2021年12月30日

石原がソフトバンク甲斐と自主トレ、に2つの違和感


石原貴規は、来年1月、ソフトバンクの甲斐拓也と合同自主トレ。(「デイリースポーツ」)

他チームの選手と自主トレするのはもはや珍しくない。ふた昔前くらいまではおそらく、他チームの選手と食事に行くこともご法度のイメージがあった。

黒田博樹は日本球界に復帰したとき、「対戦相手とは食事には行かないようにしている」と言っていた。そこにプロ意識を感じたこともあります。

自主トレで他チームの選手(ライバル)にアドバイスなんて、もってのほか。だって、敵だよ。そう思う一方で、球界全体のレベルが上がるのなら、このオープンな状況は素晴らしいこととも思えます。


玉村昇悟は大瀬良大地に間に入ってもらって、ソフトバンクの和田毅と自主トレをやるそう。(「デイリースポーツ」)

小園海斗は今年、自ら申し出て、小学生時代に所属していたリトルリーグの先輩、ヤクルトの山田哲人と自主トレ。川端慎吾も一緒にという豪華な顔ぶれ。

玉村が、40歳のベテラン・和田との自主トレを所望したというのは、意表をつくというか、渋い選択だと思った。経験豊富な、同じ左腕から、調整法や意識など、ヒントを得られることがあったら・・・という姿勢は好感持てた。

小園の山田との自主トレも、地元の先輩という縁あってのこと。球界のトップ選手から何か得るものがあるといいなと、これもまた好感を持った。


そこで、石原です。甲斐といえば、今、球界一の捕手と呼ばれる人。そんな人から学びたいと思うのはめちゃめちゃ王道。日本代表つながりで、菊池涼介に紹介してもらったとか。つながりって大事ね。

なんだけど、「スローイング、ブロッキング、技術、リードなりを聞きたい」という意気込みを聞いていると、あぁぁ。カープのコーチはなんにも教えてないのかな、と透けて見えるような気がした。そこがまず1つ目の違和感。

現役の、今のプロ野球で頭角を現している選手から臨場感ある話を聞きたいと思うのは、しごくまっとう。コーチとはまた違ったアドバイスやヒントも得られるかもしれない。

でも、それだけ、倉バッテリーコーチが的確なアドバイスが出来てるの? 何のためのコーチ?という不信感がまたまた噴出。


もう一つの強い違和感が、石原が「教わりたい」という受身の姿勢な気がしてしまったこと。

自分なりの考え(仮説)があって、甲斐先輩はどう考えているのか聞いてみたい。というより、全面的に甲斐から学べることがあったら学びたい。と、なんとなく、ものすごくなんとなく、自分の頭で考えようという土台があるのかと感じてしまった。

かつて、豊田泰光さんが、「プロには〈教える〉〈育てる〉はない。〈学ぶ〉と〈育つ〉があるのみ。何でも自分で考え、実践しなくては」と言っていた。

石原に物足りなさを感じるのはそういうことなのかなと思ってしまったのでした。

合同自主トレしたとして、受け取る側に力量があるかどうかも試される。だから、一歩先行く側には一緒に練習しても何の不都合もないかも。むしろ教えを請われることでプラスになることもありそう。

それでも、何かをつかみたい、何とかしたい、よくしたいという意志があってのこと。自分で考えるのとセットで、なにか吸収してきてね。コーチは当てにならないから。
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2021年12月28日

俺たちに明日はある・・・オーナーや監督があんなでも


約7億円かけてマツダスタジアムを改修するというニュース。お。と思ったが、席数が増えるわけでなく、空調付きのボックス型座席やソファ席の設置と、客単価をあげる方向のよう。

今年、改修した西武のメットライフドームもVIP席を奮発したり、一昨年、楽天は球場敷地内にスタジアムの空気を楽しめるホテルを作ったり。そういう需要はたしかにあるんでしょうけど。

たとえば仕事帰り、今日、野球見ていこっか。と、ふらっと球場に立ち寄れるのがほんとは最高。人気球団となると、そうも行きませんが。


12球団で唯一トラックマンを設置していないカープ(聞きあきた、言いあきた)。そっちにお金をかけるんかーい。わかっちゃいるけど、カープよ、カープ、あなたはどこまでもカープなのね。

これまでも契約更改で、選手からトラックマン設置の要望はあったと思うんだけど。

今オフ、FA宣言せず、カープ残留を決めた大瀬良や九里を筆頭に、ホークアイ導入ともども、選手にもっと声をあげてもらいたい。してくれないならカープ出ます、くらい言ってほしい(言っても変わらないとしても)。
 
選手が望むスタンダードな設備にすら投資せず、2年続けてろくな采配ができなかった佐々岡監督を据え置き。こんな球団の姿勢を見ていると、暗雲たれこめる気持ちになります。


今年の秋の衆院選。公文書を改ざんしても平気、新型コロナ感染拡大の中、オリンピックをゴリ押し、ほかほかほかの与党。それでも投票率は戦後3番目の低さ(投票率が上がったとしても、与党の得票数がさらに伸びるパターンもあり得ますが)。

たしかに政権を託したい魅力的な野党は見当たらない。それでもたまに政権交代するといいと思うよ。首相が変わっても、相変わらずクーポンクーポン言ってるし、中抜き業者がもうかる構造は変わらないし。

