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2021年3月20日

大瀬良大地のかもしだす空気がなんかもう別次元


3月19日、いよいよ開幕まで1週間。本番に向けて仕上げにかかる最後のオープン戦3連戦。その対戦相手がソフトバンクというのは、いい。

力の差を見せつけられるとしても、レベルの高いチームと引き締まった試合ができる方が、いい。

今年の日本シリーズに備え、やっていこうじゃありませんか(大口たたけるのも開幕前だけの特権だぁ。あれ、空気がうすら寒い?)。

この日は、どのチームもほぼ開幕投手が勢ぞろい。カープは大瀬良大地、ソフトバンクは石川柊太。両投手とも素晴らしかった。


大瀬良には、一年一年重ねるごとに、エースの貫禄というか、余裕のようなもの、感じます。

「徳」を積んでいそうな空気をまとっているというか。これはちょっと、なかなか稀有なタイプでは。

たとえば、阪神の西勇輝がたとえ(カープにとって)打たれないピッチングを繰り出すエースだとしても、時おり見せるあのなんか人を小ばかにしたような表情を見ると、カープのエースが大瀬良でよかったと、つくづく思う。

開幕戦で対戦する中日の福谷浩司もいいピッチングを見せていたようなので、これはもうどんな展開になるか、投手戦に注目する分にはかなりと楽しみです。


ということは、一方、福谷を打てていないープ打線を視点に置くと(打ててないのは福谷だけじゃぁないが!)、どんな展開になるか容易に予想がつき、先が思いやられます。

野球は個人競技じゃないから。いくら投手がいい投球をしたとしても、それで点数つくわけじゃないから。点をとれないと勝てないから。

大瀬良や九里、森下ら先発陣が充実した投球を見せてくれるたび、手放しで喜べないところがなんとも。投手が試合を台無しにする試合もありますから、お互いさまとはいえ。

クロンが打点を1点あげてくれたのは、よかった。


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「完封負けだけはやめて」が今年の最低限のお願い

2018年11月4日

日本シリーズ第6戦、完敗。ホークスとの力の差は歴然


11月3日、日本シリーズ、ソフトバンクとの第6戦(マツダスタジアム)。0対2で完敗。

ジョンソン、一岡竜司、フランソワ、鈴木誠也はいつもの力を見せてくれていた。それ以外は元気がないというか、犠打を決められなかった菊池涼介にいたっては負のオーラが出ていたというか。

緒方監督は「勝つチャンスは十分にあった。力の差は感じていない」と試合終了後に答えていたようです(「日刊スポーツ」)。

選手への敬意もあるだろうし、監督としての立場上、力の差を公言することはできなかっただろうし、それはあえて言わなくていいこととも思うけれど(誰が見ても力の差ははっきりあったし)。もし本当にそう感じているのだとしたら、何を見ていたんだと誤解されても仕方ない言葉。

鈴木誠也が「完敗だった」「みんな課題は分かった」(「スポニチ」)と語った言葉の方が、実際の戦いの場にいた人としての実感がこもっている。



この日、カープは二度の盗塁失敗。もう意地になってるとさえ思えるベンチの悪いムードも漂ってくる。

6連続で盗塁阻止をしたホークスの甲斐拓也がシリーズのMVPに選ばれたことは画期的。

逆にカープの捕手の肩の弱さは織り込み済みだと思うのだが、ホークスはシリーズ中、いちども盗塁、しかけてきませんでしたね。

しかし、4回にはホークスにスクイズを決められる。カープがやるべきことをホークスがやっている。パワーがありながら、緻密さも兼ね備えている。

いえ、昨年、一昨年は、次の塁を常に狙う工夫が見えていたけれど、今年はレギュラーシーズンを通しても、その意識(行動)があまり見られなかった。



シリーズが始まる前、ホークスのワンサイドゲームになるのではと思っていました。しかし、第1戦、第2戦……と善戦したカープを見て、あ。もしかしたら、行けなくはないかも? と期待がふくらんでしまった。

