2024年1月31日

レイノルズとシャイナー、ハッチとハーンがやってきた


新外国人野手のレイノルズとシャイナー、投手のハッチとハーンの入団会見が1月30日と31日に行われた。

新外国人選手(と新人選手)はシーズンが始まってから顔と名前が浸透していくスロースターターでしたが、今年は入団会見を見て、予習。

野手のレイとシャイ。マクブルームとデビッドソンの抜けた穴をしっかり埋めてくれそうな見た目の雰囲気(そこかーい)。プレーでもぜひ、埋めるどころか盛り立ててほしいです。


会見中、緊張していたのか、メジャーというキャリアのプライドからなのかどうか、心持ち表情が硬く感じたレイ。一方、マイナーでプレーしていたシャイは終始滑らかな受け答えで、フレンドリーな感じ。

でも、ユニフォームを着て、カメラ撮影が始まると、二人ともフォトジェニックなスマイル連発。そこはプロ。

レイとシャイの会見の方が野球寄りに感じた。ハッチとハーンはよくある好きな食べ物話に比重が? インタビュアーの力量の違いかしらね。

始まってみないとわからないけれど(とりわけ外国人選手は)、4人それぞれ、いいプレーを存分に見せてもらえたらという期待が高まりました。


少し前に見た「42 ~世界を変えた男」。アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンを描いた映画(2013年制作)。

ロビンソンの背番号42番は、メジャーの全球団通しての永久欠番になっている。

ハッチの背番号は42。アンダーソンのつけていた番号ですが、42と言えば、ジョンソン(ジョンソ~ン)。

日本では、語呂から縁起が悪いと敬遠されがちな「42」。そんなこだわりのない外国人選手が引き受けてくれているのかと思っていたのだけど、映画を見て、外国人選手にとって、スペシャルな番号でもあったのだなと感じ入るものがありました。


そこで気になって、日本のプロ野球12球団では42番をつけているのは誰なのか、手元にある『2023プロ野球カラー選手名鑑』(ベースボール・マガジン社)を見てみたんです。

全部外国人選手かと思いきや・・・たしかに外国人選手が多かったが、全部ではなかった!(2023年シーズン前時点)

大関友久(ソフトバンク)、澤井廉(ヤクルト)、ブライト健太(中日)の3人は42番をつけていた。

ちょっとしたことだけど、日本では定着しているこだわり、そんなの関係ね~と、42番をつけている選手たちの高感度が勝手にアップしました。

さあ、明日からキャンプです~。
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2024年1月29日

佐々木朗希、黒田の本を読んでおこうか?


1月28日、大相撲初場所。2敗で並んだ横綱・照ノ富士と関脇・琴ノ若との優勝決定戦。ふだんは見ない中継ですが、思わずこれはリアルタイムで見た。見応えあった。

照ノ富士が4場所ぶり9度目の優勝。場内にいずとも、その瞬間、スタンディングオベーション。

横綱が休場していた場所は、横綱不在なら不在なりに、若手が頑張っていて面白いなぁと思っていたけれど、やっぱり強い人がいる場所は引き締まる、いいものだと思った。

今季のプロ野球、圧倒的に強かった山本由伸がいなくなって、パ・リーグも交流戦も寂しくなります。

山本がいなくなってラッキー、なんて思っている選手(監督・コーチ)がもしいたとしたら、そんな奴ぁ野球やめちまえー、と思う。いないよね、そんな弱腰な人。


ケガで稽古が十分できなかったという照ノ富士。スタミナも心配されていたけれど、場所を追うごとに戦いながら調整していったような見事さもあった。ふと黒田博樹のことを思い出す。

黒田がメジャーに移籍したのは33歳のときと遅め。時差もあって、移動距離も日本の比でない遠征。そんなタフな環境で7年間、中4日がデフォルトの先発ローテーションを守った。

日本でのやり方を通したら体力が持たなくなるからと、試合前のブルペンでの球数を減らし、初回のイニングで投げながら投球を確認し、組み立てていった黒田。


1月26日、12球団最後の契約更改を終えた朗希。ロッテでプレー続行となったけれど、そら、メジャー行きたいよね。

とりわけ、昨年3月、WBCの舞台に立って、メジャーの球場であの体験をしたら、一刻も早くメジャーで投げたいと思うよね。準決勝では打たれてたけども。打たれて泣いてたけども。

その点、山本も打たれたが、「すいません、打たれちゃって」と淡々としていて、ピッチャー(エース)らしいなと思った。


WBCの代表メンバーだった山本も、今永昇太も、今季からメジャーへ。

朗希もメジャーで投げたいだろうけれど、この4年、1回も規定投球回数に達してない。大事に大事に育てられ、中4日でローテ守れるの?と思うのは普通の反応(あ、先発とは限らないか)。

野茂英雄さんがメジャーに渡ったとき、我儘扱いした人もいたみたいだけど、1年目で最多奪三振、チームの地区優勝に貢献、新人王と大活躍。朗希だって、行ってみないとわからないけども(それは山本や今永だって)。

