2024年8月31日

大瀬良7回1安打無失点で高橋奎二にリベンジ! 大量援護で明日が心配?


8月31(土)、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、対0。

ヤクルトは今季、マツダスタジアムで8戦8敗。中日戦でとっても嫌な感じで負け越した後、お得意さまで取りこぼさずにすんで、よかった。

それどころか大量得点。逆に、明日の玉村昇悟に今から「ごめんね」と謝りたくなるほど(明日こそ覆せ、「大量得点の翌日は負け」のカープあるある)。

ヤクルト先発は2戦続けて抑えられている高橋奎二。カープ先発は、8月17日、高橋と投げ合って6失点した大瀬良大地。

今日はリベンジの日。その試合から1週間後、援護なしの長い長いトンネル抜けて、6月22日以来の勝ちがついた大瀬良。これからはきっと大丈夫。


そんな1回、いつのまにか3割バッターになっていたノリノリの先頭打者・長岡秀樹がヒット。はわわ。。

しかし、岩田幸宏のセンターフライを秋山翔吾がスライディングキャッチ。オスナのサードライナーを小園海斗がキャッチ。バックが盛り立て、3アウト。

大瀬良、打たれたヒットはこの長岡の1本だけ。7回無失点で6勝目。今日は援護もいただきました。よかった。これからは幸せになってほしい。


4回、小園海斗と末包昇大が連続2塁打で1点先制! 久しぶりにコゾスエコンビ出た! 小園は4試合ぶりのヒット(そんなにだったか〜)。

いつもの低体温ならぬ低得点体質脱出のため、ここでもう1点ほしい。のに、坂倉将吾はセンターフライ。菊池涼介はレフトフライ。これだから勝てないんだ、カープ〜。

と、先制したのに落胆していたら、矢野雅哉のタイムリーで2点目! これは大きかった。1点リードより2点リード。大瀬良が窮屈にならずにすむ。

矢野はこのあと10コ目の盗塁を決め、7回にはプロ通算2本目の今季1号ソロも出た! 中日戦ではエラーもあり、元気なかったように見えたが、よかった、よかった。


6回まで2失点と、台風の影響による長時間移動の疲れを感じさせなかった高橋だったが、7回、菊池が8号ソロ! 連続して、矢野にも1号ソロ! 

代打・中村奨成のサードゴロをオスナが補球ミスして、ランナー1塁。秋山ヒット(ここでついに高橋降板)、野間峻祥フォア、小園の犠牲フライで5点目

末包のピッチャーゴロを山野太一が悪送球して、さらに2点追加

8回、森浦大輔と塹江敦哉が無失点リレー。

9回、松本竜也が村上宗隆を空振り三振で爽快なフィニッシュ! 完封リレー達成


ほとんどの選手は巨人戦が中止になった29日に広島入りしていたが、村上、高橋、山野、明日の先発・高梨裕稔の4人は、遅れて広島入り。(「サンスポ」)

新幹線での長時間缶詰や、夜中過ぎの東京Uターン。空路と陸路で着いたのは前日の午後8時。移動による疲労も響いたかもしれないが、7回は5失点のビッグイニングになってしまった。

今回の台風はとくに予測が難しかったが、早めの移動というリスク管理の大事さを村上らは身をもって経験することになったと思う。


巨人が阪神に負けて、カープ再び首位に。とにかく離されないように。

新井さんは、次、大瀬良を中5日で中日戦に登板させるようだが、ここまで無理なく運営してきて上手くいっていたと思うのだが(勝ちには恵まれていないが)、大丈夫かな。

無理はよくない気もするが、無理しないといけない段階に入ってきたのか。大瀬良が試合をよい方に転ばせてくれますように。いや、打線が、でした。
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2024年8月30日

台風で移動トラブル。カープ、ヤクルト戦に勝算あり?


8月30(金)、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、台風接近のため試合中止。

昨日、中日戦を終えたカープ。ほんとなら試合後、新幹線で名古屋から新大阪まで移動する予定だったとか。

今日は始発から東海道新幹線の名古屋~新大阪間が運転見合わせ。午前7時にバスで新大阪駅まで移動に変更。そこから山陽新幹線に乗り換えて、つごう約5時間の移動に。(「日刊スポーツ」)(「デイリースポーツ」)

台風の影響で交通機関の運休のニュースも入ってきていたので、名古屋から広島への移動、大丈夫だったかなと心配でしたが、お昼ごろ、ぶじ広島に到着。よかった、よかった。


東京から広島へ向かうヤクルトも大変だった。

29日の巨人戦が中止になって、ほとんどの選手がその日に広島入りしていた中、村上宗隆ら一部選手の乗った新幹線は大雨のため、静岡の手前で缶詰状態に。

結局、東京へ引き返すことが決まるも、なかなか発車できず、10時間以上拘束されることに。

体力ある野球選手とはいえ、両チームともお疲れさまでした。スタッフの方々も。


明日は、大瀬良大地と高橋奎二。またしても高橋! ぜひともリベンジしたい(宏斗もな)。

高津監督は前日に広島入りしていたそうだが、高橋も缶詰組だったそうだ。「彼はセンシティブだから、ちょっと心配ですね」と高津監督。(「サンスポ」)

ほほぅ。いいこと聞きましたよ、高橋は繊細と(メモメモ)。そういう人は、アジャスト上手の黒田博樹の鈍感力をお手本にするといいと思いますよ。

普段通りでない状況がピッチングに影響する・・・?(キラ〜ン)。そんな僅かな期待は軽く裏切られ、いつも通りナイスピッチングされるかもしれません、やめとこ。


プロ野球は天候に左右される仕事。こと、野外球場の場合は。

今年のカープは雨天中止の試合が多く、残り試合数はハーラートップ(そこ?)。終盤、タイトなスケジュールになりそうで心配です。

農業こそ、天候に大きな影響を受ける仕事。自分でコントロールできないものと向き合ってきた人たちは、自分たちで何もかも牛耳れると思っている尊大な人たちにはない器の大きさがあると思う。

