2022年10月31日

村上の顔から毒気が抜けた瞬間


10月30日、日本シリーズ第7戦(神宮球場)、オリックスが4対5で、26年ぶりの日本一。思い出しても泣ける、ニールの「がんばろう、神戸!」。

1回、先頭打者の太田椋が初球をホームラン。オリックスの流れが続いてるのを感じさせる、いいスタート。でも、その直後、また満塁で残塁の1点どまり。不安でした。

この1点守り抜くスタイルが今日も続くかと思われた5回、宮城大弥の送りバントを村上宗隆が反応できず、内野安打に。続く大田の送りバント、ダブルプレーをとろうと村上サードに戻る、サイスニード投げられずで、満塁。

このときの村上、いつものするどい目つきが、ふつうの男の子の頼りなさそうな目になっていた。初めて見ました、こんな村上。


その後、期待高まる吉田正尚にデッドボールで、押し出し1点。杉本裕太郎の打球を塩見泰隆が後逸して、もう3点。

自滅するヤクルト。ミスを誘ったオリックス。しかし、スカッと点が入らないこと多いな、オリックス。

神宮で投げるの初めて、中4日も初めての宮城は、落ち着いたものじゃった。5回無失点でマウンド降りる。またオリックス先発、早めの交代。

5点リードは一見心強いが、カープファンは知っている。ヤクルト相手に5点差は安全圏じゃないよ、と。


オリックスとしては、強力リリーフ陣につないで磐石の予定だったかもしれないけれど、100パーセントじゃないから。そういつもいつも継投成功すると限らないから。過信はできないと、心配だった。

その心積もりは的中。8回、山﨑颯一郎が、村上にタイムリー。オスナに3ランで、1点差に迫られ、比嘉幹貴に交代。

比嘉先輩がここをケアして、さすがだった。

9回、オリックスは3塁走者が本塁タッチアウト。はぁぁぁ。ヤクルト相手に1点差はこわい。延長あり? 第8戦あり? 今日決めてほしいオリックス。


9回ウラ、ワゲスパックが三者凡退で、よし。

宇田川優希を回またぎさせたように、山﨑が打たれなければ回またぎさせるつもりだったような気もしたのだけど。

プレッシャーのかかる場面、いっそ外国人選手の方が、割り切って投げることができるような気もした。どちらにしても、見事な最後(オリックス目線)。

高津監督が泣いていた。負けて泣いている監督、初めて見た。

チームマネジメントを評価されていた高津監督(勝てば官軍でたいていほめますが)。ただ、今年のオールスター。リーグ戦で登板して日も浅い森下暢仁を回またぎさせたとき、メッキがはがれたような気がした。

自チームの選手じゃないんでね。それもまた策士ともいえますが、高津監督は応援できないなと思った。


野口寿浩さんが「オリックスは、若い選手が多いからこそ、臨機応変に調子の良い選手を積極的に起用できた」という指摘には、深くうなづいてしまった。(「Full-Count」)

一方、ヤクルトは、実績のある選手が多いからこそ、動かせず、不動の主力の山田哲人や村上の不振が響くことになった。

これは実績中心で選手を固定しがちだった今季のカープと重なり、肝に銘じなければ(首脳陣が)と思う指摘でした。
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2022年10月30日

オリックスの守り勝つ野球に長打のロマンがあれば


10月29日、日本シリーズ第6戦(神宮球場)、オリックスが0対3でヤクルトに完封勝ち。日本一に王手。

第5戦の吉田正尚のサヨナラ2ランがチームに流れを引き寄せたか?と思うほど(このままオリックスが勝ちきったら、MVPは吉田)。

あのときは自然と小躍りした。野球を見ていて、歓声あげたり思わず拍手はあるけれど、小躍りしたのは初めて。ズンチャッチャ。あぁ、楽しい。

しかし、ヤクルトファンにとってはつまらない試合になった。1回、先頭打者の塩見泰隆がヒット。ま~たか~。と思ったが、この試合、ヤクルトのヒットはこの1本だけとなった。


両チームとも好守備頻発。とくに3回ウラ、オスナのフェンスギリギリのセンターフライ。やられたと思ったが、中川圭太がジャンピングキャーッチ。素晴らしい。

6回ウラ、青木宣親の打球をベテラン・安達了一が逆シングルで取って、ジャンピングスローしたのも素敵だった。で、ここでも出た、守備陣のガッツポーズ。

第5戦、ライト前ヒットを好返球して本塁封殺した杉本裕太郎がガッツポーズしていた。どちらもガッツポーズに値するプレー。

でも、守備陣のは見たことなかったので、驚いた。菊池涼介がガッツポーズとか、ないない。これはオリックスのカルチャーなのか。ガッツポーズカルチャーなのか。


6回、杉本のタイムリーでオリックス先制。やっと点が入った。しかし、そのあと満塁のチャンスも残塁。オリックス、なかなかスカッとはいかない。

先発の山﨑福也、5回無失点、70球と余裕のあるところで(今日もバント上手かった)、宇田川優希にスイッチ。第4戦のように、この1点を守り抜く水面ギリギリ緊張態勢に入る。

カープの「先発はなるべく長く」を見慣れすぎたか、4回や5回で先発を降板させる中嶋監督に、短期決戦とはいえ、「え、もう?」という気持ちに。

第4戦で回またぎした宇田川と山﨑は翌日ベンチから外し、2日間の休養を与えたが、第8戦もないとは言えません。


勢いつかんで有利に見えるオリックス。でも、このままヤクルトが行くのではと思われた第5戦、最後の最後に吉田が引っくり返した。何が起こるか、わかりません。

宮城大弥は神宮で投げるのは初めて。第8戦にまで持ち込まれたとき、リリーフ陣の疲労が出てこないか、心配です。

それにしても、オリックスのリリーフ陣、すごい。ソフトバンクと巨人の日本シリーズでもパ・リーグの投手の球の速さ・強さにレベルの違いを感じたが、とくに山﨑颯一郎、昨年より身体も大きくなって、球が強くなって、びっくりです。

セ・リーグにも、阪神や中日、DeNAなど、素晴らしいリリーフ陣はいるが、宇田川、山﨑、ワゲスパックと160km近くを投げてくる投手のオンパレードに、セとパの違いがまざまざ。

打線に迫力を欠くオリックスだが、守り勝つ野球とはこういうことなのか。これに長打が加われば。と、思うのは高望みか。
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2022年10月28日

藤井皓哉が先発に転向?