三連覇したものの、最後は偏った選手起用でものすごい閉塞感のあった緒方前監督。代わった佐々岡監督は佐々岡監督で、頭かかえるような采配。

どっちもどっちだけど、それでも人が代われば、起用される選手も変わる。人が代わるよさは少なからずあると思います。

もうすでに別の人に代わってほしいばっかりだけど、それもかなぬ無力感。選挙結果を聞いたときみたい。


でも。政権が交代しないからと言っても、凡策が繰り返されるとしても、私の人生まで真っ暗なわけじゃあ、ない。私は私でしっかり生きていこうと思うから。

佐々岡監督続投の悲報を聞いたとき、選手たちのことが気の毒になりました。でも、きっと選手たちも、球団やトップに期待できない気持ちは持ちつつ、それはそれ。自分たちはいいプレーをしよう、そんな心持でいるかもしれないと思った。

首脳陣に期待はできないけれど、足を引っ張られることもあるかもしれないけど、自分たちの出来ることをして、自分の(野球)人生をよくしていく気満々なんだと思う。

来シーズン、尊敬できない首脳陣は置いといて、尊敬できる選手には期待して応援する所存です。それゆけ、カープ。
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2021年12月24日

下水流がカープに帰ってくる!(球団職員として)


12月23日、今村猛の引退発表に気持ちは静まった。戦力外通告された時点で、沈んでいたが。

引退はいつかやってくるもの。それでも、昨年のジョンソンといい、今年の今村といい、あれほどカープに力を尽くしてくれた選手に対して、あまりに素っ気ない(ように見える)球団の最後の態度。

そんなこと続けてたら、ろくなことないよ。あ、だから今、カープはこんなことになっているんだな。そうか、そうだ。


戦力外ではないけれど、トレードを告げられる日というのも、けっこうショックだ。活躍できる道が用意されているので、そんな単純な話でもないけど。

それでも、下水流昂が楽天にトレードされたときはショックだった(美間優槻がソフトバンクにトレードされたときも)。

その下水流がこのオフに楽天から戦力外通告されたこと、引退を決めたこともショックだった。

ら、なんと12月24日、下水流がカープの球団職員になるというニュースが。2軍のマネージャーをつとめるそうです。


下水流がほんとはユニフォームを着たかったとしたら、無邪気に喜べないかもしれないけど、でも、縁あってカープに来てくれる、帰ってきてくれる。浮世絵が~。

これも下水流の人徳のような気がして。下水流だったら安心して仕事を任せられるイメージ。カープ時代もチームメイトから慕われていたし。

なんか社会人としての落ち着きがあってね、好きでした。栗林良吏にも、社会人らしさ、感じますね。落ち着きがあるかどうかは置いといて。

あれ? 西川龍馬も社会人出身だけど、社会人(出身)ぽくないな。気分屋め~。
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2021年12月22日

開幕投手、大瀬良・森下・九里の誰にしよう?


来年の開幕投手は、大瀬良大地か、森下暢仁か、九里亜蓮か。佐々岡監督は「この3人なら、誰がなってもおかしくない」。(「日刊スポーツ」)

キャンプが始まって、コンディションを見極めてからになるが、私もそう思います。

この3人は、今年の開幕候補でもあった。私は森下を指名したかった。初めて開幕投手宣言(立候補)した九里は、心意気はしかと受け止めたが、まだ0.5ミリ届かないような気もしていた。


最終的には大瀬良に決まった。監督には「大瀬良に任せたい」という気持ちが先にあったような感じがする。ずっと開幕投手を担ってきた大瀬良のエースとしてのメンツを大切にしているような気がして、ちょっとモヤモヤはした。

大瀬良は1年通して活躍のイメージが薄いので、そこが頼れるエースと言い切れないのね。

なんか精神的支柱のような存在感をますます醸し出していて、すごいなと思う一方、どこへ行こうとしてるのと、そこもちょっとモヤモヤする。

しかし、今年の開幕、勝ちはつかなかったけれど、大瀬良のピッチングはよかった。

来年は、ほんに、この3人の誰が選ばれてもおかしくないと思う。


そう言いつつ、森下を指名したいが、ちょっと気になることも。

林晃汰が、森下が投げる試合のとき、守備につくのが怖いと言っていたそうだ。エラーすると、「大地さんの時は捕ってるのに」とか、すまなさそうにしている林に向かって、軽くジャブを入れてくるそうだ。

いや、これは冗談ではなく、森下の本音だと思いますね。可愛い顔して負けん気がハンパなく強いキャラと思ってはいましたが、やぱしー。そら怖い。

今年、森下になかなか勝ちがつかない状況が続いたとき、昨年にはない悲壮感が森下にあった。森下に勝ちを・・・と、野手陣に緊張が走っているようにも見えた。


そうか、そうか。森下自身が野手に緊張を与えていたという証言、いただきました。「大地さんのような信頼される存在になりたい」と森下は言うが、大瀬良道は遠いぞ。森下は森下の道を行けばいいと思うが。

日本シリーズ最終戦、若手がエラーをしても、「大丈夫。大丈夫(落ち着いて。落ち着いて)と両手で応え、きっちり押さえたオリックス・山本由伸、仲良しさんを見習わんかーい。

その点、九里は、ポンポン適度に打たれ、ひょいひょい淡々と投げて、野手に緊張感を与えない良さがあると今年、気づいて感動した。

身体が一番強くてタフなのは九里、心技体が備わっているのは森下だと思うけれど、三人三様、それぞれの強さがある。

佐々岡監督がフラットな決断をし、選ばれた選手がそれに応えてくれたら、言うことなし。
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2021年12月18日

