10月27日、日本シリーズ第5戦、オリックスが6対4で2連勝。2勝2敗1分けのタイに持ち込んだ。
吉田正尚のサヨナラ2ランはすごかった。「ここで打って決めてほしい」とファンが思っていたことが実際に起きた。ゾクゾクした。
杉本裕太郎は1回、キブレハンのライト前ヒットを好返球して、本塁封殺。オスナのタイムリーで1点先制された直後、チームを助ける好プレー。
杉本はガッツポーズしながらベンチに戻ってきた。守備でガッツポーズした人を初めて見た。
ふだんはあんまり見ていないオリックス戦。今年はCS、日本シリーズと見ていて、フォアをとってガッツポーズしているオリックスの選手を何度か見て(杉本もその一人)、ちょっとびっくり。
フォアのときは「ラッキー!」と胸に秘め、スッとそのまま1塁に行くのがエレガントと思う。
第2戦で同点3ランを浴びた阿部翔太が、この試合では抑え、リベンジしたのもよかった。社会人を経て28歳でプロ入りしたという阿部。応援したくなります。
スポーツや将棋などの勝負事、早くからその世界に入るに越したことはないと思われる分野はある。現役選手として末永くとはいかないプロ野球の世界だけど、阿部のような経歴の選手がプロで活躍しているのは、その世界が豊かに感じられていいなと思う。
カープを戦力外になって、トライアウトで独立リーグに進み、ソフトバンクに見出された藤井皓哉も、遅咲きの花? でもまだ、26歳。
千賀滉大が海外FA権を行使するであろうソフトバンク。「千賀の穴は大きい。まずは先発投手を考えないといけない。僕としては藤井を先発に使いたいと思っている」と、藤本監督。(「東スポ」)
高知ファイティングドッグスの監督、吉田豊彦さん(元プロ野球選手)は、「独立リーグならNPBに復帰するチャンスがある」と、藤井に声をかけてくれた。
吉田さんは、高校時代、先発投手だった藤井に先発転向もすすめくれた。NPBに復帰するにはインパクトが必要。中継ぎだったイメージを変えてやっていこう、と。
その話を聞いたとき、独立リーグからNPBに復帰するのは簡単なことではないけれど、実現したらいいなと思った。いい出会いの予感がした。
で、ソフトバンクではリリーフで起用され、あれ? と最初は思ったけれど、今季、チームの主力として存分に活躍した。
今年のプロ野球、私的には藤井の活躍が一番の出来事でした。
吉田さんとの出会いがあって、NPBに復帰した上に、リリーフの柱に。藤本監督の信頼も厚い。感動した。来季も、藤井から目が離せません。
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