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2025年6月17日

大盛の2本だけで完封負け、玉村ヒット3本だけで負け投手


6月17日(火)、ソフトバンク戦(マツダスタジアム)、
対2今季9度目の完封負け。

スタメン見て固まる、やっぱりそう来たか・・・。1番大盛穂、2番田中広輔、8番矢野雅哉。スタメンマスクが石原貴規から坂倉将吾に変わっただけ。カープベンチの頭もガチガチに固まってる。

ソフトバンクのスタメンは、ほぼ知ってる選手がズラッと並ぶ。西武戦やロッテ戦とは対照的。さすが常勝チーム。日本シリーズや日本代表でよく見かける選手たち。

初めましては、左脇腹痛で離脱した今宮健太に代わってショートを守る、野村勇のみ。


1回、その野村がヒット。4番近藤健介の2ランでいともサッパリと先制される。近藤、さすがです。

ソフトバンクが県外からも選手を集める有名私立校なら、カープはお金かけられないけど地元の選手でやりくりしている公立校みたい(コーチも地元でやりくり)。

でも、ここだけだった。玉村昇悟、6回2失点、打たれたヒットは3本だけ。よかっただけに、初回が悔やまれる。

でも結局、援護ゼロという、どうにもできない事実。


玉村、球数90球、まだ行けそうだったけど、6回ウラ、打席が回ってきたところで、秋山翔吾に交代。

なぜならば、ここまでカープは有原にノーヒット。代打攻勢せねば〜(力ない声)。

久しぶりの秋山は空振り三振だったが、大盛ヒット! ノーノー免れた、ありがとう大盛!(こういうの、ちょっと前にもあったような・・・)


ここからファビアンにフォア、2アウト1塁2塁でモンテロ。今日、初めてと言っていいチャンス。

モンテロがヒット性の当たり! やった! と思ったが、レフトの柳町達がスライディングキャッチ。うぅぅぅ。

今季、負け数が多い有原航平。なんとかなってほしかったが、びっくりするくらい、なんともならなかった。


8回藤井皓哉がマウンドに。カープ時代、あわあわしていたこのマウンドに、今ではソフトバンクの勝ちパターンとして、ここに立つ。シュッとして、ソフトバンクの黒いビジターユニフォームがよく似合う。

ここは俄然、藤井に肩入れしてしまった。

もう8回ウラですよ? でも矢野に代打は出されず、センターフライ。代打・野間峻祥はレフトフライ。三者凡退行けー!というところで、大盛が今日2本目のヒット! 

田中はファウルで粘ったが、藤井の球を前には飛ばせまい。空振り三振、藤井吠えた!

矢野や野間や田中が藤井の球を打てるとベンチは思っていたんだろうか(ぷい)。

カープ2安打(大盛のひとりヒット)だったが、ソフトバンクは3安打。ほんとうに1回の近藤の2ランだけだった。


今日、ヤクルトが楽天と引き分けた以外は、またセ・リーグのチームが負け負け続き

こんな絶好のチャンスをものにできないのがもったいない。それは、セのチームみんなお互いさまなんだけど。

明日は、大瀬良大地と前田純。前田はサウスポー。よもや、また1番上本崇司とかやるんじゃ・・・。

2軍との入れ替えも依然としてなし。これでいいと思ってるの? 職務怠慢では? 進言できないコーチ陣にも失望(それはもう何年も)。

選手の起用は何通りもあって、その組み合わせで小さな化学反応を起こせるかもしれないのに、何の手も打たず見てるだけ野球って、佐々岡さんやないかーい。

最善を尽くさず負けているのが、ほんとに嫌なんです。
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2025年6月3日

交流戦、オリックスに白星発進! 九里に復調させてもらった?


6月3日(火)、オリックス戦(京セラドーム大阪)、

交流戦の開幕試合、白星スタート。低得点症で4連敗していたカープを、九里亜蓮とオリックス(エラーも3つ)が復調させてくれたかのような試合。

1回、秋山翔吾の内野安打を頓宮裕真が悪送球してランナー2塁。小園海斗が先制タイムリー!

ファビアン内野安打、末包昇大タイムリーで2点目!

九里を熟知している元相棒、坂倉将吾は併殺でズコ〜ンとなったが(でも3回に2塁打)、モンテロのタイムリーで3点目! 続いて野間峻祥と佐々木泰もヒット。終わってみればスタメン全員安打


最近の九里のコンディションには詳しくないのだけど、カープ相手に投げにくそうに見えた。息もあがっているように見えた。九里の口呼吸が懐かしい。

もっと点がとれそうな気もしたが(そんな簡単に言うな)、5回、野間の打球を跳び上がって取ろうとした九里のグラブをはじいてタイムリーに。

このとき、よろけてマウンドにへたりこむ九里。ベンチに戻ってからもタオルで顔を押さえていた。炎のピッチャー九里のこんな姿、あんまり見たことない。

2022年5月27日のソフトバンク戦(PayPayドーム)、藤井皓哉はカープ相手に胸のすくような三者凡退。のようにはいかなかった。九里、5回4失点(自責2)で降板。

