2020年4月30日

〔速報〕メジャーリーグ開幕って本当?


4月30日、朝。「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ)で、こんなニュースが。

開幕を延期しているメジャーリーグ。今シーズンの試合について、全30球団を3つの地区に再編して開催する案を協議していると、28日、地元メディアが伝えたとのこと。

従来のアメリカンリーグとナショナルリーグを解体し、東部地区、中部地区、西部地区に10球団ずつ振り分け、感染防止のため、対戦は同じ地区内に限定。遅くとも7月2日までの開幕を目指すとのこと。

アメリカでの新型コロナウイルスの感染状況は一時期のピークを過ぎたとの報道もありますが、実状はよくわかりません。

まだ決定事項ではないとしても、状況に応じてまた変わるかもしれないとしても、かなりの決意を感じる報道でした。無観客かどうかも気になるところです。



台湾では、すでに4月半ばに無観客で開幕。韓国では、こちらも無観客で5月5日にスタートの予定。

新ルールの設定など、何かとメジャーリーグの影響を受けやすい日本のプロ野球。メジャーの動向が刺激になるでしょうか。

とは言え、セとパの2リーグを解体したとしても、東日本地区に7チーム、西日本地区は5チームという現状ですから、すんなりとはいきませんね。

カープファンとしては、生ぬるいセリーグにあって、今や毎年、交流戦が一番刺激的で楽しみでもあったりします。

リーグを解体してチームがシャッフルされたとしたら、わくわくしますが、それはまた別の(ときの)お話、か。

メジャーが開幕をめざす7月2日まで、ほぼ2カ月。きっとあっという間の2カ月。2カ月しかないなのか、まだ2カ月あるなのか。

アメリカと日本、プロ野球の開幕と新型コロナの状況がどうなっていくのか、まったく楽観はできませんが、束の間、空想にわくわくしたニュースでした。


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2020年4月29日

一度はなろうよ自営業者


プロ野球選手は基本的には自営業者(個人事業主)。ただし、チームと専属契約を交わしているので、純粋な意味でのフリーランスとはちょっと違います。

米倉涼子演じる「ドクターX」のように、シーズン中、呼ばれた場所で「私、盗塁失敗しないので」なんて成果を出すフリーランスの選手がいたら、面白い。

純粋な意味でのフリーランスではないと言っても、野球選手は毎年のごとく、契約の見直しがあるので、まぎれもなく厳しい世界。



新型コロナで、休業要請に応じないパチンコ店の店名を公表するというニュースを見ていて、強烈な違和感を覚えています。営業しているお店を通報する人に対しても。

自粛とは自ら進んでする行動のこと。他人に強制されてするものとは違う。

お店を営んでいる人たちに補償の約束もなく(あったとしても十分なものとは思えない)、営業をやめろとは、死ねと言ってるのと同じ。切実なことなのに。

みんな、一度、自営業者になってみたらいいと思う。仕事があって当たり前ではないことを経験するといいと思う。世界観が変わるから。

緊急事態宣言が出されたあとも変わらない通勤電車の混み具合には目をつむって、どうして営業しているお店には強い態度をとるの?

通勤電車に乗っている人たちはいないことになってるの? 日々の車内、よっぽど感染が心配です。

政治家も、選挙で選ばれなければ職を失ってしまうフリーランス(職を失う苦しい経験をした政治家も中にはいると思います)。

公務員や会社員と違って(会社はいつまでもあるとは限らないけど)、不安定な職業とも言えるのに、お店を経営している人とはまるで違う立ち位置で振る舞っているように見えて、とても不思議だ。


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2020年4月27日

応援したくなる人


新型コロナウイルスの影響で、開幕不透明なプロ野球。

と、もう決まり文句みたいになってきましたが、相当数のイベントが中止・延期となる中、各放送局のドラマの収録も続々休止に。

今年は珍しく大河ドラマ「麒麟がくる」を見ていたので、最後まで見終えることができないかもしれないと思うと、ものすごく残念。

長谷川博己さん主演。しかも、これまでドラマの主役となることのなかった明智光秀にスポットを当てたところも気になって、放送が始まるのを楽しみにしていた「麒麟がくる」。

