2021年1月31日

田中将大と 黒田博樹と 菅野智之


1月30日に行われた、田中将大の楽天入団会見。よけいなことは話さず、かといって包み隠すこともなく。

日本で再びユニフォームを着るなら、自分を育ててくれた球団で、という選択。生まれ育った場所ではない土地での縁を感じての復帰。

ところどころ、黒田博樹のことを思い出しながら聞いていました。

黒田の『クオリティピッチング』に、ヤンキース時代、モチベーションをあげるための映像(自分のよかったプレーなどを編集したもの)を球団が作ってくれ、それを見て登板するという話が出てきた。

2016年、カープがリーグ優勝したとき、黒田はこの経験を活かし、チームのモチベーションがあがる映像をつくることを発案。CSの試合前、みんなでそれを見て試合に臨み、選手たちからも好評だった。


ヤンキース時代、田中は、登板前に見るこの映像に、2013年の楽天が日本一になったときの映像を入れてもらっていたと話していた。

田中がメジャーで経験したことが、楽天に反映されていくかもしれない。メジャーでは試合(選手)にまつわるデータの量もかなり豊富だったようだ。そこは母体がIT企業、動きも早いかもしれない。

黒田が引退したとき、黒田を球団のアドバイザーとして招き、良いことはどんどん取り入れていけたらいいのにと思っていたが、そういう方向にはいかなかった。

いまだにカープにはトラックマンは導入されず、選手が得られるデータ量は少ない。


田中との契約は2年と発表されていたが、1年後、メジャーに移籍するという選択もできる設定になっているようだ。

「正直な話をすると、ヤンキースで再契約してプレーしたいとの思いがあった」

「どうなるかわからないが、まだアメリカでやり残したことはあると思っている。そこに関しての選択肢、オプションは捨て去りたくなかったのでこういう契約にしてもらった」

と、楽天や東北への想いとともに、メジャーへの想いも、ちゃんと話していた。

「腰掛けでなく、本気で日本一を取りにいきたい。生半可な気持ちではどこの世界でも成功することはできない」とも。


菅野智之がメジャー移籍を断念し、巨人残留を発表したとき、巨人ファンは喜んだことだろう。

田中が楽天に帰ってくるニュースは、楽天ファンだけでなく、楽天以外の野球ファンもそわそわした。

楽天という当時最も弱かったチームにドラフトで1位指名され、その後、チームが日本一になるという歴史をつくった田中。

どうしてもと浪人してまで巨人に執着した菅野(その選択をまるっきり否定はしませんよ)。

歯切れ悪かった菅野の巨人残留会見と、すがすがしそうだった田中の会見。そこはかとなく対照的。

結果がすべてのプロの世界、さて、田中の今シーズン、どうなりますか。それにしても、40代にして、2年続けて二桁勝利の黒田は素晴らしかった。うん。


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田中将大が帰ってくる!

2021年1月30日

田中将大が帰ってくる!


田中将大の今シーズンの着地点が気になると書いた数日前。1月28日、楽天復帰が発表されましたね。

予想外だったのが、2年契約ということ。1年限りの契約で、来年はまたメジャーへというコースはとらなかった。

その後、日本でプレーを続けるのか、メジャーに復帰するのか、わからないけれど、新型コロナの感染拡大がこの1年で収束するとも思えない。

アメリカと比較して感染者数が少ない日本の方が、シーズン通して多くプレーできる確率は高い。2年という設定はいいかも。地に足着いているかも。

なんて、田中がどんなふうに考え決めたことかも知らず、勝手に言ってます。

アスリートとして、身体が充実している時期に、思う存分プレーしたいと考えるのはごく自然なことと思ったので(そうは言っても、身体にはあれこれ起きているとは思いますが)。


今日の夕方、入団会見があるとのこと、楽しみです。

楽天の地元はもちろんでしょうけれど、そうでない野球ファンにとっても、田中の投球がまた見られるなんて、嬉しい。ワクワクするー。

こんなふうに野球が全国区の話題になるのは久しぶりの気がしてしまう。とりわけ昨年は新型コロナで試合数も少なく、観客の人数制限もあり、野球やスポーツの話題はおのずと静かになったので。

以前は、流行語大賞に野球の話題が取り上げられることも少なくなかったが(なつかしの「神ってる」)、このところ元気のなかった野球。

やっぱり田中は、なんかこう、活力を与えてくれる存在ですね。


思い起こせば、甲子園で、あばれはっちゃくみたいな面構えを見て以来、田中のファンでした。

ドラフトに1位指名されて楽天入りが決まったときは、あーーーー。と、当時最弱だった楽天によりによってと案じましたが。

でも、出来て間もないチームに入ることになったその記者会見で、「自分たちで歴史をつくっていけたら」と言い、本当に2013年、チームの大黒柱として日本一になるという歴史をつくった田中。

