2024年10月31日

1点取られたら負け! カープのつまらなさ感じる日本シリーズ&ワールドシリーズ


日本シリーズ第5戦、DeNAがソフトバンクに0対7で完封勝ち。3勝2敗で王手をかけた

これはもしかして、もしかして、2010年ロッテ以来の真の下克上(リーグ3位チームの優勝)あるかも?

中4日のジャクソンが無失点。昨日のケイに続き、ソフトバンクをキュウッと抑えた、素晴らしかった。8回は伊勢大夢が、9回は中川颯が無失点リレー。


ソフトバンクの十八番を奪うように、DeNAは今日13安打。ソフトバンクは4安打。2日連続完封負け、26イニング無失点。ソ、ソフトバンクが?

シーズン中、打率と得点数は秀でていたが、防御率と失点ではリーグ下位だったDeNA。ここに来て、投手陣も頼もしい。投打の相乗効果がめきめきと。

残り2戦、有原航平とモイネロが控えてはいるが、これはどうなるかわからない。


ワールドシリーズは、第5戦目にしてドジャースが優勝を決めた。

シリーズ中、ブレーキがかかっていたジャッジが先制の2ラン!

だったが、5点リードで迎えた5回。ジャッジのエラーを引き金に、ボルペの悪送球も重なって、ドジャースがあれよあれよと5得点、同点に。

ヤンキースがホームで2勝して、ドジャー・スタジアムで決戦だ! というシナリオがガラガラ崩れていった。


ドジャースは5点リードされても、相手のミスを逃さず、得点重ねて、最終的にひっくり返して、6対7で点取り合戦を制した

野球は点を取って勝つゲーム。そんな当たり前のことを日本とアメリカで行われたゲームで知らされる。

カープの「点を取られたらもう負け」みたいな試合のつまらなさを目の当たりにした気がした。

9月までは、大瀬良大地も、床田寛樹も、森下暢仁も、失点抑えて、試合を作っていた。緊迫感のある投手戦は見応えある。

でも援護のない試合が続いて、だんだん「1点でも取られたら負け」みたいな悲壮なムードになっていった。そんな試合が重なって、心身の疲労が募って、9月に崩壊。


1点や2点取られただけで、「自分の責任」という投手。そんな言葉を聞くたび、打線に取り返す強さがあれば、あんなに我慢したり息苦しさ感じたりしなくてもすむのにと思った。

失敗しちゃいけない・・・そんな空気って、暗い。取り返せばいいんだ、うりゃ~。そういう明るさと力強さがほしい。

なのに、この期に及んで打線のテコ入れなさそうなオフ真っ最中。ほとほと愛想がつきそうです。


DeNAの、ポストシーズンを通して、いっそうチームが同じ方向を見て進んでいく感じがうらやましい。

コンディションよくない選手や、ヒットの出ないベテランを棒読みのように起用し続け、「勝つ気あるの?」と思いたくなる采配をしていたカープベンチ。あんなんじゃぁ、そら選手も同じ方向を向けない。

日本シリーズに進出したのがDeNAでよかったと、心底思う。見ていて面白いです。
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2024年10月30日

DeNA、ソフトバンクに2連勝タイに! 打つチームは強い、隣の芝生は青々


10月30日、ワールドシリーズ第4戦。11対4でヤンキースがやっと1勝。

ホームでストレート負けという結末にならず、ファンに勝ちをプレゼントできてよかった。いくらドジャースを応援していると言っても、ワンサイドゲームはつまらない。

それより、1回ウラ、腹立つ出来事が。

トーレスのファウルフライをライトのベッツがフェンス際でキャッチ! あろうことか、ヤンキースファン二人がベッツのグラブをつかんで、ボールをもぎとろうとしたのだ。


スタンドに入ったボールをファンが争奪戦・・・というなら、わかる。なんという自分のことしか考えていない、がめつい行為。

もし、ベッツに何かあったら何してくれよう。松坂君なんて、春季キャンプでファンに腕を引っ張られ、1年台無しにしたことあるんだから。ボボッ!(大噴火)

その後、二人は警備員によって強制的に退場させられたそうだ。あの人たち、野球ファンなの? 出入り禁止!


日本シリーズ第4戦、DeNAがソフトバンクに0対5で完封勝ち。

ケイが7回無失点と大健闘。立ち上がりから3イニング連続三者凡退、気合入ってた。

4回、オースティンがホームランで先制!

7回、低調だった宮﨑敏郎にやっと出た、ホームラン! シリーズ男みたいになってる桑原将志の2点タイムリー、オースティンのタイムリーで、つごう4点。

大量リードで、中川颯、伊勢大夢、森原康平もお休みすることができて、よかった。


あぁ、やっぱり打つチームの強さよ。昨日の東克樹といい、今日のケイといい、先発が試合を作って、打線が点を取れば、ソフトバンクすら恐れることなかれ。

今日も牧秀悟が好守備見せて、そこがまた試合を引き締める。ま・き!(あ・べ!の節で)

ところで、今日のドジャースはブルペンデー。4人の投手が全員失点、不安定だった。ヤンキースへのサービスデーのようになってしまった。


今年の日本シリーズ、おおかたがソフトバンクの圧勝を予想していたと思う。DeNAは1勝できるか? という感じでしたが、ビジターで2勝。タイに持ち込んだ。

もし、かつて2年連続ストレート負けした巨人がソフトバンクと対戦していたらどうなっていたか、見てみたい気持ちもあったが、やっぱり貧打のチームより見ていて面白いのはDeNA。