共演者の沢尻エリカが麻薬取締法違反で逮捕され、収録済みの10話分を取り直すというハードスケジュールもいとわず、「何でもやりますから」と、座長のごとく収録現場でも健気に振る舞っていたという長谷川さん。

ただでさえ長谷川さんは応援したくなる人でしたが、いっそう応援の気持ちが強くなって、毎回楽しみに見ています。

染谷将太演ずる織田信長もいいですしね。ますます楽しみにしていたのですが、うぅぅん。年をまたいでも完結していただけないものか。



「応援したくなる人」と言えば、以前、野球解説者の田尾安志さんが、黒田博樹のことを「応援したくなる選手」と話していたことがありました。

黒田がヤンキースに在籍していたときのことでした。

当時、スポーツニュースでメジャーリーガーの活躍を伝えるコーナーでも、黒田は露出が少なめだった。

でも、ヤンキースのローテを守り、地味ながらも特筆すべき働きをしていた黒田。見てくれてる人は、ちゃんとわかってくれてんねん。チームメイトからも信頼厚かった黒田。

その頃、まだカープファンではありませんでしたが、黒田はずっと気になる存在でした。

カープに在籍し、FA権を取得した2006年。「他球団のユニフォームを着て、広島市民球場でカープのファン、カープの選手を相手にボールを投げるのが自分の中で想像がつかなかった」とカープに残留することを決めた記者会見での言葉はニュースで見て、深く心に残りました。

2015年、黒田が日本球界に復帰したのをきっかけに、見られるうちに黒田の一挙手一投足を見ておきたい。そんな気持ちで追いかけているうちに、いつの間にか、カープファンになっていたのでした。

長谷川さんも黒田も、健気(けなげ)でプロフェッショナル。そういう姿勢は見ている人に確実に伝わるものですね。かぺー!(by『宇宙兄弟』4巻)


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客商売という姿勢
黒田博樹はけっこうヘン=面白い
どんな仕事でもきっと誰かが見ていてくれる

2020年4月24日

丸佳浩、立派になられて。


先日、「メディアで野球の話題が出てくると嬉しくなる」と、ブログに書いたばかりですが。

本日、4月24日、テレビから流れてきた東京都知事・小池百合子さんの記者会見で、なにやら「読売巨人軍」という単語が聞こえてくるではありませんか。

「嬉しい話でございます」と、巨人から、新型コロナウイルス感染対策の最前線で奮闘する東京都内の医療現場を支援するため、5000万円と、マスク4万枚、除菌シート3千パックが寄付されることになったという報告が。

画面には何人かの選手の画像が映され、その中に、でかいお顔が。さよう、丸佳浩がそこにしっかりと。ま・るー。

原辰徳監督、阿部慎之助2軍監督、坂本勇人、丸、菅野智之が1000万ずつ、計5000万円寄付したとのこと。

選手誰もが寄付となると、まだ活躍の場が少ない若い選手たちにとってはなかなか大変なこと。菅野、坂本、丸という年俸トップ3が代表してのアクション。

そうそうたる顔ぶれ。丸はもう巨人の顔の一人ですね。



ところで、東京都。今回の緊急事態宣言でネットカフェに休業要請を出したとき、ネットカフェを利用できなくなった人を支援するため、住居を用意して、就労支援をすると発表していました。素晴らしい試みと思っていました。

ところが、用意された住まいは一部しか使われていない様子。

その後、「3密は避けて」等々の広報は積極的になされていますが、ネットカフェ関係についての広報はほとんどされていない模様。

まるで、その支援を使われたくないと考えているのではと思われてもおかしくないほどの消極的な姿勢。

検索してみると、「TOKYOチャレンジネット」という専用のサイトがありました。でも、東京都のHPのトップページを見ただけでは、どこに案内されているかわからないようになっています。

ぜひ、現実に困っている方に届くように、もっと広報してくだされ〜。


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野球選手の声、なんか嬉しい。そして交流戦は見送りに。
こんなところで丸ファンに

2020年4月22日

台湾に続いて韓国プロ野球も開幕ですよ、日本のみなさん!