大谷翔平や小川泰弘らは黒田の本(『決めて断つ』『クオリティピッチング』)を読み、尊敬してくれていた。

彼らより下の世代になると、黒田のこと、よく知らない選手もいるのかな。それでも朗希は黒田の本、読んでおくといいと思う(野球選手全員、読んだ方がいいと思う)。


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2024年1月27日

田村が日本代表に? 新井さん、井端監督を見習おう


3月6日と7日、京セラドームで行われる欧州代表の強化試合。田村俊介が日本代表メンバーの最終候補に。(「日刊スポーツ」)

まだ決定事項ではないけれど、井端監督、お目が高い。

昨年11月、若手中心のアジアプロ野球チャンピオンシップでも、小園海斗と坂倉将吾を選んだ井端監督。この二人はチームの主軸として活躍。今年の飛躍が楽しみだ。


昨年、
田村は1軍での出場はわずか10試合。これからというシーズン終盤、不運なデッドボールで左の小指を骨折。

あのまま田村がCSに出ていたら、もうちょっと阪神に一矢報いることができなかっただろうかと思ってしまったほど(あと、新井さんが突然変則的な選手起用しなければ、と)。

そんな田村でしたが、11月12日、アジアプロ野球チャンピオンシップ前に行われた日本代表とカープの練習試合で、2安打。

ちゃんと見ていてくれる人は、いる。新井さんも見習うように!


出来すぎなドラマのように
WBCで優勝した日本代表。栗山監督勇退の後、この重責を担う人はなかなか決まらなかった。あれだけのもの見せらたら、次を引き継ぐプレッシャー、大きいです。

そんな中、WBCでコーチも務めていた井端さんが代表監督をよくぞ引き受けてくださった

と言っても、井端監督との契約は今年11月のプレミア12まで。その後のことは未定。つなぎ的な役割なのか、そこのとこ、どうなの?

1年通してシーズンを戦う球団の監督とはまた違って、今はいろいろ思いきってお試しができる期間だとしても、田村に注目してくれているというのは嬉しい。新井さんも見習うように!(2回言った)


新井さん、今年のキャンプは1軍と2軍を頻繁に入れ替えるとの構想。おなかの底から望むところよ。(「デイリースポーツ」)

昨年はベテラン勢をたてた形になった。もう十分にたてたから、もういいでしょう。

今年は思いきって、今度こそフラットな選手起用をしてほしい。実績重視でないやつを(過去のものなのにね)。


本当のところ、1年目の新井さんが最初に考えていたプランはどんなものだったのだろう。フラットな選手起用をするつもりではいたが、ベテラン頼みになったのか。情みたいなものが発動したのか。

それとも、もともと実績重視で行くつもりだったのか。ソフトバンクの人的補償の経緯のように、それは今は明らかにされることはないだろうけど、気になってます、ずっと。

フラットにと思いつつ、始まってみると、こだわりというのは出てくるかもしれない。まだその言葉、鵜呑みにはしませんよ。

選手の飛躍もだけど、新井さんの監督としての一皮向けたところも見たいわー(どうなる、どうなる)。
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2024年1月25日

赤松さん、ラジオで語る。YouTubeでも見られるよ


1月14日と21日、赤松真人さんが「Changeの瞬間(とき)~がんサバイバーストーリー」というラジオ番組に出演していました。これもオフならでは。

がんを経験した人をゲストに招いて話を聞くこの番組。ちょうど前後の番組を聴いていて知ったのだけど、最初は直視(耳ですけど)するのがこわい時期もあった。

でも、ひと昔、ふた昔前のことを思うと、がんとつきあいながら仕事をしている方の話も多く聞くようになりました。時代の推移を感じます。ハードな病気であることに変わりはないけれど。


自分自身も病気を経験して、共感することも多いし、いろんな方の病気が発覚した経緯、どんな検査・治療をしたかを知るのは、自分や家族にとって参考になることもあります。今では毎週楽しみに聞いてます。

そんな番組に「来週のゲストは広島東洋カープの」と聞こえたときの盛り上がりといったら。

リアルタイムで聴きました。第一声の声がなんとも素敵。パーソナリティの八木早希さんの口からも思わず、「いいお声ですね」という言葉が。


「プロ野球の妻たち」(2017年)で、病気の発覚から治療中の話や映像を見聞きしていたので、それをおさらいするような感じでした。収録時間が15分(計30分)。もっとじっくり聞きたかったな。

 番組のサイトにYouTubeもアップされているので、赤松さんの声のみならず、お姿も見られます(なぜか赤松さんには、「姿」の前に「お」をつけたくなる)。よろしければぜひ。

白のパーカーの赤松さん。八木さんの衣装も白。シンプルなスタジオに、赤松さんの佇まいが相まって、静謐な画面。ノーブルや~。


2019年、東京で赤松さんのトークショーがあって、見に出かけたこともよい思い出。スレンダーなお姿はこちら

今季は1軍コーチ2年目。お身体の心配はまだきっと続いていると思うのだけど、グラウンド上でのお姿が見られる喜び。ノーブルや~(何度でも言う)。

末包昇大とのハイホーダンスももっと見たい。末包、頼みましたよ。

今年も赤松さんの、いえ選手たちやスタッフ陣が健やかに1年を過ごせることを願って、それいけカープ。
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2024年1月23日

いいぞ、森下、もっと言っていこ!


