2023年9月30日

末包4番でどうだ?


9月30日(土)、阪神戦(マツダスタジアム)、2対1。

カープ勝った。DeNAもヤクルトに勝った。くぅー。また今日も決められなかった。2点リードのヤクルトは7回に追いつかれ、9回に逆転され、最下位に。

カープは明日、阪神と最終戦。DeNAは横浜スタジアムで中日に圧をかける。中日、5位死守のため、がんばって(小声)。

CSホーム開催をかけて、最後まで消化試合がなく、バチバチしてる状況はいい(主にギラギラしているのはDeNAなんだが)。

どっちに転んでも、自業自得(←この言葉は悪い行いをしたとき使われることが多いけど、良いことをしたときに使うのも間違いではないそうです)。


今日の阪神、門別啓人はプロ初先発。阪神が優勝を決めた翌日のカープ戦、ブルペンデーで投げていたプロ1年目。近本光司と森下翔太はベンチスタート。

これはもしかして、岡田監督からのご祝儀なのかと思いたくなるようなスタメン。近本と森下がいないと、格段にこわさが違う。

CSファイナルステージ、阪神にとって分がいいカープを誘致するため、岡田監督が手心加えてくれているのではないかと勘ぐったほど。

せっかく岡田監督がセッテイングしてくれたのに、カープったら。門別から7安打、得点圏にランナー置くこと3度も、点が、点がとれへ~ん。


九里亜蓮は5回までノーヒット。6回、小幡竜平の打球を小園海斗が握り直しての送球がセーフとなって、内野安打に。九里は狙っていたと思うな(ピッチャーなら誰でも狙っていると思うが)。

それなのに、点をとれない打線。ガーッ。

6回、門別から石井大智に代わって、堂林翔太フォア。秋山翔吾バントで送って、末包昇大がヒット。も、ホームに向かった堂林はタッチアウト。ンガー。

続くデビッドソンはデッドボールで、2アウト2塁1塁。打席には會澤翼。2回に併殺でチャンスをつぶした會澤。でも、快調な九里とのバッテリー続行で代打は送られず。

しかし、その會澤が先制タイムリーとなるセンター前ヒット。やったー。経験則上、1点だけでは喜べない。でも嬉しいぞ。


だが、7回、先頭打者の中野拓夢にヒット、ミエセスのタイムリーであっけなく同点に。

九里亜蓮、7回1失点で降板。勝ちをつけてあげたかった。打線に、ボッ(噴火)。

8回、島内颯太郎。代打・森下がヒット。やっぱり、ヒィ~。でしたが、島田海吏を併殺で3アウト。よし

そんな8回ウラ、今日2安打の末包に、勝ち越し11号ソロが出たー。

9回、栗林良吏。2アウトとったところで、大山悠輔にフォア。次は佐藤輝明だ、嫌な感じ。

佐藤の打球を栗林が取り損ね、守備固めのショート・矢野雅哉が素手で捕球してカバー、倒れこみながら1塁に送球して3アウト。このプレーは大きかった。


明日、試合後に一岡竜司の引退セレモニー。一岡の最後の登板はあるかな?

昨日も勝っていたら、余裕で登板できたのに。5点リードくらいできれば、大丈夫かな(そんなに点が取れる感じはしない)と思いめぐらしていたら・・・。

新井さんは、展開にかかわらず引退する一岡を登板させると明言。え~、家族だから? そういうとこだぞ、新井さん。試合に勝つことが優先なのにまたそういうことを。

新井さんは今の段階で、ポストシーズンの4番には堂林をと考えているようです(決定ではない)。あぁ、やっぱりそうなるのか。なじみの選手に落ち着くのか。

4番は末包でどうだ! 背負うものなどないし、メンタルも強そう。近頃の堂林、こわい感じがない。なんだろう、なんか自信なさげに見えてしまうんです。いつまでも年下みたいな。
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2023年9月29日

中5日計画また破綻、それ以前に3安打、未解決棚上げ


9月29日(金)、中日戦(マツダスタジアム)、1対4。

DeNAは阪神に勝って、CS進出が決定。カープとのゲーム差は1に。

阪神、途中までリードしていたが、CSのかかったDeNAの方がモチベーション高いに決まってる。しかもホームゲーム。

カープもCSホーム開催かかったホームゲームなのに、この体温の低さは。


今日からの残り3戦、緒方孝市さんは、「名前や実績で選手を起用するのではなく、調子や状態を見極めることが求められる」と指摘していた。(「日刊スポーツ」)