もしカープが日本シリーズに出ていたら・・・言わずもがな、想像しただけでワクワクしません。その土俵に立つこともできなかったのですが。ツーン。


リーグ戦の終盤からポストシーズンにかけて、にょきにょきとDeNAが魅力的なチームに見えてくる。

負けてるときはケチョンケチョンに言われる三浦番長の采配も(どこもそう)、勝てば官軍、好感もてる。応援したいムードを呼んでます。

爽やかブルー。DeNAはオーナーも爽やか。しゃしゃり出てくる物言うオーナーと大違い。隣の芝生がそれこそ青く見える。
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2024年10月29日

打線のテコ入れ必要なのにカープ戦力外ほぼ投手、 新井さんの「痛み」の意味


10月29日、第2次戦力外通告が発表された。小林樹斗と内間拓馬、育成の前川誠太の3人。

小林が出てきたときは、雰囲気感じた。将来のエース候補と楽しみにしていたのに、なぜこのようなことに。

それにしても、少なっ。第1次の岡田明丈、戸根千明、曽根海成、藤井黎來、坂田怜、新家颯と合わせて、野手は2人だけ

今季、打線のテコ入れが必要だったのは火を見るより明らかだったのに、そうですか。よぉくわかりました。思い切った入れ替えをする気はない、と。そうなる予感はあったが、よぉくわかりましたよ。


新井さんが最終戦後のセレモニーで言った、これ(何度でも引っ張り出す)。

来シーズンは様々なことが変化する年になると思います。来シーズンだけではなしに、その先のカープのことを考えると、変わっていかなければいけない。変わるということは、それとともに痛みを生じてくると思います。覚悟と信念を持って、強いチーム、そして強い選手を育てていきたいと思います」

これは、若手へ切り替えていくぞという選手たちへのメッセージと受け取ったのだが。戦力外で選手をガーッと出す、ということはやっぱりなかった。球団の意向なんだろうけど。


新井さんは、力ないベテラン(by藤川球児さん)を一気に切ることはできないだろう。

できるなら、とっくにやってた。できないから、引っ張って引っ張って、今季こんなになった。

来季、力ないベテランにはまずは2軍で大半を過ごしていただいて、最終的に引導を渡すという段取りが精一杯なんじゃないかと予測(外れたら喜びます)。


「痛み」とは、単なる新井さんの心情を表しただけだったんじゃないだろうか。

現役時代に一緒にやってきた仲間を切るのは辛いです(十八番です)。申し訳ないけれど、チームも世代交代していかなければいけないので、ご承知おきください。そんなベテラン勢へのメッセージだったんじゃないだろうか。

「監督の仕事ってのは、選手のクビを切ることだ」と、落合博満さんは言っていたそうだ。監督とは、もともと痛みを引き受ける仕事。わざわざ言うことでもない。新井さんはそういう仕事、苦手そう。

「俺は好き嫌いで起用しない」も「そのつもり」だけで終わった。「カープ変わります」宣言も、ほどほどに受け止めておいた方がよさそうだ。


ワールドシリーズ第3戦、ドジャースがヤンキースに、2対4で3勝目。王手をかける。

ジャッジはノーヒット。気温の低いニューヨーク、ヤンキースもひんやりしています。ドジャースを応援しているけれど、ワンサイドゲームは面白くない。


日本シリーズ第3戦、DeNAがソフトバンクに1対4で一矢報いた。

エース・東克樹が足の負傷から帰ってきた。立ち上がりは26球を要し、本調子じゃないのかと思ったが、ちょっとやそっとじゃ崩れません。7回1失点。さすがだった。

ジャッジ同様、主軸の牧秀悟、オースティン、佐野恵太、宮﨑敏郎らにもっと快音出れば、ここまでの試合展開も違っていたと思うが、今日は桑原将志がホームランにお得意のダイビングキャッチでファインセーブ、戸柱恭孝がタイムリーと奮闘していた。

打線の援護あっての1勝目だったけど、怪我あけのエース東の投球が野手を引っ張っていたと思う。

森下暢仁や床田寛樹にも、こういう投手になってほしいの。あ、違うか。カープ打線もDeNAのようになってほしい、か。
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2024年10月28日

力のあるベテランなら問題なし! ドジャースはアラサー軍団


今日も、カープの第2次戦力外通告とコーチングスタッフの発表はなし。日本シリーズ真っ最中のチームでもないのにな。

明日の日本シリーズ、DeNAは東克樹が先発。やった!

阪神とのCS第1戦で、走塁の際に左太もも裏に肉離れを起こした東。ヒットを打ったがために見舞われたアクシデント。日本シリーズに間に合うか微妙なところだった。

よう間に合った! やっぱり見たい、東の投球。さらに言えば、ソフトバンクを抑える東の投球。


本来なら、リーグ覇者同士の戦いが見たい日本シリーズ。今年は巨人よりDeNAで見たいと思っていた。

DeNAの方が見たい選手がいるので。東、牧秀悟、オースティン、中川颯、伊勢大夢などなど。

一方、ソフトバンク。山川穂高や近藤健介らは打席に立てば引き付けられるけれど、応援している選手は藤井皓哉だけ。そんな唯一の藤井は9月1日に腰痛のため登録抹消され、日本シリーズには出場できず。無念じゃ。