今年のサッカーW杯で、日本代表が予選リーグを突破したときみたいに。決勝リーグのベルギー戦で2点先制したときみたいに。

しかし、僅差は一見、互角かと思わせるけれど、それをものにできないのは結局は「弱い」ということ。

(でも、サッカー文化の浅い日本はいつまでたっても世界に勝てないと決めつけているわけではありません。10月16日のキリンチャレンジカップでのウルグアイ戦で、南野、中島、堂安ら、これまでとは次元の違うプレーをする選手たちを見て、日本のサッカーに未来を感じています)

ゲームごとに状況に応じ打順を変えてくるホークスに対し、打撃不振の丸佳浩をガンとして動かさなかったカープ。

カープベンチの頑固さには、レギュラーシーズン中から時として何度もスカッとしない気持ちになりましたが、鈴木の「完敗だった。みんな課題は分かった」という言葉がすべてを表していると思います。

今年の野球、終わりました。最後までこうして思う存分、ああだこうだ言いながら見ることができたこと、幸運です。ありがとう、カープ!


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これはもう采配の問題というレベルではなく、選手の個々の力の差では?

2018年11月3日

マツダスタジアムにあって、ヤフオクドームにないもの


ホークスのホーム、ヤフオクドームでの3連戦。とてもアウェイとは思えないほどスタンドの半分近くを赤く埋め尽くした風景は、彼岸花の群れのようで綺麗だったー。

応援もにぎにぎしい。これまたアウェイとは思えない。いいぞ、いいぞー。

2016年、日ハムとの日本シリーズでは、ハムの応援歌のバリエーションが少なく、延々と同じメロディーが繰り返されていて単調で、脳の活動が低下しそうになった。

それを思うとホークスは、ランナーが出塁したとき流れる「線路は続くよどこまでも」や、「ひみつのアッコちゃん」をアレンジしたメロディーがなかなか楽しい。

「この線路は続くよどこまでも」はホークスの前進、南海時代から歌い継がれてきたものだそうです。電鉄系だった歴史を感じます。なんかいいです。

しかし、それとてカープの比ではない。各選手の応援歌以外にも、チャンスの場面で次々と繰り出される応援歌のバリエーションが豊富なこと。高揚感が高まる、高まる。



あと、この3連戦をたっぷり観戦していて、マツダスタジアム、やっぱりいいぞと実感したことが。

ヒットやタイムリー、犠打を決めて選手がベンチに戻ってきたとき、迎え入れる光景を見ていて、フィールドの空気がベンチに流れ込んでいるというか、フィールドと地続きになっているというか、ハイタッチしているときのムードがとてもいい。

ヤフオクドームのベンチは穴蔵のように深く掘り下がっていて、フィールドと分断されているよう。ハイタッチしているときの盛り上がりや風通しのよさが断然違う!

前列に座席バーを置いたマツダスタジアムのベンチはメジャースタイルだと聞いてはいましたが。マツダスタジアムをつくるとき、メジャーの球場を視察していろんな工夫が盛り込まれていると聞いたことはありましたが。

マツダスタジアムに降り立ったことはまだないけれど、そこが魅力的な空間なのは、屋外にあって開放的なことだけでなく。いろんな座席やアミューズメントが用意されていて楽しめるボールパークだということだけでなく。

それ以上に、フィールドとベンチが地続きになっているベンチの設計が、チームの一体感を、ファンとの一体感にまでつなげてくれる、大きな魅力になっていることに改めて気づかされました。

さぁ。そのホームに帰っての第6戦。ホークスの魅力も存分に見せつけられていますが、カープと、カープファンと、マツダスタジアムの魅力をまた存分に味わいたいです。


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行きずりの人は言った。「マツダスタジアムって雰囲気いいんですよ」

2018年11月2日

接戦に見えた日本シリーズ第5戦、カープとホークスに広がる差を埋めるには……


11月1日、日本シリーズ、ソフトバンクとの第5戦(ヤフオクドーム)。5対4、柳田悠岐の1発で劇的なサヨナラ負け。

打たれたら負け。それ以上に、打たないと勝てない。という当たり前のことをまたも感じさせられた第5戦。レギュラーシーズンでたびたび感じていたことが集大成となって、ドカンとやってきたようなゲームだった。