あと1週間あまりで春季キャンプ。長いと思われたオフも、毎年、あれこれ話題があって、あっという間に過ぎる。

てことは、オフ期間の野球選手のメディア出演もそろそろ打ち止めかな?(地元広島のことはわかりませんが)

週末にはオフ恒例の、「ジョブチューン★プロ野球ぶっちゃけ祭り!」(1月20日、TBS)と、「ジャンクSPORTS プロ野球スター大集結!」(1月21日、フジテレビ)。


「ジョブチューン」は、年々野球よりの話題が少なくなっていくような。せっかくプロ野球選手がこんだけ集まってきてくれているのに、もっと野球の話が聞きたいよ。いや、もともとこんな感じでしたっけ(腕時計や愛車自慢はなくなっていた)。

そんな中で、ロッテの和田康士朗が中学では野球部だったのに、進学した先の野球部が弱かったため陸上部に入り(足速いものね)、卒業後、独立リーグのトライアウトを受けたという経歴は面白かった。

そんな選手がプロにいたとは。2017年、ドラフトで育成で1位指名され、プロ入り。なんか応援しようって気になった。


「ジャンクSPORTS」はひな壇芸人なしで、司会は浜ちゃん(浜田雅功)とアナウンサーという本来のスタイル。こういうのがいい。けっこう選手陣の話が聞けて、笑った。

中でも記憶に残ったのが、DeNAの東克樹の話。投球のテンポを大事にしていて、キャッチャーのサインどおりに投げないこともあるという話。

東のテンポ・間合いのよさはそこにもあったのかと、目が見開かれた感じ。


あと、森下暢仁。「マツダスタジアムのビジター用のロッカールームには浴槽がない、シャワーしかない」という話。

黒田博樹が広島市民球場時代、ビジターのロッカールームが狭くて(もしかしてカープ側もだったのか?)、相手チームの選手から、「クロ、何とかしてくれ」と嘆かれたという話は聞いたことあったが、マツダスタジアムになっても、そんなことが。

昨年、やっと、マツダスタジアムでのビジターのヒーローインタビュー場内放送が解禁になったが。つくづく相手チームへのリスペクトがないなことに、ほとほと嫌になります。ツーン。


「そんなこと言うていいのん?」と心配する浜ちゃんに、「言ったら変わるのかなと思って」と、森下。よく言った。どんどん言っていこう(中日の小笠原慎之介の言いっぷりも気に入った!)。

この森下のドライなところ、いいですわ。「カープ愛」とか湿っぽい言葉の出てこないところ。いつでも出ていく所存です的な空気。大瀬良大地のカープにしっとりと添っています感とは対極。

でも、カープにいる以上は優勝を目指しているところがプロ野球選手らしくて、いい。森下はどこにいても優勝だけ考えてると思いますが。

森下はカープの中でもお金を払ってみたい選手の一人なんだけど、(だからこそ?)早く移籍させてあげたいとさえ思う。
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2024年1月21日

新井さん、護摩行ひとり勝ち


1月18日、新井さんは今年も護摩行へ。もう20年目。今朝の「サンデーモーニング」でも取り上げられていました。

毎年、護摩行する野球選手のことは遠目に「やってはるわ・・・」と見ていた。

いいも何も、やるのは本人の自由。でも、たとえば、イチローや大谷翔平は護摩行するだろうか。しないだろう。野球が上手くなるために、ほかのことをやるだろう。


でも今日は、「新井さんなら、いいか」と思った。かつての金本知憲さんとかも。

新井さんは2000本安打の人。実績ありますから。技術のある人がメンタルをさらに磨くために本人が選んでやっていることならば、と。

そうでない人がやるなら、ただのお祈り?


今年は會澤翼や堂林翔太に、末包昇大と中村奨成も加わった。

末包昇大は「(護摩行を)やったからといって野球がうまくなるわけではない」と承知の上で、「僕には時間がない。取り込めるものは全部取り込んで、悔いなく終わりたい」と言っていた。

昨年の末包は(いえ、1年目だって)、もっと打席を与えられたら、さらにいい成績を残せたのではと可能性を感じさせた。結果を出しても起用しないベンチに、むしろ責任あるのではと感じた。

大学~社会人野球を経てプロ入り。年齢的にも切実さが伝わってくるので、末包の護摩行を否定する気にはなれなかった。


「もう逃げたくない」と言っていた奨成は(やっぱり野球から逃げとったんかーい)、トレーニングでの鍛錬や自分で考えて工夫するのをすっとばして、護摩行に走っている感じがしてしまう。

これを経験すれば何かが変わると思っているような。

護摩行の前にすることあるやろ?って。護摩行は、會澤翼も「おすすめはしない」と言っていたほどの、けして楽ではないものなのですが。ひとつの経験にはなるのでしょうけれど。

會澤や堂林には、野球の実績としては、新井さんのようなつきぬけ感はない。


週プレNEWS」(『週刊プレイボーイ』のニュースサイト)で、江夏豊さんと新井さんの対談が!