藤井は戦力外からの復活劇、見てきた背景が違う。九里は、気まずい別れ方をしたわけではない(と私は思ってます)元カノにいいとこ見せられなかった、みたいな感じか。


玉村昇悟、6回1失点
。チーム打率リーグトップのオリックス打線相手にフライアウトいっぱい。グッジョブで3勝目。

1回、2アウト1塁2塁で中川圭太のフェンスギリギリのレフトフライをジャンピングキャッチした末包もビッグジョブ。

9回、末包の犠牲フライでもう1点追加。なんか4連敗時の不振を洗い流してもらうかのような(甘い、また逆戻りするやもしれぬ)。


7回森浦大輔。8回ハーンとつないで、4点リードだけど、9回栗林良吏。

初球を杉本裕太郎が特大の6号ソロ。ヒヤリハット。やっぱりこわい、オリックス打線。

カープは依然として矢野雅哉がショートスタメン。攻撃的な布陣は・・・(遠い目)。

小園はまたセカンドと、コロコロポジション。菊池涼介の後釜、打てるセカンドを育てないと。


耳慣れない応援歌、誰? あ、西川龍馬か。という打席が何度かあった。新天地で幸せにやっているみたい。これもまた気まずい別れ方をしたわけではない元カレ(カノ)への反応のよう。

九里の後には、2023年の現役ドラフトで中日から移籍した(鈴木)博志が! あの重たいドスンと来る球、大好きだった(中日時代に酷使されなければ・・・)。

と、クラス会をしているような気持ちにもなった交流戦初日。いや、そんなノスタルジックな気分に浸るんじゃなくて、臨場感ある攻撃を明日も(明日こそ?)。

2025年4月24日

九里はどこにいても九里だった


今日はカープ、移動日で試合なし。今週は雨天中止もあって、ぽっかり週休3日。週末観戦に向けて体力を温存しておきましょう。

オリックスにFA移籍した九里亜蓮。開幕から先発で4登板、イニング数が6・8・8・9とタフ全開、元気そうです。

4月23日現在、防御率は1.16。隅田知一郎、今井達也に次いでリーグ3位。3勝負けなし。


完投した4月18日の日ハム戦では、1回に1点先制されるも、7回、オリックス打線が同点に追いつき、完投。吠えてる九里をどうぞご覧ください!(「パ・リーグTV」ダイジェストより)

その9回ウラ、バッテリーを組んだ若月健矢がサヨナラタイムリーという劇的な終わり方。

昨年は低迷していたオリックス打線も現在好調、味方の援護にも恵まれているようで、よかったよかった。

藤井皓哉のソフトバンクでの1年目もだったけど、パ・リーグで九里が主力として活躍しているのはとっても嬉しい。


そんな日ハム戦での、新天地での九里のことをまさしく書き留めてくださっていた、南郁夫さんの「南郁夫の野球観察日記」。

九里のことを素晴らしく言語化してくださっているので、一部ここにご紹介させてください。ぜひリンク先の文章を読んで、読んで。

「勝利を呼び込んだ最大のヒーローは、間違いなく新加入の九里亜蓮であったろう。もう何年もオリックスでエースを張ってきたかのような気迫みなぎるピッチングには(九里自身の目のように)目を見張るものがあった」


「『かっ』と目を見開いてすごいストレートを投げ込んでるように見えて、ほぼ全てが変化球。九里亜蓮は『炎の変化球投手』である。ちょっとだけ、そこは笑える」

「見事に投げ切ったあと味方の攻撃を前のめりで応援する彼の姿はもう「チームリーダー」としか言いようがなかったのである」

「FAでやってきてすぐだからとか、環境の変化が、とか九里には関係なし。いつでもプロとして戦う姿勢と覚悟が、身についている。その波動が新しいチームの野手に伝染し、すでにチームに3勝ももたらしているのが凄い。なかなかそんな選手いない。ありがとうカープ。改めまして、ようこそオリックスへ。よくぞオリックスへ」


ユリの野球ぐるぐる帳」でユリさんが紹介されていたのをきっかけに読むようになった南郁夫さんの「三者凡退日記」。

私は12球団なら、カープの試合を見るのがダントツ熱が入る(今は。この先はわからない、そんなカープ状況)。でも、カープ以外のチームや選手のことにもとっても興味があります。

おもにオリックスとパ・リーグのことが綴られているのですが、南さんの文章からいろんな風景が見えてくるし、うっすらと自分が野球について思っていたことが見事に言語化されていて、膝を打つこともしばしばです。

ともあれ、九里のこと、オリックスファンの方にこんなふうに言っていただけて、感動しました。よろしければぜひ。

セ・リーグにいたときは、打席に立ったときもすごかったんですよとお伝えしたい。打席での気迫がすごいように見えて、ほぼ全てが凡退。炎の打者であったことを。
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2025年4月1日

モンテロと秋山離脱を「どっちに転んでもシメタ」に


4月1日(火)、ヤクルト戦(神宮球場)は、雨のため中止。

神宮周辺の雨量はわからないけど、東京は朝から2月下旬の肌寒さ。中止は残念(玉村昇悟〜)。でも、この寒さで選手がケガしないといいなと案じていたので(オープン戦の佐々木泰みたいに)、ホッとしました。

3月30日の阪神戦、打席で左脇腹の違和感を伝えていたモンテロが、「左内腹斜筋肉離れ」で、翌日登録抹消。

阪神戦で、チャンスの場面で再三打席が回ってきて、スカッとは行かなかったモンテロ。3戦目に初ヒットが出て、これから初ホームランを楽しみにしていたところだった。モンテロ〜。


でも、別の選手にとってチャンスが与えられる機会、「どっちに転んでもシメタ」です。
 
同じく阪神戦で、走塁中に右足首を痛めて途中交代した秋山翔吾。ちょっと強めの捻挫で、ヤクルト戦には帯同するとの話だった。結局は、右足関節外側靱帯損傷のため、1日遅れで登録抹消。

様子見だったんだろうけど、モンテロと一緒に秋山もスパッと登録抹消すればよかったのに。早くケアして復活の準備をしてもらって、その間、別の選手にチャンスを与えればいいのにと思っていた。

