2018年1月31日

黒田はまだそこにいる……黒田博樹が残したもの


明日から2月。キャンプインです。

一昨年、黒田博樹が引退したとき、生涯、あれほど濃密にプロ野球を見ることはもうないでしょう。とまで思ったものでした。

そんな気持ちで迎えた昨年のキャンプイン。忘れられない記事があります。

権藤博さんが、広島のキャンプを訪ねたときのことを『日本経済新聞』のスポーツ欄で連載しているコラム(2017年2月16日)に、こんなふうに書かれていました。

「広島のブルペンは静かで、みんな黙々と投げていた。投げ損なったときに思わず声をあげる投手がいるものだが、野村祐輔ら広島の投手はよくても悪くても、表情を変えなかった。弱い犬がキャンキャンほえるのと違って、どっしりしている。心の中ですでに打者との戦いに集中しているから、余計な声も出ないのだろう」

「黒田は口でどうこう言うのでなく、背中で後輩たちに打者との戦い方を教えてきた。抑えた、打たれたという結果は別として、一球に一喜一憂せず、ひらすら攻め続けること。投手として一番大事なものが、広島のブルペンにあった。黒田はまだそこにいる、と私は感じた」

黒田はまだそこにいる……何度読み返しても、しびれます。

マウンド上の野村や薮田和樹からも、野手の選手からも、プレーや言動を通して、黒田を感じた2017年でした。

黒田はたくさんのものを私に(私たちファンに)残していってくれました。でも、それは思い出とか、なつかしくなる昔話だとも思っていません。今もどっこい生きてる。

今年はどんなシーズンになるでしょうか。
選手たちはどんな景色を見せてくれるでしょうか。
パッパラ〜(幕開けラッパの音)。



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昨年も今年も、大人の気配漂うカープのキャンプ

2018年1月30日

神ってる、行き渡ってる?

2016年の流行語大賞に選ばれた「神ってる」。

今でもほんの時々テレビなどで耳にすることがあると、あ、使われてる。どうもどうも。という感じになります。

野球人気は下火だとか、いや観客動員数は増えているのだとか、いろいろ言われていますが、2015年の流行語大賞は「トリプルスリー」でしたし。なんだかんだ言っても、野球って日本では広く親しまれてるジャンルなんだなと感じたりします。流行語大賞に選ばれたからありがたいとか、そういうものでもないですが。

今日、『デザインのひきだし』(2017年10月発売号)という雑誌を読んでいると、「2016年に広島東洋カープが優勝したとき、“神ってる”というフレーズが注目を集めたが、それをもじって言えば、吉岡さんは“紙ってる”デザイナーなのだ」という文章が。

この雑誌は、デザイン・印刷・紙・加工に関する情報誌(年に3回発行)。毎回、表紙や誌面に実験的な試みをしている、情熱たっぷりの雑誌。

今回はちょうど紙についての特集号。吉岡秀典さんという面白い紙の使い方をしているブックデザイナーを紹介するページで出会った一文でした。

デザインの専門誌で、カープと「神ってる」という言葉に出会えるとは。このほんのりとした浸透具合、嬉しい。



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2018年1月29日

星野仙一さん

星野仙一さんが中日の監督をしていたとき、その強面ぶりに、こんな人が上司だったらリラックスして仕事できなさそう。最初、そんなふうに思っていた。

ところが、何があっても表情を変えずベンチにどっしりと腰を下ろしている星野さんを見て、だんだんいいなと思うようになった。

西武の監督をしていた東尾修さんや、ソフトバンク監督の工藤公康さんのように、点が入ったときは大喜び、劣勢になった途端にがっくりと、一つ一つ表情に出る人だと、かえって落ち着かない。いつのまにかそう思うようになり、星野さんのことが苦手でなくなっていったのだった。むしろ好きになっていった。

カープの監督、緒方孝市さんも、試合中、表情を大きく変える人ではないので(いいプレーが出たときはもちろん喜びを表すけれども)、そういうところはいいなと思っています。




1月6日の朝、星野仙一さんが亡くなったというニュースを聞いて、静かにショックを受けた。

スポーツジャーナリストの石田雄太さんが、『週刊ベースボール』(2018年1月29日号)に書いていた、星野さんとのエピソードはひときわ心に残るものでした。

小学生時代、名古屋の小学校で壁新聞コンクールが行われることになり、新聞委員だった石田さんたちは「ドラゴンズの選手へのアポなしインタビュー」を企画して決行。

今では考えられないことですが、当時(1975年頃)、プロ野球の選手名鑑には、選手の自宅の住所が載っていたそうです。なんと牧歌的な。

小学校の学区内に住んでいた選手の自宅を直撃するも、不在だったり、断られたりで、取材は難航。最後の一人、星野さんの住むマンションへおそるおそる訪れると……。

なんとインタビューに応じてもらえることになり、家の中に招き入れられたという。そのときの、星野さんの、ぶっきらぼうな言葉と笑顔が、あぁ星野さんだ! という感じなのです。