あの、柴犬の子犬みたいな顔も、投げる瞬間、運慶がつくった彫刻みたいになる面構えも、大好きだ。

また、田中の投球が見られるなんて、楽しみだ。あぁ、パ・リーグの活気をセにも・・・。マー君、日本シリーズでカープと会いましょう(小声で)。


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鈴木誠也に小園海斗、気になるあれこれ、黒田博樹も。

2021年1月28日

オリンピックが浮いていく


1月25日、マツダスタジアムに隣接された屋内練習場での自主トレを公開した鈴木誠也。

夏のオリンピック開催について、「僕たちが決められることではないが、選手としては、やりたい気持ちは強い」と語っていた。

その一方で、「世界の人たちが来ると余計に広まるかもしれない。また大変なことになれば、周りが余計に苦しむだけ。流れに任せるしかない」とも答えていた。(「朝日新聞デジタル」)

状況をフラットにとらえている答えにホッとした気持ちになった。

プロ野球選手はペナントレースが主戦場。オリンピック出場を一番の目的としてきたアマのアスリート(スポンサーのついている選手もいますが)とは、少し立ち位置が違うかもしれない。


体操の内村航平は「日本の国民の皆さんの〈オリンピックはできない〉という思いが80%を超えている。できないじゃなくて、どうやったらできるかを皆さんで考えて、どうにかできるようにしてほしい」と語っている。(「日テレNEWS24」)

オリンピック目指してやってきたアスリートのことを思うと、「オリンピック開催は反対」と声高に言えない空気がある。できることなら出場できるよう応援したい。

それでも、新型コロナで生活が一変して、日々の食事にも困っている人や、大きな負荷がかかっている医療従事者のことを考えると、オリンピックに諸手を挙げて賛成なんて、言えない。

「オリンピックでメダルがとれたら死んでもいい」という世界があると聞いたことがある。トップアスリートにとっては切実な想いがある特別な世界かもしれません。

そう感じることは自由。でも、自分を特別視し過ぎないよう用心した方がいいとも思う。


1月18日から始まった通常国会で、菅首相は「人類が新型コロナに打ち勝った証しとして、世界中に希望と勇気をお届けできる大会を実現するとの決意の下、準備を進める」と演説した。

相変わらず「やるやる」と言い続けています。裏事情があって、引くに引けない状況なんだろうけど。

オリンピックをゴリ押しして多大な税金を使う前に、ほかにもやることいっぱいあるのに。

しかも、新型コロナは世界中に広がっている。日本の感染状況だけの問題じゃない。

もし、たとえばドイツがオリンピック開催地だったら、メルケル首相はどんな判断を下すんだろう、と思ったりする。

少なくとも、この状況で、「何が何でもやる」なんて、竹槍をつきあげるようなことは言わない気がする。


菅首相の「人類が新型コロナに打ち勝った証しとして」という言葉を聞いて、昨年3月、柔道家でJOC理事の山口香さんも、そう語っていたことを思い出した。

新型コロナの感染者が増えてきた当時、政府やオリンピック関係者の間で、「中止」や「延期」と言えない空気があった中、ハッキリとオリンピック延期の考えを示し、発信していた山口さん。ブログの記事にもしたことがあります。

その言葉は力強くて、希望を感じさせるものだった。

しかし、山口さんも、現在の感染拡大状況を見て、「絶対にやる」という政府やオリンピック関係者の姿勢に違和感を覚えているという。(「朝日新聞デジタル」「毎日新聞」)

ここでもまた、鈴木誠也の言葉を聞いたときのように、ホッとした。

一度決めたことを押し通すのだけが勇気じゃない。もう一つの選択肢を用意する大切さをどうにかわかってもらえないものか。

プロ野球なら、「勝てたらいい」より「絶対勝つ」という気持ちで臨んだ方がいいと思うが、それとこれとはちがーう。


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日常を取り戻すために、アスリートである前に。

2021年1月26日

鈴木誠也に小園海斗、気になるあれこれ、黒田博樹も。


鈴木誠也が沖縄での自主トレを終え、1月25日、マツダスタジアムでの自主トレに合流。

沖縄では、森下暢仁も野手にまじって自主トレに参加していたはず。カープの2トップ(と呼んでもいいでしょう?)がそろった自主トレ。興味津々でしたが、どんな様子だったのか。

小園海斗はヤクルトの山田哲人や川端慎吾らと自主トレ。こちらは充実していた様子が伝わってきました。(「デイリースポーツ」)

小園の1月25日の結婚発表にはビックリしました。お相手が今のところ公表されていないので、モヤモヤ感は少し残りますが。

この2年、上司に恵まれていない感も少し気にかかりますが、これは巡り合わせなので。

若手を育てようと思い切りのよい判断ができる監督・コーチに恵まれていたら、また違った展開があったかもしれないが、こればかりはどうにも。

ともあれ、外野(じゃないんだけどね、首脳陣なんだけどね)に有無を言わせないような活躍と、地道な積み重ねを期待していますよー。


もうひとつ気になるのが、田中将大の今年の着地点。楽天入りが有力という話も。(「サンスポ」)

