2023年1月27日

春季キャンプのメンバー決まる、カープに新しい風が~


春のキャンプ、1軍・2軍メンバーが発表された。1月26日、4時間を超えるスタッフ会議を経て、決められたようだ。(「スポニチ」)

4時間超え。「スタッフ全員の意見を聞きたかったし、(育成方針などを)全コーチで共有していたら長くなった」と、新井さん。

スタッフ間でコミュニケーションがとれてるのが伝わってきます。なんたって監督は新井さん。言葉、意思疎通を大事にしていることは、監督就任以来、その言動から伝わってきますから。


新人からは、益田武尚、河野佳、長谷部銀次が1軍入り。田村俊介、木下元秀の1軍抜擢も嬉しい。

暖かい環境でという配慮あってのことだが、手術明けの森下暢仁と床田寛樹の1軍帯同も、嬉しい。無理は禁物だが、もし森下か床田で開幕が見られたら、どんなに心躍ることでしょう。

目を引いたのは、會澤翼の2軍スタート。1軍捕手は、坂倉将吾、石原貴規、磯村嘉孝の3人。

會澤のコンディションを思えば妥当と思うが、人が変わるというのはこういうことなのだと感じずにはいられない。


野村祐輔や松山竜平も2軍スタート。でも、そこは新井さん。「彼らは自分でできる。来たるべき日に備えて調整してくれると思う」という一言を忘れない。

ここ。こういうとこ。2軍スタートの選手も、この一言があるとなしとでは心持ちが違う。

「頻繁な入れ替え」も予告。この固定感のないところがいい(当たり前のことなんだけど、当たり前のことがなされていなかったから)。

ローテに入ってほしい玉村昇悟は2軍スタートだが、上がってきてほしい。


新井さんの監督就任を評価してくれている、広岡達朗さんのこんな記事が。(「RONSPO」)

広岡さんに太鼓判を押されたからと言って、いい結果が出る(優勝にからめる)とは限らないが、嬉しい。

新井さんを評価してくれていることもだが、「前任者の佐々岡が、あまりに残念な指揮官だっただけに、必ず昨年よりは上積みがある」「昨年はベンチワークで落としたゲームが目立った。継投ミスに作戦ミス」と、ハッキリ物申してくれているところも、いい。

佐々岡さんが監督に向いていないことは一目瞭然だったが、正面切ってそのことに触れている記事はごく一部しか見かけなかった(緒方前監督の偏った選手起用のときも)。

ジャーナリストは何をしているのだという気持ちになっていたので、溜飲が下がりました。


あれは佐々岡さんを3年もトップに置いた球団の手落ちと思うが。せめて2年でとどめておけば、あそこまで佐々岡さんに恥をかかせずに済んだのではと思うが。

何が家族だ、と思う。人の顔に平気で泥を上塗りしておいて(佐々岡さんも自分で自分の顔に泥をつけちゃったんだけど)。

そんなドロ沼というか、枯れ地を見せられた3年間。カープ以外のチームを経験したコーチ陣も少し増え、やっぱり新しい風、感じます。サワサワ~ッ。
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2023年1月25日

面白い解説もっと(勉強してね)


若い頃はそうでもなかった母も、今では大相撲が大好き。場所が終わると、「明日からどうしよう」と思うくらい、楽しみなんだそうだ。

オフシーズンに突入するときの野球ファンと同じ心情。

年間通して、試合数が他のスポーツより多いという点でも、プロ野球と大相撲、近しいものを感じます。

横綱不在で終った2023年の初場所。最近、そんな状態がけっこう増えているから張り合いないのかなと思っていたが、母曰く、「若い子が頑張ってて面白いよ~」とのこと。


たしかに。プロ野球も、吉田正尚がメジャーに渡り、近い将来、山本由伸もいなくなるだろう。正直寂しいが、でも宮城大弥も、宇田川優希も、山崎颯一郎もいる。藤井皓哉だっている。

あれ? ここはカープブログなんだった。誠也がメジャー移籍したときも、「鈴木誠也の抜けた穴」と何度言われたことか(それ以上に「丸佳浩の抜けた穴」という話もあるが)。