又吉に、丸を、誠也を思う。大トリ西川か・・・


12月18日、FA宣言して、中日からソフトバンクへ移籍した又吉克樹が入団会見。


パ・リーグで自分がどこまでやれるのか試したかった」が、移籍の一番の決め手になったという


セ・リーグから魅力のあるピッチャーがいなくなるのはかなり寂しいけれど、来シーズン、又吉がパでどんな投球を見せてくれるか否か、楽しみ。


FA権を行使せず、カープでプレーすることを選んだ大瀬良大地と九里亜蓮。愛着があって、このチームで日本一になりたい。そう思える球団に所属できたことは、選手にとって幸いなことだと思う。

それはそれとして、慣れ親しんだ環境から飛び出して、新しい場所でプレーすることを選んだ又吉に覇気を感じて、いいなって思う。


丸佳浩がFA宣言したとき、「レベルの高い環境で野球をしたい」と表向きの理由を話していたので、、パのチームに行くのかな(だったら面白いな)と思っていた。ら、巨人だった。

巨人は施設など環境のレベルがカープより高いかも、しれない。ただ、昨年と一昨年、日本シリーズでソフトバンクに2年連続ストレート負け(略してストマ)している今の巨人がレベル高いかどうか首をひねるとこだけど。

巨人に声をかけられ移籍する選手は今までたくさんいたが(昨年までは)、移籍した途端、成績が冴えない選手も少なくない。

DeNAから巨人に移籍した井納翔一は今年ゼロ勝。それを思うと、丸、今年は調子よくなかったけど、移籍先で存在感を見せている。


鈴木誠也のメジャー行き、早く朗報が届くといいですね、しかし、今年のカープの契約更改、大トリが西川龍馬か。

鈴木がカープの顔だったことが今さらながら、じわっときます。球団は西川をカープの顔にしたいということなのか? 今のままではちょっと貧弱。試合中のムラっ気のある表情や態度を見ていると(誠也もそういうとこあったが)。

西川を天才という人がいる。ボール球を長打にするバッティングを見ていると、天賦の才の持ち主なんだろうけど、西川を甘やかしてないか。調子にのらせてないか。

でも、おそらく相手にとっては、嫌なバッター(丸もね)。もっともっと嫌なバッターになって、大トリ、西川か。なんて言わせない選手になってくれれば。
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2021年12月17日

栗林、大学時代のちょこっとエピソード。おまけ付


個人事業主の集まりのプロ野球チームにキャプテンって、いないと困るものなの? その役割がいま一つよくわかってない私ですが、カープの来シーズンのキャプテンが決まりました。

投手は九里亜蓮。うんうんうん。しっくりきてないと言いながら、順当な感じです。

で、野間峻祥が野手キャプテン。なんか・・・引き締まらない。

中学校の部活じゃないんだから、誰がキャプテンであれ、選手は自分のやることをするでしょう。当番みたいなもので、順繰りにまわってくるものなんだろうけど、ほかの選手がプレーに専念できるよう、野間、よろしく。

盛り下がったところで、ちょっと上げていきましょう。


激戦を制し、セ・リーグの新人王を受賞した栗林良吏。思いがけず耳にした、栗林の学生時代のエピソードをおすそわけ。

しばらく前、ラジオを聴いていたら、TBSの喜入(きいれ)友浩アナウンサーの口から、栗林の名前が。お!

喜入アナは東大野球部出身。なんで東大に入ったかというと、六大学野球で野球をやりたかったから。六大学、レベルの高い選手がいっぱいの狭き門。そこで、東大ならレギュラーになれるかも、と、志望(で、入学)。

東大では捕手をしていた喜入アナ。日本代表でオランダに遠征に出かけたこともあるそう。そのとき、栗林の球を受けたことがあるんですって。


試合中のブルペンにて、喜入アナが構えたところに、栗林はビシッとストレートを投げてきた。ミット動かず。コントロールがものすごくよかったって。さすが。

そして、フォークは思っていたより落ちるので、キャッチすることができなかったとか。取れなかったボールはグラウンドにまで転がっていき、めちゃくちゃ恥ずかしかったそうです(なんてったって試合中。がんばろう、東大)。

ちなみに、wikりましたところ、喜入アナは4年生のとき、秋季リーグの対慶応戦で捕手として出場。チームは加藤拓也(はい、矢崎です)にノーヒット・ノーランをお見舞いされたそうです(がんばろう東大、ふたたび)。

こんなところで、栗林話に続き、カープの香りをかぐことができるとは。小さな喜び。ちいさっ。
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2021年12月15日

激戦といえど、新人王は栗林だ!


栗林良吏がセ・リーグの新人王に。

終盤、栗林は出番が少なくなり、DeNA・牧秀悟の存在感が増した。もし新人王に牧が選ばれたとしても、牧ならいい。と、覚悟していました。

栗林がとれなかったとき、ショックなので、クッション準備してたわけです。そう思えるくらい、牧は素晴らしかった。

しかし、ペナントレースも終り、1ヵ月あまり経ってくると、いや、やっぱり新人王は栗林、と確信めいてきた。

クローザーとして、失敗できない局面を何度も何度も任され(いえ、失敗してもいいんですけど。というか、するときにはするものだ)、53試合に登板、0勝1敗、37セーブで防御率0.86。鮮烈でした。


リーグ戦外の活躍は加味されないとしても、東京オリンピックでのクローザーとしての仕事も印象強かった。

しかし、佐々岡監督も、日本代表の稲葉前監督も、よくもまぁ新人にこんな重責を。だが、はまった。期待以上の仕事をした。

パ・リーグの新人王は、オリックスの宮城大弥。文句なしの、断トツの選出。13勝も素晴らしいが、4敗という数字がまた眩しい素晴らしい。貯金が9って!