カープの選手たちには、ドーム球場で涼しく過ごしている音質育ちのチームにはないタフさが育まれているはず。

ただでさえ、セ・リーグで一番移動距離が長いんだから。イレギュラー頻発の天然芝で守備も鍛えられてるんだから。菊池涼介を見て! ツーン。


メディアは巨人や阪神に勝ってほしいでしょうけど(話題にもなるし)。

でも、いまだ「伝統の一戦」とか、「巨人と阪神が強くないとプロ野球は面白くならない」なんて当たり前のように言うブランドにとらわれている野球関係者たちに見せたいわ、カープの優勝。

カープの野球はいま、バントバントでちっとも面白くないけど。5位のチームから点を取れず、四苦八苦してますけど(おーい)。

暑さと移動の多さで疲労は募っていると思いますが、ほかの球団にはないタフさで乗り切ってほしい。見せましょう、カープの底力を!(嶋基宏で)
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2024年8月29日

中日に負け越し。チャンスで代打上本田中とは


8月29(木)、中日戦(バンテリンドーム)、5対

西武がロッテを0対8で完封! 今季17試合目にして、ロッテに初勝利。西武にやっと春が(もう晩夏です)。

カープは中日に負け越し。またしても苦手投手、松葉貴大にきっちり負ける。もう意識がとんでしまいそうです。

ナゴド(旧称をつい愛称)の蓋はどうしてこうも重いのか。


九里亜蓮、3回までヒットを打たれたのはピッチャーの松葉だけ。

4回、福永裕基がチーム2本目のヒット。カリステ空振り三振、細川成也センターフライとこわい打者から2アウトとったところで、出た、宇佐見真吾の先制2ラン。ズーン。

しかし直後の5回、坂倉将吾3塁打、堂林翔太3塁打、サカドウコンビが1点返す!


菊池涼介がバントを決めて350犠打達成!
 NPBでは5人目。

上位の4人は、川相昌弘さん(533)、平野謙さん(451)、宮本慎也さん(408)、今宮健太(389)。

バントはつまらない派の私も、川井さんや菊池の職人的な技術を見せてくれるプレーは別格。見ていて感動してしまう。ちっともつまらなくないです。

話戻りまして、1アウト3塁。もう一押し。矢野雅哉はピッチャーゴロで、3塁ランナーの堂林は挟まれ、ホーム封殺。しょっぱい(涙)。


なおも2アウト2塁。対中日戦で防御率のいい九里をあきらめ、代打・上本崇司。え?

チャンスの場面、思い切って4回で九里を下げるという判断は悪くなかった。点をとるぞというメッセージ。

なのだが、上本ではメッセージが弱い。中日にも、カープファンにも、カープの選手たちにも届きませーん。

松葉のワイルドピッチでランナー3塁へ進むも、上本はレフトフライで3アウト。


5回がデフォルトの松葉は(野村祐輔?)もう少し長いイニングいけそうだったけど、5回ウラ、得点圏で代打を出され、73球で終える。

1点ビハインドの5回6回、われらが黒原拓未と森浦大輔が出動。

21イニング無失点の森浦が、カリステと細川に連打、宇佐見真吾の犠牲フライで、カリステ激走、3点目

矢野がエラーするように、森浦だってときには失点する。むしろ最小失点で抑えた。でも、中日相手に2点差がこんなにも高い壁に感じるって(いや、どのチームでも)、それ首位のチーム? それが今のザ・カープ。


こうなったら、8回松山晋也、9回マルティネスになる。この壁は頑丈。でも諦めずに応援、応援(意識とびつつ)。

松山が秋山翔吾にデッドボール。ランナー出た。のに、中村奨成に代打・田中広輔。右左案件? 奨成の方がバット振れてるのに、6月22日以来、ヒットのない田中が打席に(というより1軍に)。結果、3球三振。

8回、コルニエルが細川に2ラン打たれて4点差。このダメ押し感にもそろそろ判断を(7回の松本竜也はおかわり希望)。


かりそめ首位のカープ、巨人に首位を明け渡す。雨のため試合中止だった巨人、労せずして首位に。ラクです。こと中日相手のカープは、悲しいほどラクです。

上本田中(コンビ名か?)、ベテランに優先席を与えるのを止めてフラットな選手起用をしたら、カープはひとつ上の段階に行ける気がしているのだけど、新井さんは「え、何か問題あります?」って感じなんだろうか。のれんに腕押し。

松山竜平を2軍で調整させたように、次のカードをいい加減切って。さもないと、このままズリズリ行ってしまいそうで、なにしてくれようという気分です。
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2024年8月28日

またロースコア、それでも連敗ストップ! 床田11勝目、栗林35セーブ目!


8月28(水)、中日戦(バンテリンドーム)、1対

連敗止まった。バンテリンドームでの5連敗も止まった!

まるで昨日の逆バージョン。今日は中日が1点先制。その後、カープが逆転して、1点リードのまま互いに追加点なし。先発が長いイニングを投げ、クローザーが試合を締めくくる。

鏡か、1位と5位なのに。


2回、床田寛樹がカリステに先制の7号ソロ。またカリステ〜。もうやさぐれそうになりました。

やさぐれついでに昨日の試合への思い出し怒りまでやってきた。

ヒーローインタビューで「今日のミーティングで落合さんがバントをやらせるなと言われてたので、それをしっかりと頭の中に入れて投げました」と言っていた髙橋宏斗。コーチの助言通り、カープにバントをことごとく失敗させた宏斗は見事だった。

バントは、バントの名手かピッチャーくらいでいいと思っているので、失敗した選手にというより、バントのサインばっかり出すベンチの方に、憤ってます。

話戻りまして、また今日もロースコアで投手見殺し?(こわいわ、マジでこの語感)と、やさぐれたが・・・。


4回、秋山翔吾ヒット、中村奨成がバントの構えからバスター決めて、ノーアウト1塁2塁。これはベンチのサインなのか、奨成の判断なのか、どっちにしてもグッジョブ!

またここで小園海斗にバントさせるんです。3塁線に沿ったバントを綺麗に決めて、これが結果的には、坂倉将吾の逆転2点タイムリーにつながった。

でも、小園にバントなんてつまらないことさせるなー。と、毎回思います。


昨日の先制点同様、1点リードでは無邪気に喜べない中日戦。でも、床田は追加点を許さない。

8回途中、ランナー出してハーンに交代。岡林勇希の打球をショート矢野雅哉が悪送球で、1アウト1塁3塁。

昨日、逆転につながるエラーをした矢野。どんな名手でも100%はない。ヒューマンエラーは起こり得る。でも、そろそろ小さなお休みあってもよくない?