枠が限られている1軍。選手は貴重な人材なのに、なんか悠長だなと思って。

30日の阪神戦、あからさまに疲れが見えていた森翔平がピンチを招いてからハーンに交代させたときも思ったけど、カープベンチ呑気。


阪神が、育成ドラフト1位の工藤泰成を、開幕前に支配下登録したニュースは気持ちよかった。3月15日のカブス戦とのプレシーズンゲームでの投球は鮮烈だった。

2022年、藤井皓哉も開幕前にソフトバンクで育成から支配下登録されていた。

藤井も工藤もそれだけ突出したものがあったということなんだろうけど、カープが2軍で高打率を叩き出していた佐藤啓介を支配下登録するのは、時間がかかっていたような。


もっとスパッと判断すると、登録された選手だけでなく、まわりの選手にとってもモチベーションが上がると思うのだけど、カープ緩い。

2023年育成ドラ1位の杉田健。九里亜蓮がオリックスにFA移籍したとき、人的ではなく金銭補償だったことにモチベーションがあがったという話をしていた。「正直、もう枠を埋めないでほしいと思っていました」と。(「full-Count」)

こういう話を聞くと、切なくなる。もうちょっと上手く運用してくれないかなと球団に思う。


モンテロと秋山の登録抹消にともなって、林晃汰と中村奨成が1軍合流。そうそう、これこれ。

とくに林はオープン戦で2本のホームラン。カープに最も望まれている結果を出したのに開幕2軍スタートで、がっくりしていたところ。行けー、林! でも末包昇大もまだノー打席なのよね・・・。

チャンスをもらいながらも思わぬ結果が出せていないままの奨成が1軍とは、意外。生かせるといいね、晴れたらいいね。


ファームでスカッとした結果の出ていないカープ。土日は中日に連続完封負け。2軍もか!

4月1日、由宇での阪神戦、4対8で負けましたが、中村貴浩がホームラン! 今日のよかったこと日記につけておこう。

と、ブログを書いていたら、モンテロにかわる4番に堂林翔太を指名するという新井さんの談話が。(「サンスポ」)

そうね。調子のいい選手を優先的に起用してほしいですね。ただ、昨年の空振り王子が残像となっていて、私はちょっと腰に力が入りません。堂林の4番、こわくなーい。

そんな先入観をどうぞ払拭してくれますように。「オープン戦と本番は別物」とならないことを願って。
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2024年12月26日

末包、護摩行やめて、科学的トレーニング始める


12月23日、現役ドラフトで日ハムから移籍のサブマリン、鈴木健矢の入団会見

新庄監督から「チャンスだから楽しんで。いつも見ている」と声をかけられたという鈴木。なんか、ボスっぽいじゃないですか。

1年目、自分が目立つことが好きなのかなと横目で見ていたけど、当初自分のことを「BIG BOSS」と呼ばせていたのも、いまやはったりではない域にさえ。


エスコンフィールドというメジャーの球場を彷彿とさせる魅力的な球場が本拠地だった日ハムから、マツダスタジアムへ。

マツダスタジアムも2009年にオープンしたときには、野球ファンの感動を呼んだと聞いています。芝の香り〜。

「(マツダは屋外球場なので)風も利用できる。僕も予想できない変化になったりする」という前向きな鈴木の言葉が印象的。(「スポーツ報知」)

快適そうなエスコンフィールドから、夏はとてつもなく暑いマツダスタジアムへようこそ。よろしくお願いします!


坂倉将吾の紹介で(?)、目の機能を高める練習を行っているトレーナーに師事して、目のトレーニングを始めた末包昇大。(「デイリースポーツ」)

利き目が左目のため、顔ごと球を追ってしまう癖を発見。今季終盤、それが影響してか、低めの変化球のボール球に手を出して、打率が低下した末包(それに比例してチームも順位低下)。

そこで、このオフ、目を動かさないフォームを試行錯誤中とのこと。

年明けの護摩行には参加しないという。よしよし。行きたい人に行くなとは言いませんが、あの心身に負荷をかける時間、テクニカルを客観的に見直して行動するのは、野球選手としてとってもいいと思う。


「結局レギュラーになれていない。レギュラーになってから厳しい修行をやるべきかなと。バッティングフォームも固まっていないので、それを固める時間をつくらないと精神面も言っていられない」

そこ、そこですよ。よかった、気づいてくれて。ケガもあって、年齢的なこともあって、気持ち的に追い込まれてのアクションだったとは思います。それにしても2年も護摩行に通っていたのか〜、末包よ(どうする、中村奨成?)。

ケガ続きだった末包、来季の1年完走が基本の目標。チームもな・・・。


ケガと言えば、腰痛のため、シーズン途中で離脱していたソフトバンクの藤井皓哉が、5600万円から1400万円プラスの7000万円で契約更改。(「スポーツ報知」

「僕の場合、ケガしないことが大事。ケガしなければ勝負に勝てると思うが、ケガをすれば土台にも立てない」と、藤井。

「ケガしなければ勝負に勝てる」という台詞まで言えるようになった藤井。藤井の完走も願ってます。ゆけー!
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2024年12月21日

矢崎にはまた会える! ヤクルト入団会見雑感


12月19日、現役ドラフトでヤクルトに移籍することになった矢崎拓也の入団会見。

会見の佇まいを見ていると、野球選手ぽくないというか、なんか、いいなと思った。

「言われたところで自分のベストを尽くせればと思っています。相手がいる競技なのでわからないですけど、あまりひるまずにというか、自分らしく続けることが自分にとっての武器なのかなと思うので、そこを大事にしていきたいと思います」(「サンスポ」)