今回、ワールドシリーズを初めて見たのも、大谷翔平と山本由伸がドジャースにいるから。

そうやって見ていると、他のチームメイトにも親しみを覚えるようになり、さらにチームを応援したくなるという好循環が。

思い起こせば、2015年、黒田博樹が日本球界に復帰したとき。おそらく黒田が現役を続けるのは1年(か2年)と思われ、できるだけ目に焼き付けておきたいとカープの試合を見るようになった。

すると、おのずと他の選手のことも覚え、カープに愛着を持つようになり、今に至っています。


見たい選手がいるかどうかが、そのチームを応援したくなるバロメーター。

だが、佐々岡さんの3年間、そして新井さんの今季、勝っているのにつまらない気持ちになることが多々あった(9月は勝つことさえ珍しくなった)。

カープファンでいられる自信がなくなることもあった。あれ? おかしいな。体調に異変がおきたときみたいな違和感。毎日試合を見るのがあんなに楽しかったのに。

緒方前監督の最終年度から、コンディションの悪いベテラン選手が重用され、フラットな選手起用がされず、閉塞感も大きかった。


ドジャース、たとえばワールドシリーズ第2戦のスタメンはアラサー軍団。20代は、エドマンと捕手のスミスだけ(ともに29歳)。大谷君もいつのまにか30歳。

ドジャースのファンからすると、もしかしたら世代交代のことなど問題になっているのかもしれないけれど、こんな力のあるベテランなら、全然問題なーし。そう思いながら見ていた。

第1戦の延長10回、フリーマンのサヨナラ満塁ホームランは最高だった。フリーマンは35歳。

「力のないベテランはいらない」と監督就任会見で言った藤川球児さん。まともなチームを見ていると、カープの歪みぐあいが際立つ。
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2024年10月27日

エドマン、いいな


ワールドシリーズ第2戦、ドジャースがヤンキースに、4対2で2勝目。

山本由伸が先発。遠い親戚が投げているのを見守るような心境(オリックス時代からのファンです)。6回途中1失点、おつとめ果たしました。

せっかく大谷翔平や山本が連れてきてくれたワールドシリーズ(そうでなければ見ることもなかった)。選手の顔と名前を覚えたら、もっと見るのが楽しくなりそう。と、今日は選手のプロフィールを見たり、出身国を地図で眺めたり。

サッカーW杯のとき、国旗やその国のことを知って、世界がちょっと広がるような、あの感じ。


日本では、「日本シリーズ」が同時進行中。メジャーリーグはアメリカとカナダのチームで編成されているもの。「ワールドシリーズ」という言い方は尊大と思っていた。

でも、世界最高峰のリーグを目指して、いろんな国から選手が集まってきている。アメリカ大陸の国々が多いけれど、遠くは日本からも。

そういう意味ではワールドシリーズと呼んでもいいのかな? という気に今日は少しなった。


大谷、山本、ジャッジ以外の選手はほぼわかっていなかった昨日、まず顔と名前がスッと入ってきたのがエドマン。韓国系アメリカ人なのですね。どこか近しく感じた理由がわかりました。

昨日、ショートでいい守備を見せていたエドマンが、今日はセンター。なに〜? しかも、細身のスイッチヒッター(慶彦さ〜ん)。

昨日9番だったエドマン、打撃好調で今日5番。先制ホームランも打った。カープに来てくれませんか?(今は無理)


日本シリーズ第2戦、DeNAはソフトバンクに3対6で2連敗。

1回、大貫晋一が山川穂高の2ラン浴びて、どすこーい!

2回にも2失点。佐々木千隼と途中交代して、もう1失点。

4回には濵口遥大が山川のタイムリーで1失点。つごう6失点、どーん。

そのうえ20時から選挙速報の特番が始まった。画面が分割され、一気に見る気が失せてしまった(その後はスポナビで経過を見たり、TVerの配信を見たり)。


このまま取られっぱなしかと思われたが、困ったときの中川颯、坂本裕哉、伊勢大夢のリリーフリレーで、失点なし。

5回、桑原将志の2点タイムリーで完封免れる(カープと一緒にしないように)。 7回、牧秀悟タイムリーで3点差に。

ソフトバンクが4回まで9安打、それ以降は0安打。DeNAは3回まで0安打、4回から7回まで9安打。ひょっとしたら追いつくかと少し期待を抱かせてくれたが、ひっくり返すまでには行かなかった。

DeNAは1勝できるでしょうか。カープの第2次戦力外通告やコーチ陣の発表も半ば諦めモードで気になってます。
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2024年10月26日

ドジャースとヤンキースのようなケンカ感が、DeNAとソフトバンクにはなかった


午前中はワールドシリーズ、夜は日本シリーズ。野球シーズンが終わる前に、ご褒美のような野球三昧の土曜日。カープはいませんので、真のご褒美ではありませんが。

ドジャース・ヤンキース戦は名門対決と言われていますが、何をもって名門と?