ベンチの采配も短期決戦を意識しすぎて、継投が早すぎるのでは? という場面も。

フランソワが6回途中から9回途中まで投げる。フランソワだのみが色濃く出た一戦。実際、カープで今一番頼りになるリリーフ。

岡田明丈が第3戦で安心して任せられる投球をしていたら、リリーフの選択肢が増えたのだが。



18時半始まりの日本シリーズ。最後まで見届けていると翌日に響くので、第2戦以降はグッとこらえて、途中録画モードにしてお風呂に入って、また観戦に戻るスタイル。

お風呂上がり、10回のカープの打順は鈴木誠也・新井貴浩……と表示されていた。ドラマの予感?(妄想が……)

が、鈴木がフォアで出塁して、新井の代打に曽根海成。

大事な場面でバントを決めた曽根はえらかった。ベンチに戻って、チームメイトからねぎらわれ、大きく肩を降ろしている曽根。臨場感が伝わってきます。

しかし、ここは犠打という手堅い方法を選択したベンチ。流れが止まったままの采配に感じてしまった。

このシリーズ、当たっているDH松山の代打に新井さんを出したことも、とんちんかんに感じる。ならば、西川龍馬の代打で、新井さんの1塁の守備も見たかった、任せてほしかった。



数字上、接戦に見えるが、投打ともにソフトバンクの方が1枚タフ。カープは接戦の緊張に持ちこたえる体力が今一歩弱い。セリーグとパリーグの力の差なのか。

今年、7月、サッカーW杯で、日本代表が決勝トーナメントに進むことが決まったとき、西野監督が会見で語っていた言葉を思い出した。

「我々にも勝機がピッチのどこかに落ちていると思う。それを全員で拾っていきたい」

勝機はグラウンドのどこかに落ちている。残りのゲーム、投打ともに底力あるソフトバンク相手に、なんとか投げ勝って、どうにか打ち勝ってほしいです。


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勝機はグラウンドのどこかに落ちている

2018年11月1日

日本シリーズ第4戦・魔法がとけたようにレギュラーシーズンに逆戻り?


10月31日、日本シリーズ、ソフトバンクとの第4戦(ヤフオクドーム)。

スタメンを見た時点で、CSから続いていたよい流れが止まってしまったような気分に。

打撃不振の丸佳浩は変わらず3番に。第3戦で胸のすくような活躍を見せてくれた安部友裕は9番のまま。

DH制なので、9番は1番へとつながっていく打順。そういう考え方もあるかもしれないけれど、「3番・安部」と思い切った動きを見せてくれるかと期待していたので、カックンと。

シリーズ第3戦まで、堂々と落ち着き払ってプレーしていた、レギュラーシーズンとは別人のように見えたチームが、この日はレギュラーシーズンに戻ってしまったよう。ベンチの采配ともども。

唯一、鈴木誠也の5回のソロホームランだけがわくわくさせてくれた。打席に立つ鈴木、とても落ち着いて見えます。ボールがよく見えている。そんな好調な雰囲気がたちのぼっているようで、見ていて感動しました。

この日も、第3戦に続き、鈴木の前にランナーがなかなかたまらない。この日、カープは4安打。




投手陣は、ヘルウェグや今村猛がコールされた時点で、やはり、それ以上にコンディションのよい投手がいない現状なのかと、ホークスとの台所事情の違いを感じる。

第5戦の先発は、両チームともに中4日で、初戦と同じく、大瀬良大地と千賀滉大。

カープは、第4戦のリリーフで中村祐太が出てきた時点で、あれ? 第5戦の先発じゃなかったの?と、大瀬良の中4日先発に予想が立ちましたが、ホークスも人手不足なの? というより、短期決戦とはこういうものなのでしょうか。

2年前のハムとの日本シリーズのことを思い出すと、慌てず、もう一人先発を立てて、少しでも万全に(休息をとって)エースを送り出せたら……と思うのですが、短期決戦とはやはりこういうものなのか〜?