星野さんにインタビューをしたという宝物のような経験が、「野球記者になりたい」と本気で思うきっかけになったそうなのです。

「あれから千回を超えるインタビューをしてきたが、人生で初めてのインタビューは10歳のとき、その相手は突然、家を訪ねてきた見ず知らずの小学生に向き合ってくれた星野仙一さんだった」

何度も読み返してしまうのでした。



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どんな仕事でもきっと誰かが見ていてくれる

2018年1月27日

栃ノ心優勝、鶴竜失速に、野球を見た

大相撲初場所、栃ノ心が初優勝を飾りました。

4場所連続の休場から復帰した横綱・鶴竜に久しぶりの優勝をと応援していたのですが、栃ノ心の力強い相撲も心に響くものがありました。

当初、連勝を続けていた鶴竜に、充実したものを感じていました。ところが11日目に初黒星がついたあと、まさかの立て続けの3連敗(つごう4連敗)。

1敗したあとの2連敗した取組を見ましたが、その負け方が、勝つ気持ちが伝わってこない、力の途切れたような様相で、おどろく。しかも、立て続けに。迷いに入り込んでいるのが、はた目に見ていても明らかな感じ。

野球でも、この調子で行けば今日は勝てるぞ……と期待していたゲームが、ちょっとしたきっかけで流れが相手に渡ってしまい、見る見るうちに暗転することがある。

今場所の鶴竜も、一度起きた流れに逆らうのがとても難しそうだった。久しぶりの復帰で、体力的な問題もあったのかもしれないのですが。逆に、勢いにのった栃ノ心の流れを誰も止めることができなかった。

勝負は何が起こるかわからない。流れを止めることは難しい。
相撲は9回までないけれど、一日一日の勝負の中に流れを感じた。まるで野球のゲームを見ているようだった。



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2018年1月26日

野球界にはあって、相撲界にはない決定的なもの


白鵬と稀勢の里の二横綱が休場している、大相撲初場所。今日、栃ノ心(ジョージア出身)が、横綱の鶴竜(モンゴル出身)を2歩リードしました。

*日本では、2015年から「グルジア」という国名表記が「ジョージア」に変わりました。もともと英語由来の「ジョージア」で呼ばれていましたが、日本を含めた一部の国々は、ロシア語に由来する国名(グルジア)で呼んでいました。2008年、ロシアと武力衝突し外交関係を断った旧グルジアは、「ジョージア」という呼び方に切り替えるよう各国に働きかけていたとのことです。

大相撲を見ていていつも、外国人力士の日本語が流暢で、尊敬してしまいます。そう言えば、通訳を介してインタビューに応じている力士を見たことがありません。

逆に、メジャーリーグに渡った日本人選手がインタビューに英語で応じている姿はほとんど見たことがありません。日本球界にやってきた外国人選手が、日本語でインタビューに答える姿も見かけません(ひと言ふた言の挨拶ならあっても)。

通訳を介するか、介さないかを選択するのは、選手の自由。プレーで結果を出すことが一番。
日本で活躍する外国人選手にも、日本語(日本)に親しみや関心を持ってもらえたら、もちろん嬉しいけれど、期待しているのはいいプレーを見せてくれること。

通訳の存在が当たり前になっているのは、相撲の世界とは大きな違いだと感じたのでした。



サビエル・バティスタなど、カープのドミニカ共和国の選手をサポートしてくれているヘンディ・クレートさんのチャーミングな通訳でスタジアムがどっと盛り上がるのも、名物(お楽しみ)のひとつになっていますし。

イタリアのプロサッカーリーグ、セリエAに移籍した中田英寿がイタリア語で会見にのぞんでいたのは見事でした。中田が自分でそうしたいと決めてやっていたことだと思います。

本田圭佑がオランダリーグのチームでキャプテンをまかされていたとき、チームメイト(いろんな国から選手がやってきている)と英語で会話している映像を見たこともあります。それも本田がその地でプレーするため選んだことだと思うのです。

白鵬も鶴竜も栃ノ心も、多くの外国人力士が十代のころから日本にやってきています。日本語が上手いのは、日本での生活が長いということも大きいかもしれません。

でも、相撲界で生きるということは、日本語(外国人力士にとっては外国語)を使うということなのかもしれないと、相撲独自の世界を強く感じたのでした。



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2018年1月24日

羽生善治さんと赤いカープ帽

昨年、プロ棋士の羽生善治さんがうちたてた「永世七冠」という前人未踏の記録を伝えるニュースで、どこかの大会で将棋をさしている小学生時代の羽生さんの写真が紹介されていた。

子ども時代の羽生さんはカープ帽をかぶっていた!

