セ・リーグのCSクライマックスステージ、まさかの阪神ストレート負け。
村上頌樹、髙橋遥人、才木浩人、大竹耕太郎……錚々たるというか、カープにとっての天敵先発陣をもってしても、初戦から3試合連続完封負け(他人事と思えないぞ)。
阪神は、今季カープが苦戦した平良拳太郎、片山皓心らから1点も取れず(なんだ? ここに来てこの親近感)。
DeNAは2024年に続いて、リーグ3位からの日本シリーズ進出。2024年にはソフトバンクに巻き返して4勝2敗で日本一になった下剋上の記憶も新しい。
リーグ優勝と短期決戦の日本シリーズは別もの。そう心得てはいても、2回も忘れ物(リーグ優勝)をしたまま日本シリーズ進出。
DeNAの選手たちも心から喜べるのかなという気はしています。
2024年、DeNAに2勝してから4連敗したソフトバンク。勝った初戦の試合後、小久保監督は「3つ負けられるのが日本シリーズ」と言っていた。
小久保監督の本意とは違ったかもしれないけれど、なんかDeNAを舐めてるな、油断してるなと思われても仕方ない発言だった。
同じ轍は踏まないだろうから、今回は気を引き締めて臨む気がする。試合が始まってみないと、どう転ぶかわからないけど(また下剋上あったりして?)。
『週刊ベースボール』2026年10月12日号で、伊原春樹さんがソフトバンクの強さについて、フラットながらも興味深いことを書いていた。
まぁ、誰しも資金力にものを言わせて戦力を充実させている球団だから、リーグ優勝は当然と思うじゃないですか。
でも、「単純に『戦力が豊富だから強い』と片づけてはいけない」と、伊原さん。お?
「ソフトバンクには、王貞治監督の時代から受け継がれてきた『勝つことへの強い意識』がある」と。
たしかに王さんは「野球はケンカと一緒。勝たなきゃ意味がない」というシンプルな名言を残していた。
また、ソフトバンクでは試合にミスがあった場合、翌日に一軍から四軍まで、そのプレーの映像を見せてチーム内で共有しているそうだ。
「これは非常に大事なことだ。ミスした選手を責めるためではない。同じミスを繰り返さないために、チーム全体で考える」と、伊原さん。
カープは共有できているかしら。個人の反省でとどまっていないかしら。ふと、シーズン中、守備のエラーで落ち込んだ顔をしていた名原典彦を思い出してしまう。
同じ号で、鳥谷敬さんが「昨季に最高出塁率のタイトルを獲得した柳町達選手、実績十分の山川穂高選手、今宮健太選手というベテラン組でさえ、結果を残せなければ容赦なく出番を失ってしまいます。そんな実力史上主義の環境がチーム力を底上げしている」とも。
カープは、昨季首位打者ながら絶不調の小園海斗を長く長く引っ張っていた。
充実した戦力、勝つことへの意識、ミスの共有、実力史上主義……今のカープにないものばっかりやないかーい!