ふだんメジャーを見ない私にとって、ドジャースとは、いま大谷翔平と山本由伸のいるチーム。それ以上に、かつて野茂英雄さんと黒田博樹が在籍したチーム。

そして、アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンを生んだチームでもあります(ジャッキー・ロビンソンを描いた映画「42 ~世界を変えた男」、よろしければぜひ)。

そしてヤンキースは、黒田が移籍したチームでもある。ワールドシリーズというより、黒田シリーズとしての親しみの方が。


今回の対戦で、すぐ見てわかる選手は、大谷と山本とジャッジだけ。昔、映画「炎のランナー」を見た時のように、登場人物(選手)の顔が判別できない。徐々に選手の顔と名前を定着させ中。

初戦なのに(だから)、互いに出し惜しみせずいい投手を投入していく。「このケンカに勝つ」というジリジリした緊迫感が伝わってきて、どっぷり見てしまった。

ヤンキースに2対3と勝ち越された延長10回ウラ、フリーマンの満塁ホームランでドジャースがサヨナラ勝ち。スカーッとな。ドジャースファンに大きなご褒美が〜。


大谷とジャッジはともに5打数1安打。

大谷は8回、2塁打で出塁。セカンドのトーレスがエラーした隙に3塁まで進んだのがえらかった。これが直後のベッツの同点犠牲フライにつながった。

ポストシーズンは不調というジャッジ。調子のいいときを知らないけれど、打席に立っているときこわさを感じない。

オーラというか、体から立ち上ってくるギラギラしたエネルギーを感じない。コンディションよくなさそう。なんか調子のよくないときの佐藤輝明みたいだった。明日以降に期待(でもドジャースを応援)。


9回、フェンス手前のトーレスの打球を、ドジャースファンが手を伸ばしてキャッチしたのはいただけなかった(妨害と判定されて、2塁打に)。

エキサイトして条件反射的に手が出てしまうのかもしれないけど、こういうのホントやめてほしい。

かつて鴻上尚史さんが主宰していた「第三舞台」という劇団が大好きでした(2012年に解散)。鴻上さんは、「スタッフとキャストが力を合わせた舞台を第一舞台。観客席が第二舞台。第一と第二の舞台が共有するのが第三舞台」という意味を込めて、この名前をつけたそうです。

野球の試合は、プレーヤーとスタッフ、スタンドの観客が作り上げる空間。お客さんもゲームをつくる一人なんだと自覚してほしい。ああいう行為があると、シミのように台無し感が残ってしまう。プン。


夜は日本シリーズ第1戦。DeNA・ソフトバンク戦はさしづめ「親会社がIT企業」対決。

山川穂高、牧秀悟、オースティン、宮﨑敏郎らは不発で、2回、有原航平の2点タイムリーでソフトバンクが先制(普段打席に立たないパ・リーグの投手なのに)。

ワールドシリーズのことを思うと、ケンカの迫力がなかった。リーグ覇者同士ではないからなのかどうか。


9回、DeNAはさらに3失点して、0対5。完封負けだけは阻止してほしいと思った9回ウラ、オースティンがオスナから2塁打! 梶原昂希のタイムリーで、完封負けは免れた。 

森敬斗がタイムリー。代打・筒香嘉智ヒット、桑原将志の打球をオスナが悪送球して、さらに1点入る。

あと2点差で大将・牧。巨人とのCSファイナル最終戦のときのように逆転打・・・とはならかった。

が、DeNA先発・ジャクソンが打席で打つ気満々だったのは好感持てた。アンダースローの中川颯が山川を空振り三振、ワンポイントリリーフ決めたシーンもよかった。

明日は、浮世絵・大貫晋一とモイネロ。なんか楽しそう。気楽に見ています(でもDeNA寄り)。
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2024年10月25日

もう契約更改始まってた、 第2次戦力外通告どうなった?


契約更改が始まっていた。もしかしてカープ、12球団で一番早い?

10月25日、中村奨成が750万円から50万円プラスの800万円でサイン。(「中国新聞」)

10月24日、磯村嘉孝と中村健人から契約更改がスタート。25日は中村奨成、長谷部銀次、高橋昂也、韮澤雄也。


「奨成が契約更改」と聞いて、一瞬、現役ドラフト免れた!と思ったが(健斗や昂也も)、それはまた別の話でしたね。

ともあれ、この選手たちが来季もプロ野球選手であることは確認できました(長谷部にはそんなことは思いませんでしたが。韮沢も?)。

契約更改って、第2次戦力外通告より早く始まるものだったかという印象。というか、第2次を待っているのに発表がないから、契約更改を早く感じたのかもしれません。

第2次戦力外通告の期間は、CS全日程終了翌日から日本シリーズ終了翌日まで。今のところ、第2次を発表したのは、DeNAと日ハム。

昨日のドラフト会議で、カープの指名人数が5人(育成が3人)と少なめだったことがすごく気になっている。その分、戦力外の選手を少なくするのではと。


リーグ最終戦後のセレモニーで、新井さんはこう言った(何度でも再録)。

「来シーズンは様々なことが変化する年になると思います。来シーズンだけではなしに、その先のカープのことを考えると、変わっていかなければいけない。変わるということは、それとともに痛みを生じてくると思います。覚悟と信念を持って、強いチーム、そして強い選手を育てていきたいと思います」

あの緊迫した声と表情は、フライングだったのかと思わずにいられない(監督に就任した秋季キャンプでの「俺は好き嫌いで起用しない」発言に続き)。

その後のカープは緩んだいつもの空気。まさかこのまま第2次の発表なしってこと、ないですよね? 入れ替えはー。

新井さんが何かを働きかけようとしても、球団が(オーナーが)動かないだけの話かもしれないが、どうなってるんだろう。


昨日、1位指名を受けた青学の佐々木泰。

会見で、「広島カープの印象は?」という問いに、「若い方からベテランの方まで本当にすごく実力のある選手の人たちが多くいるイメージで、早くその中で野球がしたいという気持ちでいっぱいです」と答えていた。(「RCC」)

さすが、青学野球部の主将をつとめていただけあって、素晴らしい。カープに恥をかかせない表現をありがとう。

でも、「若くて実力がある選手」で文句なしに名前が出てくるのは、野手では小園海斗くらい。矢野雅哉は守備に限っては該当する。坂倉将吾は若手に入れていいの? 田村俊介らこれからが楽しみな選手は多いけれど、まだ力が発揮できてるとは言えない。


「ベテラン」という言葉に過剰反応してしまう、今のカープ。実力あるベテラン、実力あるベテラン・・・打率1割台のベテランなら、あんな人、こんな人、揃っていますが・・・。

そうだ、野手では秋山翔吾と菊池涼介がいました!