10月27日、日本シリーズ第5戦、オリックスが6対4で2連勝。2勝2敗1分けのタイに持ち込んだ。

吉田正尚のサヨナラ2ランはすごかった。「ここで打って決めてほしい」とファンが思っていたことが実際に起きた。ゾクゾクした。

杉本裕太郎は1回、キブレハンのライト前ヒットを好返球して、本塁封殺。オスナのタイムリーで1点先制された直後、チームを助ける好プレー。

杉本はガッツポーズしながらベンチに戻ってきた。守備でガッツポーズした人を初めて見た。


ふだんはあんまり見ていないオリックス戦。今年はCS、日本シリーズと見ていて、フォアをとってガッツポーズしているオリックスの選手を何度か見て(杉本もその一人)、ちょっとびっくり。

フォアのときは「ラッキー!」と胸に秘め、スッとそのまま1塁に行くのがエレガントと思う。

第2戦で同点3ランを浴びた阿部翔太が、この試合では抑え、リベンジしたのもよかった。社会人を経て28歳でプロ入りしたという阿部。応援したくなります。

スポーツや将棋などの勝負事、早くからその世界に入るに越したことはないと思われる分野はある。現役選手として末永くとはいかないプロ野球の世界だけど、阿部のような経歴の選手がプロで活躍しているのは、その世界が豊かに感じられていいなと思う。


カープを戦力外になって、トライアウトで独立リーグに進み、ソフトバンクに見出された藤井皓哉も、遅咲きの花? でもまだ、26歳。

千賀滉大が海外FA権を行使するであろうソフトバンク。「千賀の穴は大きい。まずは先発投手を考えないといけない。僕としては藤井を先発に使いたいと思っている」と、藤本監督。(「東スポ」)

高知ファイティングドッグスの監督、吉田豊彦さん(元プロ野球選手)は、「独立リーグならNPBに復帰するチャンスがある」と、藤井に声をかけてくれた。

吉田さんは、高校時代、先発投手だった藤井に先発転向もすすめくれた。NPBに復帰するにはインパクトが必要。中継ぎだったイメージを変えてやっていこう、と。


その話を聞いたとき、独立リーグからNPBに復帰するのは簡単なことではないけれど、実現したらいいなと思った。いい出会いの予感がした。

で、ソフトバンクではリリーフで起用され、あれ? と最初は思ったけれど、今季、チームの主力として存分に活躍した。

今年のプロ野球、私的には藤井の活躍が一番の出来事でした。

吉田さんとの出会いがあって、NPBに復帰した上に、リリーフの柱に。藤本監督の信頼も厚い。感動した。来季も、藤井から目が離せません。
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2022年10月27日

オリックスやっと勝つ。守り勝つ野球いろいろ


10月26日、日本シリーズ第4戦/オリックス・ヤクルト戦(京セラドーム)、1対0。

オリックス、やっと勝った。しかし、今日も残塁の山。

1回、いきなり満塁で、杉本裕太郎が空振り三振、むっ。3回、その杉本がタイムリーで1点先制、ほっ。8回にも満塁で、若月健矢が空振り三振、あぁ。

オリックスは3安打。すくな。オリックスはこの1点を守りきる形になった。


オリックス先発・山岡泰輔は無失点ながら5回途中、1アウト3塁で、宇田川優希に交代。

もっと投げたそうだった(そらそうだ)。私も山岡もっと見たかった。マウンド上でも、ベンチにいても、可愛い。森下暢仁とはまた違うタイプの可愛さ(どうでもいいこと)。

この宇多川と山﨑颯一郎が2イニングずつ投げて、コップぎりぎりの水がこぼれないよう、今日もナイスピッチング。後のことは後で考える。とにかく今日は勝つという態勢。

リリーフ看板の二人が回またぎして、9回は誰なの? 今日はワゲスパック。

背も高いし、はまるとビシッとくるが、ちょっとスリリングな感じ、ターリーを思い出す。いきなり2塁打許したときにはもうダメかぁと思ったが、守りきった。

守り勝つ野球、あれ、どこかで聞いたような。


嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』には、「点を取れなくても、投手がゼロに抑えれば負けることはないんだ」という落合さんの言葉が出てくる。

落合さん時代の中日は、走者が出ればバントで送るという野球で、「つまらない」という声もファンから起きていたそうだ。これまた、どこかで聞いたような話だ。

落合さんは言葉少な。そういうファンサービスはしなかったが、勝つことが一番のファンサービスと考えていた。落合中日は8年間、リーグ優勝4回、すべてAクラス。

この3年のカープは守り勝つ野球を標榜したが、勝ってないし。この違いはいったい。


かくいうヤクルトも6安打。残塁の数はだいたい同じ。得点圏にランナーを置いたのはオリックス4回、ヤクルトは6回。双方とも、点が、点がはいらへ~ん、なゲームでした。

ヤクルト的には、手綱をゆるめたわけではないと思うが、神宮で決めた方が最適解。野球ファンとしてはできるだけ長く試合を見たいですし。

しかし、点がとれない(長打のない)オリックスの方がどう見ても分が悪い。何が起こるかわからないが(天皇杯の甲府のように)。オリックスが勝ったら、そら嬉しいが。


文春砲が中村奨成に向けられるとは。巨人の坂本勇人じゃあるまいし、なにも小物を狙わなくても(ほかに、ほかに取り上げることはないのか~)。

誰とつきあおうが自由、二人のことは二人にしかわからない。でも、ラインの文面を世間に出してしまうような人と当人同士だけではどうにもならなくなって(相手にそうさせてしまうようなことになって)、何やっとんじゃー。ですよ。

坂本は読売が守って事を沈静化させようとしたが(それでも離れていったファンはいる)、カープはそういう守り方はしないだろう(するのもおかしい)。いかにも現オーナーが嫌がりそうなことになった。

野球も中途半端なことになってるし。応援してたのに。しっかりせんかーい、野球も、人としても。

日本シリーズでしびれるプレーを見せてくれる選手たちを見ていると、しっかりせんかーい。です。
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2022年10月26日

オリックス勝てない、まるでカープ(よりは強いが)


10月25日、日本シリーズ第3戦/オリックス・ヤクルト戦(京セラドーム)、1対7。

昨年と今年、日本シリーズで2点差以内の接戦を続けてきた両チーム、ついにヤクルトが大差勝ち。オリックス、いまだ勝ちなし。き、厳しいぞ、これは。

第1戦、第2戦ともに両チームの安打数はほぼ同じ。オリックスは3戦とも、コツンコツンとヒットは出ても、デカイのがない。そこをヤクルトはホームランでごっそり持っていく。

