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2025年8月11日

地元メディアは伝えないカープへの辛辣(=ノーマル)な記事を読んで思ったこと


8月11日(月)、阪神戦(マツダスタジアム)は、雨のため中止。

明日の予告先発は、床田寛樹と大竹耕太郎。大竹はスライド登板。

カープの場合、エース格の投手はたいていスライド登板される。よって、今日先発予定だった遠藤淳志はスライドされず。私は見たかったですけどね、8月3日の中日戦で快投した遠藤。

大竹は防御率1.78だが、規定投球回数に達してないので、ローテの柱とは言い難い。カープ専用投手となりつつあるが、そこはしっかり仕事してる。外したことない(カープ情けない)。

そら、スライドしない手はないですね。くやしー。明日こそ、ボボボ(炎)。←そして、毎回打ち砕かれる(打線は打ってないのに)。明日こそー(小声)。


地元メディアは、さすがに昨年9月の大失速や、今季7連敗を繰り返していたときは、多少カープに対して厳しい記事もあったのでしょうか?

最近、たまたま目にした「AERA DIGITAL」が、カープに辛辣です。

というより、ノーマルです(よかったら、リンク先の記事を読んでみてください。ちょっと留飲下がります)。


広島・新井監督に“失格”の烙印も…次期監督に黒田博樹氏を招聘&マエケン復帰で〈球団史に残るプロジェクト〉発動か」(6月23日

このブログでも、「新井さんがいつ途中解任されてもいい(球団はしないだろうけど)」と書いてきましたが、メディアに「監督失格」と書かれると、ほんとにジュッと烙印押される感じで、けっこう応えますな。

黒田監督待望論は、それこそ「願い」みたいなものでしょう。

黒田が監督という泥臭い仕事を引き受けると思えない。新井さんで懲りた。好きだった選手が監督・コーチになって、選手時代とのギャップを見せられるのはもうおなかいっぱいです。


昨年の大失速が再来した広島 ファン離れも深刻〈監督交代よりコーチ陣刷新〉が再建のカギか」(7月29日

「新井監督への風当たりが強まっているが、広島OBは違った見方を示す」として、こう書かれています。

「監督交代だけでは変わらない。コーチ陣の大幅なテコ入れやドラフト戦略の見直しなど、抜本的な改革をしないとチームを立て直せない」と。

昨年オフ、コーチの入れ替えがまったくなかったことに対して、メディアから驚きの声が出たことにも言及してあります。

ファンもそう思ってました。コーチの全員留任にはとんでもなく失望して落胆しました。地元メディアはこういうこと、書かなさそうですが、どうだったの??


カープ女子どこへ、空席目立つマツダスタジアム――最下位目前の広島にファンから無言のメッセージ」(8月1日

この記事と同じようなタイトルで、私もブログを書いたことあります。

他球団のファンサービスを例にあげて、「球団運営も時代の変化に合わせる必要性があるかもしれない」と、提起。

「変えることが可能な分野がいくつも残されているのはカープの強みだろう」と、前向きな書き方で終わっています。

えぇ、手本にできる他球団のサービスはリサーチして取り入れてほしいですね。できること、いっぱいありそうです。


先日、DeNAはカープ戦の試合後、「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」と称して、プロジェクションマッピング&ドローンショー 、やってましたね。

こういうイベントを楽しみにファンの方が球場に足を運んでくださるなら、とってもいいんだろうな。

と思いつつ、私は「球場に足を踏み入れること自体が特別」って気持ちになるんです、いつも。球場っていうライブ会場は、そう思わせてくれる空間なんです。

球場にいろんな楽しみごとが用意されて、それを目的にお客さんがたくさん来てくださるのは素晴らしいと思う。

その一方で、「来てよかった」そう思えるプレーを選手を見せてくれることが、一番のファンサービスだなと思う(そう思える采配をしてくれるベンチとセットでな)。

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2025年7月22日

かつて七夕の奇跡を生んだ指揮官、神宮で悪夢のサヨナラ負け


7月21日(月)、ヤクルト戦(神宮球場)、7対

サヨナラ負け。2点リードの9回ウラ、勝ちがスルスル逃げていく。

逆に、ヤクルトの逆転劇に感動した。この3連戦、1位と20ゲーム離された最下位チームの投げやりな感じがなかった。村上宗隆、塩見泰隆、長岡秀樹ら(サンタナも?)、主力を欠きながら、若い選手が頑張っていた。

9回、古賀優大ヒット、代打増田珠ヒット、からの赤羽由紘さよなら3ラン! 諦めてなかった。連敗続きで上手くいかないときのカープの、あの覇気のなさと大違い。


昨日も今日も、いつもより点をとっても勝てないのは、もはや呪われてるの?と言いたくなる領域(呪いとか信じてませんけど)。でも、勝てない理由はちゃんとある。

5点リードの6回ウラ、二俣翔一をサードに配置転換、ショート矢野雅哉。ライトに久保修。ベンチの意図は知らんけど、もう守備固めに入ったの? 早すぎない?(久保のヒットはよかった)

まだ攻撃3回もあるのに、もう勝ったと思ったの? カープベンチ、危ういと思った。

その6回ウラ、そら見たことか、打撃低調の山田哲人が2ランで3点差


床田寛樹6回3失点。「中5日だから」なんて言わせない投球をした。

8試合連続ノーヒットだったファビアン(そこは我慢強いベンチ、いや思考停止?)が1回3回、連続タイムリー

5回には、林晃汰の2号3ラン! 連日の林のホームランに胸のすく思い。そして昨日と同じ言葉を新井さんに言いたい、「だから林出せって言ってたのに!」。

新井さんは交流戦が終わってリーグ戦が再開するとき、「今、晃汰を上げても使ってあげることができない」と言っていた。

長打が求められているカープ。ファームで3割超えしている林をずっと上げてほしいと思っていた。いくらでも使える場面は作れたはず。使おうとしなかったのは新井さんだけ。ミスキャスト。



