2022年1月31日

ここがヘンだよ野球界・・・センバツ東海地区代表の件について


「試合」という結果を出せるものがあるのに、選ぶ人の主観が入ってくる春のセンバツ高校野球。

うさんくさいと常々思っていました。春と夏の大会、それぞれに歴史があるんでしょうけれど、春もトーナメント方式にすればいいのにと、かねがね思っていました。

東海地区の出場高校。秋の東海大会で準優勝した聖隷クリストファーではなく、ベスト4だった大垣日大が選ばれたことでざわついていると知り、胸がざらつきました。


敗戦後、GHQから「年に2回も全国大会は必要か。夏の大会だけでいいのでは?」とクレームが。大会廃止の危機を回避するために、選抜という招待試合の形をとって、春の大会の再開にこぎつけた歴史があるとのこと。(「Yahoo!ニュース THE PAGE」)

そういう経緯があったとはいえ、GHQて。もう時代も変わった。春も夏もトーナメント方式で、出場校をフラットに選べばいいと思うのだが、一度決まったことは、なかなか変えられない見本がここにも。

玉村昇悟の出身高、福井の丹生も21世紀枠で選ばれた。応援したいけれど、21世紀枠も、もうとっぱらっていいと思う。

甲子園に出たくて練習してきた選手には、スカッと地区予選を勝ち抜いた結果で出場権を与えてあげてほしい。

フランスのフィギュアスケーター、ボナリー選手が、1994年の世界選手権で、審査員の判定に納得できず、2位の表彰台に上るのを拒んだことがあった(最後には上ったのだけど)。現在は判定がかなり数値化されてきたかもしれないが、フィギュアはタイムを競う競技と違って、多少なりとも主観が入る競技。

野球の試合に主観が入るなんて、普通に考えておかしい。選手の起用には主観が入るとしても。


昨日、たまたまブックマークの整理をしていたら、「98%の監督が口にしている3つのNGワード……名将が指摘する“逆効果”な指導法」という記事を見つけた。(「Full-Count」2021年12月2日)

読んだとき、いいなと思ってブックマークしていたもの。読み返してみたら、なんと、聖隷クリストファーの監督をつとめる上村敏正さんの記事でした。

上村さんは、たいていの監督が言っているであろう、「三振するな」「四球を出すな」「エラーをするな」は、選手には言わないようにしているそうです。

「コップの水をこぼすな」と言われた子どもが緊張してしまうのと同じで、そんなことで萎縮させるより、「どうしたら四球を出さないのか」「どうやって三振しないようにするのか」を選手に考えさせながら、具体的な助言をしているようです。

あぁ、どこぞの四球に目くじらを立てる投手出身の監督に聞かせたい!


記事の冒頭に、「静岡県にある聖隷クリストファー高が今秋の東海大会で準優勝し、来春の選抜出場を確実にした」とあり、胸が痛くなるような気持ちに。

今は少しずつ変わってきているのだろうけど、精神主義でなく、しなやかで客観的な指導をしてきた監督と選手たちが出した結果が大切にされないなんて、ぐれそうになります。

野球は用具代が高いとか、手軽に楽しめない理由も小さくはないだろうけど、野球よりサッカーを選ぶ子どもたちが増えているのは、どこか古臭い、変わりそうにない体質みたいなのを感じ取っていることも少なからずあるんじゃないかと、うがってみるのでした。

昨年5月、山下良美さんが女性審判員として初めてJリーグの主審を担当したというニュースを聞いたとき、サッカーと野球の違いをものすごく感じた。

なにもかも同じにすることはないけれど、それくらいサッカーが柔軟ということ。

なんかヘンだよ、野球界。そう思うことは1つずつ変えていってほしい。野球を面白いと思ってくれる(プレーする)人が増えるといいな、って。だって、面白いもん、野球。
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2022年1月27日

カープに、球界に、いま物足りないこと


フタを開けてみないとわからないけれど、今年のカープ、期待したい個々の選手はいる。

昨年、九里亜蓮が最多勝、鈴木誠也が首位打者(いつかのヤクルト状態ですね)。

誠也はいなくなるけれど、坂倉将吾は打率2位。カープ、打点王とホームラン王は期待できないが、首位打者争いは楽しみにしても怒られないでしょう。

投手陣は、森下暢仁に最優秀防御率を取ってほしい。1年目は2位、2年目は4位。たいしたもんじゃー。最多勝や勝率は、打線とのからみ、相手チームとの巡り合わせもあるから、多くを望めませんが、防御率はまだしも自分でなんとかできなくはないところ。そこをひとつバシッと。

強気で攻めた1年目のようには行かなかったが(打線の援護もだったのだが)、辛酸なめた昨年。経験値を増やしたところで、さらに上のステージに行ってほしい。


これまた、打線とのからみがあるけれど、栗林良吏にはセーブ王を。2年目、マークもきつくなるだろうけれど。

最優秀中継ぎ投手は、カープから出なくてもいいです。選手に無理な登板をさせてほしくないので。ノー・モア・今村! ノー・モア・フランスア!

