浦が、ん? なんか堂々っぽくなってます。三者凡退で気持ちよく終われてよかった。

巨人は12安打で2点。カープは9安打で6点。先日のDeNA戦ともども、逆転現象が起きています。迫力、薄っ。
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2024年4月19日

延長12回0対0、スカッと喜べないこと続き


4月19日、巨人戦(マツダスタジアム)、延長12回、0対0。DeNA戦のように相手チームのアシストがないと、こういう仕上がり。

1週間前と同じ、九里亜蓮と戸郷翔征が先発。前回、不調の戸郷から4点取りながら、突如乱れた九里を引っ張るにもほどがあるほど引っ張り逆転され、9対4と大敗。

戸郷がまずまずを調子取り戻したとたん、こんな感じです。戸郷7回無失点。

九里は6回無失点、与えたヒットは2本だけ。また九里を援護できなかった。先発って、辛抱のいる仕事です。


矢崎拓也、島内颯太郎、栗林良吏の勝ちパターンを投入したものの無得点で、延長戦に突入。これはカープあるある。カープの方がチャンスはあったのだけど。

なかでも8回、代打・二俣翔一がプロ初ヒット! 秋山翔吾フォア、菊池涼介ショートゴロで、2アウト3塁2塁。

二俣が作ったチャンスで決勝点を! という素敵な展開は、野間峻祥サードゴロでガラガラガッシャーン。


10回は、益田武尚・塹江敦哉コンビが切り抜ける。

11回、中﨑翔太が出てきたときには、もうダメだ〜。なんでこういうことすんの? なんで負けに行くの? 大型車につっこみに行くの?

6日前、延長12回、中崎でサヨナラ負けした試合を思い出さずにおれようか。と、頭抱えたが、ここは中崎、抑えた。


あの日と同じ、ベンチに残るは黒原拓未と森浦大輔。黒原で来た。

先頭打者・吉川尚輝にフォア。2年前、吉川に与えたデッドボールが影響したのかどうか、ここは決められなかったが、乗り切った。カープの負けはなくなった。

最後の12回ウラ、代打・會澤翼も小園海斗も凡退。こういうとき、代打はこの間パッカーンとホームラン打った石原貴規とかで行ってみてほしかった。同じダメでもともとなら。

そういう選手を今使わないでいつ使うの? いつものメンバー、いつメンに変化与えていきましょうよ?


このまま終わるかと思われた坂倉将吾がヒット。代走に羽月隆太郎。

ここで、田村俊介がタイムリーを打って、黒原初勝利で、二人でお立ち台だ。

と空想(なんて空っぽな響き)したところで、代打・松山竜平。しかし、松山には1球も投じられないうちに、羽月が2度目のけん制に飛び出して、試合終了。

思ってもないことが起こる、そこが野球の面白いところ。こちらが空想した筋書き通りにならないのが野球。でも、せっかく代走として期待されたシーン、あっけなく終わりすぎた。

明日は森下暢仁。青天井のマツダスタジアムで、岡本和真を思いっきり打ち取ってほしい。
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2024年4月18日

またDeNAのアシストで2連勝、喜ぶのは巨人に勝ってから


4月17日、DeNA戦(マツダスタジアム)、5対1。

2連勝は喜ばしい。しかし、カープが8安打5点に対し、DeNAは13安打で1点(2回の牧秀悟のホームランのみ)。

またしてもDeNAのアシストあっての勝利。どうしたDeNA。まるでいつかのカープを見ているよう。


3回、小園海斗が押し出しで同点に。

4回、濵口遥大の悪送球ありファンブルありで、ノーアウト満塁。菊池涼介ショートゴロの間に1点。

そのあと菊池が挟まれ、結果的には盗塁失敗にはなるのだけど、ディレイドスチールで上手く間も持たせ、その間に3塁の矢野雅哉がホームイン。このダブルスチールは見せ場だった。


