2022年5月31日

「頼むから打ってくれ」の床田が報われた!


5月31日、日ハム戦(マツダスタジアム)、1対0。

勝った。連敗止まった。ヒーローインタビューが久しぶりで、懐かしすぎる。

8回無失点の床田寛樹と、8回ウラに犠牲フライで貴重な1点もぎとった菊池涼介。二人のお立ち台が今日の試合と今のカープを物語っていた。

菊池「今日は床ちゃんがキレッキレの投球をしていて、僕らが切れがまったくなくてちょっと申し訳ないなあと思っていました」

ほんとキレッキレでした。8回、加藤貴之の代打・今川優馬が見逃し三振したインコースのストレートには、ほれぼれ。

マウンドを降りるまで援護のなかった床田。でも、じれることなく、投げきった。すがすがしい顔してた。


8回ウラ、床田の代打に、宇草孔基。すると、BIG BOSS、左の宮西尚生に代えてきた。そしたら佐々岡監督も、代打の代打、堂林翔太に代えてきた。この起用が当たった。

堂林、2塁打!  5月22日の中日戦、柳裕也の唯一の失投を逃さず、ホームランを打ったときのよう。グッジョブ、グッジョブ。そして、菊池につないだ。

この8回ウラの攻撃、床田は「頼むから点を取ってほしいなと思ってみていました」。

このピッチャーからの強いメッセージ、魂の叫び、聞くがよい。今日は床田が最後の最後に報われて本当によかった。

菊池のヒロイン自体、久しぶり。選手たちがよく口にする「いつも熱い声援ありがとうございます。応援よろしくお願いします」も本心なんだろうけど、そういう定型フレーズの出てこない、自分の言葉持ってる菊池、大人のヒロイン。いい。床田の本音フレーズともども、とってもよかった。


チャンスで打席がまわってきたので、6回無失点でマウンドを降りたが、日ハムの加藤、今日もよかった。しかも球数少なかった。前回のヤクルト戦でも、7回無失点で勝ちがつかなかった。なんだか他人事のように思えません。

中村奨成が1軍に上がってきた。石原貴規もなので捕手枠ではなさそうだけど、今日はレフトスタメン!

 4回、守備で魅せた! が、床田のボーク判定で、熱盛プレー消えた。安打はなかったが(チーム全体で5安打じゃけぇ~)、不安視されていた守備でいいとこ見せた。次につながるといいな。

スポンサーリンク

2022年5月30日

毎年、足りないことだらけを痛感する交流戦だけど


まだまだ続くよ、交流戦。おうちに帰っても、死のロード?

5月31日から、マツダスタジアムで日ハムと3連戦。イキのいい日ハムの選手たちがどんなプレーを見せてくれるのか、楽しみ(カープは、カープは?)。

5月15日の「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)で、槙原寛己さんがこんな話をしていた。

藤田元司監督の時代は楽しかった、面白かった。その頃はまだFAもないから、お金でチームを変えることができない。もともといる選手と、ドラフトで縁のあった選手たちで、自分たちで何とかしようという気運がすごくあった、と。

もちろん、「勝っていたから楽しかった」が大きいと思うのだけど。


カープはFAで出て行く選手はいても、FAで入ってくる選手はいない。そういう点では、ギスギスした感じは少ないかも? チームの雰囲気はよさそう。

逆に、ほとんどカープ育ちで妙な年功序列がはびこっているような(選手間にではなく、球団やベンチの方針に)。

どのチームも程度の差こそあれ、OBが監督・コーチをつとめるケースは多い。その点でも、今のカープほど、カープ出身の選手でかためられたチームは一種異様では?


外から来た人が少ない。選手から監督・コーチに至るまで、ずっと一緒にいる人同士。情や忖度も生まれる。それが選手起用にも表れている気がする。

コンディションや結果より、これまでの貢献度で評価が温存されているような。2軍をあたためている選手たちも。

週末の3連戦、ソフトバンクからはチーム内でしのぎを削っているヒリヒリ感、勢いを感じた。

たとえば田中広輔とか、會澤翼、松山竜平とかとか、他チームにいたら、こんなに当たり前のように重用されるだろうか。


甲斐拓也のキャッチングを見ていると、素養に加え、パワーピッチャーの球を日々受けて、さらに鍛えられているんだろうなと思った。

「当面、サードに固定」と交流前に宣言されていた坂倉将吾。でも、あまりのチーム防御率の上昇を見てかどうなのか、5月29日、途中からマスクをかぶった。

坂倉、捕手をやりたいと言うのなら、キャッチングの練習、してるか?

達川光男さんは、入団してキャンプが終わった後、江夏豊さんに「キャッチングが悪いと、どうにもならん。1カ月で10万球受けて来い」と言われ、ブルペンで1人70~80球(1日1千球)を受け、足りない部分はマシンで受け、7万球はいったとか。(二宮清純『広島カープ 最強のベストナイン』より) 


毎度、カープに足りないものを見せつけられる交流戦。勝つために、戦術、データ収集、日々の練習、選手起用、ちゃんと考えてやってるの?

どんな野球をするか(どんなチームにするか)、くっきりした展望(プラン)がなさそう。佐々岡監督は言わずもがな、球団自体が。足りないもの(ホームランバッターetc.)に目をそらしたまんま。

せめて選手。槙原さんが言っていたように、自分たちで何とかする気概、見せてくださいな(そうは言っても当時の巨人はタレント揃いだったと思うけど)。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク

2022年5月29日

交流戦て、プロアマ交流戦か?


5月29日、ソフトバンク戦(PayPayドーム)、0対8。

今季開幕後の阪神みたいになってきました。今度いつ勝てるんだろう・・・。

森下暢仁に続き、アンダーソンよ、おまえもか。4回6失点。4回て。

ストライク先行&奪三振ショー、来日初登板でのストレスのまったくない投球が鮮烈だっただけに、今日のテンポの悪さ、途中、読みかけの本を手にとる始末。

で、6回、藤井皓哉が出てきたときには画面に釘付け、みたいな。今日も藤井、三者凡退。いい球投げてたわ~。

 
今日もドーム球場に呑まれたみたいに、打撃陣、覇気なかった。

長野久義、DHとはいえ、久しぶりのスタメンなのに、松山竜平同様いいとこなし。

DHって、守備のない分、リズムをつくりづらいという話を聞いたことはあるが、せめてベテランのいいとこ見せてほしかった。気のない空振りじゃなくて。

リリーフの薮田和樹も、6回、先頭打者にフォア出して、周東佑京の2ランをお膳立て。追加点をお膳立て。


この3連戦で、ソフトバンクのチーム&個人成績は上昇し、カープのそれは下降。

交流戦前、「当面の間、坂倉将吾はサードに固定」と発表され、チーム防御率は上がり、坂倉の打率も3割を切った。

坂倉がスタメンマスクをかぶったからと言って、勝てるかどうか、わからない。誰が捕手かで左右されるようでは本物の投手とは言えないし。會澤翼も、磯村嘉孝も、坂倉だって、盗塁はフリーパス状態。それでも、臨機応変に変えてみたらどうだろう。同じダメを続けるより。