好きなもの二つがドッキング(って言葉、最近聞きませんね……)したような驚きと喜びで、色めき立つ。

でも、あれ? 羽生さんがカープファンて、聞いたことない。
それに、羽生さんて、広島の人でしたっけ?(広島出身の人がカープファンとは限りませんが)

調べてみると、埼玉・所沢市出身で、東京・八王子育ち。

羽生さんのお母さんが、将棋大会で我が子がどこにいるか見つけやすくするため、赤いカープ帽をかぶらせていたとか(羽生さん自身は巨人ファンだそうです)。

これは、羽生さんファン、カープファンには、知ってる人はもう知ってるエピソードかもしれませんが、そゆことでしたか。たしかに、赤い帽子は人目を引きます。

すっかり赤がトレードマークの広島東洋カープですが、創設当初から赤がチームカラーではなかったのですね。1975年に監督に就任したジョー・ルーツが、闘争心を全面に出していこうと、帽子とヘルメットの色を赤に変えたのが始まり。



ところで、赤は目につく……というイメージは強く、消防車に赤い色を採用している国も多いようですが、近年、スウェーデンでのいくつかの街では、目の覚めるようなレモンイエローの救急車や消防車が走っているそうです(『スウェーデン式 アイデア・ブック』より)。











たしかに、この色だと、昼間も夜間も目立つので、救急車や消防車にぴったり。とくに夜は赤よりひときわ目立ちそうで、合理的ですね。

赤より目立ついいアイデアがあるとわかっていても、これまで通りのものを思い切って取り替えるまでに数十年の月日がかかった……というひとつの例として、紹介されていました。

ルーツ監督の一声で決まったカープの赤。変わると決まったとき、衣笠祥雄さんは「赤い帽子なんて、小学生のとき、体育の時間にかぶって以来」と、けっこう衝撃だったようです。

黒田博樹も2015年、カープに復帰したとき、「赤いユニフォーム、(アラフォーだけど)まだ大丈夫ですかね? 似合ってますかね?」みたいなことを言っていたような。

カープの赤いユニフォーム、断然カッコイイと思います。
ルーツ監督、ありがとう!



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まさか、こんなところにカープファンが
そして、ここにもカープファンが。

2018年1月22日

『広島カープ 最強のベストナイン』後日談

野球・MLBのコラムサイト Full-Countで、「赤ヘルの歴史に残る名手たち … 広島の歴代投打5傑」という記事が。

カープの歴代の名選手を、投打の通算成績で見ていこうというもの。

打者は、「安打・本塁打・打点・盗塁」で、投手は「勝利・奪三振・セーブ」の数でランキングされています。データに基づいたランキングは明朗会計の気持ちよさがありますね。

「安打・本塁打・打点」の3部門は、山本浩二さん、衣笠祥雄さん、前田智徳さんの3人がトップ3を占めていて、まぎれもなく、さすがだ。

この記事を見つけた家族から、「各部門の5傑は誰だと思う?」と聞かれ、とくに盗塁部門でおおよそ答えることができて、驚かれました(家族と私のカープ歴はほぼ同じで約3年)。

オラにいつのまにこんな力が……? 二宮清純さんの『広島カープ 最強のベストナイン(光文社新書、2016)を再読したばかりだったので、この本でカープ力がUPしたようです。





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2018年1月21日

映画「この世界の片隅に」に、カープを感じた。

呉というと、造船の盛んな都市として有名ですが、球場のある街でもあります。カープを応援するようになってから、「呉」と聞くと、いっそう「おぉ、呉」と反応するようになりました。

こうの史代さん原作のアニメーション映画、「この世界の片隅に」をDVDで観ました。



呉を舞台にしたストーリー。敗戦が近づいた第二次世界大戦中の人々の日常がたんたんと綴られています。
たんたんと綴られているからと言って、それが平坦だとか、心に残らないとか、そういうことではないのです。
日常の中、まるで映画のシーンのような瞬間を感じることがあります。目の前の風景が静かに心の底の方に残る、そんな映画でした。

1945年8月6日、広島の街にとんでもない大きな出来事が起きてしまう。映画では、直接的な表現は出てこないけれど、そのことはひしひしと伝わってくる。

そんな広島の街で、1950年、広島東洋カープが生まれる……。この映画の先に、中沢啓治さんの『広島カープ誕生物語』が、そこで描かれていた熱気や明るさがつながっているような感じがしたのでした。

制作資金の一部をクラウドファンディングで集めたことでも話題になった、この映画。エンドロールでは、クラウドファンディングに参加した人たちの名前も出てきました。この映画を応援した人たちの、たくさんのたくさんの名前。

資金難に苦しんだ創設期のカープを支えた、市民からの樽募金を思い出し、ここでも景色がつながっているように見えました。



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各球団ホームページにあるもの・ないもの

2018年1月20日

プロ野球の奥深さを『広島カープ 最強のベストナイン』で

二宮清純さんの『広島カープ 最強のベストナイン』(光文社新書、2016)。

1月18日の記事で、この本について、カープの選手と歴史を知ることができるガイドブックのような魅力があると書きました。



ガイドブックと言っても、入門者向けというわけではけしてないのです。新しい世界を教えてもらった! という感触なのです。

連続出場の世界記録(当時)を達成した衣笠祥雄さん。鉄人と呼ばれた衣笠さんですが、長く続けることが出来た一つには、守備にある秘訣があったこと。

1986年、西武との日本シリーズで、山本浩二さんが東尾修さんとの対戦で見せた見事なかけひき。

丸佳浩のバッティングの師匠である新井宏昌さん(2012〜2015、広島の打撃コーチをつとめた)が、現役時代に中西太さんの指導で打撃に開眼したエピソード。そして、丸に具体的にどういう指導をしてバッティングを伸ばしたか。