このとき、ノーアウト2塁1塁でアドゥワ誠に代打・二俣翔一(二俣のバントを濱口がファンブルして、満塁に)。

アドゥワは4回1失点で降板。いつもは勝ち投手の権利(5回)にこだわって引っ張る新井さんが、今日は早めに仕掛けてきた。

4月12日の巨人戦で九里を引っ張りに引っ張って惨敗して、切り替えたんだろうか。アドゥワにはもう1イニング投げてほしかったけれど、結果的に勝ち越した。よしとしなくては・・・(グルグル)。

ところで、今日、アドゥワが登録抹消。変則的な日程で登板間隔が空くためとは言え、先発の柱に育ってほしかったので残念なのだー。


5回と6回、近ごろ出番の多い塹江敦哉・益田武尚コンビが抑え、二人でヒーローインタビュー。リリーフのお立ち台って、数少なめだけど、いいものです。

5回、坂倉将吾の2点タイムリーで4点リード。の9回、矢崎拓也、島内颯太郎ときて、中﨑翔太。

1アウトとったところで、カープキラーの京田陽太と大和の代打コンビに連打。ここでも新井さん、サッと栗林良吏に交代して事なきを得る。栗林4セーブ目。

まるで中﨑が(ベンチが?)栗林にセーブをつけるための演出をしたかのような結果になったが、中﨑にここぞを任せるのは不安なことをベンチはわかってくれただろうか。


1戦目は、代打の宇草孔基と石原貴規が結果を出し、途中出場の久保修にもプロ初ヒットが出た(ヒューヒュードンドン!)。

今度こそ、新井さんが開幕前に言っていた「いろんな選手にチャンスをあげたい。〈俺にもチャンスがある〉という感じなら、チームにも勢いが出てくると思う」をやってくれたら、勢いをつけることができるかもと期待を抱いた2戦目だったが。

この日、スタメンはいつものメンバー、いつメンだった。しかも、ショート矢野雅哉、サード小園海斗。カープベンチはこれを定着させるつもりなのか。

勝ったけれど、わくわくしない気持ちはまだ残る。
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2024年4月16日

DeNAの乱調で連敗ストップ大勝、喜ぶのは明日勝ってから


4月16日、DeNA戦(マツダスタジアム)、11対2。連敗止まったが、極端な。

ただ今、兵庫の実家に帰省中で、夕食時、阪神ファンの兄が「カープの途中経過見なくていいの?」。

そこで、スポナビを見ましたら、8対1。まだ3回。

まずは床田寛樹に援護があってよかったことを大喜びしたが、どういうこと?


改めて経過を見て、ハハーン。DeNA先発のジャクソンの連続四球で幕開け。そこから、小園海斗ヒットで即満塁。また四球で押し出し。坂倉将吾のタイムリーで、2点目。上本崇司の併殺で3点目。

5回には、坂倉の2号ソロ。矢野雅哉を申告敬遠して2アウト満塁にしたものの、打撃大好き床田のタイムリーで、5点目。

交代した石川達也もフォアで押し出し。菊池涼介の2点タイムリーで、8点目。三浦番長の頭抱えた様子が浮かびます。見ずとも見える!


5回には、菊池のタイムリー。7回には代打・宇草孔基のタイムリー。8回には、これまた代打・石原貴規が今季初打席でソロ弾。

相手投手の乱調がきっかけとは言え、連敗が止まったことはよかった。床田にやっと1勝がついたことも、よかった。

しかし、喜ぶのは明日勝ってから。大勝した翌日は、たいてい負けるというカープのパターンを覆してから。


明日の先発が、今のとこ勝ち頭で連敗ストッパーのアドゥワ誠というのはイメージいいです。

ただ、相手先発が左の濵口遥大ということで、スタメンマスクを今日2打点の坂倉ではなく、會澤翼をもってきたら・・・とか、平気でカープベンチはそういうことするので、油断なりません。

相手のアシストあっての連敗ストップの大勝とは言え、こういう後にガラッと、あれをやりましょうよ。


今度こそ、新井さんが開幕前に言っていた「いろんな選手にチャンスをあげたい。とにかく、グルグル回しながらやっていきたい。〈俺にもチャンスがある〉という感じなら、チームにも勢いが出てくると思う」をやってくれたら、それこそ勢いをつけるいい転機になるかも?