この3連戦、ソフトバンクにとっては、組し易かっただろうな。一発もないし、盗塁もない。あ、今日はどさくさに紛れて、西川が一つ盗塁決めましたが(得点にはつながらず)。


昨日も書いたけど、試合の体をなしていないというか、プロ対プロの試合にとても見えなかった。

ついに1勝仲間のオリックスも、今日は2勝目。というか、今日はセのチーム全敗。カープ、定位置の最下位に。ほんとうにこの位置が好きなんだね。落ち着くんだね。あかんやろ。

今季開幕後の阪神みたいになってきました。今度いつ勝てるんだろう・・・(冒頭に戻りました)。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク

2022年5月28日

交流戦は死のロード


5月28日、ソフトバンク戦(PayPayドーム)、1対11。日に日に悪くなっている・・・。

立ち上がり上々だった森下暢仁、球に力がある。今日の森下なら行ける、連敗ストップしてくれると思った。

ところで、ソフトバンクのスタメン、4番のグラシアル以外はすべて左打者。カープがこれやるとアホみたいに見えるのに、ソフトバンクだとそう感じないって、どういうこと?(そういうこと)

左揃えのせいかどうなのか、捕手は甲斐拓也ではなく、プロ初スタメンの渡邉陸。カープ、なめられたもんだ。お試しコースに使われてる?  しかし、これがタイヘンな伏兵だった。


1回、カープはマクブルームのタイムリーで1点先制するも、得意の1点どまり(西川龍馬は併殺だったし)。

2回ウラの森下、ストレートが多く、単調だった。

グラシアル、中村晃に連打。打者の背中を通り抜ける見たことのない暴投で、1点。盗塁決められるわ、デッドボール出るわ、渡邉の3ラン、牧原大成のソロまで出て、一挙6失点。ぼ、防御率が・・・。

森下よ、おまえもか。交流戦には魔物がすくっているのか(カープ限定)。もう、死のロードに出ている気分。早くおうちに帰りたい。たどり着いたときには、半死状態かも。


2回終了時点で、6対1。5点差は取り返せなくはない数字。でも、今のカープ打線、5点とれる気がしない。いっそ、森下に打席に立ってほしいくらいだった。DHの旨みも今のとこ、なし!

4回、1塁3塁のチャンスで、また併殺(by磯村嘉孝)。

森下自ら敗戦処理で、続投。4回ウラ、森下、また渡邉に2発目(ソロ)。6回ウラ、周東佑京に盗塁決められ、また渡邉タイムリー。坂倉将吾の送球エラーで、もう1点。ここで薮田和樹に交代。

薮田、回またぎの7回ウラ、フォアを絡めて2失点。これまでいいリリーフ見せてくれていたけれど、追い討ちかけました。

野手も後半は死んだような顔つき、ひどいありさま。


一昨年の日本シリーズで、巨人が2年連続でソフトバンクにストレート負け(略してストマ)したときのよう。試合の体をなしてない。

交流戦や日本シリーズでパ・リーグのチームと戦うたび、ことさらカープに足りないものを見せつけられる。

それでも球団は抜本的なチームづくりをする気はさらさらない。何もしない。そら、何度も同じこと繰り返すわけだ。

長打を打てる選手もとらない。末包昇大を2軍に降格する始末。


會澤翼は「打てる捕手」と呼ばれていたけれど、打てる捕手と呼ばれていいのは、坂倉将吾や、今日の渡邉のような選手。

チーム内外で、「正捕手は會澤翼は」と当たり前のように言われているが、そんな年功序列が通用する世界じゃないでしょ、プロって。客観的に見て。

甲斐に競争相手が出来て、ソフトバンクとしては幸いなことだ。カープはこんなふうに中村奨成を捕手として起用し、育ててほしかった。

森下、このままでは「1年目ピーク説」が否定できなくなる。それでも、ホームランを打たれても、膝ガックリしたりしないところはいい。そういう問題ではないが。
スポンサーリンク

2022年5月27日

藤井皓哉が出てきたとき、もうカープ完封負けしろと思いました


5月27日、ソフトバンク戦(PayPayドーム)、0対7。

ロッテ戦に続き、完封負けのはずかしめ、再び。

ソフトバンクの先発・レイに安打たった3本。唯一の得点圏(1塁2塁)にランナーを進めた7回、坂倉将吾は併殺で3アウト。

いつも、「せめて完封負けだけはやめて!」と思うのだが、8回、藤井皓哉が出てきた。

藤井がカープ戦で投げるのは交流戦の楽しみの一つだった。6点リードの余裕のある場面、古巣相手の登板、藤本監督の温情を感じました。

この時点で、「藤井、打ち取れー!」と応援スイッチ切り替わった。


藤井は8回、三者凡退、よっしゃー!(うち空振り三振が2つ) 

9回も藤井。菊池涼介にはきわどいコースでフォア判定になったけど、ここでも空振り三振2つで、無失点に抑えた!

NPB復帰をめざして独立リーグに進み、実際に復帰できる選手はものすごく少ない。その中にあって、藤井がソフトバンクと契約したことは、私の中で、今年一番のニュースだった(プロ野球の)。

藤本監督も藤井の球を見て、「なんで広島クビになったんかな」と言っていた。それを見抜けなかったことも、はずかしめの一つだ。

カープを自由契約になって、よい出会いもあって独立リーグでプレーして、恵まれない環境の中で自分で考える機会も増え、ソフトバンクに見出され。そういう経験を重ねてこその藤井の今があるのだけど。

 
現在、リリーフながら、4勝をあげている藤井。藤井が投げたあと、チームが挽回し、勝ちがついた試合もある。いい流れを呼び込む投球が出来てるってことだと思う。

まだ又吉克樹のように重責を担うポジションではないけれど、経験を積んで、いずれそうなってほしい。

カープには、力のない球を投げていても、ほとんどずっと2軍暮らしでも、生かされてる選手がいるというのに。

藤井を切ってしまった球団よ、見るがよい。と、思うのだ。


と、藤井に熱くなりましたが、そら、そうだ。エース・大瀬良大地が初回に3失点て。しかも、押し出しあり、て。つごう5回5失点。

6回には松本竜也(連投お疲れさまです、回またぎも)。ダブルスチールも決められ、1失点。

8回、矢崎拓也も1失点。

交流戦、1勝2敗だったカープとソフトバンク。ソフトバンクもここのとこ、先制しても1点どまりって感じだったらしい。

「野球はケンカと一緒。勝たなきゃ意味がない」と、王貞治さんは言っていたそうだが、このカープのホスピタリティにはびっくりです。お・も・て・な・し上手。

いいとこ、ひとつもなかった。ケンカ(勝負)はどこいったー? 

