2023年10月30日

ここ一番で勝てる投手


10月29日(日)、日本シリーズ第2戦
オリックス・阪神戦(京セラドーム)、8対0。今度は阪神が完封負け。

宮城大弥、6回無失点。山本由伸が7失点した第1戦の「つまら〜ん」空気をパッと入れ替えた。山本は宮城への塩対応を改めるべし。

10月30日、山本は、3年連続で沢村賞。コンスタントに成績を残せること自体がプロの世界では素晴らしいことだが、山本にいたってはハイレベルがコンスタント。すごい。

それなのに、ここ一番の試合で、7失点。シーズン中、素晴らしかったのに、たまたまのことなのに、この台無し感の残りよう。


そこを宮城は、ここぞという時、見事な投球。こういうのって人の記憶に残る。これはたまたまではない。宮城も3年連続二桁勝利。コンスタントな結果を出している選手。

あ、大瀬良大地もCSファイナルでよい投球。最後の最後によい印象を残した。今オフ、右肘関節手術をした大瀬良。やっぱり体に異変があったのね。体あっての「心技体」。じっくり整えて帰ってきてほしいです。

話、戻ります。阪神がこのままの勢いで行ってしまったら、とんでもなくつまらない日本シリーズになるところだった(阪神ファンはウハウハだったと思うが)。まずは1勝1敗に並んだ。よかった、よかった。

しかも、宮城のあとの宇田川優希。阪神の打者は手が出ない感じだった。


こんな負け方の阪神、あんまり記憶がない。今季をざっと振り返ると、交流戦でソフトバンクに0対9で大敗した試合はあったようだけど、珍しい(うらやましい)。

第1戦では、「阪神強い」と思わされたが、いやいや、いやいや。2戦を通じて、「野球は投手」と思わされる試合だった。宮城、あっぱれ。


宮城は今の球界で「見たい」と思わせてくれる投手の一人。22歳と思えない老獪なマウンドでの佇まい、見ていて面白い。山本や佐々木朗希よりも。

ほかに見入ってしまう投手といったら、楽天の岸孝之も。森下暢仁や藤井皓哉も。

なので、ドライチの常廣羽也斗君が「岸選手や、森下選手のような、ストレートで空振りをとれるピッチャーになりたい」と言っていたのを聞いて、すごく嬉しかった。絶対応援する。

明日から甲子園。2試合の結果が想像もつかなかったように、どんな試合になるのかわからない。楽しみだー。できるだけたくさん試合が見たい。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

2023年10月28日

村上いつも通り、オリックスがカープに見えた


10月28日(土)、日本シリーズ第1戦
オリックス・阪神戦(京セラドーム)、0対8。オリックスが完封負け。

山本由伸と村上頌樹の投手戦を期待していたが、つまら〜ん。今季、最高4失点(最低と言った方がいいのか?)が1回しかない山本が、6回途中7失点で降板。

CSのロッテ戦で5失点していたのは不安材料だったけど、今日もここまでとは。シーズンとポストシーズンは別物なのか。

中嶋監督は、山本が点を取られても取られても、すぐには動かず、短期決戦の戦いをしているようには思えなかったが、結局、この試合、村上から2安打。

点が取れなかったわけだから、山本を早めに降板させても引きずっても、大きな変わりはなかったことに。


なんか、村上を打ち崩せないオリックス打線はカープ打線を見ているようだった。あぁ、ごめんなさい。カープと一緒にして。でも、チーム違うのに、今日はデジャブ。

くー。オリックスに勝ってほしかった。調子に乗ってる阪神をギャフン(死語?)と言わせてほしかった。いや、調子になんて乗ってない。ただ、阪神が強かっただけ(シーズン中も今日も)。

阪神、打線がつながって点が入る、入る、無駄がない。カープのような残塁の山、散発の山がない。


イチロー時代から、パ・リーグではオリックスを応援していました。

佐々岡さんの3年間は、カープの試合を見ていてもワクワクすることがなくなっていって、ストレス感じることが多く(緒方さんの最終年からその兆候はあった)、このままカープファンでいられる自信がなくなったときもあった。

ならば、いっそオリックスを応援しようかと、そんな気になったときもあった。それを思うと、今年はポストシーズンまで楽しませてもらった(ファイナルは散々だったが)。

やられっぱなしだった阪神を、代わりにコテンパンにしてほしかったが(それはお門違いだが)、なんだなんだ、この日本シリーズの幕開けは。

昨年と一昨年、ヤクルトとロースコアの見応えある接戦を繰り広げていたのに、このありさまは。しかし、昨年も、一昨年も、オリックスの得点馬力は小さかった(そこもカープ〜)。


ところで、カープファンの方のブログを見ていると、カープ以外の試合は興味がないという方もいらっしゃるようで、意外だった。

野球が好きというより、カープが好き。ということなのかな、って。

一番見たいのは、カープの試合。でも、日本シリーズは、カープ(やオリックス)が出ていなくてもたいてい見ます。普段見ていないチームの選手を知ることができる楽しみも、ある。

でも今日の試合はないわ〜。楽しみにしてたのに、0対8て。頂上決戦の醍醐味がないわ〜。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

2023年10月27日

一瞬、ドラフト会議場がスタジアムに見えた


10月26日、プロ野球ドラフト会議。カープが早くから1位指名を公言していた常廣羽也斗投手は、楽天と競合。2分の1の確率、ひゃ〜。でも、新井さんの持ってる感じ、大丈夫な気がした。

楽天の今江敏晃監督が先にくじを引いたというのも、気が楽だった。最初に選ぶ方が、なんかプレッシャー。結果的に、カープが当たりくじ。

リーグ2位だったことが、ここでも生きた。2位でよかった(ほんとは1位が一番いいけども)。


当たった瞬間、新井さんはでっかい声で「よっしゃ!」と、ごついガッツポーズ。熱男って、この人のことなんでは?

