2024年3月17日

小園と田村がもし日本代表に選ばれていなかったら・・・


3月17日、DeNAとのオープン戦(マツダスタジアム)。7回途中、降雨コールドで、2対2。

開幕の対戦相手、おのずと本番を意識してしまう。

九里亜蓮、森下暢仁、床田寛樹、大瀬良大地、ハッチ・・・先発ローテのあと1枠をかけて、アドゥワ誠が先発。1回、満塁を招くも切り抜け、5回1失点。渋いものを見せてくれた。

DeNAは新外国人、ケイが5回無失点。初めましてとは言え(いや、だからこそ?)、カープ、またしても得点力の低さを見せてくれた。


ファームながらも阪神戦で、黒原拓未が5回無失点(こちらも降雨コールド)。

開幕まであとわずか。6人目は誰になるのか、玉村昇悟も交え、悩ましいです。こんな悩みなら大歓迎だぁ。

長いシーズン、いろいろあるだろうから、もし開幕ローテを外れたとしても、外れた選手にはじりじりと出てきて、層を厚くしてほしいです。


今日のスタメン、この期に及んでショート・田中広輔、サード・小園海斗。不測の事態に備え、いろんなパターンを試すというのは昨年から新井さんが言っていることではあるけれど、そうですか、そうですか。

外野は、秋山翔吾(ライト)、野間峻祥(センター)、上本崇司(レフト)。田村俊介は私の中では外野スタメン確定なのだが、適度に休ませているものと思いたい。

なんか、まさか・・・始まるまでちょっとこわいわ〜。


先日も書いたけれど、これからのカープは小園と田村の「コゾ・タノ」を看板選手として売り出してほしいのね(坂倉将吾も入れましょうか)。売り出さずとも、この二人は出てきてくれると思うが。ニョキっとな。

とりわけ、小園と田村は、日本代表に選ばれ、見ている先がさらに遠く高くなった気がする。もちろんチームでのポジション確立あってのことだけど、そこに止まる選手ではないと思う。

井端監督からの評価も高く、とくに20歳の田村は日本代表に選ばれたことで知名度もあがったのでは。あのスイングを見てもらえれば、野球ファンはきっと魅了されるでしょう。


もし、井端監督という「カープの外からの眼・評価」がなかったら、田村の起用が控えめになっていたとか、ありそう。小園をサード起用したりとか(今日はしてたけど)。

よくありますよね。海外で評価されてから、日本でも評価されるようになる逆輸入みたいなパターン。カープの中で、まっとうな評価と選手起用が作動していればいいのだけど、カープ危うい。昨年のようなベテラン重用に偏向していかないか。

小園と田村が日本代表に選ばれたことが、多少なりともカープの選手起用のアンフェアさの歯止めになってくれているのではと、まっとうな評価をしてくれた井端監督にはほんとうに感謝です。

というか、精彩に欠くベテラン・中堅をいまだ重用しているから、昨年も(今年もか?)カープの順位予想が低かったんじゃないかと私は踏んでいる。

2年目の采配、どうなるのか、ハラハラしてます。
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2024年3月15日

ベテラン選手をふるいにかけろ!


3月14日、日ハムとのオープン戦(エスコンフィールド)。4対4で引き分け。

試合前にスタメン見て、これはいったいなぁに? 

1番 秋山翔吾(DH)
2番 田中広輔(サード)
3番 シャイナー(ファースト)
4番 松山竜平(レフト)
5番 菊池涼介(セカンド)
6番 野間峻祥(センター)
7番 田村俊介(ライト)
8番 小園海斗(ショート)
9番 持丸泰輝(キャッチャー)


この日、田村は4打数3安打3打点と、すごかった。そのうちソロホームランが2本。見とれるようなきれいなスイング。9回には同点打を打ち、負けを消した。

3月12日の1戦目では、小園が4打数4安打1打点と目を引く打撃。

小園と田村はカープの看板選手になりますね。いえ、もう看板選手と言いたい。語呂がいいわけじゃないけど、「コゾ・タノ」でどうだ!