2022年5月26日

九里は援護直後にまた失点、安打数多いのにまた点とれぬ打線


5月25日、ロッテ戦(マツダスタジアム)、3対6。

雨で中止とならず、喜んだものの、負け越しで終るとは。

援護の後に続けて失点。九里亜蓮の悪いとこが出た。

って、「悪い円安」みたいな言い方。いい影響を受けるところあらば、悪い影響受けるところあり。円安にいいも悪いもない!  九里にいいも悪いもない、これが九里!

1回ウラ、野間峻祥2塁打、菊池涼介ゴロで進塁、西川龍馬タイムリーで先制。きれいに、流れるように、点が。

その後も、坂倉将吾フォア、小園海斗ヒットとチャンスは続いたが、西川がホームでタッチアウト。1点どまり。


立ち上がりはよかった九里。2回、マクブルームのエラーがらみで、レアードの2ラン。援護の直後に逆転の図。この道は~いつか来た道~。

3回、今度はフォアがからんで、1点追加される。その後、満塁つくるも切り抜けたが、球数一気にかさみます。

3回ウラ、菊池涼介2塁打、西川フィルダーズチョイスで、1塁3塁。マクブルーム犠牲フライで1点追加、2対3。コツコツ返します。

4回ウラ、野間のタイムリーで同点に。コツンコツン。


しかし5回、九里、いきなりフォア。また相手にチャンスを与える。レアードと角中勝也のタイムリーで、3対5。あぁ、もう。ここで九里、薮田和樹に交代。

エチェバリアの犠牲フライでもう1点。1アウト1塁3塁でしたから、これは九里先輩の置き土産。薮田、仕方ない。

それでも回またぎの6回は三者凡退。7回のスリリングターリーも三者凡退。8回の松本竜也も三者凡退、初戦の嫌な記憶、ぬぐいました。9回のケムナ誠は三者三振。

リリーフ陣が今日もがんばった。それなのにぃぃぃ。


ロッテのリリーフ陣も負けてはいなかった。当然、勝ちパも出てきます。

5回、小沼健太に三者凡退。6回、小野郁には2塁まで進むが無得点。7回、東條大樹には、菊池と西川の連打でチャンス到来も、マクブルームが併殺。シュゥゥゥ。8回、ゲレーロに三者凡退。

9回、益田直也。そのまま磯村嘉孝、凡退。代打・松山竜平、空振り三振。野間はヒットで出塁。今日も野間、振れていました。

菊池が粘る粘る。まだあきらめてへんでぇ~(小声)。粘って粘って、10球目、ライトフライでついえる。

三者凡退であっさり終らなかったことだけはよかった、ことにしておこう・・・。


ロッテ、8安打で6点。カープ、12安打で3点。カープの悪いところがまた出た。いや、いいも悪いもない、これがカープ!(脱却して!)

ロッテ先発・河村説人は左打者の被打率が高いデータがあるからか、今日は宇草孔基がスタメンに。

守備のことも考えると、中村健人をベンチに置いておくもはもったいない。河村の後は見事にみな右投手。で、そのままだったのか。でもな~。

もっとこうアグレッシブな人選してくれまいか。相変わらず、ベンチに守備要員がいっぱいのカープ。

明日からはソフトバンクと3連戦。ドーム球場なので、天気を気にせず、どっぷり応援させていただく!
スポンサーリンク

遠藤、安定感マシマシ、森浦&栗林リレーも


5月25日、ロッテ戦(マツダスタジアム)、5対2。

交流戦、初勝利。昨日の「大差で完封負け」のはずかしめを晴らし、ゼロに戻しました。

しかし、ヤクルトは日ハムに2日続けてサヨナラ勝ち。巨人もオリックスに2日続けて、追いつかれたあと引き離しての2連勝。いつも以上に他チームの動向が順位に響く交流戦、ヒリヒリして楽しい。

ゼロに戻したといえば、遠藤淳志。

5月17日、宇都宮での巨人戦、気持ちよく勝てて終れる可能性大だった試合で、佐々岡監督が代えどき間違え引っ張って、チャンスの打席で併殺、続投でサヨナラ負けをセッティングする結果に。

そんなことを忘れさせる、6回途中2失点。威圧感はないけど、今年の遠藤、安心して任せられる感が飛躍的に増してます。


2回、岡大海のソロで1点先制されるが、直後の2回ウラ、坂倉将吾が相手エラーで出塁。小園海斗、宇草孔基の連打で、ノーアウト満塁。磯村嘉孝が押し出しで、すかさず同点に。

なおも満塁の場面で、遠藤の打席。宇都宮の夜の再来。いい当たりも、先発・小島和哉の足に当たって、アンラッキーな併殺に。まさしく宇都宮の夜の再来かと、一瞬ドヨ~ン。

それでなくとも、ノーアウト満塁からの1点どまりは「カープあるある」で、暗示めいたドヨヨ~ンを感じましたが、遠藤の好投で払拭。


5回には、西川龍馬ヒット、マクブルームのタイムリーで、3対1。素敵だ。「マクブルーム、カープに来てくれてありがとう」という気持ちも増すのでした。

6回には、今度は遠藤、バントを決めて、野間峻祥と菊池涼介のタイムリーで5対1。

7回、レアードの1発、岡へのデッドボールなどあって、塹江敦哉と交代。塹江が1球で併殺しとめる好リリーフ!  最近、堀江のポーン(一発お見舞いされるやつ)、見てないような。

8回は森浦大輔。デッドボールを1コはさみましたが、苦手の左打者も打ち取り、いよいよ8回の人らしくなってきました。ゆけー。

9回には栗林良吏がこれまた安定の三者凡退。交流戦がやっとスタートした気分。


ヒーローインタビューはマクブルームと遠藤。

久しぶりに通訳の西村さんのお姿を見ることができたのも嬉しかった。西村さんの肩越しに、エルドレッドやジョンソンの姿までもが思い出され、ハイ。

遠藤へのインタビューでは、「前回、良いピッチングをしながらも勝つ事が出来ず、いろいろな思いがあった中でのマウンドだったのでは?」と、前回の投球にふれるアナウンサーの言い回しが、「最後、踏ん張れず勝ちを逃した」みたいなニュアンスに聞こえなくもなく。あれは代え時を間違えた佐々岡監督の悪手。無神経に感じて、トゲトゲしました。ツーン。

広島は午前中から雨模様?  夕方はどうなる?  この勢いで(どっちに転ぶかはわからないけど)つき進みたいのだけど。九里亜蓮で。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク

2022年5月25日

交流戦初日からやらかしました、ともに5安打なのに0対7


5月24日、ロッテ戦(マツダスタジアム)、0対7。

交流戦初日、リーグ打率最下位のロッテに完封負け。しかも、大差で。早速にこんなはずかしめを受けるとは。予想はしていたが、ここまでとは。

1回、先頭打者の髙部瑛斗がヒットで出塁、すかさず盗塁。ロッテ、盗塁数はリーグトップ。高部はこれで14コ目の盗塁。

カープはホームランも少ないが、それ以上に少ない盗塁。8コて。高部ひとりで、カープの倍近く走ってます(この日もロッテは盗塁3コ)。

中村奨吾がゴロで送って、マーティンの犠牲フライで1点。あれ? カープがやりたがってる野球、お手本みたいにスッスやられてます。


ロッテ先発・石川歩、自分の間合いで試合を作る。大滝詠一さんのよう、ノンシャランと見えるマイペースさの中にある骨太さ。

ストライク先行で、カープ手も足も出ないとはこのこと。野間峻祥が2本、堂林翔太が1本、打っただけ。ほれてまうがな、こんなピッチャー。

床田寛樹、7回3失点、被安打4。石川、7回無失点、被安打3。被安打数はさほど変わらないのに、ロッテのこの効率のよさ。


8回、帰ってきた松本竜也がフォア2コ出して、中村の3ランで、3失点。9回、ターリーがデッドボール、フォア出して、小川龍成の犠牲フライで1失点。

終ってみれば、ともに5安打、なのに0対7て。フォアを得点につなげるロッテ。派手さはないけど、スキなく得点。カープ終盤の自滅モードはいたたまれなくなりました。

以前は、負けパターン、そういう場面で投げる投手も必要と思っていた。でも、いつ何が起こるかわからない。大量逆転だってあるかもしれない(カープはわりとよくされています)。

だから、ビハインドゲームでも、点を取られていいわけない。今日は松本も打たれたが、ターリーのこの不安定さ、今までよくリードの場面で使っていたなと思う。


石川相手にセーフティバンドを試みて揺さぶるでもなく、漫然とした練習みたいに打席に立つ打者たち。カープらしさが全開してた。

たとえば、2軍で4割近い打率をあげている安部友裕。そんなにがんばっても1軍に声がかからないなんて。

安部だけでなく、ほかの選手にとっても、モチベーションの持って行き場がなくならないか。

内野外野のバランスもあるだろうけど、そういう選手を評価せず、打てない守備要員をベンチに置いておくなんて、ポイズン。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク

2022年5月22日

柳の失投を逃さなかった堂林と無失点リレー! 一挙に転落どころか、まさかの3タテ


5月22日、中日戦(マツダスタジアム)、1対0。

巨人に3タテくらった後、まさか中日に3タテするとは。しかも、柳裕也相手に。

1戦目と2戦目、大量得点したけれど、今日のようなエース格の投手を打てるかどうかが、いつもカープの課題。

柳は5回まで、フォア1つ(4回)、小園海斗のヒット(5回)以外は、オール三者凡退。球数も少なく、完投ペース。敵ながら尊敬が止まらない。申し分ない投球。


一方のアンダーソン。5月15日、来日初登板の巨人戦のインパクトは強く、カープに救世主が現れた!とさえ思った。

「シーズン中盤になれば、もう少し強い部分が出てくると思う」と、初登板の投球がピークではないことを示唆していたアンダーソン。(「デイリースポーツ」)

だから次回の投球も、ものすごく楽しみにしていたんです。しかし、5月15日のヤクルト戦は5失点で6回途中降板、申し分ある投球に。

しかし、今日は柳と投手戦。6回無失点。2回、中村健人が2塁3塁のピンチで、木下拓哉のファウルフライをスライディングキャッチしてアウトにしたのも大きかった。


6回ウラ、アンダーソンに打席が回ってきたところで、代打・堂林翔太。

アンダーソンは101球を投げていたので、体力的にここらあたりかなとは思ったが(それを思うと、柳はいつもタフ!)、それにしても早めに仕掛けてきたベンチ。

「堂林か~」くらいに、いつものように見ていたら・・・スタンド上段に放り込むホームラン!

ホームランを確信して右腕斜めに突き上げて、表情崩さず走り出す姿の格好良いこと!

しかし、それ以上、柳から点を取ることはできなかった。だからこそ、失投を見逃さなかった堂林のホームランが値千金になった。値千金なんて紋切り型の言葉、普段は使いたいと思わないけど、今日のは本当にそういう感じ。


7回、矢崎拓也がマウンドに。リードの場面で登場するのは初めて。アンダーソンのデビューも衝撃的だったが、衝撃のデビューと言えば、矢崎(加藤)も、だ。

その後、なかなか上手く行かなかったけど、今季、積み上げてきたものが評価されて、嬉しかった。いきなりのフォアは、あぁぁぁ。でしたが、乗り切りました!

8回は、森浦大輔。大島洋平、岡林勇希と、苦手の左打者を打ち取り、三者凡退!

9回は、お久しぶりの栗林良吏も、何事もなかったように、三者凡退!


5月17日の巨人戦、栗林はコンディション不良だったとモヤモヤした話が流れていた。それが本当だったとしても、栗林が起用できないからと言って、遠藤淳志を引っぱったのはやっぱり悪手だった。

代わりがいないと成り立たないなんて、野球じゃない。別の誰かを見出すことがベンチの仕事。

3タテはしたが、柳とロドリゲスが素晴らしく、追加点はとれなかった。

来週から交流戦。パ・リーグのエース格からどれだけ点がとれるのか。目が細くなります~。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク

2022年5月21日

あれ? 中日戦だよね、 阪神やDeNAじゃないのに連日二桁得点


5月21日、中日戦(マツダスタジアム)、10対1。まさかの連日の二桁得点。

1回、1番・野間峻祥が2塁打。そこから、菊池涼介タイムリー。マクブルームフォアで、坂倉将吾タイムリー。小園海斗もフォアで、磯村嘉孝のゴロでもう1点。3点先制。

2回には、先発の森下暢仁ヒット、野間またヒット、西川龍馬の3ラン!  まだ止まりません、坂倉2塁打、小園タイムリー、磯村の今季1号2ランで、ワッショイ、6点追加。岡野祐一郎が気の毒になるほどに。

昨日、11得点したカープ。「大量得点の翌日はシーン」は、カープあるある。それが今日は、森下に大量援護。


てっきり復活した坂倉とのコンビかと思いきや、今日は森下と磯村のバッテリー。新鮮な組み合わせ。

アンダーソン、来日初登板では磯村との息もぴったり。鉄板コンビになるかと思われたが、2度目の登板、投球テンポがよくなかった。

明日、もしかしたら坂倉と組ませるのかな?  で、今日は森下とのバッテリー試してみたのかな?  どっちにしても、會澤翼とでなければOKです。

森下、3回まではストライク先行で、いい感じ。 だが4回、フォアと連打でノーアウト満塁。9点あっても、一発出れば、昨日の大瀬良先輩のように油断ならない展開に。

しかし、ここは三者連続で打ち取る。よっしゃー。

走者を出せど、併殺3つとったり、7回無失点。95球でもう1イニングいけそうでしたが、来週の交流戦に備えて早めに休んで。小林樹斗もいますし。


中日にとっては、9点ビハインドと旗色悪いゲーム。5回から、おためしモードに切り替え。サードの高橋周平をショートに、ショートの三ツ俣大樹をサードに。

8回には、根尾昂がマウンドにというサプライズ。オールスターゲームのような計らい。

中日にとっては台所事情もあるのだろうけど、カープファン(プロ野球ファン)は、これ見たかったかも。中日ファンはどうだったんだろう?