強面ながら、野球の話をするときの江夏さんにはいつもエレガントさを感じます。

就任1年目を経て、新井さん、得点力の強化や若手の育成が課題ということは認識されているみたいです(されてないと困るという話)。

2024年、お頼み申します。
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2024年1月20日

黒田が野球殿堂入り、人的補償のことまで行きつく


1月19日、黒田博樹(あえて呼び捨てで行かせていただきます)と谷繁元信さんが野球殿堂入り。こうして黒田の姿が見られるのはなんとも嬉しいです。

黒田といい、通算3021試合出場の谷繁さんといい(しかも捕手というポジションで)、素晴らしく丈夫な身体あってのこと。

30代でメジャーに移籍。この年齢でドジャースとヤンキースのローテを守った。すごいです。大卒で200勝投手というのも、稀有なのです。

日本人メジャーリーガーも増えたが、野茂英雄さんとイチロー、大谷翔平は別格として、黒田はもっと評価されていいと思う(私はしています)。


殿堂入りと言いますが、建物が実際にあるの? と素朴な疑問。あるんですね、東京ドーム内の野球殿堂博物館の中に(名誉的なものなのかと思っていました)。

野球殿堂には、ざっくりと3部門。

・プレイヤー表彰(引退して5年以上)
・エキスパート表彰(コーチ・監督経験者、引退して21年以上)
・特別表彰(アマや審判員を含め野球発展に貢献をした人)

今回、特別表彰では、長く審判員を務めた谷村友一さんが選ばれた。2022年に94歳で他界されたとのこと。生きていらっしゃる間に届けたかった。

で、黒田が選ばれたプレイヤー表彰では、野球報道に携わって15年以上の経験を持つ委員(約300人)が投票。75%以上得票した人が殿堂入りとなるそう。

2000安打・200勝・250セーブ達成と条件がはっきりしている「名球会」はスパ~ンとわかりやすいけれど、「野球殿堂」は投票方式。主観が入る。


黒田と谷繁さんが281票で条件に達したが、岩瀬仁紀さんは232票で75%獲得はならず。(「日刊スポーツ」)

そのうち選ばれることでしょうけれど、岩瀬さんといえば、ソフトバンクにFA移籍した山川穂高の人的補償の件で、過去の話題が再浮上していた。

2017年、日本ハムからFA宣言した大野奨太を獲得した中日のプロテクトリストから岩瀬さんが漏れていたことが発覚し、岩瀬さんが「人的補償になるなら引退する」と移籍を拒否したという報道(実際のとこは明らかにはされていない)。


今回、プロテクトを外れた和田毅が移籍を拒否して引退すると言い、慌てた球団が手を回し、代わりに甲斐野央が西武に移籍することになったと伝える記事があった。

実際のところは不明。でも、もしそれが本当だとしたら、和田にとっては野球を続けるより、ソフトバンクでプレーする(終わる)ことが優先事項だったのかというのが、意外だった。


FA権を取得するまでは所属チームを選べないプロ野球の世界。どの業界でも、働きたいと思う会社に入りたいもの。プレーしたい球団というのがあって普通。

それでも、長くプレーすることより、先に来るものがあるのかと、ちょっと素直に驚いた。

丸佳浩の人的補償で長野久義のカープ移籍が決まったときは電撃ニュースだったけれど、長野は巨人とカープファンの両方に愛されることになった。

西武が和田を指名していたとしたら、西武とソフトバンクファンの両方に応援され、尊敬される道もあったのにと思うのであった(岩瀬さんも)。
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2024年1月18日

新井さんのフレッシュな言葉に警戒を


1月16日、都内で行われた12球団監督会議後のインタビューで、新井さんは言った。

「(打順プランは)全然決めてない。真っさらな状態。裏を返せば、みんなにチャンスがあるということ」

「開幕してからもいろんな選手にチャンスをあげたい。とにかく、グルグル回しながらやっていきたい。〈俺にもチャンスがある〉という感じなら、チームにも勢いが出てくると思う」

そして、球宴後に、オーダーを固定できたらという予想図があるようです。(「デイリースポーツ」)


ほーん、忘れるでないぞ。「いろんな選手にチャンスを」という、その言葉。頼みますよ。

昨年は秋季キャンプで「俺は好き嫌いで起用しない」宣言。

きっと、佐々岡さんの3年を解説者として外から見ていて思うところあって、早々と宣言したんだなと伝わってくるものがあったが、逆に、言い切ってしまって大丈夫か(できるのか)という心配もあった。