昨年のヤクルト、高津監督は先発の奥川恭伸らの登板間隔をあけ、無理をさせないマネジメントが評価されていたが、中継ぎの清水昇はどう見ても登板過多。

143試合中、72試合ですよ、ほぼ半分ですよ。そのことについてはあんまり取り沙汰されていないけれど、矛盾を感じます。清水の活躍は素晴らしかったけれど、身体が強いのかもしれないけれど、清水の肩が心配です。


それはそうと、最近、ごっそり物足りないのが盗塁数。

昨年の盗塁数トップは、セ・リーグが中野拓夢の30コ。パ・リーグは、源田壮亮・荻野貴司・和田康士朗・西川遥輝の24コという団子状態。

カープにいたっては、鈴木誠也、野間峻祥、曽根海成の9コが関の山。チームで68コ。それでもリーグ3位。DeNAはその半分以下の31コ。

1月23日の「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)のゲストは、福本豊さん。先週の江夏豊さんに続き、またしてもレジェンドが、稀代の勝負師が。

福本さんと言えば、盗塁。1971年から12年連続でパの盗塁王。1972年には106コという、めまいのしそうな数字が。少ないときでも54コ。それを思うと、最近の盗塁数の物足りないことよ。


この日、福本さんの言葉でもっとも脳に残ったのは、「意味のない盗塁は面白くなかった」。

現役時代、「僅差の試合や、勝負のかかった場面でこその盗塁」という考えがあった。簡単に走れる場面や、大差がついていて1点返すのが目的というシーンでは面白くなかったとか。

盗塁の世界記録を達成した西武戦では、5~6点差あった場面でベンチから盗塁のサインが出たそう。だが、「いやや」というサインを返したというエピソードが。

しかし、ピッチャーが何度も何度もけん制してくるので、「ほんなら走ったるわ」と盗塁決めた。記録を達成した花束をもらったけれど、笑ってはいなかった。


福本さんにとっての盗塁は、数を増やすための盗塁ではなく、勝つための盗塁。意識が違う。

そういうしびれるシーンをもっと見たい。

でも、福本さんがすごいのは、通算1065の盗塁数だけじゃない。それだけの盗塁するために、出塁していたということ。代走じゃないですからね。2543本のヒットを打ち、フォアを見極めての数字。

あぁ、ヒリヒリした試合が見たい。

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2022年1月23日

江夏さんと野村監督に、奨成とカープベンチを思う


プロ野球選手の新型コロナ感染のニュースも続々。カープでは21日、矢崎拓也が陽性判定。今後さらに増えていく可能性も。

今シーズンは、延長12回制を復活させる方針とか。

選手が疲弊しないよう、今年も9回延長なしでいいと思うんだけど、邪道でしょうか。夜遅くまで試合が長引かないといいな、と思う私の体力が落ちているのか。

1月20日、春季キャンプのメンバーが発表されました。これからというとき、矢崎も不本意でしょうけど、養生してね。

1軍、捕手枠で中村奨成が入っていて、ホッ(外野にコンバートされるかもだけど)。この程度でホッとするとは。昨年の、奨成に対するベンチのぞんざいな扱いがトラウマになっているのを実感しますよ、まったく。


1月16日、「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)にゲスト出演した江夏豊さん。前回、ご紹介したほかにも面白い話はたくさんありました。

ドラフトで1位指名され、阪神と契約し、契約金1000万円(当時、上限が1000万円だった)を風呂敷に大事に包んで電車で帰った話。

今ではすっかり定着している選手の登場曲、第一号は、日ハム時代の江夏さん。五輪真弓さんの「運命(さだめ)」だったそう。渋いやないかーい。

その中でも、南海時代、リリーフに転向した野村克也さんとのエピソードが脳に残る。


野村さんと同じマンションに住んでいた江夏さん。試合が終わると、野村さんと朝まで、ずっとその日の試合の話、野球の話をしていたという。もっと時間がほしいくらい、すごく楽しかったって。

そんな野村さんから、「もうおまえ、野球は無理やで。もう30球、40球しか投げられないんだから、その30球、40球を生かすリリーフピッチャーにならないか」と言われた江夏さん。

今は肘肩の故障でその球数しか投げられないけれど、必ずもう一度よくなって先発をしたいというかすかな希望を持っていた江夏さん。でも、実際に自分で投げていて、自分の状況はよくわかる。

「まだ野球やりたいんやろ。お前はもう(先発として)終わりやで。でも、一つだけ生きる道がある。30球40球を活かせるポジション、それがリリーフなんだ」と、野村監督。