「相手がいる競技なので」というところが、矢崎ならではの言葉選びというか、思考。やっぱり好きだと思った。


野球に限らず「絶対に負けられない試合」という言葉はよくスポーツ中継のとき耳にする。もちろんプレーヤーは「負けたくない」「勝ちたい」気持ちで行く。

でも、「負けられない」なんて周りが言っても、とどちらかが勝ち、どちらかが負けるのが勝負の世界。2分の1の確立。「負けたくない」「勝ちたい」という表現でいいといつも思う。

相手あってのこと。しかも野球の場合、「相手」には「味方」も含まれる。投手が抑えても、援護がないと勝てないし、打線が打っても、投手が打たれたら負けることもある。

矢崎のそういう大局をわかっているところ、単純じゃないところが、好き。「がむしゃら」とか言ってる球団とは合わないかもね。


あぁ、本当にヤクルトの人になったんだな。と、白地にストライプのユニフォームに袖を通している矢崎を見て、思う。

でも、背番号は41番! 矢崎にこだわりはないかもしれないけど、カープファンには慣れ親しんだ番号。ありがとう、ヤクルトさん!

ヤクルトへの移籍が決まったとき、「寂しい気持ちもありますけど、死んだわけじゃないんで。会えなくなったわけじゃないんで」と言っていた、矢崎。

カープで応援できないのは寂しいけれど、そうだ、まだこれからも矢崎の投球を見る楽しみは続く。入団会見みて、元気出てきた。

たくさん、たくさん、マウンドにあがってね。カープ戦のときだって、矢崎を応援する!(藤井皓哉もな!)
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2024年12月11日

現役ドラフト、矢崎ショックの後日談


現役ドラフトの矢崎ショックから2日。

1年前、大竹耕太郎や細川成也のように現役ドラフトがドラマチックな転機になった選手もいれば、矢崎拓也のように同じチームにいて、ゆっくり花開いてファンを魅了する選手もいる、それもまたドラマチック。みたいなことを書いた。

えぇい。ヤクルトでまたひと花咲かせて、ひとドラマ作ってほしい、藤井皓哉のように。

来季、対戦することがあったら、 カープ、ぶったぎってほしい。そのときは矢崎を応援します。藤井もな!


と、カッカしていたが、矢崎自身は次のキャリアに向けて冷静に備えているだろうなと思っていたらやはり。

「始まってみないとわからないですけど、やってやる!とか、そんなタイプではない。ちょっと投げづらいなと思うので、なるべく広島戦は出たくないという感じですかね」。(「スポーツ報知」)(「日刊スポーツ」)

あらら、そうでしたか。そう言わず。

思い起こせば、第1回現役ドラフトで巨人からカープに移籍した戸根千明も、巨人戦ではどことなく遠慮しているような感じがあった(藤井はグイグイ行った)。


現役ドラフトのリストに入ったことを当日電話で知らされた矢崎。「普通にサプライズ的な驚きはあったけど、複雑なことはないです」というところが、矢崎。

当日は首脳陣らに電話をかけ、新井さんからは「直接話そう」と言われ、今日マツダスタジアムで会ったそう。直接話そうって、いいな。

新井さんも移籍を経験した身、「新天地に入るとどうしても力むだろうから、あまりオーバーペースにならないように」とアドバイスを送ったそうです。

矢崎は「寂しい気持ちもありますけど、死んだわけじゃないんで。会えなくなったわけじゃないんで」。

アドゥワ誠の「打たれても死ぬわけじゃないんで」と、お揃いにしたい名言。あぁ、逸材がいなくなる寂しさ。


2年前、西武戦で見たナマ矢崎。ブルペンにいるときから、体から放熱しているようなエネルギーを感じて、異彩を放っていた。

そして、マウンドでの向かっていくような投球、あの強い球。その日、見ていて一番面白かった。

カープの中では異質な存在。出る杭を打つ球団。

カープという球団にますます興味・関心が持てなくなった今年のオフ。応援したい選手がいるからまだファンでいられる。のに、そういう選手を手放す球団にますます不信感が増すというもの。


そんなオフでも見つかる小さな喜び。お正月恒例、『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』の「リアル野球BAN」。鈴木誠也と小園海斗が出ます。

プレミア12の代表メンバー、佐野恵太、桑原将志、佐藤都志也も。(1月2日、テレビ朝日系で放送)

タイトルホルダーが出るイメージが強かった「リアル野球BAN」。かねてから坂倉将吾のことを買ってくれている石橋貴明さん。「首位打者とったら野球BANに出て」と坂倉に言ったことがあるそうですが、坂倉より一足先に、小園デビュー。


面白いことは言わないかもしれないが、そこは誠也に任せて。2021年に出演した若かりし村上宗隆が、好きな飲み物を聞かれて「烏龍茶」と素で答え、「そこはヤクルトだろー!」とつっこまれていたのが懐かしい。

1月放送の「超プロ野球 ULTRA」には、カープからは森下暢仁と小園が出ます、これまた嬉しい(オリックスからは西川龍馬も)。

誠也&小園、森下&小園、華あるコンビ、見る前から眼福の期待。
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2024年10月28日

力のあるベテランなら問題なし! ドジャースはアラサー軍団


今日も、カープの第2次戦力外通告とコーチングスタッフの発表はなし。日本シリーズ真っ最中のチームでもないのにな。

明日の日本シリーズ、DeNAは東克樹が先発。やった!