首位打者に肉薄してきた小園海斗も6回にタイムリー。6点の援護を得て、マウンドを降りた床田だったが。

7回、中﨑翔太。島内颯太郎じゃないんだ。赤羽タイムリーで、2点差に。

そして9回、ハーンがハーンが。


昨日、走塁を疎かにしたと途中交代させられた坂倉将吾はベンチスタート。なんかベンチの雰囲気悪くなってない? 今日は打線がつながって、ちょっといいムードになったけど。

5月、「ここ最近、グラウンドで弱い姿が見受けられるので」と、小園をスタメンから外した新井さん。あのときも感じた違和感に近いものが。

だったら、野間峻祥とか堂林翔太とか、打席での矢野雅哉とか(こちらは技術の問題か)、緩慢プレーや、熱を感じない打席はどうなの?と言いたい。

最近の石原貴規の打席は會澤翼に等しく期待値が低い。もう、カープベンチのやることなすこと、勝ちから背を向けられているような気がしてしまう。


矢崎拓也が移籍後初勝利
。矢崎が出てくると、「打たれないで」と思いながら見てしまう。2点ビハインドでの9回の投球。ランナーは出したけど、ぐいぐい攻めた投球、よかった。床田に勝ちがつかなかったのは無念だけど。

かつて2017年7月7日、神宮球場でドラマチックな逆転3ランを放った新井さん。今日、悪夢の逆転劇を体験。辛いです、ね。

で昨日、試合後、玉村昇悟について問われ、「もう本人に聞いて」と突き放した言い方の新井さん。(「デイリースポーツ」)

まるで機嫌が悪かったときの緒方さんみたい。思ったようにいかなくて、相当イライラしていると思う。

オールスターでリセット・・・できるんだろうか、カープベンチ。選手はがんばろう。

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2025年7月14日

「成績不振の山田になぜこだわる?」と高津監督に問う記事、新井さんにも聞いて


7月14日、田中広輔が登録抹消(やっと!)。

得点力不足で阪神戦と中日戦で連続3タテされてもなお、こ、これだけ? 7月11日の堂林翔太に続いて(遅い!)、ほんとに一人ずつ、ひとりずつ。

決断に時間のかかる、思い切ったことができない(=チームの将来像が描けない)新井さんらしいです。


アルファポリス」という出版社のサイトに、ヤクルトの高津監督への直球なインタビュー記事が掲載されていました。

成績不振の山田哲人、中村悠平の起用にどうしてこだわり続けるのか?」というファンの声に対して、どう考えているのか、と。

気持ちいいですねー、ファンが思っていることをシンプルに聞いてくれている。


高津監督曰く、「彼らの代わりの選手がいないんです」。えっ。

「打率2割前半の山田や、1割台の中村を使わなくてもいいんです。だけど、それにとって代わる選手も数字が低い」

「数字に表れるリアルな成績があまり変わらないのなら、少しでも勝利の可能性を高めるために、数字に表れないもの、例えばチームを引っ張っていってくれる選手、大きなミスをしない選手を使った方がいい」


嫌われた監督  落合博満は中日をどう変えたのか』によると、落合さんはこんなことを言っていたそうです。


スカウトには、「すぐに使える選手が欲しい。勝つための戦力を取ってくれ」と。

「現場のわがままを通させてもらった。でも、五年、十年先じゃなくて、来年の戦いに勝たないといけないんだ」と。

「不公平じゃないか、若いってだけで使ってもらえるのか? 今、うちにファームで三割打っている奴がいるか? ベテランにだって生活権はあるんだぜ?」とも。


キャリアのあるベテランはある程度、予想がつく・・・かもしれない。でもカープの場合、今の田中や會澤翼らが、勝つための戦力と言えるの?

新井さんにも、こんな具体的な質問をしてほしい。高津監督と近い答えが返ってくるかもしれないけど。

答えの中身より、そういう大事な(ファンが知りたい)ことを正面きって聞いてくれるメディアがいないことが不満。

地元メディアは聞かないでしょうね。そんなこと聞いたら、オーナーに睨まれるでしょうから(ツーン)。


2019年、コンディション不良で絶不調だった田中を緒方元監督が起用し続けていたとき、私が聞いた範囲では、それを批判するような声は地元の中継では聞こえてこなかった。

緒方さんの采配も異様だったけど、それに触れない地元メディアも異様に感じた。
 
安仁屋宗八さんなんか「連続出場続けた方がいいと思う」と言っていて、ダメだこりゃと思ったものだった。チームより選手個人が優先順位が上って、おかしい。


5月になって、田中の打撃フォームを見て、カープ関係者ではない山崎武司さんが実況で状態の悪さを指摘してくれて、やっと言ってくれる人がいたと思ったのを覚えている。

シーズン終盤になって、やっと緒方さんの選手起用について批評する記事を読んだ(もちろん地元メディアでなかった)。

田中の起用にこだわっていた頃から、だんだんカープがおかしくなった。フラットな選手起用がされていないのは、今も続いている。監督が代わっているのに、ヘン、ヘンです。

監督にはフラットな選手起用をしてほしいし、メディアにはフラットな記事を伝えてほしい。どっちもヘン。
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2025年5月24日

DeNA戦雨天中止で大竹を視察、小園と新井さんに新展開?