そんなチームをリードしている二人が下位打線。え〜。やっぱりベテラン切れないで、昨年の地続きが再現されるんじゃあるまいな。

いや、小園と田村はもう当確。そこで先輩陣の見極め、ふるいにかけるためのスタメンなのでは。というか、そうでも思わないとヤサグレそうなラインアップ。そうでもなければ、若い選手のモチベーションが下がり眉。


もうひとつ、持丸のスタメンマスク。出身地の北海道の球場で、がんばっているところを親御さんたちに見せてあげたいという新井さんの親心から、滝田一希、斉藤優汰ともども、日ハム戦に帯同したわけだけど。

1戦目、途中出場であたふた。これでお役御免かとちょっと思ったのだけど、2戦目でも8回9回にマスクを被る。一度の結果だけで切り捨てず、挽回のチャンスを与えるのはいいと思う。が、そこでも悪送球。

3戦目はスタメン。今日は塹江敦哉とのバッテリーミスでパスボール、1点与えてしまった。


もし北海道でなかったら、この3連戦、新井さんは持丸を起用したのか。

たとえば遠藤淳志が地元近くの遠征先で先発する、というのとちょっと違うと思うのだ。

遠藤のヒーローインタビューで終われたかもしれない試合を、佐々岡さんが愚策でひっくり返した、忘れもしない2022年5月17日の巨人戦(宇都宮清原球場)。


話戻りまして。経験を積ませることはいいこと。まだオープン戦ですし。そうは言っても、もう3月中旬、開幕間近。

選手の活躍を地元で見せてあげたいというはからいは、いい。ただ、持丸は今その段階にある選手なのか?

親心の裏側で、チャンスを奪われた選手がいることを忘れちゃいけないと思う。
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2024年3月14日

大丈夫だ滝田、黒田だって家族の前では・・・


3月13日、日ハムとのオープン戦。1対6で快勝?

大瀬良大地がオープン戦初登板で、3回無失点。今年も會澤翼とのコンビで行くのかしら?

昨年、森下暢仁が5月スタートだったことを思うと、オフの右肘手術後も順調なようで、なによりです。そうは言っても、無理せず3回まで。

前日登板の九里亜蓮は7回と少しを投げた。今の時点で、ここまで長いイニング投げている先発投手、もしかして12球団中、九里しかいないのでは? 開幕投手まっしぐら! タ・フ! ハ・キ!


4回、斉藤優汰が三者凡退。2月のDeNA戦では消えていたオーラが、復活。5回も無失点。

ご家族や高校時代の先生も見にいらしていたそうで、北海道で投げた甲斐あった。プロならどこで投げようと関係ないけれど。その日を待っているぜ。

6回7回も、中﨑翔太、矢崎拓也が無失点リレー。

打線は2回、堂林翔太が先制ホームラン。そして3回、ついに出た、レイノルズが2ラン。ともに注目集める根本悠楓から。

やっぱりホームランて、気持ちいい。長打の少ないカープにはことさら沁みる。昨年は、「デビッドソーン。デビッドダーン(弾)」と叫んでいたことをなつかしく思い出す・・・。


8回と9回、滝田一希がマウンドに。持丸泰輝との北海道バッテリー。持丸は昨日、散々でしたが、挽回のチャンス与えるタイプの新井さん。

滝田、8回を無失点で切り抜けるも、9回、いきなりフォア。持丸の悪送球をはさんで、連続フォア。からの暴投で、1失点。さらにデッドボールも。

2アウト2塁3塁で益田武尚に交代。ここまでオープン戦無失点投球を続けてきた滝田、今日は大乱調(前日の森浦大輔しかり)。

どんな投手でも、そんな日もないことは、ない。今日がたまたまそんな日だっただけかもしれない。


けれど、地元でいいとこをの以前に、大きく乱れてしまった。昨日の持丸も、今日の滝田も。

2016年、黒田博樹が現役最後の登板となった日ハムとの日本シリーズ第3戦。ご家族が見にきていた試合で、黒田はリードしていながら、足にアクシデントが起き、途中降板。その後、黒田の好投も報われず、チームは逆転された。

メジャー移籍する前の楽天時代の田中将大は、兵庫のご両親が宮城の球場にいらしたときに、なかなか勝ちがつかなかったという話を以前聞いたことがある。

たまたまの巡り合わせとしても、エース格の選手ですら、そうそう上手くいかないことも、家族の前でいいシーンを見せられないこともある。

滝田はこの9回を「一生忘れられないイニングになる」と言った。しみます、わさびのように。
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2024年3月13日