しかし、ここはガツンと行きたいじゃないですか。そこで、坂倉将吾がヒット。よしよし。


そして、小園との対決。ここは、先にレギュラー張ってる身として打ってほしかったが、ライトフライに(当たりは悪くなかったんだけど)。磯村も中村健人も打ち取られ、根尾、無失点。なんか、な。

小園は、根尾との対決、「楽しかったです」って。そうか、そうか、うんうん。でも、カープのビハインドゲームだったら、そんなこと言えないよ。ま、そんな状況だったら、根尾は出さないだろうけど。

カープの大勝も、最後、根尾に持ってかれました(メディア的には)。

立浪監督、今年は優勝云々というより、育成の期間という展望を持っているようだ。

昨年、一昨年と、優勝戦線から外れても、思いきって若手に経験積ませる起用もせず、ズブズブと同じ人を使い続けていた佐々岡監督、見て。ちゃんと見て。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク

2022年5月20日

巨人戦のうっぷん晴らす大量得点は選手からのメッセージ


5月20日、中日戦(マツダスタジアム)、11対5。連敗止まった。

なんだ、これは。1回、一挙に4得点。

これは、「大瀬良さんbaby誕生おめでとう」弾か。いや、「俺たちは勝ちたいんだ、ヘンな采配すんな、もう余計なこと、すんな~」弾と見た。

本日の1番は野間峻祥。野間のラッキーなボテボテの内野安打、菊池涼介ヒット、西川龍馬フォアで、マクブルームが満塁ダーン! キャ~!ですよ。こういうの、見たかった。

しかし、この人たち、ちょっと点取ったら、すぐ安心するからな。その後の坂倉将吾、小園海斗、會澤翼は三者凡退であっさり終わり。油断できません。


大量援護の直後の2回、大瀬良大地、相性のいい阿部寿樹に早速ソロ弾でお返しされる。やっぱり油断できません。

と、斜に構えていたら、3回、坂倉のタイムリーで1点追加。大野雄大はまさかの4回で降板。

エースの大野とて、毎度毎度完璧な投球ができるわけでなし(それはお互いさまだが)。いつどこに勝機が落ちてくるかわからないと諦めてはいなかったが、大野のコンディション不良に助けられた側面も。

5回には、代わった佐藤優から、西川タイムリー、坂倉タイムリー、小園の3ランで、一挙に5点追加。


なんだけど、直後の6回、阿部の2点タイムリー、木下拓哉の2ランで、4失点 。一気に楽勝ムードが消える(何が起こるかわからないゲーム、楽勝なんてものはないんだけど)。油断、できません。

大瀬良も中13日とブランクあった。100球近く投げたので、もうこの回で交代? と思いきや、7回8回も続投。ここはギアが入って、連続三者凡退。

6回で終わりのつもりが、5失点はしたものの、起伏はあったものの、8回121球を投げきった。

8回には、西川がもういっちょタイムリーで、11対5。西川、昨日の復活ののろしから、堰を切ったように打ち始めた。


9回、6点リードと余裕のある場面で、栗林良吏出すのやめてね、1軍に上がってきた小林樹斗に投げさせては? と思ったが、森浦大輔が出てきた。

「今日は連敗を止めます」ということなのか。森浦には明日からの競った場面を任せたかったのだけど、三者凡退で、締めてくれました。

あの後味悪い巨人戦3連敗のいやな空気を引きずらず、苦手中日に勝ててよかった。DeNAと阪神以外からも大量得点。転落の一途から、ちょっと踏みとどまれました。

選手が目立つ試合、監督の悪目立ちがない試合はいいものです。ひとまず、スカッといたしました。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク

2022年5月19日

九里は勝つ気で投げていたのに、今日も打線は弱腰


5月19日、巨人戦(東京ドーム)、2対1。3タテくらう。ノドつまりそう。

佐々岡監督が遠藤淳志の好投にドロを塗るような采配してサヨナラ負けした5月17日。この試合が分岐点になる(=一気に転落する)、の予想が的中。

本日の1番・大盛穂、7番・野間峻祥、8番・矢野雅哉。またときめかない打線の再構築。というか、再構築の意味が見出せない。

野間って、いつだか菅野智之からホームラン打ったことあったな(遠い目)。まさかそんなことで?

いえ、2軍で打率を上げていた野間。安部友裕も4割越えてるようです。そういう人はどんどん1軍に上げた方がいいと思う。野間も、安部も、スタメンに並んでプラスのオーラを感じる選手ではないけど、すこやか体質のためにも。


ならば2軍に落ちたのは誰だ・・・ハッ、中村奨成。ガーン。

ちょうど1年前の巨人戦、奨成が九里とバッテリーを組んで、打席でも大活躍した忘れがたい試合。また九里とのバッテリーが見たいと思っていたのに、もうここにはいなかった。

しかし、あれほど試合で輝いていたのに、それ以降、まるで輝かせまいとするかのように、満足に出場機会が与えられていない。

たしかに今、外野の守備を考えるとスタメンで使いづらい。こんな状態がずっと続くのか。地面を踏みならしたくなる。

もういっそ、見る目のある指導者のいるチームに移籍できればと思ってしまったほどだ。2軍で結果出して、早く帰ってこーい。


矢野は矢野で、守備の安心感は素晴らしいが、いまカープにほしいのは打力。守備要員を3人もスタメンで出している時点で、今日も点をとれる気がしない。

そんな2回、マクブルーム打って、坂倉将吾デッドボールのチャンスで、小園海斗が併殺。こういうときに限って小園にヒットが出ない。

落胆の後、野間タイムリーで1点先制。よっしゃー。しかし、ガッツポーズなんかして、調子に乗らないようにな。

と、予感めいたわけではあるまいが、7回には野間、ひざがカクンてなってファンブルして、2対1と逆転される。くわっ。


昨日のブログで書いた王貞治さんの名言、「野球はケンカと一緒。勝たなきゃ意味がない」。

九里亜蓮は7回2失点。連敗ストッパーとなってもおかしくないピッチングをしたが、援護がないとなれないのよ。

九里からは勝つ気を感じたけれど、打線はなかなか温まりません。

よかったのは、ついに西川龍馬の打席で雨乞いが終わったこと。6回、25打席ぶりにヒット出た。やっと出た。


9回にも西川ヒット!  続いて、マクブルームもヒット!  ここで完投目前の菅野は、大勢と交代。

今日、菅野と合ってなかった坂倉と小園。ここはチャンスととらえよう。坂倉は今日2度目のデッドボールを受けて、満塁。しかし、小園のフライは浅かった。野間は中途半端なスイングで空振り三振、くわっ。