どの口でそれを言いいます?と、監督時代の最終年を思い出すが(そういう経験を経ての客観的な指摘と受け取っていますが)。

「これまでのように選手を見極め、その日のベストメンバーで」とも書いていた。

これまでのようにって? これまでも名前や実績で起用してきましたけど? 今日も、コンディションがよいとは言えない秋山翔吾や西川龍馬がスタメン。


2位を死守すべく、中5日でぶつけた森下暢仁。

登板間隔をつめて、かえって裏目に出るイメージは強い。そこは森下に乗り越えてほしかったが、5回3失点で降板(小園海斗のエラーが引き金になった失点ありで、自責は2)。

CSホーム開催王手も、森下の2桁勝利も、実らず。中6日で投げたとしても、勝ったかどうか、こればっかりはわからない。

相手投手や打線との兼ね合いもある。投手の力だけでは勝てない。それでも、1年目の負けない投球が脳裏に残っていて、森下1年目ピーク説をいまだにくつがえせない。

シーズン前、「もう4年目なんで。1年目、2年目、3年目と同じような成績で、何かちょっと一歩抜けたい」と話していた森下。(「デイリースポーツ」)

右肘の手術で、開幕スタート遅れての9勝はがんばった。でも、一歩抜けることは出来なかった。不調が続いているのはコンディションかメカニックに問題あるのでは?


ちょっと待って。それ以前に、打線が西川と坂倉将吾と末包昇大の3安打。これでどうやって勝て、と。

5回、2アウト満塁で、上本崇司に代えて松山竜平。ベンチも早めに仕かけたが、馴染みのセカンドゴロ。

6回、西川フォア、坂倉2塁打で、1アウト3塁2塁。も、秋山と末包は内野フライ。

7回、3点ビハインドで大道温貴。まだ諦めないぞの選択と受け取りましたが、カリステに5号ソロを打たれ、とどめに近い4点目。これも裏目に。

7回ウラ、菊池涼介と、途中出場の田中広輔が連続フォア。ノーアウト2塁1塁で、小園が龍空の好守備に阻まれ、ショートゴロ。小園、打撃でエラーを取り返せない。代打・デビッドソンは併殺。

今日、カープはフォアを9コもゲット。しかし、それを阪神のように得点にはつなげられなかった。


9回ウラ、秋山フォア。末包ヒットで、ノーアウト2塁1塁。菊池の併殺でかろうじて1点入るが、ここ止まり。

完封は免れた。そんなこと、望んでたわけじゃないんだけど。

こういう「勝つ気あるの?」という試合をちょいちょい挟み込んでくるのは「カープあるある」。そう上手く行かないことは承知の助でしたが、やっぱりか。ずっと点を取る打線づくりを棚上げにしてきたので。

「今日から2戦連勝して、最終戦は一岡竜司の最後の登板を」計画は暗転。これは最後に喜ぶための伏線になるのか。
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2023年9月28日

カープ2位確定の前に、島内タイトル確定、一岡引退


9月28日、DeNAがヤクルトに敗れ、カープとのゲーム差は再び2に。

カープは残り3戦のうち2勝すれば、DeNAがたとえ4勝したとしても、2位確定。簡単なようでいて、これがどうなるかわからない。最後までヤキモキできます。

9月29日、中日戦の先発は森下暢仁。中5日で、サタデー森下からフライデー森下に。

9月30日の阪神戦は、九里亜蓮が中5日で登板予定。


登板間隔をつめる策、かえって裏目に出るイメージが強い。よって、いつもなら、「無理しないでいつも通りで行こうよ」派ですが、あと2勝が肝。ここはやっぱり、森下と九里に任せたくなります。

床田寛樹は26日に登板済み。3本柱が頼りというのは、ちょっと手薄感があって寂しいです。阪神との差がここにも。

その一方で、「あからさまに敗戦処理」という投手がいないリリーフ陣はなかなかの顔ぶれ(コンディションさえよければ・・・)。

そんな中、島内颯太郎が最優秀中継投手確定。今季、突出してのいいことなかったカープに貴重な嬉しいニュース(CS進出は嬉しいニュースなのかもしれないけれど)。

島内、ひとつ上のステージに立った感があっただけに、おめでとう〜。


シーズンの終わりが近づけば、避けられないのが引退する選手のニュース。

今日は、巨人の(と言うよりソフトバンクのと言いたくなる)松田宣浩が引退を発表。寂しい気持ちでいたら・・・。

一岡竜司も引退を発表。今季1軍での登板なし。予想はしていたことだけど。

でも、10月1日、阪神との最終戦で引退セレモニーがあると聞いて、よかったとおなかの底から思う。


今村猛も、クリス・ジョンソンも、引退セレモニーなし(今村に至っては戦力外通告)。

あれほど三連覇に力を尽くしてくれた選手に対して、リスペクトが感じられない球団に不信感満載だっただけに、一岡、そのことはほんとうによかった。

森下と九里で2位確定して、最終戦、一岡がマウンドに上れたら言うことなし。そんな上手くいくとは限らないけれど(ヤキモキ)、そんな終わり方ができたら。
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2023年9月26日