気になる新井さんの優しい言葉


3月12日、日ハムとのオープン戦。9回ウラに追いつかれ、4対4で引き分け。

のあ?  7回まで、開幕投手・九里亜蓮が1失点。またしても「開幕にとっておいて〜」と心が叫ぶ順調な調整ぶり。

小園海斗が4打数4安打1打点で、1対4とリード。小園の、この電磁誘導のスイッチが入った感じ、連続して電流が流れている感じ、とてもいいです。

このまま行ってくれー。と、ならないのが野球。さよう、またしても最後にバタバタバタ。ドリフですか。いえ、違います、まったく笑えない結末。


まだシーズン前、7回で投了かと思われた九里は88球。余力もあったからなのか、8回も続投。1アウトとったところで、水野達稀にデッドボール。ここから小さな不穏が積もり積もっていきました。

塹江敦哉に交代。ヒットに、サード・林晃汰の悪送球(出てもうた〜)に、江越大貴へのデッドボールで1失点。

9回森浦大輔がいきなりフォアあり、暴騰に次ぐ暴騰ありで、1失点。セカンド・矢野雅哉の補給ミスも出た後、水野が同点タイムリー。森浦、波が激しい。森浦の暴投を持丸が見失う案件も。


この3連戦にあたって、新井さんは北海道出身の若手3選手の起用を明言していた。ルーキー22歳の滝田一希、2年目19歳の斉藤優汰、5年目22歳の持丸。

オープン戦も、シーズンが始まってからも、選手は入れ替えて試していきたいと言っていた新井さんが有言実行しているだけと言えなくもない。

滝田はオープン戦無失点を続け、開幕1軍生き残りをかけて結果を見せているところ。エスコンフィールドでの試合でなくとも、遠征に参加していただろう。

斉藤は、2月24日の巨人戦で6失点し、これはじっくり2軍で調整と思われた。ただ、また1軍でのチャンスが与えられてもおかしくはない。

持丸も目立った活躍はないが、チャンスが与えられてもおかしくない。


新井さんは3人の起用について、「遠い北海道の地で親も心配していると思う。息子さんは頑張っていますよ、というのを直に見せてあげたい気持ちがある」というメッセージを加えていたのね。(「デイリースポーツ」)

その配慮は一見素晴らしくも思えるが、選手にとっては嬉しいはからいかもしれないが、部活動じゃないんだから。ここは教育機関じゃないんだから、と思う。

「出身地だから」という甘やかな響きに、プロとしての生ぬるさに違和感。


それでも、開幕前のテスト期間。これをチャンスに、斉藤や持丸がいいプレーを見せてくれたらと希望を持たないわけではない。

この日は、持丸は、リードや守備面、打撃でも代打で併殺と、親心は裏目に。いいところを見せられなかった。持丸にとってはこれも経験の一つだけど、出直しじゃ〜。

2戦目の今日は、どうなるでしょうか。
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2024年3月10日

カープの居心地


3月10日、中日とのオープン戦は、0対3。またも完封負け。中日との3連戦、1勝も出来ず。

阪神は今のところ、オープン戦は9戦9敗。かと言って、たじろぐことなかれ。だって、オープン戦は、オープン戦。シーズンとは別物。

始まってみないとわからないけど、阪神は大丈夫な気にさせてくれる。でもカープの場合、点がとれへ〜ん。のは、昨年からの地続き。小園海斗、田村俊介、正捕手2年目の坂倉将吾には期待したいが、チームの課題は解決されないまま。

今日はシャイナーが19打席目にして初安打。お、おめでとう。


『プレジデント』(2024年3/15号
)に、ユニクロの柳井正さんと、ラクビー日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんの対談が。スポーツジャーナリストの生島淳さんが司会をし、原稿をまとめたとラジオで話してました。(「まとめて!土曜日」TBSラジオ、3月2日)

 