ふたを開けてみると、開幕から、田中広輔、中﨑翔太ら、ともに三連覇をたたかったメンバーを重用しているように見えた。

田中と中﨑は前年より復活した。でも、それは当社比の世界。客観的に見て、他球団だったら、これほど優遇されたかなという気持ちが拭えなかった。

それは、會澤翼、野間峻祥、上本崇司、大瀬良大地らの起用についても感じた。

シーズン終盤では、秋山翔吾、西川龍馬ら、ケガ明けの選手をスタメン起用することも。コンディションより実績(経験)重視に見えた。

それでも坂倉将吾を正捕手に置いた。ポロポロバスボールには閉口したが、11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでは日本代表若手版の正捕手として、成長も見せた。


就任1年目、一緒にプレーした選手やベテランには十分チャンスを与えたのだから、もういいでしょう。

2年目からの飛躍のため、あえて1年目はそうしたと思いたいというか、そう思わないとやってられね~。という1年だった。たぶん、新井さんの頭にそんな段取りあったかどうかだけど。

新井さんも1年目を完走して、やっと「若手にチャンス」への舵とりを考えられるようになったのか。でも、始まってみないとわからない。その言葉、鵜呑みにできない。

また舌の根もかわかぬうちに・・・とならないか、警戒しながら、見ていく所存です。
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2024年1月15日

野球ファンなら見てほしい、映画「42 世界を変えた男」


Amazonプライムに登録するときはたいてい野球がらみ。WBC日本代表の記録映画「憧れを超えた侍たち」を見るためとか、昨年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」で坂倉将吾と小園海斗を見るためとか。

でも、先日、Amazonの注文画面で不覚にも登録の罠にかかってしまい(人聞きの悪い・・・)。せっかくなので、Prime Videoを楽しもうと見つけたのが、「42 ~世界を変えた男」。

アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンを描いた映画(2013年制作)。

4月15日、ロビンソンの功績をたたえ、MLBでは全球団の選手が背番号「42」のユニフォームを着てプレーする・・・というのはニュースで見聞きしていた。

普段、MLBは見ないけど、野球ファンですもの、ロビンソンのことを知っておきたいと思って。それに球場が出てくる映画だなんて、 スカ~ン。わくわくしますやん?


ロビンソンを見い出し、白羽の矢を立てたのは、ブルックリン・ドジャース(現ロサンジェルス・ドジャース)のGM、ブランチ・リッキー。

ロビンソンがまずドジャース傘下の3Aチーム、モントリオール・ロイヤルズへ入団したのが1945年。それまではニグロリーグでプレーしていた。そんなふうにパッキリとリーグが分かれていたことも、この映画で知った。

リッキーは、いずれ優秀なニグロリーグの選手たちがメジャーでプレーすることになるという先見の明があった。ニューヨークにたくさんいる黒人の野球ファンが球場に足を運んでくれる大事なお客さんだということも。


でも、当時、メジャーで黒人選手がプレーすることへの拒絶反応はすさまじいものがあった。

チームメイトはロビンソンの入団を拒否する署名活動をしたり、移籍を希望する者がいたり。対戦相手は彼が出場するなら試合はしないと言い出し、遠征先のホテルは宿泊拒否をする。

観客からブーイングも起こった。一方、黒人のお客さんたちからの素晴らしい歓声もあった。

試合中、セーフなのにアウトというあからさまな誤審があったり、頭部めがけて投球されたことも。


中でも、メジャーに昇格してからのフィリーズとの試合で、相手監督の口汚い野次の応酬。こんな監督ありなのか、いったい何様なのか、腹立つ。

映画では切り取られたシーンとして見ているけれど、ロビンソンにとっては、こうした様々なことが日常立て続けに起こっていた。それはハードな現実だった。

でも、「やり返さない勇気を持て」というリッキーとの約束を守って、ロビンソンは挑発や罵倒に耐えるんです。

その代わりに、俊足と打撃でチームに得点をもたらし、チームメイトからの尊敬を得ていくの。白人の子どもがロビンソンの打席の入り方を真似するようにもなっていくの。


1958年にドジャースは本拠地をロサンゼルスに移す。野茂英雄さんがドジャースに入団した当時、ドジャースはメジャーでも一番の多国籍チームだったそう。多様な選手を受け入れる土壌があったのかなって、つながるような気がした。

エンドロールでリッキーを演じていたのがハリソン・フォードだったことに気づいて、思わず声が出た。この何年か、洋画に目配りしていなかったので、面立ちが似てるな~と思いつつ、わー。

このリッキーの貫禄、素敵だったー。逆風の中、プレーヤーとして活躍し、リスペクトされたロビンソンも素晴らしかったけれど、その道を作ったリッキーも素晴らしかった。発明・発見に近い発案だったと思う。差別はまだ日常に起きていることではあるけれど。

地元出身者にこだわる日本の球団を小さく感じた。

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2024年1月13日

秋山と常廣に期待、大瀬良と奨成は様子見


推測とびかうソフトバンクの人的補償。内情が明かされることはないでしょうけれど、ホークスがイメージを悪くしたことは確か。

和田毅はシーズン8勝をあげたベテランエース。しかも42歳とはいえ、下り坂感じさせない選手をプロテクトから外す方がどうかしてる。そら、外れてたら獲りたいと思いますよ。