ひとは自分の欠点を愛すべき人から指摘されると、すごく悔しい、腹立たしい。でも、野球を続けるにはもうそれしかない。

そんな話が1ヵ月くらい続いて、偶然に出た言葉が「野球界に革命を起こしてみないか」。


そのときはまだ何のことかわからなかった。ただ、新しいものにチャレンジできるというアドバイスをもらって、ふんぎりをつけた。

ピッチャーというのは、先発完投してなんぼの時代。勝ち星もすべて忘れて、試合数だけが頼りのポジションとは無縁だったので、自分の中に葛藤があったけれど、どんどん考えを変えていった。やればやるほど難しい分野だった。

このころ、新しい野球の形がどんどん日本のプロ野球に入ってきた。たとえば、パ・リーグの前期・後期制。当時、断トツに強かった阪急の優勝をなんとかくいとめるために生まれた。

DH制も導入された。野球選手は、打って投げて守って走ってなんぼのもの。打てるだけじゃダメだったのが、そういう選手でも一流選手になれる時代がきた。

野球の形がドンドン変わっていくんだな、と。自分も先発は無理だけど、なんとかリリーフで、新しいものを作り上げられればな、と取り組んだそう。


ただ、以前、どこかで読んだ。「リリーフで野球界に革命を起こそう」と江夏さんに大きなきっかけを与えた野村さんも、あとは丸投げ。江夏さん自身がメジャーの資料を取り寄せたり、試行錯誤して新しいリリーフというポジションを確立した、と。

選手がプロの世界でどうやって生きていくかを見極めて、はっきり助言できた野村さんを素晴らしいと思うのと同時に、江夏さんが自分の頭で考え、工夫していったそれこそがプロの選手だなと、いま思い出しても深くうなづくものが。

選手の資質を見極める目も育てる度量もない。ドラフトの競合で奨成を獲得しながらも、それを生かせていないカープの指導陣。

しかし、奨成。指導者(指導してないけど)まかせでなく、自分で考え、磨いて、出てこーい。今年こそ。

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2022年1月19日

江夏豊さんの60分・・・野球はたからもん


1月9日の吉田正尚のインタビューに続き、1月16日、江夏豊さんによる、またまた素敵なお話が聞けましたので、抜き刷りでご紹介したいです(「石橋貴明のGATE7」TBSラジオ、にて)。

江夏さんと言えば、一見、強面(こわもて)。でも、お話を聞いていると、傲慢な物言いはなく、紳士的で、野球へのあたたかさを感じます。

1年前、「週プレNEWS」で、森下暢仁との対談を読んだときも、うんと年下の若い選手に対しても上から目線でなく、リスペクトが感じられて、とても素敵だと思った。


2021年の日本のプロ野球シーズンはいかがでしたか?

おおかたのファンの方が、前年度最下位のチームがまさかまさかリーグ優勝して、日本シリーズで合間見えるとは思っていなかっただろうけど。

結果だけ見ると、4対2で、ヤクルトのワンサイドゲームと思わせる数字ですけど、一試合一試合、素晴らしい試合だった。

両チームとも若い人の活躍が目立ち、なおかつ、ベテランも味を出して存在感を示した。ベテランがいるだけでチームが引き締まる。若手だけじゃできないよという見本ですよね。

そういう意味じゃ、自分たち野球関係者としては、大満足の1年で終ったんじゃないかと思いますね。

・・・ヒリヒリしながら見た昨季の日本シリーズ。江夏さんが、どこかのチームに肩入れすることなく、フラットにそう語ってくださったことが、嬉しかった。


ヤクルトが一番強かった野村監督の時代、抑えをやってた高津監督。かたや、仰木さんが元気な頃のバリバリのキャッチャー、オリックスの中嶋監督。江夏さんには少なくとも関わりのあった両監督の、影みたいなのものが見えたりしましたか?

あ、どっか似てるな。とか、あ、教えてくださった人の面影を背中に抱いて、ボールに相対しているなっていうことは、なんかこう伝わってくるんですよね。

これがまた野球人にはたまらないほど、あったかみと言いますかね、素晴らしさが伝わってくる。これはもう事実の世界の中の、独特の感性なんですけどね。


・・・一度、貴さんが江夏さんと野球を見ていたときに、作戦や配球が、江夏さんが読んだとおり、ズバズバ当たったことがあったそう。カープと縁のある江夏さん。臨時コーチでいいから、招いてほしくなりました。

そう言えば、江夏さんて、引退後、ユニフォーム着てないのかな? とwikiってみたら、あわわ。不祥事があったんですね(その数日前まで、日ハムの臨時投手コーチを務めていたそう)。

