恒例の「プロ野球珍プレー好プレー大賞2024」が12月5日に放送された(2015年から番組名の頭に「中居正広の」ってついてるんですね)。
一番見たかった「好プレー」は、一番最後。珍プレーもいいけど、好プレーこそプロ野球の醍醐味。何なら全編好プレーでもいい。「熱盛」特集みたいなのが見たい。ごはん何杯でもおかわりできます。
ベスト10のうち、ベスト3以外はほぼワンプレーの映像を紹介して終わり。え〜、もっと見たかった。いいプレーこそ、最高のエンターテイメントなのに、フジテレビめ。
2024年の現役プロ野球選手500人が選んだ守備の達人ベスト10はこちら。
10位 田中幹也(中日)
9位 村林一輝(楽天)
8位 桑原将志(DeNA)
7位 森敬斗(DeNA)
6位 今宮健太(ソフトバンク)
5位 菊池涼介(カープ)
4位 吉川尚輝(巨人)
今宮、菊池、健在です。
3位 万波中正(日ハム)、イチローを彷彿とさせるレーザービームにほれぼれ。
2位 源田壮亮(西武)、無駄な力を感じない軽やかな美しさにうっとり。
はい、ここまで来たらもう決定、やったー!
1位 矢野雅哉(カープ) ドドドン!
菊池も矢野を推していたという栄誉。
ゴールデングラブ賞に続き、矢野、さらに知名度が。12月1日の「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)でも、今年のドラフトでカープが宗山塁を1位指名したことにタカさんは驚いていた。「セ・リーグナンバーワンショートの矢野がいるのに」と。
11月の時点では、「矢野は頑張ったけど、まだレギュラーじゃない」と、二俣翔一とのショート争いを匂わせていた新井さん。(「中国新聞」)
その数日後、矢野はゴールデングラブ賞を獲得。カープは変わりますとか、好き嫌いで起用しないとか、発言を額面通りに受け取れない新井さんなので、どうなるかなと思うが、このショート争いに小園海斗は入っているのだろうか。
プレミア12で、吉川尚輝に代わってセカンドをこなした小園。新鮮な景色だった。小園も二俣も応援しているのでポジション争いが悩ましくも楽しみ。菊池もまだまだ見たい。
来季から背番号が変わる小園と矢野。球団に愛されてる感たっぷりの矢野は、61番から4番へ。
昨オフに「4番がほしい」と志願していたという矢野。早くも希望がかなったんですね。
「(前任者の)小窪さんは選手会長としてチームの中心選手だった。僕もいずれはそういうふうになりたい」(「デイリースポーツ」)
先輩へのリスペクトが伝わってきます。
三連覇のとき、小窪のキャプテンシーというか、名幹事ぶりは聞いていたけれど、プレーヤーとして一番いいときを知らないため、矢野の喜びが伝わりにくい。フォアをゲットしてガッツポーズしているイメージが強くて。ごめんなさい!
51番から5番に変わった小園。球団の矢野に対するものとは若干の温度差を感じたが。1番が合うな〜と思ったが。
「僕がいたときから、(僕の)後につけたいと言ってくれてた」という西川龍馬の言葉を聞いて、そうだったの?! 小園も希望がかなったなら、それはよかったかも。(「中国新聞」)
日本代表(若手の部)に選ばれ、プレミア12決勝の台湾戦に敗れ、さらに自分の力を育てることを強くイメージしている小園。それはチーム内にとどまらず、さらに遠くを見ている気がする。
小窪のようになりたい矢野は、チームの中の自分をイメージしている。
矢野の守備の素晴らしさに拍手しつつも、小園と矢野を同じ立ち位置には考えられないの。