2024年10月6日

新井さん「変わる」宣言しちゃった、できるかな?


10月5日でカープのシーズン終了。日本シリーズは見ますが、当事者でないこの張り合いのなさ。ふぅ。

日本時間の午前中、MLBナ・リーグ地区シリーズ、ドジャース・パドレス戦。先発の山本由伸はどんな感じかと最初だけ見ました。

1回、ボール先行で3失点。うわぁ。韓国でのパドレスとの開幕戦を思い起こす大量失点。でもそのウラ、大谷翔平が同点3ラン! すご。ほんまにすご。

なのに、追いついてもらった3回に、山本2失点。ダメじゃないか~。 山本、顔を上げてベンチに戻れなかった。日本では見られなかった姿。


急きょ、第2戦から第1戦先発に変更したロバーツ監督、山本への期待がどんだけ高いの? 高いお買い物したとドジャースファンから言われてないだろうか(西川龍馬~)。

しかし、打線が打ち勝って、ドジャース逆転勝利。ふぁ~(うらやまし~)。

球場の雰囲気、緊迫感、選手のパワー。日本の今の野球をそれこそスモールに感じさせる。


まるで、まだ海外移籍する選手が稀だった頃のJリーグを見ているような(1998年にW杯フランス大会に日本代表が初出場した頃ですね)。

あの当時、サッカー好きの友人に「サッカーって、面白くなくない?」と聞いたら、「そう思うのは日本のサッカーを見てるからだよ」と言われて合点がいったことがあった。
まじめにプロ野球をレベルアップしていかないと、まじでやばいです。カープも、セ・リーグ村だけ見てちゃいけません。


昨日、試合後のセレモニーで、新井さんは宣言した。

「来シーズンは様々なことが変化する年になると思います。来シーズンだけではなしに、その先のカープのことを考えると、変わっていかなければいけない。そう考えています。変わるということは、それとともに痛みを生じてくると思います。今年よりも来シーズンはさらに険しく厳しい道のりになると思います。覚悟と信念を持って、強いチーム、そして強い選手を育てていきたいと思います」

来季について、ここまで踏み込んだことを言うとは予想外だった。

変わっていかなければいけないのは、就任1年目のときからだったんだけどね。それをさらに1年引き延ばして、今季の結果になったんだけどね。

「変わるということは、それとともに痛みを生じてくる」って、2年間変わらなかったから、今季大きな痛みを負ったんだけどね。


それでも、コーチ経験なく、いきなりの監督経験。変える覚悟を持つのに2年かかったか。若手の起用だけでなく、生ぬるいお友だち内閣もなんとか変えてほしい。

選手と、お客さんの前で、あれだけ言ったのだから、新井さんも覚悟をもって言ったのだと思う。

だがしかし、「俺は好き嫌いで起用しない」と秋季キャンプで言った就任1年目。その言葉は実行されていなかった。打撃不振の松山竜平や田中広輔を2軍に落とすのに、2年かかった。

昨年、防御率1点台だったのに、野村祐輔は登録抹消。6回しか登板の機会を与えられなかった。


野村は10月5日、試合前に行われた引退会見で、「ここ数年なかなか自分の思い通りにいかず苦しい思いをたくさんしてきて、後輩たちと一緒に頑張りながらやってきたんですが、そろそろかなと思い決断しました」と言っていた。

「思い通りに行かず」というのは、もちろん自分の体や技術面のこともあったと思う。でも、私には「1軍から声がかからなかったから自分ではどうにもできなかった」と言っているようにも聞こえた。

9月になって、先発4本柱が怒涛のように早いイニングで大量失点。それでもずっと起用し続け、同じことが繰り返された。

今度こそはと期待して見ていたけど、そのつどガックリきた(打ち勝てる打線でもないですし)。まるで、代打・松山にこだわったのと近いものを感じた。

新井さんも初めての現場から3年目に突入。いろんなことが見えてきたかもしれない。でも同じ人間がやること。そうクルッと変わるかどうか、見届けさせていただく所存です(そら、方法を変えてくれたら嬉しいです!)。
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