大野豊さんが、江夏豊さんから教わったロージンバックの置き方。そしてマウンドでの心構え。

南海時代、野村克也さんのすすめでクローザーに転向した江夏豊さん。今ではクローザーは当たり前の存在になっていますが、当時はさきがけ。調整法を教えてくれる人もなく、メジャーリーグのリリーフピッチャーがどんな調整をしているのか資料を取り寄せ、自分で考えながら、自分にあった調整方法を見つけていった話。

プロの世界の奥深さや面白さが伝わってくるエピソードがいくつも紹介されています。ご覧になっていない方はぜひ。



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広島カープ 最強のベストナイン

2018年1月19日

野球人気は燃えさかっているのか下火なのか、どっち?

2017年の「大人になったらなりたいもの」。男の子の1位は「学者・博士」、2位が「野球選手」、3位が「サッカー選手」。

野球人気がサッカーを上回るのは8年ぶり(昨年までは「サッカー選手」が7年連続トップ)。

しかも、プロ野球は昨年、史上最多の観客動員数を記録。

一方、地上波でプロ野球を見る機会はめっきり減り、65年続いたTBSラジオのプロ野球中継も昨年で終了のお知らせ。

この裏腹感はいったい……?

今日、Yahoo!ニュースにこんな記事が。
「プロ野球離れ」はどこまで本当か?

「プロ野球離れ」とはつまり、「巨人離れ」が進んでいるということ。また、レギュラーシーズンを追いかける熱心なファンと、侍ジャパン戦くらいしか見ないファン層の二極化が進んでいる(中間層が減っている)という、二つの指摘に合点が行きました。



以前、長野出身の友人に、なぜ巨人ファンなのかをたずねたとき、「子どものときから、野球中継といえば巨人戦だったから」という答えが返ってきて、納得したものでした。

要は、放送がある(メディアの露出がある)ことが大きかったんだなと。広島にカープファンが、関西に阪神ファンが多いのと同じ構図ですね。

1月8日放映された「ファン1万人がガチで投票!プロ野球総選挙」の結果からも、かつての巨人人気の名残と、今もっとも多くメディアで取り上げられている大谷翔平の人気が反映されているのを感じましたもの。

地上波でプロ野球中継が減っているのは、おそらく関東地方に限ってのこと。東北、北海道、福岡……と、地元に球団のある地方も増え、全国的には賑わっている模様です。

かくいう私も、Jリーグの試合は見ませんが、日本代表の中継は見ます。かつては中田英寿や本田圭佑と、個人的に気になる選手を目的に観戦。そこで、選手の名前を覚えたり、サッカーの面白さを知りました。

侍ジャパンもそういう役回りをしているのかもしれません。それをきっかけに、野球の面白さが届くと嬉しいです。とくに子どもたちに!

そういえば、「プロ野球ニュース」(フジテレビ)も地上波から姿を消して久しいですね。今ほどプロ野球ファンでなかった一昔前。お風呂あがりに「プロ野球ニュース」を見て、小林幹英さんや永川勝浩の活躍ぶりを知って、尊敬していましたもの。知らず知らずのうちに、私も中間層を担っていたようでした。



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2018年1月18日

広島カープ 最強のベストナイン

1月8日、「ファン1万人がガチで投票!プロ野球総選挙」(テレビ朝日)で、野手・投手部門のベスト20が発表されていましたが。

ランキングものや、世界三大珍味とか、数をしぼりこんでリストアップされるものに、人はどうしてこうも興味をかきたてられるのでしょうか。

「プロ野球総選挙」を見たあと、スポーツジャーナリストの二宮清純さんの『広島カープ 最強のベストナイン』(光文社新書、2016)を久しぶりに読み返しています。



二宮さんによる、ベストナインの顔ぶれはこちら。

1(遊) 高橋慶彦
2(二) 菊池涼介
3(右) 前田智徳
4(中) 山本浩二
5(三) 衣笠祥雄
6(左) 丸 佳浩
7(一) 水谷実雄
8(補) 達川光男
9(投/先発) 外木場義郎
9(投/先発) 黒田博樹
9(投/先発) 北別府 学
10(投/中継ぎ) 大野 豊
11(投/抑え) 江夏 豊
監督 古葉竹識

*編集部のリクエストで、投手・内野手・外野手には現役選手(当時)が一人ずつ入っています。

当然、記憶や記録に残る選手は、ここにはおさまりきれないほど数多し。本文で紹介できなかった名プレーヤについては、冒頭の「はじめに」で、要所を押さえコンパクトに紹介されているのですが、それがまたいいのです。

カープを応援するようになって2年目に読んだ、この本。
RCC(中国放送)の実況解説者として知った山崎隆造さんは、カープではただ一人内外野両方でベストナインに選ばれたことのある人だったとか、現役捕手の石原慶幸の捕球技術は球界屈指だとか……カープについての知識が増えていく楽しさを味わいました。

それぞれの選手の様々なエピソードを通して、選手のみならず、カープの歴史をも知ることができるガイドブックのような魅力も私にはありました。

「プロ野球総選挙」で、野手部門の14位に選ばれていた菊池涼介のページでは、「将来、日本のプロ野球史を振り返ったとき、セカンドの進化の歴史は菊池の出現前と出現後では区別されるようになるかもしれない」とありました。

カープの初優勝や黄金期と呼ばれた時代を語ることはできないけれど(人から聞くことしかできないけれど)、菊池のプレーをリアルタイムで見ることができているのは、幸運なことと心躍るのでした。もちろん2016年の優勝も!



