2022年4月30日

ムードを変えた大瀬良と青柳、エースの力って大きいな


4月29日、中日戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、0対1。

中日の将来のエース候補・髙橋宏斗とカープのエース・大瀬良大地との投げあい。

ヤクルト戦での大2連敗の嫌な空気を、また大瀬良が綺麗にぬぐった。前回の登板でも連敗のドヨ~ンとしたムードを止めたのは大瀬良だったが、そのとき以上、これ以上ない完封勝ち。

しかも、唯一の得点は、高橋の高校の先輩でもある堂林翔太のホームラン。ようやった!

得点は5回のこの1点だけ。追加点なし! これはいつものカープなら負けるパターン。でも、今日の大瀬良、中日打線に手も足も出させませんでした。


いつものちょっと頼りない息切れもなく、完走。昨日の中継ぎショックをお手当て。「私、エースですけど、何か?」という余裕を感じた。

ヒーローインタビューも落ち着いていて、今日は終始、非の打ち所がないというか、出来すぎ君。これは嫌味ではなく、立派だなと思った。

大島ファンとしては心配ですが(なぜかさんづけで呼びたくなる数少ない選手)、大島洋平の離脱は中日にとってもカープにとっても大きかった。

大瀬良は4勝でトップ。九里亜蓮は防御率でトップ。この2本の柱は大きいと思った。そんな九里から大瀬良の先発リレーだった。


しかし、打線は。スタメンにまた上本崇司を持ってきた。6回のセンターフライをダイビングキャッチした守備は素晴らしかったけれど。ありがとう!なんだけど。

6回、會澤翼に代わって坂倉将吾が捕手につき、田中広輔がサードに。下位打線の迫力のなさが如実。

カープがヤクルトに悲惨な大逆転負けした4月28日、スポーツニュースで、日ハムの今川優馬や野村佑希ら若い選手の活躍を見て、いいな~と思った。

ニュースは一部分を切り取ったもの。いいところだけをピックアップしたもの。それでも、若い選手たちがイキイキしていて。楽しそうで。


開幕前、ともに戦力不足で最下位予想されたカープと日ハム。主力が抜けたぶん、若い選手を育てる方向にスイッチしている(せざるを得ない)日ハム。カープは相変わらず思い切り悪い。

いや、年齢じゃあない。40歳のベテラン・青木宣親なんか、打席に立たれたらいまだに嫌な空気、放ってるじゃないですか。若い選手出せばいいなんて思ってない。

力のある、可能性を感じる選手を起用してほしいって話です。


阪神の青柳晃洋も、巨人戦で完投勝ち。新型コロナ陽性から復帰して、3戦3勝。こちらも余裕を感じるエースのピッチングでした。

阪神は4連勝。SNSで「あかん優勝してまう」と阪神ファンは大歓喜だったとか。

エースはこれくらいムードを変えるものなんだと、大瀬良と青柳のエース力を見せてもらった29日でした。
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2022年4月29日

勝ちパターンと、どの口が言う? タフな九里と中崎島内の壊れ方が対照的すぎて


4月28日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、5対9。ひどい試合。

ヤクルト先発は高橋奎二。打てる勝てる気がしない、でも何が起こるかわからない。と、昨日書いた。

4回、マクブルームがヒット出塁して、坂倉将吾が先制2ラン(チームで9本目・・・)。

球数もけっこう投げさせ、5回2失点で高橋は降板。完封負け覚悟の試合に勝機が。


4月26日の予告先発が雨で流れ、27日へのスライド無しでの登板になった九里亜蓮は、7回116球無失点。

昨日、ヤクルトに大敗。連敗したわけではないのに、連敗気分だった。「やっぱり連敗を止めるのは、九里」という試合になるはずだったのに。

27日は予定通り、床田寛樹が登板。調子のよい床田を中6日で登板させたのはいい判断と思ったが、床田が「スライドするのかと思っていた」と言っていたのが気になった。

スライドするつもりがそのまま行くことになって、メンタル面で些細なズレが生じてなかったか、気になった。

床田自身、調子は悪くなかったと言っていたけど、アスリートって、何がどう作用するかわからないデリケートな側面があるので(どの競技でも)。

それを思うと、言われたところでどこでも投げるタフさ。それが、九里亜蓮。


でも、坂倉の2ランの後、追加点がなかった。このまま綺麗に勝てる気がしなかった。8回にマウンドに上がったのは中﨑翔太だったし。

小園海斗の好守備でワンアウトとったあと、まさかの3連続フォアで満塁。フォアが2コ出た時点で、まともな監督なら投手交代。でも、続投。

ただ、あの場面で、塹江敦哉が出てきても、島内颯太郎が出てきても、どっちにしても点をとられそうな気がした。

村上宗隆にきっちり2点タイムリーで同点にされてから、中﨑は島内に交代。先発の勝ちを消したの、今季何回目だ?


島内がまたまた、まさかの2連続フォアで押し出し。逆転される。でも、続投。オスナの2点タイムリーで2対5。

ここでやっと、黒原拓未に交代。黒原、よぅし、行け。その投げっぷりのよさで、勝ちパを奪いとれ。と思ったが、さすがに先輩方の蒔いた種が多すぎた上に自分も種を蒔いちゃって、4失点。2対9。

中﨑、鬼の形相で投げても、こわくない、こわくない。その表情で軽い球を重くすることはできないんだよ。

島内、このところずっと、スムーズに1アウトとれてない。いい球投げるのに、この人のマインドは一生負けパターンなのか? という気持ちがまた湧いてくる。

勝ちパターンって、何だっけ、何だっけ♪(さんまさんで)。再考お願いします!