またナゴド(旧称)で負けるの? と、頭かかえそうになったが。山本泰寛がセーフティスクイズ試みて失敗、ホーム封殺。助かったー。細川成也は見逃し三振で3アウト、爽快!

9回、栗林良吏。空振り三振、見逃し三振で2アウト。からのフォア。エ〜(疑)。

でも、なんとなく大丈夫な気がするのが栗林(そうならないときも、もちろんある)。村松開人をセカンドゴロに打ち取って、3アウト。35セーブ目でマルティネスと並ぶ

床田は7回途中1失点で、11勝目。ロースコアでも、追加点なしでも、勝ててよかった〜。


床田寛樹は最多勝、栗林良吏には最多セーブのタイトルをとってほしい。優勝ともども、こちらもやきもきできる喜び。

巨人がヤクルトに勝って、カープにぴったり伴走。離されないようにしなくては。

今季、ロッテに1勝もしていないという西武。隅田知一郎で途中までリードしていたが、なんと12回延長でロッテがサヨナラ勝ち。16連敗。お赤飯のしたくをしていたのに。

それを思うと、中日戦の7勝10敗1分は、まだいい。いや、そこ、比べるとこじゃない。

明日は松葉貴大。また嫌な相手です。そこをなんとか。
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2024年8月27日

高橋宏斗から末包先制打、森下自責ゼロ、がんばっても2対1で逆転負け


8月27(火)、中日戦(バンテリンドーム)、2対

プロ野球にtotoのようなくじがあったら、カープの試合は予想しやすい。中日戦の髙橋宏斗、阪神戦の髙橋遥人、大竹耕太郎が先発の日は、かなりの確率で当てにいけます。また負けた〜。これではくじビジネス、成り立ちません。

一級品の負けず嫌い同士、森下暢仁と髙橋宏斗の投手戦に。

「ゼロを並べられるように」と言っていた森下。先発投手なら、どの試合でもそのつもり。でも、こと中日戦、ことカープから23イニング無失点の宏斗が相手となると、1点とられたら負け。

ギリギリ線上のゲームが簡単に予想できるだけに、投げる前から気持ち的にハンデがついてる。もう少しのびのび投げさせてあげたい気持ちになる。


それでも3回、森下にすっぽ抜けたボールが当たって、ノーアウト1塁。秋山翔吾ヒットで、1塁2塁。

野間峻祥ショートフライ、小園海斗空振り三振で、ランナーを進められなかったのはもったいなかった。

そこを末包昇大が2塁打で1点先制! 宏斗から貴重な1点。しかし、坂倉将吾はライトフライ。野間、小園、坂倉がつなげたら・・・と思うのは贅沢でしょうか。

それでも今日は4回まで、けっこう粘って球数も投げさせた。先制点もだが、ポンポンポンと終わらなかったのは、いつもよりよかった。でも、それでは努力賞で終わる。勝ちたいんや(星野さんで)。


4回、細川成也の打球がショート矢野雅哉のグラブをはじいて、内野安打に。

2アウトとったところで、カリステのショートゴロを矢野がファンブル、3アウトならず。直後、石川昂弥の2塁打で逆転されてしまう。

エラーがなければ違った展開になったかもしれないと悔やまれるけれど、矢野は今までたくさん失点を防いでくれてきた。でも、あのときの矢野、元気なかったね。


援護を得たら、投手はノリます。5回6回7回と連続三者凡退で、宏斗は7回1失点。森下も7回2失点(自責ゼロ)。どちらも4被安打

8回、松山晋也。いつもなら、グイグイグイと抑えられて終わるイメージだけど、秋山ヒット、盗塁決めて2塁まで進んだ(そして、そこまで)。

9回、マルティネス。坂倉、羽月隆太郎、連続空振り三振。グイグイグイと終わるかと思われたが、矢野に代打・堂林翔太。

昨年の8月13日、延長10回、マルティネスから6号ソロを打った堂林(マルティネスは昨季それが初失点)。相性って、すごい。堂林が2塁打!(代走・大盛穂)

會澤翼に代打なし。でも會澤、あっさり終わらず、粘りました。でもそこまで。


巨人はヤクルトに勝ち、カープはゲーム差なしで首位をキープ。崖っぷちで爪先立ち状態。

いつもの中日戦(対宏斗戦)よりは、がんばった。でも、努力賞では優勝できない。

今日も投手はがんばった。後はどう見ても打線。今日も入れ替えなし。なんでだ〜。

中日戦はあと8試合。まじか〜。何が起きるか、わからないけど諦めてないけど、これは厳しいぞ。がんばれー!(秋山の登場曲、THE BLUE HEARTSの「人にやさしく」で)
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2024年8月26日

それはないよ新井さん、それはアリだよ新井さん!


先週の上位チーム対決は、巨人に勝ち越し、阪神に負け越し。

数字上は五分五分ながら、髙橋遥人に大竹耕太郎、苦手投手に勝てないし、巨人はゲーム差詰めてくるし、貯金がザザーと減らないかヒヤヒヤする今後。

でも、スケール小さなセ・リーグ村だけど、やきもきしながら首位攻防戦を見られる喜び。


それなのに、8月25日の阪神戦。2点差追いかける8回、2アウト1塁2塁。その日最後かもしれない得点のチャンスで、6月22日以来ヒットのない田中広輔が代打。それはないよ、新井さーん。

このベテランへの寵愛。新井さんは「1軍も2軍も含めて全員で戦えている」と言うが、どの口がぁぁぁ? と、つっこみたくもなります。(「デイリースポーツ」)

私は田中のアンチでもなんでもないです。田中が活躍してくれたら嬉しいし、三連覇時の、3塁をテテテと駆ける走塁を思い出して、ごはんおかわりできます。


と、カープベンチに思うことは諸々ありますが、メディアを通して伝わってくる巨人・阿部監督、阪神・岡田監督の言動を聞いていると、「新井さん、いいな」と思うことが多いです。