もし、田中が楽天に復帰したら、またもパ・リーグが充実。セが。セとの差が。

しかし、まだ32歳。そのまま日本のプロ野球にとどまるのか、どうか。

田中が今、どんなことを考えているのか、本人から聞いていないのでまったくわからないけれど、どういう経過でどんな選択をするのか、興味があります。

それにしても、33歳にして、メジャーのマウンドに渡り、実績を残した黒田博樹はやっぱりすごいと、そう思う。

メディアの日本のメジャーリーガー特集では、そんなに話題にはされない黒田。もっと評価されていいと毎回思います。フンッ(鼻息)。


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客商売という姿勢

2021年1月24日

オフシーズンの 魅力減り減り テレビ制作(一句)


オフシーズンの数少ない楽しみが、プロ野球選手のテレビ出演。

でしたが、コロナ禍の影響でいささか縮小気味。

毎年恒例の「プロ野球No.1決定戦! バトルスタジアム」(1月10日放送)もでしたが、1月23日に放送された「ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」の「プロ野球ぶっちゃけ祭り!」も、またしかり。

登場した選手はグッと少なく、秋山翔吾(MLB/レッズ)、井納翔一(巨人)、秋山拓巳(阪神)、伊藤裕季也(DeNA)、坂本裕哉(DeNA)、上沢直之(ハム)の6名。

このご時勢ですから、それで全然いいと思うんです。

ただ、過去に放送された名場面(というほどかどうか)の使いまわしも多々ありで、「プロ野球珍プレー好プレー大賞」に近づいていた(この年末は、珍プレー好プレー、見るのやめました)。

出演者が少ないなら少ないなりに、せっかく来てくれた選手たちの話、もっとじっくり聞かせてほしかった。それが「ぶっちゃけ」の一番の魅力なのにさ。


そんなことを思っていたとき、たまたまネットで目にして読んだ、元中日の亀澤恭平の記事がよかった(「Full-Count」)。

2015年、ソフトバンクから中日へとやってきて、5年間在籍(現在は、沖縄初のプロ野球チーム・琉球ブルーオーシャンズに在籍)。

びのびしたソフトバンクとは雰囲気の違うチームカラー。世間的には「中日は暗い」というイメージもあったが、実際に過ごしてみると・・・。

「暗いというか、淡々と野球をするのがチームカラーなんだと。闘志を内に秘めて戦っている感じを受けました」と、亀澤。

亀澤は、明るいパフォーマンスやァンサービスで、自分のカラーを出し、徐々にチームの雰囲気を少しずつ変えていく。

2018年に移籍してきた松坂大輔の存在も大きかったようだ。率先してファンサービスに時間を割く松坂の姿は若手の手本となったそうで、「いい意味で、新しい雰囲気の中日になってきたのかな」と、亀澤は語る。


そのチームにいないとわからない、話せない話。

こういうのはテレビ向きではないかもしれないけれど、こういう話、それこそいっぱい聞きたい。

「プロ野球とプロ野球選手の魅力を伝えたい」という番組の姿勢がしっかりしていれば、出演者が少なくても、工夫して番組を作れると思うんだけど。

もともとこの番組は、ゲスト以外のパネラーが賑やかだったりするので、そういう志向はないのかもしれないけれど。

余興に期待するより、やっぱりペナントレースだ。もうすぐ始まるキャンプが待ち遠しくなってきました。


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手荷物拝見

2021年1月21日

プロ野球選手名鑑、今年の顔は?


2月1日から始まるプロ野球のキャンプ、12球団すべて無観客で行うことが決定。

キャンプ地から遠く離れた場所に住んでいるので、キャンプを身近に感じたことはないです(距離をものともせず遠征するファンの方もいらっしゃるかもしれませんが。しかし、今年はそれもさえも難しい状況に)。

でも、試合とは違った雰囲気の中、選手を、練習風景を身近に見られるなんて、考えただけで幸せそうだ。

毎年楽しみにしていた方にとっても歯がゆいだろうし、選手たちにとっても、張り合いのないことこの上なしだ。

シーズン開幕もどうなるかわからないが、それでも、無観客でも、キャンプが行われるというのは嬉しい。春の香りがする~。

無事始まってしまえば、オープン戦(練習試合)、開幕と、あっという間に思えるほど時は進んでいくのだが、今はしばし手持ち無沙汰。


そこで、毎年、2月になるとドドド(ん? なんかこんな感じのキャッチフレーズあったな・・・)と刊行されるプロ野球選手名鑑。今年の表紙を飾るのは誰か、予想してみた。

ちなみに何冊も刊行される名鑑。出版社によって、選ばれる顔はさまざま。ここでは、我が家で愛用している、週刊ベースボール版の予想をいたします。

巨人・・・坂本勇人(2000本安打達成しましたしね)
阪神・・・大山悠輔(昨年は本塁打王に迫り存在感を見せた)
中日・・・高橋周平(中日の顔になってほしい。大島洋平も応援してます)
DeNA・・・佐野恵太(筒香嘉智の穴を埋め、首位打者に)
広島・・・森下暢仁(鈴木誠也もチームの顔だが、昨年、森下がいなかったらカープはどうなっていたか。ゾッ)
ヤクルト・・・村上宗隆(まだ二十歳にして、すでに主砲の存在感)