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2018年1月16日

プロ野球選手が対戦相手と一緒にごはんを食べる件について


菅野智之(読売ジャイアンツ)と則本昴大(東北楽天ゴールデンイーグルス)。

二人の対談が『週刊ベースボール』(2018年1/81/15合併号)に。

この二人、昨年のオールスター第2戦でともに先発して、2回零封・3三振。投げ合いながらアイコンタクトしていた光景は、ほほえましかったです。
対談でも、あのときのようにお互いが尊敬しあっていることがバシバシと伝わってきて、これまたほほえましいです。

この対談に「試合前日に肉は食べない」という菅野の話が出てきます。さすが自己管理がしっかりしています。お肉って、消化に時間(エネルギー)使いますもんね。

ところが、昨年の交流戦で仙台に行ったとき、則本と松井裕樹においしいステーキの店でもてなされ、せっかくの可愛い後輩たちのはからい。試合前日にもかかわらず、完食してしまったそう(しかもハンパない量を)。

そして、その翌日、菅野は8失点したそう(自責点は6)。
大量失点は年に一度くらいはあることで、先日の肉食のせいとは言い切れませんが。



今は、日本代表チームで一緒になるなど、他チームの選手との交流の機会も増えているご時世。「相手チームの選手と親しくするなど、自分たちの時代には考えられなかった」という話を、大御所OBから聞くことがあります。

トップ選手同士にしかわかりあえないこともある。お互い尊敬、刺激しあっているのが伝わってくる菅野と則本。
この対談で、菅野は「他球団にそういう選手がいるというのは、自分にとってすごくプラスになっている」と言っていました。

しかし、明日対戦する相手と一緒にごはんを食べに行くんだと、そのことに素朴に驚いたのでした。いつもは試合前日に食べないお肉を食べたことや、大量失点したこと以上に。

いえ、行っていいんですよ。菅野にとって、則本は大切な存在で、そういう人がいることは素晴らしいこと。

でも、なんとなく、イチローだったら、そんなとき、普段通りの食事をして我が道を行きそう。

黒田博樹が日本に復帰したとき、「対戦相手とは食事には行かないようにしている」という記事を読んだことがあり、そこにある種のプロ意識を感じて感動したものでした。

みな一流のプレーヤー。プロさまざま。



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イチローと黒田がどこにいても。
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2018年1月15日

安部友裕、目立っていました

1月13日、ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!の、『新年恒例!プロ野球オールスターぶっちゃけ祭!』。

編集された放送を見た感じでは、秋山翔吾(埼玉西武ライオンズ)、岡田幸文(千葉ロッテマリーンズ)のトークや、井納翔一(横浜DeNAベイスターズ)のクセのある感じが少し目立っていたようでしたが。

比較的、穏やかそうなイメージのカープ選手たち
この日も、松山竜平と安部友裕は穏やかそうでした。

バラエティ番組で、ひとクセかもしだしてくれそうな選手って、カープだと誰でしょう?

中﨑翔太あたりに期待したいです。
以前、YouTube で見た、広島ホームテレビで放送された「若鯉、時計を買う」(前田健太に連れ出され、一岡竜司、大瀬良大地、中田 廉、中崎らが高級時計を買うという企画で、中崎、いい味出してましたから。


番組の最後、最新VR(バーチャルリアリティ)で、アロルディス・チャップマンが記録した世界最速169kmの球に選手たちが挑戦。
それまで席に座っていた選手たちが立ち上がった。

見たところ、ストッキングを見せるクラシックスタイル(オールドスタイル)は、安部だけ。すらりと伸びた赤いストッキング、ひときわ目立っていました。

どんなスタイルを選ぶかは選手の自由。でも、クラシックスタイルの選手を見ると、ちょっと嬉しくなってしまうのでした。

フィギュアスケートの浅田真央さんが、佐藤信夫コーチに師事することになったとき、それまでスタイルがよく見えるよう(脚が長く見えるよう)ストッキングをスケート靴にかぶせていたのを、佐藤コーチに「スケート靴が見えるよう戻しなさい」と言われ、従ったという話を聞いたことがあります。

どんなスタイルを選ぶかは選手それぞれの考えや好みがあって自由。でも、白いスケート靴の見えるオーソドックスなスタイルは、個人的にはスケートらしさを感じて、可愛らしいと思う。

これって、野球のクラシックスタイルを見たときと近い感じかもと、今気づきました。

赤松真人さんのユニフォーム姿を、ぜひまたグラウンド上で見たいです。



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2018年1月13日

埼玉西武ラインズ、秋山翔吾のぶっちゃけに一票!