そ、そ、そうでしたか。でも、その卓抜した、考える・感じる野球の面白さ、カープの若い選手に伝えてほしいと切望します。


・・・阪神・南海・カープ・日ハム・西武と、球団を渡り歩いた江夏さん。あるインタビューで「江夏さんはどこのOBですか?」とたずねられ、「阪神」と応えていたそうです。

それは、後にも先にも変わりないですね。やっぱり自分の縦縞・28番は、自分の青春ですから。甲子園のマウンドというのは、自分の青春の大事な場所ですから。

でも、人間というのは勝手なもので、自分の現役生活を振り返って、一番楽しかったのはどこというと、これは広島に尽きます

やっぱり人間、勝手なもので、結果がよければいい思い出ですよ。3年間、カープにお世話になって、3年のうち2回、日本一になった。

その日本一になった瞬間、自分は幸いにもマウンド上におれた。これはもうラッキーの一言ですよ。そういう意味では縦縞の28番も、赤い帽子の26番も、自分の野球人生にとっては最高の思い出です。

・・・ここで貴さんから、「やっぱり野球っていいですね」と、言葉にするのがやっとのような、感嘆の声が。


僕にとって、野球っていうのは、やっぱり最高の宝物(たからもん)ですから。その野球を宝物にされている方、たくさんおられると思うし、もっともっと磨けば光る宝物になるんですから、いい輝きの宝物にしてほしいですね。

・・・と、最後、野球界へのメッセージで終る。

「宝物」という言葉に、野球への愛情を感じるのでした。

こういう姿勢で野球に携わる人が、現役でも、OBでも、組織する人にも多ければ多いほど、もっと今のプロ野球を魅力的なものにつくっていけるんじゃないか、そうしてほしいと切に思ったのでした。

たとえば巨人の原監督。その爽やかさなイメージから、かつて若大将と呼ばれていたようだが、原監督よりよっぽどエレガントなものを江夏さんに感じる(原監督の言動からは、野球に対するというより、巨人というチームへの愛情の強さを感じる。きっと野球を愛されているとは思うけれど)。

まだまだ面白い話があったのですが、また後日に!
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2022年1月16日

吉田正尚の60分、カープにまつわる話も2つ


毎週、日曜放送の「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)。まるごと野球の話題が楽しめる約60分。

今朝のゲストは江夏豊さんでした。素敵だった。またまたご紹介したくなる話が聞けました。

でもその前に、1月9日放送の、オリックス・吉田正尚のインタビューを。プロ野球ファンとして聞き応えあるものだったので、抜き刷りでご紹介したいです。カープ関連の話も2つ出てきました。


まずは、ヒリヒリしたヤクルトとの日本シリーズについて。評論家ではなく、その場に立っていた選手からの言葉は興味深かったです。

ヤクルトとの差は何だったのか? という直球の質問が。

打線の厚みもあったし、奥川恭伸、高橋圭二に勢いあった。とくに2戦目。1戦目でオリックスがサヨナラ勝ちをして勢いに乗るはずが、高橋に完璧に抑えられた、と。

捕手・中村悠平のリードがよかった。これは、他の選手たちも言っていたこと。キャッチャーと勝負をしてしまった感があったそう。インコースの使い方も上手かった。完全に抑えこまれた。

吉田はシーズン終盤に右手首を骨折で離脱。2~3ヵ月かかるところを、逆算して1ヵ月で日本シリーズに間に合わせるかたちに。

1戦目で、シーズン途中なら、抜けた・越えたという打球が2つアウトに。後でデータを調べると、やはり打球スピードが落ちていた。右手首の影響が結果に出ていた。

もし、ケガがなかったら、日本シリーズの結果が変わっていたかもと思わされる事実。シーズン中、三振が少ないことで話題になった吉田が、日本シリーズ中では三振が目立った。これは骨折の影響もあったけれど、中村のリードも大きかったそうです。


最下位からリーグ優勝、何が変わったか?

もちろん監督が変わって、野球のスタイルも変わった。ここでこういうサインが出るのかと、新鮮で面白かった。一球一球動いているなと感じた。監督のやりたい野球をなんとかみんなで体現できた。

楽天との最終戦で2ランスクイズ決めたとき、いつもベンチで腕を組んでじっとしいる中嶋監督がベンチに前に出て「うりゃあ」。ああいうのはやっぱり選手は盛り上がるわけですか?

盛り上がりますし、また水元ヘッドがすごく元気を出してくれて、若手を鼓舞してくれた。凡さんと水元ヘッドは去年から新しく入ってきて、今までないような元気を与えてくれて、前向きに鼓舞してくれて、勇気づけられた。野手も投手も。

ですって。うぅぅぅぅ。昨年のドロ~ンと暗かった、カープベンチとのこの対比。

そういう人材をよそに持っていかれるという。カープはいったい何をしてるの、見てるの(何にも見てないから)。


今年の目標は?