ソフトバンク・・・柳田悠岐(MVPだもの)
ロッテ・・・
西武・・・
楽天・・・
日本ハム・・・
オリックス・・・山本由伸(見たいと思わせてくれる選手)


うーん、困った。パ・リーグの段になって、これぞと思い浮かばないチームがごっそり。我ながらショックです。

これは、新型コロナの影響による試合数の関係で交流戦が行われなかったため、パに触れる機会が減っていたためと思われます。

それに、それに、カープがあまりに不甲斐なく、スポーツニュースを見る時間も減り、プロ野球全体に目配りする度合いも減ったためかと。活躍した、輝いていた選手はいたはずなのに。選手に申し訳ない。

今年も交流戦、どうなるかわかりません。

ともあれ、カープが勝つ気を見せてくれたら、こんなことにはならないでしょう。めげずに期待したいです、今年も。何度でも。


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黒田はまだそこにいる……黒田博樹が残したもの

2021年1月18日

祈願という行事


昨年11月に引っ越しました。で、引っ越した先で、1月17日、どんど焼きがあると聞いて、楽しみにしていました。

門松や注連飾り、書き初めなどを持ち寄って焼く小正月の行事。子どもの頃、実家で体験して以来。このあたりにどんな人が住んでいるのか様子もわかるし、ちょっと楽しみだった。

ところが、新型コロナの感染拡大のため、今年は中止に。屋外での行事だからやれなくもなさそうだが、大事をとるにこしたことはない状況。

これは地域の小規模な行事で、お金のからむイベントでもないから、中止の判断も早かったことでしょう。

新型コロナ関連で大人数の休場者が出たにもかかわらず、1月10日から始まった大相撲初場所。連日、何事もなかったかのように勝敗の結果を報じているメディアにも違和感。

2011年、福島の原発事故が起きたあと、放射線量の基準が徐々に上げられていったときのことを思い出す。都合のよい方へ、ゆるい方へと流れていく。


1月18日、松田オーナー、球団幹部、佐々岡監督、河田ヘッドコーチ、高2軍監督らが、広島護国神社にて必勝祈願。

今年は9人で参拝。人数を少なくしてでも、やはり毎年行っていることは、こうして続けられていくのですね。

個人的には式典や慣例行事にそんなに大きな意味があると考えていないのですが、勝負の世界に身を置いている人たちにとっては、軽んじられないことかもしれません。

野村克也さんもゲン担ぎを大切にされていました。


1月17日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ)では、メジャーリーガーの前田健太と秋山翔吾の仲よしコンビが出演。

マエケンが、番組特製の浜田大明神のキーホルダーをロッカーに置いていて、遠征にはいつも持参している、これをもらった年から調子がよい・・・と話すと、それを聞いた秋山。

「僕も欲しい」「何にでもすがりたい」と。

厳しい勝負の世界に身を置く人にとっては切実なことかもしれないです。

先行き不透明ですが、なんとか無事、プロ野球が開幕できる状況になりますように。なんて、祈願しませんよ。状況がよくなるように、できることをするだけ。


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まともじゃないことが多い中、響いた言葉

2021年1月15日

菅野智之を見て思うこと


巨人の菅野智之、メジャー移籍を断念して、巨人に残留。契約更改で8億円、日本球界の最高年棒を更新。ほほほぉ。

昨シーズン、菅野は開幕から13連勝という日本記録を打ち立てたが、それはセ・リーグ村でのこと。日本シリーズではソフトバンクに打たれ、最後の最後、ちょっぴり顔に泥を塗られた感も残った。

今の菅野がメジャーでどれほど通用するのか(しないのか)、見てみたかった気もするが、いかんせん、このコロナ禍。アメリカはもっとも感染者数が多い国。タイミングを逸した。

菅野が決めたことだから、他人がとやかく言うことはない。

それでも、なんの後ろ盾もない中、メジャーに渡って、実績を残し、ファンからも愛された野茂英雄さんのことを思うと、スカッと応援したい気持ちにはならない。

私が応援しなくても、ほかにもっと応援してくれる人がいるから、どうってことないけども。


日ハムのドラフト指名を蹴って、浪人して、巨人に入団。浪人というブランクを経ながらも、1年目から活躍したのは、たいしたものだと思う。

自分が一日の大半を過ごす場所。仕事場を自分で選びたいというのもとてもよくわかる。

ただ、そういう選択をしたことが顔つきに出ている感じがする。

メジャーでプレーしたいと語っていたけど、そうも切実に感じられなかった。そのことは、一部の人の菅野に対するイメージをほんの少し悪くした。その顔つきにさらに厚いものが上塗りされたような感じ。