阪神とのCS第1戦で、走塁の際に左太もも裏に肉離れを起こした東。ヒットを打ったがために見舞われたアクシデント。日本シリーズに間に合うか微妙なところだった。

よう間に合った! やっぱり見たい、東の投球。さらに言えば、ソフトバンクを抑える東の投球。


本来なら、リーグ覇者同士の戦いが見たい日本シリーズ。今年は巨人よりDeNAで見たいと思っていた。

DeNAの方が見たい選手がいるので。東、牧秀悟、オースティン、中川颯、伊勢大夢などなど。

一方、ソフトバンク。山川穂高や近藤健介らは打席に立てば引き付けられるけれど、応援している選手は藤井皓哉だけ。そんな唯一の藤井は9月1日に腰痛のため登録抹消され、日本シリーズには出場できず。無念じゃ。


今回、ワールドシリーズを初めて見たのも、大谷翔平と山本由伸がドジャースにいるから。

そうやって見ていると、他のチームメイトにも親しみを覚えるようになり、さらにチームを応援したくなるという好循環が。

思い起こせば、2015年、黒田博樹が日本球界に復帰したとき。おそらく黒田が現役を続けるのは1年(か2年)と思われ、できるだけ目に焼き付けておきたいとカープの試合を見るようになった。

すると、おのずと他の選手のことも覚え、カープに愛着を持つようになり、今に至っています。


見たい選手がいるかどうかが、そのチームを応援したくなるバロメーター。

だが、佐々岡さんの3年間、そして新井さんの今季、勝っているのにつまらない気持ちになることが多々あった(9月は勝つことさえ珍しくなった)。

カープファンでいられる自信がなくなることもあった。あれ? おかしいな。体調に異変がおきたときみたいな違和感。毎日試合を見るのがあんなに楽しかったのに。

緒方前監督の最終年度から、コンディションの悪いベテラン選手が重用され、フラットな選手起用がされず、閉塞感も大きかった。


ドジャース、たとえばワールドシリーズ第2戦のスタメンはアラサー軍団。20代は、エドマンと捕手のスミスだけ(ともに29歳)。大谷君もいつのまにか30歳。

ドジャースのファンからすると、もしかしたら世代交代のことなど問題になっているのかもしれないけれど、こんな力のあるベテランなら、全然問題なーし。そう思いながら見ていた。

第1戦の延長10回、フリーマンのサヨナラ満塁ホームランは最高だった。フリーマンは35歳。

「力のないベテランはいらない」と監督就任会見で言った藤川球児さん。まともなチームを見ていると、カープの歪みぐあいが際立つ。
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2024年3月22日

残り1枠アドゥワに決定、納得の人選


3月22日、ソフトバンクとのオープン戦(PayPayドーム)。2対2。カープ、引き分け多いね。

九里亜蓮と有原航平の開幕投手対決。開幕まであと1週間、タフネス九里は温存か、今日は3回まで。ふふふ、無安打。有原は5回1安打。ともに無失点。

7回表まで続いた投手戦。7回裏、矢崎拓也が栗原隆矢とウォーカーに連続ソロ弾。あう。


かと思えば、8回、藤井皓哉から堂林翔太がソロ弾(涙)。あ、堂林が打ったのは嬉しかったのですが、藤井応援隊としての悲しみが・・・。

9回、途中出場の久保修が杉山一樹から同点のソロ弾。うぉー。素敵だ。

カープ3安打、ソフトバンク4安打、得点はすべてホームランという試合に。ソフトバンク相手にけちょんけちょんにされなかったのは予想外でした(どんな標準設定?)。


3月21日、先発ローテ残りの1枠がアドゥワ誠に決定。DeNAの3戦目に登板予定。

右バッターの多いDeNA相手ということも考慮してとのこと。オープン戦でもDeNA相手に5回1失点と結果を見せていましたし。

黒原拓未でも、玉村昇悟でも、誰がなってもおかしくなかったけれど、アドゥワに決まって、私は納得しました。


というのも、忘れられない昨年8月27日、マツダスタジアムでのヤクルト戦。投手も野手も全員使い切った12回延長、7対7の引き分けで終わった試合(また引き分け・・・)。

10回終わって、ブルペンに残ったのはアドゥワだけという状況に。このプレッシャーの中、11回に、村上宗隆を空振り三振、サンタナは見逃し三振。12回は三者凡退の大仕事。

このあとサヨナラ勝ちして、アドゥワにお立ち台に上がってほしかったが、かなわず引き分けに終わった。

このときのアドゥワは忘れがたかった。今季、5年ぶりの先発復帰で、大きな花開かせてほしい期待が。


今日もスタメン1番に野間峻祥。「野間は1番」と初期設定されているかのような、この状況は何? 打率がついに1割に。まだオープン戦ですけども、ここもフラットにお願いしたい。

今日、1軍合流したのは、羽月隆太郎。あれ、中村奨成は?

開幕まであと1週間、スタメン見るのがこわい、楽しみ、こわい〜。
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2023年12月30日

今年の「戦力外通告」で一番びっくりしたこと


2023年の「プロ野球戦力外通告」(TBS)。

薮田和樹、中山翔太(元ヤクルト)、高山優希(元日ハム)を支えるそれぞれのご家族が、まるで「プロ野球選手の妻たち」を見ているようでもあった。

なかでも、中山の妻、愛由美さんがすごかった。

2022年オフ、戦力外通告を受け、九州の独立リーグ・火の国サラマンダーズ(小窪コーチがカープを自由契約になった後、在籍していたチームですね)に入団した中山。

NPB復帰を目指す中山のため、野球に詳しくなかった愛由美さんだけど、毎試合観戦し、1打席ごとにメモをとる。動画を見て独学でノックの打ち方を学んで、懸命なスイングで中山の守備の練習相手になる。