8回、代打・田中広輔からヒットのオンパレードで、3点追加、5対9に。ちょっとだけ救われる。ヤクルトは1イニングで9点とったから(あげたんだけど)、カープもとっていいんだよ。

だがしかし、9回最後の攻撃、マクガフ相手に三者連続空振り三振。

ビギナーズラックが解けた上本崇司をいまだ「幸運よもう一度」みたいに打席に立たせてるし、長野久義スタメンだし、攻めてる感じがない。2軍で満塁ホームラン打っても正隨優弥には声がかからないし。

追加点とって九里に勝ちをつけられなかった打線も、試合を壊した中﨑と島内も、勝つことに鈍感な佐々岡監督も、しっかりせんかーい。でも、佐々岡監督には響かないだろう。

九里に勝ちをつけてあげたかったけど、九里はまた行けと言われたところで投げるだけ。ヘンな悲壮感がないところ、打たれ強いところは、カープ随一の魅力の持ち主だ。

昨年は最多勝をとった九里。今年は、最優秀防御率をとってくれ。
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2022年4月28日

黒原の無失点と奨成の初ヒット以外、何もいいことなし


4月27日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、2対8。

今年、タイトルをとる予感がする床田寛樹が、山田哲人に先制ホームランを打たれ、3回4失点で降板。

球審のジャッジが厳しい。審判は選手が気持ちよくゲームに臨めるよう試合運びをするのも仕事だと思うんだけど、なんとかならんのか~。

エース級の投手でも、年に一度くらいは大失点する日はある。ないに越したことないけど。

このあいだの森下暢仁みたいに、2回8失点することでまた自分の立ち位置に戻る・・・そういう作業がたまに必要なんだろうか。そう思うくらい、大失点の日って、起きる。


4回、マウンドに上がったのは、矢崎拓也。デビュー登板でノーヒットノーラン手前まで行ったのはヤクルト戦だった。行てまえ~。と檄を飛ばせど、村上宗隆の2ランで2失点。カックン。

6回、松本竜也も塩見泰隆にホームランで1失点。8回、今季初登板の森浦大輔も1失点。カックンカックン。

みな、球、高し。ことごとく出てくるリリーフ陣が打たれ、久しぶりに「今日は勝ち目ないな」という気分に。

9回、無失点の黒原拓未だけは「よかったこと日記」につけておこう。


打線は、西川龍馬が4打数4安打と一人当たりまくり、6回と8回の得点をお膳立てしたが、原樹里、8回2失点のうち、奪った三振は2コだけ。見事にポンポン打たせて取られました。

試合序盤、球審のジャッジが厳しく、テンポが悪くなり、試合が長引くかと思われたが、あれ~。

床田が降板した後、カープ打線のあっさり風味が極まり、思いのほか試合は早く終わった。

3回、床田の代打で打席に立った中村奨成が今季初ヒットを打ったのは、黒原とともに「よかったこと日記」につけておこう。それだけだったゲーム。


4月28日は、高橋奎二。こんなでは打てる気が、勝てる気がしない。

何が起こるかわからないので見届けるけど。それも、相手の不調とかネガディブ面しか思い浮かばないが。

DeNA戦と阪神戦以外でも、打とう。
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2022年4月27日

「カープいい捕手多すぎ問題」について(by里崎智也)


毎週日曜、楽しみに聴いている「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)。4月17日のゲストは、里崎智也さん。

ロッテOBとして、佐々木朗希の完全試合や、佐々木とバッテリーを組む松川虎生についての話題がひとしきり終った後、タカさんが「松川以外で、今、気になるキャッチャーは誰?」。

そこで里崎さんは、「次の世代、日本代表の中心的な存在になるのは、坂倉将吾」と即答。やった!と、え?が同居。

坂倉の打撃を買っているタカさんも(首位打者とったら「リアル野球盤に出て」って本人に伝えてあるんですって!)、「え、坂倉君? でも今、三塁守ってる・・・」と、意表をつかれたみたい。


里崎さん曰く、「いま広島は、12球団で、いいキャッチャー多すぎ問題っていう問題を抱えている」と。

「會澤翼、坂倉、磯村嘉孝、石原貴規、中村奨成がいるんですけど、會澤、磯村、坂倉は、ひょっとしたら石原も、他の球団行ったらレギュラーっす」。

「坂倉は、カープじゃなかったら、キャッチャーでバリバリレギュラー。會澤がいるから、いまチーム事情でサード(とファースト)を守ってるんですけど、本人はキャッチャーやりたいらしいんで」

と、捕手として、まさかの高評価。というか、カープの捕手陣、高評価。え、え~? そ、そう?


これだけ聞くと、どういうこと?という気持ちにもなりますが、この話題の前に、「キャッチャーは打てなきゃダメ」と、里崎さんはこんな捕手論(持論)を展開していました。

「リードはうまくいくときもあれば、いかないときもあるので、評価の対象に入らない」

「盗塁阻止率といっても、ピッチャーがクイックしてくれないと刺せない」

「勝つと言ってもチームの問題であって、キャッチャー一人でどうしようもないじゃないですか」


「で、キャッチャーひとりで何とかできるのは打つことだけ。そこを打てばしっかり目立ちますし、往年の名捕手といわれている人は、打つか、勝つか、絶対どっちかをしている。もしくは両方」

と、古田敦也さん、野村克也さん。城島健司さん、阿部慎之介さん、谷繁元信さん、伊東勤さんの名前がツラツラツラ~と流れるように出てくる。

森祇晶さんは、打撃では突出していなかったけれど、V9時代を支えた勝てる捕手、とも。

會澤・磯村・坂倉と、揃いも揃って弱肩ぞろいのカープ(石原はこの3人よりは肩強い? 強肩の奨成は捕手として起用されないし)。

走られシーンを見るたび、ダァ~メだ、こりゃ。な気分になるんだけど。そ、そうなの?


あと、こんな面白い話もしてました。

「WBCとかオリンピックは限られた選手で戦わなくちゃいけない。マルチポジションできて、さらにキャッチャーができると、東京オリンピックのときの栗原陵矢のように、かなりのアドバンテージ的なマルチプレーヤーになる」と、日本代表として坂倉を推す視点も。

坂倉の正捕手としての日本代表。大事な場面でパスボールとか容易に想像できて、こわい、ないわ。と思っていたが、マルチプレーヤーとして起用されているチーム事情が活きるときがくるかも。

「来年、WBCに選ばれるんじゃないですかね」に、タカさんも「僕もそう思う」と、深くうなづいていました。そう言っていただけるのは嬉しい。

坂倉の話題の次には、楽天の安田悠馬も面白いと言っていました。


ちなみに、4月24日の「 どこよりも早い新外国人チェック!」特集では、「日刊スポーツ」の本間翼デスクが、セの1位として、なんとマクブルームを挙げてくれていました(2位はシューメーカーね)。