8月24日の阪神戦。1点を追う阪神は7回、ノーアウト1塁2塁で、木浪聖也がスリーバント失敗。糸原健斗、原口文仁の代打攻勢も不発に終わり、カープにとっては大いに助けられた。

試合後、岡田監督は「いや、バントだけやって、だから。そういうことやんか」と、ご立腹。(「デイリースポーツ」)

それは木浪自身が痛感していることで、「あそこが全てです」と木浪も話していた。

あのバントが決まっていたら、たしかに得点の確率はあがっていた。でも、チームで5安打。木浪のバント失敗だけが責任じゃなかろうに。


巨人は、8月23日の中日戦で2対8と大敗。阿部監督は就任してから初めて、試合後に会見しなかった。

試合後の監督の談話は選手へのメッセージでもある。それぞれの監督のやり方があるんだろうけれど、お二人とも、負けた試合での態度があまりにもわかりやすすぎて、ちょっとびっくりします。

7月15日、阪神戦で完封負け。阿部監督は「俺が責任かぶる」と。(「デイリースポーツ」)

「責任とる」ではなく、「責任かぶる」という物言いに、選手がやったことなんだけど、俺がかぶっておきます的な、第三者みたいなニュアンスを感じる。こう、なんかサッパリとしないものを。


みな、プライドが高いのでしょうか。結果に怒りを表すのは、勝負師として当たり前のことなんでしょうか。

緒方前監督も、佐々岡前監督も、会見しなかったこと、ありましたね。その点、新井さんが会見拒否するイメージが全然わかない。

8月23日、髙橋遥人にまたしてもしてやられた試合後、「ナイスピッチング。前回よりさらにコントロールが良かった。これは厳しいなと。相手を褒めるしかない」だもの。(「サンスポ」)

もう笑ってしまった。爽やか〜。明る〜。負けてもスカッ。そして、相手選手へのリスペクトを感じる。岡田監督や阿部監督にはできない芸当。キャラの違いだけで片づける話とも思えない。


野球は、記録を競う個人競技じゃない。相手あっての、いろんな巡り合わせで展開していくもの。自分(たち)がいくら頑張っても、コントロールできないこともある。

そこは新井さん、しなやか(あ、でも頑固な面も)。野球エリートじゃないから?(でも2000本安打!)

野村克也さん、星野仙一さんなど、ときにリーダーとしてアプローチしたビジネス書が出される監督もいる。

新井さんも、チームのムードを明るくしたと評価されているけど、もし優勝したとして、本は出るだろうけれど、ビジネス書は出なさそう、なんとなく(そんな持ち上げられ方しなくてもいいし)。

だからこそ、選手もスカッとコンディション優先で起用してくれたら、さらにスカッとするのにな、カープが次の段階に行けそうなのになと思ってしまうのよ〜。

2024年8月25日

大竹から先制も森5失点、2点差に迫る最後のチャンスでなぜ代打田中?


8月25(日)、阪神戦(マツダスタジアム)、対7。

8連敗中だった大竹耕太郎にやっと黒星つけた8月10日。一度の勝利では「まぐれ」と呼ばれる。今日、また大竹の壁を越えられず。

出だしは悪くなかった。1回、野間峻祥と小園海斗が連打。坂倉将吾フォアで、2アウト満塁。菊池涼介が先制の2点タイムリー!


8月9日の阪神戦で、今季初勝利を飾った森翔平。それこそ、出だしは悪くなかった。

ところが3回、2アウトから、近本光司と中野拓夢の連打。森下翔太の逆転3ランが出たー。絵に描いたように、チャンスでスカッと。もう見ていて気持ちがいい。

石原貴規、後逸のあと、大山悠輔のタイムリーで、4点目

4回、先頭打者の坂本誠志郎に与えたフォアが、近本光司のタイムリーにつながって、5点目

森、4回5失点(自責4)で降板。今季2度目の登板。今日こういう結果だと、1度目の登板がそれこそ「まぐれ」になってしまう。今日、アピールのチャンスだったのに。


5回、松本竜也が、6回を黒原拓未が三者凡退。黒原を3点ビハインドで投げさせるのはもったいない(森よ〜)。

しかし、イニングまたいだ黒原(森よ〜)、ヒットとフォアで満塁こしらえて、大山悠輔のタイムリーで2点追加される。黒原は塹江敦哉に途中交代。

1回に先制したものの、その後はいつもの大竹ペースにはまるカープ打線。見飽きた、もう見飽きた。


大竹は、6回2失点でマウンドを降りる。5点リードだし、余裕か。でもカープにとっては潮目が変わる(かもしれない)とき。

7回、石井大智から、矢野雅哉がエラー出塁。石原貴規ヒット、代打・堂林翔太タイムリーで、3点目! おぉ。

ここで桐敷拓馬に交代。秋山翔吾のピッチャーゴロで、1アウト2塁3塁。野間峻祥のファーストゴロで4点目小園海斗タイムリーで5点目、2点差に迫る


逆転の可能性が見えてきた! ここで8回はコルニエルではなく、森浦大輔。9回にはハーン。逆転のカープの下地を作っていきますよ。

8回ウラ、ゲラから坂倉将吾ヒット、矢野雅哉ヒットで、2アウト1塁2塁。ここで、代打・田中広輔。ハ?

今日、最後かもしれないチャンスに、6月22日以来、ヒットがない田中? ランナーなしの場面ならまだしも、 ベンチは田中のどこに期待して送り出したのだろう。

いつかのようにホームラン打ってスタンドを沸かせてくれたらと100歩譲ってはみたものの、もしカープベンチがそれを期待しているとしたら、それ、現状ではなく過去の遺産。

田中は3月31日のDeNA戦で勝ち越しソロ、6月2日のソフトバンク戦では同点3ランと、記憶に残る打席もあった。でも、それ2ヵ月以上前。

松山竜平がそうだったように、限度を越えたところまでチャンスを与え、それでも結果が出なかったら、やっと登録抹消。そんな踏ん切りつけるためみたいなこと、こんな勝負の場面でやらないでほしい。


田中はセカンドゴロで3アウト。

誰が出ても、打てたかどうかはわからない。ただ、こんなこと続けていたら、チームのモチベーションが下がる(ファンも)。田中というより、カープベンチがまた足を引っ張る。

もし、これを機に田中が登録抹消されたとして、昇格するのが松山だとしたら、もうブラックユーモアだ(全然、笑えへん。あ、松山が素晴らしく復調しているというなら、いいんですよ)。

こんなことばっかり繰り返してたら、巨人と阪神にあっという間に追い越されますよー。ボッ!(噴火)
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2024年8月24日

大瀬良2ヵ月ぶりの5勝目、長いお待たせ、末包決勝タイムリー!