藤川球児さんが阪神の監督就任会見で、「力のないベテランはいらない」とバッサリ。あれはまるでカープに充てられた言葉かと思ったほど。

カープを取り巻くメディアはちっともそういうことを言ってくれないから、藤川さんがジャーナリズムの役割を果たしてくれたと思ったほど。


さすがにこのオフ、精彩を欠いた田中広輔や上本崇司、松山竜平らを戦力外にすることはないだろう。来季、2軍の期間を増やして徐々に移行していく作戦?

現役をもう少し続けてほしかった野村祐輔は今季で現役引退。いっそベテラン勢が潔く退いてくれたらと思うが、選手にしたらできるだけ長く現役を続けたい。それに、ここには、カープには、使ってくれる人がいるから。

ほかの球団だったらもっとシビアに(いえフラットに)判断してくれるかもしれないのに。基準が甘くて、おかしくなってて、だから優勝逃して4位になるんです。プイ。
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2024年10月24日

青学の佐々木がカープドライチ! それはさておきホントに変わる気ある?と思ったこと


10月24日、ドラフト会議。やっぱり緊張しますね。

西武から始まる1位指名(わ~い、西口さんだ~)。いきなり宗山塁、ギャー。ふたを開けてみれば、カープ以外に、楽天、日ハム、ソフトバンクも。5球団競合という一番人気。

昨年の常廣羽也斗の2分の1からすると、さらに険しい確率。当たったら、新井さん、くじのレジェンドになるところでした。

宗山の交渉権は楽天に。よりによって、今江監督を1年でクビにするようない黒いチームに決まったか(昨年は安樂問題でもっと黒かった)。

今年、1位指名を公表したのはカープだけだったが、抑止力効果はまったくなかった。どの球団もやっぱりいい選手がほしいから、ほしい選手を獲りにいきました。


昨今の指名された選手たち、どの球団にも失礼がないよう、感情をあまり出さないようにしている感があるので、「ほんとはどの球団に行きたかったの?」って小声で本音を聞きたくなります。

広島出身の宗山、赤いカープ帽をかぶった子ども時代の写真あったし、カープに入りたい気持ちはどれくらいあったのだろう。数年後に、ちょこっと聞いてみたいものです。

森下暢仁は1年目が終わった年、江夏豊さんとの対談で、「広島から指名されて実際にどんな感じだった?」と聞かれ、「少しは〈ああ広島かぁ〉という思いもありました」と話していた。君はホント正直だな。いいと思うぞ。(「週プレNEWS」)


宗山の注目&期待度、あの凛々しい面構えを見ていたら、あぁぁぁという気持ちにそのときはなりましたが、実際にプロに入って活躍すると決まったわけではないので。カープには矢野雅哉と小園海斗もいます。

長距離砲と話題の大阪大・渡部聖弥(広島出身)の名前が1巡目にない。これは2巡目で? ラッキー?

と思いきや、カープは青学の佐々木泰を1位指名。これまた凛々しい選手が。

渡部は西武が3度目で1位指名(私は外れ1位とか、外れ外れ1位とかいう言葉、使いたくない。選手に失礼)。

佐々木は指名後のインタビューで、「自分の持ち味は長打力」「いずれホームラン王をとりたい」と。よっしゃー。カープに手薄の右打者(しかもサード)、ぜひ活躍してほしいです。小園のポジションの行方も気になります。


2024年・カープのドラフト結果
1位 佐々木泰(青学) 内野手
2位 佐藤柳之介(富士大) 投手
3位 岡本駿(甲南大) 投手
4位 渡邉悠斗(富士大) 内野手
5位 菊地ハルン(千葉学芸高) 投手

育成
1位 小船翼(知徳高) 投手
2位 竹下海斗(敦賀気比高) 投手
3位 安竹俊喜(静岡大) 捕手


んん。 今年も投手多め? もちろん投手も大事なんだが、今年、打者の層の薄さが身にしみたばかりというのに、うーん。

しかも、指名人数が少なめ? 多ければいいものではないとしても、それだけ戦力外の選手が少なくなるということ?

本当に変わる気あるのか、カープ。そんな2024年のドラフト。う、うーん、第2次戦力外通告がこわいです。
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2024年10月23日

明日はドラフト、当たらなくてもいいことあるさ、今季の黒原を見よ!