選球眼がいい、ミーティングでも通訳を介してメモをとっていて熱心、円陣の真ん中に立つ明るさもある・・・と。

とかく話題になることが少なかった開幕前のカープ。嬉しかったので、ご報告。
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2022年4月25日

サヨナラ勝ちはしたものの、「走者が出たらバント」が目に余る


4月24日、DeNA戦(マツダスタジアム)、5対4。延長10回サヨナラ勝ち。

まだしも10回で終れてよかった。12回までの消耗戦にならず、勝てて終れてよかった。

大貫晋一と相性のいいバッター・森下暢仁のいない打線、今日は大貫を攻略できるの?という試合序盤。

3回、玉村昇悟が大田泰示に先制2ラン。でも、4回、西川龍馬が2号ソロで1対2。じりじり詰め寄る。


5回、田中広輔がフォアで出塁、小園海斗が内野安打で、ノーアウト1塁2塁。ここで、玉村に代打・宇草孔基。

玉村、16日のブランクはあったが、投げながら球のキレを取り戻してきてた。チャンスの場面ではあったけど、バントなら玉村でよくない? 宇草はバント失敗で併殺崩れ。その後もつながらず、ノー得点、ボッ!(小噴火)

6回、黒原拓未が3番4番5番相手に1失点で、1対3。

6回ウラ、大将・ 牧秀悟のエラーもあり、今度はこちらの3番4番5番が機能して、坂倉将吾がタイムリー、田中が犠牲フライで、3対3、同点に!


7回から9回は、ともにリリーフ陣が無失点リレー。と言えど、9回の栗林良吏はかなり不安定でした。でも、抑えた。

9回ウラ、田中がデッドボールで出塁。で、バントの苦手な小園がバント失敗。

途中出場の上本崇司がバントを決めるが、延長ありの展開で、もう末包昇大ひっこめてたことに、ボボッ!

このときの上本の場合はバントでいいとしても(打てる感じがしない)、24日の試合終了時点で、カープの儀打数、31でダントツ。長打が少ないから、これも生きる道。

でも、「走者が出たらバント」という定規で線を引いたような采配、面白くない。

しかも、菊池涼介(と森下と床田寛樹以外)、バントに安定感のある選手いない。結局、堂林翔太が打ってチャンスを広げるも、菊池凡退。


クローザーを9回に出した10回は、塹江敦哉。2アウトまでこぎつけたところで、牧(あだ名は監督)が4号ソロで、DeNAが逆転。敵ながら、牧は見ていて楽しい。あっぱれ。

10回ウラ、カープ苦手の三島一輝が乱調。西川、マクブルームに連続フォア。このミスに乗じて点がとれなかったら終わりの始まり。

ここで坂倉が同点タイムリーーーー。よくやった!

會澤翼は敬遠気味のフォア(ですよね)で、満塁。ここで田中は内野ゴロで1アウト。このあと、小園に上本かぁ・・・。


という場面で、小園がファーストストライクを一撃。センターへの大きな犠牲フライでサヨナラ勝ち。勝っちゃった・・・。やたー。ちょっと棒読み。

1アウトだからよかった。2アウトでフライだったら、あぁぁぁぁ。だった。小園はずっと重い石蓋がのっかった状態だったから、まさかのサヨナラ打に、もう身体が止まらずピョンピョン跳ねてた。バネのきいた身体能力高そうなピョンピョンだった。

勝ててよかった。でも、三島の乱調にたいそう助けられました。落ち着こう。
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2022年4月24日

持続可能な堂林になあれ


4月23日、DeNA戦(マツダスタジアム)、6対0。2連勝。

対戦相手との巡り合わせもあるとは言え、打順を組み替えたとたん、あからさまに打線がつながった第1戦。ただ、1番に起用された大盛穂はハマらなかった。今日の1番は誰だ? 堂林翔太だ。

まさか今日が堂林の日になるとは思ってもいなかった。

前回、2回8失点(森下ショックと呼んでます)だった森下暢仁。立ち上がりは上々。

だがだがしかし、1週間前のヤクルト戦、91球で完封をやってのけた、DeNAの上茶谷大河がさらにスイスイした立ち上がり。手こずりそう。


ところが3回、末包昇大がヒット、堂林が滞空時間の長いゆったりとした先制2ラン! スカ~ッと、よっしゃー!

堂林は4回、1アウト1塁2塁のピンチで、田中俊太のレフト前ヒットをホームベースに好返球して、森下を助けた。打っても守ってもポーカーフェイスでカッコよかったな。

6回には末包昇大のセカンドへの好返球、7回には小園海斗の好守も。小園、3番固定で打てなかったときは守備にもキレがなかったけれど、復調の兆し?


打線は、6回、満塁で坂倉将吾が2点タイムリー。上茶谷、83球でマウンドを降りる予想外の結果に。

代わった三上朋也から、末包も2点タイムリーで、6対0。

森下は7回で投了。111球、球数どうしても思ったよりも多めになるけど、ヒットは8本打たれたけど、無失点。

先週の嫌な感じはきれいに拭われた。大瀬良大地が先に拭って作ってくれた流れをつなげてよかった。

8回は島内颯太郎、9回は中﨑翔太がともに三者凡退で締めた。


8回、代打で出た中村健人が粘って粘って8球目にヒットを打ったのも、よかった。もっとチャンスを与えてほしい。

堂林、もう30歳と言う人もいるかもしれないけれど、まだ30歳。

未完の大器みたいな、一生秘密兵器みたいな、伸びしろあるのかないのか、つかめない立ち居地だったけど、開花してほしいな。野手の層が厚くなったら、もっと面白くなりそう。

堂林の1番、引き続き試みてね。末包のスタメンも、当面固定してね。中村健人しかり、中村奨成も起用してみてね。
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2022年4月23日

打順を変えたとたんに連敗止まった


4月22日、DeNA戦(マツダスタジアム)、6対1、連敗ストップ。

さすがにベンチはオーダーを変えてきた。小園海斗8番、末包昇大がスタメンに、上本崇司は外れる。これでいいんだ、これで。

西川龍馬が3番に入ったことによって、空いた1番は大盛穂。大盛1番は、西川1番と比べると非力感は否めないが。

新オーダーでの1回、菊池涼介ヒット(西川は併殺崩れ)、マクブルームが先制タイムリー。早速点が入った!