全般的に冴えなかった2022年カープだったが、誠也がいなくなっても、楽しみな選手は坂倉将吾や西川龍馬、小園海斗、田村俊介ほかほか、いる。投手陣だって。

横綱の抜けた大相撲を楽しんでいる母の感じ、なんとなくわかります。


スポーツジャーナリストの生島淳さんが、相撲を楽しむ一つとして、解説の面白さ(妙)がある、と話していました。(1月21日放送「蓮見孝之 まとめて!土曜日」TBSラジオ)

これも共感します~。プロ野球も、解説者が誰かで、試合の楽しみ方が大きく違ってくる。

たとえば藤川球児さんとか、権藤博さんの解説にあたると、ラッキー!という気分になる。野球の見方を教えてもらっているようで、見ている時間が豊かになる。

生島さんは初場所、1月18日の白鵬こと宮城野親方の解説が面白かったとほめていました。大相撲の歴史にまつわる話や、相撲用語にまつわる哲学的な話が出てきたり、味わい深かったそうです。


で、若元春(佐野元春~)が攻め込んでいたのに、まわしをつかまずに負けてしまった一番のとき、「慌てずまわしを取った方がよかったですね」と宮城野親方。

その直後、支度部屋から若元春の「攻め込んだので悔いはないです」というコメントが入り、宮城野親方は「それじゃダメです」と、即効ダメ出し。

その一言で、現役時代の白鵬が強かった理由がわかった気がした。


攻め込んだことに満足して終わっていては、プロとして物足りない。アマチュア選手のようだ。

勝たねばな。プロとして、勝つことを目的としていた落合博満さんと白鵬が重なった。

今年のプロ野球、選手のプレーとともに、もっともっと面白い解説でも楽しませてほしい。そうやって野球界の質を一つ一つあげてほしい。勉強してほしい、白鵬のように。
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2023年1月23日

新しいことに着手するロッテ、投資しないカープ


カープの新監督が新井さんになったのは嬉しい驚きでしたが、ロッテの吉井理人監督就任にも意表をつかれました。

というのも、昨年、「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)にゲスト出演した吉井さん、いまの肩書きは、ロッテの「ピッチングコーディネーター」だと話していたので。

聞きなじみのないこの言葉。フロントとコーチ、コーチと投手をつなぐ調整役で、日本には今までなかった役職だそう。


しかし、メジャーでは今や主流。ピッチングだけではなく、打撃も守備も走塁もトレーニングも、全てにコーディネーター(ディレクター)が付いていて、それぞれが指示を出し、それに従ってコーチ陣が同じ指導方針のもとで進めていくやり方をとっているそう。

メジャーは特にマイナーの組織が大きく、人数も多い。たとえばメジャーと3Aの指導法が全然違うと、3Aからメジャーに上がってきたとき困るので、どのチームも縦に統括できる人を置いているとか。

まだロッテでは、チームの中では機能していないけれど、将来を見すえ、「勉強してこい」ってことで吉井さんは何度かアメリカへ。


昨年3月には、ドジャースのマイナーのキャンプに3週間ずっと付いて勉強させてもらっていたそう。6月半ばから後半には、3Aとドジャースを見せてもらって、8月末にまたいく予定と話していた。

プレーオフに向けて力の入る時期。「現場は選手がいっぱい来るので、僕のロッカーが用意できないくらい、いっぱい人が増えると思うので、邪魔にならないように、こっそり勉強してこようと思ってます」と。 

この話を聞いたとき、ロッテ、新しいことを始めてるんだなと感服しました。視野、広い。

昨季からホークアイの運用を始めたものの、12球団で唯一、トラックマンを導入していなかったカープ。主力選手の「導入してほしい」という声もけちらして、な。

マツダスタジアムに新しい席も作ったりはしているみたいですが、投資の方向がズレているような。

監督・コーチをOBでかためたがるし。


吉井さんがピッチングコーディネーターとしての仕事をどう展開していくのか楽しみだっただけに、監督就任のニュースは驚きでした。

井口前監督の退任が発表された3日後、監督要請の話を聞いたらしい。カープもでしたが、急なことだったみたいです。

引退後、解説者として客観的にカープを見てきた新井さん。その経験は大きい。

でも、吉井さんは、離れて見ているのと、実際に現場に入るのとでは大違いと話していた。経験からくる言葉なんでしょうね。

新井さんが俯瞰してチームを見てきたことも、いまやりたいと思っていることも、実際に現場に入って試合を続けていくと、いろいろ思うどおりにいかないことも出てくるかもしれないと思う。