5月24日(土)、DeNA戦(マツダスタジアム)は、雨のため中止
(今季5度目)。寂しいな。

中日・阪神戦の先発が、髙橋宏斗と大竹耕太郎。そこで、大竹が他チーム相手にどんな感じで投げてるのか、見てみることにしたんです。

大竹に通算10敗1勝のカープ。毎回、今度こそ次回こそと希望は捨てずに見るものの、スイスイ打ち取られて小馬鹿にされてるような気さえする。

ここまで大竹を打ててないのはカープだけという話も耳にします(なんという)。大竹と中日の相性はよくわからないけど、気楽に見てみた(カープ戦と違って)。阪神に独走されたくないので、中日応援目線で(他力本願寺)。


1回、岡林勇希が先頭打者ヒット、カステリのタイムリーで中日が1点先制。いいな中日。

なおも得点圏。大竹、テンポ悪い。カープ戦ではめちゃテンポいいのに。えぇ、カープはほぼランナー出しませんから、スイスイですよ。

2回、佐藤輝明が同点の12号ソロ。ひ〜。2回ウラ、中日が2得点して勝ち越す。


たまたまこの日がそうだったということなのかもしれないが(カープ戦のサンプルしか知らないから)、山本泰寛らに粘られ、大竹はけっこう球数かさんでた。こっちはマダックスされそうになったのに。

6回、大山悠輔の2点タイムリーで、また同点に。中日のエースも苦戦しています。

大竹は5回3失点93球で降板。負けを消してもらった。最終的には、中日が5対4で勝利。ホッ。

大竹、カープ戦のようにのびのびはしていませんでした。カープ、ポンポン打ち上げて終わるからな。他チームを見習うように(それってスコアラーの仕事・・・)。


巨人がヤクルトに勝ったため、カープは戦わずしてズリズリ4位に。明日は床田寛樹がスライド登板、東克樹と対決。

5月22日、大瀬良大地がスライド登板したばかりなだけに、若干の不安を残しつつ、東キラーの小園海斗に援護してほしいところです。

5月23日、DeNA戦9回、ショートの守備についた小園。

試合後、「今後、ショート小園の選択肢はあるか」と問われて、 「もちろん、もちろん。準備もしているし、ノックも受けているし、今後いろんな可能性があると思います」と新井さん。(「イリースポーツ」)

期待してまうやないかーい。明日、即刻、ショート小園で!


今日は全体練習が終わった後、
特打する小園に身ぶり手ぶりを交えながら助言を送ったという新井さん。

「よくないとはあまり感じないの。ちょっとしたところだと思う。彼もモヤッとしていると思うので、一言だけ」と。(「日刊スポーツ」)

小園は「簡単にはいかないですけど、指導していただいたのでよかった」と。

新井打撃特任コーチのアドバイスが何かのきっかけになるといいな。明日は東を打とう。

2025年4月5日

床田と東でまさかのハイスコアゲーム、森浦の熱投が田村のサヨナラ弾を呼んだ!


4月5日(土)、DeNA戦(マツダスタジアム)、対7。延長11回サヨナラ勝ち

床田寛樹 vs. 東克樹のマッチアップがこんなハイスコアゲームになろうとは。

7対7の11回裏、出てきたのはマツダスタジアムでめっぽう強い山﨑康晃。だったが、代打・田村俊介が振り抜いた初球がスタンドイーン!

久しぶりに、ベンチから飛び出し、飛び上がる新井さんを見た!(昨年終盤はこういうのなかったから・・・)。


DeNA相手に追いつき追い越され、サヨナラ勝ちするとは。これはカープなの、カープなの?

昨日は勝ったのに爽快感は少なめ、お立ち台に立った森下暢仁、野間峻祥、田村のトーンも低め。「明日は明るいヒーローインタビューが聞きたい」と書いた昨日でしたが、まさか本当にそうなるとは。

サヨナラの瞬間の心境を聞かれ、「最高です」ではなく、「ヤバいです」と言った田村。今どきの子はそうなるのか〜。


1回、オースティンの2点タイムリーで先制される。また体がだるくなりそうな幕開け。

だったが、3回、4番堂林翔太が2塁打(牧秀悟がボールをこぼした隙に3塁へ)。末包昇大がフェンス直撃タイムリー菊池涼介タイムリーで、早々に2対2と追いつく

4回、末包が2ラン! 4対2に。

すると床田も目に見えて投球のテンポがよくなっていった。やっぱり味方の援護って大きい。床田7回2失点、今日は報われるでしょうか。


8回、4月2日のヤクルト戦で3失点したハーン。先頭打者の梶原昂希ヒット。ヒャッとなったが、牧のセカンドゴロを菊池涼介がダイビングキャッチからのグラブトス、2塁タッチアウト! 佐野恵太は併殺。

菊地の好守備が出て、ハーンが生き返ったように見えた。床田といい、ハーンといい、投手と野手が呼応しあっているこの感じ。野球を感じて静かに感動。

8回、宮﨑敏郎が2度打球を逸らすという、マツダの天然芝マジック?も出て、カープ2点追加、6対2に。

2点リードのセーブシチュエーションで9回・栗林良吏となるつもりが、嬉しい誤算で4点リードになった。


4点リードで栗林を出したくないな〜と思ったが(同点の9回もですよ)、肩を作っていたのは栗林だけ。そのままマウンドへ。

やっぱりセーブシチュエーションでない場面の栗林はやめておけばよかったのにという結果論に。フォアと3連打で2失点。フォアで満塁つくって、塹江敦哉に交代。

2試合続けて不穏な空気を醸し出していた塹江だったが、梶原空振り三振で2アウト、よし。ワンポインで、島内颯太郎に交代。

う、牧にフォアで押し出し。佐野恵太2点タイムリーで、6対7逆転される。やっちゃった。というか、栗林が自責5なんだが。


でもここで終わらなかった。9回裏、代打・野間峻祥ヒット! 今日も仕事した〜。代走・羽月隆太郎は盗塁決めた!