まるでシーズン中、得点したときのよう。スーツ姿なのに、ユニフォームを着ているかのよう。

会場がスタジアムに見えるという臨場感をかもしだしていたのは、新井さんだけ。新井さん、やっぱり面白い(選手起用については思うとこあるが)。

逆に、ユニフォームを来てベンチにいるのに、スーツを着ているような佇まいの吉井監督も、素敵だ。

ロッテは3度くじを外す。外したら外したで新しい縁はできるが(矢崎拓也!)、くじが当たるのは勝負事の世界では気持ちがいい。


カープが指名権を獲得した瞬間、常廣君は笑顔に。えーと。カープに来ること、嫌がってなさそうだよね? と、おそるおそる探る。

会見で、「広島カープが1番早く1位を公言していただいた時から、一番自分を評価してくれた球団に入りたいという思いがあったので、広島カープで野球がしたいと思っていたのでとても嬉しいです」という言葉を聞いて、こちらこそ嬉しかった。

公言することの是非はあるみたいだけど、今回、常廣君に届いていて、よかった。新井さんのことも「素敵な人」って言ってくれて、よかった。

「立浪監督のこと、どう思いますか?」とか聞かれたら、もう・・・。白米、食べたいと直訴してほしい。ベンチで私語禁止て、部活か(慶應高校から学んでほしい)。

現役時代から、新井さんのことは好きな選手の一人だったとも聞いて、まじか〜。よかった!

「森下投手のようなストレートで空振りが取れるピッチャーになりたい」というのも、また嬉しい。


ドラフト会議には、仕事しながら、最初の方を見ただけでしたが、会場に松田オーナーの姿が見えて、プン。じっくり見られなかったのだけど、オーナーが出席していたチームはいくつあったんだろう。

パッと見てわかる孫さんや三木谷さんや南場さんはいなかったと思うが(忙しいもんね)、オーナーの出席自体は珍しいことではないと思うが。

オーナーなんだから、出席してもなんもおかしくない。のに、松田オーナーが当たり前のように出てくると、出ばってきている感がすごくて。

自分のチームなんだから口を出して当然と言えばそうなんだが、人にまかせる度量がほしいとおなかの底から思う。そんなふうにはならない現実に、ドメスティックで風通しの悪い球団カラーに、重た〜い気持ちになる。

コーチの入れ替えはないのか〜。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。


2023年10月24日

他に行くとこない選手にいられても・・・


10月20日、上本崇司と磯村嘉孝がFA宣言せず、カープ残留を表明。23日には、中﨑翔太も残留を決めた。

上本崇司は、「取りに来る球団もないと思うので。行く球団ないので、ここにいます」。(「日刊スポーツ」)

上本流の自虐ギャグなんだろうけど、こんなこと言う選手、他球団にいます? 思っていても、口に出さないだけかもしれないとしても。

こういう物言いが通用してしまうのが、カープなんだなと、生ぬるさを感じてしまった。


上本も2年前までのことを思うと、打席も増え、今季は、新井さんに「いてもらわないと困る選手」と言ってもらっているのに、こんな言い方せんでも。

上本がいいプレーをしたときには、もちろん拍手を送る。けど、ちょいちょいこういう言動が垣間見える。カープの「家族」体質に浸かっている甘さを感じる。

同じカープでも、たとえば、森下暢仁や栗林良吏、秋山翔吾は、プロとしてこんな物言いはしないと思う。


「家族」といえば、10月17日、今江敏晃さんが楽天の新監督になったときの談話に、軽いショックを受けた。

今井新監督は、ロッテ時代のボス、ボビー・バレンタインがよく言っていた「チームはファミリー」というスピリッツで、新しいチームを率いたいと話していた。(「スポーツ報知」)

あの素敵なバレンタインも、「ファミリー」という言葉を使っていたのか、と。それにしても、「ファミリー」と「家族」とでは、こんなにも印象が違うものか、と。

野茂英雄さんが在籍していた頃のドジャースは、メジャーリーグ一でも一番の多国籍チームだったそう。

ラソーダ監督はチーム全体をひとつの家族と考え、一人で異国にやってきた英語を話せない野茂に「居心地のよい家族的な気分を感じてほしい」と、大らかに受け入れてくれていたようです。

新井さんが「カープは家族」と言ったとき、プロに「家族」という言葉は馴染まないと、ものすごい拒否感があった。今も違和感あります。

日本語で「家族」というと、どうも血縁というか、もっと狭い範囲を指しているような感じがして、大らかにとらえられない。風通しのよさを感じない。カープに「家族」という言葉を使い出したのは、新井さんというより、松田オーナかもしれないけれど。


西川龍馬の動向はまだ発表はないが、新井さんから残留の要請はされたもよう。

「(選手を)引き止める権限は監督にはない。冷たいとか、温かいとか、そういう問題じゃない。選手の権利なんだから」という落合博満さんの言葉は、もっともだと思っていた。(『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』より)

ただ、残りたい気持ちもある選手には、「一緒にやろう」という一言が、残ったときのモチベーションを高めると思う。中﨑も新井さんから直接電話をもらったと言う。

ほんとうに移籍したいときには、どう懇願されても断るだろうから、「残ってほしい」気持ちがあるときは、選手に伝えておく方がいいなと最近は思うようになった。

私は、どの選手でも、プレーしたい場所でプレーしてほしいので、残留要請はないです!

むしろ出ていく覇気がほしい。というか、他球団からも望まれる選手でいてほしい。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

2023年10月22日

ほんまに勝ちたかったんか?