球団というのは、ファンの気持ちとは別物で運営されているもの(それはカープという球団を見ていてもよくわかります)。プロテクトから外す=手放してもやむなし、という判断だったのなら、そのままドライに進めればよかったのに。


オフも話題がもりもり。

自主トレ中の秋山翔吾は、「契約が切れるのは怖い。次の年の給料にもかかわってくる。(球団から)必要とされるような結果を出さないといけない」。(「スポーツ報知」)

実績を買われ、指定席が用意され、優遇されているように見えた秋山から、こんなヒリヒリとした言葉が出てきて、脳に響いた。プロなんだもの、当たり前の姿勢だけど、野間峻祥とかにも聞かせたい。

田村俊介、末包昇大、中村貴浩らの活躍を願っているけれど、いいプレー(と姿勢)を見せてくれる選手なら、年齢は関係ないんです。秋山も、応援したいと思った。


一方、大瀬良大地は、「僕にとって大きな分かれ道になるような一年になると思う。結果を残さないと、どんどん苦しくなるっていうのは、周りから見ていてもそうだし、僕自身が一番感じている」。(「デイリースポーツ」)

手術明けのため、自分のペースで調整している段階(焦りは禁物)とはいえ、ここ数年の大瀬良のヒリヒリ感の足りなさよ。まぁ、ずっとコンディションよくないからなんだろうけれども。

それでも、なにか球団から確約を得ている疑惑がぬぐえない。指定席を用意されている人の悠長な言葉に響くのは私だけだろうか。


1月12日に行われたNBPの新人研修。藤川球児さんの講義があったようですね。いい人選だ~。(「デイリースポーツ」)

「夢の世界だった。引退して夢だったな、っていうふうに気づいた」という藤川さんの言葉が印象的だったという、ドライチの常廣羽也斗。

「一度しかないプロの世界なので、自分の悔いがないようにやらないといけないと思った」と。

こういうところよ。始まってみないとわからないけれど、身体はまだ細いけれど、やってくれそうな気がしてしまう常廣。


一方、「もう逃げたくない」と護摩行へ向かった中村奨成は6年目。そういうところよ。

「遅くなってもしないよりマシ」というフランスの諺がありますが(護摩行のことではありませんよ)、遅い~。

今季のがんばり次第で、ソフトバンクよりはイメージを挽回できるチャンスはあると思いますが。
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2024年1月11日

〔速報と訂正〕和田ではなかった、甲斐野でした


「ソフトバンクにFA移籍した山川穂高の人的補償が和田毅」というニュース。もしこれが本当だったとしたら、衝撃、という記事を数時間前にアップしましたが。

先ほど、人的補償は和田ではなく、西武に移籍するのは甲斐野央との発表があったという記事を読んで、和田情報は何だったんだ~と驚いております。

記事には「和田投手に打診も方針転換」とあり、何があったのだという感じです。(「デイリースポーツ」)

記事がいさみ足だったのか、何かいろいろあったのか、すっきりしません。

取り急ぎ、訂正いたします。こちらの記事がいさみ足になってしまい、大変失礼いたしました。
    
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衝撃! ベテランエースの和田をプロテクトから外したのか~


朝、「ソフトバンクにFA移籍した山川穂高の人的補償に、和田毅」というニュース。和田がプロテクトから外れていたなんて。もしこれが本当だったとしたら、衝撃。

昨年、千賀滉大の抜けた穴を感じさせたソフトバンクにあって、有原航平の10勝に続き、8勝をあげ、先発ローテの柱だった和田。

しかも42歳にして、メジャーから復帰した2016年以降、急速がアップしているという伸び盛り。


小久保新監督も、開幕ローテに和田と有原の内定を宣言していた。

こういうときって、監督の意向って聞かれないものなんですかね、原辰徳さんくらいでないと。

谷本圭介が日ハムから中日へシーズン途中に移籍したときも、当時の栗山監督は「え、今日投げてもらおうと思ってたのに」と言っていた。

そういうものかもしれないけれど、内情は知らないけれど、チームづくりを構想していた新監督に一言もなかったとしたら、監督や選手にとって、球団への不信感が募りそうなニュースでした。


ソフトバンクと言えば、2018年、戦力外になった城所龍磨。

城所に球団から「明日、事務所に来てほしい」と連絡があったのが、ソフトバンクが日本シリーズで優勝した夜のこと。ときは夜中の1時半、城所は松田宣浩とお好み焼きを食べていた。

このとき、ソフトバンク、こわい。と思ったものでした。夜中の1時過ぎという時間帯にまず普通に驚いた。しかも、日本一の祝杯をあげているときに。せめて翌日でもよくないか?と。


昨日、Prime Videoで「42~世界を変えた男」という映画を見終えました。

黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンを描いた映画(2013年制作)。とってもよかった(この映画のことは改めて書きたいと思います)。