でも楽しみ、今のうちの楽しみだとしても、楽しみ。3年(プラス1年)の反動が半端ないです。
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2023年1月21日

2022年、最低の監督ランキング


2023年のニューフェイスは、カープの新井貴浩監督、西武の松井稼頭央監督、ロッテの吉井理人監督、阪神は岡田彰布監督が15年ぶりに返り咲き(あ、まだ花が咲いたわけではないが)。

ストレスの大きかった3年(プラス1年)だっただけに、「俺は好き嫌いで起用しない」を筆頭に、メディアで伝えられる新井さんの言動にはスカッとクリアで明るさを感じる。

ファンやメディアへのサービス精神も伝わってくる。

「カープのユニフォームを着ている選手は、家族だと思っている」には、安易に「家族」って言葉、使っちゃダメと思うが(世の中、家族だからこそこじれた問題が日々報道されているというのに)。


新監督はいつもそれなりに話題になるもの。なかでも新井さんの話題をよく目にする気がするのは、カープの情報を追っているから自ずとそうなるんだけど、でも明るさが目を引く。

それを思えば、昨年は、日ハムファンならずとも、BIG BOSSこと新庄剛志監督の話題をやたらと目に耳にした。

今までにないことをやってくれそう(上手く行ったら面白いかも)と思っていたが、最下位。でも、まだ1年目ですが。

しかし、さすがにガラガラポンでスタメン決めるとかは途中からやめたが、そういうこと続けてたら、日ハムを出たい選手が増えるんじゃないかと、ちょっと勝手に心配になった。


落合博満さんは、中日の監督時代、メディアに多くを語らなかったし、内部情報もかたく守った。

そういう点ではサービス精神のない人に表向き映ったが、「勝つことが最大のファンサービス」と言っていた(『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』)。

実際、8年間でリーグ優勝4回、すべてAクラス。

きつねダンスは可愛くてとっても楽しいけど、日ハムファンは、踊って楽しむだけじゃなくて、勝って踊れたら最高じゃん?


野球を知る人として期待されていた中日の立浪和義監督も、最下位。まだ1年目ですから。

ただ、遠くから見ていても、人をコントロールしたがっている(できると思っている)人なんだなという感じがして、そういう人って監督に向いていないのかも?という気もする。今年はどうなるんだろ。

佐々岡さんが監督になったときはどうだったっけ? ・・・あんまり浮かんでこない。記憶を消したがっているのか。2軍投手コーチとして仕事はされていた気がするので、それなりに期待はしていた気もする(あんなことになるとは思わなかった)。

そうしたら、たまたまこんな記事に出くわした。「2022年プロ野球・最低の監督アンケート」(smart FLASH)


こわかったわー、見るの。そら、佐々岡さんでしょと記事を読むと、あれ、8位。意外。

読みすすむと、ハンハンハ~ン。3位は、立浪監督、2位は、原監督、1位は、新庄監督。

カープファンにとっては、焼け野原にされたような3年だったが(いえ、いい選手はいっぱいいますよ)、焼け野原にしたのは佐々岡さんに3年も任せた球団側だが、各チーム、それぞれ思うところあるんですね。要するに、存在感薄かった、佐々岡カープ。

あの失われた3年(いえ、いい選手はいっぱいいますから!)を思うと、新井さんにちょっとくらい期待してもいいよねって思う。どうなろうとも。

2023年1月18日

坂倉と森下の逆転現象


オフだオフだと思っていたら、2月1のキャンプまであとちょっと。あっという間に野球の季節がやってくる。

10月に右肘手術をした森下暢仁。リハビリ、順調に進んでいるようです。(「デイリースポーツ」)