打撃部門全部でタイトルを狙いたい。三冠王、出塁率、安打数も含め、全部で一番を目指したい。が、ここ4年前くらいからの目標。

ホームランか三振じゃなくて、ホームランばっかり狙って打率が下がるんじゃなくて。打率も残しながら、長打も打っていきながら、フォアボールもとって出塁率も高い、手がつけられないバッターになりたい。

去年の山本由伸みたいな、全部のタイトルをとる、圧倒する選手になりたい、と。

見ている景色の違い、感じます。それが体現できる心技体が備わっているからこそ言えること。ちっともビッグマウスと感じない。


将来的にメジャーでやりたいって気持ちは?

高いレベルでプレーしたいって気持ちは、もちろんあります、と。

ここで貴さん、この収録の日、たまたま鈴木誠也と会ったそう。「誠也、アメリカに行ったことないんで、〈貴さん、どこがいいですかね?〉って聞かれた」とか。

あっけらかんとした誠也の顔が思い浮かぶ~。無事、決まるといいね。

と、誠也の話題が出たところで、吉田は誠也について、こんなふうに語っていました。

ずっと一緒にやっていて、フリーバッティング見てて、いま日本の中でもやっぱり誠也の打球は頭ひとつ抜けてましたし、メジャー行き、どうなるんだろうと、すごく応援もしていますし、リスペクトもしてますし、楽しみです。

吉田のような選手にそう言ってもらえるなんて、嬉しい。


その一方で、誠也の能力の素晴らしさを感じつつも、野球はフリーバッティングでやるもんじゃない。やっぱり、チャンスの場面で打つバッターでいてほしい。吉田はそういう意味でも、力のある選手と思うのでした。

抜き刷りでしたが、聞いていて充実の60分でした。たとえば野間峻祥や堂林翔太はこんなふうに、60分語れる内容があるだろうかとさえ、正直思った。

今年もオリックスにリーグ優勝してほしい。カープは、カープは?
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2022年1月14日

佐々岡監督を胴上げしたい選手がいたとは!(その名も會澤)


カープの冬の風物詩(ごく一部で)、護摩行。今年も、會澤翼と堂林翔太が真っ赤になってきました。

「佐々岡監督を胴上げできるようにやっていくだけ」と、今年の決意を語った會澤。

そんなこと言うてくれる選手がいたとは。

あの監督のもとで野球をするというその事実を前に、選手たちが脱力していないか心配で仕方ないのだけど、よかった。そんなふうに言ってくれる選手がいて。


ドライチの黒原拓未が指名あいさつで初めて佐々岡監督に会ったとき、「大きくて、背が高くて、威厳がある」と言っていた。

黒原は173センチと小柄なので、185センチの佐々岡監督は大きく見えたことでしょう。しかし、威厳て。

よかったよ・・・。そんなふうに感じとってくれる新人がいて。

大学生はプロ野球あんまり見てないかもしれないから、黒原には佐々岡監督の、カープの評判もあんまり届いてないのかも。これ幸いな感じがしました(ネット社会だから、その気になればすぐに届くが)。


1月8日に放映されていた「侍たちの栄光〜野球日本代表 金メダルへの8か月」(NHK)で、稲葉監督が代表に選ばれた菊池涼介のもとへ訪れたとき、佐々岡監督も一緒にマツダスタジアムで談笑していたのだが。

フガフガ笑っていて、威厳とはほど遠かった。菊池の代表選出をそばで喜ぶ、親戚のおじさんという風情だった。稲葉監督も威厳のあるタイプではないが。

2016年、カープが25年ぶりにリーグ優勝した年のキャンプ、黒田博樹と新井貴浩が「緒方監督に恥をかかせるわけにはいかない」と決意を語っていて、それを見て「今年のカープは行ける」と思ったと、達川光男さんか安仁屋宗八さんが言っていた記憶があります。

「佐々岡監督を胴上げしたい」なんて言う選手、いまのカープにいないと思ってた。うむ。會澤の公言、悪くないかも。

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2022年1月12日

見て見て! 高校生が編み出したオリジナル新戦法


1月11日、体操の内村航平が現役引退を発表。

昨年、内村君は東京オリンピックの開催を熱望するあまり、プロパガンダとして利用された感もあって、後味悪い面もあったけど、内村君の大舞台でのメンタルの強さは、ものすごいものがあった。

(アスリートがオリンピック開催を望むのはふつうの感情。でも、一方で同時期、ノルディック複合の渡部暁斗やフィギュアスケートの羽生結弦はオリンピックに固執しない発言をしていて、それがとても心に残った)

昨年、現役引退を発表した体操の白井健三は、自分の名前が付く技を編み出した。

内村君は自分の名前のつく技を残したわけではなかったけど、難度の高い技を繰り広げていくスピリッツには感動した。ものすごく楽しませてもらった。


大舞台でのメンタルの強さと言えば、羽生君もすごいものがある。

新しい技がなくとも、魅力的なプログラムはいくらでも創れる。それでも、羽生君がいま世界にさきがけ、トライしている4回転半ジャンプを見ると、ワクワクする

野球で新しい技というと、変化球とか?