床田が得点圏の猛打賞、なのに追加点をとれない打線


9月26日(火)、中日戦(マツダスタジアム)、2対0。

昨日、Aクラスが確定。CSホーム開催に向けて、あたたまるマツダスタジアム。1回、床田寛樹、三者凡退への歓声がいっそう大きく感じる。

ここ2試合、しっくりこなかった床田。さすがに3試合連続はないだろうの予想どおり、床ちゃんクオリティ。8回途中無失点。

5回、涌井秀章へのフォア、岡林勇希と細川成也の連打で、1アウト満塁のピンチ。カリステの打球を小園海斗がスライディングキャッチして併殺の場面もしびれた。

島内颯太郎にホールドが付き、栗林良吏が17セーブ目。言うことなしの3人がお立ち台に。裏を返せば、今日は特筆する野手がいなかった。


3番でいい働きをしていた小園が今日は1番。点を取るにはとにかく塁に出ないと。いまカープで一番コンスタントに打っていると言っても過言ではない小園、1回、いきなり3塁打で出塁。いいぞー。

上本崇司は内野安打。ノーアウトだからよしとしても、小園動けず。1軍復帰即スタメンの西川龍馬のセカンドゴロで、1点先制。うむ。

上本、3盗決めたが、堂林翔太は空振り三振。ズコッ。

坂倉将吾、2塁打で2点目。ランナーがいるとき、坂倉が打ちましたー。しかし、2点しか取れなかった感は否めなかった。


2回、9番目の打者、床田が2塁打。床田が打つ日は勝ってるイメージ。今日は行けるぞ?

5回には内野安打(続く小園が2塁打)。7回にも2塁打。床田は今日、チーム唯一の猛打賞。

床田のヒットはすべて得点圏につながっていたのだが、追加点とれず。野手陣、何やってんのー。

結局、スミ2に終わってしまった。堂林はノーヒットなだけでなく、2エラーと精彩欠いてるし。勝って終われたからよかったが。


DeNAは巨人に連日の完封勝ち。山崎伊織も8回1失点とがんばったが、東克樹は8回無失点。東、崩れない。山本由伸のよう、見事。

カープとDeNAの「ホームでCS」合戦、どうなるか。優勝は逃したけれど、CSがらみで最後まで消化試合モードにならなさそうです。

今日は床田が勝ちへの土台を作ってくれたが、カープは「勝つ気あるの?」という試合(采配)をちょいちょい挟み込んでくるので、最後まで油断できません。
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2023年9月25日

カープCS進出決定、でも3位じゃダメなんです


9月25日、カープ、5年ぶりのCS進出が決定。

これは喜ばしいニュースなのかもしれないけれど、巨人がDeNAに1対0で負けて、カープとDeNAのゲーム差が1.5に。巨人、しっかりせんかーい。

たまたま8回表、2アウト1塁2塁の場面を見た。お、巨人、ゆけー。と檄を飛ばしたが(こんなことは通常ない)、打席に立つ重信慎之介のオーラがなーい。打つ感じがなーい。当たった、空振り三振。がっくり来た。

そんな他力本願になっている時点で、ダメなんですけど。カープ、しっかりせんかーい、なんですけど。


民主党が政権を握ったとき始めた政策、自民党政権時代の予算のムダがないかを洗い出す「事業仕分け」。スーパーコンピューター「京」の開発計画についての事業仕分けで、蓮舫さんは「2位じゃダメなんでしょうか」。

蓮舫さんの発言を批判する科学者もいたが、専門家なら、1位じゃないとダメな理由を素人にもわかるよう説明してほしかった。

佐々岡さんの3年間を思えば、Aクラス入りは喜ばしいこと。でも、単純に朗報と思えなかった。せっかくここまで来たんだから、3位じゃダメなんです。


日本シリーズは、両リーグの優勝チームが戦えばよい派です。今年だったら、阪神とオリックスの対決が見たい。

リーグ優勝していないチームが日本シリーズに進んだとして、見たら見たで楽しんでしまうだろうけど、それはおまけのようなものだと思っているので。

それでもCSは、今のとこ、なくならない。おまけでも、勝負の世界は3位より2位でないと(言葉にしてむなしい。1位でないなら、2位も3位も大差ないようにも思えてくる)。


せっかくおまけのゲームに参加できるのなら、2位で、ホームで、戦いたい。

マツダスタジアムでファンを喜ばせてほしい。プロですもの、よそへお邪魔するのとホーム開催とでは興行面の差も大きい。

カープは残り試合が一番少ないだけに、他チームの動向に左右されるので気を揉みます。

DeNAに抜かれたら、地力が足りなかったというまでのこと。残り4試合、選手もファンも、お覚悟を。
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2023年9月24日

