2021年12月4日

向き不向きを決めるのは誰?


今年、最低なことが多かったカープにもいいことはあった。その1つが、林晃汰のスタメン定着、長年のサード問題が解決したこと。

失策数はセ・リーグで3番目に多い13ではあったけれど、ダイビングキャッチしてすぐさま送球という、ほぼ100kgある体格からは予想していなかった、しびれる好守備を何度も見せてくれた。

ここ数年、堂林翔太や安部友裕でお茶をにごしてきたサード問題が(西川龍馬もあったね・・・)、やっと解決した(2回言った)。


一方、11月の秋季練習では、坂倉将吾が3塁の守備練習をさせられていた。捕手と1塁手が基本形なんでしょうけれど。いろんな場面を想定してのことでしょうけど。

「言われたところで頑張ります」と坂倉は言っていますが、ほんとなら捕手一本で行きたいはず。

西に捕手に専念したい選手あらば、東に「早く捕手を辞めたい」と懇願する選手あり。

坂倉が聞いたら、ななな、ですよ。その名も、西武の正捕手・森友哉。ともに「打てる捕手」ですな。

中村奨成だって、捕手やりたいだろうに、出場の可能性にかけて慣れない外野の練習を頑張っているというのに。


なんでも森は、日本代表に選ばれた2018年の台湾戦で、代表クラスの投手のボールがまともに捕れずに自信をなくしてしまったとか。打撃に専念したいのでコンバートしてほしいと首脳陣に直訴しているとか。(「文春オンライン」)

代表戦ではないにせよ、リーグ戦で、ポロポロいっぱいパスボールしているにもかかわらず、捕手を切望しているであろう坂倉。しぶといというか、打たれ強いというか。

坂倉のスタメンマスクをもっと見たいと思いつつ(奨成も、奨成こそ)、坂倉のパスボールやひ弱な送球を見ると、いや、ちょっと待った。と思うのであった。

もうひとりの捕手として、1塁で投手を支える姿にもよきものが。


やりたいことと、向いていることは、別もの。自ずと結果は出てくるでしょう。最終的には自分で気づくことのように思う。

しかし、見る目のない、育てる腕のない指導者の下では、向いていてもコンバートされることがあるが(奨成とか奨成とか奨成とか)。

坂倉がどこまであがくのか(そうさせてもらえるのか)、見届けることになる来シーズン。むしろ、三塁手というより、捕手への挑戦が続いているように見える。

         

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