2020年10月31日

17対3で中日に大勝。そのわりに打線はいたってあっさり。


10月30日、中日戦(ナゴヤドーム)。3対17で、数字上は大勝。

カープ先発・床田寛樹は、3回まで連続三者凡退。ストライク先行で今日の床田は気持ちいい。でも、よすぎると、途中に何か起こりそうな予感も。

鈴木誠也がスタメンを外れる。この終盤に来てやっと、ベンチが動いた。変化をもたらした。松山竜平と田中広輔は相も変わらずいるけれど。

1回、ロドリゲスのボークで、カープ1点先制。2回、坂倉将吾がデッドボールで出塁、けん制球の悪送球、木下拓哉のパスボールで3塁に。ここで松山のタイムリーが出て、1点。

序盤に2点先制したが、いずれも中日の乱調によるもの。いたって控えめ。乱調につけいるほどのパワーや粘り強さは感じられない。


3回にはロドリゲスが三者凡退。4回にはデッドボールとフォアを与えるも、カープは併殺に終わる。これではロドリゲスが生き返ってしまうではないか。

快投していた床田が4回、3者連続でボール先行に。なにやら不穏な予感は的中。阿部寿樹に2ランを打たれ、2対2と同点に追いつかれる。

5回の床田、またもボール先行。ワイルドピッチも交え、マルティネスにタイムリーを浴び、2対3と逆転される。

あのガス欠のようなカープの攻撃では、追いつかれることは想定内。

しかし、床田は6回、再びストライク先行に戻り、無失点。


7回、谷元圭介から松山ヒット、菊池涼介フォア、床田に代えて鈴木誠也が。ここで鈴木、ふっきれたようにタイムリーで、3対3の同点に。

もっと早く鈴木に切り替えるチャンスを与えてあげられていたらよかったのに。

続いて、大森穂が2点タイムリーで、5対3と逆転。田中の犠牲フライも出て、6対3に。床田に勝ち星のチャンスが転がり込んだ。


8回、堂林翔太の2ラン、鈴木誠也の2ランで4点追加。9回には、堂林の犠牲フライ、三好の犠牲フライ、大盛の2点タイムリー、田中の3ランで7点追加。

7回は菊池保則、8回は中村恭平、9回は田中法彦が抑えて、17対3で終える。

8回9回は、カープ打線の強力さを見せつけられたというより、中日が乱れた結果のように思え、ワッショイワッショイという気持ちにはならなかった。

それでも、床田に勝ちがついた。大盛が決勝打を決めた。これは嬉しい出来事でした。


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2020年10月30日

満塁サヨナラの場面で代打・野間峻祥。勝つ気あるの?


10月29日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)。3対3、10回延長で引き分け。

カープの先発は、1週間前、先発に返り咲き1勝をあげた薮田和樹。

前回は、5回まで無失点と快投するものの、6回に暴投を交え2失点で降板。薮田にとってはさらによい内容の投球をしたいと期するものがあったと思うが、1回いきなり4連打を許し、3失点。

ファンとしては(チームにとっても)盛り下がるスタートに。3回続けて結果を出すくらいでないと、まだまだ信用手形は切れません。

しかし、5回までは無失点。5回裏、チャンスの場面で打席がまわってきたので交代に。残念。


ヤクルトの先発は金久保優斗。あらあらあら。5回に會澤翼の2塁打でやっとチーム初出塁。

しかし、薮田の代打・坂倉将吾が併殺に終わる。坂倉このところ、ここぞの場面で快音聞かれません。

6回、田中法彦がプロ初登板。やっと見ることができました。しかも三者凡退。投げっぷりがよきよき。また楽しみな若手が。この日一番のよかったこと。

7回裏。會澤がタイムリー、代打・長野久義の2ランで、3得点。同点に。

9回裏。會澤と堂林翔太のヒット、代打・ピレラが申告敬遠で、2アウト満塁に。


しかし、サヨナラを狙うこの場面で、羽月隆太郎の代打に野間峻祥。はぁぁぁぁ? なんでここで野間?

野間は三球三振。予想以上の内容だった。

ダメだこりゃ。野間以上にベンチが。よりによってこの場面で、なんでこうもまた相手チームが喜ぶような、相手投手にガッツポーズさせるような采配をするのか。

9回裏、佐々岡監督は勝負を決めるつもりがないことが、よぉくわかりました。何ですか、それは。

10回は中田蓮。いつもと違うぞ。フランスア温存か。中田は見る見る間に満塁をつくったが、しのいで無失点。

10回裏の攻撃はいともあっさり終わる。長野の同点ホームランの喜びもつかの間、低体温を感じる秋の夜であった。


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2020年10月29日

奮闘する先発、物足りない打線、競争させないベンチ。


10月28日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)。3対2で、遠藤淳志が4勝目。

スタメンは、今がシーズンのどんな時期かもおかまいなしの、いつもの顔ぶれ。相変わらずベンチの意図・メッセージが伝わってこない。

むしろ、「うちはとくに何も考えていませんよ~」というメッセージが聞こえてくるようだ。

前日、活躍した大盛穂がまたスタメンから外れる。右左対策もあったでしょうが、ここは経験を積ませるためにも出し続けてほしかった。

毎日、登録選手をチェックするたび、カープには何の変化もなく、落胆する。小園海斗は、林晃汰は、次いつチャンスを与えられるのだろう。

1回、遠藤が三者凡退。初回の立ち上がりをクリア。今日は、遠藤に勝ちがつくといいなの期待。

1回裏、鈴木誠也ヒット、松山竜平ヒット、西川龍馬フォアで、満塁。會澤翼がまたしても死球。で、押し出し1点先制。堂林翔太のタイムリーで2点追加。

遠藤に勝ちがつくといいなの、援護が(キラ~ン)。しかし、物足りなさが今、カープ打線の持ち味に。その後、援護は続きませんでした。


遠藤は4回、4番・村上宗隆にホームランを打たれはしたが、7回1失点と、結果を出しました。

村上は8回、ケムナ誠からもホームラン。ちょっとうらやましくなる。

9回、フランスアが三者凡退で、遠藤に4勝目が。

打線の物足りなさは残りつつも、先発陣の奮闘が続くカープ。次は薮田和樹だ、床田寛樹だ。援護、援護をよろしく。

遠藤にとっては、10月26日のドラフト会議で指名された投手たちの存在も刺激になっているよう。この競争がレベルアップを呼ぶ。

打撃陣にも、もっと競争を。停滞感の払拭を。


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2020年10月28日

九里亜蓮の安定感ますます増す。森下暢仁の存在感も。


10月27日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)。2対0で完封勝ち。九里亜蓮は4連勝。

大盛穂が久しぶりにスタメンで1番。待っていました。どうして結果を残しながらも使われ続けなかったのか、ナゾ采配が続いていました。

その大盛、3回でタイムリーで1点先制。田中広輔のゴロの間にホームイン。先発の九里を援護。

大盛は今のカープにあって、よい空気(緊張感)を感じさせてくれる数少ない選手。チャンスを活かして、期待に応えて、結果を出している大盛。佐々岡監督、ちゃんと見てくれていますか。か?


