2023年10月13日

「CSだよ、全員集合」て、全員じゃないし!


明日からCSファーストステージ、マツダスタジアムでDeNA戦。ブランクがあっただけに、楽しみ。

その反面、どんな選手起用をしてくるのか、またガッカリさせられるオーダーを組んでくるんじゃあるまいな、という心配も勝手にしています。

だって。コンディションより過去の実績重視の選手起用をシーズン中、延々と見せられたわけですから。そんな心配、払拭してくれるような、あっと思わせてくれるスタメンを組んでくれるかどうか。

「あっ」と言っても、望んでいるのはサプライズ起用でも何でもなく。ただただ調子のよい、状態のよい選手を優先して出してという普通のことなんですけど。


10月4日、野間峻祥とターリーが1軍練習に復帰。新井さんは「CSだよ、全員集合」と言っていた。

それって・・・「新井さんが好んで使ってきた一部の選手が集合した」ってふうに私には聞こえる(ターリーは、リリーフの層が厚くなって、いいと思います)。

シーズン終盤、登録抹消されていた秋山翔吾や西川龍馬、上本崇司、菊池涼介が1軍復帰で即スタメン。

菊池はいいんです、菊池は。得点に匹敵する黄金の守備を見せてくれますから(打ってくれたら、なお嬉しいが)。

試合に出ながら調子を取り戻すことも大事なんでしょうけれど、CSホーム開催がかかる大事な局面でも、「秋山、西川、上本は当たり前コース」が選ばれる不条理。キレも戻らぬうちに。


7月、いつのまにか巨人からロッテに移籍していた石川慎吾。CS進出のかかった終盤での活躍が目を引きました。石川は今季、移籍するまで1軍での出場がなかったとか。

それでも、ファームで好成績、その好調さを見込まれての1軍起用。で、結果出す。(「full-Count」)

こういう話を聞くと、カープは腰が重たい、歯切れが悪いと思う。


新井さんは時おり、「全員野球」という言葉を口にする。でも、その「全員」は、ごく一部の人たち。

オリックスの中嶋監督が常々口にしている「全員が戦力」とは、似て非なるもの。

中嶋監督はスタメンを固定せず、調子のいい選手を見極めて、1軍と2軍の入れ替えは日常茶飯事。2軍の選手にも絶えず目配り、ベテラン選手に指定席なし。結果を出せば声がかかる、選手のモチベーションが上がる。風通しよし!


さすがに大瀬良大地をCSファーストステージで先発に持ってくるようなことはしなかったが。そういう判断ができるようになるのに、1シーズンかかった。

選手の不甲斐ないプレーを見せられた日には、楽しみの持って行き場もないが、その前に、好不調を見極めないお名前重視のスタメンを組まれた日には、やるかたないことこの上なしです。

小園海斗と末包昇大の打順がほんと気になります。点の取れる打線を、ぜひとも。小園を一番に置いても、あとに続く人がいないよ~。末包7番とか、もうやめてね。
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