チーム事情は対照的でしたが、栗林も宮城も、新人らしからぬ活躍でした。


激戦と言われた今年の新人王。今回は、新人特別賞として、セは、ヤクルト・奥川恭伸(9勝)、阪神・伊藤将司(10勝)、中野拓夢内(盗塁王)、佐藤輝明(24本塁打)、牧秀悟(打率リーグ3位)の5人が受賞。

パは、日ハム・伊藤大海(10勝、防御率リーグ4位の2.90)が受賞。

例年だったら、この新人特別賞をもらった6人が新人王に選ばれていてもおかしくない成績ぞろい。

牧は同時受賞か、それが無理なら特別枠が作られフォローされるといいなと思っていたが、それ以外に5人も。大盤振る舞いすぎないか? 

たたえたい活躍をした6人だが、この6人が新人王を目指していたとしたら、この特別賞はちょっと中ぶらりんかも。新人特別賞という名がなくても、この5人の活躍の記憶は消えないもの。


栗林にとっては、森下暢仁の存在も大きかったようですね。「暢仁には負けたくない」と。

「同期の森浦(大輔)が後半戦調子を上げて来ていたので、それに負けないようにと思った。同期の支えがあって頑張れました」とも。(「デイリースポーツ」)

チームに、リアルに、好敵手がいるという幸福。

昨年、森下暢仁がいなかったらと思うとゾッとすると書いたことがあるが、今年もまた栗林がいなかったら、焼け野原になっていたんじゃないかと。コワイ、コワイです。

有言実行の新人王獲得が2年続いたカープ。ここだけは、とりわけ眩しい。

1年目でかなり働いた栗林と森浦、2年目だけど先発1年目の玉村昇悟はとくに、思ってる以上に疲れているはず。オフは心底身体を休めてほしいです。

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2021年12月14日

藤井皓哉が帰ってくるよ、ソフトバンクと育成契約


トライアウトが行われた12月8日のブログで、昨年、参加していた藤井皓哉はどうしてるかな? とつぶやいていたら、おぉ。

12月14日、ソフトバンクが育成選手としての入団を発表。よっしゃー。

今年、約3カ月と短い期間ではあったけれど、小窪哲也がロッテに声をかけられ、独立リーグからNPBに復帰したときのような朗報。

カープ時代、藤井をとくに応援していたわけでなく、むしろ、マウンドに立つ藤井を見て、「この人プロに向いているのかな。しっかりせんかーい」と思ったこともあった。

それでも、いい球投げてると思ったこともなくはなかった。ほかに戦力外通告されていい選手がいるような気もしていた。


ところが、カープから戦力外通告された後、テレビ東京のスポーツ番組「SPORTSウォッチャー」で、藤井のことを取り上げてくれていたのを見て、応援態勢に反転いたしました。

「戦力外通告を受けたことで、自分に足りないものは何か、客観的になれた。いろいろ振り返り考えることができて、いい時間になった」と藤井は語っていた。

トライアウトにも参加して、「いま自分の持っているものは出せた」と、すっきりとした表情をしていた。こんな藤井、見たことなかった。いい顔していた。


NPBから声はかからなかったけれど、四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスの監督、吉田豊彦さん(元プロ野球選手)が、「独立リーグならNPBに復帰するチャンスがある」と声をかけてくれた。

ファインティングドッグス。犬好きにとっては素敵な名前。闘犬、高知、土佐犬だいっ。ガウガウ。

5月、福岡ソフトバンクホークス3軍との交流戦で、藤井は、10奪三振のノーヒットノーランを達成したとか。これがソフトバンクから注目される大きなきっかけになったようです。(「デイリースポーツ」)

見ていてくれている人がいた。よっしゃー。

ソフトバンクで持っている力を惜しみなく出し、引き出され、今度こそ帰っておいで。で、カープに見せつけるとこまで行っとくれ。
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2021年12月13日

誠也も又吉もいなくなる、セ界がさびしくなる


FA宣言していた中日の又吉克樹がソフトバンクに移籍することに。

今シーズン、実質、FA宣言していたのは又吉だけ。覇気を感じて、いいぞいいぞと思っていた。望まれる価値のある選手だと思っていましたし。

しかし、ただでさえ、ドラフトで力のある投手がパ・リーグに集中しがちな昨今。また一人、魅力的な投手がパ・リーグへ。見たくなる選手が、パ・リーグへ。

まだ移籍先は決まっていないが、鈴木誠也もメジャーへ。又吉も、誠也も、望む場所でプレーできるのは喜ばしいことですが、ますますセ・リーグがお寒く、寂しくなります。


今日、テレビをつけていたら、「鶴瓶の家族に乾杯」(NHK)に、畠山愛理さんが。

もしかしたら誠也の話題が出てこないかなと、見てしまった(鶴瓶さんに、二人が出会ったきっかけを早速聞かれたりしていました)。

愛理さんのことは、何年か前、伊集院光さんのラジオ番組にゲスト出演されていたのをたまたま聞いて、感じのよい方だな~と好印象でした。誠也との結婚のニュースを聞いたときには、誠也、いいじゃないかと、ファンとしても嬉しくなったものでした。


誠也を感じたくて見始めたわけでしたが、ロケ地でも、スタジオでも、スレンダーで可愛らしく、愛理さんに見とれてしまった。鶴瓶さんからも「かっわいいな~」という言葉がこぼれ落ちていました。