ノーアウト2塁で會澤翼がバントの構え。こんな圧を感じるバントの打席を初めて見た。入江大生は會澤にデッドボール。

石原貴規も磯村嘉孝も出番を終えて、残る捕手は・・・いざとなったら中村奨成だ! という面白い展開にはならず、會澤続行。

ノーアウト1塁2塁で、二俣翔一もバントの構え。4月2日のヤクルト戦で、バントのファウルチップが顔面を直撃した大きなアクシデントがあったばかり。 恐怖もあっただろうに、しっかり決めて1アウト2塁3塁。

矢野雅哉のセカンドゴロで、7対7、同点に


9回に3投手投入して5失点したカープ。10回は森浦大輔。この森浦が素晴らしかった。主軸ではないとはいえ、三者連続三振11回も続投

イニング跨ぎによいイメージはないのだが、戸柱恭孝と京田陽太を連続空振り三振、梶原をゴロで仕留めたる。これは森浦を勝ち投手にしなくては!(島内のもらい勝利パターンみたいなのではなく)

それが、田村のサヨナラ弾でかなった。もちろん森浦は田村と一緒にお立ち台に立ちました。たぎる若い田村とは対照的に、森浦はいつもの控えめな可愛らしいモード。でも、ものすごく頼もしかったです。

3カード目にして、やっと勝ち越し。新井さんは試合後の会見で、そういう数字に今はこだわらず、目の前の一戦一戦をと言っていたけれど、嬉しい。(「デイリースポーツ」)

地道な勝ち越しと連敗しないことは、優勝への基本プランだから。
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2025年2月9日

日南キャンプ紅白戦のフレッシュさに失われた2年を思う


2月9日、日南キャンプで紅白戦。

開幕してからがなんぼの世界。紅白戦やオープン戦には一喜一憂しないことにしてるのですが、スタメン見てるだけでワクワクするー。フレッシュ!

紅 組
久保修(センター)
中村貴浩(ライト)
二俣翔一(サード)
ファビアン(DH)
林晃汰(レフト) 
渡邉悠斗(ファースト)
末包昇大(DH)
山足達也(ショート)
佐藤啓介(セカンド)
持丸泰輝(キャッチャー)
小園海斗(DH)
常廣羽也斗(先発)

白 組
羽月隆太郎(レフト)
大盛穂(センター)
中村奨成(DH)
モンテロ(DH)
内田湘大(サード)
田村俊介(ライト)
髙木翔斗(DH)
仲田侑仁(ファースト)
中村健人(DH)
韮澤雄也(セカンド)
清水叶人(キャッチャー)
矢野雅哉(ショート)
斉藤優汰(先発)


もし、このメンバーで今季を戦って、たとえ成績が下位だったとしても、「力のないベテラン」(by藤川球児)に優先席が与えられモヤモヤしていた昨年や一昨年より、精神衛生上とってもいいです。だって、未来がある!

しかし、2年遅れている気がします。指導者経験なしでいきなり監督に抜擢された新井さん。やっとスタートラインに立ったというか。

いやいや、まだ開幕してないから、本当に変わるかどうかまだわかりません。


昨年、最終戦の試合後のセレモニーにて、神妙な面持ちで、痛みを伴う改革宣言をした新井さんだったが。それ、もともとあなたが招いたことですから。若手の育成をおろそかにしたの。

さすがに、野間峻祥、田中広輔、松山竜平らにも、新井さんの言葉は届いているようだ。

「今年が勝負の年」みたいに、本気出し始めています。今頃か〜い、と思いますが。


そういう温床を作った新井さんも罪だが、それに乗っかってた方も乗っかってた方だ。

同じベテランでも(本人は「ベテラン」と呼ばれるのを嫌がってるみたいだけど)、他球団から来た秋山翔吾にはもとからプロとしての緊迫感がある(それがプロの世界というもの)。

開幕したら、また馴染みの選手への揺り戻し逆戻り現象が起きるかもしれないので余談は許しませんが、開幕が、いえシーズン終盤までが、爽やかなものであってほしい。フレーッシュ!

2025年1月23日

清々しい春季キャンプメンバー発表、3年目でやっとまともに?


1月23日、春季キャンプの参加メンバーが発表(そんなわけで、カープファンクラブについてはまた改めて)。

1軍
投手/森浦大輔、大瀬良大地、森翔平、常廣羽也斗、森下暢仁、床田寛樹、栗林良史、黒原拓未、益田武尚、佐藤柳之介、滝田一希、高橋昂也、塹江敦哉、鈴木健矢、J.ドミンゲス、島内颯太郎、松本竜也、河野佳、斎藤優汰、アドゥワ誠、岡本駿、玉村昇悟、T.ハーン

捕手/坂倉将吾、持丸泰輝、清水叶人

内野手/矢野雅哉、小園海斗、堂林翔太、菊池涼介、林晃汰、渡邉悠斗、韮澤雄也、仲田侑仁、内田湘大、山足達也、佐藤啓介、二俣翔一、E.モンテロ

外野手/秋山翔吾、中村健人、末包昇大、田村俊介、S.ファビアン、中村奨成、中村貴浩


2軍
投手/大道温貴、中﨑翔太、髙太一、ケムナ誠、赤塚健利、長谷部銀次、遠藤敦志、菊地ハルン、日髙暖己、杉田健、小船翼、辻大雅、竹下海斗、杉原望来、小林樹斗、デロスサントス