「もう4年目なんで。1年目、2年目、3年目なんか、同じような成績で、何かちょっと一歩抜けたいなっていう気持ちがある」という言葉が脳に残る。

鮮烈だった1年目。2年目と3年目もこのチームにあって奮闘していたけれど、1年目を超える感じはなかった。

見ているファンがそう思うくらいだから、自分でもそう思ってたんだな、と。


1年目、すでに勝ち頭だった森下。10勝3敗。負け数、少なかった。打線の援護があって、ベンチが気の利いた采配していたら、もっと勝ち数稼げたとも思うが(それは2年目、3年目も)。

というチーム状況だったが、1年目の森下、負ける気がしなかった。

そんな森下も、2年目は8勝7敗。3年目は10勝8敗。打線の援護に恵まれず、勝ちがつかない期間も長く、迷いこんでいるように見える試合もあった。

自分が仕事しても、味方が打たないと勝てない。おまけに佐々岡監督のナゾの継投も輪をかける(チームに敵がいるような状況。しかもベンチにも、な)。


野球は点を取ったり取られたりする競技。個人競技じゃないし、そんなことは森下もわかっているはず。

それでも、脱力するような援護のなさと頓珍漢な采配を何回も見せられては、無力感を持ってもおかしくない。ファンも無力感でいっぱいだった。

ベンチは坂倉将吾をサードに配置転換、會澤翼とバッテリーを組ませた。どう見ても、森下も坂倉もスカッとしない試合が増えた。

一流の投手なら捕手が誰でも関係ない。と思うが。思うが。でも、やっぱり佐々岡監督も、倉バッテリーコーチも、何見てるの?と、ストレスたまった。

新井さんが監督になって、坂倉を捕手に専念させると早々に宣言。新井さんも解説者として客観的にカープを見ていて、思うところ、たくさんあったと思う。

就任が決まってからの言動には、そのことが零れ落ちるように見えてくる。秋季キャンプでも、「俺は好き嫌いで起用しない」と宣言したのが象徴的。

以前は、森下がカープと坂倉を変えるのを見るのが楽しみだったが、今年は、坂倉の捕手専念でチームが、森下が、どう変わるか(変わらないか)が楽しみという逆の現象が起きている。

2023年1月15日

行ってらっしゃい、栗林


3月のWBCの代表メンバー30名が決まったようですね。

1月6日に、大谷翔平、ダルビッシュ有、鈴木誠也、村上宗隆、佐々木朗希、山本由伸、戸郷翔征、今永昇太、牧秀悟、源田壮亮、甲斐拓也、近藤健介ら、12人が先行発表。

その後も、栗林良吏も内定とか、小出しにポツポツ情報が。

サッカーW杯の日本代表のように、いっせいにスパッと発表すればいいのにと思う。選手に優劣つけるみたいなやり方しなくても。


オリンピック東京大会には4人が選ばれたカープも、今回は栗林ひとり。ポツーン。あれから1年半経ったし、監督も代わった、選手も変わる。

しかし、シーズン前の調整に影響の出る時期。代表に選ばれた選手が多いからといって、素直に喜べない(カープは少ないけど)。

栗林は代表に選ばれて参加したいと言っていたので、よかった、よかった。


意外だったのは、メジャー移籍したばかりの吉田正尚。

ポジションの違いもあるけれど、代表候補だったが、辞退した森友哉と対照的。

オリックスにFA移籍した森は、「自分にとって新たなチャレンジをする大事な一年。2月、3月というのは自分にとって一番大事な時期だと思っているので、チームに残るべきだなと思います。行きたい気持ちはあるんですけど、チームが第一優先なので、そこに向けての準備をしていきたい」。(「デイリースポーツ」)

シーズン優先、ファンとしては歓迎かも。WBCで活躍したものの、その後コンディションを悪くして引きずった松坂大輔の例もありますから。

  
「オリンピックに出られるなら死んでもいい」と思っているアスリートはいるという。それくらいオリンピックは大きな存在なんだ、と。

そういう世界に生きてない者にとっては、生きててなんぼと思うけど、私は選手じゃないし、選手は私じゃない。本人のやりたい方で、どっちでもいいんだ。

でも、アマチュア競技と違って、年間通してリーグでプレーするプロ野球選手。両方で活躍できたら最高だけど、無事帰ってきてと思う。
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2023年1月11日

本気のソフトバンク、カープは縁起かつぎかよ?