あれ? この感じ知ってる。さよう、もうまるでカープを見ているよう。オリックス、カープより強いけど、カープのよう。カープの強い版みたいなことになってます。


昨年の日本シリーズからも、それはオリックスのネックみたいになっていた。

ヤクルトは、村上宗隆を筆頭にオスナにサンタナ、塩見泰隆がいる。不調の山田哲人もいつ目が覚めるか不気味。と思っていたら、今日、3ラン。他の選手も何やってくるか、こわい。打線に穴がない。

オリックス、吉田正尚はいるけれど。その他の選手もぽつぽつヒットは打つけれど、ヤクルトに比べてこわくない。

このこわくなさ、カープ打線の領域。昨年はジョ-ンズやモヤさまがいて見せ場をつくっていたけれど、あれ? 今年は外国人野手がベンチにいない。


第1戦、山本由伸が4失点。大エースでも年に数度は大量失点することはある。が、よりによって、日本シリーズでとは。

この日、山本は、いつものあの自分を制御できてる鉄壁感がなかった。コンディションいいように見えなかった。わき腹の違和感で途中交代。次回の登板も厳しいとか。ますます厳しいぞ、オリックス。

第2戦、京セラドームに強い宮城大弥は第3戦にまわし、明大時代、神宮球場を庭としていた山﨑福也が先発して快投。学生時代、打撃がよかったという山﨑、構えがいい。そしてタイムリーも打った。森下的なとこ、見せた。

オリックスが3点先制し、勝ちパターンに入り、このまま完封勝ちして1勝1敗のタイに持っていくものと大半が思った中。カープファンなら知っている。ヤクルト相手に3点差は安全圏じゃないことを

案の定、内山壮の3ランでごっそり同点。そのまま譲らず、引き分けに終る。しびれるリリーフ合戦を見せてくれたが、点が、点がとれへんオリックス。


今日の第3戦。昨年同様、高橋奎二と宮城大弥の譲らぬ投げあい。しかし、4回、2塁3塁のチャンスを逃したオリックス。

「満塁とかで点をとれなかったらガックリくる」と野田浩司さんが投手心理を語っていたことがありましたが(そらそうだ)、さすがの老獪に見える宮城もガックリ響いたか。5回、連打を浴び、山田のお目覚め3ランで、投手戦が終る。

ヤクルト、交流戦1位は伊達じゃない。だがしかし、ソフトバンクや西武が相手だったら、どんな試合になってたんだろう。


オリックス、長打のなさが今年も響く。杉本裕太郎のちょっと投げ捨てたように見える打席はなんだ。君は調子悪かったときの鈴木誠也か。そこが吉田との差なんじゃないか。

オリックス応援隊としては、つまらーーーん。と、カープ戦見ているときみたいに、声が出る試合となりました。

ヤクルト、小憎らしい。強いチームは憎らしがられるもの。一時期の巨人みたいになってきました(チームカラーは全然違うが)。完全に負け犬の遠吠えです。

第4戦、山岡泰輔を見られることが幸い。
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2022年10月24日

石原が1軍コーチ就任、それ以上に倉でなくなったことが嬉しい


10月23日、2軍の植田バッテリーコーチ、森笠打撃コーチ、玉木内野守備走塁コーチの退団が発表された。

空いたポストは1軍のコーチが穴埋めに入るという、カープ得意の循環方式かな? なら、倉。1軍から退いてくれ~。退団がないなら、せめて~。

と願っていましたら、10月24日、石原慶幸が1軍バッテリーコーチ就任のニュース。おぉ。

そしたら、福地寿樹さんのコーチ就任も発表された。


カープの公式HPには、「藤井彰人氏、新井良太氏、福地寿樹氏、石原慶幸氏とコーチ契約を取り交わすこととなりました」と、新コーチについて、正式にまとめてお知らせ。

鈴木球団本部長は、コーチ人事について、「監督の意向だけではできない」と言っていたが、多少は新井さんの希望が通ったのかな。

内閣の新人事はいっせいに発表されるが、コーチ人事はまとめて? 追加発表はあるの? 退団と就任はもうこれでおしまいなの? 

もしこれで発表は打ち止めだとしたら、1軍コーチにもっとバッサバッサ手を入れてほしかった。ファンの意向としては。


福地さんは、ヤクルト時代に2度盗塁王。2021年までヤクルトで外野守備走塁コーチをしていた人だから、やはり走塁コーチですよね。1軍の? 2軍の?

1軍の試合で赤松さんを見ることができたら。という思いはずっとあるのですが、お身体のことを思うと、ストレスかかる1軍はよくないかしら・・・。

で、石原です。黒田博樹とのバッテリーは、配球の妙を感じさせてくれ、ワクワクした。石原には引退したときからすぐにでもカープのバッテリーコーチになってくれまいかと切望していた。

中畑清さんが「指導者になってほしい。監督になれる存在」と言ってくれていたのを聞いたときには、嬉しかった。


しかし、解説者となって、カープに温情あふれるコメントを聞くたび、コーチになったら忖度発動しそうと心配になってきた(人間だもの)。

カープの捕手は會澤翼ありきみたいな発言も、まだそんなこと言うてはるの? フラットな目で選手を見ることができるのかなと、心配になってきた。

新井さんだけでなく、石原にも、『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』読んでほしいです。忖度なしのプロフェッショナルな仕事を学んでほしい(実行するのは難しい)。

しかし、あれこれ言うのは実際のコーチのお仕事を見てからにしましょう。ともあれ、バッテリーコーチが変わって嬉しい。パパパ~。

日本シリーズのことも書くつもりだったのに、日々ニュースがやってくる。監督が新しくなるというのは、こういうことでもありますね。
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2022年10月23日

安部の戦力外、後味悪い


10月22日、西川龍馬がカープ残留を表明。

「天才」呼ばわりされて調子にのってんじゃないの?と思った時期もあったが、今季はコンディション不良で離脱もありながらも、頼りになった。

ので嬉しい反面、他チームから望まれるところも見てみたかった。カープに対して暑っ苦しい感じがない選手なので、飄々と違うユニフォームを着ている姿も見て見たかった。

同じ日、戦力外第2弾も通達された。中田廉、菊池保則、山口翔、田中法彦、白濱裕太、安部友裕の6人。


中田
、お疲れさまでした。太腕ふるってくれて、ありがとう。マエケンに高級時計すすめられるという企番番組で、ひとり無理して買わなかったところ、好きでしたよ。

菊保、お疲れさまでした。頼れる時期もあったけど、昨年今年と、ランナーきっちり返してくれるピッチングにもうおなかいっぱいです。トレード相手だった福井優也も同時期に楽天を戦力外・・・。

田中法、山本昌さんに似た面立ちに親しみを感じたが、マウンドではあまり親しみのないままに。


山口
は、2019年、ヤクルト戦での初勝利が忘れられない。その試合のブログ記事を読み返してみると、「マウンドにあがることをこわがっていない感じがとてもいい」と書いていた。

フランスアも1年目、投げられるのがとても嬉しそうだった。だんだん苦しそうになっていく人が多いのは、なぜ? そこがある意味境目なの?