明日、ドラフト会議。結局、1位指名を公表したのは、カープだけ。

1球団だけだと途端に心細くなるのは、なんか恥ずかしいような気持ちになるのは、ザ・横並びニッポン。

こればっかりはどうなるかわからない、コントロールできない案件。明日、平坦な気持ちで見届けましょう。

というか、クジの行方以前に、いま一番の弱点、大砲候補獲得を一番に考えないカープという球団がコントロールできない(ノーコン)な存在。

運はよさそうな新井さんのガッツポーズ、今年も見られるでしょうか。いえ、今年の9月の大失速(歴史的大失速て言われてるし)で運気を下げてないか心配です(縁起悪い)。


カープが1位指名を公表したのは、明大の宗山塁。指名できたらウェルカム。できなかったら、ショートには、矢野雅哉も、小園海斗もいる。

日本代表に選ばれている小園。11月のプレミア12に向けて、井端監督から3つのポジション(セカンド、ショート、サード)を守る可能性があると伝えられ、秋季練習でも練習中。(「デイリースポーツ」)

あれ? 里崎智也さんによると、むしろユーティリティとして重宝されるのは坂倉将吾だったはずだが(キャッチャー、ファースト、サード)、DeNA山本祐大の負傷もあって、坂倉正捕手的な感じになってるし(肩弱いのに)。


ただでさえ、シーズン中、本職のショートから慣れないサードを守らされていた小園。序盤にはゲーム中に併用されることも。

実況解説の宮本慎也さんと鳥谷敬さんも、ショートとサードは似て非なるもの、「サードとの併用はかわいそう」「大変」と言っていた。

同じ内野でも、見える景色も飛んでくるボールの処理も違うポジション。井端監督まで小園を便利に使うのか〜。

と、うっすら涙が出そうになったが、それくらい井端監督にとって、小園は起用したい選手ってことですよね。小園、がんばれ!(がんばってます)


宗山と縁があるかないかはわからないが、なかったら、ほかの選手との縁ができるということで。

2021年ドライチの黒原拓未。4球団競合だった隅田知一郎には当たらなかった(山下輝にも当たらなかった)。

隅田も1年目は難儀したが、今では西武のローテの柱。日本代表にも選ばれるように。ちょっと羨ましく思うことも正直あった。

でも黒原、3年目の今季、頼りになる存在になった。


ベンチにも頼れる重宝な存在だったようで、またここでも使うかと気の毒になるくらい出番が多かった。

登板過多になると打たれる場面だって増えてもおかしくない。 でも、「黒原なら打たれてもいい」と思えたんですよね。そう思える投手は少ないです。

それくらい信頼度が高まった。1年目や2年目にはそんなこと思っていなかったのに。

アドゥワ誠もだけど(10月20日のブログにて)、こんなふうに、一人の選手の見方が変わっていくのも、野球を見る醍醐味の一つ。
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2024年10月22日

やるやる詐欺じゃあるまいな? カープの静けさが不気味


10月22日、DeNAの三浦監督の続投が正式発表。お昼ごはんを食べながら見ていたテレビの5分間ニュースでも、珍しく取り上げられていた。

ニュースで野球の話題が取り上げられるとしたら、ここ数年、おおむね大谷翔平でしたから、番長キター!(セ・リーグ来たー) と思いました。

下克上で日本シリーズ進出を決めたDeNA。少しはメディアの気持ちを動かしたのかと思いたいほど、昨日の諦めないDeNA、よかった。試合が決まったときの番長、爽やかだった。

というか、まだ進退決まっていなかったんですね。


日ハムの新庄監督もまだ進退は発表されていない。

2年連続最下位から今季2位に急上昇。新庄さんがいなくなったら、寂しい。もう少しプロ野球を賑わせてほしい。

選手より監督が目立つのは感心しないことだけど、いまの日ハム、選手がしっかり目立ってますから。

監督の進退が決まっていないチームがあるのだから、コーチの進退が発表されていないチームがあっても、不思議ない?(カープです)

もうすぐあるよね、きっとあるよね・・・ないんかーい。


巨人が前田健太を獲得するかも?という記事も。(「日刊現代」)

カープファンの中には前田が戻ってきてくれるのを待っている方も多いのでしょうか?

2015年からカープの試合を見始めたので、年数がたっていなかったせいか、思い入れが育つほどに至っていなかったのです。カープを応援する前から、マエケンはすでに有名人で、すごい選手と知っていたけれど(マエケン体操も)。

前に、マエケンがカープに戻りたがっているらしき話を耳にしたとき(真意はどれほどかはわからない)、「カープに帰ってきて親分風吹かされたら嫌だな」と素朴に思った。吹かさないかもしれないけどさ(ごめんね)。


「チームマエケン」も、もともとは自主トレに集ったメンバーが始まりのようで、徒党を組んでたわけじゃないんだろうけど、今そういうのいらないから。と思ってしまう。

黒田博樹がメジャーからカープに戻ってきたときは、メジャーでのオファーを蹴っての復帰。40歳と年長の黒田は誰かとつるむことはなく(野手の新井さんや石原慶幸らとは仲良かったと思うけど)、その背中を見て学ぶ若手が多かった。

もしマエケンが日本球界に復帰するとしても、金額面でカープと折り合いはつかなさそうとのことで、いらぬ心配でした。

マエケン、巨人のユニフォームも似合いそう(だから決まってない)。門脇誠と兄弟ごっこして楽しませてほしい(しません)。


10月24日のドラフトが終わるまで、カープのコーチ陣の正式発表はないのでしょうか。

第2次戦力外通告も始まり、日ハムとDeNAは早々に発表。カープのこの静けさが不気味です。

新井さんは、最終戦後のセレモニーで「カープ変わります」宣言をした。あれは、ベテランから若手への切り替え宣言と私は受け取っていたのだが、真意はわからないが、「変わる変わる」詐欺だけはやめてね。
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2024年10月21日

DeNA、巨人に逆転勝ち! 空気なんか読まなくていい


10月21日、CSファイナル第6戦、DeNAが巨人を2点ビハインドからひっくり返し、7年ぶりの日本シリーズ進出決定(7年前のそれってカープのあれ・・・)。

ドジャースがワールドシリーズ進出を決めた日。大谷翔平とジャッジの対決が見られる。それを思うと、日本シリーズのスケールの小ささよ。と、いたって平坦な気持ちで途中から中継を見る。

巨人が2点リード。あぁ、4戦目から巨人に流れが行ってしまったか。DeNAもはやこれまでか。


と思った5回、DeNAが追いついた! 1回にエラー失点した森敬斗がタイムリーで取り返した! エライ! 昨日、代打が実らなかったフォードもタイムリー!