CS敗退の翌日、土曜日のぽっかり感と言ったら。CS第4戦の登板調整をしていた森下暢仁も、ぽっかり空いた気持ちだったでしょう。

10月21日、新井さんは、松田オーナーへの報告を終えた後、報道陣に「優勝して日本一になりたいと本気で思っていたので、凄く悔しい」と。

え〜。第1戦で、わざわざファーストステージの快進撃の勢いを止めるようなオーダー組んで、いきなり韮澤雄也をスタメン起用して、本気だったと言われましても。


昨年、ファームで村上に9打席5安打だったという韮沢。どうせ(投げやりな言い方になってしまう)、三流の打撃コーチが持ってきたデータなのでは(いや、スコアラーか?)。

今年の村上と昨年の村上は同じじゃないのに、見る目なさすぎ。こんなとこでも今のコンディションより過去の実績重視かーい?

韮沢はファームでいい結果を残していたとも聞いた。だったら、シーズン終盤で起用すればよかったのに。してないってことは、そこまでの戦力とは考えていなかったってこと。それがなんで急に、あんな大事な試合で。

本気で優勝するつもりだったとは思えなかった。シーズン中の選手起用を見ても。


第3戦、ベンチの岡田監督の表情は渋かった。営業的には、もう数試合やってもよかったってことだけど、ここで決めたい、勝ちたいって気持ちが伝わってきた。

別に、新井さんに渋い顔して勝ちに行く気持ちを表せ、なんて思ってない。新井さんの、チャンスを逃した後も、目に見えて落胆するような表情を見せないところはとってもいいなと思っている(表情にあらわれる監督、多すぎる)。

表情うんぬんではなくて、ほんまに勝ちたいん?と思ってしまう選手起用だった。なんなん? 思っていることとやっていることがちぐはぐで。わかってます?

でも、思っていることを全て報道陣に語っているわけではないと思いたい。シーズン完走して、CSの指揮もとって、監督1年目、いろいろ思うことがあったはず。

来季、選手の成長もだけど、監督の成長も気になります(期待はし過ぎず)。成長のない打撃コーチはチェンジしてほしい。本気で勝ちたいなら。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

2023年10月21日

CS敗退、第1戦のスタメンがボタンの掛け違い


10月20日(金)、CSファイナルステージ/阪神戦(甲子園)第3戦、4対2

ストマ(ストレート負けの略)で終わった。

せめてもの1勝を楽しみにしていたけれど、よくしたものでシーズン中の9勝15敗1分けをなぞる結果に。

まだワンチャンある(と思いたい)9回、2アウト2塁1塁で、西川龍馬。カープファンのチャンステーマが阪神ファンの「あと一人」コールに消される悲しみ。

甲子園のむかい風を突破することはできなかった。阪神の壁は分厚かった。


4回、坂倉将吾のタイムリーで、今日もカープが1点先制。

すかさず4回ウラ、ノイジーのタイムリーで同点に。またか~。続く坂本誠志郎のタイムリーで逆転。またこの展開か~。

すでに1点のルーティンを済ませたカープであったが、5回、堂林翔太の犠牲フライで同点に。今日は2点取りましたー。しかも大竹耕太郎からー(なんというレベル)。

しかし6回、また坂本のタイムリーで、3対2。

中5日で先発の床田寛樹、今日は落ち着いていた。6回3失点は悪くない数字。なのに、今の打線で阪神に勝つには厳しいものになってしまうという悲しみ。


1点ビハインドの7回、矢崎拓也。ここで病み上がりの矢崎を持ってくるのはどうなんだろう・・・。ヒット、バント、申告敬遠、フォアで、1アウト満塁。

ここは挽回のチャンスがなくはない1点ビハインド。大道温貴でどうだ! 同じ強い球でも、今の大道の球は暴れない! 

しかし、新井さんは動かない。ファーストステージのDeNA戦では小気味よい継投を繰り出していたのに。またシーズン中に逆戻り。

森下翔太にもフォア。押し出しで2点差に。ここで、やっと大道に交代。

この状況で、大山悠輔と佐藤輝明をフライに打ち取った大道。今日、一番のしびれた場面。大道と島内颯太郎が一段上のステップに立ったことは、「今年のカープよいこと帖」に記すべし。


8回、秋山翔吾の代打・末包昇大の打球が抜けたー! かと思えば、中野拓夢が好キャッチ。

2アウト3塁1塁で、代打・松山竜平。代打の切り札、CSでは結果が出ていなかった。百発百中うまく行くわけないとしても、打席でちょっと消極的に見えた。

でも、今日は初球を振りぬいた、やったー! と思えば、森下がスライディングで好キャッチ。ことごとくツキもない。

第2戦第3戦とも、ヒット数はカープの方が多かった。第1戦はカープが1本少ないだけ。阪神がどれだけ効率よく点を取れているか。

一発のある選手がそもそも少ない上に、末包は今日もベンチスタート。


球場も相手も違うとはいえ、ファーストステージの勢いを消すスタメンを組んだ第1戦。新井さんのあの選択が、ストッパーになった。

3年間、佐々岡さんの類を見ない成長のなさはすごいものがあった。それだけに、CSファーストステージで新井さんの変化を感じて、ワクワクが高まった。

しかし、上手く行っていたものをすぐまた元に戻すことを繰り返す新井さんを見ていると、なかなか根深いものがあるんじゃないかと心配にもなる。

阪神との差を埋めるには、客観的な眼を持って、レベルアップしていくしかない(心技体とも)。そのためにもCSが経験できてよかった。これがあるとないとでは大違い。

自分たちを客観的に見なくてはいけないのはベンチこそなんだけど、ベンチのレベルアップはどうなる来季(球団も障壁になっていそうで)。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

2023年10月19日

ファイナルで1点しか取ってないのはカープだけ


10月19日(木)、CSファイナルステージ/阪神戦(甲子園)第2戦、2対1

2連敗。阪神に王手をかけられる。

オリックス・ロッテ戦は、逆転につぐ逆転劇で、ロッテが5対6でもぎとる。2戦通じて、1点しか取れていないのはカープだけ。

大瀬良大地が久しぶりに闘志を感じる投球。シーズン中はこういう投球の再現性は低かった。でも、ここぞのときにこういう投球。今日はよかった。

それを言うと、打撃はともあれ、會澤翼の落ち着き。昨日、坂倉将吾がアワアワして見えたので、こういうところに経験がにじみ出てくるのかと思わされる。関係ないけど、會澤どうした。髪が、髪が長い。カープベンチにひとり、戦国武将がいるの図。