先発・九里の安定感がますます増してきた。7回を投げ終わった時点で109球、無失点。8回、九里は安打と2つのフォアで満塁をつくって、塹江敦哉に交代。

ここはハラハラしましたが、塹江が4番・村上宗隆を空振り三振に打ちとる。

9回、フランスアも無失点で抑え、完封勝ち。元気のないヤクルト相手とはいえ、よきよき。しかし、打線は依然として秋の夜の気温のよう。

4位との4ゲーム差はなかなか縮まりませんな。

ヒーローインタビューで「今、一番勝っているのが森下なので、負けないように」と語った九里、男前でした。

森下は、黒田博樹のように、そのプレーがチームのレベルをひきあげる存在になると、10月24日のDeNA戦で感じた。九里も森下から大きな刺激を受けているはず。


この日、巨人は森下と新人賞を争う戸郷翔征が先発。5回5失点で降板、9勝目ならず。

戸郷が見ていたかどうかはわからないけれど、森下の、10月24日のDeNA戦での投球を超えることはできないだろう。

あの日の森下を見て、森下を応援したいと思ってくれたDeNAファンもきっとたくさんいるだろう。

まだ確定はできないけれど、森下は新人賞に確実に近づいた。そのことも、この日の嬉しい出来事。それくらい、あの日の森下は印象深かった。


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2020年10月27日

森下暢仁と坂倉将吾


2020年のドラフト会議、終わりましたね。

カープは即戦力を想定した投手メインのラインアップ。先発・リリーフともに駒不足で苦しんだ今季の現状がもろ反映されたようですが。

それ同様に、大砲不足も深刻。それより投手枠の充実を優先したのか、あえて大砲を獲りにいかないのは球団の傾向なのか。

西武1位氏名の渡部健人君。見た目が、おかわり君こと中村剛也、どすこい山川穂高の系譜。体重110kg。

やっぱり球団好みというか、カラーってあるんですね。なんか楽しそう。カープもたまには身体が大きくて長打をぶっ放してくれる選手、とってほしい。


今日からヤクルト3連戦。応援する方も気分切り替えて、ですが、それにしても10月24日の森下暢仁は素晴らしかった。

その日の試合のブログはことのほか長くなってしまったが、まだ書ききれなかったことがあった。

どのチームに限らず、ベンチに戻ってバッテリー同士で会話しているところって、あまり見かけない気がします。

たまたまカメラに映ってないだけのこともありましょう。ずっとベンチの風景を見ている(見られる)わけではないので、印象でしかないが、「もっと話をすればいいのに」「話さなくていいの?」と思うことがあります。

試合前に話しあっているから必要ない? でも実際やってみて、いろんなことが起きるわけだから。

10月24日の試合では、森下暢仁と坂倉将吾がベンチに戻って会話している映像がときおり流れた。

若いバッテリーが話しあっている光景はいいものですね。停滞ムードのカープにあって、覇気を感じる二人のツーショットですし。


坂倉が捕手としての素養を備え持っているかどうか、リード面についてはわからないが、キャッチングに難ありなことは、さすがに私にもわかります。

経験を積めば上達するものなのか、それとも早く見切りをつけコンバートした方がいいのか。

カープOBの達川光男さんは、入団当初、ボールが獲れなかったという。キャンプが終わった後、達川さんは江夏豊さんに「キャッチングが悪いと、どうにもならん。1カ月で10万球受けて来い」と言われたそう。

まず、ブルペンで、1人70~80球として、1日1千球を受ける。それでも1カ月で3万球、まだ足りない。足りない部分はマシンで受け続け、7万球はいったとか。(二宮清純『広島カープ最強のベストナイン』より)

坂倉はどの程度キャッチングの練習をしているのか。達川さんのエピソードにならって、たくさん球を受けることで、「量は質を変える」法則がきいて、キャッチングが向上する道もあるのか。


もうひとつ。森下とバッテリーを組むことで、坂倉がリード面で成長する道。

森下は攻めていくタイプ。それだけの技術とメンタルを兼ね備えた投手。坂倉のサインに首を振り、森下が坂倉をリードしているように思える場面をよく見かける。

一流の投手の球を受けることで、坂倉が学び、もっと成長する。そんな過程を見ることができないかと、実は期待したい気も。

10月24日の試合について、「森下暢仁がカープを変える」というブログ記事を書いたが、森下が坂倉を変えていくことも含んでいた。さて、どうなりますか。


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2020年10月26日

3連戦で2得点。重症です。


10月25日、DeNA戦(横浜スタジアム)。0対3で、完封負け。

中村祐太は1回に1失点するも、6回1失点と好投。祐太は、悪くなーい。

DeNAとの3連戦、カープは2得点ぽっち。そのうちの1点はピッチャー森下暢仁のタイムリーという。

貧打、微打、散発、なんと形容したらいいのか。か弱すぎる。この日の安打数はカープ6本。DeNAは5本で大差はない。むしろ1本多い。つなぐ意識がない? 効率が悪い?

相も変わらず、スタメンはときめかないラインアップ。これでパカパカ快音響かせてくれるなら何も言いません。

3試合で2点。ならばいっそ若手にもっとチャンスを。来季に向けて。と、当たり前なことを言うのがむなしくなるくらい、いつもの繰り返し。


10月24日の試合は翌日まで余韻の残るものだった。

頭の中に映像として残っているのは、森下の投球と決定打、菊池涼介の好走塁、森下をバックで支えた菊池と三好匠、野間峻祥と坂倉将吾。

思い返せば、ほかの選手の存在感は薄かった。全員が全員活躍する試合のほうが珍しいかもしれないが、それだけ打てていないということ。

自分で勝ちにいった(そして実際に勝った)森下の完投は感動的だった。しかし、裏を返せば、後続にまかせられない、打線が点をとらない現実がある

あんなふうに森下に負荷をかけるような状況は異常。毎回できるものじゃない。


ところで昨日の菊花賞。コントレイルが勝ちました。ディープインパクトがお父さんとは。持って生まれたものがいかに大きいかを物語る結果でもありました。

生まれつきの能力は変えられない。それでも、もし同じ能力を持っている者同士だとしたら、やっぱり最後は黒田博樹いうところの「勝ちたい気持ち」の差が出てくるはず。

勝ちたい気持ちが伝わってこない今のカープ。だから、心技体を備えつつも、勝ちたい強い気持ちを持ち合わせた森下がきわだって見える。

森下の新人賞がかかっている試合だとか、消化試合だとか、そんなの関係ない。毎試合、「勝つ」という強い気持ちがあるのか疑う秋のゲームであった。


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2020年10月25日

森下暢仁がカープを変える


10月24日、DeNA戦(横浜スタジアム)。2対1で、森下暢仁9勝目。

2016年のリーグ優勝が決まった試合のときのように、余韻の残る、何度でも見たくなる試合だった。お金を払ってでも見たい、お金を払って見る価値ある試合だと思った。

森下は9回135球を投げた。カープの試合を見ていない人たちからすれば、森下を完投させたことを酷使とか、昭和の野球だとか、佐々岡監督は自分が丈夫だったからだとか、言うでしょう。