そう言えば、ロビンソンに白羽の矢を立てたブルックリン・ドジャース(現ロサンジェルス・ドジャース)のGM、ブランチ・リッキーは、人が寝ている時間でもおかまいなし。夜中でも朝早くでも、監督に電話して指示したり、ロビンソンにも「すぐ契約に来い」と電話していた。

ビジネスというものは、思い立ったとき迅速に、かもしれないが。


それにしても、チームの功労者という以上に、現在の勝ち頭にプロテクトなしとは。丸佳浩の人的補償に長野久義が選ばれたときも驚いたが、そうは言っても、長野は少し力が落ちたときではあった。

チーム和田のもりもり食トレは解散なのか~。藤井皓哉らもびっくりだ、きっと。

西武にとっては、お手本ともなるべきベテラン主力の加入は朗報。あぁ、和田が西武ドームで蒸される~。

〔訂正〕
この記事をアップした後、「山川穂高の人的補償は甲斐野央」という発表がありました。訂正の記事をアップしておりますが、このページでも訂正いたします。大変失礼いたしました。
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2024年1月8日

ファンに監督の任命権はないけれど


能登半島の地震、政府に緊張感がない、対応が遅い。大きな災害があったとき、政府の動きがここまで他人事のように見えることがあったかと思うほど、

ライターの武田砂鉄さんが、ラジオでいいこと、言っていました。(「武田砂鉄のプレ金ナイト」TBSラジオ、1月5日放送)

「このラジオを聴いてくださっている多くの方が、今回の被災地から一定の距離があるところに住んでいるはずで、自分には何ができるんだろうかと心を悩ませている人もいるかと思うんですが。こういうときに力を持っている人、権限を持っている人、税金の使い途を決められる人がどこに使おうとしているのか、厳しくチェックするのは非常に重要なことなんじゃないかなと思います」


2011年3月に起きた東日本大震災の1ヵ月後、東京オリンピックの招致活動に「復興五輪」というストーリーを持ち上げ利用しようとしたこと(実際には被災地の方たちを置き去りにしたものだった)を取り上げた後の言葉でした。

大阪万博が今回の震災を利用して、ゴリゴリ推し進めることもあり得るという話。実際に東京オリンピックでの一連の出来事を実際に見せられた経験があるわけですから。

能登へ義捐金を送る以外にも、政府が何をしたか、報道はどう伝えたかを見ておくこと。小さくても、私たちにできること。


佐々岡さんがカープを指揮した3年間(指揮できていなかったけども)。類を見ない成長のなさはすごいものがあった。

が、監督に向いていない人を3年もそのポストに置き続けた球団こそ大きな責任があると思った。逆に、佐々岡さんの野球人生に恥をかかせたくらいな気がしている。

私がカープを応援し始めたのが2015年。現役時代の佐々岡さんを見てはいなかったけれど、そんな私でも、お名前は知っていたし、すごい選手なんだと尊敬していた。のに、あんなことになってしもて。


ファンは監督を選べないけれど、今の政府は、選挙の投票結果で選ばれたもの。国民にも責任がある(私はそこには投票していません)。

今回の災害の対応以前にも、問題を感じることだらけの今の与党がもしまた選挙で選ばれることがあったとしたら、その可能性がゼロでないだけに、暗澹たる気持ちになりますが。

何していたのか、何をしなかったのかは見ていこうと思います。


ファンは球団の運営には口を挟めないけれど、対応が悪いと思ったら伝えることはできるし、応援するのをやめるという主導権は小さくてもある。

球場に行くのをやめたり、グッズを買うのをやめるというアクションは起こせる。ツーン。

あぁ、でもそういう人は少数派なんでしょうか、地元広島では。ぴえ〜ん(栗林良吏で)。

ていうか、ふつうに着て出かけたくなるデザインのもの、作ってくれまいか、Tシャツとか。
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2024年1月6日

西川の人的補償に日高、投手がまたもやってきた


1月5日、オリックスにFA移籍した西川龍馬の人的補償が決まる。

誰、誰なの? パンパカパーン。ん? 日高暖己という、「はじめまして」な選手だった。

今年2年目の19歳、1軍出場なし。そっち、来ましたか。

打者(しかも主軸)がいなくなり、投手をとる。いい投手は何人いてもいいけれど、いい打者も何人いてもいい。ほんとに投手が好きなのね、カープ。ドラフトもいつも投手三昧。


「山本由伸2世の呼び声高い」とか、オリックスファンの惜しむ声とか、「伸びしろがありそう(なのに手放すのか)」と西武の渡辺久信GMが驚いていたという記事を見ていると、そうなの、そうなの?と、じわじわ期待も高まらないでもない。

プロテクトを外れるのは、消去法の結果と思う。よって、そこから外れたからと言って、オリックスが手放したかった選手ということにはならない。

しかし、たとえばカープが斉藤優汰をプロテクトから外すとは思えない。日高はドラ5、一概に比較はできないけれど。


入団してまだ1年。突然のことで日高も驚いたと思うけど、カープの人的補償は、赤松真人さん(2007年)、一岡竜司(2013年)と、活躍した系譜があるのよ~。ぜひここに連なるのよ~。と、声をかけてあげたい。