中4日対決、どうなるでしょうか。

そしてカープは盗塁できるでしょうか。赤松さんがいたら、ホークスの甲斐拓也の前に、どんな走塁をしたのだろう。あぁ、見てみたい。


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勝てたらラッキーと思えるような消極的なオーダー。あえて好調な波に乗らない打順。

2018年10月31日

ビッグウェーブを浴びた浴びせた日本シリーズ第3戦、カープ9対8で1敗するも、ホークスに流れは渡さなかった。


10月30日、日本シリーズ、ソフトバンクとの第3戦(ヤフオクドーム)。

3回、カープは絶好の満塁のチャンスを手放す。これが、このゲームの結末に結びつかないといいのだけど。

4回、カープの先発・九里亜蓮が柳田悠岐とデスパイネに連続フォア。そのまま、その二人が中村晃と今宮健太のタイムリーでホームベースを踏む結果に。

フォアに過剰反応するのはよしとしませんが、「投手にとってフォアはエラー」という言葉はやはり重く響きます。

このままソフトバンクのワンサイドゲームになるかと思われた5回、安部友裕がソロホームラン。なんともいえない一服の清涼感。完封負けは逃れたと、最低限の喜びを感じさせてくれました。

しかしその裏、エラーもからみ、2点追加される。寄せては返す波のように〜、追いつこうとして、また引き離される。



のだが、6回、鈴木誠也のソロホームラン、會澤翼のタイムリーで、2点を追加。弱腰なカープファン(あまりにもこれまで「ホークス強し」のイメージが強かったから)の予想を裏切って、ホークスのワンサイドゲームにならない。

6回、短いイニングを全力で投げる岡田明丈。投げるたび、帽子が飛ぶ飛ぶ。本人も、今回の配置転換で手応えを感じているストレートでの勝負が続くが、そのストレートの球質が代わってきたところをデスパイネにとらえられ、3ラン。この回4点を追加され、またも引き離される。

球の速い選手を苦としないパリーグのバッター相手に、ストレートを過信した一辺倒の配球は要注意ということか。

しかし、こうなると、投手の出来が左右するというか。初戦で安心して見ていられなかったヘルウェグと中田蓮が再登場したのには、ちょっと驚く。しかも、きっちり打たれてます。点与えてます。彼ら以上にコンディションのよい投手がほかにはいないということなのか。

負けパターンの投手はいるのかと思わされたほど充実していた、初戦のホークス投手陣。日本シリーズに、短期決戦におきまりの負けパターンは用意しなくてよいと、声を大にして言いたくなったのでした。



というのも、この日、ホークスのワンサイドゲームにさせないカープ打線の粘りがあったから。

9対3と大差つけられた8回、鈴木が2打席連続ソロホームラン。誠也、静かに気を吐いています。凛々しいです。

1アウト、満塁の見せ場で、あ・べー。なんと、安部が満塁ホームランで、1点差に詰め寄る。

9対8。あと一歩、及ばなかったけれど、相手に流れは渡さなかった。日本シリーズらしいゲームを見せてくれた。

1番2番3のタナキクマル以外が機能していたゲームとなった。丸佳浩にいたっては、得意のお散歩(フォアによる出塁)もなし。第4戦、打順の入れ替えはあるのでしょうか。


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2018年10月29日

日本シリーズ第2戦、カープが先手1勝。イチローを封じた野村ヤクルトが重なる


10月28日、日本シリーズ、ソフトバンクとの第2戦(マツダスタジアム)。

今年6月16日の交流戦での記憶も新しい、カープはジョンソン、ホークスはバンデンハークとの投げ合い。

ジョンソンが7回4安打1失点と素晴らしいピッチング。石原慶幸とタッグを組んで、ホークス打線を封じる。

バンデンハークは5回8安打5失点(自責点は3)でしたけれど、アンラッキーなヒットやエラーが重なっての結果。その内容は、悪くなかった。常時、150km台の球速を出していた。

中継していたフジテレビの情報によると、今年のレギュラーシーズンでの平均球速のトップ5は、バンデンハーク(ホークス)、則本昂大(楽天)、千賀滉大(ホークス)、カスティーヨ(西武)、菊池雄星(西武)と、パリーグの投手が占めていた。

そういうパワフルな投手相手に打席に立っているからこそ、打者も磨かれていくだろうし、パリーグのレベルアップの好サイクルをまたも感じさせられる。

ともあれ、第1戦に続き、投手がしっかりとした投球をしているゲームは引き締まって、見ていて気持ちがいいです。



カープは初回に1点先制。3回にも1点追加。2塁走者に菊池涼介を置いた状況で、鈴木誠也が三振でツーアウト。ここでさらに追加点を奪えなかったら、第1戦のときのように流れが止まってしまう……と案じていたところで、松山竜平のタイムリー!