しかし、先発投手が奮闘しても、1点どまりでは。これはずっとシーズン中からの課題。

昨日のスタメン。調子のよかったファーストステージの勢いを断つようなオーダーを組んだことが悔やまれる。そのまま堂林将太や末包昇大で行けばよかったのに。

それで勝てたかどうかはわからない。でも、あのまま突き抜けられないところが弱みに思える。

例えば、テストの順位がいつも校内で100位の人が、1位になったりするとなんだか落ち着かなくなって、次はまたもといたところに下がってしまう・・・そんな人間のもつ恒常性が発動して、同じ位置をウロウロしているように見えるカープ。

1位の位置が当たり前。そういうマインドに、レベルに引き上げていかないと。これでは来季も、そんなに大きな飛躍は期待できないだろう。



今日は今日とて、もとに戻した堂林と末包はノーヒットだったのだけど。

末包は、2回、ノイジーの打球を後逸して、逆転されてしまった。それを取り返す打撃を見たかったが、最後、デビッドソンみたいになっていた。

小園海斗は今日も振れていて、1打点。今日もチームリーダー。でも、層に厚みがなくて、1点どまりになってしまった。



今日、たまたま日程が合って、旅先です。嬉しいことにカープがCSのファーストを勝ち抜いてくれたので、旅先で見ることに。

ノートパソコン持ってきて、虎テレで視聴(ありがとう、虎テレ)。18時までにお風呂を済ませて、食事に出かけるのはやめて、部屋で食事しながら観戦。

ちょっと遠くに出かけてきたのに、食事時に野球観戦。そこは家にいるのと変わらない。でも見たいもの、カープ。3年間、こういうの味わえなかったんだよ。すごい嬉しいことです。

今日は手短に。しかし、いつもこの点のとれなさに行き着く。だって、ベンチが突き抜けられないように持っていってるんだもの。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

2023年10月18日

なんで末包下げて、勢い封印するかな?


10月18日(水)、CSファイナルステージ/阪神戦(甲子園)第1戦、4対1

やっぱり阪神、強かった。投打とも格の違いを見せつけられた。

「チャンピオンチームですし、ましてや甲子園の大歓声ですから、普通にやっていては厳しくなる。ある程度、展開によっては、むちゃくちゃやろうかな(アッハッハッハー)」

DeNAに2連勝。失うものは何もない。スッコーンと明るかった新井さん。


だったが、スタメン見て、なんじゃこりゃ。7番・田中広輔、8番・韮澤雄也。very こわくなーい。

村上頌樹相手に、また右左病が再発。ファーストステージ2戦目で決勝打を打った田中は百歩譲るとして、なぜ韮澤。末包昇大はー?

韮澤は、昨年、ファームで村上に9打席5安打だとか。今年、村上は覚醒しました。昨年の村上じゃあない。このデータで行こうと思うセンスがすでに負けている。

「キーマンは末包」と言ってたのに、またスタメン外し。ファーストステージのまま突き抜けるかと思ったら、またシーズン中に逆戻り。まるでDeNA戦での勢いを封印するかのように。だぁめだ、こりゃ(長さんで)。


阪神の方がプレッシャーがかかる試合。そう思わせるような緊迫感が3回まではあった。村上も珍しくフォアを出していた。

4回、小園海斗が3塁打。さよう、カープには小園がいる! 秋山翔吾の犠牲フライで1点先制。

直後の4回ウラ、森下翔太が同点のホームラン。その1球前、ひやっとするホームラン性のファウルを打った。そういう後って、たいていホームランにはならなかったりするのに、パッカーンと打った。えぇ、阪神には森下がおりました。

1点先制では厳しいと心得ていたけど、同点になってさらに厳しさが増す。


5回、2アウト2塁1塁、野間峻祥はショートライナー。このチャンスをものにできなかったことで、さらに流れを阪神に渡した。

5回ウラ、坂本誠志郎にデッドボール。恐怖の8番・木浪聖也がヒットで、ノーアウト2塁1塁。ピッチャーの村上のライン際の打球はファーストの韮澤を抜けていってタイムリーに。近本光司にも2点タイムリー。

中3日、頑丈で頼もしかった九里亜蓮、5回4失点で降板。

韮澤は途中交代。ファームで好成績を残していたというが、ひとり格下の選手が混じっていた感は否めなかった。いい経験になったね(棒読み)。いや、カープ自体、阪神との格下感が隠せない試合になってしまった。


オリックス・ロッテ戦は、山本由伸がまさかの5失点。でも、勝利投手になってるし。5点取られても、野手が8点取ってくれる。カープは小園ひとり振れていた。

9回、最後の攻撃。園がヒットで出ても、西川龍馬も秋山も岩崎優の前に空振り三振。坂倉将吾に代打・上本崇司を出すという逆戻り現象。右打者なら、末包もいましたのに。

ファーストステージは試合前から緊張した。ファイナルではドキドキ感は落ち着いたが、この時季に野球が見られる喜び。ワクワクした。1勝できたらいいなと思っていたが・・・屈辱的なことになりませんように。

彼岸花畑のように美しかったマツダスタジアム。今日の甲子園は菜の花畑、アウェイもアウェイ。阪神ファンの圧が、圧がすごいねん。

ビジター席はびっくりするくらい、ちんまり2ブロック。でもね、マツダスタジアムで、ビジターのファンに同じような思いをさせているわけですから、思い知れという感じがしました(球団に)。

2023年10月17日

持ってるカープとロッテ、CSファイナルどこまで行ける?