甘い? 甘い? でも、そういうずっと流れを断ち切ってきたから、停滞していたのでは?

まずは、明日勝って、喜びたい。
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2024年4月15日

野球もまだまだ捨てたもんじゃない? カープはカープは


4月14日、巨人戦(東京ドーム)、2対1。3試合すべて逆転負け。

いつものメンバー、いつメンで。よって、大きな期待もなく、その通りに。いや、それ以下です、3安打。

矢野雅哉がショートで8番。2戦目、小園海斗が送球に手間取った間に1点入った時点で、次はサードに回されることは予想できましたが、やっぱりか。

矢野をスタメンで使いたくなる気持ちはわかります。好守備はもちろん、ファウルで粘ったり、なんとか塁に出ようというガッツは感じます。

今日も3回、内野安打で出塁。ハッチがバントで送って、矢野3盗。野間峻祥のゴロで1点先制。


直後の3回ウラ、ハッチは萩尾匡也の2ランで逆転されるのだけど、6回2失点。

またロースコアで先発に勝ちつかず、なんか申し訳ない気持ちになってしまう。

単独最下位のカープ。この調子だと、来年も最下位予想されそうな勢いです。

だって、点が取れないんだもーん。矢野が奮闘していくら内野安打を打っても、長打を打つ人がいないんだもーん。こわくない打線、なめられてると思います。


単独首位の中日。長いシーズン、これがいつまで続くかはまだわからない。でも、これまでも、投手陣の評価は高かった。あとは点を取るだけ。

そこで、中田翔を獲得。中田の加入がここまで大きく影響するとは、正直驚いています。

点が入り始めたら、こんなふうにチームが走り出す。やっと中日投手陣が報われ始めた。

試合後、新井さんは得点力不足について問われて、「各自が我慢して辛抱して状態を上げていくことかな」と苦しそう。

いつメンの状態を上がっていくことが基本路線なのですね。そら、選手が状態を上げていいプレーを見せてくれたらと心待ちにしていますが、変化を好まない球団の体質では大きな変化は望めなさそう。


この日は車で長距離移動中、ときどきradikoで「ショウアップナイター」(ニッポン放送)の実況を聞いたり、スポナビの一球速報を見たり。

ところで、先日、発表された「2023年ラジコで聴かれたラジオ番組」(在京エリア)で、第一位は、なんと「ショウアップナイター」でした。

野球離れが叫ばれる昨今、まだまだ野球も捨てたもんじゃないと、ちょっと感動。でも、「ショウアップナイター」が実況するのは主に巨人戦。巨人人気も根強いということか。

それでも、デーゲームなど時どき中継がないときがあるんですよ、巨人でも。


その点、セ・リーグに限って言うと、カープと中日と阪神は必ずラジオ実況があるのが素晴らしいなと思って。

ちなみに、在阪エリアでは1位が「ABCフレッシュアップベースボール」(ABCラジオ)、3位に「タイガース全力応援宣言 MBSベースボールパーク」(MBSラジオ)がランクイン。

中部エリアでは、2位が「ガッツナイター」(TOKAI RADIO)、5位に「CBC ドラゴンズナイター」(CBCラジオ)がランクイン。

野球実況、人気あります。中でも、巨人阪神の人気は根強いのか。

阪神と中日のゲームは2局が実況しているという野球文化圏ぶり。今ではいろんな手段で野球を見ることができるけれど、ラジオ実況の文化がある土地っていいなと思います。
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2024年4月13日