負傷者が出たからって、わざわざ打線を手薄にしなくても


9月24日(日)、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、1対3。

巨人が負けるか、カープが勝つかで、カープのCS進出が決まるという日。同じ進出するなら、2位で。プロなら興行収入も考え、ホームゲームで試合をしたい。

デーゲームだったDeNAは、巨人に0対6で完封負け(戸郷翔征、でかした)。

3位のDeNAとの差をつけるチャンス。気持ち的に余裕を持って試合を見届けられる状況になったが、おそろいで負けてしまった。


九里亜蓮は、先頭打者の塩見泰隆を三球三振に打ち取る好スタート。3回まではすべて三者凡退。打たせて取るスタイルの九里がこの時点でバシバシと三振6コ。逆に、上手く行き過ぎて、こ、こわい。こういうときはかえって要注意。

3回、九里自らヒット(今季2本目)で出塁、小園海斗のゴロが先制タイムリーとなって、ホームベースを踏んで還ってきました。

しかし、この得点圏で1点どまり。九里が上手く行き過ぎていることより、点の取れない打線の方が心配になってきた。


4回、塩見にデッドボール。山田哲人の3塁打がタイムリーとなって、同点に。さらに村上宗隆のタイムリーで逆転される。短かった、好調タイム。7回には塩見のタイムリーで、1対3。

いうても九里は7回3失点。問題は、打線。小川泰弘は8回1失点。5回以降はノーヒット。さすが、小川。

話逸れますが、中日・阪神戦は延長12回0対0で引き分け。10回無失点の才木浩人もすごいが、柳裕也がまたしても無援護で8回無失点。

これだけ援護なしが続いても、乱れない柳、リスペクトです。中日打線、罪作りすぎる。


昨日、デッドボールを受けた秋山翔吾はベンチ外。左足首をひねった小園はスタメンでホッとしたが、動きの少ないサードへ。

そこで、こんなオーダーになってしまった。

1番菊池涼介、2番上本崇司、3番小園海斗、4番堂林翔太、5番坂倉将吾、6番末包昇大、7番會澤翼、8番矢野雅哉。

7番8番が期待できないことは織り込み済み。昨日、点をとって快勝した翌日に、また投手にハンデをつけるようなオーダー。

坂倉が打っても、後がつながらない。そのうえ、昨日、3打点の末包と2打点の堂林はノーヒット。DeNAに差をつけられず、終わる。


優勝したオリックスの中嶋監督は、打順を固定せず、130試合で123通りのオーダーを組んだ。

カープも打順はかなり変えた方だと思うが、同じメンバーの中で変えただけ。似て非なるもの(キッパリ)。

オリックスは1軍と2軍の入れ替えが流動的。1軍でも調子が悪ければ、2軍の調子のよい選手と入れ替えが軽やか。

カープは閉鎖的、調子の悪い選手がいてもそのまんま。そら停滞します。負傷者がいて、やっと入れ替えというパターンが多かった。

CS、遠くなっても仕方なし。もったいない、ここまで来て。舵切りが出来なくてそうなるのは。
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2023年9月23日

久しぶりに嬉しいことづくし、ホームランも4発


9月23日(土)、巨人戦(東京ドーム)、3対7。

久しぶりに笑って終われた。嬉しいことが積もった試合になった。

森下暢仁が9勝目。今日は4コもフォアを出し、援護をもらっては追いつかれを繰り返し、うぅ、1年目の君はどこへ。

日本初登板のアンダーソンのときとセットで、はじけたバブルを追い求めるような感じになってしまったが、それでも6回3失点。3対3の同点、勝ち負けなしで降板。

そこをですね、7回、末包昇大が9号ソロで、3対4と勝ち越し。森下に笑顔が(パパパ~、私にも)。なんとフォトジェニックな。球界屈指。


そして森下の代打・中村貴浩が2塁打。1チャンス、ものにする、えらいぞ(さらにパパパ~、私に笑顔が)。

続く、今日、1軍登録即スタメンの秋山翔吾が2ランで3点リードに。これでリリーフ陣がグッと楽になりました。

貴浩の出塁も大きかった。ソロより2ラン。先にホームを踏んだ貴浩、ベンチに戻るときは秋山の後ろに。みんなに頭ポンポンされながら、嬉しそうに笑っている末っ子みたいで、可愛かった。