藤井皓哉みたいに、どこかで巻き返し、見出されないかな。そして、カープよ、また恥をかけ。


白濱
。私はカープ応援歴が短いので、知らないことがたくさんあります。万年2軍の白濱がずっと契約され続けていたことは、カープ不思議のひとつだった。

新型コロナでの離脱者続出で、今季スタメンマスクをかぶったのは、はなむけだったのかな、と。白濱が打席に立ったとき、スタンドからあたたかい歓声が湧き起こったのも、私からすると奇異だった。

白濱のよいところを知らないだけかもしれません。でも、1軍の試合にほとんど出ていないということは、そういうことなんじゃないかと。

選手というより、2軍スタッフとしてチームの力になっていたイメージ。それってプロの世界なのかと、ずっと不思議だった。


安部
、今季は1軍での出場なし。2軍では高打率をたたき出していたのに、なんで呼ばれないのか、スカッとしないものがあった。

安部に限らず、2軍で結果を出しても選手の入れ替えなし、同じ選手でまわしていた今季。

2軍の選手はモチベーションをどこにもって行けばいいのか。結果を出しても声がかからないなんて、やり切れない。

安部はSNSで、球団を暗に批判するようなことを書いていたようだが、安部の書いてることはもっともなことと思った。カープには好ましくないタイプが切られたのか(安部もそれ覚悟で発信したのかもしれないが)。


山口や安部の名前を見ていると、ほかにもいるだろう、あの人、この人。

田中広輔や中村祐太が1軍でプレーしているイメージがわかないんだけど。小園海斗のバックアップには矢野雅哉がいるんだけど(むしろ小園より矢野の方が守備には定評が)。

「(チームは)本当に家族みたいな感じだった」とコメントした白濱。だからずっと2軍に置いてもらえたんだな、と。でも、それってプロの世界としては異様。

嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』を読んでいると、忖度なしの落合さんにチーム内には緊張がビシビシ張り詰めている。それは人によっては異様に感じるかもしれないが、落合さんはプロの世界を生きているんだと思う。
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2022年10月22日

FA野間残留と森下WBC辞退からも思う、異色の落合中日


10月21日、野間峻祥がカープ残留を表明。だろうね。

球団や新井さんも希望していたことで、そうですか。と、いたって淡々とした気持ち。

いま読んでいる『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』にも、FAに関する話が出てきた。

2007年オフには福留孝介、2008年オフには川上憲伸と、立て続けに主力がメージャー移籍してチームを去ったとき、落合さんは引き止めなかった。そのことは、球団関係者やファンの間で物議をかもしたそうだ。

落合さんは、「引き止める権限は監督にはない。冷たいとか、温かいとか、そういう問題じゃない。選手の権利なんだから」。


球団や新井さんが、野間を戦力と考え、残留の交渉をするのは何にもおかしなことじゃはない。どっちが正解ということはない。

でも、落合さんの言ってること、めちゃくちゃまっとうです。引き止めても、福留と川上のメジャーに行きたい気持ちは変わらなかったと思うし。

野間はなじんだ環境で野球を続けるイメージ。他チームへ行く覇気は感じなかった。3度の球団との面談も、おきまりの余興のようにさえ見えた。

それでも昨年は、野間がコンディション不良で試合に出られなかったとき、痛いと思ったことがあった。来季は走り回って(頭使ってな)、いっぱい活躍してほしいです。


10月20日、森下暢仁が右肘痛で、11月の日本代表の強化試合出場を辞退。ショックです。今年もフル回転していた森下、心配です。

高校、大学時代から日本代表を経験してきた森下。

「世界と戦うことは、メンバーも全然違って野球をやれるので新鮮な気持ちでいける。そこでのコミュニケーションが大変だったりもするけど、終わったあとにいいチームだったなとか、いい環境で野球できているなと思える場所。そういう場所で野球をやりたい思いは強いです」(「デイリースポーツ」)

来年3月のWBCについても、選ばれたいと話していた。勝つの大好き森下にとって、この3年(とくにあとの2年)はなかなか思い通りにいかなかったことも多かった。チーム状況があんなで。

もっと勝ちたい、もっとレベルの高い野球をしたいと思っているのが、すごくよくわかる。ハッキリものを言う人なので、ときにドキドキします。


2009年春、あの忘れもしないイチローの劇的なタイムリーで優勝したWBC。このとき、中日の森野将彦、岩瀬仁紀、浅尾拓也、高橋聡文は代表の要請を受けていたが、4人とも辞退した。

それは選手の意志で、落合さんが働きかけたわけではないようなのだが、落合さんは「プロ野球選手は球団の社員じゃない、NPBの社員でもない。個人事業主だ。もし大会に出て故障して、飯が食えなくなったら、誰が補償してくれる?」。

これまた、めちゃめちゃまっとうです。

選手にとって日本代表で得られる経験は得難いもの。どっちが正解ということはこれまたないけれど、このときの中日の4人、まるでメジャーの選手のよう。シーズンが第一ってところ。

森下にはシーズン、フルに活躍してほしい。でも、本人が出たがっていたWBCに出場させてあげたかった。肘の状態が気になります。
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2022年10月21日

新井さんコミュ力高し。落合さんは言葉少なかったが実は・・・


10月20日、ドラフト終わりました。

新井さん、監督としての初仕事、100点満点で終れた、と。週刊ベースボールONLINEのドラフト採点によると、カープは最高得点の90点とか。

5位で指名を終えるチームもあったが、カープは7位まで指名。そのぶん戦力外も増える。またあの選手が据え置きかと、モヤモヤさせられるのかどうか、その動向も気になります。


毎年、新人の顔と名前と経歴は、オープン戦からシーズンが始まって徐々に定着していく方です。森下暢仁も栗林良吏のときも、よくぞこんな逸材がカープにと、後からじわじわ。