新型コロナウイルスの影響で、世界中のスポーツ大会が中止・延期となっている中、世界に先駆け、4月12日にプロ野球を開幕した台湾。

台湾政府の合理的で迅速な対応があったからこそ。と、ニュースを聞いたときには感動しました。

その台湾に続き、韓国も5月5日にプロ野球開幕が決定したそうです。こちらも台湾と同じく、無観客でスタート。(「東京中日スポーツ」)

当初、集団感染をひきがねに観戦者が急増していた韓国。最近は日々発表される感染者が1桁台に落ち着いているという。

集団感染という背景があったからこそ、PCR検査をどんどん進めて患者に対応していった韓国。

日本とは感染状況のスタートが違っていたとはいえ、日本では感染者が増えた今でも、なかなか検査数が増えていない。

もう数ヵ月も経つというのに、この改善されなさはいったい。日本の腰の重さというか、既得権益を吹き飛ばせない伝統の重さというか、政府や官僚の方々、もっとまともにお仕事して! 改革して!



4月20日、欧州サッカー連盟(UEFA)のチェフェリン会長は「新型コロナウイルスの影響を最小限にするため、各国のリーグ戦を無観客で再開する用意がある」とインタビューに答えていたそうです。(「時事通信社」)

「このような困難な状況では、テレビ観戦だけでも人々に幸せをもたらすことができるだろう」とも語っていたそうです。

今の日本の状況では、今シーズンのプロ野球開幕は難しそうです。

3月の時点では、ビジネスであるプロ野球が「無観客で開催」という選択肢はないだろうというムードがありましたが、今は「無観客もあり」、そんな感じがします。

もし、もし、開催にこぎつけることができたら、無観客であっても、ゲームを見ることができたら、ファンにとっては、それこそ幸せがもたらされますもの。


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台湾でプロ野球が開幕・・・もう一つびっくりしたこと
プロ野球、いったいどうなったら開幕するか決めてるの?

2020年4月20日

野球選手の声、なんか嬉しい。そして交流戦は見送りに。


午前中、ラジオをつけていて、ソフトバンクの松田宣浩が電話でゲスト出演している「らじるラボ」(NHKラジオ第一)という番組を偶然聴く。

通常でさえ、メディアで野球の話題が出てくると嬉しくなる野球ファンですが(それがカープだったらなおのこと)、プロ野球開幕が延期も延期の今、ことさら野球の話題に触れられて嬉しくなる。

「野球選手の声、なんか嬉しいな〜」というリスナーからのおたよりも紹介されていました。ほんとそうだと実感。なんかすごく嬉しかった。

開幕の見通しの立たない中、シーズン中にできないトレーニングなどにも取り組んでいると話していた松田。あつおー。まったく明るい声でした。

松田はソフトバンクというチームだけでなく、球界のムードメーカーでもありまね。



4月17日、NBP(日本プロ野球機構)が、今シーズンの交流戦の開催を見送ることを発表(「デイリースポーツ」)。

今や、シーズン中、一番の楽しみとも言えるセ・パ交流戦。

勝てなくても、最下位でも、弱さを痛感させられても見たい刺激的な交流戦。むしろ交流戦だけでも見たいくらいだ。

無念です。が、今シーズンの開幕すら難しいのではと思わされる現在の新型コロナウイルスの感染拡大状況。

しかし、今なお、開幕を諦めてはいない姿勢を今のところ見せているNBP。

5月6日までの緊急事態宣言の期間が終われば、まるで日常が戻ってくるかのように、それまで頑張りましょう的な、ものすごく楽観的というか、もはや状況を直視するのを止めているようにさえ見える政府。