昨日のロッテ・ソフトバンク戦には驚いた。9回までゼロゼロ。延長10回、ソフトバンクが3点取ったときには、もう決まったかと思った。

ロッテ(吉井監督)にファイナル進出してほしかったけど、ソフトバンクには藤井皓哉がいるし、まぁ、それもいいか。と思っていたら、藤岡裕大の3ランで同点。安田尚憲のタイムリーで逆転。

明日からファイナルステージ。カープとロッテの持ってる感と、この勢いが、どこまで出るのかどうなのか、楽しみ。


試合後、藤本監督の退任が発表されるというスピードにも驚いた。こわいくらいソフトバンクらしい。

藤本監督は、藤井を引き上げてくれた人(藤井の地力あってのことだけど)。今季は、千賀滉大の抜けた穴を埋めるべく、藤井を先発に抜擢(故障で離脱後、リリーフに戻った)。

ありがとう、藤本監督。寂しいけれど、ここぞの場面で代打に打率1割台の外国人選手を出したり、んん? という采配があったとも聞いていた(他人事と思えない)。そういうことも順位に反映されていたのかな・・・。


セもパも、リーグ最終戦まで消化試合モードにならず、ファーストステージも存分に楽しませてもらった。

「CSなくていい」派でしたが、そう思うのは、優勝したチームと、当事者になれない4位以下のチームのファンかもしれないと思った。

そんなCSなくてもいい派でしたが、ファーストステージは勝ち抜いてほしいと思っていた。若い選手にヒリヒリした場面を経験してほしかった。

で、最初はそこまででいいと思っていたんです。カープが「下克上タオル」を販売したときには、やめて~。11.5ゲーム差もある阪神に、しかも、大きく負け越してるのにおこがましい。はしゃぐのはやめて~、と。


でも、吉井監督が選手たちに「日本一を目指そう」と声かけていたと聞いて、なんか勇気づけられました。

リーグ優勝したチームが日本シリーズに進めないのは理不尽。でも、サッカーの天皇杯みたいなもの、リーグ戦とは別物と割り切って、楽しもう、と。

リーグ優勝からの日本一が一番。リーグ優勝を決める地力はなかったわけだけど、勝負なんだから勝ってほしい、と。

オリックスと阪神の、王道のどついたるねんシリーズ(by石橋貴明さん?)を見たい気持ちもありますけれど。


新井さんは、「自分たちは戦いながら強くなっていくと言っているけど、すごく成長を感じたゲームだった」と、CS第1戦の後、言っていた。それは選手たちだけでなく、ベンチにも当てはまる気がしてしまう。

何手も先を読む藤井ヘッドコーチから瞬時にいくつもの選択肢が示され、最後には監督の新井さんが決断するというコンビネーション。

「実はシーズン序盤、藤井の提案についていけなかった。終盤、考えが合うようになった」と、新井さん。(「中国新聞」)

シーズン中の、実績優先の選手起用には思うところはありますが(どうするねん、高齢化問題!)、ファーストステージでは、投手交代のタイミング、代打起用など、上手くはまったことが多かった。

上手く行く行かないは紙一重。ファイナルではどうなるかわからない。選手とともに、新井さんの変化も感じたファーストステージ。このまま行ってほしい!

2023年10月16日

ファンサービスてんこ盛り、CSファイナル進出を決めた日


CSファイナル進出をストレートで決めた10月15日の試合。話題がてんこもりでした。

始球式のためマウンドに上がった山本浩二さん。なんか球場が騒然としていると思ったら、鈴木誠也が打席に。開始5分前、新井さんに声かけられて突然の登場。

黒田博樹の姿も見えました。やっぱり誠也も、黒田も、そこにいるだけで華がある。

カープファンにとって、嬉しいサプライズでした。おちゃめな新井さん、ようわかってはる。


この日、先発だった森下暢仁も、誠也が来ていたことで、ちょっと気持ちが落ち着いたそう。

無観客とはいえ、東京オリンピックの決勝戦や、学生時代の国際試合等々、いろいろ経験してきている強気が持ち味な森下でも(最近は1年目のときほどでなくて寂しい)、CSでの登板に少し緊張していたのかな。

それを聞いて、改めてカープがCSを戦えてほんとによかったと思った。三連覇を知らない若い選手に、ヒリヒリした経験をしてほしいと思っていたので。それまでの3年には味わえないことだったので。


戦いすんで、試合後のセレモニー。ファンへの挨拶をせんとすというところで、新井さんが「私の前に選手を代表して、今日もナイスピッチングでした、最優秀中継ぎ投手、島内より皆さまに一言御礼を申し上げます」。

突然、島内颯太郎に振って、ここでも会場をわかせていた新井さん。新井さん流の、最優秀中継賞へのお祝いと賛辞。


島内は突然のことすぎて、最優秀中継賞のことには触れずに、「本日は応援ありがとうございました。しっかりと甲子園でも勝ってマツダスタジアムに帰ってきます。応援よろしくお願いしまーす!」と短めに、でもしっかり挨拶。

現役時代も、今以上にほんとの若手だった坂倉将吾になんか振ったことがあったような。試合以外でも選手への度胸をつけさせる上司。ファンサービス上手。

でも、ファイナルステージ進出という、なによりのファンサービスをしてくれた。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

2023年10月15日

これがあるとないとじゃ、雲泥の差


10月15日(日)、セ・リーグCSファーストステージ/DeNA戦(マツダスタジアム)第2戦、4対2

今日も残塁の山は築いたが、ロースコアの試合を制して、ファイナルステージ進出決定。

もともと「CSなくていい」派でした。リーグ覇者同士の日本シリーズが見たい、今年なら、オリックスと阪神の日本シリーズが見たい、と。

一度決めたことはなかなか変わらない日本社会。CSがなくならないなら、わかりました。小園海斗や森下暢仁ら、若い選手にヒリヒリする戦いを経験してほしいと、CSホーム開催&ファイナル進出を応援してきた。

