10月29日(日)、日本シリーズ第2戦
そこを宮城は、ここぞという時、見事な投球。こういうのって人の記憶に残る。これはたまたまではない。宮城も3年連続二桁勝利。コンスタントな結果を出している選手。
こんな負け方の阪神、あんまり記憶がない。今季をざっと振り返ると、交流戦でソフトバンクに0対9で大敗した試合はあったようだけど、珍しい(うらやましい)。
無観客とはいえ、東京オリンピックの決勝戦や、学生時代の国際試合等々、いろいろ経験してきている強気が持ち味な森下でも(最近は1年目のときほどでなくて寂しい)、CSでの登板に少し緊張していたのかな。
それを聞いて、改めてカープがCSを戦えてほんとによかったと思った。三連覇を知らない若い選手に、ヒリヒリした経験をしてほしいと思っていたので。それまでの3年には味わえないことだったので。
戦いすんで、試合後のセレモニー。ファンへの挨拶をせんとすというところで、新井さんが「私の前に選手を代表して、今日もナイスピッチングでした、最優秀中継ぎ投手、島内より皆さまに一言御礼を申し上げます」。
今年、カープとDeNAの2位争いは、シーズン最終日の10月4日にやっと決まった。
パ・リーグの2位~4位はまだ未確定。明日、10月9日の最終戦で決まる。
今年は、オリックスも阪神も、2位のチームに大差をつけて優勝したが、CS進出争いに限っては、両リーグとも最終戦までもつれこんだ。その点では、消化試合感がなくてよかった(該当しないチームもあるけど)。
カープは10月1日に最も早く日程を終了。CSまで16日も間があく。
2017年、DeNAにCSで敗れたとき、このブランク期間のマネジメントが上手く行っていなかった印象が。
試合勘をにぶらせないよう、この期間の過ごし方がすごく大事な気がする。
7日と8日、カープはJFE西日本と伯和ビクトリーズと無観客で練習試合。社会人チーム相手な上に、無観客か~。
DeNAは。9日と10日、セガサミー、ENEOSと練習試合。
だがしかし、同じ社会人チームとの練習試合とはいえ、本番を想定して、お客さんを入れての試合(しかも無料というサービス精神)。これは球団初の試み。
9日に先発予定の今永昇太は「緊張度合いやプレッシャー度合いも変わってくると思うので、CS前に経験できるのは非常にうれしいです」。(「日刊スポーツ」)
今日、登板した島内颯太郎は「お客さんがいなかったですけど、ある程度の緊張感を持って投げました」と言っていたけれど、工夫があるわ、DeNA。このちょっとした差を大きく感じてしまった。
カープは連日、無失点で勝ったようだが、調整が順調に行っていると単純に思えないものが。
かたや、阪神の岡田監督は、10月9日から始まるフェニックスリーグに、主力選手も参加させます宣言。(「スポニチ」)
仲間うちでの紅白戦でも、アマチュアの社会人野球チームでもなく、フェニックスリーグでの実践で調整させる、て。本気度の違いを感じてしまう。
新井さんや選手たちは優勝を目指していただろうけれど、カープという球団は優勝を本気で目指していないから、こういうところにも差が出てきます(埋めてくれ)。
ところで、阪神が1軍選手をフェニックスリーグに参加させることについて、若手育成のためのリーグに主力選手を参加させるのはやめて、若手が自信なくす、と反対の声も出ているよう。(「アサ芸プラス」)
レベルの高い選手と対戦できるのは若手にとってもいいことと思うのだけど。
そんなことで自信をなくすようではプロとしてやっていけるのかって話だ。