DeNAを応援していたファイナル。でも、巨人がソフトバンクに2年連続ストレート負けした黒歴史(2019〜2020)の続きを見るのもありかと思いかけていたが、俄然DeNAを応援するモードに即戻る。

投手戦というのか貧打戦というのか。互いに得点圏にランナー置いても、投手踏ん張ってじりじりじりと綱引き状態。


7回、満塁でオースティン、最高の盛り上がりの場面でサードゴロ。シュゥゥゥ(末包?)。

7回ウラ、伊勢大夢が、1塁3塁ヘルナンデス見逃し三振でガッツポーズすれば、菅野智之が小林誠司を連れてマウンドに(ジョンソンか、石原か)。

菅野は心技体経験すべてそなわった選手だけど、先発がリリーフ、どっちに転ぶだろう。ここは三者凡退、さすがだった。


8回ウラ、伊勢大夢がイニングまたぎ。人手が〜。こっちもどっちに転ぶか。

ふっふっふ、1塁2塁を招くも、立岡宗一郎打ち取って、もういっちょガッツポーズ。伊勢、がんばりました!

リーグ優勝した巨人の方が譲れない立場だったと思う。DeNAは勝てたら儲けもの、みたいな? でも、このDeNAの譲らなさ、儲けものなんて言葉を使うのは軽々しい気がしてきた。


9回、さすがに3連投した大勢ではなく、菅野がイニングまたぎ。

森ヒット、代打・柴田竜拓が絶妙のバント。桑原将志サードゴロも、森が隙をついて好走塁、3塁へ。今思えば、逆転勝ちのピースがひとつひとつ嵌っていったかのよう。

ここで大将・牧秀悟がタイムリー! 最後の土壇場で試合が動いたー。

菅野は優れた投手。阿部監督は信頼する菅野に託した。でも、もれなく小林がついてくると、打線が薄くなります(會澤?)。

リリーフはリリーフの専門家にまかせるに限るという結果になってしまった。阪神の村上頌樹リリーフが成功していなかったように。


ビジターで、優勝チーム相手に空気読まないDeNA。いいよ、いいよ。なんか爽やかだった。爽やかブルー。

シーズン中も、打率、本塁打数、得点数ともにDeNAの方が巨人を上回っていましたし。これは打線の勝利。牧、佐野恵太、オースティン、宮﨑敏郎の並びって、やっぱり嫌です。

気持ち離れかけていた、迫力に欠けたファイナルだったけど、最後に緊迫感味わえました。カープも、あっさり終わらないでねって思います。
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2024年10月20日

言葉の力、秋山と並んで記憶に残るアドゥワのヒーローインタビュー


10月20日、CSファイナル第5戦、巨人が1対0でDeNAを完封。決戦は明日に。

途中、見たとき、濵口遥大が4回無失点、巨人打線を抑えていた。のに5回、1アウト1塁で打席が回ってきたところで、代打を出されて降板。

まさかフォア連発して球数消費してた・・・? いえ、ここまでフォア2つ出してはいたけど、致命的な荒れ球症候群になることなく、54球。

チャンスで早めに仕掛けていくのが短期決戦なのかもしれないが、えー。私なら濵口続投(何の権利が)。構えがサンタさんのような代打・フォードは凡退。無念。


昨日のCSファイナル第4戦。秋山翔吾の副音声解説(日テレ)、他球団のファンの方にも評判よかったようで、嬉しい~。

秋山はカープの人というより、球界の人。西武時代、イチローのシーズン最多安打記録を抜いたインパクトは今も強し。

いつも自分の言葉で話してくれる秋山のヒーローインタビューがいいという話を昨日書きました。


「いつも熱いご声援ありがとうございます。みなさんの声援が背中を押してくれています」という定型文は、他球団のヒーローインタビューでも耳にすることがある。これって、カープだけじゃないんですね。

プロ野球選手はプレーが一番。しゃべるのが面白くなくても、全然問題なし! 中村貴浩の飾らないシャイな物言いとか、グッときますし、野村祐輔の作文みたいな棒読みも今となっては無性になつかしいです(もっと聞きたかった)。

なんですけど、自分の言葉を持っている人に出会うと、いいもの見せてもらった気持ちになる(これは、演技に感動していた俳優さんがインタビューで素直に自分なりの表現で話しているのを聞いたときにも、思うこと)。

言葉はその人を表しますから。


で、今年、秋山と並んで、記憶に残る
ヒーローインタビューだったのが、アドゥワ誠。

8月6日、巨人戦でプロ初完封した日のヒーローインタビュー素晴らしかった。

8月6日について言及したことも、サラッとした中にもなんとも言えない深みを感じたのですが、6回、満塁のピンチの心境について問われたときの、「打たれても別に死ぬわけじゃないんで」は殺し文句になりました。やられました。

打たれまいと自分から崩れていく投手と違って、このマインドを持ってる選手は大丈夫。


「まさか自分が(完封)できるとは思ってなかったんですけど、野手の方が早めに点をたくさん点をとってくれたおかげで最後まで投げさせてもらえたと思うんで。みんなに感謝したいと思います」と、浮かれず、いたって客観的。

初めての完封勝利でもポーカーフェイス、あまり表情に出さないことについて問われ、「個人競技じゃないんで」。

この飄々とした受け答え。ピッチングともども、アドゥワへの信頼度が増した今シーズンでした。これは私の中の今年のカープトピックスのひとつです。
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2024年10月19日

秋山翔吾、CS解説でも言語能力発揮!