でも、カープファンは知っている。そういうことじゃないんだと。

1週間前、10月17日の中日戦。好投していた森下を7回で交代させ、後続が打たれ、負けた試合の悔いが佐々岡監督にも大きく残っていたんだと。


試合は3回、堂林翔太の悪送球がきっかけで、横浜に1点先制される。

前日も、2失策していた堂林。この日は梶谷隆幸の打球をキャッチして、珍しくバウンド送球でなくダイレクトに送球。ちょっとそれたところか、思いっきりそれた。もう降板させてほしいと思った。

打線は5回、鈴木誠也のタイムリーで同点に。しかし、その後は無得点。

7回裏、援護がない中でも、森下の球は衰えず、三者凡退。

8回、試合が動いた。菊池涼介がヒットで出塁。打席には森下。

平田真吾がバッターに集中しすぎていたのか、その隙をうまくついて菊池が盗塁。平田は捕手の戸柱恭孝に指を差して指摘されるまで気づかない始末。

菊池、グッジョブ。この2塁進塁が大きかった。

代打を出さずに森下に託したわけだが、森下の打席にというより、森下の次の投球に託した意味合いの方が大きかったと思う。

ところが、森下、レフト方向にヒットを放って、菊池が生還。森下に向かって拳を突き上げる菊池、両手をあげてガッツポーズをする森下。

森下がこんなふうにガッツポーズするのは初めて見たかも? いやぁ、しびれました。


8回表で1点リード。すでに111球投げている森下。でも、ここでも続投。三者凡退。代打の佐野恵太と梶谷が初級打ちしてくれたことも幸いして、球数少なめで済んだ。

ベンチに戻ると、佐々岡監督がやってきて、何か話しこんでる。交代だったら、ここで監督は「お疲れさま」の握手をするところ。しかし、その気配はない。

あれ、森下、ウィンドウブレーカーをはおった。どっちなんだ? でもまだベンチにとどまっている。

バッテリーを組む坂倉将吾とも何か話している。これはやはり続投か? あ。キャッチボールを始めました。

1週間前、何も聞かず「お疲れ様」とねぎらいに言った佐々岡監督。あのとき、森下に「次も行くか? 行けるか?」と一言聞いてくれたらと何度思っただろう。佐々岡監督も悔いが残っていたはずだ。

佐々岡監督はあのとき学んだのだろう。そして森下の気持ちを聞いてくれたのだろう。佐々岡監督にも学習能力が残っていたようで、よかった。


9回表、三好匠がフォア、西川龍馬がヒット(代走・大盛穂、いい顔してるな~)、ピレラもフォア(代走・野間峻祥、とびだしとかヘマするんじゃないよ)で満塁。

打席には、満塁での打率0.833という坂倉。ここで女房役が森下をラクに! と、ドラマチックなことは起こらず、打ち取られる。

9回裏、乙坂智のゴロを菊池がとって1アウト。ロペスのゴロを三好がとって2アウト。この安定感、とてつもなくいいです。

(打席の途中、ファウル球を追いかけに行った坂倉のヘルメットを拾って差し出す優しいロベス。ルナを思い出す。ところでロペス、この日、日米通算2000本安打を達成。尊敬しています。こんな選手、カープにもほしい)。

100球を超えても、あくまでも自分の間をもつ森下。立派。

3人目のオースティンがレフトにヒット。ところが、野間が絶妙のポジションでクッション処理をして2塁に好送球。2塁に向かったオースティンが飛び技繰り出すも、逃さず菊池がタッチ。野間、グッジョブ!(代走のときヘマすんなとか言ってごめんね)

森下の晴れやかな顔。もうパ~ッとね、花が咲いたよう。チームメイトもいい顔してた。野間も。いい光景でした。


ヒーローインタビューでも、「とにかく勝ちたいという気持ちが強かった」「残り試合も負けないように勝っていきたいと思います」と、森下。

今のカープで、こうもはっきり「勝ちたい」「負けたくない」と口にする選手はいるだろうか?

一流の負けず嫌いさは半端なものじゃないのだ。森下は黒田博樹と接点はないかもしれないが、黒田魂の継承者は森下だと思った。

そのプレーを見せることでチームのレベルを引き上げる存在になれるところも、黒田と重なる。

勝つことを渇望していないように見える今のチームの空気をこの試合では払拭した(次の試合はわからないが)。

完投させたことを非難する声もあるかもしれない。しかし、監督は、続投するかどうか選手とのコミュニケーションをとった。森下は監督の行動を変えた。


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2020年10月24日

「床田寛樹に援護を」と何回言えば済むんだろう?


10月23日、DeNA戦(横浜スタジアム)。0対2で、完封負け。2日前の阪神戦とおんなじ、無抵抗なカープ攻撃陣。

スタメンを見て気持ちが曇る。ときめかないラインアップ再び。若手がいない(坂倉将吾だけ)。

いえ、若手がいなくても、納得いく(説得力ある)オーダーなら、何の問題もない。一番は野間峻祥。今さら野間? なぜ野間?

この日の床田寛樹の球は悪くなかった。が、横浜先発の京山将弥を打てないこと打てないこと

カープの初安打は、5回の床田の打席という、スカスカぶり。


京山が出始めのころ、カープは苦戦していた印象が強かった。

ホームランを打たれても動じず、淡々としたマウンドでの佇まいがいいなと、相手チームながら応援していた選手でした(顔が少し黒田博樹にも似て見えて)。

ここ数年は、先発ローテとして期待されつつも、なかなか5回(6回)の壁を越えられないイメージがあったが、この日は6回3安打無失点。喜びたいけれど、喜べない。


3回と4回、堂林翔太と松山竜平のエラーラインが発動。1試合で2回も(噴火、ボッ!)。

まるでそれに誘われたかのように、5回、フィールディングに定評のある床田が珍しく悪送球してしまい、ノーアウト満塁の場面を作る。

結果、梶谷隆幸のタイムリーと神里和毅の犠牲フライで2点先制されてしまう。

しかし、そのあとも満塁のピンチは招いたが、失点は先の2点でくいとどめた。

自らのエラーで招いた失点は痛かったが、床田は6回2失点とクォリティスタート。

床田の責任というより、覇気のない打線、ひきしまらぬ守備と、体温の低さを感じた。実際、肌寒い夜ではあったが。だからこそ、熱いものを見せてくださらんかのぅ。


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2020年10月23日

帰ってきた薮田和樹、再び先発のチャンスものにする。


10月22日、阪神戦(阪神甲子園球場)。5対9で、薮田和樹に2年半ぶりの白星。

今季、もっぱら中継ぎ登板だった薮田。野村祐輔の登録抹消から巡ってきた先発のチャンス。

中継ぎでは、結果がともなっていないのに、佐々岡監督の寵愛を受けて起用されていたイメージが強かった(緒方監督にとっての野間峻祥のよう)。

でもこの日は、斜に構えないで薮田を応援したいと素直に思った。

2016年、福井優也が試合直前にアクシデントで登板できなくなったとき、急きょ先発をまかされた薮田がチャンスをいかした記憶は今も鮮明。薮田はそういう選手。


薮田は期待に応え、5回まで無失点。そのうち2回から4回までは三者凡退という快投。

なにより、この時点でフォアも暴投もない。別人のよう。薮田がこの日に備え準備してきた結果が出て、素晴らしいと思った。

6回、初めてフォアを出し、タイムリーを浴び1失点、暴投で1失点と、6回2失点で降板するが、次への道筋はたしかにつけた。

打線は1回、會澤翼と堂林翔太のタイムリーで2点先制。よい出だしに見えたが、満塁残塁で終わったことは見過ごせない。

2回、阪神先発・岩田稔のフォア、死球、フォアで満塁、もういっちょフォアで押し出し、1点追加。しかし、ここでも満塁残塁に終わる(小噴火、ボッ!)。リードしているのに勝ってる気がしないカープ。