西川が打ち始めたら、小園が無音。なかなか噛み合いません。明日、噛み合うかな。

明日から中日との3連戦。そして、交流戦に突入。セ・リーグ村の下っ端、格下となる可能性大。

転落の一途をたどるのか、踏みとどまるのか、見ものだ。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク

2022年5月18日

ケンカに勝つ気はあるのかい?


5月18日、巨人戦(東京ドーム)、4対2。

昨日の、自ら負けを仕込みに行く采配を見せられた後では、ファンの気持ちも醒めます。

あの試合を分岐点に一気に転落・・・そうなってもおかしくない試合だった。

選手たちのモチベーションも気になる。とくに先発投手。あんな持って行き方見せられたら、ベンチのこと信頼して投げられるのかなって。

それでも、守備を見ている限り、2回には菊池涼介の、3回には坂倉将吾や西川龍馬の好守備が出て、あれには引きずられず、自分たちの仕事をやっている感じはした。


床田寛樹は、2回、ポランコのソロ、5回にはウォーカーの3ランが出て、5回4失点で降板。前回の登板で完封試合をやってのけた床田。こういう日もあるだろう。

でも、エースとしては、マウンド降りるの早かった。昨日の試合の悪い流れ、よどんだ空気は払拭されなかった。

それでも6回、マクブルーム、坂倉、小園海斗の連打で、1点。

7回、マクブルームのタイムリーで、もう1点。コツーン、コツーン。

効率よくホームランでごっそり加点する巨人に比べ、カープは序盤から終盤まで、得点圏に走者は進めるものの、とどめをさせないことがあまりに多かった。


昨日の試合の悪い流れが影響してないといいがと思ったが、スカッとゴソッと行かないのはいつものこと。変わりないと言えば、変わりない。

変わりないのは、西川のノーヒット。またベンチはお祈りモードに入って、「今日こそは今日こそは」と、待って待って3番のまま。打順、変えましょう?

対照的に打ち始め、打ち続けている小園海の打順も変えましょう?

スタメンを見た時点で、末包昇大も中村健人もいない。今日の1番は大盛穂。5打席中、4出塁(3つはフォア)。仕事をしたと言えなくもない・・・のか。

それでも、8番の上本崇司ともども、非力感が否めない。7番の會澤翼も打つ気がしない。また負けを仕込みに行っているとしか思えないオーダー。


王貞治さんは、「野球はケンカと一緒。勝たなきゃ意味がない」と言っていたそうだ。現役時代か、監督時代かは、わからない。今ではジェントルマンに見える王さん、それでこそ、さすがの勝負師、ホームラン王だ。

昨日の、追加点のチャンスで代打を送らないとか、投手交代のタイミングが遅すぎるとか、今日の打てなさそうなオーダーとか、勝つ気があると思えない。

昨年も、一昨年も、「たとえベンチがあんなでも、選手はそれに引きずられずに頑張れ」と応援してきたけれど、選手に「ケンカに勝つ」気概が見られなかったら、シーズン終っちゃう。

起用してもらえないと、その気概すら見せられないんだけど。島内颯太郎はケンカ、苦手そうだ。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク

2022年5月17日

八百長かと思った


5月17日、巨人戦(宇都宮清原球場)、3対2、サヨナラ負け。

9回表、全国のカープファンは思った。「俺に、私に、指揮をとらせろー」と。

坂倉将吾フォア、小園海斗ヒット(小園、今日もよく打った)、磯村嘉孝きっちりバントで送って、ノーアウト2塁3塁。

さぁ、2回に先制の2打点あげた、末包昇大の出番だ! と息巻いていたら、あ゛~。7回、上本崇司と守備交代していたのだった。

それでも上本、結局、敬遠。1アウト満塁の追加点のチャンス。ここは代打かと思いきや、遠藤淳志がそのまま打席に。

9回裏は栗林良吏じゃないの?  しかし、栗林は準備していなかった。なんで?(コンディション悪いの?)


よりによって、遠藤、併殺で3アウト!  巨人にとっては思うツボ。これは手放したなと思った。

ここで冒頭に戻ります。「俺に、私に、指揮をとらせろー」と素人に言わせる采配って、何なの!(ボッ、噴火)

9回裏、ウォーカーと吉川尚輝に連打されても、遠藤を変えない。

岡本和真フォアで満塁になって、やっとターリーにスイッチ。毎回毎回、遅いんじゃぁぁぁ。しかし、なんだ、このスリリングな継投は。

そこから後は、アウトひとつも取れず、サヨナラ負け。

ダイジェストだけ見た人は巨人が巻き返したと思うかもしれないが、わざわざ負けに行ってるとしか思えなかった。

八百長かと思った。また佐々岡監督、やらかしました。今まで見た中でも最上級。


遠藤を完投させたかったんだろうか。でも、9回が替え時と思いました。しかも、打席で併殺打。風向き変わったこと、察知してないし。2点リード乗り切れると思っていたのか。リスク管理が甘すぎ。

12回延長で決着つかなかった15日のヤクルト戦、チャンスの場面で田中広輔に代打を出さなかったことの方がまだ100歩譲っても理解できると思ってしまったくらい、意味がわからない。

テンポのよい投球で、メルセデスとの投手戦。遠藤の地元・茨城のおとなりでの開催。遠藤のご家族やお知り合いも見に来ていたはず。

ここは遠藤のヒーローインタビューを贈りたいとカープファンの誰もが思っていたはず。

気が回らないったら、ありゃしない。この手口は何度も見せられていますし、呆れて、怒るだけ無駄みたいな気分。


本日の日替わり1番は、中村健人。1番に起用されると途端にノーヒットになる健人。1番、難しいね(8回リリーフも)。続けてみないとだけど。

今日も上位打線はおおむね元気なく、西川龍馬、守備で魅せたが、今日もノーヒット。小園と末包(昨日は健人)は元気だった。昨日とほぼ同じ構図。これじゃあ、勝てない。

黒原拓未のデッドボールを受けた吉川尚輝が復帰。よかった。黒原もまた1軍に帰ってきてほしい。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク

2022年5月15日

7人のリリーフは譲らなかった、田中は3度もチャンスを棒に振る


5月15日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、延長12回、5対5で引き分け。

7回以降、両者ともにゼロゼロ行進。なんだ、この我慢比べみたいな試合は。

ここで打ったらお立ち台という場面で、ことごとく凡退。みんな、そんなに目立ちたくないの?  勝ちたくないの?