8月24(土)、阪神戦(マツダスタジアム)、対1。

大瀬良大地、6月22日以来の5勝目! 大お待たせしてごめんね。

6月22日と言えば、末包昇大が6号先制2ランを打った日。そのウラ、守備でスライディングキャッチして、左太もも裏を傷め登録抹消。カープが低迷期に入った。

今日は、末包が先制にして決勝打の2点タイムリー! ケガなく、お立ち台に大瀬良と上れて、よかった、よかった。


昨日、髙橋遥人で負け。明日は大竹耕太郎、苦戦が予想される。

今日は、5月3日以来の1軍登板の門別啓人(20歳、まぶし〜)。ここで勝っておきたい試合。

2試合スタメンを外れていた秋山翔吾が定位置に帰ってきた。1番秋山、センター秋山の安心感。その存在の大きさをじわっと知らされる(末包の不在時と1軍復帰時にも強く感じた)。

1回、その秋山がヒットで出塁(後は続かず)。

2回、坂倉将吾と菊池涼介が連打(後が続かず)。

3回、秋山またヒット、中村奨成フォア、小園海斗のファーストライナーは大山悠輔が好キャッチ。なかなかランナーを進められない。

というところで、出ました、末包の2点タイムリー! 長打だホイ!(坂倉は見逃し、ここ止まり)。


6回、大瀬良が2者連続フォア。あきらかにおかしくなってる。あと1アウトというところで、森浦大輔に交代。

森下翔太にタイムリーを打たれたが、最小失点に抑える(だって大瀬良が連続フォア〜)。森下、よく打つ、今日猛打賞。いま阪神で一番こわい打者。

1点リードはヒヤヒヤもの。追加点おかわり希望。

6回ウラ、小園ヒット(お!)、末包併殺(ガクッ)。しかし、坂倉、菊池が連打で、2アウト2塁3塁。しかし、矢野はピッチャーゴロで3アウト。


矢野は守備でスタメン勝ち取って、打席での活躍も徐々に増えてきた。打点も26上げている(これは菊池と同じ)。

前半は、チャンスの場面で矢野に代打を出さなかったとき、なんで?!と吠えたものだったが、今は、何かを起こしてくれるかもしれないと思えるようになった。そういう粘りとガッツはカープの中にあって、貴重。

8月22日の巨人戦でも、10回延長、劇的な決勝打。

翌日、2点ビハインドの9回ウラ、2アウト2塁3塁で矢野。その日の打席内容を見ると、代打を出してみては? と思ったが、昨日のこともある。ベンチは動かなかった。

2016年のオリックス戦、2試合連続サヨナラ本塁打を打った鈴木誠也は、誠也だったから成せたこと。矢野の打席はもう少し冷静な目で見てもいいと思う。


7回、1アウトランナーなしで、代打・田中広輔。チャンスの場面ではないので、田中という選択肢もわからないでもない。

だが、それこそ6月22日以来、ヒットがない田中(打席数が少ないのだけど)。

2軍選手との入れ替えを考えてもいい状況では? ずっとお守りのように大事にベンチに置かれて。田中にとっても、ほかの選手にとっても、もったいないのになぁ。


7回ウラの島内颯太郎。大山ヒット、前川右京デッドボールで騒然とし、雲行きがあやしくなったノーアウト1塁2塁で、木浪聖也のバント失敗に助けられた。

8回、ランナー出してもハーンが抑え、9回、栗林良吏が三者凡退で、34セーブ目!

でも、10球粘った大山、簡単に終わらないところが胸に響くものがあった。

大瀬良に勝ちがついて、カープが連敗しないで、大安堵。

明日は、大竹になめられないようにしたい。もうそれだけ。
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2024年8月23日

高橋遥人に2連敗、苦手投手多すぎ問題


8月23日(金)、阪神戦(マツダスタジアム)、対3。

髙橋遥人は、トミージョン手術を経て約3年ぶりの1軍登板から、中11日。きっかりカープ戦にぶつけてきた。

絵に描いたように、カープきっちり高橋から2連敗。

高橋、大竹耕太郎、才木浩人、西勇輝(村上頌樹は外した)・・・苦手投手がこんなにいては、今からCSが悩ましい。


上本崇司、田中広輔、堂林翔太ら、ヒリヒリ感のないベテラン勢とイキのいい若手を入れ替えたら、さらに飛躍できる気がする(でもしなさそう)。

昨日そう書いたが、2軍との入れ替えはなし。そうですか、やっぱりそうきましたか(ため息)。

秋山翔吾が2試合続けてスタメン外れ、野間峻祥が1番。堂林翔太が2番。昨日の流れを消してしまいそうな、この不穏な気持ちは何?

5回まで、ヒットは1本、小園海斗だけ。


玉村昇悟は6回3失点。クォリティスタートだったが、いかんせん援護が。しかも、7本打たれたヒットのうち、3塁打が3本、2塁打が1本。

1回、森下将太と佐藤輝明、3番4番の連続3塁打で1点先制される

4回、小野寺暖3塁打からの木浪聖也タイムリーゴロで、2点目

5回、佐藤の2塁打がタイムリーとなって、3点目

長打が得点にしっかり結びついている。阪神の長打おかわり、羨ましい。


6回、玉村の代打・中村奨成がセンター前ヒット! よっしゃ。と思ったら、野間、併殺(無常観)。

完封負けだけはやめてーの7回、小園がピッチャー強襲の内野安打。今日、2打席連続空振り三振の末包昇大がレフト前ヒット! 坂倉将吾の打球をファースト大山悠輔が弾いて、ノーアウト満塁。

