オフだオフだと思っていたら、2月1のキャンプまであとちょっと。あっという間に野球の季節がやってくる。
10月に右肘手術をした森下暢仁。リハビリ、順調に進んでいるようです。(「デイリースポーツ」)
「もう4年目なんで。1年目、2年目、3年目なんか、同じような成績で、何かちょっと一歩抜けたいなっていう気持ちがある」という言葉が脳に残る。
鮮烈だった1年目。2年目と3年目もこのチームにあって奮闘していたけれど、1年目を超える感じはなかった。
見ているファンがそう思うくらいだから、自分でもそう思ってたんだな、と。
1年目、すでに勝ち頭だった森下。10勝3敗。負け数、少なかった。打線の援護があって、ベンチが気の利いた采配していたら、もっと勝ち数稼げたとも思うが(それは2年目、3年目も)。
というチーム状況だったが、1年目の森下、負ける気がしなかった。
そんな森下も、2年目は8勝7敗。3年目は10勝8敗。打線の援護に恵まれず、勝ちがつかない期間も長く、迷いこんでいるように見える試合もあった。
自分が仕事しても、味方が打たないと勝てない。おまけに佐々岡監督のナゾの継投も輪をかける(チームに敵がいるような状況。しかもベンチにも、な)。
野球は点を取ったり取られたりする競技。個人競技じゃないし、そんなことは森下もわかっているはず。
それでも、脱力するような援護のなさと頓珍漢な采配を何回も見せられては、無力感を持ってもおかしくない。ファンも無力感でいっぱいだった。
ベンチは坂倉将吾をサードに配置転換、會澤翼とバッテリーを組ませた。どう見ても、森下も坂倉もスカッとしない試合が増えた。
一流の投手なら捕手が誰でも関係ない。と思うが。思うが。でも、やっぱり佐々岡監督も、倉バッテリーコーチも、何見てるの?と、ストレスたまった。
新井さんが監督になって、坂倉を捕手に専念させると早々に宣言。新井さんも解説者として客観的にカープを見ていて、思うところ、たくさんあったと思う。
就任が決まってからの言動には、そのことが零れ落ちるように見えてくる。秋季キャンプでも、「俺は好き嫌いで起用しない」と宣言したのが象徴的。
以前は、森下がカープと坂倉を変えるのを見るのが楽しみだったが、今年は、坂倉の捕手専念でチームが、森下が、どう変わるか(変わらないか)が楽しみという逆の現象が起きている。
以前は、森下がカープと坂倉を変えるのを見るのが楽しみだったが、今年は、坂倉の捕手専念でチームが、森下が、どう変わるか(変わらないか)が楽しみという逆の現象が起きている。