オリンピックの来夏開催も難しいのではと素人でさえ感じる現在の状況。

オリンピックに固執してきた人たちに比べたら、規模は違えど、開幕実現に向けて様々な計画の練り直しをしているNBPに、むしろ健気さのようなものさえ感じてしまった。

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2020年4月17日

山中伸弥さんの新型コロナサイトがいい


新型コロナウイルス、いろんな情報がとびかっています。中国の武漢で発生してから世界に広がっている今に至るまで、専門家と呼ばれる医療関係者でさえ、言っていることがさまざま。

日本で感染者が徐々に増え出したこらから、感染の拡大を防ぐためにも、軽症のうちに早く見つけ、どんどんPCR検査の数を増やした方がいいと私は思っていました。

一方、医療の現場を知るからこそ、医療崩壊するから検査はセーブした方がいいと主張する医療関係者もいました(ここまで感染者が増えてくると、検査数を増やす方向になりつつありますが)。

感染者を収容できるキャパをなんとか工夫して用意することは行政の仕事。困難であっても、そこをなんとかアイデアとアクションで状況を変えてほしい。

「○○がないから△△できない」じゃなく、「△△するために○○する」という発想で動く人のなんと少ないことか。

どんな対応をするか・・・トップに立つ人の機転で随分違いが出てくることをくっきり見せてくれる新型コロナ。



iPS細胞を発見し、ノーベル賞を受賞した山中伸弥さん。3月からこんなサイトを起ち上げています。

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

「感染症や公衆衛生の専門家ではありません。しかし、人類への脅威となった新型コロナウイルスに対し、医学研究者として何かできないかと考え、情報発信を始めることにしました。(サイト「PROFILE」より)

山中さんが他の人にもお知らせしたいと思った新型コロナに関する情報(データやサイト)が紹介されています。

ただでさえiPSの研究や実用化で時間がいくらあっても足りないほどの仕事をしている山中さん。現役の研究者が、そんな中、時間をつくってサイトをオープン。

しかも、作りっぱなしでなく、随時、耳寄り情報が更新されています。シンプルで見やすくて、とてもいいです。

ますます尊敬です。それぞれの持ち場で出来ることをやっていこう。そんな人や試みを見つけるたび、こんなスッキリしない状況ですが、サーッと晴れやかな気持ちになります。

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台湾でプロ野球が開幕・・・もう一つびっくりしたこと
プロ野球、いったいどうなったら開幕するか決めてるの?

2020年4月12日

台湾でプロ野球が開幕・・・もう一つびっくりしたこと


この調子では、今シーズン中止も予想される日本のプロ野球ですが(来年に延期された東京オリンピックも)、台湾では4月11日、無観客での開幕が決定していたのですね。

雨のため、楽天モンキーズと中信兄弟の試合が中止となり、事実上の開幕は4月12日となったようですが、さすがです。

各地でスポーツの大会が中止・延期となっているなか、世界で先駆け。

「台湾政府がウイルス対策をしっかりしてくれたおかげで開幕できる。今後も政府の方針に従って感染予防に取り組みたい」と、呉志揚コミッショナー(「日本経済新聞」)。

過去のSARSの感染拡大の経験が大きな教訓になっていたこともあったのでしょうけれど、政府のテキパキとしたクリアな対応あってのことだと思います。



冒頭に「この調子では」と書いたのは、日本の政府の危機感のない対応がずっと続いているこのままでは・・・という意味。

感染が拡大する一方なのに、自分たちの利益(都合)を優先して、状況を見極められていないちぐはぐな対応。これはもう人災。ボッ(噴火)。

台湾のIT担当大臣の仕事ぶりを伝え聞くと、「公僕」という言葉(日本ではもう死語なのかとさえ言いたくなる)を思い出して、感動さえ覚えます。

ところで、台湾で開幕戦を飾る楽天モンキーズ。ん? 楽天?

2020年から楽天は台湾プロ野球に新規参入していたのですね(楽天HP)。知らなかった・・・。あっちこっちで精力的だ、楽天。


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鈴木誠也、チャンスで打つ打つプレミア12。
台湾で見る野球

2020年4月9日

案外なくてもいいもの?