12回延長サヨナラ負け、打線の体力のなさが見え見え


4月13日、巨人戦(東京ドーム)、3対2。12回延長サヨナラ負け。

せめて引き分けで終わって。それすらも無理な願い、カープの体力のなさがまたも可視化。

森下暢仁が今季初登板。私の中でやっと開幕した気分。右肘の張りで登板回避していたが、問題なさそう。

本日、菊池涼介に代わった矢野雅哉の好守連発もあって、5回まで無失点。

打線は、2回、3回、4回と得点圏のチャンスを棒に振る。森下にとっても、あぁ開幕したな(これが始まったな)という展開。


6回、アンラッキーなことが起こった。1アウト2塁で、今のとこリーグ三冠、絶好調の岡本和真。

内野フライをポーンと打ち上げて、矢野と小園海斗が待機。打ち取った!と思ったものの、球が落ちてこない。

どうやら天井の懸垂物に挟まったまま。東京ドームのルールにより、エンタイトルツーベース扱いで、1点先制される。

外野フライならまだしも、内野フライでツーベースはかなりモヤモヤした。


7回、森下の打順が回ってきたところで、代打・上本崇司。ここで逆転して森下に勝ちをつけてくれ~。

およ? 上本打って、野間峻祥2塁打で、矢野と上本帰ってきた。1対2、ほんとに逆転したー。

ベンチで両手を上げて満面の笑みで喜び讃える森下。森下にはホントこういう姿が似合う。そら味方が打ってくれたら一番嬉しい(それなのに)。


1点リードで喜べないのはわかっていたが、守りきってくれの7回。矢崎拓也が走者を出しても、無失点。

8回は島内颯太郎。いきなり佐々木に2塁打。門脇にも連打。岡本の打球を小園が握り直して送球する間に、1点入り同点に。森下の勝ち、すんと消える。1点リードの運命。

この後、またモヤモヤする出来事が。松原聖弥のファウルフライをサード・田中広輔が追いかけてキャッチせんというところ、エキサイトシートのグラブをはめていた観客がキャッチ。お客さん、自分の喜びのため、プロ選手のプレーを邪魔すること、ほんとにやめて。


同点のまま9回、栗林良吏。大勢と呼応するように互いに三者凡退。

栗林が今季状態をあげているだけに、島内との連動が見られないのが残念。昨年、よく働いた島内、疲れが垣間見える。ヤクルトの清水昇は2年続けてもタフだったなと思い返す。

10回は益田武尚が踏みとどまり、11回は塹江敦哉。いきなりフォアで、昨年までの不穏を思い出したが、踏みとどまった。

9回から12回まで、カープは三者凡退のオンパレード。打線の体力のなさをひしひし感じる。柔道なら、この消極的な打線、「指導」をとられるところ。あ、今に始まったことではないですが。


12回、森浦大輔と黒原拓未を残して、中﨑翔太。ベンチは中﨑の経験を買った気がする。わからんでもない、森浦と黒原のてんぱる姿も想像できなくもない。でも、実際どうなったかはわからない。

岡本が2塁打。代打・大城卓三のタイムリーで、サヨナラ負けに落ち着く。経験だけでは抑えられないということ。

巨人打線、見ていて面白いとは思わなかったけれど、カープと比べてこわそうな感じはやっぱりある。カープ、こわい感じがない。昨日は頭から炎が出そうだったが、今日はそのことが当たり前すぎておとなしく受け止めた。
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2024年4月12日