静岡県三島市で、野菜の生産者に会いたい、スポーツをしている人にも会いたいと、ぶっつけ本番の旅を始めた愛理さん。ひょんなことから、よい出会いに恵まれ、目的はすべて達成。持ってます。

礼儀正しいながらも、ときにはけっこう攻めの姿勢で地元の方とコミュニケーションをとっていた。新体操チームの主将として、2度のオリンピック出場、タフな経験をしてきた人。かわいいだけじゃないんです。

誠也、いいじゃないか。こんな可愛いらしくて、しかも持ってる人がそばにいてくれて。お金遣いの荒い人とかでなくて(なさそうで)、よかった。


愛理さんは、さつまいもの生産をしている地元でも有名な農家の方に出会え、おすすめの料理を教えてもらい、ロケの後、おうちでも作ったそう。

「あの方も食べたんですか?」と鶴瓶さんに聞かれ、「あの方も食べました」と笑顔で答えていました。

誠也自身が出ているわけでもないのに、誠也情報、何か得られないかと見ていた自分。どれだけプロ野球情報を渇望してんねんと思いました。そんな渇望のオフシーズンは続く。
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2021年12月11日

森下が帰ってきた! その野望


12月10日、新人選手11人の入団発表会見。

新人のやる気に満ちたコメントを聞いていると、それと契約更改でのそれぞれの選手の来シーズンへの展望を聞いていると、「来年こそは優勝を」という気持ちになります。12球団すべてに共通するところだから、そう簡単には行かないけど。

ドライチの黒原拓未は背番号24に。かつて大野豊さんが付けていた番号。まわりからあんなにも尊敬されている人の番号。めっちゃ期待されてる感が。森下暢仁がエースナンバー18番を授けられた時とはまた別の重みが。

ドラニの森翔平は背番号16。今村猛がちょっと前まで付けていた番号。これはこれで胸にしみいるものが・・・。もう、あの人は、いない(どこへ行くのじゃー)。


森下暢仁は、12月9日の契約更改で、沢村賞をとりたいと公言。(「日刊スポーツ」)

いいわ~。新人王とりたい宣言をして、実際に獲得したあの確信をもった有言実行ぶり。

先日、大谷翔平がMVPに選ばれたとき、「メジャーでプレーすることになったとき、こうやってMVPをとれると想像できてましたか?」と問われ、「とりたいと、もちろん思ってました」と即答。

プロ野球選手たるもの、先発投手なら沢村賞をとりたい、ノーヒット・ノーラン達成したい。打者なら、打率10割目指したいと思っているかもしれない。新人王をとりたいと口にする新人も珍しくない。


でも、たとえば、メジャー移籍を待望してただいま待機中の鈴木誠也が、メジャーでMVPをとりたいと思っているかというと、まずは挑戦することが一番と思っているような気がする(誠也は今からとりたいと考えているかもしれないけれど)。

カープの中で、「沢村賞をとりたい」と、あんなに堂々と言える選手はいるだろうか。

今の九里亜蓮なら、思い切って言うかもしれない。大瀬良は言わなさそう(秘めているかもしれないけれど)。

今年、九里が開幕投手宣言したときは、ちょっとびっくりした。森下か大瀬良大地が有力候補と思っていたから、思い切ったこと言えるようになったと感慨深いものがあった。今の九里は言ってもいいキャラな気がする。


大谷や森下がこんなふうに公言しても、誰もビッグマウスと思わない。カープならずとも、全球団を見渡して見ても、いま、「沢村賞をとりたい」と堂々と言える人、少ない気がする。

数少ないその一人が、今年の受賞者、オリックスの山本由伸。

山本と森下はオリンピック代表で仲よくなって、連絡取り合う間柄とか。

12月1日には、山本が出演するライブ配信にも森下がゲストで登場。なんという豪華な組み合わせ。やっぱりトップ同士、呼び合うものがあるのか。いいわ~。すごくいい眺め。


契約更改で、森下が「プロ野球をやっている以上、どんどん年俸が上がるのはうれしいことですし、自分の活躍によってプラスにできる。来年も評価してもらえるようにやっていきたい」と言ったことも印象的だった。(「デイリースポーツ」)

プロらしい。仕事する人として当然の肝のすわり方。今シーズンは、打線の援護に恵まれず、なかなか勝ちがつかず、迷い込んだように見えた時期もあったけど、これが森下。

こんな言葉を聞くと、カープが優勝できそうな気になってしまう(というか、優勝してほしい)。そんなことが言えるのも、シーズン前ならでは。シーズン前だけ・・・。

野球は一人でやるもんじゃないから、そう簡単には行かないんだけど。野球は選手だけでやるもんじゃないから、現カープはそこがもっとも難儀なんだけど。がんばろう、選手(理からベンチは選手の足ひっぱらないで)。

余談ですが、大谷がまだ日ハムにいて、オフシーズンに中田翔とテレビ出演していたときのこと。「来シーズンの野望は?」と問われた中田が、大谷に小声で「野望って何?」と助けを求めた。

大谷は笑いをかみこらしながら、「夢や目標みたいなことですよ」と変換して教えてあげていた。この即答もまたなかなかだった(中田は、「あっ」と照れ笑いしていた)。
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2021年12月9日

