2022年5月18日

ケンカに勝つ気はあるのかい?


5月18日、巨人戦(東京ドーム)、4対2。

昨日の、自ら負けを仕込みに行く采配を見せられた後では、ファンの気持ちも醒めます。

あの試合を分岐点に一気に転落・・・そうなってもおかしくない試合だった。

選手たちのモチベーションも気になる。とくに先発投手。あんな持って行き方見せられたら、ベンチのこと信頼して投げられるのかなって。

それでも、守備を見ている限り、2回には菊池涼介の、3回には坂倉将吾や西川龍馬の好守備が出て、あれには引きずられず、自分たちの仕事をやっている感じはした。


床田寛樹は、2回、ポランコのソロ、5回にはウォーカーの3ランが出て、5回4失点で降板。前回の登板で完封試合をやってのけた床田。こういう日もあるだろう。

でも、エースとしては、マウンド降りるの早かった。昨日の試合の悪い流れ、よどんだ空気は払拭されなかった。

それでも6回、マクブルーム、坂倉、小園海斗の連打で、1点。

7回、マクブルームのタイムリーで、もう1点。コツーン、コツーン。

効率よくホームランでごっそり加点する巨人に比べ、カープは序盤から終盤まで、得点圏に走者は進めるものの、とどめをさせないことがあまりに多かった。


昨日の試合の悪い流れが影響してないといいがと思ったが、スカッとゴソッと行かないのはいつものこと。変わりないと言えば、変わりない。

変わりないのは、西川のノーヒット。またベンチはお祈りモードに入って、「今日こそは今日こそは」と、待って待って3番のまま。打順、変えましょう?

対照的に打ち始め、打ち続けている小園海の打順も変えましょう?

スタメンを見た時点で、末包昇大も中村健人もいない。今日の1番は大盛穂。5打席中、4出塁(3つはフォア)。仕事をしたと言えなくもない・・・のか。

それでも、8番の上本崇司ともども、非力感が否めない。7番の會澤翼も打つ気がしない。また負けを仕込みに行っているとしか思えないオーダー。


王貞治さんは、「野球はケンカと一緒。勝たなきゃ意味がない」と言っていたそうだ。現役時代か、監督時代かは、わからない。今ではジェントルマンに見える王さん、それでこそ、さすがの勝負師、ホームラン王だ。

昨日の、追加点のチャンスで代打を送らないとか、投手交代のタイミングが遅すぎるとか、今日の打てなさそうなオーダーとか、勝つ気があると思えない。

昨年も、一昨年も、「たとえベンチがあんなでも、選手はそれに引きずられずに頑張れ」と応援してきたけれど、選手に「ケンカに勝つ」気概が見られなかったら、シーズン終っちゃう。

起用してもらえないと、その気概すら見せられないんだけど。島内颯太郎はケンカ、苦手そうだ。
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