4月7日、私の暮らしてる東京でも緊急事態宣言が出された。

私自身は自宅で仕事してるので(パソコンとメールがあればOK)、大きな変わりなく過ごしてます。身体が弱いので人混みに出かけないようにもしていましたので。

ただ、家族は通勤のため電車を利用。宣言など、どこ吹く風。朝と夕方の混み合った電車の風景は変わらないと話していました。

ニュースで映る繁華街の人気(ひとけ)がまばらな風景はほんの一部のこと。

ところで家族は通勤のとき、宣言が出される前から、せめて車内の換気をよくしようと、電車の窓は開けるようにしていたそうです。

で、1週間ほど前は窓を明ける人は見かけなかったが、さすがにこの数日、同志を見かけるようになったとか。

もうみんな、できることから自衛していかないと。



先日、ラジオで、ある関東地方の私立一貫校に勤める先生からの「いつもと変わらず職員の歓迎会が行われ、狭い空間にぎっしり人が集まってストレスを感じた」というおたよりが紹介されていた。

「今年はこんな状況だからやめません?」とは誰も言わないんだとびっくりした。

言いづらい空気があるかもしれないけれど、考えが一緒の人がいないか見回して、「やめるよう上に言ってみません?」と試みてみるとか、ね?

本当ならトップに立つ人が「今年はやめておきましょう」と判断してくれるのが一番なのだけど。自分で考えることを放棄して、言われた通り受け入れていることに違和感を覚えた。

歓送迎会や式典。人と集まるよさがあったり節目に感じることもあるかもしれないけれど、死守するほどのことでもないと思うのです。

みんな、そんなに式って好きなの? 自分が学生だったころ、入学式や卒業式、始業式の記憶はほとんどないです。でも、思い出はちゃんと日々の中にあったのさ。

慣例どおりから外れることへの抵抗感がこんなにも強いんだ。と、今回の新型コロナであれこれ感じる。



あぁ。それでも、2016年11月5日、カープの優勝パレードの後おこなわれた、黒田博樹の引退セレモニーは感動的だった。

2019年9月27日、マツダスタジアムでの最終試合の後おこなわれた赤松真人さんの引退セレモニー、これもまた泣けた。

ああいう素晴らしい時間を体験できるセレモニーも、もちろんある。ほかにもある。

これを期に、慣例とされていたこと、形式的なことへの執着が少なくなればいいなと思う。


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関連記事〕
思いきった行動
トップに立つなら決める覚悟を持て
2019年最後の試合

2020年4月7日

岡田明丈、今年は針の穴通しません。


最近、ますますラジオ愛好家に。目に優しい、何かしながら聴ける自由感、雑誌感覚で雑多な情報が思いがけず入ってくるところが気に入ってます。

で、ラジオを聴いてると、舞台やイベントのCMがけっこう流れてくる。5月公演、6月公演という日程を聴くと、明るいアナウンスと裏腹に、うーん。このままでは上演中止かもと切なくなる。

プロ野球関連サイトで、今シーズンの順位予想といった記事を見かけると、これまたシーズンを期待していた2カ月ほど前の気分を思えば、隔世の感があります。

こんな状況、選手にとっても、モチベーションやコンディションの調整が難しいかもしませんが、中村恭平や野村祐輔ら、ケガをした選手にとってはよい準備期間となるといいなと願うばかりです。

オープン戦で結果を出せず、2軍に降格した岡田明丈にとっても。



制球難が課題となっていた岡田。コースを狙い過ぎてフォアを出すより、ストライク勝負して、カウントを有利に持って行く方向で調整中(「デイリースポーツ」)。

あえて制球難を克服するのでなく、ズバズバスとトライクゾーンに投げていくという発想の転換。それでいいんだ、それで。

ここ数年(緒方監督が指揮していた後半期)、四球に過剰反応しているような息苦しさがあったので、こりぁ大歓迎。

野茂英雄さんのように、いくらフォアを出そうが、要は、点をとられないことが大事。本人にも、ベンチにも、それくらいの大胆さがほしい。


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〔関連記事
四球に過剰反応する件について
2分の1の確率。やらないで後悔するより、失敗してもやってみる。
坂倉将吾と岡田明丈を見てくれている人がいた

