玉村昇悟は大瀬良大地に間に入ってもらって、ソフトバンクの和田毅と自主トレをやるそう。(「デイリースポーツ」)
そこで、石原です。甲斐といえば、今、球界一の捕手と呼ばれる人。そんな人から学びたいと思うのはめちゃめちゃ王道。日本代表つながりで、菊池涼介に紹介してもらったとか。つながりって大事ね。
もう一つの強い違和感が、石原が「教わりたい」という受身の姿勢な気がしてしまったこと。
12月18日、FA宣言して、中日からソフトバンクへ移籍した又吉克樹が入団会見。
「パ・リーグで自分がどこまでやれるのか試したかった」が、移籍の一番の決め手になったという。
セ・リーグから魅力のあるピッチャーがいなくなるのはかなり寂しいけれど、来シーズン、又吉がパでどんな投球を見せてくれるか否か、楽しみ。
今では、プロ野球選手OBが発信しているYouTube など、面白いコンテンツはたくさんあるみたいだけど、ラジオの雑誌感覚なところ、気安さ・気楽さが気に入ってます。
夏ごろ、番組のことを知って以来聴いている「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)。野球の話題にたっぷりどっぷり1時間というのが嬉しい。いまどき貴重というか。
日本シリーズを間近に控えた11月14日の放送もよかった。ヤクルトファンの山本萩子さん(キャスター・タレント)と、オリックスファンの岡村茉奈さん(アイドル)のお二人が、応援するチームについて語るの巻。
ファンはほぼ全試合見ていますからね。応援するチームへの集中度は評論家や記者とは違ったファンものがあると思っているのです(評論家の方たちもほぼ全試合見ているのかもしれないけれど)。
その中で、岡村さんが「今年のオリックスのMVPは中嶋監督」と、こんなエピソードを紹介。
監督就任後、裏方のスタッフさんに、「各選手の性格、監督やコーチ陣にはあまり見せない姿」を入念に聞き出していたそう。そして、その話を選手との接し方に生かしていたとか。
たとえば、ミスをした翌日に、選手ひとり一人に合わせて、ときには明るく接し、ちょっと見守ることもあり、逆に真剣に向き合ったり。
攻めの采配や大胆さもよかったけれど、選手との関係性がリーグ優勝に導いたんじゃないか、と。
そんなふうに選手との関わりを大切にしていたのかと、そのきめ細かさに驚いた。そういう素養のある人なんだろうけれど、フォアを出したら批判ばっかりのどこぞの監督とは違う、違う。
それぞれの監督の性格に合ったやり方があって、みんながみんな同じことをやれば上手くいくものではないと思うけど。
それに、勝てば官軍で、躍進したチームの監督はたいていほめられます。
ヤクルトの高津監督も、今シーズン、先発投手に負担がかからないよう登板感覚をあけたマネジメントについて評価されていますが、セットアッパーの清水昇は72試合登板。ほぼ半分。それについては触れられていない。
清水は素晴らしい投球を見せてくれたけれど、私は清水の肩が心配です。
メジャーリーグではロックアウトが始まり、鈴木誠也の交渉も一時中断。
よい話がまとまるといいなと願っているけれど、もれ伝わってくるメジャーの誠也への評価の高さには驚きます。
安定した数字を残していることも評価されているよう。数字が残せるということは、素晴らしい。
でも、ほぼ毎試合を見倒しているカープファンには、その数字をうのみにできないものがある。走者がいると打たない場面に何度がっかりさせられたか(終盤、突如、上向いたが)。
スカウトはカープファンほど集中して試合を見ているわけではなかろう。データだけ見ていたとしたら、今年のカープベンチと同じやん。
もちろん、誠也がスカッとメジャーで活躍する姿を見たいです。
でも、カープファンの方のブログを見ていて、よく見てはる、選手のことわかってはると感動する記事に出会うこともたびたび。
ファンの集中度、観察眼を侮るなと思うのでありました。
日ハムの新庄ビッグボスが「ファン投票でオーダーを組む日を作る」と言っているのも、あながち際物と言えないものが。
2015年の最終戦、CS進出を逃して号泣していたあの子が(一生言われる。ごめんね)。
前田健太は隣で泣いてる大瀬良にしきりに声をかけていたけど、黒田博樹はそういうことはしなかった。それでいいんだ、それで。
大瀬良には人格だけでなく、投球でさらに目だってほしい。いや、誰が目立ってもいい。どんどん目立ってー。