カープからは松山竜平と安部友裕が参戦した、ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!(TBS)の、『新年恒例!プロ野球オールスターぶっちゃけ祭!』。

最初の30分だけ、夕ご飯を食べながら見ました(あとは録画でお楽しみ)。

短い中にも、随所に気になる話題が。

岩田 稔(阪神タイガース)の愛車は、テスラとか。
(その選択、カッコイイです)

カープの面白グッズ、腕枕。通常は3800円なのに、野村祐輔と堂林翔太バージョンは8400円だったとか。

この30分間で一番感動したのが、秋山翔吾(埼玉西武ライオンズ)始球式発言。

始球式に登場する人の中には、たとえば牽制入れてみたり、サインに首降ったり、いろいろ演出取り入れる人もいるみたいなんです。
でも、一番バッターでゲームに入る前、集中しているので、ぶっちゃけ、早く投げてほしい、と。

そうだ、そうだ。それをわきまえ、始球式にのぞむ方はサラッとお願いします。闘いの場なんですもの。と、身がひきしまる思いでした。

秋山、よくぞ言ってくれました。あっぱれ!



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2018年1月12日

ミニ特報・松山竜平と安部友裕がぶっちゃけます

シーズンオフの風物詩と言えば、カープ選手会ゴルフ、護摩行などなどありますが、メディア(バラエティ番組)での露出を楽しめるのも、その一つですかね。

1月13日(土)18時55分からの「ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」(TBS)は、『新年恒例!プロ野球オールスターぶっちゃけ祭!』。

出演者はこちら。

松山竜平・安部友裕(広島東洋カープ)
岩田 稔(阪神タイガース)
井納翔一・山﨑康晃・濵口遥大(横浜DeNAベイスターズ)
森福允彦・小林誠司(読売ジャイアンツ)
又吉克樹(中日ドラゴンズ)
雄平(東京ヤクルトスワローズ)
甲斐拓也(福岡ソフトバンクホークス)
秋山翔吾(埼玉西武ライオンズ)
銀次(東北楽天ゴールデンイーグルス)
金子千尋(オリックス・バファローズ)
岡田幸文(千葉ロッテマリーンズ)

と、カープからは松山と安部が出演します。
12球団勢ぞろいかと思いきや、あれ……? 日本ハムの選手がいません。

横浜から3人と突出しているのは、レギュラーシーズン終盤からクライマックスシリーズにかけての勢いがここにもか?(モヤモヤ)

安部が明るく盛り上げてくれることでしょう。ハ・キ!


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2018年1月11日

私の中ではランクイン!

1月8日放送の「ファン1万人がガチで投票!プロ野球総選挙」。
野手部門ベスト20で、カープの菊池涼介が14位にランクイン。打撃ではなく、守備がピックアップされていたのは異色だったと、前回の記事で書きました。

打撃以外で突出しているといえば、番組のゲストに招かれていた、NPB歴代1位の1065盗塁の記録を持つ、福本豊さん。1972年にはシーズンで106盗塁です。

2017年の盗塁王は、カープの田中広輔、35盗塁。
福本さんの106盗塁って、すごすぎます。

それだけ盗塁しているということは、出塁もしているわけで、通算安打も2543本。歴代5位です。
引退後、1992年にはメジャーリーグのリッキー・ヘンダーソンに記録は破られましたが、それまで盗塁数の世界記録を持っていた人です。

ゲストに招かれている大御所という時点で、野村克也さんともどもランクインしているのかと思っていました。



しかし、ランクインしていない大御所は、普通ゲストに招かれないでしょう。あの方とか、あの方とか……。


そこを、福本さんなら、植木等さんのようなカラッとしたハイカラさで、体面なんてものをふきとばしてくれるスカッとした空気があります。

2013年、楽天が日本一になった翌日のスポーツ新聞で読んだ記事。楽天の若手選手たちが、メジャー帰りのチームの先輩、松井稼頭央や斎藤隆のことを、「雰囲気がどこか違う。サラッとしていて格好いい」と、憧れ発言していました。

違う世界を見てきたことが、おのずと佇まいに出ているのか。印象的な言葉でした。黒田博樹もそんな雰囲気を感じます。

王貞治さんと、福本豊さんは、日本球界で生きてきた人ですが、まるでメジャーを経験し世界を見てきた人のような、エレガントさを感じてしまうのです。
私の中では福本さんも絶対ランクイン!


追記です。
おまけ的に発表されたランキング「イケメン選手神7(セブン)」。
カープの野村祐輔も入れてほしかった。私の中ではランクイン!


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「プロ野球総選挙2018」現役・OBより選ばれた野手&投手ベスト20は誰だ!
号外です!「 ファン1万人がガチで投票!プロ野球総選挙」

2018年1月10日

「プロ野球総選挙2018」現役・OBより選ばれた野手&投手ベスト20は誰だ!