ようやっと高橋をマウンドから引き摺り下ろす。代わって、石井大智。

ここで、菊池涼介。あの時々パッカーンと出るホームランが出れば・・・と、カープファンが誰しも描くシチュエーション。パッカーンとフェンス前の犠牲フライで、1対3

完封逃れたことにまず安堵(そこ?)。しかし、矢野雅哉と石原貴規は、悲しみの連続空振り三振。


それでも、7回8回はコルニエルが、9回は松本竜也が無失点で、反撃の旗をおろさずにいてくれたことは今日のよかったこと日記。松竜が帰ってきてくれて、私は嬉しい。

9回、岩崎優から坂倉がセンター前ヒット。菊池がレフト方向に2塁打で、2アウト2塁3塁。ほんとうに最後のチャンス。

ここで矢野。ほかに誰が・・・と決め手もなかったけれど、なんとなく代打でもいい気がした。昨日、決勝打の矢野をベンチが変えるわけはなく、レフトフライで3アウト。


ともに防御率がいいカープと阪神。そうなると、長打が少ないカープは不利。意外と得点が多くない巨人。阪神の方がこわくなってきた。

小園・末包・坂倉の並びを動かさないことはもちろんだが、そこ以外の打順を見誤らないようにすることがすごく大事になってくる。

のに、カープベンチはこんな感じで・・・気を揉みます。

2024年8月22日

戸郷の完封阻止、9回小園の延命同点打! 10回矢野の決勝打!


8月22日(木)、巨人戦(東京ドーム)、10回延長、1対

ヒリヒリした! ビジターで逆転して勝ち越し!

8月8日、完封された戸郷翔征に、8回まで3安打(うち2本は内野安打)。また完封か? 完封負けは今季何度目? もう数えるの飽きた! と思った9回。

1点リードで戸郷続投。巨人ベンチはそら戸郷に完封させたいと思ったでしょう。カープ全然ダメだったし、行けるとなめてたでしょう。昨日の大勢の出来を見たら、大勢で確実に行くという手もあっただろうに。ツーン。

先頭打者の野間峻祥ヒット。よーし(代走・羽月隆太郎)。矢野雅哉がバントで送って、小園海斗のタイムリーで同点! 延命しました!


10回、菊池涼介フォア、よし。昨日、送球が当たり大事をとってスタメン外れた秋山翔吾が代打。秋山2塁打で、1アウト2塁3塁。よーし。

ここで、途中出場の大盛穂。首を垂れそうになったところに、代打・上本崇司。うーん。浅いセンターフライでランナー動けず。上本に代えた意図がわからない起用だった。

ここで矢野。以前の矢野なら、チャンスの場面でなぜ代打出さない?と思ったものだが、何か起こしてくれるかもしれないと思えるようになった(上本より)。

バット短く持って構える矢野に意図と意志を感じる。高めの球をレフト前に運んで決勝タイムリー! 


10回ウラ、13日ぶりの栗林良吏、やっと会えたね(待たせたね)。

大城卓三の打球をライト末包昇大がランニングのジャンピングキャッチ。坂本勇人のショートライナーを矢野ががっちりキャッチ。最後、門脇誠を空振り三振、33セーブ目!

昨日、小園・末包、坂倉将吾の並びを入れ替えヘンテコにしたカープベンチ。今日は戻してきた。これでいいんだ、これで。


8月6日、巨人を完封したアドゥワ誠は、6回途中1失点

坂本、門脇の連打の後、浅野翔吾に先制タイムリーを打たれたが、それまで巨人は、1回から4回まで毎回得点圏。ボール先行のアドゥワ、どうなることかと思ったけれど、点は取られない。

1回、小園の好プレーで丸佳浩を挟み、2回には満塁で戸郷を併殺。4回は丸をチェンジアップで空振り三振。毎回ピンチを招いているのに、切り抜け方がカッコよかったんです。

初完封した日のヒーローインタビューで、「打たれても別に死ぬわけじゃないんで」と言っていたアドゥワ。失点は悔しかったと思うけど、打たれまいとガチガチにならず、切り抜けていくところがなんともよかった。


1点ビハインドを、塹江敦哉、森浦大輔、黒原拓未が無失点で島内颯太郎と栗林につないだ。リードでも、逆転を狙うビハインドでも、任せられるリリーフが豊かなのは、いまカープの強み。

だからこそ、援護できない打線が弱み。

8回、2アウト1塁2塁で、堂林翔太にそれこそ代打・秋山を出してほしかったくらいだ(堂林はサードゴロ)。秋山は10回に見せ場を作ってくれたから、結果的にはそれでよかったのだけど。

ヒリヒリした試合に、田中、上本、堂林に打席を与えるそこだけはぬるいものを感じた。新井さん、あとはそこのお手入れ、よろしく頼みます(しなさそう。したら、さらに飛躍できる気がするカープ)。


三苫の1ミリならぬ小園のフォアからの末包3点タイムリーが優勝の分岐点になると思った1戦目。

2戦目、岡本和真の3ランが、巨人ファンにとってはそう思わせるものになった。

そして3戦目、小園が野間が秋山が矢野が〜。もう拍手が止まりません。

矢野、ヒーローインタビューまでも落ち着いた受け答えに。いやいやいや、成長がすごいです。

2024年8月21日

「小園・末包・坂倉」を動かすな! 2つの敗因


8月21日(水)、巨人戦(東京ドーム)、4対

今日の床田寛樹、よかった。グリフォンも、よかった。床田、グリフィンともに7回1失点、互角の投げ合い。

グリフィンには「今日は負けたくない(=勝つ)」とメラメラしたものが滲み出ていた。

床田はそういうギラギラ感を出さずとも、いつもの飄々としたキレとテンポのいい投球。これぞ床田という投球。

それだけに、床田を勝たせてほしかった。カープベンチがまた足を引っ張った。


1つは、スタメン。おいしい夕ご飯を前にして、一瞬、食欲が落ちた。

「三苫の1ミリ」と並び称したい、昨日、試合を決めた「小園のフォア」。気持ちよく勝った試合のオーダーになぜ手を入れる?