捕手/會澤翼、石原貴規、磯村嘉孝、高木翔斗、安竹俊喜

内野手/羽月隆太郎、上本崇司、田中広輔、佐々木泰、前川誠太、M.ラミレス、メヒア

外野手/野間峻祥、宇草孔基、松山竜平、久保修、大盛穂、名原典彦、M.ロベルト


會澤、上本、田中、野間、松山は2軍。今後入れ替えもある、調整を本人に任せているベテラン勢の2軍スタートはいつものこと(でも秋山、菊池は1軍)。そうわかってはいても、清々しいものを感じる今年の発表。

やっと本気出したか、今年のカープ。いえ、2年遅れです。やっと地平線に立ったような1年目の気分です。

石原2軍はちょっとびっくり。コンディションの問題かもしれないけれど、1軍に清水の名が。いい!

こうなるのに2年かかったが、新井さんの「変わります宣言」は伊達ではなかったことを、ここから見せてほしい(先は長い、まだ半信半疑中)。


昨年、最終戦で1軍デビュー、そろってプロ初安打の内田湘大と仲田侑仁も1軍スタート。

あの試合で、「今までに味わったことのない興奮でした」と内田。「1軍の試合の応援、声援はやっぱりすごいと感じました」と仲田。(「サンスポ」)

シーズン最終戦で二人が新しい景色を見ることができて、よかった。これがあるとないでは大違い。育ってほしいです(自分で!)。


1月21日(日本時間では22日)、イチローがアジア人初のアメリカ野球殿堂入り。会見での、「これから野球を始める選手やプロになったばかりの選手へ」の言葉がとってもよかった。(「NHK」)

「18歳でプロ野球選手になったときに、まずメジャーリーグでプレーするなんてことは想像すらできませんでした。それが日本でプレーしていくうちに〈アメリカでプレーしたい〉という気持ちが芽生えてくる。徐々に段階を経て進んできたという感触がすごくあるんですね」

「才能ある人たちもたくさんいます。僕なんかもうとても比較にならないぐらい才能にあふれた人がいっぱいいます。でもそれを生かすも殺すも自分自身だということです。自分の能力を生かす能力はまた別にあるということは知っておいてほしい」

期待されながらプロで活躍できずに終わっていく選手は、自分の生かす能力を発揮できなかったということか。どの職業にも通じる、ズシっと響く言葉。


このオフ、一人で自主トレしてきたという奨成。

「他球団の選手にアドバイスをもらったりも大切ですし、今までそうしてきましたけど、もう8年目。そろそろ自立というか、自分で考えて」(「スポーツ報知」)

う〜、自立って。やっとか! 2年目の巨人・浅野翔吾は、今年の自主トレは自分の課題に一人で向き合った。大人〜。

「しっかり競争してもらいます。中堅どころ、ベテランも結果を出してほしい。開幕投手も決まってないし、開幕スタメンももちろん決まってない。動きを見ながらになってくると思う」と、新井さん。(「日刊スポーツ」)

今年こそ、カープはまっとうなスタートが切れるでしょうか。奨成は遅咲きの花を咲かせることができるでしょうか。

2025年1月20日

たまには新井さんと気が合った選手評


「今季、中心になってもらいたい選手は?」という前田智徳さんからの質問(棒読み)に、「坂倉将吾と小園海斗」と、新井さん。

この二人の名前が出てきて、ホッとした。というか、これ以外に誰がいようか?

これは、らぶぱちさんがブログ「おカープ婦人な私の勝手な喜怒哀楽」で紹介してくださっていた、新井さんと前田さんの対談からの話(未見だったのでありがたかったです)。


前田さんは、矢野雅哉の背番号が4番に変わったことについて、「ちょっと早くないですか?」とも質問。

新井さんは背番号の変更については球団から何も相談されていないそうで(そらそうだ)、「もし球団から相談されたとしたら?」と重ね問いされて、「まだ早い!」と即答。ここでも、ホッ。

矢野に比して球団の小園の評価低過ぎ問題が、まだプスプス脳の中でくすぶっていたので、新井さんのフラットな評価に(ここではフラットなの〜)、ちょっとだけスカッとしました。


始めてから7年少しの当ブログですが、これまで一番よく読まれた記事は、なぜか長く「羽生善治さんと赤いカープ帽」でした。おそらく将棋ファンの方が検索して訪れてきてくださったと思われます。将棋人気、おそるべしです。

その後、ついに羽生さんをトップの座から引き摺り下ろしたのが(大袈裟やねん)、「安部の戦力外、後味悪い」。

昨年9月の大失速の記事(栗林が大失点した試合)が一時期トップに立っていましたが、今また安倍が返り咲いてます。


シーズン中、ファームで高打率を叩き出していたにもかかわらず、一度も1軍に呼ばれず、2022年オフに戦力外通告された安部友裕。

SNSで暗に球団を批判するようなことを書いていたこともあって、それこそ後味悪かったのを思い出した。

新井さんは「好き嫌いで起用しない」と言いつつもベテランへの温情起用が2年続いたけれど、矢野のプッシュ、安部の戦力外と、球団の好き嫌いこそけっこう露骨です。

矢野は昨年、ゴールデングラブ賞も受賞してブレイク。以前は、チャンスの場面で矢野に代打を出さないとき、「ベンチは勝つ気あるのか〜」とカッカしたものだった。

ずっとサブの選手だと思っていたけど、打撃でも後半ジリジリと成長曲線を描いた(矢野内比です)。


9月22日、バンテリンでの中日戦で、矢野が涌井秀章に1打席22球投げさせて、プロ野球新記録を樹立(これまでの記録は19球)。

囃し立てる記録ではないと思うけど、22球のうち17球をファウルで粘った。もう何度見せられたかという中日戦でのロースコアゲームで、矢野がなんとか塁に出ようと見せたガッツには拍手を送りたいです。