坂倉将吾フォア、會澤翼タイムリーで2点目。末包タイムリーで3点目。なに、これ。わかりやすすぎるくらい点がとれている。

逆に、8番小園でこの流れが止まったら、それはそれで小園にプレッシャーがかかりそうな1塁3塁の場面だった。

だったのだが、なんと小園もタイムリーで、4対0。ホームランなしで4得点、カープのお家芸が復活。

相手投手との相性や巡り合わせあってのこととは言え、打順組み換えの効果がこんなにすぐに表れるとは。もっと早くやっておけばと言っても、もう仕方なし。遅くなってもしないよりマシ!(フランスの諺)


6回にはDeNAのエラー、暴投、押し出しで、2点追加。開幕戦同様、相手チームに勝たせてもらっている側面はあるのだけど、連敗は止められそうだ。でも、油断はできない。

大瀬良大地は6回投了かと思ったのだが、7回、8回、9回もマウンドに。6点差あったからの判断とは思うが、油断は大敵。

9回、 牧秀悟とソトの強力ラインで、1失点。9球粘られた大和を空振り三振、ワンアウトとって、大瀬良は135球でマウンドを降りる。

5点リードだったが、ここで栗林良吏を出してきた。連続空振り三振とって、試合終了。

栗林は土日にとっておいてほしかった気もするが、大瀬良の力投の後、栗林が投げて、ここでグダグダにならず綺麗にエースラインで終われたのはよかったのかもしれないと思うことにしよう。


ヒーローインタビューで、大瀬良は「魂を込めて投げると、試合前に野手のみんなに伝えた」と言っていた。

「魂込めて」とか「全力で」とか「全身全霊で」とか、じつは実体がなくて、雰囲的な言葉で、好きではないです(というか、信用していない)。

でも、試合前に、大瀬良が自分の気持ちを野手にストレートに伝えたことはいいなと思った。ふだん選手間でどれくらいミーティングしているのかわからないけど、一緒に戦う間柄、いっぱい話をしたらいいと思う。してないとしたら、なんで?とさえ思う

大瀬良の意志を野手も受け取っただろうし、自分たちもこのままではいけないと思っていたはずだし、そこはやっぱり大瀬良、エースなんだなぁと感じたゲームでした。

森下暢仁、がんばらないと。
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2022年4月22日

ホームラン6本と26本、勝てない理由が見える化してるのに


4月21日、巨人戦(東京ドーム)、8対4。3タテで4連敗。

2回、坂倉将吾が先制の2ラン。スカッとした打席をもっと見たいと昨日書いたばかり。よっしゃー!

だったが、「カープ、6本目のホームランが出ました!」の実況を聞いて、恥ずかしくなる。ろろろ、ろっぽん・・・。いや、勝っていれば何も恥ずかしがる数字ではなーい!

2回ウラには、岡本和真のソロ、ウォーカーの2ランであっけなく逆転された上に、3回ウラには、丸佳浩の6号ソロも出た。

チームで26本目のホームランです!」の実況に、6本対26本、そら勝てんわ、と妙に得心する。丸一人でカープのチーム分、打ってるし。


すかさず逆転された4回、2アウト満塁で、遠藤淳志の打席。絶好のチャンスに代打を出さないカープベンチ。

代打が打てるとは限らないし、ここで遠藤が打ったら面白いな~と思っていたら(今年のカープは投手がよく打つ)、本当に打った、2点タイムリーで3対4と逆転。よっしゃー。

と、息巻いたのはここまで。またまたすかさず、4回ウラ、丸のソロが出るわ、上本崇司のエラーも出て、2点追加されるわで、6対4。遠藤は4回で降板。


5回は黒原拓未。上本がカメラマン席にクルリンと飛び込んでファウルフライをキャッチするファインプレーも出て、無失点。黒原の向かっていくピッチング、見がいがある。松本竜也もな!

でも、黒原、初めての回またぎ(?)となった6回、大丈夫かしらと案じていたら、フォア2コ出して、2アウト1塁2塁で、降板に。

ここで出してきたのが菊池保則。走者を一掃して、前の投手の自責点を増やすのはお手の物。の、菊池をなぜここで出す(怒)。

いやな予感は的中、坂本勇人に2点タイムリー打たれ、8対4。


今日も小園海斗は3番。1回、いきなり併殺打。今日もか~のノーヒット。

6番の長野久義もノーヒット。巨人戦ではいいとこ見せてほしいといつも願ってるのだけど、その気持ち、空振りに。

久々のスタメン、末包昇大は3安打。なぜもっと使わぬ?

わかってはいたけど、改めて、巨人打線に比べ、ひ弱なカープ打線を思い知れてよかったのではと思ったほどのゲーム。

よく見るがよい、ベンチよ、球団よ。それでも打線の強化をしない・・・つもり?


いつか小園が打ち始めますように~。っと、お祈りモードを続けるのはもうやめて(十分待ったと思う)、2軍で調整させるなり、打順を変えたらどうでしょう。上本のスタメンも。ちゃんと本人と話し合って。

一度振り上げたこぶしを下ろせないなんてほどのことではないと思うのだが。

大事な貯金を、考えナシのベンチが指の隙間からポロポロポロポロこぼしているように思えて。

そんなこと続けてたら、野球の神さま的なものにも、ファンにも、そっぽ向かれちゃいますよ。
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2022年4月20日

好投の先発に勝ちをつけられない症候群が再発


4月20日、巨人戦(東京ドーム)、5対3。マジで3タテされる5秒前。

5回、西川龍馬の2ランで先制! やっと出た。チームで5本目、西川は今季初。

すごいな、カープ。菊池涼介、末包昇大、マクブルーム・・・、ホームランを打った選手の名前がすぐ言える。あまりに少なすぎてすぐ言える。片手で間に合っている。

ホームラン数が1桁なのは、セ・リーグではカープだけ。トップの巨人は23本。改めてその差に愕然。


6回には、堂林翔太タイムリーで、0対3。

6回ウラ、岡本和真に2点タイムリーを打たれ、1点差に。床田、この時点で6回2失点、なぁんも責められる数字ではないのに、やってもうた感がぬぐえない。

なぜならば、この後、点をとれる気がしないから。床田の勝ちを守れる気がしないから。

メルセデスを6回途中で降板させたが、3点かきあつめるのがやっとのカープ。


4月6日の巨人戦では、好投していた床田に代打を出したのが裏目に出て、8回、中﨑翔太が打たれ、逆転負け。

今日は中崎は出さない気がしたが、とらえられ始めていた床田を8回も続投させた。

あのね、佐々岡監督。前回こうだったから、これはやめ。と言うのでなく、選手の状態を見極めて決めよう? 落合博満さんは言ってました、「監督の仕事は選手を見ること」だって。