負けに行く試合を見せられて


4月12日、巨人戦(東京ドーム)、9対4。大敗。

「勝てた試合を落とした」という言い方が、私は好きじゃない。だって勝ててないんだもの。

負けるにしても、接戦を見せてほしかった。あんな自滅みたいな、負けに行くみたいな試合に腹が立った。

開幕から打線の援護なく勝ちがついていない九里。今日こそは、でも厳しいぞ、と覚悟した戸郷翔征とのマッチアップ。


ところが1回、野間峻祥2塁打、小園海斗ヒット、堂林翔太タイムリーで、2点先制。

3回、また野間が2塁打、菊池涼介のタイムリー。

4回には、不調だった坂倉将吾がソロ弾(今季チーム2本目、岡本和真ひとり分)。4回までに4得点。

2回に坂本勇人、4回に岡本のソロ弾浴びたが(巨人にはこれがある=カープにはこれがない)、戸郷は5回4失点で降板。

戸郷の調子悪いときに当たったのは幸い(もはやカープの得点数は相手投手の好不調のバロメーター)。こういうときにしっかり勝っていきたいものだ。


と、珍しく打線が点を取ったのに、6回、連打にフォアで1アウト満塁、坂本にデッドボールで押し出し(なおも満塁)。新井さんは代えないのね。

代打・丸佳浩はセカンドフライに打ち取ったが、オコエ瑠偉が勝ち越しタイムリー。なおも代えない新井さん。

吉川尚輝にも打たれ、岸田行倫にデッドボールで、また満塁。それでも代えない新井さん。

萩尾匡也の2点タイムリーで、やっと森浦大輔に交代。佐々木俊輔に打たれ、もう1点。この回7失点の大盤振る舞い。


どんな投手にもこんなときはあるかもだが、せっかくのチャンスだったのに、九里、しっかりせんかーい。打たれても乱れても早めのケアをしない新井さんに頭から炎が出そうな勢いだった(怒)。

先発は6回まで? 開幕投手に何とかしてほしかった? 采配に情が入った? 情があるなら、もっと早めに交代を。客観的な判断を。

こんな「見てるだけ」采配。新井さんのお面をかぶった佐々岡さんがそこにいるのかと思った。いや、今日のは佐々岡さんを越えてないか?


開幕投手に九里を指名した時点で、嫌な感じがあった。九里はちゃんと調整して、オープン戦でも調子がよかったし、そういうことを理由にするならいいんです。

それを「大地と同期入団でずっと争って、ここまで成長してきた。彼自身、開幕に行きたいという気持ちも感じる」 と新井さんは言っていた。めちゃめちゃ恩情が入ってる。

今年、床田寛樹(や森下暢仁)でもおかしくなかったと思っている。九里が開幕投手をつとめるなら、なんとなく今年が最後のチャンスかなという気がしていた。新井さんもそう思っていたような気がしてしまう。


開幕前のセ・リーグ監督座談会で、「情を入れていたら、やっぱり勝てない」と厳しい顔つきで言っていた阿部監督と対照的だった、というより一人ほっこり浮いてた新井さん。

カープファンでい続ける自信がなくなった佐々岡さん時代であったが、こちらから負けに行く試合を見せられて、新井さんにもそんな気持ちになるとは思いもしなかった。

こんなわざわざ負けに行くような采配されて、選手たちこそどんな気持ちだっただろう。

2024年4月11日

また無得点ライフ? いや9回、小園が出て田村が決めた!


4月11日、阪神戦(甲子園)、0対1。か、勝ち越し? まじか~(阪神元気なさすぎ)。

「西勇輝はもう克服した」認定したつもりだったが、解除か。西、8回無失点。また無得点ライフに入るのか~。相手投手が調子悪いときしか点を取れないのか~(昨日の伊藤将司です)。

という9回、小園海斗がヒット。2アウト2塁で、田村俊介。外野の前進守備を越える3塁打で、1点入った!

田村の初々しいプロ初めてのヒーローインタビュー。でも、私の脳内では初めてという感じがしなかった。すでにヒーローが似合う存在なのでね。


大瀬良大地は7回無失点(90球)。8回、打順が回ってきて代打が出される。で、三者凡退。はぁぁぁ。大瀬良に報いて、打たんかーい。

最後、カープが1点もぎとりましたが、どちらも先発の好投にこたえられなかった打線(二人はスリーバント失敗までもおそろいだった)。

阪神打線、今のところ、昨年のような怖さがない。優勝した年は何かと引っぱりだこになるので、身体があたたまるのはこれから?