選手の生活握ってる臨場感持ってね、監督さん。契約更改に思うこと


珍しく、朝ドラを見ています。ラジオで、柴田理恵さんが伊集院光さんに、「カムカムエヴリバディ」面白いから、見て見て。と、強力におすすめしていたのがきっかけでした。

見始めたのは第3週の途中から(現在は第5週目)。なかでも、主役の上白石萌音さんの演技にひきこまれています。

たいていドラマを見ていると、「これは作り物だから」と客観的になることが多いですが、萌音さんがそのドラマの世界に、その時代に生きているような感じがするのです。

近所の子どものセーターの肘のあたりがほころびているのに気づいて繕ってあげたり、おはぎをこしらえるその手つきが自然で、生活を慈しんでる感じがあって、素敵だなと見ています。


萌音さんが実生活で、繕い物をしたり、おはぎを作っているかどうかは知らないけれど、そういうことを憶測させない演技がいい。

今日は、主人公の嫁ぎ先の女中・雪衣を演じる岡田結実さんが台所仕事をしているシーンがあった。包丁を持って野菜を切る手つきがちょっとぎこちないように見えた。

結実さんがふだん台所に立っているかどうかは預かり知らぬことだけど、「手慣れてないのかな」と、ここで現実に、演じていない世界の結実さんに引き戻される。


「生活感」と言えば、カープOBの達川光男さん。達川さんの実況解説で、「生活感のあるプレー」という言葉を初めて聞いたとき、わかるような、わからないような、でも妙に説得力ある表現だと思いました。

生活にかかわるプロ野球選手の契約更改、続々進んでおります。

カープの場合、全般的に、若手にはしぶいのは定石。

それでも今年、栗林良吏に対する5300万円、坂倉将吾の5000万円、森下暢仁の7500万円は頑張った方なのかな? これが十分な額かどうかはさておき、優勝していないし、他球団だったらどうだったか、とかいろいろ思うことはありますが。


しかし、契約更改前半の、いつもながらの若手へのちょんまりした評価には、げんなりします。宇草孔基の100万円upとか、中村奨成の200万upとか。

宇草は途中から、チームを活気づけてくれたイメージが強い。それでも100万なのかぁ、とか。

奨成は、もっと積極的に起用されていたら、もっと結果を残せていたのではと、可能性を感じさせる打席を見せてくれていたので、別の人が采配していれば、もっと増額していたかも、とか。

森下も、勝ち数が二桁超えていたら、さらにプラス評価されていたのか、とか。

森下の場合、とにかく打線の援護がなかったことも多かったが、替え時にひっぱったり、勝ちにいく継投をしなかったベンチの采配も、森下の勝ち数を増やせなかった原因だと思う。


監督やコーチによって、選手の年棒も変わり得る(球団が違っていたら、というのも大いにあるが)。

自分たちの采配(選手起用)が選手たちの生活に影響していること、監督やコーチは自覚があるんでしょうか。自分も選手時代、いろんな思いをしたと思うのだけど。

そういう意味で、佐々岡監督と河田ヘッドコーチらには、生活感がない!  やとわれ感満載だ。監督やコーチもまた選手と同じ個人事業主なのに。戦いの場にいるという臨場感もあんまりなかった。

来季は、選手も、ベンチも、生活感出していこう。スターは生活感見せなくていいのかもしれないが、それもまた生活。
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2021年12月8日

トライアウトにあの人が


12月8日、12球団合同トライアウト、終わりました。

カープからは(元カープと言った方がいいのか。でもカープと呼びたい)、畝章真、中村恭平、高橋大樹の3人が参加。

驚いたのが、日ハムの新庄剛志ビッグボスが会場に来ていたこと(稲葉篤紀GMとともに)。

過去、野村監督や落合監督が視察に来たことはあったようですが、近年では監督が直々に足を運ぶのは珍しいこととか。


1年前は選手として参加していた新庄ボス。トライから視察まで。ますます広がる視界。

なんとなく、日ハムの監督として長居するつもりはないような感じがする新庄ボス(いえ、長期政権とかあるのかも。それはわかりません)。瞬間、瞬間をエネルギッシュに生きている感じがする。

「全員欲しい。少しでもいいところを、と見ていた」
「選手たちの気持ちはすごく分かる」
「球団の方針もたくさんあるので。この選手が良かったという報告はする」(「時事ドットコム」)

コメントに、選手への愛情を感じる。監督が見に来てくれているなんて、選手たちも嬉しいのではないだろうか。

佐々岡監督や河田ヘッドコーチは、カープの2軍の選手さえ、足を運んでまともに見ていないようだったから。ツンツーン。


トライアウトに参加した選手の現役続行率は6%とか。狭き、狭き門です。

どうなることか。年末の「戦力外の男たち(略称)」では誰が取り上げられるのか。キョンペイ~。大樹~。

昨年、トライアウトを受け、独立リーグに進んだ藤井皓哉は元気にしてるかな?