床田は吉川尚輝に2塁打うたれ、島内颯太郎に交代。佐々岡監督にしたら早めの交代したつもりかもしれないが、すでに後手になっていた。


島内がここを踏ん張れず、5対3、逆転される。島内、育ってくれ。

その後は、髙橋優貴と大勢(投げさせすぎですよ)にナシのつぶて。

床田の勝ちが消えた、また消えた。3点じゃ、ダメ!

ところで、環境は違えど、ロッテもホームラン5本というのに愕然。いくら佐々木朗希が無安打投球しても、点とれてない。これでは二度目の完全試合が成立しない。あちらはあちらで深刻です。


今日の小園は何番なのか(スタメンなのか)問題は・・・何のお手入れもなし、いつもの3番。小園とマクブルームに久しぶりのヒットは出るには出たが、以前として下位打線の赴き。

坂倉将吾、打率はいいが、勝負強い感じはない。スカーッとした打席がもっともっと見たい。

上本崇司はもう研究が行き届いただろうし、疲れも見えるし、今日のスタメンマスクは磯村嘉孝。打線がこわくない、こわくない。

あれ、衝撃のデビューを果たした末包昇大はどこ行ったー。中村健人も中村奨成もどこ行ったー。

勝ち慣れてないチームゆえ、珍しく手にした貯金にホッとして、ぼーっと手放すつもり? 勝機を逃すな、選手もベンチも。
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2022年4月19日

休みが必要だ(小園海斗に)


4月19日、巨人戦(東京ドーム)、3対1。

九里亜蓮、3回に坂本勇人にホームランを打たれたが、1回はフォアボール3つ出して満塁にするも得点は与えず。4回では2塁3塁でも得点与えず。

いくら球数費やせど、フォア出せど、テンポ悪くなっても、とにかく点を取られなければ、よろし! 4月17日の中日戦、森下暢仁が2回8失点で降板したことを思えば。

そう寛容になるくらい、日曜の森下ショックは(私には)大きかった。その前日、大瀬良大地が6回2失点と試合を作っているにもかかわらず、物足りなさを感じたようなことを書いて、申し訳なく思ったほどでした。


エースたるもの、打者を圧倒する投球を見たい。その期待が大きくなりすぎて、そんなこと書いてしまったけれど、それより点をとられないこと、試合を作ること。

と、九里を応援していましたが、5回、岡本和真のタイムリーで、2対0。坂倉将吾とマクブルームのエラーが重なり、3対0。九里は106球で5回で降板。

5回3失点は2回8失点よりいいですが(まだ言うか)、球数多くなっても、フォア出しても、点を取られなければいいと言いましたが、やっぱり先発投手には長いイニング投げてほしい。


後を受けたリリーフ陣は今日も踏ん張った。6回の黒原拓未と、7回の松本竜也の新人コンビ、8回の矢崎拓也が無失点リレー。

黒原は、吉川尚輝に14球粘られても根負けせず打ち取った。信用ポイント、経験ポイント、積み上げていこう。

こういう投手の踏ん張りがチャンスを呼び込んでくれないかと思うんだけど、なかなか打線はつながらなかった。

2回、2塁3塁で大盛穂が併殺。5回、大盛2塁打の後、3塁でタッチアウト。6回、代打・宇草孔基が2塁打! 菊池涼介ヒットで1塁2塁も、小園海斗、空振り三振。7回1塁3塁も、上本崇司併殺。

なんかツラツラ読み上げていると平坦なお経のよう。


8回、代打・田中広輔が3塁打! よっしゃー。西川龍馬が犠牲フライで1点返す。菊池もヒット。でも、小園とマクは打ち上げる。3番4番に快音がない。

8回ウラ、田中がショートの守備につく。だったら、小園の打席に代打出してほしかった。

9回は、新人を酷使する巨人(3連投はさせないと言ってるけど、当たり前だ、そんなの)、大勢に三者凡退であっさり終る。完封されなくてよかったという日に。


小園は高めのボール球にまで手を出して、かなり調子悪そう。

スランプの原因は、疲労」と川口和久さんも言っていた。「休みが必要だ」って、奥田民生も「コーヒー」の中で歌ってる。

かつて、絶不調の田中をスタメンに使い続けたベンチに、「小園出せー」と叫んだものだが、小園にこの壁を乗り越えてほしいベンチの気持ちも承知の助ですが、勝機を逃すな。休みが必要では?(上本も?)

と書いた翌日に猛打賞! なんてことになるといいのだけど。
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2022年4月17日

森下2回8失点の大失点、佐々木朗希は8回無失点で援護なし


4月17日、中日戦(マツダスタジアム)、4対10。大敗です。

昨日、中日戦の連敗止めて、さぁ、これからという1戦で、森下暢仁、2回8失点。

1回、中日のヒットが止まらない。打者一巡して、6安打4失点。この時点では「エース級の投手にだって年に一度はある大量失点の日」くらいに思っていた。

いつもは修正していく森下が、2回も4失点。これはおかしい。コンディション不良では?と思ったのだけど、今のところそういう情報はナシ。

身体に異常がないなら幸いだけど、もしなかったとしたら、逆になんでこんなことになったのか、知りたい。


いつもなら(昨季なら)「もうダメだー」と思った8点差。でも、まだ2回。諦めはしませんでしたよ。

8失点のあと、リリーフ陣が崩れたら、ダメカープになって目も当てられないところだったけど、3回と4回は矢崎拓也が、5回と6回は松本竜也が、7回は黒原拓未が踏ん張って無失点リレー。