スクイズなんて戦法も、最初に考えた人がいたことになるけど、いまスクイズする人(チーム)を見て、誰も二番煎じだなんて思わない。いいプレー、工夫を感じるプレーを見せてもらえたときには「やったー」と思う。


先日、新しい戦法について、こんな面白い話を聞きました。教えてくれたのは、えのきどいちろうさん。1月9日放送の「土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送」(TBSラジオ)にて。

この冬の全国高校サッカー選手権、準決勝まで進んだ、山口県代表の高川学園の高校生が考え出した「トルメンタ」(スペイン語で嵐という意味)という戦法が、大きな話題になっているとか。

これは海外のまねでもなく、高校生たちが考え出したオリジナルの戦法。


攻める側の5人くらいの選手が、手をつないで、スキップして、クルクル回るんです。「高川学園 円陣」などで検索すると動画が見られます。こんなの見たことない。

コーナーキックやフリーキックのとき、ディフェンスに回る側の守り方には、マンツーマンと、だいたいのスペースを埋めていく方法の2つがある。このマークを外すための新戦法。

フリーキックの直前、そこから離れた場所で、クルクル回りだす5人組。相手ディフェンダーはとまどって的を絞れず、クルクル円陣のそばで、小さく右往左往して見守るしかなし。

キックが放たれたとたん、クルクル回っていた円陣はパ~ッと解け、三々五々ゴールに攻め入り、隙をついてシュート! セットプレー大成功!


2014年、学校でスペイン遠征に行ったとき試して不発に終るも、ずっと練習を重ねた。

「これ面白い、やってみたら行けるんじゃね?」と、冗談でやってるうちに出来るようになって、山口県の予選でも準決勝で成功。今回の選手権でも、2回成功して、2点取った! 立派な戦術です。

この話を聴いたナイツの二人も、「知らなかった~」と大ウケ。えのきどさんの発掘力、発信力にはいつも、クスッとして、スカッ。

工夫って、楽しい、おもしろい。こんな新しい戦法を生み出すのはめったとないことだと思うのだけど、どんな世界でも工夫はできる。昨年のカープがつまらなかったのは、工夫が感じられないってのも、大きかった。

トルメンタの動画、海外でも注目されているとか。面白いので、ぜひ、見てみてくださいまし。
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2022年1月10日

プロ野球選手三昧の日


昨日は、朝昼夜と、プロ野球選手の出演番組を堪能いたしました。

まず、朝。まるまる1時間、野球の話題がどっぷり聴けるので、毎週楽しみにしている「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)。

1月9日のゲストは吉田正尚。やったー。カープ以外で応援しているのは、オリックス。なぜならば、吉田、山本由伸、山岡泰輔と応援したい選手がいるから。

しかし、吉田のトークを聴くのは初めて。ガッカリしたらどうしよう(どうもしない、ただ残念なだけ)。と、チラと頭をかすめたが、そんなことなかった。聴けてよかった。

野球に対する姿勢も素晴らしいし、飾らない言葉も好感持てた。カープ関連の話もちょこちょこ出てきたので、また改めてご紹介したいです。


お昼には、オフシーズン恒例の「超プロ野球ULTRA 」(読売テレビ)。今年のカープは小園海斗と栗林良吏、よい人選。

これも楽しかった。あっという間の2時間、随所に腹をかかえて笑わせてもらいました。

奥川恭伸って、ほんとにスタンダードでコントロールいいんですね。伊藤大海の追いロージンも見られました(カッコイイ~)。栗原陵矢と村上宗隆の掛け合いも名コンビですな。

栗原イキイキ。この冬、ビッグボスからテレビ出演禁止を言い渡された日ハムの杉谷拳士、危うしです。栗原は成績もいいですしね。

バトルとクイズでもヤクルトが日本一。カープは11位と低迷。最下位でなくてよかったねというポジション。らしいわ。フッ。

しかし、各チーム2名ずつなのに、巨人と阪神だけ3名の選手が。人気チームだから? 読売テレビだから巨人はあり得るとしてもさ。もう、そういうのやめにしましょうよ。


夜には、「ジャンクSPORTS」(フジテレビ)。グッとしぼりこんで、山本由伸、森下暢仁、栗林、田口麗斗、戸郷翔征、そして村上と栗原コンビがここでもまた。

ここでもまた、笑わせてもらいました。ヒーローインタビューでの間合いが時々ちょっと心配な栗林が、お昼ともども、ここでもトークがんばってた。

味わい深かったり、スカッと笑ったり、プロ野球選手って、いいわ~の一日に。お正月に長時間放送されている上質な演芸番組を見て楽しむ、昔ながらのお正月。みたいな気分になりました。