1月8日、「ファン1万人がガチで投票!プロ野球総選挙」(テレビ朝日)で発表された結果はこちらです。

野手部門
1位 イチロー
2位 王貞治
3位 長嶋茂雄
4位 大谷翔平
5位 松井秀喜
6位 落合博満
7位 野村克也
8位 ランディ・バース
9位 金本知憲
10位 内川聖一
11位 秋山翔吾
12位 稲葉篤紀
13位 掛布雅之
14位 菊池涼介
15位 ウォーレン・クロマティ
16位 衣笠祥雄
17位 新庄剛志
18位 阿部慎之助
19位 古田敦也
20位 秋山幸二

投手部門
1位 大谷翔平
2位 野茂英雄
3位 稲尾和久
4位 金田正一
5位 田中将大
6位 江川卓
7位 江夏豊
8位 ダルビッシュ有
9位 上原浩治
10位 桑田真澄
11位 黒田博樹
12位 佐々木主浩
13位 岩瀬仁紀
14位 工藤公康
15位 村田兆治
16位 岩隈久志
17位 斎藤雅樹
18位 伊藤智仁
19位 松坂大輔
20位 山本昌




選挙というと、自分以外のいろんな人が投票しているもの。政治でもアイドルグループでも、「え、この人が」「あれ、あの人は?」と自分の思惑と違う結果が出ることはつきもの。

プロ野球は実績(数字)が目に見える世界でありながらも、どれだけメディアに取り上げられているかが、大きく関わってくることを随所に感じた結果でもありました(アンケート方法や年齢層の割合などは番組では触れられていませんでした)。

野手部門では、広島東洋カープの菊池涼介が14位。
美技4連発が見られました! これは何度でも見ていたい。

打撃ではなく、唯一、守備がピックアップされていたのは、野手部門のなかで、異色といえば異色。ファンにとって、菊池のプレーの素晴らしさが認められていることは直球で嬉しいこと。

古くからのプロ野球ファンの中には、ほかにも凄い守備の選手がいたんだよ。と感じている方も、もしかしたらいるかもしれません。

菊池の守備については、ここ何年かピックアップされることが多いです。菊池の素晴らしさが知れ渡るのは、メディアがよく取り上げてくれていることも大きいはず。
それは、わたしが番組で投票結果を見て感じたことと重なっているんですね。

過去の選手の記録を、今のように鮮明な映像で見る(体験する)ことは難しいかもしれないけれど、現役のみならず、歴代の素晴らしい選手のことを伝えてもらえる機会(番組)が増えると、プロ野球ファンとしては大歓迎です。
(つづく)


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私の中ではランクイン!
号外です!「 ファン1万人がガチで投票!プロ野球総選挙」

2018年1月7日

号外です!「 ファン1万人がガチで投票!プロ野球総選挙」

1月8日(月)19:00〜21:48、テレビ朝日にて、「ファン1万人がガチで投票!プロ野球総選挙」というテレビ番組が放送されます。

野球ファン1万人にアンケートを実施。「野手」「投手」部門で、OB&現役選手ひっくるめ、歴代のスター選手番付が発表されます。
歴代&現役選手の名シーン(貴重映像)もたっぷり紹介されるようです。

あんな人、こんな人、見たい選手や名シーンがいろいろ浮かびます。
最近のところでは、菊池の美技は映るでしょうか? 黒田と新井の涙の抱擁は? さあ、何が出てくるでしょうか。

先ほど(1月7日の夜8時過ぎ)、ひょんなことから、この情報を得ました。これはなんだか楽しみです。しかも、放送は明日。知ることができて、ラッキーな気持ちになりました。

そこで、もうご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、取り急ぎお知らせいたしまーす。



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「プロ野球総選挙2018」現役・OBより選ばれた野手&投手ベスト20は誰だ!
私の中ではランクイン!

2018年1月6日

私的ランキング始めました

ブログのサイドに「よく読まれている記事」を設置しました。

こんなツールがあるからやってみるといいよ。と、人に勧められたのがきっかけでした。

たしかに自分でも、いろんなサイトやブログを見ていて、ランキングで気になる記事を見つけ、読むことが多々あります。楽しそうなので、設置してみました。

どんな記事がよく読まれていたのか知ることが出来て、個人的にも興味深かったです。

今使っているブログサービスは、スマートフォンではサイドバーの内容が表示されないようです。無念です。

スマートフォンでご覧になっている方も多いと思いますので、今の時点での、「毎日カープ」のよく読まれている記事10傑(?)をリストアップします。

ラミレスの采配見ていて考えた(一句)
サヨウナラ〜。
中村くんと新井さん …… 選手の呼び方考
バレンタイン監督は言っていた
勝ちたい気持ちはごまかせない
ドラフトで思い出した豊田泰光さんの名言
野外スタジアムの空気はやっぱりいい
日本と韓国のプロ野球、こんな違いを発見!
カープのファンになったきっかけ1
広島テレビのアナウンサーが追い続けた黒田博樹



ブログを始めたのは、10月10日。レギュラーシーズンが終わった頃でした。ほどなくして横浜DeNAベイスターズとのCSファイナルシリーズが始まったのですが、「よく読まれている記事」の1位と2位は、CSに関する記事でした。

