2026年3月4日

新井さんと會澤もたたかっていた……カープファンにも読んでほしい『労組日本プロ野球選手会をつくった男たち』

昨日、ご紹介した、木村元彦さんの『労組日本プロ野球選手会をつくった男たち』。


カープにまつわる人たちも随所に出てきます。

労組としての「日本プロ野球選手会」ができる過程で、選手たちの活動を支えてきた長嶋憲一さんという弁護士がいるのですが、中畑清さんに長嶋さんを紹介してくれたのは、カープの顧問弁護士だったとか。

広島で試合があった後、飲みながら中畑さんが山本浩二さんに組合についての相談をしたとき、浩二さんが球団の顧問弁士につなげてくれたのがきっかけだったそう。

こんなふうにシーズン中も、中畑さんは労組立ち上げのため、各チームの選手たちと水面下でコミュニケーションをとって動いていたんです。


さてさて、この本の最後を飾るのが、8章の新井さんと、9章の會澤翼。

2008年から4年間、7代目選手会会長をつとめた新井さん
2013年、東日本大震災が起こったとき、セ・リーグの開幕を遅らせるべきではと、文科省まで巻き込んで、コミッショナーやNPB、読売グループとたたかって、交渉し、実現させた

2008年、選手会長を退任するとき、次を新井さんに託した宮本慎也さん。北京五輪でも一緒にプレーする中で、新井さんの誠実さを認めるようになったといいます。

「彼は頭もいいんですけど、何より『こいつは損得で動かないな』という性格の部分ですね。(略)新井は正しいと思ったところには、思い切って突っ込んでいける人です」

おぉぉぉ。現役引退した新井さんが解説の仕事をしていたとき、野球のこと、打撃のことをわかりやすく話してくれていて、知的な感じがしてちょっとびっくりしたことが。その頭のよさを、采配に活かしてもらえまいか~。

新井さんは、2013年WBCのとき、主催者の米国側が代表チームのスポンサーからの収益を自分たちのものにしていることを問題視して、改善されるよう、たたかってもいた。


新井さんの恩師である佛圓弘修さんが語る小学校時代のエピソードは泣けてきます。クラスの男の子がからかわれそうな空気になると、新井さんはすっとんでいってその子の手をつないで守ってあげていた。

新井さんが転校することになってお別れ会を開いたとき、その子は「行かないで!」と新井さんの胸に顔をうずめて号泣して、クラスの仲間もそれを見てもらい泣きしていたという。

そんな心優しい新井さんには、ある意味、選手をきるのが仕事という監督は向いてないんじゃないかと心配になってしまった。

監督4年目を迎えて、「結果を出した選手を起用する」と公言した新井さんだが、実はとても無理をしているんじゃないかと(監督としては当たり前の仕事ですが)。

選手会長としての行動を見ていると、ベンチで采配するより、むしろフロントで球団をよくする仕事が向いているのではとも思ってしまう(そんな素敵な方向を現オーナーは考えもいないだろうけど)。


最後の9章では、2025年オフまでの4年間、10代目の選手会会長をつとめた會澤が登場。會澤もまた、9代目炭谷銀仁朗から、「後を託したい」とオファーを受けての就任だった。

「現役ドラフト」の導入に力を尽くした會澤。NPBが2025年でやめることにしたトライアウトも、選手たちの「続けてほしい」という希望をすくいあげて、選手会主催として続行することに。

選手が選手としてプレーできるよう、そのことへの心配りが伝わってきます。

「これからは会長にも何かメリットがある制度がつくれないかとも考えています。完全に無報酬なのでね。僕はいいのですが、次の会長からは何か報われてほしいとも思います」とも。総長~。


「あとがき」では、すべての選手会長に取材できなかった無念さをにじませつつ(それはすごいボリュームになってしまいますから)、4代目会長の正田耕三さんのグッとくる言葉も紹介されています。

球団経営者の利益が優先されてきたプロ野球の歴史と、現場の選手たちが自分たちの権利を獲得するために行動した歴史。

まだ今も、選手ファーストと言えない状況はあると思いますが、日々のプレーだけでも十分に大変な中、選手会を支えた選手たちにリスペクトしたくなる、知っておいてほしくなるエピソードが、ここには書ききれないほどたくさんつまった1冊です。よろしければ、ぜひ!
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2026年3月3日