しかし、その二人も、もう出来上がった選手だった。その分、のびしろとか、化ける、とかはそんなに見込めない。1年目の活躍がまばゆかっただけに、それが基準になって、2年目以降、物足りなく感じることさえある。

ただ、森下も栗林も、ベンチワークとチーム状況がよかったら(打線の援護なっ)、もっとよい成績を残せただろうにと思います。

それこそが物足りなく感じる要因だったかと、書いていて気づいた。


なので。即戦力ではないけれど、大型投手に育ってくれるのを期待したくなる高校生、斉藤優汰君がドライチというのは、なんか嬉しかった。

「北海道から出たことがない」と不安をのぞかせる斉藤君に、「初めて育った町を離れる不安というのはあると思います。ですけれども、広島もすごくいい町です。心配せんでええけぇね。会えるの楽しみにしとるよ」と語りかける新井さんが、あぁ、新井さんだ。

このあたたかさ、明るさは、宝だ。コミュニケーション能力の高さも感じます。

でも、シーズンは始まっていない。今からその人間性だけ見て「名匠」というのはまだ早い(そういう記事があったのよ)。


いま、『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』を読んでいて、我が家に落合さんブームが再来。

「監督の仕事ってのは、選手のクビを切ることだ」という忖度なしの落合さん。チームに緊張がビシビシ走っている。家族とか言ってるチームとは対極。どっちがいいとかではないけれど、これこそがプロの世界。

落合さんは、ベンチやロッカールームではほとんど選手と話さない。ただ、試合後、インタビュールームでポツリとメッセージのような一言を残すことがあった。

それは簡単にわかるようなものでなく、深く考えてしまうような言葉だった。そんな言葉に振り回され迷走したくないと、あえて新聞を見ないようにしている選手もいたそうだ。


でも、吉見一起は毎日、新聞を広げ、気がついたら指揮官の言葉を捜していた。

吉見は、落合さんの言葉の裏にあるものが何か、考え、憧れていた速球派から打たせて取る自分のピッチングスタイルを見出して、エースになっていった。

突き放して見える落合さんだが、選手のことをよく見てる。そんな話をしていたら、夫が「突き放しているから、よく見える」と。まさしく。

落合さんはメディアを通して選手にメッセージを送っていた。というより、そのメッセージを読み取れる、自分の頭で考えることができる選手が伸びていったんじゃないかと思うのだ。


いろんなコミュニケーションのとり方があるんだな、と。この本には、新井さんにも読んでほしいのだが、落合さんはいろんな意味ですごい人なのだが、新井さんは、新井さん。どれが正解というものでもない。

野球は監督ひとりでやるものじゃない。球団と監督がめちゃくちゃにすることもあると知った今季(プラス2年)。

それでも、新井さんがどんなチームを作ってくれるのか、新しいスケッチブックを開いたときみたいに、楽しみ。今だけだとしても、今くらい楽しもう。できれば、この先も楽しめたらと期待しつつ。
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2022年10月18日

新井さんに読んでほしい本


「新井良太氏=新井さんの弟がカープの2軍打撃コーチに」のニュースに、え゛ー。

まるで息子を政務担当秘書官に起用した岸田首相みたいじゃないですか。自分の近くに信頼できる人を置いておきたい気持ちはわかる。でも、何も監督就任してすぐの今じゃなくても。せめてもう1~2年立ってからとか。

これは新井さんの意向なのか、早速やらかしたのか。 それとも球団の差し金なのか。カープの家族に乾杯かーいっ。


1軍の打撃コーチだった良太氏が今季限りで阪神を退団と聞いたとき、まさか新井さんが就職を斡旋するんじゃあるまいなとチラッと浮かんだが、まさかそこまでは(しないだろう)と思っていた。

良太氏について、「右の大砲・大山の育成に尽力した実績がある」と記事には書かれていたが、大山、もともとが逸材。

コーチとしての力量はなんともわからないが、OBで真っ赤に固められたカープにしては、外部の血(外部って。血って。日本のムラ社会全開ですわ)が注入されるのはいいこと。指導者としては、新井さんより経験は積んでます。

球団は他チームからのコーチ招聘について、「重要なこと。新しい刺激も持ってくる。選手を違う目で見ることができる」と言うておる。なら、もっと前から、ジャンジャンOBじゃない人、呼んでこいー。


いま、『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』を読んでいます。


しばらく前、星野源さんがラジオで「最近読んで面白かった本は?」とたずねられ、この本をあげていたのです。「野球ファンじゃないのに、すごく面白かった」と。

その一言が気になって読み始めたら・・・ほんとに面白い。読了してから紹介しようと思っていましたが、思わず人に話したくなるとこが随所にあって間に合わないので、少しずつ。

コーチ経験なしに、解説者から監督になった落合さん(ここ、新井さんと同じ。ちなみに落合さんは1年目でリーグ優勝)。

1年目、落合さんは「すべての選手にチャンスがある」と宣言。まだ自分の目で確かめていないからと、選手の誰ひとり戦力外にせず、補強もせず、1年目を戦うことを約束。

そして、1年かけて、戦力になる選手とそうでない選手とを見きわめ、オフには12人の選手に戦力外を告げ、7人のコーチとの契約を解除したそうだ。プロですわ。忖度なしですわ。


「監督の仕事ってのは、選手のクビを切ることだ」とも、語っていたそうです。「監督の仕事は、選手を見ること」とも、しばらく前、テレビで話していたのを聞きました。

球団によって様々でしょうけど、落合さんは戦力外の選手は自分で決めていた(決められる環境にあった)ようです。

いろんな監督像があるだろうけど、指導者としての経験のない新井さんに、帝王学としてこの本を読んでほしい。

ほぉぉ。と思うところはまだまだあるので、また随時ご紹介したいです。
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2022年10月17日

坂倉来季は捕手に専念、監督が変わるとはこういうこと


坂倉将吾が来季、捕手に専念することに。これは大とまではいかずとも、ニュース。

森下暢仁が坂倉相手にのびのび投げていた1年目。ぜひまた二人でバッテリー組んでほしいと思っていた。坂倉の送球、キャッチング、ブロッキング等々、捕手としてのスキルに不安(不満)はあるが。

10月15日、新ユニフォームお披露目の場で新井監督(なんか呼びづらい)に会ったとき、直訴しようとしたところ、坂倉が話を切り出す前に、新井さんから「来年は捕手一本で」と告げられたそうだ。よかったね、坂倉。