カープも打線は物足りなかったが、今日も見ごたえある守備が見られた。ブラボー。

1回ウラ、秋山翔吾が背走しながら大山悠輔のレフトへの打球をジャンピングキャッチ。昨日に続いて魅せた。内野には菊池涼介が、外野には秋山がいる喜び。

7回ウラ、自打球の秋山に代わってセンターに入った久保修が、佐藤輝明の打球をフェンスに激突してキャッチ。倒れこんでも球は離しませんでした。帽子が取れてあらわれる面立ちのカッコイイこと。見るたび、声に出てしまう。

9回ウラ、上本崇司が中野拓夢のセンター正面の打球をダイビングキャッーチ。投手陣を助けました。


8回の島内颯太郎、9回の栗林良吏が三者凡退、こちらの無失点リレーも試合を引き締めた。島内、2勝目。栗林、3セーブ目。

右投手の日でしたが、2日連続で會澤翼がスタメンマスク。お疲れの坂倉将吾は休養できただろうか。


今日、また小園がサード、矢野雅哉がショート。

「こんなことしてると負けますよ」占いは外れたが(外れてよかったのだが)、これからのカープの看板選手にこういう扱いをしているチームに未来はあるのだろうかと言いたくなる。矢野がどうのということじゃなく、そういう展望の持てない腰のすわらないベンチに。

昨年、日本中を席巻したかのようなWBC(メディアの扱いが)。かと言って、野球人口増加には直接つながっていないという話を聞いた。

ただでさえ野球離れが加速しているのに、そんな野球してると(サード小園な)、野球ファンさえ野球から離れていきかねませんよ。それをわかってないカープベンチが能天気で痛ましい。
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2024年4月10日

連続完封負けやっと止まる、結局いつものメンバーで


4月10日、阪神戦(甲子園)、2対6。連続完封負け止まった。

昨日、同じメンバーで、同じことを繰り返し、4試合連続完封負け。何か変えてくるかと思いきや、ほぼいつものメンバー、いつメン。

スタメンマスクは會澤翼。ほぼ週一の重役出勤の會澤。この日がその日だったとも言えるが、打席で元気のない坂倉に休養、小さなテコ入れに見えた。サードには上本崇司を添えて。

これで完封負け止めるつもりか? 結局、何も変える気はないんだな。


と、やさぐれる気力も失せた1回、先頭打者の野間峻祥が2塁打。菊池涼介がバントで送って、小園海斗のショートゴロで流れるように1点。入るときはあっさり。ホッとした(新井さんもホッとして見えた)。

同時に、久しぶりに「スミイチ」という言葉を思い出した。

2回、上本がライト前のポテンヒット。打席数は少ないがわりと打撃好調の會澤が武士のような2塁打。上本走って走って、2点目が。

アドゥワ誠の打球はセカンドベースに当たって、内野安打。ツイテないときはつくづくツイテないが、うまく行くときはトントン運ぶ。

野間のタイムリー、菊池の2点タイムリー、小園のタイムリーで、つごう5点、0対6に。お得意さまのカープ相手に、伊藤将司2回6失点という屈辱。カープをアシスト。


今年、打は田村俊介のブレイクが期待されていますが、投ではアドゥワがブレイクするのではとひそかに思っているわたくし。

DeNAとの開幕戦での連敗を止めたように、アドゥワが淡々と連敗ストッパーになってくれるのではと期待。問題は打線だったが、まさかの大量援護。

しかし、その2回ウラ、森下翔太が2塁打。梅野隆太郎にはフォア。大量点の直後はこわいのよ~の法則がまかり通るかと思われた矢先、木浪聖也を併殺、代打・小野寺暖を空振り三振で3アウト。アドゥワ、ええやん、ええやん。

4回、森下に1発お見舞いされましたが、DeNA戦のときのように、阪神打線に的を絞らせず。


前回は余力を残して5回で投了したが、今日は6回も続投。

中野拓夢にレフト前ヒット。前川右京の大きなレフトフライを秋山翔吾がフェンス際でジャンピングキャッチのスーパープレー。打席ではちょっと非力感が否めない秋山だったけど、やっぱりさすがです。