「ファウルを打とうとか思ってなくて、真っすぐを詰まってもいいからサードかショートの後ろに落としたいと思っていた。良いところにボールが来てたので、ファウルになってしまいました」と、矢野。(「日刊スポーツ」)

工藤公康さんは、ソフトバンクの近藤健介について、「タイミングがズレてもファウルを打ってタイミングを計ることも出来る」と、その打撃技術を称賛していた。(「スポニチ」)

あっさりポンポン終わる打者より、抗ってファウルで粘る矢野にガッツを感じるが、前に飛ばす技術がほしいの。


ショートの守備で頭角を現し、小園をサードにコンバートさせてしまった矢野。今後の活躍によっては日本代表の可能性も、なんて記事まで出てきた。(「週刊ベースボール」

昨年の矢野の打撃の成長は予想外。だから今年も、私の予想を超えた活躍をさらにしてくれるかもしれない。でも、それこそ持ち上げるのはまだ早いです。

でも、本人が調子づいて見えないのが救い。今年はスタメン(ポジション)どうなるんだろ?  あぁ、開幕が近づいてきました。
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2025年1月19日

今年も護摩行、勝手に燃えてろ新井さん〜。さらに驚いたのは・・・


新井さんは今年も高野山の清浄心院で、21回目の護摩行。「昨年の悔しさを思い出しながら、護摩行の火と向き合っていました」と。

人それぞれ集中するためのスイッチの入れ方があって、新井さんにとってはこれが自分と向き合う方法の一つなんだろう。

他人がとやかく言うことでもないのでつっこむことも控えてましたが、今年は「勝手に熱くなっとれ〜!」という気持ちになった。


今朝の「石橋貴明のGATE7」(1月19日放送、TBSラジオ)は、2025年シーズン大展望、セ・リーグ編。ゲストは槙原寛己さん。

槙原さんは実績もある方だし、声もいい。が、解説を聞いていて臨場感を感じたことはあんまりない。岡田明丈が先発の試合で「菅野との投げあいを見てみたいですね」と評価してくださってたことがあって、それはすごく嬉しかった。(岡田~)

話戻りまして、番組では各チームについて順番にコメント。カープについては・・・


「8月とか9月に外国人をとっておけば、全然勝てたでしょう。あれは勿体ないですよ。そこらへんは動いてほしかったですね」

「打てる打てないは別として、そのことはもうはっきりわかっていて、新井監督は今の戦力でやるって言っちゃったんですけど、外国人選手(レイノルズとシャイナー)が4月に怪我しちゃってますから。あの二人を早めに見切りをつけとけばっていう部分はあったんで。そのへんが勿体ないなと思うんですよね」

シーズン終わって、カープの9月の大失速について取り上げる記事はあった。夏の暑さの影響についてもけっこう取り上げられていた。打てない打線をバックに奮闘してきた投手陣が、夏の暑さも相まって踏ん張れなかった、的な。

そこを槙原さんはシンプルにバッサリ。たしかにシャイナーの引きずり方とか、いつか、今度こそ、花は、開く? と、待てども待てども時間だけは過ぎていった。


外国人選手が活躍するしないは、どのチームも抱えている問題ではあるけれど(ヤクルト以外は)。

でも、珍しく球団が打診してきたシーズン途中の補強を新井さんが断ったのは、やっぱり「いる人だけで頑張る家内制手工業」みたいな、「カープは家族」観が足を引っ張ったんだろうか。

9月のあんな負け方、優勝の逃し方。選手、フロントも含め、監督だけの責任ではないけれど、自分で墓穴掘っておいて、それを悔しがって火の前でボボボボボッとなっている新井さんに「勝手に熱くなってろ〜!」と思わずにいられなかった。


そしたら、今朝の「サンデーモーニング」で、新井さんの護摩行の後、ソフトバンクの今宮健太ら一行が寒行している映像が。

真冬に冷水に入って浴びるなんて、心臓にもよくない! 皮膚が痛そうな護摩行以上に心配! 身体を大事にしてー。 今宮、守備の名手なのに〜(周東佑京や栗原陵矢までも〜)。

今宮が寒行をしたのはお兄さんが住職をつとめるお寺。なんと今年は、お兄さんのはからいで護摩行も体験したとか。(「西スポWEB otto! 」)

冷たかったり熱かったり、体弱い人間から見たらどうかしてる事象ですが、今宮があまりに気持ちよさそうで(もう何も言えまい)。 

新井さんにしても、今宮にしても、他人がとやかく言うのはやめようとなるのは、選手として(監督としてはまだですよ)実績を出しているからだろうか。(奨成よ、堂林よ〜)
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2025年1月17日

選手には浸透しつつある、新井さんの「カープ変わります」宣言の行方


昨季の最終戦後のセレモニーで、新井さんは言った。

「来シーズンは様々なことが変化する年になる。その先のカープのことを考えると、変わっていかなければいけない。変わるということは、それとともに痛みを生じてくると思います」

監督に就任した年は「1軍も2軍も全員戦力」、2年目には「いろんな選手にチャンスをあげたい」と言いながら、結局はベテラン優先の起用に収束していった。


ので、「変わります宣言」も、今年の新人合同自主トレを視察したときの「今年は昨年以上に若い選手にチャンスが来る年」と言う言葉も、鵜呑みにはしていません。

二度あることは三度ある、か。三度目の正直、か。始まってみないとわからない。

新井さんの「変わります宣言」となんら連動していない、いつも通りの球団の動きには気持ちが離れるばかりですが。思い切った戦力外通告なし、ドラフトで大砲候補をとらない、コーチ全員残留・・・このへんにしといたるわ!