新井さんも今季のカープを見ていて、思うところあったのでしょう。

監督が変わるというのは、こういうことなんだと、静かに感動しています。中村奨成のことも忘れないでね。

しかし、新井さんの「アツ(會澤翼)さんと競争してくれ」、坂倉の「絶対的正捕手の會澤さんもいる。それなりの覚悟は必要」という言葉には、気持ちがしらみます。カープ村のお話、レベル低い話。


なのだが、里崎智也さんはかねてから「カープいい捕手多すぎ問題」をとなえている。會澤、坂倉、磯村嘉孝、石原貴規らのことらしい。

里崎さんの「いい捕手」というのは、打てる捕手。

「リードはうまくいくときもあれば、いかないときもある」

「盗塁阻止率といっても、ピッチャーがクイックしてくれないと刺せない」

「勝つと言ってもチームの問題であって、キャッチャー一人でどうしようもない」と。


里崎視点から見ると、坂倉、まぎれもなく、いい捕手です(いい選手です)。

里崎さんは、打撃がいい上に、捕手も内野も守れるユーティリティプレーヤーとして、坂倉を日本代表に推す発言もしている。

ありがたいことです。しかし、坂倉、山本由伸や佐々木朗希の球をちゃんと受けられるのか、世界の舞台で粗相するんじゃないかと、心配です。いえ、坂倉は大好きな選手なんですよ。


と、坂倉の捕手専念、サッカー天皇杯でJ2の甲府が初優勝と、湧き立っていたところ、飛び込んできた来季ヘッドコーチのニュース。

今季まで阪神のバッテリーコーチをつとめていた藤井彰人さんでいく方針とか。あう。オリックスの水本ヘッドコーチと新井さんのタッグ、見たかった。成就しなかったか。

藤井さんは近鉄、楽天、阪神でプレーし、独立リーグのコーチを経て、阪神で2軍と1軍のバッテリーコーチに。カープ以外のチームやコーチ経験も豊富というのはよさそう。

しかし、バッテリーコーチをしていた人がヘッドに。ということは、倉バッテリーコーチは居座るということなのか(暗雲ドンヨリ)。

だとしたら(涙)、せめて藤井さんにはバッテリーにも目配り、言及、お願いしたい。
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2022年10月16日

オリックス勝利を喜んだのち、カープ新ユニにガックリ


10月15日、CSセカンドステージ、オリックス・ソフトバンク戦。オリックスがサヨナラ勝ち。

4回、吉田正尚の先制2ラン、このまま行けるかと思ったが、7回、山﨑颯一郎がデスパイネに2ラン浴びて、同点。

この山﨑。昨年の日本シリーズで見て、面立ちが、まつ毛を長くした床田寛樹のようで親近感。

で、球が強くなっていてびっくり(カープだと、今年は矢崎拓也の球の強さが印象深かったですね)。


8回は藤井皓哉。優勝かかった西武戦、同点の場面で、山川穂高に逆転2ラン浴びた記憶が消えない。またこんな責任重大な場面で。それだけ藤本監督の信頼得てるということ。がんばれー。

しかし、3連投。球にいつものキレがない。疲れが見える。でも、カープ時代、アウトとれなくて目が泳いでいた藤井とは違う。

山川に打たれたあの日、試合後ずっと涙が止まらなかった藤井。同じことは繰り返さない。と、思いたい。

2アウト満塁。ここは、西野真弘を打ちとる。よかった・・・。


9回ウラ、中川圭太がモイネロから決勝タイムリーを打って、決着。涙ぐむモイネロの背中を、骨折から1軍復帰した又吉克樹がポンポンしてあげていた。

ソフトバンクがリーグ優勝を逃した腹いせに、藤井と泉圭輔をSNS上で誹謗中傷するファンがいたとき、又吉は「今回はたまたまあの2人でしたけど、自分だったかもしれない」と、ファンに呼びかけてくれてた。(「@niftyニュース」)

藤井が打たれないこと、オリックスが勝つこと、この2つの願いがかなう。またオリックスとヤクルトの対決が見られる。日本シリーズが待ち遠しい。


と喜んでいたら、カープが新ユニフォーム発表。え、今の、いいのに。変えなくていいのに。

だいたい、どのチームも、ユニフォーム変えすぎ。日ハムも、シャンパンゴールドをあしらったような前のユニ、カッコよかったのに、今季からなんか華のないのになったし。

もっと定番、大事にしていいと思う。車のデザインとかも、変わりすぎ。

で、画像を見たら、「変えなくていいのに」がリフレイン。とくにビジター用、背番号と名前が、み、見づらい。


お披露目の場では、九里亜蓮、森下暢仁、栗林良吏、坂倉将吾も、乱入してきた新井新監督も、新しいユニを悪く言うはずもなく大人の対応をとっていたが。

素材が軽くなって動きやいとのこと、機能がよくなるのは大賛成だけど。決まったもんはしゃあない。

新井さんの背番号も発表。現役時代と同じ、25。ここは人気者枠を強調するような番号じゃなく、監督らしく2桁後半の番号がいいなと思っていたんだけど。

でも、新井さんと選手たちとの明るいムードが、なんかいい。シーズン始まるのがそれこそ待ち遠しい。
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2022年10月15日

CSと、新井さんと、千賀と森下と


CSは、もっぱらパ・リーグを見ています。

オリックスとソフトバンクはリーグ戦で勝率同じ、直接対決の勝ち数でオリックスに軍配が上がったという、稀に見るCS見る価値ありの対決。

下剋上とか、それはそれで短期決戦、面白いのかもしれませんが、やっぱり興醒めするシステム。NPBの金儲けに乗せられてるような。いや、お金は大切ですけども。

10月14日、ヤクルトはストレート勝ちでCS制す。相手は借金チーム、順当。

オリックスも足並み揃えてストレートに行ってほしかったが、山岡泰輔が見られるから、いいことにしよう。


セカンドステージは、アドバンテージ入れて4勝した方が勝ち。3勝でいいと思うな。え、まだあるの?という感じ。NPBとしてはできるだけ試合したいだろうけど、さっさか日本シリーズに進んでほしいです。

1位vs.ほぼ1位の戦いという潔さもありますが、ソフトバンクには藤井皓哉がいるし、オリックスにも応援している選手が何人かいるので、オリソフ戦を見ています。

カープの監督続投などという事態が起こったら、来季、カープファンでいる自信が持てない。ならばいっそ、来年はオリックスを応援しようとも思っていたのでした(そう思ってないと、やってられなかった)。


カープの新監督が新井さんに決まって、来季もカープファンでいられる喜び。

新井さんがなったらなったで、いろいろヤキモキすることは出てくるだろうけど、今まで、長い球史の中で、これほど爽やかな監督がいただろうか。

就任会見の後、新井さんは、退任会見で「何も残せなかった」と言っていた佐々岡さんのこと、「そんなことはないですよ。森下・栗林をはじめ、たくさんの若手を起用してくれたし、特にピッチャー陣、彼らが芽を出して、つぼみに佐々岡さんがしてくれた。自分が水をやって、花を咲かせたいと思います」と、記者に話していたという。(「RCC」)

佐々岡さんのあの言葉は切なかった。それをふわっと包み込むような新井さん。なんてえぇコなんや。

シーズン始まったら、いつまでも爽やかでいられないかもしれないが。名監督に性格の良い人物はいないという説もあるが(だからこそ勝ち抜ける)。でも、前例のない監督になって、新井さん!