それでも、リリーフ陣7人の無失点リレーにはグッときた。


先発のアンダーソンは、1回、村上宗隆に先制2ラン。球の力も、制球も、衝撃の来日初登板のストライク先行&奪三振ショーとは遠いものに。

4回まで、石川雅規に打ち取られっぱなしのカープ。だが、今日も小園海斗と中村健人ラインは元気だった。5回、小園ヒットで、健人が2ラン!

中京大中京高の後輩が気を吐いたところで、先輩の磯村嘉孝もヒット。こう来たら、もう一人の先輩・堂林翔太にも期待するというもんだ。しかーし、ショートゴロ。

菊池涼介がタイムリーで3対2とひっくり返したが、今日も1番と3番(西川龍馬)が打撃では振るわなかった(守備ではいいとこ見せてくれたが)。


しかし、アンダーソン、6回にも3失点。3対5と逆転され、2アウト2塁3塁で、塹江敦哉と途中交代。

塹江のポーン(被ホームランの音)が出たら・・・とヒヤヒヤ。ここは代打の川端慎吾をショートゴロに打ち取った。

6回ウラ、2アウト1塁3塁で、代打・松山竜平。松山、そろそろ打ってくれーい。そしたら、2点タイムリーで5対5、同点に! 松山のお母さん、息子さん、今日はやったよー。

しかし、ここ止まり。ここから我慢比べが続くのだった。


7回、矢崎拓也。フォアを2コ出して、ハワワな2アウト1塁3塁をショートゴロで打ち取った。よっしゃー。

8回、ケムナ誠。今日は三者凡退。

9回、栗林良吏。え、もう栗林出すの?  9回ウラ、点をとれる気がしないんですけど。でも、失点したら終わり。よって、栗林。ここも三者凡退。

10回、森浦大輔。昨日、難しい場面で途中登板した森浦。今日もプレッシャーのかかる場面での登板。いきなりフォア。サーッ(冷や汗)。しかし、後続断って無失点。よっしゃー。

11回、薮田和樹、またいいところで出番が。フォアとヒットをからめて、2アウト2塁3塁のスリリングな場面も、最後はピッチャーゴロで打ち取った、よっしゃー。


12回。昨日やらかした人が残りもののようにそっと残っていました。ターリーと島内颯太郎、どっちだ?  どっちもハラハラするわ!

打順は山田哲人から。昨日、島内は山田に被弾されたので、まずはターリーから。その次は、昨日ターリーが被弾された村上の打席なんだけどね。

山田ヒットで出塁。ヒー。しかし、村上、空振り三振。とび出した山田は挟まれ、盗塁失敗。代打・塩見泰隆も空振り三振。おっしゃー。

これで、カープの負けはなくなった。そこで満足するな。勝とう。


しかし、ヤクルトにはマクガフが残っていた。それでも、ここでもまた小園と健人が連打でチャンスを作る。が、田中広輔が空振り三振。

代打・中村奨成も打ち取られ、お立ち台のチャンスを逃す。というか、こんな最後に。もっと早く(もっと多く)奨成出してほしかった。末包昇大も。 

田中は8回の1塁2塁、10回の満塁でも、空振り三振。代打は出されなかった。なら田中、打ってくれー。打って、お立ち台に立ってくれー。しかし、最近の田中、フォア待ちみたいな消極的バッティング、士気が下がります。

田中のことが好きなんだね。そうか、そうか。でも、見ましたよね? 小園のバックアップとして田中にベンチを置いておくのなら、ほかの選手を育てよう。

リリーフ陣が、この綱引き試合、ゆずるもんかというピッチングを見せてくれたのに、点がとれない打線。

打てる人を使おう、育てよう。采配が、雑だ。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク

2022年5月14日

また森下の勝ち消える、魔の8回と言う前にもっと点取れ


5月14日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、3対5。

今季、これでヤクルト戦は1勝4敗。いい気持ちでいられるのは、阪神戦とDeNA戦だけ(あと、ときどき巨人)。また絵に描いたような結果に。

立ち上がり、森下暢仁の乱、いきなり森下劇場。連打、フォアで、ノーアウト満塁。

村上宗隆はゴロで仕留めたが、マクブルームがファウルフライを落球。ズーン。今日はそういう日(勝てない日)なのかなと暗示めいた第一弾。直後、中村悠平のタイムリーで先制される。

それでも森下、青木宣親を併殺に打ち取って、最小失点でとどめた。この後もよく打たれが、調子よくないなりに踏みとどまってた。


今日の1番2番3番は、振るわなかった(今日の1番は大盛穂)。

かたや、小園海斗は猛打賞。そろそろ復調認定か?  2回ウラ、小園と中村健人の連打でチャンスをつくる。

しかし、田中広輔のライトへの大きな打球は太田賢吾がフェンス激突でキャッチ。惜しかった。今日はやっぱりそういう日なのかな、の第2弾。

しかし、いいこともありました。3回、坂倉将吾が、山崎晃大朗の2塁への盗塁を阻止。やっとやりました、チーム初の盗塁阻止。パフパフパフ~(言ってて、ちょっと恥ずかしい)。

そして5回には、健人のフェンス激突の好守備が。これは、波が、やってきそう(来い来い)。


5回ウラ、小園3塁打! 健人タイムリーで、1対1。田中ヒットで、ノーアウト1塁3塁。しかし、バント巧者の森下、スリーバント失敗。今日はこういう日なのかなの第3弾。

大盛のセカンドゴロで、もう1点。2対1と逆転(でも、ここまで止まり)。

直後の6回、村上のソロで、すぐ同点に追いつかれる。援護直後の失点。やめて、九里的な。村上は森下から初ホームラン。これまで村上には打たれる気がしなかったのに。ついに牙城が・・・。

だがしかし、その直後の6回ウラ、坂倉将吾がソロで3対2とすぐ取り返す!

