9月8日(金)、阪神戦(甲子園)、4対1。阪神マジック10。
ただでさえ阪神ファンの圧を感じる甲子園。1回、森下翔太の先制ホームランで、さらに球場の空気が支配されていく。
2回、今度は佐藤輝明がホームラン。ゲーム差縮めるどころか、3タテされそうな気がしてきた。阪神には首位の風格のようなものを感じた。
床田寛樹を持ってしても、ダメだったか。いや、床田が完封しても打線が点を取らないと。
秋山翔吾が1軍復帰、西川龍馬もスタメン復帰。
ベンチは阪神との3連戦に備えたつもりのようだが、この二人が留守の間、デビッドソン、堂林翔太、末包昇大のホームラン3人衆が随所で活躍していただけに、秋山と西川のスタメン復帰がそこまで嬉しくない。
秋山の力のないスイングを見て、よくこれでスタメンで出したなと思う。打席に立ったときの得点の香りのしなさが登録抹消前と変わらない。
8番には矢野雅哉。そこだけポコンと格落ち感が否めない。矢野は試合終盤、守備固めで支え輝く存在と思うのだが、この違和感。
村上頌樹相手に今日もさくさく進む。チームの初ヒットは3回の床田(おーい)。
6回、代打・田中広輔。たまには打ってくれー。の声に呼応するかのように、ヒット出塁。も、秋山ショートフライ。野間峻祥は空振り三振で、田中盗塁失敗。ランエンドヒット失敗(当ててくれ!)。
6回と7回、私たちのアドゥワ誠(いま、そう呼びたくなるアドゥワ)が三者凡退で、引き締まった投球。
8回、デビッドソンがフェンス直撃の3塁打。代打・松山竜平の2塁打でやっと1点。完封は免れた(そこ? もはや目標はそこ?)。
8回ウラ、2点ビハインドで大道温貴。え、こんなところで大道。今日はこれ以上点を取られないぞというベンチの意志か。
でも、益田武尚も点を取られないと思う。大道、残りの2戦に取っておいてほしかった。挙句、大山悠輔のタイムリーで3点差に。
本日の阪神、アラサーも多いが、スタメンは全員20代。これから数年、阪神の黄金時代がやってくるのではと思ってしまうラインアップ。
カープは小園海斗と坂倉将吾と西川龍馬だけ(矢野はサブなので)。
自然の流れで、さらに経年劣化してゆくであろう選手を多く起用して、来年以降どうするんだろう。若手に見えないがまだ20代の末包昇大を4番に育てる腹もくくれずに。
新井さんはいったい何がしたかったんだろう。「優勝しか目指していない」と言っていたそうだが、それホント?
新井さんがベテランを起用し続けたシーズン初め。いつかは切らなければならないベテランに、最初だけ活躍の場を一時的に与えたのかと思っていた。せめてそうでも思わないと受け入れがたいありさまだった。
が、いまだにコンディション優先ではなく、経験や名前が優先される選手起用。この期に及んで、最後のピーク(見どころ)になるであろう阪神との3連戦においても。
本当に優勝を目指しているなら、大事な時間をそんな悠長な使い方できないはずなんだけど。
昨日の試合で、牧秀悟と接触して、しばし動けなかった會澤翼を心配した新井さんはリクエストが遅れ、認められなかった件。
會澤は新井さんがリクエストしていないことに気づき、リクエストを求めていたことを後で知りました。昨日のブログではその記述がなく、大変失礼いたしました。
しかし、新井さんだけでなく、コーチ陣も會澤を心配して駆け寄っていた。みなリクエストのことが、勝負のことが頭から抜けていた。
新井さん同様、1年目のコーチも多い。こういう経験を経て成長していくんだろうけど、勝負の世界に生きているヒリヒリ感はなかった。
「家族」という言葉は、勝負の世界になじまない(選手をリスペクトする気持ちとはまた別の話)。来年はそういうこと言うの、やめてくれないかな。そこから始めて(変えていって)くれないかな。
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