3回、長野久義、田中広輔、鈴木誠也の連続タイムリーで2点追加で、薮田を援護。


ここで岩田が降板。しかし、ピッチャーが変わってからは、とたんいつものカープらしくなり、ゼロ行進。

4回、會澤の走塁ミスも見過ごせない。苦笑いしてベンチに戻ってきたようだが、チームのリーダー的存在がそんな態度では。ボッ!(もう一発小噴火)。

7回、薮田のあとを受けた塹江敦哉が原口文仁に3ランを浴び、5対6と1点差に。もう塹江を休ませてあげてほしい。

しかし9回、ピレラの3ランでまたコーンと突き放し、5対9。

薮田に白星がついて、よかった。


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2020年10月22日

悲報、佐々岡監督続投


10月21日、阪神戦(阪神甲子園球場)。0対2で、完封負け。

先発の遠藤淳志、1回、近本光司がヒットでの出塁を盗塁失敗で帳消しにしてくれたにもかかわらず、フォアを出し、マルテの2ランを招いてしまう。

投手にとって立ち上がりは難しいテーマと心得つつも、その後、無失点に抑えただけに、もったいなかった。

森下暢仁、中村祐太、九里亜蓮と、3試合連続で先発がよい仕事を見せてくれていただけに、流れに乗れないのが残念でありました。

祐太は登板まもないころ、初回に複数失点して幕開けという展開が続いたけれど、投げるごとによくなっていった。毎度立ち上がりが不安定な遠藤にもそんな姿を見せてほしいのだが。


しかし、それより打線は3安打無得点。無抵抗な攻撃に終わる。ここは球場、闘いの場ですよー。

前日、快勝したにもかかわらず、ベンチはまたスタメン変えてきました。

前日のスタメンにときめいたわけではなかったけれど、4番で結果を出した西川龍馬が5番に。坂倉将吾もいない。

相手投手が変わるとはいえ、結果を出した選手をすぐ入れかれる作戦、またも実行されました

今回に限ったことではないが、結果を出しても続けて使わない。これは昨年の緒方監督から続いているおかしな傾向だが、いいかげん選手のモチベーションに影響しないか、心配です。こんなベンチでは、選手は信頼してプレーできないんじゃないかと。


正式発表されたわけではないが、佐々岡監督、来季も続投のようですね。

こんな采配見せられて、よくまぁそんな決断ができるなと、球団側の見る目と頭に不信感がいっぱい。長期政権という単語に絶望感がいっぱい。

佐々岡監督も自分のしていることを客観的に見ることができてない人だから、辞任するまともさも持ち合わせてないでしょうし。

こんな上司のもとで仕事する選手たちの職場環境の悪さといったら。森下に一刻も早く移籍させてあげたくなるほどです。

だがしかし、球団とベンチがどんなであれ、高橋慶彦さんが文春オンラインの記事で書かれていたように、選手は個人事業主として、自分の仕事をまっとうしてほしいと、もうそれを願うのみ。


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2020年10月21日

九里亜蓮、リーグ5本の指に。


10月20日、阪神戦(阪神甲子園球場)。1対5で、九里亜連7勝目。

九里は、1回から4回まで連続三者凡退。7回と8回も三者凡退。8回の時点で許したヒットは1本だけ。フォアも1本だけと快投。

いい投球をした次の試合では打たれ早めに降板、ということも少なくなかった九里。ここ最近、この日も含めて5戦とも安定した投球内容。頼もしいです。

九里、森下暢仁、中村祐太の3人の安定感が光ってます、カープ。

打線は、西川龍馬が4番。なんか面白そうでいいです、西川の4番。

ピレラ、三好匠、上本崇司もスタメン。新鮮というか、いかにも右左対策がくっきり出たラインアップ。マジかぁ。

という予想を裏切り、4回、西川龍馬と坂倉将吾の2点タイムリーで4点先制。5回には長野久義の犠牲フライで1点追加、5対0と、九里を援護。


九里は8回を投げ終わった時点で99球。完投が視野に。リリーフ陣を休ませることができそう。よきよき。

ところが、ワンアウトとって、3連打1失点で、降板。

九里にとっては悔いが残ったかもしれないが、先発としての仕事を果たしての降板。ここでついに規定投球回数をクリア。セ・リーグでは5人だけ。まぶしいです、九里。

しかし、4点差でコールされたのは、フランスア。今のカープにおいて、4点差は安定圏内とは言えない。不安要素の多い投手もよりどりみどり。

でも、これではフランスアに負荷がかかりすぎてしまう。中村恭平や島内颯太郎で様子を見ることはできないものか。

ひとまず、フランスア、抑えてくれましたが、なんとかならないものか。


巨人は、森下と新人賞を争う戸郷翔征がヤクルト戦に先発。

どうも6回無失点。このまま巨人が1点差で逃げ切ったら、戸郷は9勝目。森下を勝ち数で1歩リードしてしまう。

そんなことになると、10月17日、中日戦の7回裏、森下に代打を送ったあの場面へのしこりがまた思い出されてしまう。

9回、ヤクルトが同点に追いつき、10回延長も引き分けに終わり、戸郷の勝ちは消える。

戸郷はせつなかったと思うが、森下はそういう思い、何回もしてきていますので。常勝軍団にいあるあなたも、1度くらい、その思い、かみしめてみていただけまいか。


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2020年10月20日

「勝てる試合だった」と、次元が違う森下暢仁について。


「勝てる試合だった」・・・野球に限らず、勝負が終わった後、そう言う人がいる。

この言葉を聞くたび、違和感を覚える。何が起こるかわからない勝負の世界、そう予測どおりに行くものでもない。なにより実際に負けてるわけだし。

10月17日、森下暢仁の登板した中日戦。7回1失点と好投していた森下を降板させ、リリーフ陣が打たれ逆転負けした試合も「勝てる試合だった」と感じた人は少なくなかっただろう。

佐々岡監督も試合後、「勝てる試合だった」と言っていたのには、笑ってしまった。

ファンは、森下を続投させれば負けなかったかもしれないと思ったのに対し、佐々岡監督は、リリーフ陣が打たれるとは思っていなかったようだから。


あの試合、「勝てる試合だった」とは言えない。何が起こるか、やっぱりわからないもの。それでも、7回の攻撃、佐々岡監督が森下に代打を出した瞬間、気持ちが切れた。

ベンチも選手も含め、今のカープにあって、森下が一番プロとしての仕事を見せてくれている気がする。その心技体の充実ぶり。とても新人と思えない。何年かに一度あらわれる逸材なんだと思う。