ま、そんな人がどう思うかは気にせず、ブンブン腕振って、いい投球をしていくだけのこと。

でも人間、可愛げって大事よね。と、思う。


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野茂英雄とドジャースのこと

2021年1月12日

手荷物拝見


1月10日に放送された「プロ野球No.1決定戦! バトルスタジアム」(読売テレビ)。

おそらく新型コロナの影響で、出場選手も各チームから1人ずつ。バトルもソーシャルディスタンスを保ったバッティングもの、ピッチングもの、クイズと、サラッと仕立て。

今年のカープ代表は森下暢仁。

「vs AI バッティングバトル」では、ヤクルトの村上宗隆の苦手投手としてあがった森下。そう来ると思ってました。

昨シーズン打率0だったという森下を想定した配球で、村上はここでも空振三振。よしよし。

「カミワザピッチング」では、森下は的を外す。オリックスの山﨑福也、阪神の馬場皐輔が的を射抜き、存在感を出していました。


クイズでは森下、巨人の「岸田行倫」の名前が浮かばず、フリップに「キャッチャーの人」と書いて、その下に「すみません」と。

すみません、うちの若い者が至らぬことで。

2020 プロ野球全選手カラー写真名鑑』で「独身選手の好きな女性芸能人1位だったのは?」の問題 には、新木優子さんの名前を書いて、「好きです」としっかりアピール。

そうそう、こういうのはしっかり言っておいた方がいい。照れ屋そうでいて、さすが勝負師、グイグイ行きなすな(ちなみに正解は、新垣結衣さん)。

と、全般的に大目立ちはありませんでしたが、いいんです。スイッチを入れるのはシーズン中で。

それにしても、ヤクルトの村上宗隆がなんだか最近、可愛らしい。1年目は、ふてぶてしそうで可愛くないイメージ(野球選手はそれでよし、ですが)だったのに、愛され感が出てきてます。


お正月ムードもサラサラと流れ行き、カープの新人選手も寮に入る季節。

ドライチの栗林良吏は、黒田博樹の『クオリティピッチング』と『決めて断つ 』を持ってきたという。やるやないかぁ~。

でも、読むのはこれからとか。まだ読んでへんのかーい。

思い起こせば、1年前。森下が野球漬けの日々を想定して、少なめの荷物で入寮したという記事を読んで関心した記憶が。(「スポニチ」)

このときは、森下がここまで活躍するとは思ってもいませんでした。

野球に取り組む姿勢も一級品なことは、のちのち知ることになりますが、すでにここから片鱗を見せていたのですね。

森下をぜひにと指名してくれた佐々岡監督。このことは本当にグッジョブ、ありがとう、ありがとう。今年は選手の足をひっぱらない采配をお願い申し上げます。


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森下暢仁のお引越・・・アスリートの集中度合いについて

2021年1月10日

まともじゃないことが多い中、響いた言葉


新型コロナの陽性反応の力士が5人確認され、濃厚接触者を含め65人が休場する中で、1月10日から始まった大相撲初場所。

一度動き始めた経済を止めたくない、開催するかどうかの基準がはっきりしていない・・・まるで今の政府の映し鏡のよう。

そりゃそうだ。新型コロナの感染拡大が収まってもいないのにGo To トラベルキャンペーンを推し進めたり、大人数で会食しても悪びれない政治家がいたり。

あんな大っぴらに考えナシなことを見せ続けていたら、それをなぞるような動きが出てきても政府は批判できないだろう。

でも、そんな悪い手本にならわず、判断してほしかった。助言(相談)する専門家はいなかったの?

NBPとJリーグは協力しあって、専門家の意見も聞きながら昨年対応した。サッカーは基準をしっかり決めて運営する印象が強いので、Jリーグと連携しているのは、少し心強い。野球界だけだと、ちょっと心もとない。


1月8日、「報道ステーション」(テレビ朝日)に出演した菅首相が、緊急事態宣言の延長や拡大の可能性を聞かれ、「仮定のことは考えない」と答えたと聞いて、愕然とした。(「スポーツ報知」)

そんなことじゃないかと感じていはいたが、こうもあからさまに言うとは。

やっぱり、何も考えていないのか。最悪の事態を想定していないのか。だからオリンピックもやるやるとしか言わないんだな。

菅首相が、年末の世論調査で、緊急事態宣言を出してほしいという声が多かったという結果を聞いてショックを受けていたという話を聞いて、こちらこそショックだった。

現実が見えてないんだな。感染拡大に対してどこまでのんきなんだ。

リーダーがこれではもうダメですね。国民がしっかりしないと。

まるで、監督やコーチが無策でも、選手のプレーに期待するしかない野球チームを応援するときの気持ち。いやいや、それとは比較にならないほど、気がかりな話だ。


1月6日、「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)で、感染症の専門家、神戸大学の岩田健太郎さんがコメンテーターとしてリモート出演していた。