結果、森下は9勝目。2桁への望みをつないだ。ぽっ(灯りがともる)。森下に貴浩と、眼福の日になりました。


今日、秋山と上本崇司、菊池涼介が1軍登録即スタメン。これは正直不安だった。でも、発熱で登録抹消になる前、復調の兆しあった秋山の1本は嬉しかった。

菊池は何事もなかったように、ヒット性の打球を好処理連発。菊池の存在の大きさは、不在中にも感じたけれど、復帰していっそう感じる。でも、菊池は永遠の33歳じゃあない。育てないと、2塁手。

4番・堂林翔太は2回に先制の12号ソロ。4回にはタイムリー。こう結果を出してくれると、打席に立つ顔が凛々しく見えるというもの。

6番の末包も、4回にタイムリー。7回に9号ソロ、菅野智之をマウンドから引きずりおろす(引きずっては、いない)。

8回には末包、とどめを刺す2打席連続ホームランで、2桁に乗せた。もう末包、常時接続(スタメン)でお願いします。


終盤、不安定だった勝ちパ3人衆、矢崎拓也、島内颯太郎、栗林良吏が無失点リレー。ことに7回・矢崎拓也の三者凡退は久しぶりに見事だった。

中日に負けたDeNAとのゲーム差が再び2に。ジリジリと積まねば。

嬉しいことが積もった試合の中、心配なのは、9回、秋山の左ふくらはぎへのデッドボール。

6回には、小園海斗が打球をとって1塁へ送球する際、左足首をひねって、一時ベンチへ。このときの野手陣の深刻な表情。なんたって打ち頭ですから。

小園は走って戻ってきて、最後までプレー。ホッとしたけれど、明日はどっちだ。
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2023年9月22日

選手のモチベーションを上げる監督の手腕いろいろ


9月20日、東克樹に歯が立たず、カープとDeNAのゲーム差が1になった日、オリックスは2位のロッテを突き放して逆転し、優勝。

三連覇、おめでとうございます。

昨年は、10月2日の最終戦までソフトバンクと競り合うというシビれる展開でしたが、今年は早かったー。というか、大補強のソフトバンクはまさかの失速。


勝てば官軍で、勝ったチームの監督が話題に上ることは多い(中日と最下位争いしている今年のヤクルト、「絶対大丈夫!」の高津監督が話題になることはほぼない。立浪監督は逆の意味で何かと話題)。

打順を固定した岡田監督。かたや、130試合で123通りのオーダーを組んだ中嶋監督。

「打順は固定した方がいい」はセオリーのように言われることもあるけれど、固定しなくても優勝したオリックス。

どちらにしても、「選手をよく見る」がベースにあるから成功したという共通点はあるのかな?


岡田監督は開幕前、フォアの査定ポイントをアップするよう球団に交渉。そのことで選手の選球眼の意識が高まり、出塁率を格段に上げた。達川光男さん言うところの生活感が溢れ出ておった。

これは来季、追随する球団が増えるのでは? いや、絶対学んだ方がいいと思えるほどの効果。

その阪神。今度は、優勝が決まってからCSが始まるまでの期間、選手のモチベーションが下がらないよう、リーグ2位のチームが確定するまで、シーズンと同様の加点方式で選手たちを評価するという査定方式を採り入れているそう。(「東スポWEB」)

上手いなぁ。工夫があるなぁ。プロだもの、評価されることが何よりの奮起材料。「家族」とか言われるより、プレーに対するまっとうな評価(報酬)を!


中嶋監督の、監督室に置いてある2枚の大きなホワイトボードの話にも、うなるものがありました。

1枚は、1年のスケジュールがびっしり書かれたもの。もう1枚は、「1軍」「2軍」に誰がいるか、全選手の背番号が一目でわかるよう書かれているものだったそうだ。(「日刊スポーツ」)

また、監督室には、常に2軍の試合の映像が流れていて、2軍の選手の状態も把握できるようになっていたそうだ。(「森本毅郎・スタンバイ!」TBSラジオ、9月21日放送)

オリックスは、優勝した時点で、1軍に登録された選手の数は12球団最多の延べ130人とか(100試合以上出場したのは、4人だけ)。

随時、1軍と2軍の入れ替えがあるので、それも選手のモチベーションになっていたはず。


カープは、選手のコンディションより、「主力ありき」で事が運んでいただけに、この2軍選手への目配りはとってもいいなと思った。

主力(と新井さんが考えている)選手の離脱がなければ、末包昇大、田村俊介、中村貴浩らの1軍昇格はいつになっていたか。

新井さんも、2軍スタッフと連絡は取り合っているだろうけれど、まだ監督1年目。目の前の試合に注力して、2軍の試合を直接(間接的にも)見る余裕はなかったかもしれないと想像。