こういう余興が楽しいのも、ペナントレースでのプレーあってこそ。開幕までの束の間のお楽しみでした。
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2022年1月8日

オリンピック日本代表の舞台裏、オフシーズンにしみる


東京オリンピック・日本代表の舞台裏に密着した「侍たちの栄光〜野球日本代表 金メダルへの8か月」(NHK、1月8日放送)、見ました。


とりわけ、稲葉監督・コーチ陣による最初のメンバー選考会議は、どの選手がどう評価されているのかがストレートにわかり、興味深かった。


森下暢仁や栗林良吏、菊池涼介らは真っ先に名前が挙がっていて、誇らしいような嬉しい気持ちに。



他にも、随所に楽しみました。


脇腹をいため、出場が危ぶまれた柳田悠岐。代表選手は24人、代わりがいない。


「もしもの場合、センターを守れるか」と、コーチから打診された鈴木誠也。「大丈夫です。G.G.佐藤さんみたいになったら許してください(かばってください」には、笑った。いい、誠也。やっぱりいいわ〜。


声出しする坂本勇人に「カッコイイ!」、自嘲まじりのや田中将大に「そんなことないっす!」「ナイスボイス!」と盛り立てる村上宗隆。ムードメーカーなのは、ヤクルトでだけじゃないのね。


栗林良吏はコーチに「くりりん」と呼ばれてました。



先日、先生にとって、卒業アルバム作りが負担になっているという話がテレビで紹介されていいた。

保護者から「うちの子の写っている写真が少ない」とクレームが来るので、不公平感が出ないようにするのに一苦労だとか。そこで、それを解消するための、顔認証する写真選びのアプリが開発されているとのこと。


大変だ。この平等意識、ほんとに厄介だ。


日本代表の記録を100分にまとめるには、どうしても削ぎ落とす作業が必要になる。活躍・注目された選手にどうしても比重が傾く。卒アルじゃないから、参加した選手を満遍なく取り上げることはできない。それが編集というものだ。



でも、わき腹いためた柳田のエピソードに結構な時間を割いていた。


甲斐がブルペンに自ら直接電話しているシーンも入れてほしかったな。森下が決勝で点を与えなかったことも。とかとか、あれこれ思い浮かんだりして、ちょっとばかし親御さん気分に。


限られたじかん、できる限り、選手を取り上げるようにという配慮は感じました。


でも、たとえば投手なら、試合で投げているシーンを一瞬でも入れてほしかった。


練習中、大野雄大がマー君と談笑しているシーンもいいが、山﨑康晃が試合を終えバスから降りてくるときの笑顔もいいが、短くともしっかり中継ぎで抑えたワンショット、効果的に入れてほしかった。



この番組は、昨年、12月4日にBSで放送されたもので、本日、地上波でオンエア。
この野球のない季節に嬉しい放映でした。


野球の水分がとんでしまってる体に、脳に、野球がしみわたる〜。


らぶぱちさんのブログ、おカープ婦人な私の勝手な喜怒哀楽で紹介してくださっていて、知りました。ノーチェックでしたので、見ることができてよかったです。ありがとうございました!

2022年1月7日

そんなにみんな、野間に期待しているのか


昨年11月、NPBは、「今年のプロ野球は観客数制限なしでの開催を目指す」と言っていましたが、楽観的だなと思って聞いていました。

ここにきて、新型コロナの感染者数がまた増えてきて(あれだけ人出が増えてるんだから、予想通りのこと)、観客数はどうなるでしょう。

人数制限してもしなくても、当面は引き続き、声を出しての応援はナシなんでしょうね。


単なる習慣の問題かもしれないけれど、拍手だけの応援って、クラシックコンサートやテニスならいざ知らず、野球に似合わない、馴染まない、いまだに居心地悪い。

やっぱり球場には歓声が似合う(野次も)。とくにマツダスタジアムには!

菊池涼介が「日刊ゲンダイDIGITAL」の新春独占インタビューで、昨年の東京オリンピックについて、こんなふうに語っていました。

「無観客でシーンとした空間の中、真剣勝負をするのは難しかった。一見、満員の方が重圧がかかりそうですが、声援だったり、一球一球の盛り上がりを相手がプレッシャーに感じてくれれば、後押しになる」


マツダスタジアムでのカープファンが相手チームに与えるは、かなり強力だったと思います。そういう話はよく耳にもしました。

カープの昨年と一昨年の低迷は、球団や監督・コーチ陣の展望と力量のなさから出たサビが大きな原因の一つだと思うのだけど、応援制限があって、マツダで相手チームにプレッシャーをかけられなかったことも、けっこう大きかったんだろうな、と。