それは置いといて(置いときたくはないが)、新井さんの言葉、選手には浸透しているのかなと小さな変化は感じる。

「今年ダメだったらやめるしかないんで」と、緊張感漂わせる松山竜平。(「スポニチ」)

「一からアピールしていかないと。変わったところを出せないと試合には出られないと思う」と、野間峻祥。(「スポニチ」)


こういう記事は記者の主観も入った切り取りとも言える。でも、昨年よりベテラン選手に緊張感を感じる。

というか、これが当たり前。今まで、カープの中堅・ベテラン勢は大切にされすぎてきた。

その点、菊池涼介は、10年連続受賞から、中野拓夢と吉川尚輝に譲ったゴールデングラブ賞をもう一度とりたい、そのためにも143試合出られる体を作っておきたいと、平常運転な感じも。菊池にはまだ現役としての臨場感があるから、かな。


生え抜きでない秋山翔吾の言動は、もともとプロ野球選手にあって当たり前の緊張感を感じる。

昨年、移籍3年目にして、まずまずの成績を残せ、少しホッとしたという秋山。「あのままで終わったら〈カープのフロントは何のために取ったんだ〉となる」。(「スポーツ報知」)

球団に甘やかされて首がつながってる勢にも、このヒリヒリした感覚、持ってほしい。染まるなっ、カープにっ。


そんな秋山にも、新井さんの宣言はストレートに響いているようだ。

「キャリアを積んできた人たちも、1軍にみんないれるという空気感では、もうなさそうだなっていう言葉が監督から出ている。去年やったから今年も大丈夫みたいな考えは正直持てない。もうよっぽど怖さの方があるんで。危機感がある」(「デイリースポーツ」)

この怖さ、今度こそ裏切らないで、新井さん。それが一番、怖い。

2025年1月16日

九里FAの人的補償なし、やっぱり金銭のみで着地か〜


1月16日、オリックスにFA移籍した九里亜蓮の補償は、金銭のみで決定。やっぱり着地点はココだったか。

それまで「人的補償の候補は誰?」と予測する記事が散見されていたけど、一切当てにならないので目を通さなかった(現役ドラフトのときも)。

2007年の赤松真人(新井さん→阪神)、2013年の一岡竜司(大竹寛→巨人)と、過去に人的補償の成功体験があったカープ。この二人は、三連覇でもチームを支えてくれた。

2018年の長野久義(丸佳浩→巨人)は、緒方監督の思い切りの悪い起用もあって、実績を残せたとは言えないけど、カープファンに良い記憶を残してくれた(そして巨人に帰っていった)。


もう一人、2024年、西川龍馬の人的補償で移籍した日高暖己。

オリックスファンからは、カープ移籍が決まったとき、「うわ、見つかってもうた」と言わしめた、山本由伸二世と将来を期待されていた選手。

プロ3年目の20歳、今のところ1軍登板なし。即戦力というより、これからの選手。急いてはいけないんでしょうが、今後どうなるの〜という存在。


人的補償の対象外となるプロテクトリストは28人。どんな選手が対象候補にリストされていたか知るよしもないのだけど、2年続けてオリックスとのやりとり。

西川も九里も、FAのBランク、人的補償に正直そんなに大きな期待はしていなかった。

でも、貴重な戦力を得る機会を選択しなかったのは、支配下枠があと2つしか残っていなかったから。(「デイリーポーツ」)



今オフの戦力外通告も、新井さんの「痛みをともなう変革」宣言を肩透かしに感じるような歯切れの悪さだった(もっといるでしょうが〜)。

現役ドラフトでは矢崎拓也を放出して、ファンを悲しませたばかり(でも、矢崎にとっての新天地を祝福することとして、もう何も言うまい)。

そして日ハムからサブマリン・鈴木健矢と、オリックスから31歳のユーティリティ野手・山足達也、2人の選手を獲得(2人も指名したのは現役ドラフト史上初)。


カープにはダブついてるユーティリティ内野手を今なぜ?感はありました。何事も始まってみないとわからない、カープの成功体験よ、もう一度・・・。

優勝する気がない球団にはとっくに愛想尽かしてますけど、プランのなさが見えまくりで、またかという感じです。

優勝したい選手たちの足を引っ張らないでほしいばかり。負けるな、選手たち。
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2024年12月20日

カープの「家族」、ロッテと比べなぜこんなに違和感?