一番びっくりしたのが、スマホで中山の打撃を撮影し、よかったときのフォームとそうでないときの違いを指摘していたこと。

さらにびっくりしたのが、愛由美さんのアドバイス通り中山がフォームを改善すると、いい結果が出たということ。

専門家でなくとも、自分なりにできることを探して探しての、観察眼。愛由美さんのその情熱というか、アクションがすごいと思った。

と同時に、中山、大丈夫か~とも思った。自分で考えてるか~って。そこがセットになって、一番のびっくりポイントだった。


藤井皓哉がカープを戦力外になって、独立リーグに進んだとき、練習環境(施設・用具)はプロ時代のように十分ではなかったけれど、あるもので工夫して、自分で考えて練習することができたと言っていた。

どこにいても、本人の目的意識次第で、過ごす時間の質は変わる。

年明け、羽月隆太郎はソフトバンクの周東佑京と自主トレ。今季、代走の切り札として、存在感を見せた羽月。代走のスペシャリストに学びたいというくっきりした目的意識を感じます。ここで生きていくという気概みたいなものを感じます。

大盛穂は、西川龍馬を通じて、ソフトバンクの近藤健介との合同自主トレに初参加とか。(「デイリースポーツ」)


大盛も目的あっての近藤との自主トレ挑戦と思うのだけど、自分の頭で考えることをしてるのか、ちょっと心もとなく感じます(勝手ながら)。2年連続でソフトバンクの甲斐拓也と自主トレした石原貴規もまたしかり。

得ること学べることはたくさんあると思うけど、トッププレーヤーと一緒にやることで自分が何者かになれるわけでなし。

素人なりに自分のできることを考え考え抜いて行動していた愛由美さんを見ていて、プロの世界で頭一つ抜けることができない選手らが遠くに透けて見えた。

護摩行に行くという中村奨成。何とかしたい気持ちは伝わらんでもないが、自分で考えること、止めないでね(というか始めてね)。


2023年も、このブログにお越しくださったみなさま、ありがとうございました。

ブログを始めて6年余り。まだ日は浅いですが、いまだ飽きずに続けることができています。好きなものがあるって嬉しいことだな~と思っています。

また遊びにいらしてください。どうぞよいお年をお迎えくださ~い。

2023年12月29日

「戦力外通告」見て、返り咲きどころか開花した藤井を思う


12月27日、年末の風物詩、「プロ野球戦力外通告」(TBS)に薮田和樹が登場。

中山翔太(元ヤクルト)と高山優希(元日ハム)の出演は聞いていたが、後に薮田もと知った。戦力外通告界では「大物来たー」という感じがした。

1年目はまずまずだったが、年々出場機会が減って4年で退団、今は独立リーグでプレーする中山。

大阪桐蔭出身で期待されたが、3年間、1軍出場がなかった(え~)高山。なんと高山は、今年の7月、関西の独立リーグに所属するまでは自主トレしていたという。宅浪みたいな、そんなことあるんだと、非常にキビシ~ものを感じた。


それを思えば、薮田は最高勝率のタイトルホルダー(2017年)ですから。

昨年の福井優也に続き、カープファンとしては姿が見られるのは嬉しい。出演を受けてくれて、ありがとう(薮田や福井の戦力外が嬉しいわけではない、けして)。

トライアウトに向け、森下暢仁と一緒に練習したり、會澤翼が球を受けたり、床田寛樹とケムナ誠、大道温貴らが開いてくれた壮行会などなど貴重なシーンが見られて、一人どよめいた(テレビの前で)。


トライアウトを受けて、薮田と中山は来季からNPBのイースタン・リーグに参入する新潟アルビレックスからオファーを受け、入団決定。

高山は、独立リーグの高知ファイティングドッグスからオファーがあるも、生まれたての赤ちゃんもいる身、引退を決意(広告会社への就職が決まったそうです)。

高山がオファーの電話を受けたとき、「藤井皓哉がトライアウト後に進んだチームやん! 」と、一時的に私の気持ちは盛り上がったが、さすがにそういう状況でなかった。

毎年、トライアウトに参加する選手は多く、12球団から声がかかるケースはものすごく少ない。それでもプロ野球を続けるための細い道筋の一つになってる。

プロ野球を続けるためというより、区切りをつけるためのものなんだな・・・と、とくに高山を見て、改めて思った。


皓哉がトライアウト後、高知ファイティングドッグスに入団することになったとき、「帰っておいで、応援する」と心に刻んだが、でも厳しい世界。ほんとうに帰ってきたときには、驚いた。

ソフトバンクに見いだされ、2年前はリリーフの主軸に。凄いことと今さらながら思う。

カープ時代は自ら開花のタイミングではなかったのかもしれないが、皓哉を開花させられなかったカープ、早々に手放した見る目なさにはざまぁ、ですよ。

昨年、藤井は先発に転向して(後にリリーフに戻る)、交流戦でマツダスタジアムで勝利投手にもなった。思い知るがよい、カープ。

今年の「戦力外」では、もう一つびっくりしたことが。自主トレの話題にもつながる、思うことがあったので、それはまた明日にでも。

2023年12月14日

島内のタオルがあらへ〜ん


12月14日、島内颯太郎が4700万円アップの7000万円。カープの契約更改については毎年思うことはあるけれど、今年の島内については、よかった、よかった。

今季は、最優秀中継ぎ賞のタイトルも獲得。受賞関係の少なかった寂しいカープにあって、キラ~ンと嬉しい話題をもたらしてくれた島内。

9月に結婚していたことも発表。よかった、よかった。おめでとうございます。

昨年は、藤井皓哉や森下暢仁も結婚していたことを公表。契約更改って、そういう場でもあるのかな。

独立リーグ時代も遠距離でその人が伴走してくれていたという藤井の話にはじぃぃん。森下に至っては、あまりの突然のことに思わず叫び声が出たー。


それはさておき、島内の「名前入りタオルを出してもらえませんか」という球団への要望の話が興味深かった。

ユニフォームに比べ、選手名の入ったタオルは1枚1500円とファンにとっては買い求めやすいものなので、と。(「中日スポーツ」)