ここのとこ、「小園海斗・末包昇大・坂倉将吾」でいい流れをつくっていたのに、3番堂林翔太、4番末包、5番小園、6番菊池涼介、7番坂倉。


床田とグリフィンが先発だった8月7日の巨人戦。延長12回3対3で決着のつかなかった、あの試合。グリフィンは三振の山、つけいるスキがなかった。

そんな中、堂林と菊池は3安打と当たっていた。明らかにその数字をもとに組んだオーダー。

小窪コーチが組んだと聞いたが、その流れの読めなさに、もう始まる前から負けフラグがたっている気分に。打撃コーチを尊重して新井さんも受け入れたとして、それ、ハズしていると思う。

たしかに今日、堂林は1本打った。8月7日も3本打ったが、つながらなければ意味がない。


その堂林が2塁打を打った4回。末包も内野安打で、ノーアウト1塁2塁。ここでまた小園にバントのサイン。昨日と同様、カープベンチに怒号が飛びました(私です)。

小園、前の打席でヒット。なぜ攻めていかない、なぜちまちまする。

小園、バントは決めたけれど、菊池はショートゴロで、堂林ホーム封殺。坂倉はレフトフライ。もう並びがチグハグで。


それでも7回、坂倉がグリフィンから先制の9号ソロ! 坂倉は素晴らしかったけれど、岡本和真のいる巨人には、大股でもっと先を行く必要がある。

緊迫した我慢相撲の中、小さな光明が射して、気持ちが少しほころんだわけではないかもしれないが、7回ウラ、床田が先頭打者の坂本勇人に今日初めてのフォア。球も抜け気味に。

2アウト2塁で、浅野翔吾の同点タイムリー

フォアは確かに痛かった。でも、あんないい投球をしていた床田に援護できなかった打線にこそ悔いが残る。


8回、秋山翔吾がフォア(代走・羽月隆太郎)。延長もあり得るのに秋山を下げることに一抹の不安。秋山、走塁もいいですし。

絵に描いたように野間峻祥が空振り三振、羽月の盗塁が空振りに。野間、当ててくれ。これで床田の勝ちはなくなりました。

8回ウラ、安定のハーンでしたが、岡本の20号3ランで初黒星。だから1点では勝った気がしなかったの。

ハーンは今まで頑張ってくれていた。今日は噛み合わなかった。

堂林を入れるなら、昨日のスタメンをベースに、下位に入れればよかったのでは?

たらればはなしよ、ですが、昨日の流れを引き継いだオーダーで見てみたかった、今日の試合。それでもし負けたとしても。
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2024年8月20日

ノーアウト満塁無得点で終わるのと、小園フォア見極めからの末包3点タイムリーとでは大違い!


8月20日(火)、巨人戦(東京ドーム)、3対

首位攻防戦、白星スタート。

森下暢仁と山﨑伊織、防御率1点台同士の投手戦・・・にはならなかった。ともに球数多め、森下5回3失点、山﨑4回7失点。ともに浮かない顔で終わる。

山﨑は8月6日の対戦でも6回5失点(東京ドームで)。カープへの苦手意識を埋め込めた?

4番・末包昇大が絵に描いたような巨人キラーの活躍ぶりをここまで見せてくれるとは! 3安打5打点。さよう、デビッドソンはいなくなっても、カープには末包がいます!


1回、秋山翔吾ヒット、野間峻祥フォア。ノーアウト1塁2塁で、小園海斗がバントの構え。

カープベンチに向かって怒号が飛びました(私です)。お金払って見に来ている(視聴している)お客さんの前で、なんでそんなチマチマつまらないことをしてくれるのか、と。

小園バント失敗に終わってランナー進められず(打たせろー)、もやもやしたところに、末包が先制の2点タイムリー! 嫌な空気を帳消しにしてくれた。

巨人は巨人で、森下キラー・岡本和真が19号ソロ、1点差に。


4回、矢野雅哉と會澤翼が連打。森下はバントを2回失敗、3回目にバスター。これがバウンド高い内野安打になって、ノーアウト満塁

この絶好のチャンスで、秋山と野間が連続空振り三振するんです。もう、これで点が取れなかったら、今日は負け。それくらい悲痛な気持ちに。

小園が落ちる球を続けて振って、あーもう駄目だぁ。となりかけたところ、7球目を見極めて、フォア。なんと押し出し!

この小園のフォアが大きかった。追加点をとっただけではない。末包に打席を回した。その末包が走者一掃の3点タイムリー!

2回と3回、得点圏で続けて三振とガックリさせられた坂倉将吾にもタイムリー! つごう5点目。


4回ウラ、最高の見せ場の後、無失点で抑えてほしいところを森下が、浅野翔吾の3塁打と丸佳浩の内野安打で2失点。こういうのがあると、リードしてても勝てる感じがしない。

森下、雨でヤクルト戦での登板が流れ、中9日空いてリズムがつかめなかったのか。

5回、1塁2塁にランナーを出したものの、抑えて勝ち投手の権利は得た。もしハッチだったら、4回で交代させられたかもしれないところ、踏みとどまった。


6回は森浦大輔、7回はハーンが、走者を出しても無失点。いま、この二人の安心感が大きい。

8回、秋山と野間が連打。小園のタイムリーで8点目。これでひと山越えた気分。スタメン全員安打。

8回ウラ、5点リードでも島内颯太郎。9回はさすがに栗林良吏ではなく、黒原拓未。ともに無失点。カード頭、いただきました!

栗林が11試合登板なし。これはこれで、今日の森下ではないが、ちょっと不安材料。


ヒーローインタビューはもちろん末包。

「先発全員安打、よく打ちますね」の問いかけに、「よく・・・打ちますね。ハッハッハッハッハー」と明るい。

新井さんは新井さんで、試合後、末包5打点の活躍について、「ハッハッハ。頼りになりますねぇ」と、明るい。なんか呼応しあってる。

末包は25打席連続ノーヒットのとき、新井さんにつきっきりの指導を受けて、その後、快音響かせ中。ホームランバッターにはホームランバッターを、です。
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2024年8月19日

変わらない炎天下の甲子園、カープとロッテの真夏の変革


8月19日、九里亜蓮が登録抹消。大瀬良大地をリフレッシュさせてあげたらと思っていたら、九里が先に(それとも阪神と相性よくないのを考慮して?)。

床田寛樹、森下暢仁、大瀬良、九里を中心に、アドゥワ誠、玉村昇悟、野村祐輔、森翔平を随時入れ替えていたカープ。

疲れもたまる夏場、むしろ、アドゥワ、玉村らを据えて、大瀬良、九里らを休ませたらと思っていたところでした。


連日、体に障る暑さ。自ずと外出減ってます。こんななのに、甲子園は相変わらず真夏の炎天下で続行中

甲子園を特別な場所と思わされているところが根深い。ほかの場所(たとえばドーム球場)でやってはと思うが、当の高校生の人たちはどう思っているんだろう。スタンドで応援する方たちも大変。

オリンピックはそのたび開催地が変わるし。アスリートのオリンピックという大会そのものへの思い入れは相当強いものがあるようだけど。

開催地が甲子園でなくなっても、慣れたら、案外これもアリだと大丈夫な気がするのは、私が野球をやっていないから? 執着がないとラクになりますよって思うのは、私がアスリートじゃないから?