物理的に距離が離れすぎている、2軍の由宇球場とマツダスタジアム。もう少しアクセスよく、互いに見聞きできたらと思うのは甘いんだろうか。

選手のモチベーションを上げるというのも、監督の手腕なのだなと、阪神とオリックスの優勝を見て、思った。あ、逆の意味で中日を見ていても、思った。
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2023年9月20日

途中交代させるなら、最初から大瀬良出すな


9月20日(水)、DeNA戦(マツダスタジアム)、1対3。

完封は免れた。って、そんなこと目指してた試合じゃない。CS2位進出がかかる、DeNAとの最後の直接対決。

2ゲーム差に迫られた直接対決で、大瀬良大地と東克樹か〜。

大瀬良はここ15試合、DeNA戦で9勝負けなしとか。そういう不敗神話に乗っかれない、おぼつかない最近の大瀬良。

相手は、リーグトップ14勝、防御率2位の東。直近の2試合では1点しかとれず、負けてます。最近、5回がスタンダードの大瀬良に比べ、東は7回以上と先発の鑑。

ふつうに考えて分が悪い。でも、始まってみないとわからない。大瀬良も年に数度はものすごくいいピッチングをするときがある。東とて、たまに不調の日もあるかもしれない。この二つがバッテイングすれば。


と、ずいぶん好意的に考えてみたが、1回、先頭打者の大田泰示にフォア。大将・牧秀悟に先制の2ラン。あう。またこのけだるさで始まる。

大瀬良はそれ以降は抑えたが、6回、2アウト1塁で、牧。ここでアンダーソンと交代。

これ以上の失点を阻止するための交代ならば、2位死守を目的としているならば、最初から大瀬良を先発させないでほしいという気持ちになる。

6回途中2失点。森翔平みたいに、今日も先発の頭数揃えの域を出なかった。


打線は5回、末包昇大の2塁打が初ヒット。ふぅぅぅ。今日もノーヒットノーランは免れたレベルになるのか? 東は平常運転、充実感じるピッチング。

7回、2点ビハインドで矢崎拓也。東の打球がデビッドソンのグラブをはじくヒットになって、1点追加される。ただでさえ点の取れない東相手に3点目。

7回ウラ、2番セカンドで出場の矢野雅哉が2塁打。小園海斗がヘッドスライディングで内野安打、ノーアウト3塁1塁。やっとチャンスが来たー。


4番・堂林翔太が内野安打で、1点目が。もうこうなったら、コツンコツンでもいいから点をもぎとって(スカッと打ってくれても全然いいんだよ?)。

1アウト2塁1塁で、前の打席で2塁打の末包。ファウルで粘ったが、8球目を空振り三振。

この後、マクブルームとデビッドソンはライトフライと空振り三振で3アウト。

打つこともあるが(それは誰でもそうだ)、確率の低い二人。来季の契約はあるのか。一緒に仕事をするには好感持てる二人。しかし、他球団から「うちに来て~」とお声がかからなさそうな状況。そんな選手をカープはどうする(それは外国人選手だけではないのだが)。


明日、明後日は試合のないカープ。2点ビハインドでも、8回と9回、島内颯太郎と栗林良吏を投入、無失点。

も、カープ追加点はなしで、あっさり試合終了。

2位が厳しくなってきた。が、自業自得ですし。勝つための采配をしていると思えない試合が多々ありましたし。

秋山翔吾が発熱のため、登録抹消。中村奨成が1番センターで出場したが、3打席ノーヒット。8回に代打を出される。

ノーヒットは、マクブルーム、デビッドソン、會澤翼らもなのだが。田村俊介、中村貴浩、末包らがスタメン起用されたとき、何らかの結果を出しているなか、奨成、なかなか爪あと残せません。
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2023年9月19日

もし岡田監督がカープベンチにいたら


9月18日、中日戦の延長11回。大道温貴が三者連続フォアを出して、カリステのタイムリーでサヨナラ負け。

これを見て、「ダメだこりゃ」と思った。最後、試合を壊したのは、大道ではなく、カープベンチ。

試合後、「大道に最後まで任せました」と、新井さん。それは大道への信頼あってのこと。大道も信頼される結果を出してきた。

でも、「信頼」という言葉を楯にとって、判断するという仕事を放棄しているように見えた。

ピッチャーの交代どきの見極めは難しい。でも、イニングまたぎであの状況。放置するなんて、どうかしてる。

ゴーサインを出すのは監督だとしても、何も進言しなかったコーチ陣にも失望。これは佐々岡さん時代からのこと。


今季、阪神が岡田監督になったとき、ちょっといいなと思った。というのも、以前、岡田さんの実況解説を聞いたとき、面白かったからなのだ。

緻密な説明をするタイプの解説ではなかったけれど、「あれはあそこでやったらあかん」と、本質的なことをバッサリ。

たとえば権藤博さんや藤川球児さんの解説も、「そういう見方があるのか~」という発見があって、聞くのが楽しみ。過去には野村克也さんも。

そう、野球のことがわかっている人が監督になるって、いいなって思ったのだ(ものすごく普通のことだけど)。そしたら、ほんまに優勝してしもたやないか~い。


新井さんが現役を引退して解説者になったとき、打撃についての解説などわかりやすくて、意外と理知的でびっくりしたのだ(ごめんなさいね、ツラゲーのイメージも大きかったので)。