野球ファンにぜひ読んでほしい本、『労組日本プロ野球選手会をつくった男たち』


1月にご紹介した、木村元彦さんの『労組日本プロ野球選手会をつくった男たち』。


もともと、ラジオで聴いた木村さんへのインタビューがとても面白く、読み始めたのですが(「武田砂鉄 ラジオマガジン」文化放送、12月29日)、プロ野球ファンにも、そうでない方にも、知っておいてほしくなることがたくさん書かれていました。

選手会長をつとめたことのある、新井さんや會澤翼にも取材して書かれた章があるので、ぜひカープファンのみなさんにも読んでほしいです。

本を読んで知ったことはたくさんあって書ききれないほどですが、こちらこちらのブログ記事にて、木村さんがラジオで語ってくださっていたとき、グッときたいくつかについて触れていますので、よろしければ読んでいただけたら嬉しいです。


そもそも、プロ野球の労組ができたのが、1985年だったということに驚いた。

若い方からすると随分昔のことと思われるかもしれないけれど、長嶋茂雄さんや王貞治さんが現役で活躍されていたときには、まだ選手たちが自分たちの権利について、NPB(球団やオーナー)について、何も言えない状況だったことに驚いた。

労組を立ち上げる中心人物となったのが中畑清さん。

2016年1月、栗山英樹さんが野球殿堂入りしたとき、「サンデーモーニング」で、中畑さんが落合博満さんに「俺も選ばれないかな?」と、冗談めかしてあの人懐っこい笑顔で聞いていた。


落合さんには「名前は挙がってないね」とすげなく返されたいたけれど、中畑さんが労組を立ち上げるためにしてきたことはもっと知られて、もっと評価されていいことなのではないかと強く思ってしまう。

木村さんによると、メジャーで劇的に選手の待遇を改善させることになる労組を立ち上げたのは、マービン・ミラーという労働活動家。しかし、日本では、現役の選手たちだった。

ただでさえ競争の厳しいプレーの世界に身を置きながら、無償に近い形で、選手たちの権利を向上させるために力を尽くしてきた選手たちがいること、ぜひ知ってほしいです。


ラジオで砂鉄さんが語っていたように、こ
の本
を読むと、選手のイメージがガラッと変わります。グラウンド外でどういうアプローチをしてきたかっていうのがよくわかります。

中畑さんら、立ち上げに関わった選手へのリスペクトの気持ち、もっと大きくなると思います。古田敦也さんや田尾安志さんのことも。

一方で、NPBを牛耳っていた巨人の元オーナー・渡邉恒雄や、現楽天のオーナー・三木谷浩史らの、現場へのリスペクトのなさにも、むかっ腹立ちます(さん付けする気にはとてもなれない)。

ここから話の本丸、新井さんや會澤について書こうと思いましたが、長くなりそうなので、次回必ずや(WBCや開幕でわんわんする前に)。

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2026年2月27日

久々の森下語録……オフのカープ気になるあれこれ


む? 気がつけば来週からWBCが始まるやないかーい。3月5日開幕。2月27日、今夜は日本代表と中日の試合中継もあるのね。

しかし、大谷翔平が帰国というか来日して、とたん温度が2℃くらい上がったような。スターどころか、スーパースター感がすごいです。

今日も、大谷がバンテリンドームに到着するのを待つファンの姿がずっと映し出されていた、昼の番組で。またしばらく大谷一色の報道の日々がやってきますな。


あまり日本代表もカープのこともまだ深追いしていない「開幕が本番派」の私なのですけれど、小園海斗の影が薄くない?

大谷とロッカーという空間で一緒にいること自体が普通じゃない感覚。(「スポニチ」)

「憧れるのはやめましょう」とは、なかなかいかないかも。そら憧れる。でも、がんばれ、小園。


ドラ1平川蓮が実践で安打を重ねている。打てないより、打てた方がもちろんいい。でも相手ピッチャーもまだ調整中。オープン戦と開幕は別物。本気出してくる開幕でどれだけ打てるか。

スイッチヒッターの平川。左打席のときは、大谷翔平、佐藤輝明、近本光司、村上宗隆ら、いろんな人のフォームのマネをして、ミックス。右打席のときは、ジャッジ、岡本和真、山田哲人ら。頭の中がオールスター。いや、フォームだから体の中か。

なんか平川、イメージ豊かで面白そう。(「スポニチ」)