今日、先頭打者に打たれることが多かった森下、ここはギアが入った。7回は3者凡退。森下は勝ち投手の権利を得て、ここで降板。

でも、1点リードではね。しかも、7回ウラは三者凡退で終わり。


8回は、ターリーで来た。5月14日の阪神戦での火消しで評価あげたか。

しかし、毎回、ターリーが出てくるたび、まだ私が慣れてないからなのか、どっちに転ぶかハラハラ度が大きい(ターリーでなくてもハラハラするが)。それを思うと、1年目の栗林良吏、改めてそのすごさを思う。

したら、いきなり村上に逆転ソロ。そのあと、ヒット、フォアで、森浦大輔に交代。こないだのケムナ誠に続き、評価された後の8回を乗り切れないリリーフ陣。

同じく、14日の阪神戦での火消しで評価をあげた森浦。ここはアンラッキーなポテンヒットが出て、3対4、逆転される(自責点はゼロなんだけど)。


森下の勝ちがまた消えた。森下もこういう状況は何度も何度も経験しているけど、けして慣れるもんじゃないだろう。調子悪いなりにも7回2失点、このどこを責められよう。1点死守の姿勢じゃダメなんだよ~。

9回は、島内颯太郎(どこ行っとったんやー)。山田哲人にソロ弾浴びて、2点ビハインド。

島内、まるで好んで打たれているように見えてしかたない(なわけないとしても)。打たれたあとは、ホッと一息ついたかのように、連続三振。

8回と9回も、カープは三者凡退。あっさり風味にもほどがある。

村上は天敵・森下をとらえた。カープは原樹里から2点もぎとるのがやっと。リリーフリレーにも完敗。

首位攻防戦なんて、名ばかり、見せかけ。阪神とDeNAにしか勝ててないんだから。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク

2022年5月13日

順位予想は信用できない、でも真っ当なこと言う人もいる


2日続けて、雨で中止。アンダーソン、大瀬良大地と、充実したピッチングを見せてくれていた二人だけに、見たかった。

ところで、開幕前、最下位予想が多かったカープ(私も5位か6位をイメージ)。予想外の開幕ダッシュで、うろたえた解説者・記者も少なくなかったと思う。

後出しジャンケン的に、「カープが優勝にからんできたら面白い」と手のひらを返す人もチラホラ。

新型コロナやケガで戦力ダウンのチームが多い中での暫定1位、浮かれる気は毛頭ない。交流戦も近づいてるし。


何が起こるかわからないのが野球(スポーツ)。と、野球を見ている人なら、そう思うはず。だから順位予想を無意味に感じるときがある。

以前、サッカーのW杯で、明石家さんまさんが、日本代表のゲームの得点予想を聞かれ、「俺はそういうのはせえへん」と、断っていた。さんまさんはわかってはるなぁ、と思った。

そんなで毎年、順位予想には注目していません。

でも、予想に反してカープが上位にいる今(といってもまだ約4分の1)、どの解説者がどんな評価をしてたのか、ふと気になって。開幕前の『週刊ベースボール』を見返してみました。

すると、阪神の矢野監督について触れたものがいくつか目にとまって、興味深かった。

矢野監督が開幕前に「今年で最後」宣言をしたとき、そう言えば選手が結束すると思ったのかな(だとしたら、そんな単純なものか?)と、モヤモヤしていた。


張本勲さんはコラムで、「それなりの理由があったのだろうが、わざわざ発表する必要はない。選手は動揺するし、チームにとって良いことなど一つもないからだ。選手は敏感だから、どうしても次の監督は誰になるかと気になるだろうし、そのときは自分が使ってもらえるかどうか不安になる。そうなると、もう試合どころではない。そもそも長いプロ野球の歴史の中で、「来年の監督は誰になるか」と選手同士が話し合うようなチームは勝ったためしがない」と、バッサリ。(2022年3月28日号)

廣岡達朗さんもコラムで、「戦う前から辞めるという指揮官がどこにいるのか。ナンセンスだ。開幕して負けが込めば人心は離れていく。すでにその兆候はもう出ているかもしれない」と、バッサリ。(4月4日号)

ちなみに、カープについて「練習こそいいが監督が物足りない」と、バッサリ(ヒー~)。

定岡正二さんは、槙原寛己さん、篠塚和典との鼎談で、「僕が選手だったら、嫌です。黙っていてほしかった」と。

「勝ち出せば吹っ飛ぶのよ。でも、調子が悪くなると、絶対、そういうことのせいにするからね」とも。(4月4日号)

数年前、テレビで定岡さんを見たとき、長く人前に出ていなかったようなオーラのなさが全開で、勝手にハラハラしたのですが、この素直なコメント、好感持てました。大丈夫だ!


すると、じわじわと、黒田博樹(あえて呼び捨て失礼します)が引退会見したときのことが思い浮かんできた。

当初、黒田は日本シリーズ前に引退を発表するつもりはなかった。でも、新井貴浩さんが「黒田さんの最後の姿、見たいファンの方がいるから、試合前に発表した方がいい」と言ったことで、考え直したみたいだった。

新井さんめ~。余計なこと、しよって。黒田の引退セレモニーでも、背番号にちなんで黒田を15回も胴上げして。黒田の首の調子がおかしくなっちゃうじゃんか(いや、優勝したときの二人の抱擁はいつ見ても泣けますけども)。

黒田がNPBに復帰したとき、1年限りと覚悟していた。ところが、2年目も現役続行の朗報。そしてその年、カープは25年ぶりのリーグ制覇。

ファンは、会見せずとも、黒田さんは「今年で最後」と覚悟していたと思う。

そこをカラッとした平常の空気が飛ばされたというか、あの終わりを意識させられた湿っぽい空気、好きじゃなかった。普段どおり、試合に集中したかった(してほしかった)。


3月28日号の解説者陣の順位予想では、礒部公一さんは「矢野監督の最終年でもありますから、結束すればトップを狙えそう」。斉藤和巳さんは「矢野監督の最終年にやってくれるのでは」。

このお二人、オメデタイというか、短絡的というか、お若いなというか。

口をそろえるように「鈴木誠也の抜けた穴が大きい」と、カープを5位6位に予想する解説者が12人中、9人。

それ以外の3人のうち、OBの達川光男さんの1位は問題外として(すまんが)、谷沢健一さんが「2~4位は横一線」という但し書き付きで、カープを4位に。

「鈴木誠也の穴は痛いですが、林晃汰や坂倉将吾など伸びしろのある選手が多くて楽しみです」と、嬉しいことを。


藪恵壹さんは「広島は森下暢仁がめちゃくちゃいい状態ですし、後ろもしっかりしている。鈴木誠也のアナも新人の末包昇大などで補えます」と、破格のカープ2位。

落合博満さんの「監督の仕事は選手を見ること」という名言と重なってしまった。

「鈴木の向けた穴が大きい」と判を押したように評価を下げるのでなく、状態のいい選手をちゃんと見てくれている解説者に一目を置きたいと思ったのでした。

逆に、誠也が抜けたことで、西川龍馬にチームリーダーの意識が芽生えたり(おそらく)、チャンスを与えられた選手が起用に応えようとしたり、いろんなことが作用するんですから。

何が起こるかわからないんですから、野球って。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ 

〔関連記事〕

スポンサーリンク