         

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2021年12月6日

九里の打たれ強さはそういうことだったのか


同期入団の大瀬良と九里亜蓮。ともにFA宣言せず、来シーズンもカープでプレーすることに。

近年、エースとしての風格が増してきた大瀬良(身体はちょっと弱いけど)。カープ残留を発表した会見でも、「移籍してしまうと、カープの子には伝えられなくなる。カープで学んだことは、カープでつないでいくという思いが強かった」と、さながら伝道師か、高僧か。

大瀬良の言葉を聞いていると、トップに立つにふさわしい人のものと思う(佐々岡監督も学んでほしい)。ますますリーダーの風格が。マウンド外での存在感をも増してきた。

一方、九里は、会見やヒーローインタビューでは、わりと定型、紋切り型。話が面白いと思うことは、ほぼない。でも、いいんです。プレーヤーは、プレーで語れば。プレーでサービスしてくれれば(でも、面白いこと言う人は大好物です)。


今年、最低なことが多かったカープの中で、遅まきながら4月下旬、九里のよさ・すごさに気づいたのは、個人的に忘れがたい出来事の一つでした。

4月23日の巨人戦。九里が菅野智之と投げ合って、ともに完投した試合。援護に恵まれず、2対1で九里は負け投手に。

それでも、打たれても、打たれなくても、自分の仕事はこういう仕事。と、ベンチに戻ったときの投げ終えた淡々とした表情がものすごく美しかった。

九里には、打たれても悲壮感がない。野手に妙な緊張感を与えない。

エースとしての佇まいに風格を感じさせる大瀬良や、心技体と華を兼ね備えた森下暢仁とはまた違ったエース像が九里にはある、と思った。


と、今日は九里のことを書こうと書き始めていたら、「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)で、田中将大を特集していた。

今シーズン、メジャーから楽天に復帰した田中。防御率は悪くなかったが、4勝9敗と負けが先行。自分が投げた日に勝ちがつかないどころか、チームが負けてしまう苦しい日が続いた。

今年の森下と重なった。

楽天の野手は、「田中さんが投げる日は負けてはいけない雰囲気がある。緊張がある」と話していた。やっぱりか。そこもまた、なかなか勝ちがつかなかった時期の森下と少し重なった。

その点、九里は、完璧で隙のないピッチングを目指すというよりは、適度に打たれ、勝っていくタイプ。緊張を与えない雰囲気がある。

かつての田中や、今の山本由伸や、調子のいいときの森下のような、負ける感じがしない投球は見ていてうっとりするものがありますが、九里の、打たれ強い良さにハタと気づき、目から鱗だったのでした。


で、先日、家族と九里の話をしていて、案外九里のことをよく知らないことに気づいて、今さらWikipediaをチェック。

九里ファンやカープファンの方にとってはよく知られたことかもしれないけれど、私、初めて知りました。

中学時代は不良グループの特攻隊長をつとめていたこと。中学3年の夏休みには不良グループからの脱退をめぐって、野球の大会への参加を妨害される嫌がらせにあったこと。

大会にはなんとか参加できたけど(よかった、よかった)、仕返しを恐れたおばあちゃんが九里を転校させ、待ち伏せされる可能性があるので、学校への行き帰りを車で送り迎えしていたという話(おばあちゃん、がんばった)。


思春期にそんな修羅場を経験していたとは。

マウンドで、打たれたごときで動じないのは、そういう経験を経てきたからなのかと、説得力ズドーンでした(wikiに書かれていることが事実であればですが)。

2015年の中日との最終戦でリリーフして打たれ、試合後、号泣していた大瀬良(また言われてます)とはものが違うというか。

4月ごろ、大瀬良や森下とは違う九里のエース像に気づき、11月にその裏づけを得、九里の面白さをかみしめているオフシーズン。開幕が、あぁ待ち遠しい。

         

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2021年12月4日

向き不向きを決めるのは誰?


今年、最低なことが多かったカープにもいいことはあった。その1つが、林晃汰のスタメン定着、長年のサード問題が解決したこと。

失策数はセ・リーグで3番目に多い13ではあったけれど、ダイビングキャッチしてすぐさま送球という、ほぼ100kgある体格からは予想していなかった、しびれる好守備を何度も見せてくれた。

ここ数年、堂林翔太や安部友裕でお茶をにごしてきたサード問題が(西川龍馬もあったね・・・)、やっと解決した(2回言った)。


一方、11月の秋季練習では、坂倉将吾が3塁の守備練習をさせられていた。捕手と1塁手が基本形なんでしょうけれど。いろんな場面を想定してのことでしょうけど。

「言われたところで頑張ります」と坂倉は言っていますが、ほんとなら捕手一本で行きたいはず。

西に捕手に専念したい選手あらば、東に「早く捕手を辞めたい」と懇願する選手あり。

坂倉が聞いたら、ななな、ですよ。その名も、西武の正捕手・森友哉。ともに「打てる捕手」ですな。

中村奨成だって、捕手やりたいだろうに、出場の可能性にかけて慣れない外野の練習を頑張っているというのに。


なんでも森は、日本代表に選ばれた2018年の台湾戦で、代表クラスの投手のボールがまともに捕れずに自信をなくしてしまったとか。打撃に専念したいのでコンバートしてほしいと首脳陣に直訴しているとか。(「文春オンライン」)

代表戦ではないにせよ、リーグ戦で、ポロポロいっぱいパスボールしているにもかかわらず、捕手を切望しているであろう坂倉。しぶといというか、打たれ強いというか。

坂倉のスタメンマスクをもっと見たいと思いつつ(奨成も、奨成こそ)、坂倉のパスボールやひ弱な送球を見ると、いや、ちょっと待った。と思うのであった。

もうひとりの捕手として、1塁で投手を支える姿にもよきものが。


やりたいことと、向いていることは、別もの。自ずと結果は出てくるでしょう。最終的には自分で気づくことのように思う。

しかし、見る目のない、育てる腕のない指導者の下では、向いていてもコンバートされることがあるが(奨成とか奨成とか奨成とか)。

坂倉がどこまであがくのか(そうさせてもらえるのか)、見届けることになる来シーズン。むしろ、三塁手というより、捕手への挑戦が続いているように見える。

         