だがしかし、大きな打球を飛ばされ始めた、とらえられ始めた。大山悠輔もセンターフライ。ここは替えどき。でもあと1アウト。新井さんはこういうとき、最後まで任せがち。

佐藤輝明にも2塁打うたれ、1失点。ここで益田武尚に交代。遅いねん。なんとかその1点で止めたが、ヒヤヒヤした。そ~うよ 采配に情が か~らむのね~。(童謡「ぞうさん」で)


この後、追加点はなく、塹江敦哉、島内颯太郎、矢崎拓也がふんばって、アドゥワ2勝目、勝ち頭。アドゥワはラッキーボーイ的存在になるかも。実力あってのことだけども。

しかし、よぉくわかりました。ベンチは何があっても(かなり今回非常事態、悲惨事態だったと思うけど)、このメンバーで基本やりくりするのだな、と。

完封負け止まってよかったが、なんともワクワク度の低いことかと。

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2024年4月9日

4試合連続完封負け、なんだこのレットイットビー打線は


4月9日、阪神戦(甲子園)、1対0。

やっちゃったね。セ・リーグワースト記録タイ、4試合連続完封負け。3安打ぽっきり。

スタメン見て、また「サード・小園」。こういうことやってたら、負けますよ。

と、やさぐれていたら、本当に負けてしまった。それが原因でないにせよ、3試合連続完封負けとほぼ同じメンバーで、同じことをまた繰り返す。

床田寛樹は今日もよかった。ポスポスと気持ちよく決まるストライク先行のテンポよい投球。投げてよし、フィールディングよし、けん制アウトもとった。それでも流れを持ってこれないカープ打線。


あぁ、誰かホームランを打って。そうしたら1点は入るのに。

森下暢仁と仲良しライバルの床田。昨年、ホームランを打った森下を見て、自分も打ちたいと言っていた。いっそ打撃のいい床田がここでホームランを打ってくれないか。

それくらい頼りない打線。また床田の好投に応えられず。

前半は村上頌樹から粘って球数投げさせたが、しり上がりに調子をあげる村上。7回無失点。ヒットは田村俊介と坂倉将吾の2本だけ。


中村奨成を抹消して上げて来たのが宇草孔基かぁ。ホームラン打ちそうな人、いないの、いないの? 新井さんに打席に立ってほしいと思ったくらいだった。

9回、代打・會澤翼が出てきたとき、「會澤、打って~」と悲痛な声が出た。ら、打ったー。が、小園海斗はセカンドゴロで試合終了。

時どき出るホームランのデビッドソンが懐かしくなるほど。


選手も選手だが、ベンチもベンチ。なんとかしようとしてるように見えない。

なんだ、この「なすがまま~」な姿勢。点が取れないのは想定内としても、ここまで来るとは。球団の編成方針のとばっちりとはいえ。

5回に2塁打は打ったが、2回に併殺の坂倉。

正捕手の仕事はこちらが思っている以上にハードなんだろう。一昨年までの島内颯太郎みたいになっている。いいもの持ってるのに、負けそうな雰囲気が出ている。このままだと、井端さんに日本代表に選んでもらえないよ?


「開幕してからもいろんな選手にチャンスをあげたい。とにかく、グルグル回しながらやっていきたい。〈俺にもチャンスがある〉という感じなら、チームにも勢いが出てくると思う」と言っていた新井さん。

オープン戦ではそれなりにいろんな選手を使っていたが、また凝り固まってきた。

有言実行って、やっぱり難しい。慣れてる方に向いちゃう。グルグル回せず、勢い出ず。

ここまで来たら、いっそ思い切った入れ替えしてみては? でも、昨年のCSファイナルでも「めちゃくちゃやってやろうかな」と言って、全然そんなことなかった。

明日はアドゥワ誠。DeNA戦で嫌な流れを止めたアドゥワに期待しよう。いや、そこじゃない。投手はいいんですよ、投手は。今日の床田だって、どんだけよかったか! 打線~。
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