選手のコメントから、緊張感と決意が初々しく伝わってきて、こちらこそよろしくお願いしますという気持ちに。

入団したて、まだ私の頭の中でふわっとしている新人選手も、徐々にはっきり輪郭線が見えてくるようになる。毎年のことだけど、全員に活躍してほしいという気持ちになる。


で、新井さんのご挨拶。

カープという球団は12球団一家族的な球団だと思います。ファンの方が本当に温かく、そして広島という地域に密着した球団だと思います。 街をあげてカープを応援していただけますので、どうぞご安心して応援していただければと思います」

会場には選手のご家族もいらしてたそうで、プロの球団というより、さながら保護者に向けた学校関係者の挨拶のよう。

監督に就任したとき、秋季キャンプで新井さんが放った「カープのユニフォームを着ている選手は家族だと思っている」。

この言葉を聞いたとき、一見(一聴)、温かそうに響くけど、そんな言葉、安易に使わない方がいいと思った(世の中、もめてる家族って少なくないみたいです)。


新井さん、最近は「カープは家族」という言葉、使っているのかな? と思っていたところだったので、出たー!

カープ関連で「家族」を初めて目にしたのは、25年ぶりのリーグ優勝した2016年、『日経新聞』10月13日の記事。その中に、鈴木球団本部長の「選手は家族のようなもの」という言葉があった。

当時、カープ応援歴2年目の私には、わかるような、わからないような、ボワッとした感覚だった。


新井さんの2年を見ていて、これは年長者が幅をきかせる、保守的な意味での「家族」なんだと感じた。

ファームで結果を出している選手とコンディションよくない1軍選手を入れ替え、フラットにチャンスを与えられる方が、選手にとってどれだけ温かいかと思う。こんなこと言うから、評論家から軽んじられて低い順位予想されるんじゃないかとさえ思っている。

今年3月、日ハムとのオープン戦で、新井さんは、北海道出身の滝田一希、斉藤優汰、持丸泰輝を出場させた。(「デイリースポーツ」)

「遠い北海道の地で親も心配していると思う。息子さんは頑張っていますよ、というのを直に見せてあげたい気持ちがある」と。

オープン戦はお試し的な場所。若い選手に経験させるのは当然ありだが、選手同士しのぎを削っているプロの世界に、しっくりこない違和感があった。そのときも思った、部活っぽい。ここはプロの球団なのに、と。


しかし、11月12日、ロッテの西野勇士は「マリーンズは家族です」と、FA宣言せず残留を決めた。(「スポーツナビ」)

1年前、今江敏晃さんが楽天の監督に就任したときも、こう言っていた。「家族のように信頼できるチームにしたい」と。(「日刊スポーツ」)

これは今江さんがロッテ時代、リスペクトしていたバレンタイン監督が、「チームはファミリー」と、時に厳しく、時に優しく接してくれたからなのだそう。ボビ〜。

ロッテにまつわる人たちが「家族(ファミリー)」という言葉を使っても、そこまで妙な感じがしないのに、カープだと、なんでこんなにも嫌な感じがするのだろう。

やっぱりフラットな選手起用がされているかどうか、な気がする(ロッテの内情には詳しくないですけれど)。そして、うちわに優しい閉鎖的な球団の体質。


野茂英雄さんがメジャーに渡ったとき、ドジャースのラソーダ監督は、一人で異国にやってきた英語を話せない野茂さんに、「居心地のよい家族的な気分を感じてほしい」と接した。それはラソーダさんが、イタリアから移民としてアメリカに渡ってきた父親の苦労を知っていたから。

かと言って、ラソーダ監督は野茂を特別扱いしたわけではないと思うの。野茂さんは自分の力を発揮して、球史に残る活躍をした。

新井さんの言葉と球団の体質が層になっていて、今のまま「家族」という言葉を使ってる限り、カープがまっとうなチームになれる気がしないです。
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2024年12月14日

9月の大失速、「何が悪かったかわからない」ですと? ちょっと待ってよ、新井さん


矢崎拓也の現役ドラフト、九里亜蓮のオリックス移籍、小園海斗の評価低すぎ問題と、矢継ぎ早に球団にもの思う出来事があって、書くのが今になった、気になったエピソード。

12月6日、高津監督とのトークショーで、9月の大失速について、新井さん、言っちゃった。

「正直言って何が悪かったかがわからない。もちろん私のマネージメントが悪かったんですが、原因を探っていってもわからずに時間だけが経過してしまった」(「マネーポストWEB」)


ん・・・。これって、その9月の真っ只中のことだろうか。それとも、シーズンが終わってからも、まだ「わからない、わからない」って、なってるんだろうか。

高校の先輩の高津さんを前に天然を装っているのか。シーズン前の恒例、サンデースポーツ(NHK)のセ・リーグ監督座談会のときみたいに、あえてそういう役回りをかって出るところがある新井さんですから。

それとも、真剣に言ってるのか。それだったら、それこそ本物の天然?


試合中は、チャンスを逃しても、選手がミスしても、表情を変えない(嫌な顔をしない)のが新井さんの監督として好きなところの一つ。なんだが、今、それ、オープンにしなくても。

渦中にいたら、冷静に現場を見るのって、思っている以上に大変なことなのかもと想像しますが、そんなことあからさまに言う監督います?(いた、ここに)

佐々岡さんだったらどうだろう。いや、そんな比較、不毛ですが。

客観的に見ることができていないとしたら、今年のカープ監督の成長曲線も危ういです。辛いです。前者であることを願う。


今季低迷した西武や中日だけでなく、リーグ優勝した巨人もコーチ陣のテコ入れをしている中、1、2軍の全コーチが留任したカープの異様さについて書いてくれていた記事があった。(「AERA dot.」)

9月に大失速。点が取れなかったことが響いたのに、打撃コーチにテコ入れなし。スポーツ記者に「危機感がない」と驚かれている模様です。

ファンも驚きっぱなしです。よくぞ書いてくださった。

この記事、球団は読んでないのかな? メディアの言うことに振り回されることはないが、自分たちのことを客観的に見てほしい、切に。
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