対談の最後、生島さんは柳井さんに「リーダーでい続けることって、どういう感じなんですか?」と聞いたそうだ。

すると、「リーダーは居心地悪いですよ。居心地いいことなんてないでしょう」という言葉が返ってきたという。

そして、エディさんは「居心地をよくしたらダメだ、選手がそこに安住してしまう」と。


この言葉を聞いたとき、一部の選手たちにとって、居心地よさそうに見える=生ぬるい状況だった昨年のカープがすぐ浮かんだ。

野間峻祥や上本崇司、田中広輔、會澤翼らは、他球団にいたら、ここまで重用されるのかなと思わされた。


先日の欧州代表戦。金丸夢斗(関西大学)と中村優斗(愛知工業大)の無失点リレーで始まった3月7日の第2戦。西川史礁(青山学院大学)も守備で完全試合をサポートするファイプレーを見せた。

井端監督の「これから」を見据えた大学生の起用は、プロの選手にも刺激を与えた。

あの代表戦で感じた心地よいヒリヒリ感、野間や上本からは感じられない(田中にはまだヒリヒリしたものを感じるが。もうスタメンを飾る選手ではないと思うけど)。


昨年の話ではないけれど、2022年に現役を引退した白濱裕太がほぼ2軍専門のポジションで長くチームに在籍していたこと、チームや一部のファンから暖かく見守られていたことは、まだカープファンとして年数の浅い私には驚きだった。これって、プロの世界なの?って。

「開幕してからもいろんな選手にチャンスをあげたい」と新井さんは言っているけれど、また昨年みたいに「優先席」を用意される選手がいないか、引き続き警戒中です。

競争のないチームは、優遇されない(=結果を出してもチャンスを与えられない)選手にとっては、別の意味で居心地悪い。
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2024年3月8日

なぜ井端JAPANは楽しく、カープはつまらないのか


3月7日、日本vs.欧州代表戦(京セラドーム)は0対2で、日本が完封リレー。どころか、1人のランナーも出さない完全試合。

金丸夢斗(関西大学)が1回2回を、中村優斗(愛知工業大)が3回を投げて、ゼロ封スタート。これは確実に、後に続くプロ選手にプレッシャーを与えたはず。

プロ選手の中にいて何の違和感もない。金丸の凛々しい面構えは田村俊介と重なるものが。


1戦目で鮮烈な打撃を見せた西川史礁が、スタメンで1番。この日の打席は内野安打にとどまったけれど、7回にはセンター守備でダイビングキャーッチ。今日も盛りたてた。隅田知一郎も両手を上げて賞賛。隅田のテンポいい投球もよかった。

野球ってやっぱりいいなと余韻にひたった2日間。なんでこんなに今回の日本代表戦が楽しかったのか、じわじわ湧き上がってくるものがあった。

今回、井端監督が日本代表を若手中心にし、大学生4人を選んだのは、2026年のWBC、2028年のロサンゼルス五輪を見すえてのこと。「勝つ」ことだけを目的にしていたら、もっとほかの選択もあったはず。


逆に、大学生の活躍が目立ち、大学生旋風が起きた。プロだけに指定席が与えられていないこの選択、とってもいいなと思った。

高校からJリーグのチームまでもが一緒に戦うサッカーの天皇杯みたい。すっごく風通しいいと思った。

野球にもこんな大会があればいいと思うけれど、「まんがいちプロがアマに負けるようなことがあればプロの沽券にかかわる」と、NPBは絶対やろうとしないだろう。やれば面白いのに。

ジャイアントキリングがあれば、球界全体が盛り上がるし、アマのモチベーションもさらに上がるだろうに。今回の日本代表、レベルの高い大学生が選ばれたことで、逆にプロ選手のモチベーションをも上げたと思うが。


これは井端監督の功績。ほかの人だったら、こんな発想を持てたかどうか。

「監督」とは、director。directionする人。方向を決める人。誰を選んで、どんな野球をしていくかを決めるのは、監督によってさまざま。

井端監督には「これから」の球界への展望があった。それに応えた選手たちともども、素晴らしいと思った。


この余韻の中、今日はカープのオープン戦。中日に4対0と完封され、現実に引き戻されました(日本代表も、2戦目は貧打ではあったのだけど)。

代表戦に出ていた坂倉将吾、小園海斗、田村俊介ら主力が不在だったこともあったのか、野間峻祥、上本崇司、會澤翼らがスタメンに。

「競争は続く」と新井さんは言うけれど、昨年のような過去の実績重視の選手起用に逆戻りしないか、警戒している。


いえ、ベテラン・中堅勢がいいプレーを見せてくれていたら、別に問題ないです。そうでもないのに指定席を与えられた日には。

野手で実績を認められるのは秋山翔吾と菊池涼介くらいだと思うけれど。會澤はここ数年は振るわないし、野間や上本も十分とは言えないと思うのだが。

井端監督の方針(選手起用)が目の覚めるようなものだっただけに、また曇天みたいな気持ちにさせられるんじゃないかどうか、ちょっと心配。
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2024年3月7日