グッズをコレクションする習慣がないので知らなかったのですが、あの名前入りタオル、選手全員分あるのだと思ってました。

今年、公式ショップで販売されたのは、西川龍馬(サヨナラ~)、堂林翔太、秋山翔吾、マクブルーム(グッバ~イ)、九里亜蓮、大瀬良大地、森下暢仁、栗林良吏、會澤翼、坂倉将吾、菊池涼介、小園海斗、新井さん(監督のもあるんか!)の13種類。

知らなかった。名前入りタオルが販売されるのは選ばれし者だったとは。矢崎拓也も、床田寛樹もないの?!


できれば、自分のものだけでなく、選手全員のものをとも要望。これは実現するといいですね。いや、選ばれることは光栄。そうなれるよう、ステイタスとして残した方がいいのか。

いやいや、この人選は球団の主観的なもの。単純に「選ばれし者」と言えないものが。

そういう主観めいたものは、毎年、契約更改の金額(査定)にもいびつに表れているので、これをステイタスとは呼べない。全員分作っちゃってもいいんでない?

査定では毎年ちょっと冷遇されている感がある小園だけど(プン)、タオルはちゃんと作ってもらっているんですね。よしよし、そこは球団、わかっているではないか。そこだけ見直した。


話戻りまして。島内がこういうことを言えるようになったんだなぁと、感慨深いです。

昨年まで、いい球持ってるのに、切迫した場面で決められない。君は一生負けパターンなのか~。と、野次(喝)をとばすことが多々あったので。

今年はたくさんしびれさせてもらいました。ありがとう!
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2023年11月17日

坂倉が中村悠平にほめられた!


11月17日、マクブルームとデビッドソンが今季限りの契約に。

マクブルームとデビッドソン。また一緒に仕事したいと思える二人でした。

戦力外になってもおかしくないのに人柄重視で置いているのでは?と訝りたくなることがあるカープという球団だが、外国人選手には適用しないのね。日本人選手に対しても、こんなふうに客観的に対処してほしいものです。

今季の成績を見るとそうなってしまうか・・・のマクブルームでしたが、デビッドソンはもう少し様子を見たい気もした。が、ゼロか100か、極端すぎた。


カープ戦力外の木下元秀を、オリックスが育成契約。なんか、予感が、します。

カープが見切った選手をオリックスが見出し、オリックスで花開く。

カープの見る目・育てる力のなさがまた露呈するという図式になるがよーい。藤井皓哉のときのように。木下、咲け!

11月15日のトライアウト。昨年、カープを戦力外になって、独立リーグ・火の国サラマンダーズでプレーしていた山口翔を高木豊さんが評価していた。(「デイリースポーツ」)

朗報があるといいな。カープに知らしめてほしい、藤井のときように。


アジアプロ野球チャンピオンシップ2023(東京ドーム)。日本が韓国に2対1で、2勝目。

昨日のチャイニーズ・タイペイ戦はprime videoの配信のみ。地上波はなかったので独占配信なのかと思っていたら、今日も明日も、テレ朝の中継があるやないか~い。

どっちを見るか、解説者で決めよう。prime videoは里崎智也さん、ゲストに中村悠平と源田壮亮。こっちにしよ。

お金を払って見たい選手がいるように、お金を払って見たい(見たくない)解説者というのもあるのです。


小園海斗はお金を払って見たい選手の一人。今日も小園は振れている、3安打(2夜連続で盗塁失敗。次回こそ)。

1回満塁で、佐藤輝明が空振り三振、万波中世はセンターフライ。2回、またしても満塁、牧秀悟が併殺打で1点先制。4回、万波のソロで2点目。

やっと万波の一発が見られた。が、走者がいないときに打つ、君は鈴木誠也か。


本日は、隅田知一郎と坂倉将吾のバッテリー。もしかしたらカープで見られたかもしれない幻のバッテリー。

1年目は1勝10敗と苦戦した隅田も、今季は9勝10敗(負け数は同じなのはちょっと気になるところ)。

今日の安定感ある投球を見て、思いが残るわ。クラシックスタイルもいいです。

玉村昇悟や遠藤淳志、いい投球を見せてくれることもあるのに再現性がもう一歩。

でも、今季、結果が残せなかったのは、使い方にも問題あったかも。いい投球した翌日の登録抹消。よいイメージそのままにローテで投げさせたら、どうなっていたんだろうと思う。ツーン。


試合後、中村悠平が、今日のゲームで印象に残った選手として、坂倉の名前を挙げてくれていた。隅田のよさを引き出していた、と。おっしゃー。

中村は日本シリーズでもゲスト解説に招かれていて、落ち着いた話し方も含め、捕手としての臨場感ある話が面白かった。引退したら、引っ張りだこになるかも?

古田さんも、松坂君も、いつまでも席があるものと思わぬように。なんか・・・過去の実績で指定席を与えられているカープのベテラン選手のようで、わくわく感がないの。
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2023年10月17日

持ってるカープとロッテ、CSファイナルどこまで行ける?