平川のひとつ前のドラ1佐々木泰に、もう応援歌ができたんですね。2年目でもう? そんなに早く?(「デイリースポーツ」)

期待の表れというか、球団の寵愛を受けている香りがちょっと漂ってくる。要注意です(球団に)。佐々木は何も悪くなーい、のに。

平川はまだ開幕デビュー前、佐々木はケガが多かったイメージ。ともにまだ様子見の二人だけど、応援したくなるような活躍をしてくれたら幸いです。


このオフから、先発転向お試し中だった、辻大雅。リリーフに専念することが決まった。(「デイリースポーツ」)

辻はリリーフがいい! と思っていたので(素人が勝手に)、スッキリしました。でも、先発挑戦もいい経験になったはず。期待しています!


久しぶりに森下暢仁語録をメモメモ。

『チームのために』とか、どうしたいとかはない。一人一人がプロの世界でやっているので。みんながそれぞれやらないといけないと思う。結果がついてくれば、いいチームになっていくと思うので。本当にみんなが結果を残そうと考えてやれたら、それでいいんじゃないかなと思っています」(「デイリースポーツ」)

「チームのために」とか「日本のために」というアスリートの言葉を聞くたび、居心地悪かった。「恩返しをしたい」も。

それはそのアスリートにしかわからない心情かもしれないけれどそんなことより自分のために存分にやってもらえたらいい、と。

昨年、森下がチームをひっぱる存在になることを期待して、新井さんは森下を開幕投手に指名。野球は団体競技、自分ひとりでままならぬことも多いけれど、それくらい突き放した言い方の方が森下にはしっくりくる。今年はよい結果がついてくることを願って……。
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2026年2月25日

羽月、契約解除……選手名鑑からはすでに消えていた


球団が、2月24日に羽月隆太郎との契約を解除したと発表。

1月27日、指定薬物エトミデートの使用疑いで逮捕され、2月17日に起訴された羽月。そら、契約解除になります。

カープに限らず、世のいろんな事件を目にするたび、なんとか回避できなかったのかと思ってしまう。時間が巻き戻せたら……と。

しかし、すでに羽月が起こしてしまったことなので。羽月ひとりで済むことなのかどうかも、まだわかりません。

今季はいっそうレギュラー獲りを期待されていたのに。キャリアハイだった昨季の盗塁数も打率も、今年さらに積み上げていってほしかったのに、なにしてくれよう?


新井さんは「監督として非常に責任を感じております。また、シーズン開幕を前にこのような事態となり、ファンの皆さまにご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。チーム全体で改めて事の重大さを自覚し、信頼回復に努めてまいります」と、コメント。(「デイリースポーツ」)

羽月逮捕の報道があったときの新井さんのコメントを聞いたときにも思ったことだけれど、新井さん個人が責任を感じる必要はないと思っている。

球団ともども、カープベンチも、選手も、いいプレーを見せて、ファンを喜ばせてほしい、それだけ。


羽月の契約解除のニュースを聞いて、ふと思いたって、先日買ったプロ野球選手名鑑(『週刊ベースボール』の2月増刊号版)を見てみた。



4度見したが、羽月は……羽月は、おらへーん。

名鑑が出たころ(編集・印刷・製本されていたころ)、まだ契約解除には至っていなかったが、逮捕のニュースを受けた段階で、急きょ、載せない判断・手配をしたのでしょうね。

ほんとうにいなくなってしまった。あほんだらー。


ところで今、家族が漫画『バクマン。』を読み返していて、久しぶりにこの漫画についてあれこれ話している。



読者アンケートの結果がくっきり反映される『週刊少年ジャンプ』の現場を描いたことも、今までになかった漫画。

人気のない作品は巻末にじりじりと置かれていくというシビアな世界ではあるけれど、出版社や編集者の意向だけで決まらない世界は、ある意味フラット。


今季から「結果を出した選手を起用する」と明言している新井さん。3周まわって、ようやくまともにチーム内競争が始まる……か? 