カープから5人の欧州代表戦、青学の西川に持ってかれました


3月6日、日本vs.欧州代表戦(京セラドーム)、5対0。日本が完封勝ち。

日本と欧州では野球人口(普及度)が違う。今回の大会規定ではコールドゲームはなし。だけど、それレベルの試合になるかと思っていたが、欧州代表を軽く見るなかれ(自分に言ってます)。

11月のアジアチャンピオンシップに近い、若手主体の構成。日本のベストメンバーだったら、また別の結果になったのかどうか。


坂倉将吾がスタメンマスク。ショートは源田壮亮。源田をはさんで、次世代ショートの小園海斗はセカンド、紅林弘太郎がサード。

源田、マシン相手じゃないのに、ボールがグラブにスッと収まるように無駄のないキャッチ。守備面での源田の壁は高いですね。それを上回る打撃で追い越してほしいぞ、小園。

2番・小園。走者1塁で、初球はバント失敗(2球目からはヒッティング)。これはサインだったのか? だとしたら小園にバントさせるなんて(カープか~)と、ちょっと肩透かしをくらった気分に。

その後、近藤健介、村上宗隆のWBC組の連打で流れるように1点。代表初出場の紅林がもう1点。紅林は守備でも見せて、アピール度高かった。近藤は5回にも2点タイムリー、格の違いを感じました。


この日、野手で目を引いたのは、5回、代走で途中出場した青学の西川史礁。6回には守備でも魅せて、そのウラの初打席、初球を振りぬいてタイムリー。8回にも、またまた思い切りのいいスイングでヒット。

6回、2アウト満塁で、持ってる森下翔太に初打席がまわってきた。だがしかし、セカンドゴロ。今日は西川に持ってかれた感が。

これはドラフトの目玉になりますね。常廣羽也斗に続いて、うちにこないか? あ、外野は渋滞? いえ、秋山翔吾や野間峻祥に指定席を与えることはないと思う。

7回に打席に立ったチーム最年少の田村俊介も、雰囲気、面構えともに、やっぱりいい。空振りになったけど、初球のスイングもよかった。でも、西川は当てちゃうのね。

井端監督と源田も絶賛の宗山塁の面構えもいいですね。当日、骨折が発覚して出場はなかったけれど、見てみたかったです。


投手では、宮城大弥と山下舜平大のオリックス勢が存在感。

山下のドスンと重い球。坂倉がキャッチできていて、ホッ(どんな心配?)。でもまだ坂倉が、大谷翔平や佐々木朗希の球を受けているイメージがわかない(がんばれ)。

森下暢仁が5回に登板。いきなり2塁打うたれとるがな〜。でも、打たれても、走者を塁に出しても点を与えないのが森下。

森下には代表が似合う。でも、今後も選ばれるには抜きん出た結果がほしい。1年目の突き抜け感がその後なく、ずっともどかしいものが。投球テンポも、もっとよくなるといいのに。宮城のテンポのよさが際立っていただけに。


9回は、栗林良吏。帰ってきた、栗林。が、こっちもいきなり2塁打。エンカルナシオが走塁中ころんでアウトになったが、次の打者にもヒット。連打されとるやないかーい。で、フォアボールと。まだ調整中の香りがプンプカ。

そこからギアをあげて連続三振。森下同様、点を取られないことが大事。でも、ともに代表力はそんなに強くないような。

次のWBCやオリンピックに向けて、若手を育てる展望ありきの井端監督の方針、とってもいいです(カープも見習おう)。今晩も楽しみ。

ケガなく終わることが一番の目標のこの代表戦。WBC代表でもあったチェコのシュナイダーが3回、投球直後にうずくまるシーンが。遠くまで来てくれて、いい投球を見せてくれていたのに。大事に至りませんように。
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