2020年4月27日

応援したくなる人


新型コロナウイルスの影響で、開幕不透明なプロ野球。

と、もう決まり文句みたいになってきましたが、相当数のイベントが中止・延期となる中、各放送局のドラマの収録も続々休止に。

今年は珍しく大河ドラマ「麒麟がくる」を見ていたので、最後まで見終えることができないかもしれないと思うと、ものすごく残念。

長谷川博己さん主演。しかも、これまでドラマの主役となることのなかった明智光秀にスポットを当てたところも気になって、放送が始まるのを楽しみにしていた「麒麟がくる」。

共演者の沢尻エリカが麻薬取締法違反で逮捕され、収録済みの10話分を取り直すというハードスケジュールもいとわず、「何でもやりますから」と、座長のごとく収録現場でも健気に振る舞っていたという長谷川さん。

ただでさえ長谷川さんは応援したくなる人でしたが、いっそう応援の気持ちが強くなって、毎回楽しみに見ています。

染谷将太演ずる織田信長もいいですしね。ますます楽しみにしていたのですが、うぅぅん。年をまたいでも完結していただけないものか。



「応援したくなる人」と言えば、以前、野球解説者の田尾安志さんが、黒田博樹のことを「応援したくなる選手」と話していたことがありました。

黒田がヤンキースに在籍していたときのことでした。

当時、スポーツニュースでメジャーリーガーの活躍を伝えるコーナーでも、黒田は露出が少なめだった。

でも、ヤンキースのローテを守り、地味ながらも特筆すべき働きをしていた黒田。見てくれてる人は、ちゃんとわかってくれてんねん。チームメイトからも信頼厚かった黒田。

その頃、まだカープファンではありませんでしたが、黒田はずっと気になる存在でした。

カープに在籍し、FA権を取得した2006年。「他球団のユニフォームを着て、広島市民球場でカープのファン、カープの選手を相手にボールを投げるのが自分の中で想像がつかなかった」とカープに残留することを決めた記者会見での言葉はニュースで見て、深く心に残りました。

2015年、黒田が日本球界に復帰したのをきっかけに、見られるうちに黒田の一挙手一投足を見ておきたい。そんな気持ちで追いかけているうちに、いつの間にか、カープファンになっていたのでした。

長谷川さんも黒田も、健気(けなげ)でプロフェッショナル。そういう姿勢は見ている人に確実に伝わるものですね。かぺー!(by『宇宙兄弟』4巻)


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