もう一人の人的補償、長野久義(2018年)も忘れてはならない。

実績のある選手なのに、緒方監督(当時)はなかなかスタメンで起用しなかった。最初からバンバン起用すればよかったのに。長野にとっても、カープにとっても、もっと違った結果が出ていたかもしれないのにと思う。


人気球団のスター選手をどう扱っていいかわからない、素直に起用できないわだかまりみたいなものを感じてしまった。緒方監督とて、カープのスター選手。実績もあった人と思うのだけど。

「名選手名監督にあらず」で、過去の実績があればいいというものではない。

ただ、あのときの緒方監督を思うと、選手として一流(スター)だった人の方が、監督・コーチになったとき、ものおじすることなく選手と接することができていいのかなとも思ってしまう。本人のキャラクターもあると思うけど。

新井さんはのびのびしたキャラクターの持ち主で、スターでもあったが(監督になった今でもな)、2000本安打というのはやっぱり尊敬に値する実績。点が入ったとき、跳び上がって喜んでるただの明るい人じゃない。


日高。次々と魅力ある若手投手を輩出しているオリックスの系譜に連なさせてあげたかったとも思う。

カープは若手投手を伸び悩み、放出させる実績がここのところ目につく(プロなんだから、もちろん選手本人の問題でもあるが)。

しかし、カープに来てしまった以上、自らを育て(せめて黒田博樹アドバイザーからよい助言をもらって)、カープの人的補償の系譜に連なってくださることを願ってます。ヤー。
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2024年1月4日

奨成、護摩行の前にやることあるだろう、大谷のアレとか


タツノオトシゴを見て、スライリーを思い出した私です。2024年もどうぞよろしくお願いします。

さて、年末に見て、ひっかかっていた野村祐輔のこの記事。(「デイリースポーツ」)

野村の今季の目標は、開幕ローテ入り。そらそうだ、先発投手ならみな誰もが目指すとこ。

野村は6試合と登板は少なかったが、防御率は1.16。復活の兆しを感じたが、途中から出番はなくなった。結果を出していたのという不思議(カープあるある)。


登板はベンチが決めること。選手はコントロールできない。投球内容がよければ登板数が増える・・・になってない。

大瀬良大地が不調でも繰り返し出番を与えられていたのと対照的。その点、リリーフ陣はわりと結果主義でスッキリしている。

昨年は、玉村昇悟、遠藤淳志らも、好投した翌日に登録抹消されたことが何度があった。なぜ好調の波をあえて消す?(末包昇大もチャンスで長打を打っても、なかなかスタメンに定着といかなかった)。

二人とも登板数は一桁。防御率も4点台。床田寛樹や森下暢仁と比べると再現性はまだまだ。

でも、好投しては2軍、間を置いて1軍。もっとリズムよく登板させていたら、もう少し違った結果になったのかなと思ってしまう。いつどこで投げても力を発揮できる地力やタフさがまだ足りないと言えばそうなのかもしれないけれど。


そんな野村。年末に、母校の広陵高校で開かれた野球教室に参加して、恩師の中井監督に「(2024年は)死ぬ気でやります」と伝えていたそうだ。

よく、スポーツ選手に限らず、役者や政治家等々、「全力で」「全身全霊で」「死ぬ気で」と、意気込みを伝える人がいる。

そんなとき、いつも思う。病気や災いなどにあわないと、「死」って、なかなか実感できないことなんじゃないかと思う。その言葉の深刻さと裏腹に、健康な人が使うと適当なこと言ってるように聞こえる。

「死ぬ気」じゃなくて、「生きるために」だろう、って。

「全力で」というのも、私はよくわからない。どれくらい? ストレートな表現だけど、実は抽象的。 どこかでリラックスした部分がないと、全身の力って出ないんじゃないか、と。


昨年の始め、大谷翔平が高校生のときに書いた、目標を達成するための9マスシートの画像を家族が見せてくれた。以前、話題にもなっていたけれど、改めてよく出来ているなぁと感服しました。

で、私も昨年、自分の9マスシートを作ってみたんです。これがけっこうすんなりとは出来なかった。自分の考えがぼんやりしていると、こんなふうには出来ないな、と。

やってみて、なおのこと大谷君の9マスがよく出来ているなぁと、感動した。それでも、具体的にどうしたいか考え、ゆっくり完成。目的意識がさらにクリアになって、おかげで充実した1年でした。


中村奨成も、本気で野球がやりたいと思っているんだったら、護摩行に行く前に、9マスを埋めてみたら(考えてみたら)どうだろう?

護摩行へ行って、経験と思い出は増えるだろうが、そこがぼんやりしたままではそう変われないんじゃないかと思うのであった。

ていうか、カープの選手全員、やるといいと思う。あ、ベンチも。
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