「フラットな選手起用を」と見ている側は簡単に言うけれど、その場の中にいると、判断が難しいこともありそう。だけど、貫いて。よい結果が出てほしいです。
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2026年2月23日

栗林と二俣の新鮮バッテリー、吉井さんの金言にものすごく納得


2月23日、ヤクルトとのオープン戦、栗林良吏が先発。開幕投手もローテもまだ決まっていないカープだけど、栗林が先発する試合は俄然見たくなりますね。開幕してからの楽しみにとっておこう。

栗林は2回無失点。試合は4対1で負け。8回、斉藤優汰がフォア4コも出して途中交代したとか(ハ?)。

内外野から捕手まで、究極のユーティリティプレーヤー・二俣翔一が今日はスタメンマスクでフル出場。二俣の捕手、どんな感じなんだろう……。これも開幕してからの楽しみにとっておこう……。


昨季、坂倉将吾の肩の弱さをこれまで以上に見せつけられたカープベンチからすると、二俣の肩に期待する気持ちはわからんでもない(安易な気もしないでもないが)。

でも捕手って、各チームの打者のデータを頭に入れておかなくてはならないんですよね、里崎智也さんによると。

捕手って、付け焼刃で出来るポジションなの? 素朴な質問。二俣の出場機会を増やしてあげたい気持ちもあるんだろうけど、本気でこれから育てていく気があるの?


WBC日本代表はソフトバンク戦で、4対0と完封負け。あれ? サポートメンバーで参加している佐藤柳之介が8回に3ラン浴びてるやないかーい。

しかし、今日も中継を少し見ただけ。昨季、シーズン最後に見たドジャースとブルージェイズのワールドシリーズの余韻がまだ脳に残っているので、調整中の練習試合を見るのには温度差ありすぎた。

これからですから。日本代表がお金を払って見たくなる試合をしてくれるのは。


解説は槙原寛己さんと、ロッテの監督を辞任してフリーになった吉井理人さん。元メジャーリーガーで、前回のWBCの投手コーチ。3月のWBCの解説ではひっぱりだこになりそうですね。面白い解説が聞けそうで楽しみ。

ところで、2月22日の「サンデーモーニング」で、吉井さんが他の人が言わないことを言っていて面白かった。

不慣れなこともあって日本のバッテリーが手間取りそうな、WBCでも採用されるピッチコム。

日本では、キャッチャーがリードして、ピッチャーが基本それに従う形になっているけれど、アメリカでは逆なんだそうです。

吉井さん曰く、これは野村克也さんの影響ではないか、と。なるほど、なるほど。そうかも?!


「本来ピッチャー主導でないとダメなんです。ピッチャーが自分の投げたい球を気持ちよく投げた方が抑える確率高くなるので」(「スポーツ報知」)

私も、捕手まかせに見える投手の投球には違和感があったので、ものすごく納得。

黒田博樹が自分で配球について考え工夫していたことは、『クオリティピッチング』(ベストセラーズ、2013)にも書かれていた。


2015年から2年間、カープに復帰した黒田。登板前に分厚い資料を持って歩いている黒田に、「その資料は何ですか」と素朴な質問をした当時の大瀬良大地。(『Number』2016年10月6日号)。


黒田は、対戦相手とのデータを自分で記録していて、「自分の持ち球と打者の特徴を考えて配球している」と大瀬良に説明したそうです。

その話を聞いて、大瀬良はそれまで自分で記録をとって分析せずに投げていたのかと逆に驚いたのだが。

森下暢仁も、もっと會澤翼のサインにブンブン首振って、1年目のときみたいに捕手をリードするくらいグイグイとテンポよく投げればいいのにと、もどかしく思ったことも何度もあった。日本の野球も変わっていかないと。

そうすれば、二俣の捕手もさらに現実的になるかも?
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2026年2月22日

ものおじしない小園と阪神森下だが……


体調崩して、ゆっくり過ごしている間に、オープン戦が始まってるやないかーい。昨日はDeNAに7対5で負け、今日は日ハムに1対7で勝っていた。

2試合ともチーム2桁安打。ドラ1の平川蓮やドラ3の勝田成が打っている話は目にして、おっと思いつつ、でもまだオープン戦。

開幕したら約6か月間、野球の日々を送ることになると思うので(おそらくカープから心が離れなければ)、今はまだ温存中。遠くから見るので十分。毎年、こんなスタンスでいます。


今日は、WBC日本代表がソフトバンクと壮行試合。

テレビ中継があったので、途中から少し見る。小園海斗はどこだ~。あ、ベンチにいた。

のびのびチームメイトと会話。いつかのオールスターでもDeNAのオースティンらと楽しそうになにか話してたし、そういうものおじしない可愛いらしさは小園の持ち味(と思う)。