プロ野球は客商売。お客さんに楽しんでもらう仕事。球場だけでなく、中継を通して見ているお客さんもいる。プロならば、そこまで想像を働かせて、お客さんの数に関わらず、いいプレーを見せてほしいと思うばかり。

さて、菊池は「誠也がいないから弱くなったとは言わせません」と、心強いことも。そう、カープ、選手はいいんですよ、選手は(もう首脳陣は置いとこう)。


で、鈴木誠也の後釜としてあげたのが、野間峻祥。

「もともとポテンシャルは高い。センターの守備範囲が抜群に広くて、ほかの選手とは全然違うので、セカンドにいて安心感があります。今年こそ出てこないとダメ。僕はずっと野間の覚醒を待っているんです」

一緒にプレーしているチームメイトからこんなこと言ってもらえるなんて、しかも菊池から。野間かぁ。そうか、そうなのか、野間の評価はそんなに高いのか。

今年の選手会長が野間というのは、佐々岡監督続投と同じくらい気分が盛り下がりましたが、「野間を選手会長に」と佐々岡監督に進言したのが大瀬良大地と聞いて、これまたびっくり。そうか、そうなのか、野間かぁ。


野間からは「なんかやってくれそう」な感じが伝わってこない。顔の造作がどうこうではなく、そういうの、面構えに出ると思ってますから。

身体能力は高いかもしれないが、ほんとうに力があるのなら、もう飛び出している気がするが。遅咲きの花、なの?

野間、どこまでみんなから見守られてんねん。いろんな人の支えがもちろんありつつも、プロっつうもんは、自分で出てこんかーい。まだ本気出してないだけ、なんて言わせないぞ。
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2022年1月5日

キーワード御三家は、奨成・田中・森浦


こんにちは。2022年もどうぞよろしくお願いいたします。

ところで、毎月、グーグルから「こんな検索でブログに訪問した人がいますよ~」というレポートが届きます。

このブログは、「にほんブログ村」や「人気ブログランキング」に登録しています。そこから訪れてくださる方が多いと思うのですが、こぢんまりした当ブログへも、なんらかのキーワードでたどり着いてくださった方がいらっしゃるのかと思うと、それもまた嬉しく、かつ興味深いです。

先日、12月のレポートが届きました。これが我ながら面白かったので、ご紹介します。


第1位、「中村奨成 なぜ使わない」

2位と3位を突き放し、ダントツの1位(当社比で)。2021年、小園海斗をなぜ使わない問題は解消されましたが、2022年、奨成の行方はもっとも気になることの一つです。

現カープ首脳陣の、展望と見る目と育てる力量のなさにほとほと憔悴させられっぱなしですが、奨成には今年、そこを振り切る活躍をぜひしてほしいです。ボボボッ(炎)。


第2位、「田中広輔 2軍」

12月ともなると、カープ10大ニュースを記事にされているブロガーの方もいらっしゃいましたが、田中の2軍降格は、私的には大きなニュースの1つでした。

やっと、やっと山が動いたか、と。こう書くと、なんか・・・小さな山のようにも思えるのですが、いや、そんなことはない。緒方前監督から続いてきた、田中問題(=小園問題)。

コンディションがよくない田中を起用し続け、ベンチを温めさせ続け。三連覇の思い出を大事にしすぎたかのようにも見える、あまりにフラットでない選手起用。この閉塞感がカープの低迷を招いたと言っても過言ではなかろう。

田中を大事にしているように見えて、其の実、田中から調整の機会を奪っていた、この処遇。選手のことをもっと大事にせんかーい。と、憤り覚える出来事でした。また別の意味での炎が、ボッ。

2軍行きが決まったのは、シーズンも残り試合20となった10月の話。あまりに、あまりに遅すぎる判断。でも、遅すぎても、しないよりずっとマシでした(←ちょっと気に入ってるフランスの格言)。


第3位、「森浦大輔 かわいい」

このキーワードで来てくださった方が、わずかとは言え、複数名いらっしゃいました。あー。森浦をかわいいと思っている方がいてくださるという、この喜び。

今村猛がチームを去った(いや、去らされた)後、今村かわいいの後継者は、森浦と申し上げたい。

カピバラではなく、その佇まいは柴犬の系譜と見ておりますが、今年も飄々と、強気のピッチングを見せてほしいです。


2021年12月の当ブログ検索キーワード・トップ3、奨成・田中・森浦。

私の問題意識というか、気になっていることが表れており、とても興味深かったです。私以外にも少なからずこの3案件(?)を気にかけている方がいらっしゃることがわかり、共感いたしました!

このキーワードで、この小さなブログへたどり着いてくださったということは、統計的に見て、この3案件を気にかけている方は、もっともっと多いはず。

そういうことをもっと突いてほしい、マスメディアにも。プロならば。ボッ!