チームメイトに覇気がなくても、監督やコーチがどんなであれ、まわりの空気に左右されず、自分の頭で考え、自分の足で立ってプレーしている森下は、野球の面白さを伝えてくれる。

これぞプロと感じる。ほかの選手との次元の違いを感じる。菊池涼介の守備もまたしかり、ですね。

そんな森下の勝ち星の可能性をあっさり消す素人のような采配をする佐々岡監督を見て、気持ちがさすがに切れてしまった。


森下には常に「勝つ意志」を感じる。球団やベンチ、ときには一部の選手たちにはそう感じないときがある。

選手たちが望んでいるのにトラックマンを導入せず、お友だち内閣みたいな、能力にかかわらずカープ出身者だけで固められた監督やコーチ陣。

こんなことが続くなら、未来を感じないというか、応援する楽しさが、昨年、今年と、うすまっていく。

森下にもっとよい環境でプレーさせてあげたいと勝手ながら思ってしまうほどだ。


中村祐太が先発としての力を発揮し始めたと思ったら、野村祐輔が手術のため登録抹消。

次から次へといろいろ起きますが、薮田和樹に先発のチャンスが巡ってきたようです。

これまでの中継ぎの合間の先発起用とは違って、今回は先発としての調整をしてきたそう。このチャンスをなんとしても活かしたいという薮田の意気込みが伝わってくる。

意気込みあっても心技体がそなわっていないと勝てないプロの世界。それでも意志があることが大事。以前のようにチャンスを自分のものにしてくれるといいな。

と、こりもせず、期待してみたりして。なんたって、選手がよいプレーをしてくれることが一番の楽しみですからね。


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2020年10月19日

中村祐太の7回続投によぎる、森下暢仁の7回で交代。


10月18日、中日戦(マツダスタジアム)。5対0で、中日の7連勝止める。

1週間前の10月11日、ヤクルト戦の中村祐太は男前でした。6回無失点。投げるごとによくなっていく祐太。

この日も、6回の時点で99球を投げて無失点。

打線も、4回、西川龍馬のホームランで1点先制、5回鈴木誠也の3ランで4対0と、援護します。

中村は7回も続投。ここで前日の継投策が頭をよぎる。森下にも、もう1イニング投げさせてほしかった。


森下暢仁は7回を投げて96球だった。しかも、疲れをまったく感じさせなかった。むしろギアをあげていた(森下はいつもそうだが)。本人も投げるつもりでいたんじゃないかと思う。

昨年も今年も、カープベンチにはいろいろ思うところはあったが、あの7回裏、森下に代打が出されたとき、気持ちが切れたような気がした。

先発の祐太が好投し、8回には西川がもう1本ホームランを放ち、リリーフ陣も無失点で、5対0。7連勝していた中日に完封勝ち。

スッスと順調に進むように見えた試合を横目で見て、よかったね、勝てて。と、気持ちがあんまり入らなかった。

毎度のごとく、佐々岡監督の深い考えもない采配を見せられてきたが、大事なことがわかってない、勝ちたかった試合をみすみす手放したあの采配には爪あとを残された気分だ。


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2020年10月18日

森下暢仁を止めるな


10月17日、中日戦(マツダスタジアム)。2対5で、中日に2連敗。

この日も森下暢仁はよかった。1回2回と三者凡退でスタート、とりわけ3回までストライク先行で、気持ちよかった。うまく行き過ぎてこわいくらい。

さよう。幸せすぎてこわいという不穏な予感はのちのち当たってしまうのだが。

1回、鈴木誠也、松山竜平、西川龍馬ら中軸が連打で1点先制。

3回、鈴木2塁打、坂倉将吾タイムリーで、1点追加。

4回、ここで森下、ボール先行で、大島洋平ヒット、京田陽太ヒット。2アウトとったところで高橋周平がタイムリー、1対2に。スイスイ投げていた森下も、ここで球数増えました。


4回裏、カープ打線は早くもあっさり風味に。三者凡退。こんなことでは柳裕也の調子が上がってしまうではないか。

しかし5回、こちらも三者凡退でお返し。

6回には、森下の好プレイで併殺で3アウト。

しかし6回裏、菊池涼介併殺で、お返しされる。波がこない。カープの波はまたしても静まり返っています。

7回、森下、ギアを上げてきたか、またまた三者凡退で96球。これはもう1イニング投げてほしい。

ところが7回裏、羽月隆太郎がヒットで出塁し、森下の打席で、三好匠が代打に。

ガーン。森下もう交代? 1点差なのに? 中日打線、封じているのに?


悪い方向に行かないか、めちゃめちゃ不安になる。続投して打たれる可能性もあるけれど、この森下の投球のどこを見て交代させるのか(大噴火、ボッ、ボッ!)

三好はバントを決め、田中広輔か・・・。もう見ていられなくて目をそむけた(ほーら、見逃し三振)。

8回は、塹江敦哉。1アウトとって、ふぅ。なんかこういう綱渡り的な緊張感、いやだわ。

しかし、フォアと安打を許したところで、いてもたってもいられずか、フランスアに交代。

フランスアがフォアで満塁。はぁぁぁ。

ツーアウトとった。ふぅぅぅ(また緊迫感を繰り返す)。

しかし、もはやこれまで。阿部寿樹タイムリーで2点、ワイルドピッチも織り交ぜ、ビシエド2点タイムリーで、5対2。

森下の勝ちが消える。ファンの気持ちも冷える。


3回に感じた予感は当たってしまった。リリーフ陣が逆転されたことだけでなく、すぐ尻すぼみになる攻撃が不穏さを上塗りしていた。

しかし、いま一番カープで点を取られないのは森下って、わかってないのかな? 打線が点をとれないなら、点をとらせない投手を使わないでどうする。人生は思いどおりにならないのは常ですが、あそこはコントロールできただろう。

森下に代打が出されたとき、全国のカープファンは不安を感じたことだろう。

ベンチも全力で森下の交代を止めるべきだった、勝ちたいなら。なんであそこで変えるかな。

森下の試合後のコメント、「柳先輩と投げ合うことができて、明治大学に入ってよかった」が泣かせる。今の森下に「カープに入ってよかったね」なんて、とても言ってあげられない。


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2020年10月17日

2位に浮上した中日、5位から這い上がれないカープ。


10月16日、中日戦(マツダスタジアム)。

ここ数年、カープ戦で強いイメージの中日。対戦していてBクラスにいるのが不思議なくらいだったが、やっと眠れる獅子が、いやドラゴンが目を覚ましたか、力発揮していますね。

1回、松山竜平のタイムリーで1点先制。

2回、宇草孔基の後逸もあり、木下拓哉の3ランもまじえ、先発・床田寛樹が4失点。

宇草、先頭打者としてよい働きを見せてくれていますが、守備にはポロポロほころびが。前日の巨人戦でも、解説の里崎智也さんにスローイングに難ありと度々指摘されていた。宇草の未来予想図はどんなものなのか。