晴れて、どちらも決めることができた。これがもし、5位や6位だったら(4位もだが)、こんな経験できなかった。もう、プロ野球選手にとって、天と地の差、雲泥の差。


そんなわけで、三連覇以降の選手たちがCS経験できてよかったが、登録選手を見て改めて愕然。

若手と呼べる野手って、小園以外に、末包昇大、羽月隆太郎、矢野雅哉・・・少なっ。

来季のことを考えると大問題。田村俊介や中村貴浩にも経験してほしかった。それでも、少なっ。


今日のしびれたポイントは6回。1アウト3塁で、昨日のように、サッと先発の森下を大道温貴に交代(やればできるベンチ、パート2)。

強い球、めちゃめちゃよかった。火消しを終え、ガッツポーズするでもなく、かみしめるようにグラブに手を収めてマウンドを降りてくる大道。今季の充実ぶりがここ一番でも出た。

今日の森下、球に力はあったが、暴れ気味。6回を投げ切れなかったが、それでも無失点。森下クオリティ発動。


しびれたポイントその2は、6回ウラ。大道の代打・末包が、今永昇太の2球目をスタンドイン!  1回の、西川龍馬の先制ソロ以来、貴重な追加点。

CS前の監督会見で、「シリーズのキーマンは?」と問われ、「末包」と答えた新井さん。よもや「全員野球」とか言うんじゃあるまいなと思っていたので、ちゃんと名前を出して、感心した。

ところが、舌の根も乾かぬうちに、2戦目は末包下げて、秋山を上げてきた。

昨日、末包はノーヒット。秋山は、スタメン外れた悔しさ秘めて、途中出場で11回、サヨナラ打。

秋山が打てば、スタメンに入れたくなる気持ちはわからんでもないが(そう言えば、緒方さん期の「隙あらば野間」が懐かし・・・くない!)。

今日は、スタメン外れた末包が「ここにいるぞ~」と見せた。やっぱり、指定席など設けず、ベテランも若手も一緒くたに扱うのがいい、オリックスのように。


矢崎拓也が発熱のため、抹消。昨日、見事な矢崎節復活で、三者凡退。7回を締めてくれていただけに、痛い離脱。

7回は中﨑翔太。中﨑の経験を買ってのことだろうか。矢野雅哉がショートの守備にもついた。堂林に代打を出した余波だとしても、まだ7回。守りに入るのは早い。シーズン中の甘い采配に逆戻りしてないか。

森下、大道のあと、どうしても球がゆるやかに見える中崎。連打にバントで、1アウト3塁2塁。守備固めに入れたなら、矢野には先頭打者の宮﨑敏郎の打球、取ってほしかった。徐々に裏目に?

ここでターリーに交代。関根大気のタイムリーと、ソトの犠牲フライで同点に。


8回、イニングまたぎの上茶谷大河から、菊池涼介、野間峻祥が連打。西川龍馬のバントを上茶谷がフィルダーズチョイスで、ノーアウト満塁に。

ここで矢野に代えて、田中広輔。シーズン中、よく見た光景。

しかし、ここは裏目に出るどころか、田中が勝ち越しタイムリー。塁ベースに走り出しながら、控えめだけど力強いガッツポーズが出たー。

秋山が犠牲フライでもう1点。9回、栗林良吏がフィニッシュ。


試合後の挨拶で、新井さんは「甲子園では、カープの全員野球で高校球児のように戦っていきたいと思います」。

たまたまそこに映った選手たちの表情は熱くうなづくというより、「え~」と思っているように見えなくもなかったが。

でも、ここまで来たら、泥臭くても何でも、勝ちたい気持ちを見せて、ジャイアントキリングしてほしい。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

2023年10月14日

やればできるコたち、サヨナラ勝ちでファイナルへ王手!


10月14日(土)、セ・リーグCSファーストステージ/DeNA戦(マツダスタジアム)、延長11回、3対2で1勝。

11回、2アウト3塁1塁で、秋山翔吾がサヨナラ打。やったー! 

両チームとも、投手陣が素晴らしかった。それだけに、カープにシーズン中見慣れた残塁の山はあったけど、CSに恥ずかしくない緊迫した試合になった。

リリーフ陣が無失点リレー。代走・羽月隆太郎の3盗。からの菊池涼介の同点スクイズ。エラーなし。坂倉将吾もパスボールなし、3回には盗塁刺した。

ベンチの采配もはまった。今日は、それぞれが自分の仕事をした、そんな試合だった。


試合が始まる前(始まってからも)緊張した。この緊張を味わえる喜び。それまでの3年はいったい何をしてたのか、もう記憶が遠のくほど(よかったことは、森下暢仁と栗林良吏の新人賞だけ)。

それが今季、けしてレベルが高いとは言えないセ・リーグではあったけれど、こうしてマツダスタジアムでのCSを見ることができる喜び。ありがとう、カープ。

1番・菊池涼介、2番・野間峻祥、3番・西川龍馬、4番・堂林翔太、5番・小園海斗、6番・末包昇大、7番・坂倉将吾、8番・デビッドソン。

復帰したての野間、西川は復調したのか、終盤なかずとばずだった堂林・・・一抹の不安がなくはなかったけど、スタメン見てホッとした。けっこう得心した。


最多勝でカープに無敗の東克樹と、カープの勝ち頭・床田寛樹の投手戦。5回まで無失点。

得点圏にランナーを置いてもしのぐ床田。一方、今日は東相手にポンポン打ち上げて終わり、ということはなかったけど、5回まで2安打のカープ。

6回、試合が動いた。対床田の打率が5割(こわっ)、今日2打席2安打の大田泰示にフォア。そこから宮﨑敏郎の先制2ラン。フォアが響いた。

続くソトもヒット。ここでベンチはサッと床田を代える。やればできるではないか(シーズン中もやってー)。

打った宮﨑が上手かった。6回途中2失点は責められる数字ではないが。今季、床田にはタイトルをとってほしかったが、終盤、失速した。今日も、東とのそんな少しの差が出た。