打線も、4回ウラ、大盛穂がタイムリー。5回裏に、小園海斗のタイムリーゴロと坂倉将吾のタイムリーで、2点追加。


7回には、満塁の場面で、會澤翼が粘って粘って11球目に押し出しで1点追加。4対8にまでこぎつける。

しかし、大盛と代打・田中広輔のサードライナーは当たりはよかったものの連続キャッチされ、3アウト。

8失点は痛かったが、満塁で1点では勝てません。

と、この時点で波は去りつつあったが、それでも追い上げムードをリリーフ陣と打線が作っていたところ、8回、菊池保則が阿部寿樹に2ラン浴びて、4対10。森下に続き、ガッカリポイント高かった。


1週間前、完全試合を達成した佐々木朗希。あんなものすごい試合の後は多少打たれるかと思っていたら、今日も8回無失点。それだけに、森下の2回8失点とのコントラストが強すぎた。

佐々木は「もしやこの日も完全試合が見られるのでは」という可能性を感じさせてくれたが、打線は点をとれず、佐々木は8回で降板。延長10回で負けた。

点をとられたら完全試合は達成できないし、点をとらなければ達成できない。カープ、8失点したけど、チャンスの場面で、点とれませんでしたし。

今の時点で、會澤の打点の高さを思うと、會澤と坂倉将吾を両方スタメンに使いたいベンチの気持ち、わかります。

でも、今日の森下の乱調を見て、ちょっと気分変えてみよっか。と、坂倉とバッテリー組ませてくれないかな。
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2022年4月16日

大瀬良、圧倒感はないけれど、中日に勝ちました


4月16日、中日戦(マツダスタジアム)、3対2。白星発進。

開幕6連勝の直後に、4月始めの中日戦3連敗。あのドヨ~ン感は、そうだった、大瀬良大地先発の4月1日から始まった。あのとき、つかまり始めた大瀬良を8回まで引っ張って、逆転打を打たれたんだった。

結果、8回3失点。なんの後ろ暗いこともない数字。その後も、6回3失点、6回2失点。今日も6回2失点、なぁんも責められることのない数字。

なんだけど、最近の大瀬良、決め球なくて球数増え、テンポ悪くなって引き締まらず、野村祐輔化している。いや、でも試合は作っているから、それは言い過ぎ。

圧倒するようなピッチングを求めてしまうけれど、こんな感じで今季はケガなく、ローテを完走していただけたら。それが一番難しいことかもしれません。


大瀬良、今日は立ち上がり、わずか10球で三者凡退。お。どうした、何かあったか。が、その1回限り。2回、満塁で投手の岡野祐一郎に2点タイムリー打たれ、先制される。ドヨ~ン。

ところが3回ウラ、満塁で、2試合快音のなかったマクブルームが同点打。よっしゃー。続いて、坂倉将吾が逆転打で、3対2。早めのお手当て、効きました。

その後も満塁。でも、この3点どまり。6回ウラも、相手エラーが2コも出て満塁こしらえたのに、ものにできず残塁残塁。

3連敗のときのように、今日も1点差。山賊のように根こそぎ持ち帰ることはできなかったが、逃げ切った。

7回の島内颯太郎を早めに塹江敦哉に切り替え、8回の中﨑翔太、9回の栗林良吏で事なきを得る(坂倉のエラーにはハラハラでしたが)。


木金と、カープは試合がなかったので、休息できました。選手のみなさんも少しは休めてたらいいなと思っていたところに、松山竜平が新型コロナ陽性、曽根海成が濃厚接触者で休養。

もう、いつどのチームの誰がどうなるかわからないお互いさま状態なのだが、養生して帰ってきてね。

しかし、DeNAやオリックス、阪神などは、もっとたくさんの選手・スタッフの感染が報告されていて、大変なことに。阪神は2軍の試合もできないほどに。

まだ感染が下火になるとも到底思えないのに、NPBが今季は12回延長復活を決めたとき、甘い、まだ時期が早いと思った。

個人的に体力がないので、昨季の9回で打ち止めは、ちょっとホッとしていたところがありました。

でも、今季の延長復活。延長した上に、負けや引き受けに終ったときの徒労感たらないけれど(こちとら見てるだけなのに)、やっぱり延長ありのガチの勝負はいいですね。改めました


明日は森下暢仁の日であり、佐々木朗希の日でもある。先週の佐々木の完全試合を放映しなかった千葉テレビ。

あんなものすごいことがあっても、もう今年度の編成は決まっているらしく、今後も放送の予定はないとのこと。地元のお客さん、喜びますのに。広島や兵庫だったら、考えられない。

そこに名乗りを上げたのはテレビ東京。明日、14時からロッテ・日ハム戦を生中継。さすが柔軟です、テレ東。愛される理由。

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2022年4月14日

床田と森下はカープの2枚看板になる、投げて打って守ってよし


4月13日、ヤクルト戦(坊っちゃんスタジアム)、1対5。1勝1敗、昨日の借りを返しました。

今年は床田寛樹の年になると期待している床田、2勝目。

前回の巨人戦では7回無失点ながら勝ちがつかなかったけれど、今日は打線の援護があったー。

2回、今日スタメンの堂林翔太が2塁打のタイムリー、菊池涼介の2点タイムリーで、3点先制。4回にも菊池がタイムリーで、高梨裕稔から4得点(高梨の自責点は2)。

2016年、日ハムとの日本シリーズのときから、なんでか打てそうで点とれない高梨から今日は点とった、スッキリー。


今日は小園海斗にヒット出た、2本出た。2本目は得点にもからんだ。菊池もカポーンカポーンと力感ないのに3打点。素敵だ。

床田が3打席連続でバントを成功させ、それがすべて得点にからんでいることも素敵だった。投げては6回1失点、フィールディングでも魅せた。

以前、黒田博樹がインタビューで「エースとは?」問われ、「(たとえば桑田真澄さんのように)投げて打って守れる選手」と答えていたことがありました。

それぞれのエース観、エース像があると思うのだけど、九里亜蓮の打たれ強さも魅力的ですが、この3拍子そろったところ、これから森下暢仁と床田はカープの2枚看板になります宣言。