昨年、豪華客船、ダイヤモンドプリンセスでの新型コロナの対応の現状をYouTubeで知らせたことで話題にもなった人です。

その後、「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ)で、新型コロナについての質問を簡潔に答えてくれていて、信頼が置ける感じがした(もちろん、何もかも鵜呑みにするわけでなく、仮説として聞いています)。


この日も、岩田さんは、「政府は、心情や、支持率や、空気を読んで政策を立てているところが一番の問題」と、スパッと言葉にしてくれていた。

こんなふうに自分の言葉ではっきりと言ってくれる専門家が今どれだけいるだろうか。少なくともテレビではなかなか見かけない。

判断の基準になるのは、感染者数だということ。人と人との接触を少なくすれば減るのだから、その対策を立てることが必要。

一時的に辛い状況になるが、ここで思いきった対策をとったほうが、結局は早く日常が戻ってくる。

と、客観的なこと、当たり前のことを簡潔に話してくれていた。たまたまだったけど、この番組を見ることができてよかったと思った。

こういう人が政府の専門家会議のメンバーだったらいいのに。

どんな人をアドバイザーに選ぶかで、随分と質は違ってくるでしょう。でも、こういう人は政府にとって都合が悪いから選ばれないんだな。

野球もまたしかりで、どんな監督・コーチ・スタッフを選ぶかで差が出るのは言わずもがなです。


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楽観的だったカープにポジティブな「悲観」を!

2021年1月8日

森下暢仁、前田健太と自主トレだ


今月始まる自主トレ。森下暢仁は大瀬良大地との自主トレを希望していたというが、日程の調整がつかず、かなわなかったとのこと。

大瀬良も怪我明け。いろいろあるでしょう。詳しい事情はわかりません。

でも、森下にとって大瀬良は頼れる先輩だが、大瀬良にとって森下は、いまや後輩というより開幕投手を争うライバル。

ライバルとの自主トレを大瀬良がやんわりと避けたのでは・・・。と、これは完全に邪推です。でも、そう思うくらい森下の昨季の活躍は素晴らしかった。


そこで、年末ころがりこんできたのが、森下が鈴木誠也ら野手の合同自主トレに参加するというニュース。(「日刊スポーツ」)

投手と野手の自主トレって、異例らしいですね。新鮮。1月の自主トレって、体力づくりがメイン? ならば野手とやるのも問題ない?

どちらにせよ、森下は自分の頭で考えられる選手。定例にとらわれず、充実した自主トレになるといいな。

鈴木誠也も自分で考える人なので、よい影響がお互いにありますように。


そんなところに、またまたニュース。前田健太が、鈴木、森下、堂林翔太らの自主トレに参加する予定とか。(サンスポ

野手の中に投手一人ポツーンで、何の問題もないが、そうは言っても、まだ森下は球界1年生。

これは心強い。ぶじ実現するといいですね。

投手としての実績・経験豊かな大先輩から、いろいろ吸収できるといいですね。しかも森下にとって、マエケンは憧れの選手。

マエケン、誠也、森下。ギラギラしていて、なんかいい。あ、堂林も。ひたむきだし。それゆけカープ。


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黒田はまだそこにいる……黒田博樹が残したもの

2021年1月7日

助っ人じゃないから


1月1日放送のお正月特番、「新時代のコトバ会議」(TBSラジオ、22時~23時55分)が面白かった。

「当たり前に使っていた言葉について一度立ち止まって考えてみませんか?」というもの。

たとえば、「旦那さん」などの呼び方。 今となっては、上下関係があるようにもとれるこの呼び方に抵抗ある人もいるかも。

私も、知人がお連れ合いのことを「家内」と呼んでいて、違和感覚えたことあります。その方は夫婦そろって仕事をしている方だったので。

出演者は、フリーライターの武田砂鉄さん、コラムニストのジェーン・スーさん、お笑い芸人のサンキュータツオさん(このお三方はTBSラジオのパーソナリティでもあります)と、国語辞典編纂者の飯間浩明さん。


番組の中ではいろんな言葉について出てきたのだけど、「助っ人外国人」も出てきた。

「外国の選手は助っ人のつもりで来てるわけではない。ちゃんと本流に入ろうとしてやっているのに、なんで助っ人として扱われているのかな」と、武田砂鉄さん。

たしかに、たしかに。日本のマスメディアでは当たり前のように使われているが、立ち止まって考えると、ヘンな言葉です。


そこで思い起すのが、メジャーの最優秀新人賞(日本では新人王と言いますね)。

これまで日本人メジャーリーガーでは、野茂英雄(1995)、佐々木主浩(2000)、イチロー(2001)、大谷翔平(2018)が最優秀新人賞に選ばれている。

実際に、外国からやってきてアメリカでプレーするのには、いろんな苦労があると思う。差別や偏見を経験した選手もいると思う。

それでもメジャーでは、キャリア、国籍に関わらず、新人賞の資格が与えられている。野球をする人に等しく与えられている。メジャーのそういうところ、面白いな、いいなと思う。 


日本のプロ野球だと、元メジャーリーガーが日本に移籍した1年目、どんなにいい成績を残しても、新人賞の候補には選ばれることはない。 

どんなキャリアを持つ選手でも、プロとして、生きていくためにプレーしている。日本人でも、外国籍の人でも。

振り返って見れば、自分から「助っ人」という言葉を使ったことはなかった。この言葉を浸透させている(きた)のはマスメディア。

報道する側の姿勢や日本のプロ野球の度量の狭さを感じる、この言葉。もう使うの、やめよ?