代わった大道温貴は強い球で失点防ぎ、仕事した。


6回ウラ、菊池と野間が連打で、1アウト3塁1塁。西川の犠牲フライで1点返す。西川、スカッと行きたかっただろうけど、表情は厳しかったけど、仕事した。

1点ビハインドの7回から、勝ちパターンの矢崎拓也、島内颯太郎を繰り出して、無失点。

8回ウラ、デビッドソンがフォア(代走・羽月)。矢野雅哉がバントを決めて、羽月は2塁へ。さらにノーマークで、テテテと三盗。いいぞ~。

ここで菊池がスクイズ決めて、同点に。しびれた~。各々の仕事が積み重なって、ピースが一つ一つ埋まっていく感じ。

ところで、今日はバントが多かった。堂林や小園にさえ、バントサイン。そこに冒険精神はなかったけれど、今日は手堅く行く、勝つというベンチの意志。また、みなバントを上手く決めていた。

東は、この同点にされた場面を、バッテリーの甘さが出たと反省していたけれど、8回2失点、最多勝投手の投球を見せてくれた。


9回、栗林良吏。3塁にランナー置いても、無失点。

9回ウラ、上茶谷大河。1アウト2塁2塁で、末包に代打が出されてしまった。代打の切り札・松山竜平だったが、2球続けて見逃し。う~ん。

面白いなぁと思う。不思議と打つ感じ(オーラ)があるかないかって、見ていて伝わってくる。松山レフトフライ。坂倉ピッチャーゴロで、延長戦に。上茶谷もナイスピッチングだった。

10回、出ました、九里亜蓮。いまや先発の柱も、言われたところで投げる投手出身。無失点で、11回も続投。2アウト3塁の場面で、ターリーと交代。

久しぶりの1軍。不安もあったけど、球が走ってる。今日、2安打の林琢真を空振り三振にとって、ガッツポーズ。すて吉~(すてきちと読みます)。

シーズン中、勝ちが転がりこむこと多しのターリー(なんたって7勝)。ということは・・・(キラ~ン)。


11回ウラ、ウェンデルケンから堂林翔太が2塁打。ここまで4打席ノーヒット、バントまでさせられた4番が打ったー。

小園は今日2度目の申告敬遠(いまや主軸)。代打・田中広輔はバント失敗。今日、唯一のバント失敗だったけれど、いいわよ~という出来事が、直後に起きる。

まず、坂倉がピッチャーゴロで、2アウト3塁1塁。

10回から守備についた秋山が(控えに秋山がいるという喜び)、前進守備を抜くセンター前ヒットで、サヨナラだ~。

新井さんがグラウンドに出てきて、わっしょいわっしょい跳ねてるやないか~い。新井さんはこれをしても許される人、わっしょい!

昨年まで、セ・リーグとパ・リーグの試合は同じ時間に始まっていた。両方見たい野球好きには残念なことだったが、NPBも改善すること、あるのね。今年はセが13時開始、パは18時開始。

パの試合も見届けるつもりだったけど、あまりのクラクラする試合に頭がパンパンで、結果だけを確認。ロッテ、やりました。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

スポンサーリンク

2023年10月13日

「CSだよ、全員集合」て、全員じゃないし!


明日からCSファーストステージ、マツダスタジアムでDeNA戦。ブランクがあっただけに、楽しみ。

その反面、どんな選手起用をしてくるのか、またガッカリさせられるオーダーを組んでくるんじゃあるまいな、という心配も勝手にしています。

だって。コンディションより過去の実績重視の選手起用をシーズン中、延々と見せられたわけですから。そんな心配、払拭してくれるような、あっと思わせてくれるスタメンを組んでくれるかどうか。

「あっ」と言っても、望んでいるのはサプライズ起用でも何でもなく。ただただ調子のよい、状態のよい選手を優先して出してという普通のことなんですけど。


10月4日、野間峻祥とターリーが1軍練習に復帰。新井さんは「CSだよ、全員集合」と言っていた。

それって・・・「新井さんが好んで使ってきた一部の選手が集合した」ってふうに私には聞こえる(ターリーは、リリーフの層が厚くなって、いいと思います)。

シーズン終盤、登録抹消されていた秋山翔吾や西川龍馬、上本崇司、菊池涼介が1軍復帰で即スタメン。

菊池はいいんです、菊池は。得点に匹敵する黄金の守備を見せてくれますから(打ってくれたら、なお嬉しいが)。

試合に出ながら調子を取り戻すことも大事なんでしょうけれど、CSホーム開催がかかる大事な局面でも、「秋山、西川、上本は当たり前コース」が選ばれる不条理。キレも戻らぬうちに。


7月、いつのまにか巨人からロッテに移籍していた石川慎吾。CS進出のかかった終盤での活躍が目を引きました。石川は今季、移籍するまで1軍での出場がなかったとか。

それでも、ファームで好成績、その好調さを見込まれての1軍起用。で、結果出す。(「full-Count」)

こういう話を聞くと、カープは腰が重たい、歯切れが悪いと思う。


新井さんは時おり、「全員野球」という言葉を口にする。でも、その「全員」は、ごく一部の人たち。

オリックスの中嶋監督が常々口にしている「全員が戦力」とは、似て非なるもの。

中嶋監督はスタメンを固定せず、調子のいい選手を見極めて、1軍と2軍の入れ替えは日常茶飯事。2軍の選手にも絶えず目配り、ベテラン選手に指定席なし。結果を出せば声がかかる、選手のモチベーションが上がる。風通しよし!