もともと1級品(by達川光男さん)の呼び声高かった床田。

手術の影響があったり、打線の援護に恵まれなかったり、苦汁なことも数々あったけれど、いよいよ満を持して、です。

まだ143分の17ですけれど、床田は防御率0.9。遠藤淳志、九里亜蓮、森下が1点台。10傑に4人入ってるカープ。よそのチームかと見まごうような充実ぶり。


床田の後は、菊池保則がきっちり、島内颯太郎がバタバタしつつも抑え、最後には4点リードでしたが、栗林良吏を投入。今日は勝ちに行きますので、という佐々岡監督の意思表示。

今日はチームとしても、投げてよし、打ってよし、守ってよしのゲームに。

1勝1敗で終れてよかった。昨季のようなお得意さまには今年はならないぞ(願)。

週末は、中日問題を解決しなくては。3連敗の借りを返さなくてはー。
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2022年4月13日

中﨑は8回の人じゃないと思います。情より客観的な采配を


4月12日、ヤクルト戦(坊っちゃんスタジアム)、3対1。昨季の屈辱を払拭したいヤクルト戦は黒星スタート。

日曜日の阪神戦に続き、1点しかとれなかった。先発の九里亜蓮は7回1失点、今日も吠えた。

小園海斗は併殺ありのノーヒット。今日は今日こそはとヒットを待ってるのだけど、昨季のストッパーがメジャー移籍して、打線のつながりが見えていた開幕直後でしたが、今あらたなストッパーが。

佐々岡監督は「この壁を乗り越えてほしい」と腹をくくっている。監督らしい言葉を放っているではないか。しかし、仏の顔も何度まで?

緒方前監督がコンディション不良の田中広輔をスタメンで使い続け、田中の打率が中学生の身長レベルに達した、なんて揶揄していたことがありましたけど、小園も今、156cmになりました。


1対1、同点の8回に中﨑翔太を送る佐々岡監督。結果、2失点を招いた中﨑に対し、「信頼に変わりない」。

満塁の場面で村上宗隆を空振り三振に打ち取ったのは見ごたえあった。でも、まだ満塁。中﨑を信頼している佐々岡監督は交代を告げない。太田賢吾に押し出しで逆転されて、やっと交代。

代わった黒原拓未、いずれ中﨑のポジションかちとるために決めたれー。と檄をとばせば、黒原君、その球、高い。長岡秀樹にタイムリーを打たれ、3対1。ズコーン。

中﨑も頑張っていたけれど、でも8回の人じゃないと思うんです。こわくないんです。


「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)。3月27日の開幕カードを振り返る特集では、12球団中、唯一、話題にのぼらなかったカープ(愕然)。

でしたが、4月10日の放送では、なんとまさかのカープ特集。まさかの快進撃効果でしょうか。 ゲストはカープOBの新井貴浩さん。 

「打撃陣でいいなと思う選手は誰?」と問われ、真っ先に出た名前は、上本崇司。たしかに開幕からの上本の活躍は素晴らしい。

「期待する選手は?」で出た名前が、堂林翔太。うーん・・・。

新井さんは、堂林とともに戦った間柄(護摩行も)。「情」がかなり移っていると見た。


逆に、タカさんの方が、新井さんからその名前が出てこないので、業を煮やして(いえ、実際はそんなことはなくて物腰やわらかに)、「坂倉選手、素晴らしいですよね」と、坂倉将吾の名前を出してくれた。

よっぽど外部の人の方が客観的にものを見れてる。やっぱりOBはダメだ。

中﨑も一時期のことを思えば、かなり復調した。三連覇のときも力を尽くしてくれた(それでも何度もハラハラさせられた)。でも、いま勝ちパの8回の人ではないと思う。

ここは、三連覇前後にカープを離れていた高橋健投手コーチがフラットな眼で、佐々岡監督に進言してくれないだろうか。さすがに佐々岡監督もかつての緒方監督ほど固執しないと思うが。

勝ち慣れてないから、ここぞのツメの甘さが出るのが心配。選手への信頼は持ちつつも、勝機を逃さない采配優先で。

いや、その前に、打たねば。点をとらねば。
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2022年4月12日

森下暢仁と、佐々木朗希と、バッテリー


4月10日の阪神戦。昨季まで「1点先制で追加点なしは負けの暗示」だったカープが0対1で勝ちきった。僅差の投手戦で遠藤淳志が1勝をあげた、成長した! と、静かに感慨にふけっていたら、そのとき、千葉zozoマリンスタジアムでは大変なことが起きていた。

ロッテの佐々木朗希がノーヒットノーラン達成? いや、フォアもない。エラーもない。ノーノーどころか、完全試合。しかも、13者連続奪三振のプロ野球新記録、1試合19奪三振のタイ記録。三振だとエラーの心配ありません。野手にやさしい完全試合。

またすごいの出てきた。マンガの世界みたいなの出てきた。プロ野球をあんまり見ない人でも注目・応援したくなるような。

投球に関しては大谷翔平を越えている。大谷君、球速あるけど、よく打たれているし。


いいな、パ・リーグ、逸材がそろっていて。ますます盛り上がる。山本由伸もウカウカしていられない。

カープがドラフトで森下暢仁を競合なしで指名できたことはかなり幸運だった。それも、この年、佐々木朗希が4球団競合(奥川恭伸と石川昂弥が3球団競合)だったことが幸いした。

う~。セ・リーグに佐々木朗希、いたらな。リーグのレベルをあげてほしい。負けてでも見たい。でも、ドラフトで佐々木を指名したのは、日ハム・ロッテ・楽天・西武と、パのチームばっかりだったんだね。

佐々木朗希がもしカープにいたら。ワクワクするものがあるけれど、カープに入団していたら、育てられたのかどうか。自力で育ってくれたかもしれないけれど、ロッテでよかった。花開いた。


森下暢仁はプロ入りしたとき、すでに完成品だった。1年目の投球が一番鮮烈だった。あの鉄壁な感じ、あのときの投球をいまだに追い求めてる気がする。

1年目がピークだった、なんてことになってほしくないのだけど、この先のことはまだわからないけど、佐々木朗希はこれからどんなふうになるのか、想像がつかないワクワク感がある。夢がある。 

高校を卒業したばかりのドライチ・松川虎生を開幕からスタメンで使っていることも、ロッテ、素晴らしい。それだけの逸材ということなんだけど、あの構え、ほれぼれします。リードも面白そう。