昨日のロッテ・ソフトバンク戦には驚いた。9回までゼロゼロ。延長10回、ソフトバンクが3点取ったときには、もう決まったかと思った。

ロッテ(吉井監督)にファイナル進出してほしかったけど、ソフトバンクには藤井皓哉がいるし、まぁ、それもいいか。と思っていたら、藤岡裕大の3ランで同点。安田尚憲のタイムリーで逆転。

明日からファイナルステージ。カープとロッテの持ってる感と、この勢いが、どこまで出るのかどうなのか、楽しみ。


試合後、藤本監督の退任が発表されるというスピードにも驚いた。こわいくらいソフトバンクらしい。

藤本監督は、藤井を引き上げてくれた人(藤井の地力あってのことだけど)。今季は、千賀滉大の抜けた穴を埋めるべく、藤井を先発に抜擢(故障で離脱後、リリーフに戻った)。

ありがとう、藤本監督。寂しいけれど、ここぞの場面で代打に打率1割台の外国人選手を出したり、んん? という采配があったとも聞いていた(他人事と思えない)。そういうことも順位に反映されていたのかな・・・。


セもパも、リーグ最終戦まで消化試合モードにならず、ファーストステージも存分に楽しませてもらった。

「CSなくていい」派でしたが、そう思うのは、優勝したチームと、当事者になれない4位以下のチームのファンかもしれないと思った。

そんなCSなくてもいい派でしたが、ファーストステージは勝ち抜いてほしいと思っていた。若い選手にヒリヒリした場面を経験してほしかった。

で、最初はそこまででいいと思っていたんです。カープが「下克上タオル」を販売したときには、やめて~。11.5ゲーム差もある阪神に、しかも、大きく負け越してるのにおこがましい。はしゃぐのはやめて~、と。


でも、吉井監督が選手たちに「日本一を目指そう」と声かけていたと聞いて、なんか勇気づけられました。

リーグ優勝したチームが日本シリーズに進めないのは理不尽。でも、サッカーの天皇杯みたいなもの、リーグ戦とは別物と割り切って、楽しもう、と。

リーグ優勝からの日本一が一番。リーグ優勝を決める地力はなかったわけだけど、勝負なんだから勝ってほしい、と。

オリックスと阪神の、王道のどついたるねんシリーズ(by石橋貴明さん?)を見たい気持ちもありますけれど。


新井さんは、「自分たちは戦いながら強くなっていくと言っているけど、すごく成長を感じたゲームだった」と、CS第1戦の後、言っていた。それは選手たちだけでなく、ベンチにも当てはまる気がしてしまう。

何手も先を読む藤井ヘッドコーチから瞬時にいくつもの選択肢が示され、最後には監督の新井さんが決断するというコンビネーション。

「実はシーズン序盤、藤井の提案についていけなかった。終盤、考えが合うようになった」と、新井さん。(「中国新聞」)

シーズン中の、実績優先の選手起用には思うところはありますが(どうするねん、高齢化問題!)、ファーストステージでは、投手交代のタイミング、代打起用など、上手くはまったことが多かった。

上手く行く行かないは紙一重。ファイナルではどうなるかわからない。選手とともに、新井さんの変化も感じたファーストステージ。このまま行ってほしい!

2023年10月11日

持ってる? カープとロッテ、最終日に2位決まる


10月10日、やっとパ・リーグの順位が決まりました。楽天・ロッテ戦は0対5で、ロッテが2位に。

ロッテはこの日、勝てば2位、引き分けで3位、負ければ4位。こんな3本道がくっきり分かれた試合ってあっただろうか。しかもシーズン最終日に。

昨年、援護に恵まれず、勝ち数が伸びなかった小島和哉が10勝目というのも嬉しかった。好投した先発投手はやっぱり報われてほしいもの。


パ・リーグはオリックスを応援していました。でも、藤井皓哉がいるので、ソフトバンクも応援してました。どのチームの監督とも違った雰囲気を持っている吉井監督のことも気になっていました。

ロッテとカープはどちらも1年目の監督(吉井さんはコーチ経験豊富ですが)。シーズン序盤、ともに連敗が続くという足取りが似ていて親近感が。

最終的に、カープ2位、ロッテ2位と、また揃った。


1年目と言えば、西武の松井稼頭央監督はさほど話題に上らなかった。2軍監督、1軍ヘッドコーチと歴任してきて、いまさら新人監督という扱いではなかったか。

優勝したチームの監督を名匠扱いすることはよくあることだけど、三連覇したが、カープの緒方監督はそういう持ち上げられ方はしなかった。

選手が目立ってたってことで、よかったのかなと思う。監督が一番に目立つというのもね・・・。


しかし、ソフトバンクの藤本監督はやるせないことだろう。昨年は、オリックスとゲーム差ゼロで同率1位ながら、オリックスに負け越していたことで、2位に。

今年は、ロッテとゲーム差ゼロで、勝率が0.0001差で3位に(ロッテが0.5072、ソフトバンクが0.5071)。

数字上は引き分けていても、2年連続で順位が1コ下になった。早々にAクラス入りは確定していたのに、CSホーム開催をものにできなかった。この分かれ目。

「持っている」感で言ったら、3本の分かれ道の一番いいコースに進めた吉井監督はなかなかのもの。


それを言ったら、新井さんも、なかなかのもの。もうダメだぁ~と思われたセ・リーグ最終日、DeNAが巨人に完封負けして、カープがCSファーストステージのホーム開催をゲット(ちなみに、雨の試合に強かったのも印象的)。

阪神とオリックスのように、有無を言わさぬ強さはなかったけど。あはは(乾いた笑い)。

CSはなくていい派でしたけど、あれあれ? とっても楽しませてもらっています。これも当事者感が持てるからでしょうか(低空飛行の3年間を経て)。
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