3回、鈴木誠也の2ランで、3対4と迫る。

7回から回跨ぎの8回、菊池保則が1アウト1塁2塁の場面で、中田廉がワンポイントリリーフ、ビシエドを抑える。

その後を継いだ中村恭平がきっちり走者を返し、2失点。しまいには満塁の場面でワンポイントで島内颯太郎も呼び出される始末。

9回には、頼みの藤井黎來も2失点。

3対8で迎える9回裏。ピレラと田中広輔が連続ヒットで出塁ののち、鈴木が3ラン、2点差に迫る。

ひとつ見せ場を作ってくれたことが幸い。6対8でおしまい。


佐々岡監督は試合後、またリリーフ陣に苦言を呈していたようですが、その選手を起用しているのは自分だという自覚はないんでしょうか、指揮官として。おめでたいにもほどがある。痛々しい。

この無自覚さでは監督辞任とか、よっぽどのことがないとなさそう? 昨年の緒方監督の融通の利かなさというか、あの重苦しい空気は二度と味わいたくないが、今年は今年で別方向でとっちらかってる。

また1年、こんな仕事ぶり、いや仕事しなさぶりを見せられるのかと思うと、楽しい野球シーズンも今から心はずまず、です。


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2020年10月16日

「負けなくてよかった」なんて言わないぞ。


10月15日、巨人戦(東京ドーム)。5対5で、延長10回引き分け。

1 回、宇草孔基ヒット、鈴木誠也タイムリーで、カープ1点先制。2回には、すかさず同点にされます。

3回、野村祐輔の打席で、代打に上本崇司が。このとき事情がまったくわからず、どよめきました、カープファン(のちにコンディション不良と心配な情報が)。

3回裏、急きょ登板した高橋樹也が安打にフォアにワイルドピッチにと、なかなか終わらず、つごう4失点。

このビハインドの展開。リリーフ陣が総出に近く借り出され、巨人のワンサイドゲームになるのかと思いきや、4回、中田廉が時間は要しましたが、満塁のピンチを乗り切り、無失点。


5回、菊池涼介ヒット、代打ピレラヒット、田中広輔の2点タイムリー、松山竜平の2ランで、5対5と同点に。おぉ。しばらく前のカープとは違った展開。

5回裏は中村恭平が三者凡退。6回裏と7回裏はケムナ誠が回またぎで連続三者凡退。8回は塹江敦哉が無失点、9回はフランスが三者凡退と、素晴らしい無失点リレー。

8回の無失点は、大城卓三の打球をレフトの長野久義が好返球してホームを封殺するという素晴らしいプレーにも支えられておりました。


しかし打線は、6回、2塁3塁のチャンスで代打に小園海斗。ここは坂倉将吾で来るかと思ったが、うれしい抜擢のような、打てる感じがちょっと想像できないような。空振り三振に終わる。

8回、會澤翼フォア(代走・曽根海成)、堂林翔太バント、菊池ヒットと、1塁3塁のチャンスの場面で、代打坂倉。

ここでスクイズらしきものが失敗して、3塁の曽根がアウトに。打てる坂倉にかけた方が普通よかろうが。結局、坂倉は空振り三振で3アウト。

代打の場面で続けてチャンスが活かせず、ピンとのずれた采配に不完全燃焼。

先発が不慮の降板に見舞われるも、リリーフ陣が踏ん張り、打線も同点にはこぎつけたが、チャンスの場面でちぐはぐなプレーが続き、10回延長引き分けに終わり。

「負けなくてよかった」と言うのは弱いチームの台詞。言わないぞ。


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2020年10月15日

ビハインドゲームを勝ちに持っていけるリリーフ陣がいない


10月14日、巨人戦(東京ドーム)。6対1。物足りない試合だった。

前日には粘りとつながり感じるカープ打線だったが、一夜明けてまたあっさりモードに。得点は2回、會澤翼のホームラン1点のみ。

會澤の打席の直後、堂林翔太もいい当たりを見せたのだが、若林晃弘がダイビングキャッチとナイスプレー。ここでカープの流れを止められた感があった。

カープ先発の遠藤淳志は、つごう4失点で、6回途中で中村恭平と交代。1回と2回の1失点は、いずれもフォアの後の長打によるもの。6回でも、安打とフォアで2失点。

ローテーションを守ってくれているが、投げるのが精一杯、試合をつくるまでには至っていない感じがしてならない。えぇ、見守っていますよ、いますけれども。


それでも7回で3点差。まだ追いつくチャンスはある。

その大事な7回裏、菊池保則が2失点。サード堂林翔太のエラーもからみ気の毒ではありましたが、6対1と引き離されてはテンションがグンと下がりも下がります。

ビハインドゲームを守れるリリーフ陣がいないのが、カープの泣きどころの一つ。失点の多い菊池がいまだ1軍にいることがまさにそう。

昨シーズン、菊池の登板を見るのはとても楽しみでした。しかし今は、結果がともなっていないのに、昨年の遺産(よいイメージ)で1軍で投げるチャンスを与えられているような気がしてならない。

よほど2軍で目立った投手がいないのか? そうであったとしても、少しでも芽のありそうな投手を見出してチャンスを与えてほしい。

それ以前に、打線がまったく振るわなかったので、リリーフ陣がいくら奮闘しても勝てはしないのだけど。

投打ともに物足りないゲームだったが、見どころはあった。

菊池涼介の好守備。ささやかな、いいこと探しみたいだけど、そういうプレーの積み重ねがファンを引き付ける。

もっともっと見せてほしい。打撃や投球でも。


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2020年10月14日

久しぶりに鈴木誠也が打席で粘った


10月13日、巨人戦(東京ドーム)。3対4で、巨人・菅野智之の連勝記録を13で止める。

いいときと悪いときがかわりばんこにやってくる印象が強い、カープ先発・九里亜蓮。このところ、3試合続けて好投を続けている。それはこの日も続いた。

8回のうち、5回が三者凡退というテンポのよさ。8回(117球)1失点で6勝目。

一方、打線は2回、松山竜平の2塁打、西川龍馬のヒット、坂倉将吾が併殺打となるも、その間に1点先制。

この日は、菅野相手にあっさり終わるという展開が少なかった。

とくに4回、鈴木誠也が珍しく粘り、9球目にフォアで出塁。松山のタイムリーで1点追加、坂倉のゴロを坂本勇人が送球エラーしてもう1点、菊池涼介の3塁打でさらに1点で、0対4とリードを広げる。

6回119球で菅野はいつもより早めの降板。

巨人はこの日、エラーが3つと、らしくなかった。カープは無失策で、坂倉に珍しくパスボールらしきものがなく、これもまた気持ちのよい要因の一つでした。


しかし、4回以降、追加点はなく、6回、坂本のタイムリーで1点入れられ、満塁のピンチを招く。

事なきを得たが、菅野相手に多少の点が入ったからとはいえ、その後攻め続けないから、こんなピンチを招いてしまうんだ。

このほんのりとした不穏な予感は9回、フランスアがマウンドにあがったときにも続く。

ノーアウトで丸佳浩とウィーらーに連続ソロを浴びて、3対4。1点差に迫られる。

このあと、フランスアは三者連続三振で払拭してくれましたが、ヒヤヒヤものでした。

常に次の塁を狙う姿勢を途絶えさせたら、いつでも終わりはやってくる。改めてそう感じた試合。

でも、久しぶりに打席で粘る鈴木を見ることができて、よかった。カープにとってもよい兆候のような気がしました。

もう残り23試合ですけど、まだ終わってへんで~。


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2020年10月13日

この日の中村祐太はかっこよく見えた。


10月11日のヤクルト戦。この日の中村祐太、かっこよかったですね。登板するごとによくなっていき、4試合目にして6回1失点で、2勝目。

140km前半のストレートが数字より速く感じる。打たせて取るピッチングの中にも、ヤクルトの猛者相手に三振もズバズバ。もう打ちごろ、バッティングピッチャーだなんて言わせない。