大谷翔平が合流したら、小園はどんな感じになるのかな。ギラギラしてもいいからね。


ショートスタメンは源田壮亮だった。好守備で併殺とってるシーンを目撃。やっぱり安心感ある。しかも、あら? 2打席2安打とアピール。

小園は4回からショートの守備に。打球が飛んできてほしいような、きてほしくないような、両方の気持ちに。WBC本番ではいっそうドキドキハラハラしながら、小園の守備を見ることになるんだろう(試合に出られたとしたら)。

ちなみに打つ方は、サードゴロとライトフライ。いいさ、いいさ。まだ本番じゃない。


と言いたいが、佐藤輝明が3安打5打点、森下翔太が2安打5打点。くぅ。バカスカ調子のよさを見せていた。

これが本番で発揮されるかどうかわからないとしても、森下はどの試合でも打ちそうな雰囲気がある。

見られてこそ力を発揮しそうな感じがプロ向きとも言える。このものおじのしなさ、なんか悔しいな(誉め言葉です!)。


降雨のため試合は7回で終了。ソフトバンクなら相手に不足はないんじゃない? と思っていたが、3対13で日本代表が圧勝。でも、こちらもオープン戦同様、両チームとも本番ではないので。

とも言ってられないか。3月5日からWBCが開幕。リーグ戦の前に野球漬けになりそうな日々がまたやってくる!
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2026年2月19日

巨人は2年連続ランク外、radikoランキングから見える阪神・中日との温度差


2025年の「radikoで聴かれた番組ランキング」が発表された。

リアルタイムでも、タイムフリーでも、ラジオを愛聴している者には、毎年興味津々のランキング。日頃聴いてる(応援している)番組がランクインしていると、やっぱり嬉しい。

このランキング、在京エリア、在阪エリア、中部エリアの3つで発表されてます。そこで気になるのがプロ野球の実況中継番組。

在京エリアでは、2023年のトップだった「ショウアップナイター」(ニッポン放送)が、2024年にはランク外。今年も……2年連続ランク外。シュゥゥゥゥ。


ならば、在阪エリアはどうだ!

「ABCフレッシュアップベースボール」(ABCラジオ)が2位、「タイガース全力応援宣言 MBSベースボールパーク」(MBSラジオ)が3位。

そらそうだ。阪神、リーグ優勝しましたもん!


それじゃぁ、中部エリアはどうだ!

「ガッツナイター」(TOKAI RADIO)が1位、「CBC ドラゴンズナイター」(CBCラジオ)が6位。

中日は観客客も増え、順位のわりには盛り上がっていると聞きますが、地元愛が伝わってきていいですね。今年は4位に浮上しましたしね(どこぞの球団が5位に低迷しましたので)。

在阪・中部エリアは、2つの放送局が1つのチームそれぞれ実況中継しているというところが、地元の野球人気の高さというか、野球文化を感じさせてくれていいなと思ってしまいます(ちなみに在京エリアでは、西武戦を中心に中継している文化放送の「ライオンズナイター」もあります)。


「ショウアップナイター」は主に巨人戦を中継している番組。配信も増え、野球観戦の媒体の選択肢が増えた昨今、ラジオ以外で観戦している方も多いだろうけれど、それは在阪エリアも中部エリアもおそらく同じ。

巨人は地上波放送も平日はほぼなくなり、ラジオでもランク外。それだけで一概に巨人人気が落ちてるとは言い切れないが、プロ野球人気の低迷と重なって見えて、寂しいですね。最近の巨人は迷走している感じがあるし(どこぞのチームもだが)。

もちろん歴史ある球団だけど、メディアも当事者も巨人を特別視しているように見えて、そんなに好きではないけれど。


遠征も多く、人員コストもかかるプロ野球中継。それでも、ニッポン放送の檜原麻希社長は2024年の定例記者会見で、「できる限りプロ野球中継を続けていきたい」と語ってくださっていました。ありがとう、ありがとう。(「デイリースポーツ」)

選手の表情まで見てとれる映像の臨場感はたまらないものがありますが、「ラジオで野球」のレトロな味わいも好きです。

カープも地元放送局(RCC)がどの地域に遠征しても必ず放送してくれるという意気ごみがあって素晴らしい。解説者がみな発見ある面白い解説をしてくれているかはさておいて。
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