話戻りまして。昨日は、千賀滉大の前に、打てなかったオリックス打線。オリックスは昨年の日本シリーズでも、ロースコアだった。今年は日本一になってほしいのだけど。

CS第1戦でも、5点のうち、3点が押し出し。相手のミスを逃さないことは大事。でも、フォア判定で、打者はガッツポーズはしない方がいいと思う。


リーグ戦終盤、千賀が先発の試合で、セカンドの三森大貴がエラーをしたとき、あやまりに言った三森を千賀がツーンと相手にしなかったという話を聞いた。こ、こわ。

勝負は厳しいものと思い知れ。でも、緊張するやん。千賀のバックで守るとき。

昨日は、三森ら内野手が好守備連発。千賀、めっちゃ喜んでいた。ガキ大将のような俺様なとこ、森下暢仁とかぶる。

エラーして、小さくなってあやまる林晃汰に「大地さんの時は捕ってるのに、ワザとかな~」と、可愛い顔していじってくるという森下。こわいわ~。林、ガチガチになるやん。

でも、人格者とか言われて、エースの働きができてないのにエース然としている大瀬良大地より、いい気がしてきました。
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2022年10月13日

新井さんウェルカムモード満開! そのウラで気になること


10月12日、カープの新監督、新井貴浩さんの就任会見。

さわやか~。ハキハキしていて、気持ちいい。記者の質問に答える一つ一つに、はぁぁと感じ入る。いい!

監督にはいろんなタイプの人がいるけれど、サービス業。自分の言葉で発信してくれる人がいい。

「発信も自分の責任なのかなと思ってます」と、そこは新井さんも心得ているようで、なんだろ、このおなかの底からウワーッと湧き上がってくる爽快さ。

コーチ経験をすっとばしての監督就任だけど、「ファンの方々が見ていて、ワクワクするようなチームに」の言葉から、4年間、解説者として外から客観的にカープを見てきて、考えたこと得たこともたくさんあると思う。


とくに、若手への期待の言葉がうれしい。「一軍二軍関係なしに全員をフラットな目で見てたいなと思ってます」の言葉は、若い選手にも届いているはず(ベテラン選手にもな)。

緒方・佐々岡前監督は、コンディションより実績ある選手にこだわっていたことがチームに閉塞感をもたらしていた。

ここはホントに期待したいところです。若手も、ファンも、モチベーションがあがります。

何も始まっていない今が一番いいときとき。でもこのスカッとするワクワク感、何年ぶりだ? もう、ウェルカムモードが満開です。


ただ、鈴木球団本部長は、コーチ人事について、「監督の意向だけではできない」と言っていた。

はーん、やっぱりか。コーチ経験のない新井さんを抜擢しながら、新井さんをサポートするつもりはないという、なんという底意地の悪さ。監督もやとわれの身とはいえ、このカープ体質、油断なりません。

新井さんには、「コーチの希望を受け入れてもらえないなら監督にはなりません」と言ってほしかったくらいだが、そんな、言えないよね、まだ。


大瀬良大地が新井さん就任に際して、「力になりたい、支えたい」と言っていたのにも違和感。

力に、て、支えに、て。他人事みたい。その前に一選手として、ちゃんとしろ、と。まるでスタメンとしての指定席が与えられているかのような、この臨場感のなさ。シーズン終盤からずっと、大瀬良に臨場感はなかった。

昨年オフ、今村猛が戦力外となったとき、大瀬良が「自分が監督になったら呼ぶから」と声をかけていたという。

ふつう、一選手が「監督になったら」なんて軽々しく言います? 今回、就任した新井さんでさえ、そんなこと思ってなかったというのに。ファンは待っていましたけれど。

FA残留したときに、なにか密約がされているのではないかと、すごく嫌な感じがします。人柄重視はもうこの3年間で、十分・・・。
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2022年10月10日

三浦番長が佐々岡さんと重なって見えた瞬間


10月10日、阪神がDeNAに勝って、CSセカンドステージへ。

午後、疲れが出て休んでいまして。夕方、起きたら、阪神がDeNAを逆転。すでにゲームは9回のウラ、1アウト1塁2塁で大和。

第2戦で決勝打を打った大和。面白いことになってきたなと思ったら、代打・オースティン。あれ?

オースティン、ヒットで満塁。ここで、山﨑康晃の代打に藤田一也。あれ?



満塁の場面で藤田。ちょっと弱いかな。なんとなく引退前の選手というイメージがあったので、驚いた。大和そのまま打席に立たせて、投手の代打にオースティンでよかったのでは?

昨日、結果を出した選手に代打を出したり、ここぞの場面でピークを過ぎた選手を出してきたり。最後の最後にこういうことするのか。

三浦番長と佐々岡さんがダブりました。リード(もしくは同点)の場面で中﨑翔太が出てきたような、あの感じ。

藤田はゲッツーで、試合終了。ニコ動で見ていたら、コメントで画面が猛吹雪のようになっていたかな。


日頃、DeNAの試合をつぶさに見ているわけでないし、今日の試合も全部を見ていなかったので、大和や藤田のコンディションや状況はわからない、まったくよそさまの感想なんだけど。

大和もゲッツーしてたかもしれないし。どっちにしても、3戦ともロースコアな試合だった。DeNA、打てなかったから、しゃあない。

この打ち勝てないところも、カープと重なり。でも、カープも、カープファンも、悔しい気持ちになれるステージまで上がれなかった今季。

ところで夜、「鶴瓶の家族に乾杯」が尾道だったので心ひかれて見ていたら、いのっちこと、井ノ原快彦さんの訪ねたお店の壁に赤い人たちが。

背番号2の田中、33の菊池らしき人が読み取れた。三連覇のうちのどこかの優勝の瞬間、みんなで集まってるところの写真が貼ってありましたの。
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2022年10月9日

