2024年9月14日

引退を決めた選手より打っていない人が1軍、それがカープの現実


9月13日(金)、阪神戦(甲子園球場)、7対

5連敗で3位に。直近でいつ勝ったのか、すぐ思い出せなかった。9月7日、中日戦の九里亜蓮がもはや懐かしい。

負けが続くと、感染したようにチーム全体に覇気がなくなる。みんな、目立つ絶好のチャンスだよ。おーい。

そんな中、秋山翔吾は朱に交わらない格の違いを感じる(全盛期のパワーはなくとも)。矢野雅哉にも、粘ってなんとかしようというガッツを感じる。え、二人だけ? 


1回、秋山2塁打、矢野バントで送って、小園海斗のサードゴロで、髙橋遥人から1点先制!

苦手の高橋から先制したのに、わずか9球で終わったのが気がかり。この先、高橋にはずっとこの調子。粘ってくれ、カープ打線。

2回ウラ、高橋のピッチャーゴロが大瀬良大地の足に当たり(止めに行った?)ヒットになって、満塁に。近本光司にフォア、押し出しで同点に。打たれる以上にこたえる押し出し。


3回、梅野隆太郎フォアからの、近本2点タイムリー。近本盗塁(會澤翼の送球に涙)。一番嫌な森下翔太を打ち取ったと思いきや、小園が後逸4点目

5回、佐藤輝明、前川右京の連打で、1アウト2塁3塁。塹江敦哉に交代。塹江も近本にフォアで押し出し、5点目

不運やエラーも重なって、大瀬良5回途中5失点(自責4)。またしてもリリーフ陣に負荷が。


6回、代打・上本崇司のデッドボールを皮切りに、秋山の内野安打、ワイルドピッチ、矢野フォアで、ノーアウト満塁!

しかし、小園は浅いセンターでランナー動けず。エラーを取り返す打撃が見たかった(このあとも)。

このまま終わったら目も当てられなかったが、堂林翔太ヒット、坂倉将吾犠牲フライで、2点返す! ついに高橋をマウンドから引き摺り下ろす(高橋、顔が熱そうに見えた。熱中症じゃないといいけど)。

ここで末包昇大に1発出れば逆転もあり得たが(夢)、見逃し三振。昨日もブレーキになっていた末包。末包が打たなくなってから、カープ勝てていません。


それでも2点差に迫って少し光が見えてきた6回、中﨑翔太がデッドボール、フォア、前川のタイムリーで6点目。寄せてはまた離された。

連敗続きで、中崎も引っ張りだこ。先発もリリーフも疲れがたまっています。このループ、なかなか抜け出せない。点が取れない打線とともに。

7回、大道温貴は森下に16号ソロ。とどめさされる。

今日は、2戦で1点しか取れなかった髙橋遥人から3点とった。がんばった方。いやいや、また勝てなかった。巨人がヤクルトに負けたことがまだ幸い。


ハーンが出産に立ち会うためアメリカへ一時帰国して(ベイビーもパートナーもすこやかでいてくださいますように)、遠藤淳志が降格。

中村奨成が降格。そうですか、奨成をですか。がっかりしました。

「4番・堂林翔太」も勝てる感じがない。堂林自身は今日も2安打1打点、がんばった。とくに6回、ノーアウト満塁で小園がランナーを返せなかった後、堂林と坂倉で2点差にまで追い上げて見せ場をつくってくれた。

カープの4番は独自路線。岡本和真のようにチームを勝ちに導く王道の4番ではない。でも、小園や末包が4番のとき、チームを勝たせていた。


ヤクルトの青木宣親の引退発表にはどよめきました。そのときが来ましたか。打席に立たれたら、嫌な打者でした(ものすごい褒め言葉)。

今年度の青木の成績を見ると、田中広輔よりいいです。引退を決めた選手より結果の出ていない選手がずっと1軍というカープの現実。

監督はチームの方向を決める人。そういう選択をゆるがさない指揮官。それが今の残念なカープにした原因と思う。これは新井さんが打てないチームづくりをしてきた結果。なんの不思議もない。

明日は甲子園でもデーゲーム。この真夏レベルの9月中旬に。マツダスタジアムだけじゃなかったのか、びっくり。
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