「しゃく熱の甲子園 日中の試合で足つる選手が続出」という記事を読むと、この状況を変えようとしないのは、やっぱり異常に感じる。(「デイリースポーツ」)

もっと悲惨なことが起きない限り、変えそうにないのがこわい。

高校野球どころか、プロのナイターゲームでも、この暑さで熱中症になる人が続出とか。(「AERA dot.」)


一度決まったことはなかなか変えないことが多いジャパーン。だが、ロッテは今年からこんな試みをしているそうです。

春季キャンプに入る前、栄養士、カウンセリングのドクターなど、野球の専門家ではないスタッフも一緒にミーティングを行って、いろんな問題について話し合ったそうだ。

そこで、「2軍も、1軍が遠征でいないときはナイターにすれば?」という意見が出たそう。


野球のスタッフは、「2軍は夏の暑いときでも昼間に練習や試合をするもの」という固定観念があったので、野球以外のスタッフから出たその発想には目からウロコだったそうです。

2軍の選手は、とくに1軍の選手に疲労が募る夏場には貴重な戦力。それなのに、夏のデーゲームで消耗していては、全体の戦力が落ちる。そこで、球場が空いているときはナイターを開催することに変えたそう。(PRESIDENT Online」)

気がついたところから変えていく。とってもいいな~と思った。


そうしたら、カープにも小さな変革が!

9連戦中の8月12日、選手の負担を減らすため、テスト的に、試合前の練習開始を遅らせ、室内での打撃練習中心のメニューに短縮化したそうだ。(「東スポweb」)

さすがにこの酷暑、当たり前といえばそうなのだけど、カープの現場にも少しは柔軟なところがあると知って、ホッとしました。

ならば、7月9月の土日にマツダスタジアムでデーゲームを開催することも、来季から考え直してほしい。気象状況が一昔前とは変わってきているのでアップデートしてほしい。

練習時間の短縮などは現場で変えることができても、試合の開催時間は球団が柔軟にならないと変わらない。

この時期、ベランダに数分出ただけでも、身の危険を感じることがありますもの。選手はもちろん、お客さまにそんな思いをさせて平気なサービス業なんて、あり得ませんって。

(関係ないけど、マツダスタジアムのビジター用のロッカールームにも浴槽つけてあげて)

2024年8月18日

坂倉3ランからの毎回安打ショー! 投手変われば大量得点


8月18日(日)、ヤクルト戦(神宮球場)、2対

昨日、高橋奎二にほぼ封じられたカープ打線も、今日は石川雅規を4回途中でノックアウト。投手変われば、大量得点。

1回、小園海斗デッドボール、末包昇大2塁打からの、坂倉将吾が先制8号3ラン!

坂倉、今夏のオールスターで満塁弾を打ってから、ロック解除されたように打つ打つ。さよう、あのとき満塁弾を放ったのも神宮球場でした。ふっふっふっ。

オールスターに坂倉を選んでくれた岡田監督、ありがとう! バッティングについて坂倉にヒントを授けてくれた丸打撃コーチ、ありがとう!(「FNNプライムオンライン」)


でも、油断なりませぬ。援護の後に、九里亜蓮のボーン(と打たれるやつ)が出るやもしれませぬ。

いえ、今日の九里亜蓮は6回1失点で6勝目

昨日、援護なく自滅に近い形で6失点した大瀬良大地とのコントラストがくっきり。援護のなさって、罪。大瀬良、申し訳ない。


2回、村上宗隆に22号ソロを打たれたが、3回、すかさず小園海斗が2号ソロ!

4回、石原貴規のタイムリーで、石川先輩は途中降板、つごう6失点。石川が調子よくなかった故の大量得点ではあった。

球界最年長44歳、現役リミットが近づいたなかでの、現在186勝。なんとなく、200勝達成の個人目標が優先されているように思えて、いま素直に応援できない。

石川先輩が降りた後も、4回、秋山翔吾の犠牲フライ。5回、菊池涼介のタイムリー。6回、秋山のタイムリーと、追加点。


九里の後は、登板間隔の空いた島内颯太郎、ハーンらが、調整かねて7回9回を担う(8回の黒原拓未は1失点)。

毎回安打。4番末包、5番坂倉、8番石原、猛打賞。中村奨成以外のスタメン野手みな安打(でも奨成、今日もいい守備ありました。矢野雅哉は言わずもがな)。

高橋奎二のときもこうあってほしいが・・・今日は、チーム打率と個人記録を伸ばせた日ということにしておこう。


こうなると心配になるのが、「大量得点の翌日は大敗」というカープあるある。

明日は試合がない。8月20日の巨人戦、森下暢仁の登板日は今日から1日あくから、だ、大丈夫かな?

もうひとつ心配なのが、栗林良吏。8月9日以来、登板がない。今日、中日のマルティネスが栗林を抜いて33セーブ目(くぅ)。間隔空きすぎ。肩は休まったと思うけれど。


ゲーム差なしと迫られていた巨人は、DeNAと同点で延長戦に突入。今日ほどDeNAを応援したことがあっただろうか。それくらい、巨人が来ている。

11回ウラ、オースティンのサヨナラ弾で決着がついた! カープも勝ったし、二重の喜び。オースティンさま〜。

なんて他力にならず、自力でがんばろ。来週の巨人阪神との上位対決。またヒリヒリしそうです(ヒリヒリできる喜び〜)。
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