10月19日、セ・リーグCSフファイナル第4戦、巨人が4対1でDeNAに実質1勝目。

3連敗の後、さすがにストレート負けは免れた。巨人ベンチが明るくなった(やっとかい)。リーグ覇者という言葉にまったく重みなし。

巨人、これで流れが変わって巻き返しにかかるか。って、大上段に構えて言うほどのこともないような、なんとも迫力に欠けるセ・リーグを象徴するようなCS。 

魅力ある選手はメジャーにどんどん渡り、刃こぼれのようになっていきそうな今後のプロ野球界が心配です。


日テレの中継を少し見る。ふだんは聞かない副音声解説、今日のゲストは秋山翔吾だというではないですか。

1日目は今季最多安打の長岡秀樹、2日目は青木宣親、そして3日目に秋山。光栄ではないですか。

副音声解説、初めて聞いたけど、通常の実況解説よりザックバランな感じ? 秋山、もう少し間を置いてくれませんかというくらい、わりと隙間なく話してた。

言語化も上手いので、たずねられたことにもツラツラツララ~。解説という場にテンションも上がっていたのかな。


話すのが好きなんだな。常に考えていることがあるから、話したいことがたくさんあるんだな。藤川球児的な香りも感じた。

将来的にカープのコーチになってほしいのだけど、これは話す仕事、行けますね。新年恒例のぶっちゃけ番組(TBS)でも、かつて常連でしたしね。

秋山のヒーローインタビューは、「最高でーす」とかお決まりの言葉で済ませないで、いつも自分の言葉で話してくれるので、カープ名物と呼びたい。


年齢的にもうそんな大きな期待は・・・と思いかけていたが、今季の秋山は打撃・走塁・守備で、さすがと思わせてくれたことが何度もあった

どんなにチーム状況が悪くても、朱に交わらず(赤ユニだけに)、自分の仕事をする姿勢、次の塁を狙う姿勢。

若い選手にお手本にしてほしいと思うことがとくに終盤、多かった。いや、ベテラン・中堅の選手こそ、見習うがよい~。
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2024年10月18日

カープほんとに変わる? また「いる人」だけで頑張る?


10月18日、CSフファイナル第3戦、DeNAが1対2で、巨人に3連勝。日本シリーズに王手をかけた。

スタンドには感極まって泣いているファンの方も。「あかん、優勝してまう」的な。かくいう私も、じぃんと来たりして。

シーズン終盤に主力の山本祐大が骨折で離脱(カープ戦でデッドボール、申し訳ない)。伊藤光も練習中に左ふくらはぎの肉離れを起こし、昨日登録抹消。


二人の捕手が試合に出られないなか、ベテラン・戸柱恭孝が存在感を増している。戸柱34歳。會澤翼より2歳若い(ベテランの2年は大きい・・・)。

CSファーストステージの阪神戦で負傷したエースの東克樹も登録抹消。いる人たちでがんばっている。

アンダースローの中川颯が2イニング連続三者凡退というのも爽快だった。シーズン中、カープも歯が立たなかった。喜んでる場合じゃないけれど、敵ながらあっぱれ。応援したくなる。


巨人、元気ない。岡本和真が先制ソロを打てども、オースティンが同点ソロ(カッコイイ~)。

5回、赤星優志のワイルドピッチで勝ち越されたとき、ベンチの阿部監督に勝手にびくつく私。絶対怒ってる。

ますます元気なくなるベンチ。勝ててないときのチームの空気って、日本全国共通(知ってる知ってる、この感じ)。


シーズンが終わってから、ファイナルが始まるまで、間隔が空きすぎ。試合感覚が鈍るという首位チームのディスアドバンテージは避けられない。

巨人がもし日本シリーズ進出を逃したら、かねてから指摘されていた日程の見直しが問題にされそう。

でも、同じ条件だったソフトバンクは日ハムに3連勝、ファイナル制しましたから。巨人、3試合で2得点(カープかよ)。か細さが際立つ。


カープの秋季練習。末包昇大に直接打撃指導をしている新井さん。林晃汰にも3日連続居残りで打撃指導。コーチは何をしているんだ~。(「TSSテレビ新広島」)

末包といい林といい、長打が期待されている打者。末包や林が本領発揮してくれたら、そら嬉しい。

だがしかし、まさかまたいつもの「いる人だけでがんばる」体制? カープは本当に変わるのでしょうか。


堂林翔太は「僕たちの力が足りなかった。優勝争いから9月の大失速は責任を感じている」と言っていた。(「スポニチアネックス」)

大失速の原因には、真夏の野外球場での過酷さ、ベンチの采配(選手起用)などなど、いくつもの要因が重なっているだろうけど、選手のパフォーマンスの低さもあった。

ベンチと球団の体質にも問題はあるけれど、全選手が何ミリかでも飛躍して、それが束になったら、全体の底上げになる・・・。それは大事なことだが、まさかそれで済ます気じゃあるまいな。

いる人たちで奮闘しているCSのDeNAには感動していますが、カープとは長距離打者の数が違いますから。
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