自主トレが始まって、2月1日から春季キャンプ。オープン戦をはさんで、あっという間に開幕戦。
シーズン終わって一瞬寂しい気持ち・・・も、諸々のタイトル発表、戦力外、契約更改、現役ドラフト、FA移籍・・・毎年オフの話題がつきない。プレミア12もあったし、ほんとにあっという間。
その自主トレ、他球団の選手とやることも今では珍しくない。
石原貴規は「技術的にはまだまだ学ぶところがある」と、巨人の甲斐拓也と4年連続で自主トレ。(「デイリースポーツ」)
オリックスの西川龍馬は6年連続でソフトバンクの近藤健介と自主トレ。「全部勉強になります」とな。(「日刊スポーツ」)
打撃に守備にと、目的意識を持っての、手本になる選手との自主トレ。トップレベルの選手とトレーニングすることで、刺激と得るものがあって、視野も広がるよさもある。
ただ、「学ぶ」とか、「勉強させてもらう」とか、受け身に感じて気になる。
初心者なら野球教室に通うのもわかるが、キャリアは違えど同じプロ同士。
まるで「この塾に入れば違う自分になれる」みたいな、自分で考える前に学ぶことを頼りにしているような感じがして、しっくりこない。
小園海斗は、今年もヤクルトの山田哲人、川端慎吾らと自主トレ(山田とは同じリトルリーグ出身という縁がある)。
キャリアある先輩たちから学ぶことは多いだろうけれど、昨季の小園の活躍は、山田と川端にとっても刺激になると思う。
そんな中、巨人の浅野翔吾は、今年ひとりで自主トレ。
「自分の課題が明確にわかってるので、それを徹底的に。1人でやるので自由に時間が使える」と、なんとプロらしい言葉。(「日刊スポーツ」)
「超プロ野球 ULTRA」(1月5日放送、日テレ系、今ならTVerでまだ見られます)で、哀愁漂わせるおっさんの味わいを醸し出していましたが、まだ20歳です。ますます応援したくなります。
一昨年、自ら望んで和田毅(当時ソフトバンク)と自主トレした玉村昇悟。
同じサウスポーということもあり、目的意識を持ってのことだったと思うが、「人の感覚を入れるより自分の感覚でやった方がいいのかな」と、昨年は一人で自主トレ。そしてローテをつかみました。
ところで、坂倉将吾は、玉村、韮澤雄也らと自主トレ(DeNAの上甲凌大も)。お昼には焼きそばやおでんなどを約60人のファンと報道陣に用意したという。(「デイリースポーツ」)
プロの選手のトレーニングを直に見られるだけでもワクワクする上に、そげな心遣いまで。見に来たファンの方は嬉しかっただろうな〜。