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野球界にはあって、相撲界にはない決定的なもの

2021年1月5日

ピッチャーからの強いメッセージ


1月1日、広島のRCCラジオで放送された「森下暢仁ラジオ聴く」。森下のこんな話も気になりました(聞き手はRCCアナウンサーの坂上俊次さん)。

坂上「けっこうビジター球場で勝ってるんですけど、やっぱり球場によって違うもんでしょうか? 横浜スタジアムとかナゴヤドームとか、圧倒的じゃないですか」

森下「ナゴヤと横浜は投げててもいいイメージがあります」

坂上「それはマウンドの高さですか、硬さですか?」 

森下「いや、マウンドとかはあんまり気にならないんですけど、やっぱりみんなが打ってくれているっていう」

この神経質じゃない感じ、いいですね。それにしても、昨季、カープはマツダであんまり打ててなかったという裏返しでもあって、ツーンときます(わさびが・・・)。


森下「基本、自分が投げた試合、点をとってくれてたので」「点をとってくれたらほんと、よし、がんばろうと気持ちがあがるので、それが一番、自分の力になってます」

森下の投げる試合、「もっと点とってくれ~」と思ったことが何度あったことか。でも、森下にとってさほど悪いイメージとなっていないようで、よかった(かな?)。

しかし、ピッチャーにとって、味方が点をとってくれることがどんなに大きいか、当たり前のことですが、改めて染みる言葉です。

このピッチャーのメッセージ、打撃陣はしかと受け止めてほしい。この逆もあるわけで、お互いさまだけど。投手と野手が呼応しあうゲームは格別です。


負けた試合のときの対処法の話もよかった。

坂上「試合に負けたときは、どうやって気分転換するんですか」 

森下「寝て、次の日はなかったことにします」 

試合の映像も見返さず、忘れる、と。「負けるのは、この世界やってたらあるので、次やろう」って思うそうです。

この切り替え力、これもまたプロ向きですね。

ホームランを打たれたとき、顔をしかめたり、しゃがみこんだり、態度や表情に出るピッチャーを時によく見かけます。でも、森下は、ここでも一味違う。

いつかのゲームで、ホームランを打たれたとき、空に飛んでる鳥を見上げるように打球を追い、すぐ次へと切り替えていた(ように見えた)。

勝つときもあれば、打たれるとき、負けるときもある。それが勝負。と、わかっているところも森下の魅力。


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森下暢仁の一番の強み、新春ラジオで再確認

2021年1月4日

森下暢仁の一番の強み、新春ラジオで再確認


ユリさんのブログ「カープと野球ぐるぐる帳」に、1月1日、広島のRCCラジオで放送された特番「森下暢仁ラジオ聴く」のご紹介がありました。

1月3日にも再放送されるとのこと。ユリさんの強烈なプッシュに魅かれ、radikoのプレミアム会員登録をして、リアルタイムで聴きました。

森下へのインタビューを中心にたっぷり送る1時間。ナビゲーターはRCCアナウンサーの坂上俊次さん。

森下への新発見・再発見ありで、楽しかった。それぞれの話題が面白かったのだけど、なかでも私が印象的だったのが、ここ。


「シーズンで一番嬉しかったことは?」の問いに、「やっぱり勝つことが一番嬉しかったので、勝ってみんなにほめられたいっていう思いで投げてました」。

数字とか、自分のピッチングがどうのとかじゃなく、この「勝つ」を最優先するストレートさが、森下の一番の強さのような気がする。これぞプロと思いました。

他の競技でも、「自分たちのプレーが出来なかった」と表現するアスリートは少なくない。イコール「勝てなくて悔しかった」ということだと思うのだけど。

森下の技術、持ってうまれた身体能力、愛らしい顔立ちも相当魅力的だが、同じような条件を持つ選手がひしめくプロの世界、そこで差が出るのはやっぱりこのメンタルの強さという気がする。