レンジャーズを自由契約となった有原航平がソフトバンクへ。3年15億円。

ソフトバンクは日ハムからFA移籍した近藤健介も7年50億円で獲得。

本気出してます、ソフトバンク

西武からFA移籍した森友哉を4年18億円で獲得したオリックスは、近藤にも4年18億円を提示していたとか。

かつてケチックスと揶揄されていたというオリックス(カープ以外にもそんな球団あったのね)、親会社の業績、伸びているそうで。


そのオリックス。昨年の優勝と日本一のとき、宮内オーナーが胴上げされていたのには、驚いた(25年前の優勝したときも胴上げ)。

これで勇退の宮内さんは、とっても幸せな瞬間だったとのこと。

オーナーなんだし、おかしくないのかもしれないが、オーナーの胴上げって見たことなかったので、こんな場所に、こんな前面に出てくるのかとびっくりした。

松田オーナーが選手を激励しに球場にやってくると、来ないで。口出さないで。そっとしといて。と不機嫌になってしまうのだが(ひどい。オーナーなのに)。

いろいろ口を出してくる松田オーナーでさえ、優勝したときはベンチ前で関係者と祝福しあうにとどまっている。そこのとこだけはまずよしとしましょう。


昨年、読んで、思わずメモしたくなる箇所が頻発した『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』。ブログでも、オフになってから、たびたび紹介しました。


そこにこんな忘れ難いエピソードが。

落合さんの退任が発表されるシーズンのこと。中日が巨人戦に負けたとき、球団の社長がどうもガッツポーズをしたらしい。もう落合さんの指揮するチームを応援していなかったってことですね。

「勝つために練習して、長いこと休みなしでやってきて、なんで負けてガッツポーズされるんだ? 選手からすれば、俺たち勝っちゃいけないのかよと思うだろうな。その後、俺の退任が発表された。それからだよ、あいつらに火がついたのは」

そのシーズン、中日はリーグ優勝した。


「カープが初めて優勝したのも兎年だった。(今年も)思わぬ結果を見せてほしい」と、松田オーナー。勝つための投資もせず、暢気なことで。

人気者・新井さんを監督に置いておけば、ひとまずファンは喜ぶだろうと、新井さんに丸投げ。

そして「Aクラスに入ってほしい」発言。ハ?

さすがにファンからの風当たりを感じたか、「優勝してほしい」と言い直していたが、おなかの中がバレバレです。


あるカープファンの方のブログのコメント欄で、松田オーナーが、「強いチームを応援したかったら、カープ以外のチームを応援した方がいい」みたいなことを言っていたという話を読んだことがある。

もしそれが本当だとしたら、よーくわかりました(怒・怒・怒)。

カープの選手も、ハートに火をつけろ、ボボボ。

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2023年1月9日

護摩行する人しない人


1月7日、今年も會澤翼と堂林翔太は恒例の護摩行へ。精神を強くしたい気持ちを求め、YOUたちはそれしに護摩行へ?

厳しい勝負の世界に身を置くプロ野球選手。こちらには想像できないことも多いと思う。

野村克也さんも縁起担ぎを大事にしていた。栗林良吏は縁起担ぎじゃないけど、決まって行うルーティンがあると聞く。

護摩行も、ルーティンも、やること(続けること)で発見があるんだろう。それぞれが落ち着く方法で、やりたいことをやるのがいいと基本的には思う。


その一方で、落合博満さんは「〈心技体〉ではなく、技術を身につけることが大事だ」と言っていた。

たしかに、自分に自信をつけてくれるのは、技術と、強い体。それがあって強い気持ちがついてくるんだと思う(または同じレベルの選手同士だったら、メンタルの強さが差を生むんでしょう)。

体が弱かったり、技術が身についていなかったら、気持ちだけでは満足な仕事はできないと思う。アスリートに限らず。


會澤も(堂林も)、護摩行の時間、スローイングの練習をしては? 走りこんで弱った足腰を鍛えては? 肩の強さ(弱さ)は持って生まれたものもあるだろうけど。

自分の技術に自信が持てないのを補おうと護摩行にいってる気がする。いや、行ってスッキリするもの得るものがあるから、他人にはわからない感覚があるから、続けているのでしょうけれど。