5回には、待望の丸佳浩のシリーズ初ヒットが生まれ、続く鈴木のタイムリーで2点を追加。

7回にはホークスに1点を与えましたが、5対1で逃げ切り、カープが先手をとって1勝。

ちょこちょこ失策はあれど、初戦に続き、この日も緊張感のある落ち着いたプレーを見せてくれたカープ。堂々としていて、なんか立派だ。セリーグを独走しながらも、ふがいなく(頼りなく)感じるゲームも少なくなかったレギュラーシーズンとは、別チームのよう。

それにしても、第1戦、第2戦と、ホークス打線にここまで仕事をさせないカープバッテリー。

野村克也監督率いるヤクルトが、イチローを封じてオリックスに勝ち、日本一になった、1995年の日本シリーズを思い起こしました。

第3戦からは、ホークスのホームで、ホークスにとって慣れたリズムのDH制でのゲームとなります。どんな展開になるのか、楽しみです。

ホークスの強肩キャッチャーからいつ盗塁を奪えるか(奪えず終わるのか)も、楽しみです。


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2018年10月28日

日本シリーズ初戦、引き分けでとどめるも、まだ序の口


10月27日、日本シリーズ、ソフトバンクとの第1戦(マツダスタジアム)。12回延長で、2対2の引き分け。

投手戦といえば投手戦、しかし打てなかった。

初回、菊池涼介が千賀滉大からホームラン。丸佳浩がフォア、鈴木誠也がヒット、松山竜平のタイムリーで2点先制。CSでのよい流れが続いている感じ。

ところが、続く1塁3塁のチャンスをものにすることができず、流れがあそこで静かに止まってしまったような。ホークスにしてみれば、2点ですんで幸いというところ。

5回にはエラーもからみ、同点に追いつかれる。内川聖一のヒットを見ていると、チャンスに強いという以前に、やはり卓越した技術あってのことだということがよくわかりました。

5回裏、代打の曽根海成がバントを決める。や〜、初々しいですね、曽根。応援したくなります。(美間、元気でやってるか〜い)



それにしても、この日の両チームの投手リレーは見応えあった。會澤翼のリードもよかった。かなりリードに神経を使ったのではと思われます。この日、會澤はノーヒットだったけれど、今日はそれでもよしと思わせられました。田中広輔と丸は、もっと打て!

カープは10回までの、大瀬良大地 → 岡田明丈 → 一岡竜司 → フランスア → 中﨑翔太。岡田が日本シリーズの初リリーフ、なんとか仕事を終え、ホッ。一岡、フランスア、中﨑はとくにすんばらしかった。ここでフィニッシュできなかたことはしごく残念。

ジャクソンは1回持たない投球が続いていて、不安。ヘルウェグも中田廉もなんとかしのいだけれど、中田の球威のなさは目にもくっきり見えて、ジャクソンともども次回はカードを切るのが不安。



一方、ホークスの投手陣の人材豊富なこと。150km台を出す選手が立て続けに出てきて、しかも2イニング投げるタフさも見せつけられる。中田がなんとか今日ホークスを抑えることができたのは、中田のような力のない球が逆に珍しくとらえきれなかったのでは? と、うがってしまったほど。

最後にはアンダースローまで出てきて、見事におさえられる。負けパターンの選手っているの? と思ったほど。

初戦では両チームじりじりと拮抗して見えたけれど、こうしたゲームが続くかどうか。ホークスにしたら、初戦は様子見。ちょうど身体もあたたまってきて、2戦目以降はボカスカぐいぐい攻められそうで、不気味です。


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