2015年、6月30日の巨人戦。先発した黒田博樹が、1対0と1点リードで迎えた9回裏で、逆転負け。

試合後、いつもならインタビューに快く応じていた黒田だが、その日は真っ赤な顔をして、口を真一文字に結んで、足早に通り過ぎたという。

負けたことが悔しくて、それどころじゃなかったんだと思う。

今、カープで、負けた悔しさを感じさせてくれる選手がどれだけいるだろうか。今のカープに足りないのは、そこだという気がする。

ユリさん、耳寄り情報ありがとうございました。カープファン、森下ファンのみなさま、今ならまだタイムフリーで間に合います。よろしければ、ぜひ。
(つづく)


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森下の2021新春インタビュー、ここがよかった

2021年1月3日

2021年も鈴木誠也で初笑い


1月2日、「リアル野球BAN対決」を見る。

広島ではカープ関連番組が目白押しでしょうけれど(う、う、美味そう)、県外に暮らす者には、数少ない野球選手の出演が楽しめる番組。

この「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」(テレビ朝日)。以前、お正月に実家に帰ったとき、学生時代テニスをしていた兄が「テニス対決」を大笑いしながら見ていたので、ほんのりと知ってはいました。

しかし、「リアル野球BAN」を見たのは、なんと昨年が始めて。もう22年も続いている企画なのに。やっと出会いましたかという遅咲きです。

で、昨年、大笑いして(今ごろ・・・)、今年も大笑い。


とんねるずの石橋貴明さん、この番組では生き生きしてますね(日ハムの杉谷拳士も・・・)。

侍オールスターとして、前田健太、中田翔、柳田悠岐、吉田正尚、村上宗隆とともに、鈴木誠也が出演。

タカさんに「3割ギリギリになって打席に立たなかったくせに。最後まで立って3割になれよぉ」と野次られ(こういうこと言えるのがタカさん)、誠也、苦笑いしていました。

柳田はMVP、中田は打点王、吉田は首位打者と名刺代わりの成績を残した一方、カープは5位だし、ちょっと格落ち感は否めませんでしたが、でも、誠也、やっぱり華がありますね。

ヒットを打って、飛び跳ねるの図の可愛らしいこと。

「ふだんの試合では見られない姿が」とアナウンサーは解説していましたが、チームメイトがここぞの一発打ったときには、ベンチ前で誠也、こんな感じです。と、カープファンは知っている。


前半戦ではタカさんの配球が効いて、侍、まさかの泣かず飛ばず。この番組にかけるタカさんの熱量の大きさが出ているとはいえ、マエケン、ピッチャーなのに、この配球でいいん?

前半ではタカさんチームに流れが来て、後半では侍チームに流れがと、企画ものとは言え、野球を感じましたわ。

あー、つかの間のオフの野球が味わえ、楽しかった。スターのみなさん、今年もありがと~。


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リアル野球BANで初笑い

2021年1月1日

森下の2021新春インタビュー、ここがよかった


日付変わって、2020年1月1日となりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて元旦に、「今年もカープのブログ続けるの?」と夫が言うではありませんか。

「続けますよー」と答える私に、ちょっと意外そうな顔をする夫。

そりゃそうだ。昨年、一昨年と、不甲斐なかったカープを思えば、応援する気持ちがまだ残っているのかと思われても仕方あるまい。

たしかに、緒方監督のかたくなな采配から漂った閉塞感、佐々岡監督の考えなしな采配からわきあがってきた無力感を経験して、カープを応援しなくなる日が来ることもあるかもしれないと思ったときもありました。

そういう監督を起用することも含め、球団の姿勢・方針に絶望的な気持ちになることもありました。

でも、「そういう背景をはねのけて、いいプレーを見せてくれる選手」を応援したい気持ちはまだしっかりあります。


そんな選手の一人が、森下暢仁。森下の新春インタビュー記事がよかったです。(「日刊スポーツ」)

なかでも、目にとまったのが、東京オリンピックについて問われ、「そこよりかはまず、開幕で投げたいなという気持ちの方があります」と答えていたこと。

オリンピックに思い入れを持つ選手もいるでしょう。それは個人の自由。でも、オリンピックの野球より、リーグの優勝争いが見たい。

「新人賞をとりたい」ときっぱり言い放って、実際にとった森下。この負けん気の強さは、弱気な今のカープにとっても貴重。


「同じことをしっかりと繰り返しできる投手、積み重ねていくことができる投手がすごいと思います」という言葉もよかった。

昨年、俳優の石黒賢さんがこんな興味深いことを話していました(「人生最高のレストラン」というトーク番組にて)。

ピーター・フォークさん(刑事コロンボね)に会う機会があったとき、石黒さんは「ハリウッドで成功するために必要なことは?」と、直球でたずねたそうです。

返ってきた答えは、「同じ芝居をできること」。様々な角度、シチュエーションで撮影されるからこそ、「何度も同じことができるスキルが必要なんだ」と。

石黒さんは、「半沢直樹」で競演した堺雅人についても、それを感じた、と。いろんな角度から撮る監督。何度も同じシーンが繰り返されても、そのつど、堺雅人さんは高いテンションをもって、ぶれない演技を続けていたそうです。

スキルとエモーション。森下にもぴったりの言葉だ。


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