誰か一人のせいにするな


10月9日、ソフトバンクが西武に勝って、CSセカンドステージ進出を決めた。DeNAは1勝1敗に持ち込んで、明日勝負が決まる。

セは3位の阪神以下は借金チーム。迫力に欠けます。どっちかと言うと、パが気になる今年のCS。

オリックスとソフトバンクは勝率が同じだった(シーズン中の対戦成績でまさったオリックスが優勝)。仮に、優勝していないソフトバンクが日本シリーズに進んだとしても、今年は不当と感じない稀なケースになった。


柳田悠岐が昨日の3ランに続き、満塁ホームランを打った。すごい。

柳田がすごいのはいつものことかもしれないが、リーグ優勝のかかった試合が柳田の胸に深く刻まれた結果のようにも思えてしまった。

10月1日と2日、勝てばソフトバンクが優勝という試合で、リリーフの藤井皓哉と泉圭輔が打たれた。試合後、二人とも涙がとまらなかった。

柳田は、自分がもっと打っていたら負けなかった、みたいな発言をしていて、えらかった。そうなのよ、誰か一人の責任じゃないのよ。


藤井と泉に対して、SNSで度が過ぎた誹謗中傷があったらしい。一部のファンだと思うけど、なんでそんなことするかな。

野球は、打ったり打たれたりするスポーツ。チームでするスポーツ。あの試合でも、打線がもっと点をとっていれば、先に投げた投手が点を取られていなかったら、違った展開になっていた。藤井と泉のせいじゃない。

投手は矢面にたたされる職業なんだとつくづく思い知らされる。

カープの場合は、この3年、結果を出せなかった選手も選手だが、「なんで、あそこでこの選手出すの?」と 、監督の采配に矛先を向けることが多かったが。


今日、藤井は6点リードの8回を任され、無失点に抑えた。9回は、最後の試合で打たれた泉を出すのかなと思っていたら、レイだった。藤本監督は試合後のインタビューで・・・

「前回(10月1日の西武戦で山川にサヨナラ2ラン)やられたまま終わっているので。一回投げさせたかった」

「泉も本当は投げさせたかった。泉はもうちょっと接戦のところで。投げて気持ちを高ぶらせたいので。藤井は(強い)気持ちを持った人間だから。一回投げて、オリックスにいこうと」(「サンスポ」)

この目配り。こういうのが監督。ほれてまう~。


ところでCS、セもパも開始時間が同じ。スポーツジャーナリストの生島淳さんが、両方見られるよう開始時間をずらしてほしいと、NPBの殿様商売ぶりに苦言を呈していた(昨年も)。

週末の午後、お客さんは球場に足を運びやすい。でも、テレビや配信を通じてみるお客さんは、現地観戦の人よりさらに多い。旧態依然としているなと思う。気がまわらないというか、サービス精神がないというか。

パのファンはパのゲームしか、セのファンはセのチームしか見ないとでも思っているのだろうか。どっちも見たい野球ファンもいまーす。カープファンはシーズン終った。野球に飢えています、ガルル。もっと野球を。

最後に。西武、ソフトバンクに及ばなかったが、先発の髙橋光成と今井達也の帽子からはみ出るファサファサの髪が、西武の、のびの~びチームカラーを表しているようで、視線が釘づけ。あれはライオンのたてがみ?
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2022年10月8日

「新監督は新井さん」から一夜明けて


「新井さん、カープの新監督に」のニュースから一夜。昨日は、コーチ(現場)経験のなさが気になったが、いろいろやらかす図は浮かんだが、じわじわ喜びと楽しみが。

新井さんが出るんだったら、今年のドラフト会議、見ようかな。とかやっぱり思いますもん。

人を惹きつけるものを持ってる人(それは監督の素養と関係ないが)。チームが勝ったとき、全身で喜ぶ姿がもう今から楽しみ(そんな試合ばかりじゃぁ、もちろんないが)。


新井さんのことだから、監督になると決めたとき、黒田博樹にも報告してるはず。そのとき、なんらかの話をしたかもしれない。

黒田にしてみれば、もう経済的には働く必要はないだろう。いわんや、小銭もらって人から文句言われるような仕事に就く必要をや。

でも、新井に「一緒にやりましょう」と言われた日には、受ける可能性はゼロではない気がするのね。

昨日も書きましたけど、新井さんと黒田がケチョンケチョンに言われるのは見たくはないとずっと思ってきましたが、二人のユニフォーム姿が見られたら・・・。森下暢仁にストライク先行のアドバイスもお願いします。


石原慶幸は、會澤翼にコンディションを整えて正捕手であれ、その次にくるのは磯村嘉孝。みたいなことを言っていたので、油断できません。バッテリーコーチになっても、選手起用に関しては変革は期待できない可能性あり。目を、目を覚ませ、石原。

鈴木球団社長はコーチ人事について、「そんなに急いでいない。相手の事情などがある」。

それって、オリックスの水元ヘッドコーチのことかな? 日本シリーズ控えてるし。とかとか妄想がフツフツと。どうせ夢から醒めるまで、いいよね、束の間、夢くらい見ても。

監督が代わったら、内閣みたいに、コーチ陣も総辞職すればいいのに。一度リセットして、再任してほしい人は再任。それなら忖度いらないのに。


野村克也さんがヤクルトの監督になる前、解説の仕事をされていたとき、その解説をずっと聞いていたヤクルトの相馬和夫球団社長が「監督をしてほしい」と訪ねてきたそうだ。

「来年、即優勝しろと仰るならできません」と言った野村さんに、相馬さんは「5年かけてでもお願いします」。

かと言って、長く待てばいいと言うものでもない(相馬さんは野村さんの野球解説を聞いて、響くものがあったからだが)。

カープは、佐々岡監督の2年間を見て、2年で契約を終えるべきだった。酷なことするなと思った。佐々岡さんも自分で招いたことではあるが、あんな終わり方をせずにすんだのに。


開幕前、中日の立浪監督は野球をよく知っている人だからと、評価していた解説者が何人かいた。そんな立浪監督も、日本代表や臨時コーチ以外では、コーチ経験なし。

立浪さんに監督としての素養があるのかどうかはわからないが、1年目ですぐに結果は出るものでなし。

カープも、チケットの売れ行きが悪くなったから人気者を監督に。なんてことでなく、腰を据えて、新井さんをサポートしてほしい。
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