でも、イチローとか、大谷翔平、山本由伸、森下暢仁らは護摩行にいくイメージ、ないですもの。精神を鍛えるとかいう前に、自分の足りないものを客観的に見て、練習を積んで、鍛えている気がしますもの。


しかし、今年のカープのトップは、現役時代から護摩行を続けている新井さんなんだな。ふっ。昨年、「サンデーモーニング」でも、「また行ってきます」と言っていた。

新井さんは2000本安打の人で、めちゃくちゃ練習もしていた人。

やっぱり魅力のあるものなんだろう、護摩行。もう好きにして(みなさん、好きにされてますけど)。
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2023年1月4日

新春放談・もしもオーナーになったなら


2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年11月、ブログにも書いたのですが、アメリカの宝くじで20億4000万ドル(およそ2978億円)の大当たりが出たそう。

「もし当たったら何する?」という話になり、家族が「カープを買うのはどう? オーナーになったら何したい?」と言う。

えー。そんな体力ない。そう言いながら、スルスル出てきて、あれ? 変えたいこと、いっぱいあるんだなと再確認した次第です。


まず、開口一番、「黒田博樹に球団のアドバイザーになってもらう」。

これは黒田が引退したとき思っていたこと。メジャーでの経験を活かして、よいと思ったこと(カープにはないもの)を採り入れて、球団を改革してもらえたらいいな、と。

たとえば、ヤンキース時代、チームにはメンタルトレーナーがいたという話が『クオリティピッチング』に紹介されていた。身体のケアだけでなく、メンタルのケアをしてくれるエキスパートがいると、とってもいいと思ったのだ。


黒田のアドバイザー就任プランは今季から実現することに。と言っても、主に若手投手へのアドバイスをする役割のようで、私の考えていたのとは違うけど。


その後も、こまごましたことが口をついて出てきた。

私はマツダスタジアムに行ったことはないんですけど、ユリさんのブログ「栗林良吏投手とカープと野球・ぐるぐる帳」を読んで、マツダのスコアボードには相手チームのその日の打率成績が表示されないと知って、ハァ?と思いました。そこまで偏向しているの?

カープが負けた試合では、ヒーローインタビューはあっても、場内には、スタジアムにいるビジターのファンには届かない。

第一、あの出島のような孤立したビジター席こそ、異様に感じます。恥ずかしい。


そんなことはオーナーの仕事ではないかもしれないが、「カープファンのための」ではなく、野球ファンが楽しめるスタジアムに私はしたい(まるで生徒会長立候補選の演説)。

ほぼカープファンで埋め尽くされたスタジアムで、相手チームのヒーローインタビューは歓迎されないかもしれないが、相手をリスペクトできないなんて。野球が好きなんじゃなくて、カープが好きってことなんだな。

入管に収容されている外国人を人として扱わないような状況を改善しない政府のことを思う。自分がされたくないことして平気なの? 日本の評判を落とすだけだと思うんだけど。素朴な疑問と憤り。


DAZNでホームの試合が見られないのは、12球団中、カープだけ。DAZNとも契約しまーす。県外にたくさんいるカープファンのことも大事に思ってほしい。

グッズも、洗練されたものを増やします。何かにつけ記念Tシャツも発売されていますが、期待して見ると、たいてい顔写真や筆文字があしらわれていて、街に着て出かけたくないものばかり。せっかくの可愛くできる赤いTシャツなのに。

3月1日に一括販売されるチケット問題も改善したい。固定客(地元のファン)がいるという安心感に甘えすぎなんじゃ!


さすがの成績低迷、わくわくしないゲームに、今季はチケットの売れ残りも目立ったようだが。思い知るがよい

勝つことが一番のファンサービス。なのに戦力補強やデータ分析等には投資しない。のに、人事(選手選び)には口を出す。

2015年、カープを応援し始めたころ、和田秀樹さんの『精神科医が語る熱狂の広島カープ論』を読んだとき、今のオーナーは好きじゃないとだけ言及されていた。


そのときはよく意味がわからなかったけれど、今は、わかり、ます。

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