5回、山田哲人が見逃し三振。しかして祐太はガッツポーズすることもなく、クールな佇まい。内心ヒヤヒヤだったかもしれないけれど。

5回裏、今季初ヒットで初打点をあげたときも、1塁上で静かに大きく拍手する祐太。いたって涼しげでした。 

先発投手が試合を作り、打線の援護があり、6回まではよろしかった。


しかし、7回。6点差ある状況で、佐々岡監督がケムナ誠を出してきたときには、一転して不穏な空気を感じる。

2アウト2塁3塁で、途中交代。最初からケムナに3連投なんてさせなければいいのに。

途中登板の塹江敦哉が2失点、 回をまたいで8回に1失点。ケムナも塹江にも、連日申し訳ないという気持ちになってしまう。

今のカープ、勝ちパターンと負けパターンのリリーフ陣がくっきり線がひかれすぎ。こういった中間の場面でまかせられる選手を育ててこなかった。6点差あっても安心できない。ここは勝ちパターンでと、限られた選手に負荷をかけすぎ。


この日は西川龍馬が帰ってきた! 背番号51もいる! やっっっと小園海斗が今季初1軍へ。

西川はファームでは3試合しか出場せず、1軍へ。コンディションのよさを見込まれてか、実績主義なのか、結局、3打数2打点と結果を出したからよかったのだが。
  
このところ、ファームで打率をぐんぐん上げていた小園がやっとのことで登録されたことを思うと、そのフラットでなさにプスプスくすぶった気持ちも。リリーフ陣の偏った選手起用と重なって。


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2020年10月11日

森下暢仁に無失点はよく似合う、森下の日は試合が引き締まる。


10月10日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)。3対0で、森下暢仁8勝目。

1週間前と同様、またもスアレスとの投手戦に。

1回、エスコバーにヒット。坂口智隆の打球を田中広輔が取ってから送球するタイミングが一歩遅く、セーフに(ここはアウトにしてほしかった)。続く山田哲人にフォアと、いきなりノーアウト満塁。森下にしては珍しい展開。

ここでギアを上げ、村上宗隆は空振り三振、青木宣親をゴロに打ち取り、中山翔太も空振り三振。無失点で乗り切る。

1回裏、田中が2塁打、松山竜平のタイムリーで、カープ1点先制。


その後、森下は快調に。5回、スアレスのバントを森下が好フィールディングで併殺にしとめたところも見どころだった。

その5回裏、堂林翔太がヒット、菊池涼介がフォアで1塁2塁。ここで森下、バントの構え。1週間前はスアレスの球をうまく捕らえることができなかった。

この日は森下のバントした球をスアレスが3塁に投げてセーフとなり、満塁に。森下とスアレス、バント処理で明暗が分かれた。

ここで宇草孔基のバウンドした打球が2点タイムリーに。3対0と、心強い追加点。

6回、森下は山田哲人にヒット、村上にフォア、青木にデッドボールで、1アウト満塁に。自らピンチを作ってしまう。

ここからがまた本領発揮。宮本丈への投球は、坂倉将吾のサインに首を振って、2アウト。

西浦直亨へはすべてストレートで3球三振。二度目の満塁のピンチをここでも無失点に。森下に無失点はよく似合う。


この後は、7回、ケムナ誠が三者凡退。

8回、塹江敦哉も三者凡退。

9回、フランスアは併殺をとって3人でお終いに。

この無失点リレー、長野久義や田中ら、野手の好守備も支えた。この日はヤクルトにも中山翔太らに好守備があり、引き締まった試合となりました。

森下が先発の日は、試合が引き締まる。投手の好投は野手にも影響を与えているはず。お互いに信頼を増すというか。見ていて気持ちがいい。

この日のヒーローインタビューは、ドラフト1位2位コンビの森下と宇草。同期って、なんかいいですね。若い二人の友情感じるほほえましい佇まい、えぇもん見せてもらいました。


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2020年10月10日

先発床田も、リリーフ中田・菊池保・一岡も、打たれた打たれた。人材不足を痛感。


10月9日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)。7対12と打ち込まれる。

床田寛樹が1回、5安打4失点。スタートダッシュしたいところを、またも先発がつっかかる。

床田は4回で降板。短い。短すぎる。この後、リリーフ陣が6人もつぎこまれることに。

それでも打線は、3回、鈴木誠也のタイムリーで1点。5回に鈴木の2ラン(ここでヤクルト先発の歳内宏明も降板)、堂林翔太のタイムリーで、4対4と同点に。


さぁ、ここから反撃というところで、6回の中田廉がいきなり濱田太貴にホームラン。ワンアウトとっただけで、菊池保則に交代。

この菊池がまた、進塁ゴロで1点とられた後、青木宣親に2ラン浴びるは、フォアとワイルドピッチを繰り出すは、さらに2点タイムリー許すはで、4対10と大差をつけられる。

だんだんリリーフ陣がいなくなる。ここで一岡竜司を出したら、さらに差が広がりそう。なんとなか勝ちパターンの投手は温存しておきたいのだけど。

しかし、さよう。私たちには藤井黎來がいた! プロ初登板から連投ですが、7回はレイラ。上位打線をポンポンポンと三者凡退です。レイラー。

7回裏、坂倉将吾のタイムリー、堂林のゴロで2点追加で、6対10。まだ2回ある。追いつけなくはない。

でもそれは、リリーフ陣が打たれないことが条件。


8回裏は自動的に一岡。打たれるのが目に見えるよう。ツーアウトまでは取れるのに、その先が。2個のフォアも響き、2失点。6対12。反撃へのテンションも下がろうというもの。

中田、菊池保、一岡。二軍に降格してしかるべき内容に思えるのだが、でもまだ一軍にとどまっている。そこまで人材不足は深刻に。

8回裏、林晃汰についに初ヒット、二塁打と長打。これが起点となり、宇草孔基のゴロで1点追加、7対12。しかし、ここまで。

9回、さすがに人がいなくなり、この点差でケムナ誠が登板。ごめんよ、ケムナ。

この日、三者凡退は藤井のみ(藤井、輝いてます)。こうも打たれては、勝てません。打線以上に迫力のない投手陣でした。


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2020年10月9日

広島東洋カープからあきれた広島ボーイズに改名して


10月8日、阪神戦(マツダスタジアム)。1対9で惨敗。

カープ 先発・野村祐輔が近本光司に先頭打者ヒットを打たれ、続く北條史也に2ラン許す。初回に2失点。中村祐太か遠藤淳志か。しまりのないスタート。

その後は無失点に抑えるものの、5回に1失点、6回にサンズとボーアに連続ソロを打たれ、続けて3安打をお見舞いされ、3失点。ワンアウトもとれぬまま、一岡竜司に交代。

一岡も打たれ、さらに3点追加される。

なんとも屈辱的な試合。


もうひとつ屈辱的だったのが、何度同じ轍を踏めば気がすむんやというくらい、阪神の先発・西勇輝を打てなかったこと。

8回、長野久義へのフォア(代走・曽根海成)、堂林翔太のヒット、上本崇司のタイムリーで、かろうじて1得点したが、それまで、鈴木誠也が4回と7回ヒットを打った以外はすべて三者凡退という、いたましい結果。完全に見下ろされています。