話し方も落ち着いていて、品格さえ感じた。選手を貶めるような言い方は一切なかった。そこは、監督になった今に通じているものがありますね。

なので、新井さんがカープの新監督に決まったときには、期待が高まった。

でも、解説者として外から野球を見ているのと、実際にベンチで指揮をとるのとでは同じように行かないんだろうなぁ、難しいんだろうなぁと想像しています。


勝てば官軍で、今年の岡田さん旋風はなかなかのものだった。

選手を萎縮させないように「優勝」という言葉を使わず、「アレ」と言い、それがユーモアをもって通用。今年の流行語大賞に選ばれそうな勢いです。

新庄監督が日ハムの監督に就任したとき、「優勝なんか一切目指しません」と言ったのとは大違い。「高い目標を持ち過ぎると、選手というものはうまくいかない」という意図があっての発言だったけど、逆に選手のモチベーションを下げた。シュウゥゥゥ。

岡田さんは「優勝」という言葉は使わなかっただけで、優勝をはっきり目指していた。選手もそれを心得ていた。

8月18日のDeNA戦、熊谷敬宥の2塁へのスライディングを京田陽太がブロックする形になって、アウト判定されたことを岡田監督が猛抗議(試合後に意見書を提出)したことで、走塁妨害に関するルールが変更になった。シーズン途中でルールが変わるって、すごい。


ふと思うことがある。岡田監督がカープベンチにいたら、この選手を起用するだろうか、こういう時こんなことしなかったんじゃないだろうか、と。

監督としてのキャリアがある岡田監督。就任依頼があるということは、実績あってのこと。佐々岡さんは二度と監督のオファーを受けることはないだろう。

新井さんはまだ1年目。たくさんの経験をしてきた岡田監督といきなり比べるのは酷なこと。でも、そういうシミュレーションから学べることは多いはず。今季の経験重ねて、変化していってもらえたらいいなぁと思って。

でも、あの大道ほったらかしの件を見ると、2位キープも大丈夫か~という気持ちになるのであった(ほかにも思うことはあれこれありますが、今日はおしまい)。
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2023年9月18日

怒涛の逆転劇になるはずが、最後は見てただけのベンチ


9月18日(月)、中日戦(バンテリンドーム)、8対7。延長11回サヨナラ負け。

11回ウラ、ノーアウト満塁で、カリステの打球がレフト前に抜けていったとき、思わず大きな声が出た。つまらーーーん、つまらーーーん(連呼)。

今季初登板でプロ初先発の根尾昂。その根尾に6回まで無得点。日ハムの吉田輝星にプロ初勝利を献上した時のような不名誉が再び?

野手か、投手か。ブレブレのチーム方針に翻弄されてきた根尾。違う指導者に出会っていたら、もっと別の野球人生があったのかなって、中村奨成と重なる。でも、地力のある選手なら、育てられる前に自分で育つものとも思う。

根尾のことを一体どうしたいのか。中日の選手とファンには、中日ベンチへの抵抗心・不信感もあったんじゃないだろうか。「今日は根尾を勝たせたい」とみんなが願っていたと思う。


森翔平は4回3失点で降板。先発の頭数揃えの域を出ない、この雰囲気のなさ。

6回、中﨑翔太が火に油をそそぐ3失点。6対0。

ところが7回。根尾の勝ちを消す流れが怒涛のようにやってきた。エラーを引き金に、根尾の勝ちが消えた。


羽月隆太郎がフォアで出塁。堂林翔太のショートゴロを福永裕基が捕球ミス。坂倉将吾ヒットで、1アウト満塁。マクブルームのセカンドゴロで、ようやくカープに1点。

田中広輔フォアで、2アウト満塁。根尾、降板。藤嶋健人から中村貴浩がタイムリーで、2点目。いいぞ、貴浩。

代打・松山竜平の打球をビシエドが後逸して、4点目。

藤嶋は齋藤綱記と交代。秋山翔吾のタイムリーで5点目。

投手また交代で、清水達也から、代打・末包昇大が同点タイムリー、6対6。よっしゃー。

この7回だけで、5人の投手が投げて6失点。しかし、投手の自責点はゼロ。なんてこと。


6回と7回は、矢崎拓也、島内颯太郎が無失点。

9回、堂林翔太の内野安打で、勝ち越し。このまま終ってほしいが、まだわからない。

9回ウラ、栗林良吏が2アウトまで来て、ここのとこ調子悪かったビシエドに同点ホームラン。この1発のための存在価値。4番の仕事。


延長10回、大道温貴が三者凡退。これを見てイニングまたぎを決めたのか。それほど大道は信頼されるリリーフになった。

けど、益田武尚もアドゥワ誠もいたよ?