2020年4月5日

思いきった行動


コロナ感染者が日に日に増えています。これはとっくに予測していたこと。

今、できるかぎり感染のピークを抑えること、感染した人を見つけること(検査)が大事。もっとできることがあるはずなのに、いまなお様子見している政府に驚きです。

いまだに検査を受けたくても受けさせてもらえない人の話も耳に入ってきます。これは一体どういうことなんだ。

感染に配慮して、大河ドラマの「麒麟がくる」や朝ドラの「エール」も収録中止、「半沢直樹」の放送も延期。

スタジオで収録されている番組も出演者の数が限られてきて、テレビを楽しんでいた日常の風景がだんだん変わっていく感じ。

この調子で感染者が増えていくと、たとえば、電気・ガス・水道など、ライフラインに関わる仕事をしている人の人手が足りなくなって、日常生活に支障が出てくることもあり得ると聞きました。

今年は、今まで以上に充実したものを見せてくれそうな鈴木誠也の活躍、森下暢仁の新人王争いがとっても楽しみでした。それを見られないのは、ファンとして痛手です。何より、プレーできない選手が一番悔しいはず。

でも、それどころでない状況になってきました。



社会生活の変化を恐れて、緊急措置をとることに躊躇している政府。

でも、今ここで食いとどめておかないと、もっと大きな代償を払うことになりますよー。目先の小さな利益ばかり見つめてないでー。

夫は通勤電車にのるとき、少しでも車内の環境がよくなるよう、窓を開けるようにしていると言っていました。

いきなり風が車内に入り込んできてびっくりする人もいるようですが、とっても大事なことだと思う。でも、そんな行動をとっている人はほかには見かけないとか。

というか、この状況で、鉄道会社自体が、少し窓を開けて運行して換気をよくしようと工夫していないこと、今まで通りなこと自体が不思議です。

どの世界にも、客観的に判断し、思い切った行動をとれる人が一人でもいてくれたら、少しずつ変化をもたらすことはできると思う(それがトップに立つ人であれば、何よりなのだけど)。


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新型コロナ、野球界にも出るべくして出た。
トップに立つなら決める覚悟を持て

2020年4月3日

伝説のスコアラー・・・トラックマン以上にほしい有能スコアラー。


プロ野球の開幕はどうなる? と先行き不透明な時期ですが、そんなときには、知ると楽しい、ちょっといい話を。

伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)、3月9日のゲストは、伝説のスコアラー・三井康浩さん。

1978年、ドラフト外で強打の外野手として読売に入団。1985年、病気のため引退。その後、巨人の二軍マネージャーを経て、1987年、一軍スコアラーに。

巨人で22年間スコアラーをつとめ、2009年の第2回WBCでは、日本代表のチーフスコアラーとして優勝に貢献した方(現在は解説や野球教室などで活動中)。

そんな三井さんのしびれるエピソードをご紹介します。

韓国との決勝戦で、イチローがタイムリーを打った名場面。今までミーティングで1回も聞いてきたことがなかったイチローが、あの場面にかぎって、「僕、何狙います?」と、いきなり聞いてきたそうだ。

急なことに唖然としつつも、情報を駆使して、いろんなことを想像して、腹をくくって、「シンカー1本で」と言い切った三井さん。

「カーブとかスライダーは来たらごめんなさいでいいから、シンカー1本で行ってくれ」と。

「わかりました」と打席に立って、結果、シンカーを打って決勝打にしたイチロー。しびれる話です。



「今まで嬉しかったことって何ですか?」と問われ・・・

「勝つにはいろんな要素がある。偶然もいっぱいあって勝てるんですけど、負けない試合を作ることがスコアラー。そのためには相手の上を行かなきゃいけない。そういう見方でずっと野球を見てますから、負けない野球ができたときは、やっぱり嬉しいですね」