たった1日で、こうも展開が変わるとは。

たった一つの光は、育成から9月26日に支配下登録された藤井黎來(れいら)がプロ初登板で、無失点デビューを果たしたこと。

育成3年目、崖っぷちの境遇で、力を発揮してプロ初登板。大盛穂ともども、生ぬるい先輩方にかまわず、このパワーでカープの力になってほしい。

今日から、またもヤクルト3連戦。ヤクルトの低迷ぶりも大変なことになっておりますが、ここは気を引き締めて、またファンを小さく喜ばせていただけないものか。


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2020年10月8日

ガラリと変えたスタメンがまたほぼ元に戻り、わりと快勝


10月7日、阪神戦(マツダスタジアム)。9対3で、遠藤敦志が8月2日以来の3勝目。

10月6日は、宇草孔基と林晃汰が初スタメン。ついに来季を見すえて育成モードに切り替えたかと新鮮に感じたが、野間峻祥もいる。

主力はお休みの日ってこと? しかし、いつでもどこでも、たいていそこにいる田中広輔。これも依然としてナゾです。

若手を起用するのは大賛成。ただ、それ以外は、最下位決戦ながらヤクルトに3連勝した勢いに水を差すようなオーダーに思えた。

水を差していいのは素麺とかをゆでるときだけ。この差し水のことをびっくり水とも呼ぶようですが、ほんまびっくりです。

結果、10回最後に、長野久義、會澤翼、堂林翔太ら主力を代打で出して、かろうじて引き分けにこぎつけたが、チームが連勝しているとき、ガラリとスタメンを変える必要はあるのか。


6日の結果を見てのことか、それとも最初からたいした考えがないのか、しれっと第2戦では、主力メインのオーダーに。

しかし、1番だけは、引き続き、宇草。

この宇草が、1回先頭打者ヒット、3回フォアのち盗塁、5回にヒット、6回にフォアと、全打席出塁。大盛穂との競争も活発化しそうです。

遠藤は打線の援護もあって、5回100球を投げ、約2カ月ぶりに勝ちがつく。すんなりとはもちろん行かなかったけれど、味方エラーが頻発したなか、なんとか踏みとどまりました。

長野久義、堂林翔太、會澤、坂倉将吾ら主力が打点をあげ、9対3と快勝。こう主力の調子がいいと、ますます前日のスタメン大幅変更に首をかしげてしまった(若手はいいんですよ、どんどん使って)。


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2020年10月6日

森下暢仁と、大盛穂と、本領発揮と。


週末のヤクルト3連戦。最下位争いしているだけあって、互いに底力の弱さを感じさせられることも多々あったが、それでもカープ3連勝。

打線の援護があって、床田寛樹、森下暢仁、中村祐太の先発に勝ちがつく。そういう試合を3試合続けて見ることができて、(ごたごたしたこともあったけど)久しぶりに胸のすく思い。

森下の日、プロ初ホームラン(しかも3ラン)を打って、ベンチに戻ってきた大盛穂が、森下と互いににっこりしながらエアタッチしているシーン、よかったですね。

中村祐が2年ぶりの勝ち投手の権利をもってマウンドを降りるとき、松山竜平が中村の頭をポンポンとなでていたのも、なんだかよかった。

シーズンを振り返るのはまだ早いけれど、冴えない今年のカープ。それでも、森下や大盛ら若い選手が、チームの低迷モードに引きずられず、自分の力を発揮しているのを見るのは、気持ちがいい。


それにしても、10月3日の森下は素晴らしかった。

どんなに投手がいいピッチングをしても、勝てるとは限らない。でも、勝ちを引き寄せるような、負ける気がしない投球だった。

こういう人がエースと呼ばれるんだな、と。

巨人の菅野智之がデビューしたとき、兄(中学時代は野球部、めっちゃ虎ファン)が「菅野は一流」と言っていた。

当時、今ほど野球を見ていなかった私は、「へぇ~。そうなんだ~」と興味深かった。どんなところを見てそう思ったのかまで聞かなかったけれど、わかる人にはわかる何かがあるんだな、と。


10月3日、ヤクルト戦の森下を見ていて、その兄の言葉を思い出した。こういう感じなのかな、と、なんかわかった気がした。

野球のことは素人の私でも、森下の投球や姿勢を見ていると、一流だなと感じる。勝ちたい、負けたくない強い気持ちもさながら、それを支える技術も人並みではないことを。

試合数もあと残り30。選手がプロとして、いいプレーとガッツを見せてくれるのが一番の喜び。

できれば、監督やコーチ陣もそういう仕事ぶりを発揮してくれる存在であってほしいけれど、もう今季はそれはおいといて、映画や舞台と同じ。役者が輝くのが一番。


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2020年10月5日

中村祐太、2年ぶりの勝ち星、おめでと~(ひとまず小声で)。


10月4日、ヤクルト戦(神宮球場)。4対6で、3タテ。

カープ先発の中村祐太。9月20日のヤクルト戦では、初回にいきなり三者連続ホームランで3失点。9月27日のDeNA戦でも先頭打者ホームランを浴び、これまた初回に2失点。

しかし、両ゲームとも、その後は無失点で持ち直すという、不思議なコ、中村祐太。

この日も、初回が肝。山田哲人に2塁打放たれたり、フォアを出したりしましたが、ぶじ無失点。これは、今日は、いける、かも?

打線は1回、パスボールで1点。3回、田中広輔のソロで1点、5回、會澤翼の2点タイムリーに長野久義のタイムリーと、小刻みに追加点。中村祐太をラクにさせます(7回には、鈴木誠也のソロも)。



中村は2回、西田明央にホームランを打たれますが、5回1失点(92球)と好投。

5回は三者凡退。6回まで任せるかと思いきや、あれ? 6回の打席で代打のコール。塁上に走者もいない、チャンスでもなんでもない場面で、なぜメヒア。

5回で好投、今季初勝利おめでとうというのは、ちょっとおめでたい気がするが、先発として6回まで投げてほしかったが。でも、2年ぶりの勝ち星。中村にとって大きな勝利。おめでとう。

チームにとっても、ローテーションを守ってもらえそうな目処がついた、かな?

9回、フランスアが2アウトまで来たところで、2ラン浴びて、2失点。きれいには終わらなかった。

2点リードなんて、あってないに等しいカープですが、ヤクルトもさすが最下位決戦しているだけあって、カープ以上に低迷ぶりがうかがえ、2点差を守ることができた。

最下位を行ったりきたり同士でタテを手放しで喜ぶのはちょっとおめでたいが、ひ弱な話だが、それでも勝てて何より。3タテ、よきよき。

とにかく地道に1つでも順位をあげてほしいです。


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