さすがに大瀬良大地をCSファーストステージで先発に持ってくるようなことはしなかったが。そういう判断ができるようになるのに、1シーズンかかった。

選手の不甲斐ないプレーを見せられた日には、楽しみの持って行き場もないが、その前に、好不調を見極めないお名前重視のスタメンを組まれた日には、やるかたないことこの上なしです。

小園海斗と末包昇大の打順がほんと気になります。点の取れる打線を、ぜひとも。小園を一番に置いても、あとに続く人がいないよ~。末包7番とか、もうやめてね。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

2023年10月11日

持ってる? カープとロッテ、最終日に2位決まる


10月10日、やっとパ・リーグの順位が決まりました。楽天・ロッテ戦は0対5で、ロッテが2位に。

ロッテはこの日、勝てば2位、引き分けで3位、負ければ4位。こんな3本道がくっきり分かれた試合ってあっただろうか。しかもシーズン最終日に。

昨年、援護に恵まれず、勝ち数が伸びなかった小島和哉が10勝目というのも嬉しかった。好投した先発投手はやっぱり報われてほしいもの。


パ・リーグはオリックスを応援していました。でも、藤井皓哉がいるので、ソフトバンクも応援してました。どのチームの監督とも違った雰囲気を持っている吉井監督のことも気になっていました。

ロッテとカープはどちらも1年目の監督(吉井さんはコーチ経験豊富ですが)。シーズン序盤、ともに連敗が続くという足取りが似ていて親近感が。

最終的に、カープ2位、ロッテ2位と、また揃った。


1年目と言えば、西武の松井稼頭央監督はさほど話題に上らなかった。2軍監督、1軍ヘッドコーチと歴任してきて、いまさら新人監督という扱いではなかったか。

優勝したチームの監督を名匠扱いすることはよくあることだけど、三連覇したが、カープの緒方監督はそういう持ち上げられ方はしなかった。

選手が目立ってたってことで、よかったのかなと思う。監督が一番に目立つというのもね・・・。


しかし、ソフトバンクの藤本監督はやるせないことだろう。昨年は、オリックスとゲーム差ゼロで同率1位ながら、オリックスに負け越していたことで、2位に。

今年は、ロッテとゲーム差ゼロで、勝率が0.0001差で3位に(ロッテが0.5072、ソフトバンクが0.5071)。

数字上は引き分けていても、2年連続で順位が1コ下になった。早々にAクラス入りは確定していたのに、CSホーム開催をものにできなかった。この分かれ目。

「持っている」感で言ったら、3本の分かれ道の一番いいコースに進めた吉井監督はなかなかのもの。


それを言ったら、新井さんも、なかなかのもの。もうダメだぁ~と思われたセ・リーグ最終日、DeNAが巨人に完封負けして、カープがCSファーストステージのホーム開催をゲット(ちなみに、雨の試合に強かったのも印象的)。

阪神とオリックスのように、有無を言わさぬ強さはなかったけど。あはは(乾いた笑い)。

CSはなくていい派でしたけど、あれあれ? とっても楽しませてもらっています。これも当事者感が持てるからでしょうか(低空飛行の3年間を経て)。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。

2023年10月9日

こんなところでラグビー日本代表とカープが重なるとは


10月9日、楽天・ロッテ戦は雨のため試合中止。パ・リーグの2位から4位確定がまたしても持ち越し。CSを前に、ファンも、球団も、じりじり。

ところで4年前、日本で開催されたラグビーW杯。ちょうど入院していた時期で、盛り上がってるみたいだな~と感じつつ、完全に話題に乗りそこねました、ONE TEAM。

4年後の今、家にはいますが、見るときっと感動することがありそうと思いつつ、見ていないラグビーW杯。


3月のWBCは、リアルタイムでほぼ全試合見た。プロ野球ファンには、おなかの底から楽しい、素晴らしい時間になった。

メディアでも連日、大会が終わってからもしばらくの間、WBCの話題ばっかり取り上げられていた。ほかに、ほかに大事なニュースがあるじゃろが~い。

でも、野球に関心のない人には、「何か起きているらしい」という感じだったんだろうな、とも思っていた。

今回のラグビーに対する私のような人がけっこういたはず。まるで日本中がWBCで盛り上がっているかのような報道ぶりだったけど、んなこたぁない(タモリさんで)。


ラグビーW杯を見る時間は持たなかったのですが、プロ野球に限らず、いろんな競技の、それこそいろんな仕事の話を聞くのは大好きです。

10月8日、日本代表はアルゼンチン戦に破れ、1次リーグ敗退。

今朝、ラジオで昨日のアルゼンチン戦について、解説している方がいて(お名前が聞き取れなかった)、グッと近く感じる話があった。

今回の敗退について、日本の選手の層が薄い。ほとんど同じ選手が4試合を戦っていたが、アルゼンチンは前の試合とはメンバーが変わっていた。ラグビーは過酷なスポーツなので、最後の最後で体力勝負のところが出たのかな、という話だった。

選手のマネジメントって大事だな、と。


日本は試合間隔が10日の日もあったというのは聞き知っていた。サッカー以上に長っ。それくらいハードなのか・・・と思っていたのだけど、5日のチームもあったりしたみたいで、いいのか、そんなバラバラで(よかない)。

話戻りまして。今大会で主軸として起用されたのは、前回、前々回のW杯を経験したメンバーと聞いて、そのことにもびっくり。

それって、それって、三連覇時代の選手がいまだ重用されているカープみたいやないかーい。


コロナ禍でテストマッチの数が大幅に減って、選手の見極めや戦術を試行錯誤する場が得られなかったことも影響したとのことでしたが。(「日刊ゲンダイDIGITAL」)

選手の見極め、若手の育成、きめ細かな戦術の大事さ等々、その課題はどんな競技でも共通しますね。優勝から遠かったカープにはやることがいっぱい。

まだCSを控えていますが。来季に備え、選手は個々の心技体のレベルをあげねば(ボボボボボ←燃えている)。ベンチのレベルも、な(頼むから)。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。