スコアラーの強味は、くるくる入れ替わる監督やコーチ陣以上に長く選手を観察してきていること、という話も印象的でした。

バッティングが不調な選手がいると、ティーバッティングから付き合うことも。こういったケースでは打てている・打てていないというデータ(観察)に基づいて、フォームについて技術的なアドバイスをすることもあったそう。

たとえば、松井秀喜。巨人時代に大スランプに陥ったとき、三井に「何かいい方法ない?」と聞いてきた松井にアドアイスしたところ、松井は不調を乗り越えたこともあったそう。

また、松井秀喜がメジャーに移籍して4年目の頃、メジャーのスピードに合わないのでフォームをもとに戻す必要を感じたとき、松井は三井さんに電話で「フォームをもとに戻していいですか」と断りを入れてきたそうだ。

これまたしびれる話です。それほどに選手から信頼されていたスコアラー。



カープだけが唯一導入していないトラックマンの話も出てきました。

「たしかに、球種もスコアラーの目より正確に出ます」とは三井さん。

ただ、いくらボールの回転数がデータとしてわかっても、経験あるスコアラーのアナログな感覚とが合わさってこそ活きるもの。それがないと、ただのデータで終わるのでは? と聞き手の伊集院さん。

ならば、有能なスコアラーがいるかどうかが大きくなってきますね。

三井さんも最初は何もわからない状態でスコアラーとしてスタートし、やっていくうちにいろんなことがわかっていき、自分で考え、工夫して、経験を積み重ねていった人。

トラックマン以上に、選手と豊かにコミュニケーションがとれるスコアラーの存在(育成)こそ大きいのではと感じたお話でした。

カープはどうなんだ〜?


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2020年4月2日

暦の上ではエイプリル


脚本家の宮藤官九郎さんも新型コロナに感染。プロ野球OBの梨田昌孝さんも。志村けんさんにはあの底抜けの笑顔で「大丈夫だぁ」と言いながら、帰ってきてほしかった。

3月31日、パ・リーグ6球団がオンライン会議を実施。4月24日の開幕は難しいとの意見で一致したとのこと。そらもっともだ。

4月3日に12球団で会議が行われるようですが、「再延期」という形をとりつつ、最終的には「中止」になる可能性も。今のこの状況では。

6月29日から始まる予定だったウィンブルドンテニスも中止に。

大会で使用する芝のコートは維持管理が大変で、プレー可能な期間が限られるため、延期という選択肢はなかったそうです。

プレーヤー同士の接触が比較的少なそうなテニス。

しかも、騒ぐ観客席に向かって、プレーヤーが「静かに」とたしなめる光景も時折見かけるテニスこそ、無観客がうってつけのようにも思えますが、さすがにこの感染拡大状況ではその選択肢もなく、スパッと中止の判断に。

新型コロナの影響で、大きな損失を受けている個人や団体や企業はあまりに多いけれど、スポーツ界もまたしかりで、大会中止はプレーヤーにとって大きな収入減。



キャンプとオープン戦も終わり、開幕を待つばかりだったプロ野球も、まるでシーズンオフのよう。

こんなときこそ、試合以外の形で、選手からの何か発信があればとも思ったが、ちょっと待て。

シーズンが終わって、束の間のオフ(お正月前後)に、プロ野球選手がバラエティ番組などに出演しているのを見るのが毎冬の楽しみでしたが。

かといって、試合のない今、選手が野球以外の何かを発信してくれたとして、シーズンオフのときほど、わくわくとは見られなさそう。

あれはやっぱりシーズンあってのものだったんだな、と。シーズンを戦い抜いた選手たちの、束の間のオフタイムだからこそ素が垣間見られて楽しかったんだな、と。

一番の満足を与えてくれるのは、ゲームだな、と。いいプレーだな、と。あったり前のことを思うエアポケットタイム。

でも、心の中では中止も想定内。


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