上原浩二さんは「(佐々木と松川が)年が近いのもいいんじゃないかな。言いたいことが言い合えて」と言っていた。 

1年目、森下暢仁がバッテリーを組んだのは、1歳年下の坂倉将吾。坂倉のサインにブンブン首を振って、グイグイ試合を引っ張っていたあの姿をまた見たい。

森下暢仁クラスの投手なら捕手を選ばず、で、今は會澤翼とのバッテリー。結果は出しているけれど、1年目がピークなんて思わせるのは、そんな組み合わせの妙もあるのではと思えてしかたない。なんでわからんかな、ベンチ陣。

佐々木朗希の完全試合で、能ある投手たちはものすごく刺激を受けているはず。「沢村賞とりたい」と言っていた森下も、ボボボ。でも、このままでは。山本由伸以上におそろしい存在が出てきた。

森下をさらに生かすバッテリー改変、希望。
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2022年4月11日

柳との投げ合いがさらに遠藤を大きくした


4月10日、阪神戦(甲子園球場)、0対1。投手戦を制して、遠藤淳志1勝目!

阪神先発・ガンケルと遠藤、ともにテンポのいい投球で、試合が試合が進むくん。前回の登板に続いて、遠藤のフォアがゼロだったことに驚いたが、今日は両チーム、リリーフ陣も含めてフォアがゼロ。

得点は、2回、マクブルームのホームランのみ。これがまさか決勝打になるとは。マクブルーム、ありがとう!


前回の登板、4月3日の中日戦、柳裕也と投げ合ったゲームも1対0。このときは柳が完投して投げ勝った。

試合後、遠藤は「柳さんは抜けた球がなかった。投げ合えたこともいい経験だった」と話していた。この経験は遠藤を成長させる確信があったのだけど、期待以上の投球をしてくれた。

昨年や一昨年のカープなら、僅差のゲーム、先発投手がいくら好投していても、待てど暮らせど、あまりの打線の援護のなさに根負けして失点するパターンが少なからずあった。

でも、遠藤、今日の1点リードのゲームでも、前回の1点ビハインドのゲームでも、淡々と(でも熱々な)投球を続けた。崩れなかった。感動した。


しかし、スタメンに、いま勢いがあるわけではない長野久義と田中広輔のベテラン二人。得点の香りがしない。

田中は昨日、初ヒット。かたや小園海斗は絶不調。田中が結果を出せば入れ替えもあるよ、かと思ってしまったくらいだ。 若い末包昇大など、もっと使って育ててほしいのだが。

完投もありかと思われた遠藤、7回ウラ2アウトとったところで、塹江敦哉に交代。どっちに転ぶかドキドキするパターン。

近本光司の打球を小園海斗がダイビングキャッチして3アウト! 小園、今日も(昨日も)ノーヒットだったけど、守備でピンチを救った。


9回ウラ、栗林良吏。中野拓夢にヒットを打たれ、ワイルドピッチかパスボールか、中野は2塁へ。ヒー。

マウンドに集まった時、坂倉が「絶対に止めるんで僕を信じて投げてきてください」と言ったそうだ。(「スポニチ」)

その後、栗林は腕を振る振る、坂倉が止める止めるで、遠藤に1勝をプレゼント。坂倉将吾~。パスボールの権化みたいだったのに、よく言った。坂倉、自分で自分を育て中。これ積み上げて、もっとスタメンマスクかぶってほしい。

手負いの虎相手とは言え、僅差を勝ち取ったカープと遠藤の成長の感慨にふけっていたら、そのとき、千葉 zozoマリンスタジアムでは大変なことが起きていた。(つづく)
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2022年4月10日

何でもできます、完投して4打点、森下の7打点はチーム3位


4月9日、阪神戦(甲子園球場)、1対9。今日は森下暢仁の日。

昨日の延長12回で6人のリリーフを投じたカープ。今日は森下に完投してほしいと思っていたら、その通りになった。

しかも、2回にはスクイズ成功。バント、上手い。菊池涼介以外の野手のみなさん、よくご覧じろ。3回には、走者一掃の3塁打で4打点。まさか3塁まで走るとは思わなかった。スライディング、かっこよかった。

つごう7打点は、西川龍馬、會澤翼についで、チームでは3位。リーグでも9位タイ。森下を堪能した日になった。

夜のスポーツニュースでは、投打の活躍を伝える映像とともに、ヒーローインタビュー後の笑顔も挿入されていた。編集した人、わかってはるわぁ。てか、この人、森下ファンなのでは? あの投打と球場に爽風を吹かせる笑顔を見たら、たいていの人は好きになっちゃうでしょう。


秋山拓巳と相性がよいという堂林翔太がスタメンに。昨日、上本崇司の渾身の15球をあっさり消した堂林。2回、ここで打たねば許さーんの1アウト2塁のチャンスで、先制タイムリー! 森下のスクイズ、西川のタイムリーで、つごう3点!

3回には、マクブルームのヒット、坂倉将吾フォア、會澤ヒットの満塁で、堂林は凡退。さっきの先制打でもう一仕事終えた気になったんじゃなかろうな(ボッ!)。

しかし、森下が3塁打で、3点追加。まさか3塁まで走ると思わなかった。スライディング、かっこよかった!

かつて天敵と呼ばれた秋山。そう呼ぶのはもういいでしょう。3回6失点で早々に降板。わざわざカープ戦に持ってくるの、もうやめてね。


6回には、マクブルームのタイムリー、會澤の2点タイムリーでもう3点。マクブルームが早くに帰ってきてくれて、よかった。この人が入ると、打線がシュッとする。

高木豊さんが「今年は佐々岡監督がよく動いている」「6番・會澤に普通はバントさせないんですけど、後を打つ堂林と上本が当たっているんですよね。よく選手を見ていますよ。見事な采配といっても良いんじゃないか」。(「BASEBALL KING」)

佐々岡監督の采配がほめられているのを聞いたの、始めてかも。わー!

投げては森下、佐藤輝明に1本を打たれるも、9回1失点。大量援護もあって(自らも)、手は抜いていないが、力の抜けた投球で、完投。ギアを上げる場面はなかったけど、133球投げても球の力は落ちていなかった。

完投は1年ぶり。そんなに間があいてたか。と、不遇だった昨季を思い返す。今年こそは!

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