短いブログ歴ですが、あの勝敗のかかった時期には熱気を感じました。それがアクセスにも反映されていて、面白かったです。

興味ある記事がありましたら、よろしかったら、ご覧ください。


〔追記〕
その後、スマートフォンにもサイドバーの内容が表示されるよう、カスタマイズしました。また、「最近よく読まれている記事」に変更しました。




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2018年1月5日

高校野球とプロ野球の大きな違い、実はここ

1月5日、第一生命が、毎年おこなっているアンケート「大人になったらなりたいもの」の調査結果を発表しました。
このアンケートは、全国の保育園・幼稚園児と小学生1100 人を対象に行われたものだそうです。

男の子の1位は「学者・博士」。
学者・博士がトップとなるのは15年ぶり。

2位は「野球選手」。
3位は「サッカー選手」。

昨年まで、「サッカー選手」が7年連続トップ。野球人気がサッカーを上回るのは8年ぶり。プロ野球ファンにとっては、子どもたちが野球選手に憧れてくれるのは素直に嬉しいです。

男の子は、8位に水泳選手もランクイン。
ベスト10内にスポーツ関係が3つ入っています。

女の子の1位は「食べ物屋さん」で、21年連続トップ。
2位は「看護師さん」。
3位は「保育園・幼稚園の先生」。
9位に「ダンサー・バレリーナ」は入っていますが、男の子に比べると、スポーツ系はうんと少なめ。



昨年は、高校野球で清宮幸太郎君が注目されたり、プロ野球は史上最多の観客動員数を記録したり、活気づいていたと見られているようです。

それとは裏腹に、プロ野球の実況中継は、テレビの地上波はおろか、ラジオ中継も減少の傾向にあるというのは、なんとも……。

その点、春と夏の高校野球は、全試合、全放送。日本人にとってはもはや当たり前の光景ですが、これはすごいことかも(試合期間が違うので単純に比較できないとしても)。

2016年〜2017年、カープに在籍していたブレンディン・ヘーゲンズも、日本の高校野球を見て感銘を受けたと話していたことがありました。(こちらをどうぞ)

毎回、経済の発想を取り入れた独特なマンガ世界を見せてくれる、三田紀房さん。高校野球をテーマにした『砂の栄冠』(全25巻、講談社、2010〜2015)は、高校野球が日本特有の文化なんだと新しい視点をもたらしてくれます。面白いです。





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日本と韓国のプロ野球、こんな違いを発見!
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2018年1月4日

新年のお茶の間で、それゆけカープ

1月3日、嵐とゲストチームがゲームで対戦するバラエティ番組、「VS嵐」(フジテレビ)に、カープチームが登場。

この日、出演したのは、新井貴浩、松山竜平、安部友裕、田中広輔、大瀬良大地、薮田和樹の6人。

バラエティ番組を無事つとめあげられますように。と、まるで親戚のような気分で、そわそわと見始める。

ユニフォーム姿って、いいですね。落ち着くわぁ。私服姿だったら、さらにそわそわしてしまいそう。

新井さんはじめ、皆さん、いたってナチュラルな感じで、番組は進みます。
安部はいつものように明るく、新井さんは随所でさりげなく笑いのツボを押さえ(新井レーン)、バラエティらしく番組はつつがなく終わり、そっとリモコンを置きました(百恵さんで)。

考えてみれば、この人たちはいつも、大勢の人に見られる仕事をしている人たちなのだったと終わって気づいたのでありました。

それにしても、ゲーム対戦中、カープチームに得点が入ったら、「やったー!」と手をたたいて喜んでいる自分。ペナントレース中やCS、日本シリーズのときとまったく同じ。

ゴールデンタイムにお茶の間でカープの人たちが見られるとは。幸せ。広島に住む人にはもしかして日常茶飯事なんでしょうか。



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2018年1月3日

新年のごあいさつ

明けましておめでとうございます。

このブログを始めたのは、昨年10月。
せっかく始めるなら、ほぼ毎日に近くUPできるブログを作りたいと思っていたのでした。そのとき、毎日何かしら書けそうな気がしたのが、カープ(野球)のことでした。

ごあいさつ」でもふれたように、2015年のシーズンから、わが家では折にふれカープや野球の話をしていて、日々面白いと感じることがあったからです。

自分でも、カープを応援するようになって(プロ野球を見るようになって)、野球に関する記事やファンの方のブログを読むようになり、いろんな発見を楽しみました。
そんなふうに、もしかしたらどこかで面白がって読んでくださる方がいるかもしれない……と、漠然とよい予感がありました。

今、二つのブログランキングに登録させていただいて、そこで見つけてノックしてくださった方も多いと思うのですが、ほんとうにようこそ。ありがとうございます。
たくさんの方に来ていただいて、カープ&野球ファンの裾野の広さみたいなものを感じています。

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地上波での中継はめっきり少なくなって、表向き野球人気って今どうなの?と思われがちですが、球場に足を運ぶ人は増えている。野球の底力、感じてます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。



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