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2021年12月3日

ファンは知っている、誠也のことも監督のことも


今では、プロ野球選手OBが発信しているYouTube など、面白いコンテンツはたくさんあるみたいだけど、ラジオの雑誌感覚なところ、気安さ・気楽さが気に入ってます。

夏ごろ、番組のことを知って以来聴いている「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)。野球の話題にたっぷりどっぷり1時間というのが嬉しい。いまどき貴重というか。

日本シリーズを間近に控えた11月14日の放送もよかった。ヤクルトファンの山本萩子さん(キャスター・タレント)と、オリックスファンの岡村茉奈さん(アイドル)のお二人が、応援するチームについて語るの巻。

ファンはほぼ全試合見ていますからね。応援するチームへの集中度は評論家や記者とは違ったファンものがあると思っているのです(評論家の方たちもほぼ全試合見ているのかもしれないけれど)。


その中で、岡村さんが「今年のオリックスのMVPは中嶋監督」と、こんなエピソードを紹介。

監督就任後、裏方のスタッフさんに、「各選手の性格、監督やコーチ陣にはあまり見せない姿」を入念に聞き出していたそう。そして、その話を選手との接し方に生かしていたとか。

たとえば、ミスをした翌日に、選手ひとり一人に合わせて、ときには明るく接し、ちょっと見守ることもあり、逆に真剣に向き合ったり。

攻めの采配や大胆さもよかったけれど、選手との関係性がリーグ優勝に導いたんじゃないか、と。


そんなふうに選手との関わりを大切にしていたのかと、そのきめ細かさに驚いた。そういう素養のある人なんだろうけれど、フォアを出したら批判ばっかりのどこぞの監督とは違う、違う。

それぞれの監督の性格に合ったやり方があって、みんながみんな同じことをやれば上手くいくものではないと思うけど。

それに、勝てば官軍で、躍進したチームの監督はたいていほめられます。

ヤクルトの高津監督も、今シーズン、先発投手に負担がかからないよう登板感覚をあけたマネジメントについて評価されていますが、セットアッパーの清水昇は72試合登板。ほぼ半分。それについては触れられていない。

清水は素晴らしい投球を見せてくれたけれど、私は清水の肩が心配です。


メジャーリーグではロックアウトが始まり、鈴木誠也の交渉も一時中断。

よい話がまとまるといいなと願っているけれど、もれ伝わってくるメジャーの誠也への評価の高さには驚きます。

安定した数字を残していることも評価されているよう。数字が残せるということは、素晴らしい。

でも、ほぼ毎試合を見倒しているカープファンには、その数字をうのみにできないものがある。走者がいると打たない場面に何度がっかりさせられたか(終盤、突如、上向いたが)。

スカウトはカープファンほど集中して試合を見ているわけではなかろう。データだけ見ていたとしたら、今年のカープベンチと同じやん。


もちろん、誠也がスカッとメジャーで活躍する姿を見たいです。

でも、カープファンの方のブログを見ていて、よく見てはる、選手のことわかってはると感動する記事に出会うこともたびたび。

ファンの集中度、観察眼を侮るなと思うのでありました。

日ハムの新庄ビッグボスが「ファン投票でオーダーを組む日を作る」と言っているのも、あながち際物と言えないものが。

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2021年12月1日

選手会長やキャプテン、なくしてみたら・・・?


契約更改もろもろ、カープのニュースが気になりつつも、日本シリーズにどっぷりはまっていた11月下旬。気がつけば、暦の上ではDecember ではないですか~。

そんなわけで、ちょっと遅刻ネタ、行かせていただきます。

11月25日、大瀬良大地がカープの選手会長に。シーズン中、田中広輔から打診されていたとか。先発投手にかと驚いたが、適任と言えば、適任。

しかし、そもそも、個人事業主の集まりのプロ野球選手に、会長とかキャプテンて、必要なの?(問題提起ではなく、素朴な疑問です)

見えないところで、そういう役割が必要なことって、あるのかな? 実情を知りたい。誰それにプレゼント贈るとき、みたいなのとか? それ・・・幹事?



学校ってなんだ!』(工藤勇一・鴻上尚史著、講談社現代新書)を読んでます。工藤さんの学校に対する考え方や発想が面白い。


工藤さんは、千代田区にある麹町中学校の校長をしていたとき、宿題や校則、テストなど、今まであるのが当たり前と思われていたものを次々と廃止。学校の中で大事なことは?と考えていくと、実はなくていいものが浮かび上がってくる。

選手会長やキャプテン、なくしてみたら、どうだろう。 

2016年と2017年、カープがリーグ優勝したとき、選手会長だった小窪哲也はいろいろな手配をしていたみたいで、まわりの選手も尊敬していた。

大人数で織り成すチーム。まとめ役やリーダーって、やっぱり必要? なくなったら支障が出るもの? 優勝するため、チームの環境がよくなるために必要なら、あった方がいいですね。


ともあれ、大瀬良が選手会長。なんかまとまりそう、チームが。

カープ残留を表明したときの会見での言葉からも、こんな人がトップだったらという風格があった。ますます人格者キャラ、際立ってきています。

2015年の最終戦、CS進出を逃して号泣していたあの子が(一生言われる。ごめんね)。

前田健太は隣で泣いてる大瀬良にしきりに声をかけていたけど、黒田博樹はそういうことはしなかった。それでいいんだ、それで。

大瀬良には人格だけでなく、投球でさらに目だってほしい。いや、誰が目立ってもいい。どんどん目立ってー。

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