2024年10月7日

「新井さん続投」と聞いたときの複雑な気持ち


10月6日の試合後に発表された、オリックス・中嶋監督の辞任には驚いた。リーグ三連覇して、今年5位。山本由伸の抜けた穴は大きかった。

ヤクルト・高津監督とは対照的。2年連続リーグ優勝の後、2年連続5位。微妙。辞任あるかもとも思ったが、続投。

いち早く発表されたのは、中日・立浪監督の辞任(9月18日)。これは3年連続最下位だっただけに、そうですねの反応。

西武・渡辺監督の退任も、寂しいけれど、そうなりますね。


しかし、もっと驚いたのが、楽天・今江監督の来季白紙。

CS進出は逃したが、交流戦1位(セ・リーグ村相手ですけども)。昨年よりはチームを盛り立てた感はあったが、生ぬるいカープと違って、シビアです、ドライです。1年で答えが出されるかもしれないとは。

この記事に出たのが10月1日。カープの4位が確定する1日前。ひょっとして「新井さんの辞任あるかも?」と思ったときがあるんです。


球団は人気者の新井さんを続投させるつもりだろう。でも、9月5勝しかできず、首位から転落の果てに4位。ファンの期待を大裏切り。責任とることもあり得るかも、と。

このとき複雑な心境だった。この2年、新井さんはコンディションがよくないベテラン・中堅選手を優先的に起用。

この先、自然法則的にどんどんコンディションは落ちていくであろうに、こんなこと続けてどうするつもり? 来季以降、急に若手を起用しても、すぐに結果は出ないのに。展望のなさと手遅れ感がとっても気になっていた。

2年変わらなかった人が、来年、急に方針を変えること、できるのかな。このつまらなさが続くのかと思うと、もうカープファンでいる自信がなくなってきた(こんな気持ちは佐々岡さんの3年目のとき以来)。


かと言って、次、誰が監督になるの? 「東出監督が規定路線」という話がカープファンの方のブログで散見されるのだけど、それホント?

私がカープを応援するようになったのは2015年から。東出コーチの現役時代を知らない。でも、佐々岡さんや永川コーチなどは現役時代の活躍からお名前は知ってました。東出? Who?

ベンチに東出監督・・・地味。野球観はどうなの? いいの? 次々に振れる打者にコンパクトスィングをすすめてそうな小物感が止まらない。ほかにいないの?

カープは外部から監督招聘しなさそうだし。もう、カープを見る楽しみがなくなるかもと、どんよりした気持ちになっていました。

先日、「選手より監督が目立つのはそうほめられたことではない」と書いたくせに、新井さんのいるベンチのほうが見る楽しみがあります。でも、それじゃチームは衰退していくし・・・と、勝手に悶々。


結局、10月4日、球団から続投が発表。諸手を挙げてではないけど、ホッとしたのも事実(比較の問題じゃ~)。

10月5日のセレモニーで、「来シーズンは様々なことが変化する年になる」宣言した新井さん。変えるつもりはあるようです。

でも、就任1年目の「俺は好き嫌いで選手起用しない」宣言が引っかかる。するつもりはなくても、やっちゃうことありますから。やるつもりはあっても、やらないことありますから。


どう変わっていくか見届けていきたいですが、その前にだ。「カープは家族」と言うのをまずやめた方がいいと思う。

一見(一聴?)耳障りよさそうな言葉だけど、プロのチームなんだから。部活じゃないんだから~。甲子園を目指す強豪校ですらそんなこと言わないのでは?

新井さんがやってきたのは、年長者が大切にされる日本の家族だから。あたたかくないから。

優勝という方向を目指していたら、自ずとチームの雰囲気は生まれてくる。「家族」なんて言葉持ち出さなくて、いい。まずそこから! プロのチームを作って!

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