11回ウラ、三者連続フォアで、ノーアウト満塁。坂倉がベンチに目線を送るも、ベンチは動く気配なし。ただ見てただけ。佐々岡さんがよくやってたやつだ。

「信頼」という名の放棄。この人たちは勝ちたくないんだなってことが、よぉくわかりました。ここが今日最大のつまらないポイントだった。

転んできた勝ちをものにできないカープ。なんか思い出した。昨年、中日と最下位合戦していたことを。

相変わらず打てない選手をスタメンに置いたまんま。スタートからして、つまらない、つまらない。


CS争いしているDeNAと巨人は勝って、DeNAとは2ゲーム差。もう知ーらない、このままズルズル行っても。ベンチが勝つ気ないんだもの。

昨日、右手に打球が当たった田村俊介は、やはり左小指を骨折していた。やっとスタメン起用され、結果を出して、これからもっともっと、というときにお腹の底から悔しい。

代わってスタメンについた中村貴浩が2安打1打点と期待に応えた。

来季、二人がスタメンに並ぶのを待ってます(末包昇大もね)。

そんなはからい、今のカープベンチがするかどうかはわからないけど、この人たちは自ずと育ってくる人たち。きっと。
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2023年9月17日

惨敗の昨日とほぼ同じスタメンとは。でも羽月と小園と末包が打点!


9月17日(日)、中日戦(バンテリンドーム)、0対3。九里亜蓮、8勝目。

野間峻祥が左太もも裏の張りで登録抹消。昨日、代打で打席に立たせて大丈夫だったんだろうか。なにかと抹消の判断が遅いカープ。

そして、昨日、ファームで満塁ホームラン含む2発を放った中村貴浩が昇格。貴浩と、田村俊介と、小園海斗が並ぶ(未来の)スタメンを想像しただけで、心が躍る〜。

今日、貴浩の出番はなかったのだが。スタメンは昨日のマイナーチェンジだったのだが。2番羽月隆太郎、7番田中広輔、8番會澤翼・・・。

昨日の試合のどこを見てこの選択? 勝つ気あるの? もうダメだ〜。と落胆したが、思わぬ伏兵が(いや、れっきとしたスタメンです)。


5回まで、秋山翔吾と田村の2安打だけだったカープ打線。今日もこのまま柳裕也にやられてしまうのか(もう見飽きた〜)と思われた6回。

2アウト1塁で、羽月が2塁打。1点先制、でかしたー。

送球の間に羽月は3塁へ。続く小園の当てただけの打球がレフト前ヒットになって、2点目が。


チームのCSと自身の二桁がかかる先発の九里亜蓮。1回、慎重になって28球を要し、どうなることかと思ったが、2回目以降はテンポを取り戻す。

終わってみれば7回4安打無失点。併殺が3つも(中日が他人事と思えない)。ごっつぁんです。今日は九里が報われてよかった。

柳は8回4安打3失点。こちらも立派に仕事したのだが(これも他人事と思えない)。


9回、小園が3塁打。4番堂林翔太は空振り三振。犠牲フライの一つも出ない。代打・デビッドソンはフォア。

1アウト3塁1塁で、田村。よりによって、左手に球が(デッドボール判定ではなかっった)。痛みが強く、しばらく座り込んで立ち上がれなかったほど。心配です。うぅ。この暗転には胸がざらつく。

2ボール2ストライクというカウントで、途中から打席に入ったのは、末包昇大。

難しい状況で、末包、レフト前ヒット。天空をつくような、体の大きな人ならではの力強いガッツポーズが出た。ラオウ的な。嬉しい3点目。よくぞ、打ってくれた。

まだまだ得点圏。ここで田中と矢野雅哉が凡退に終わったのは順当というか、予想を超えることはできなかった。


羽月のタイムリーは6月、ZOZOマリンで、佐々木朗希から粘って粘って9球目を打ったとき以来では?

時どき出るここぞのヒットはファンを湧かせるが、ここにきての小園のコンスタントな打撃は群を抜くものが。ちょっと一人、次元が違うところにいるような。

今日は小園が最後までショートだったのも、よかった。

いるべき場所に立つには、有無を言わさない結果を出すしかない。プロたるもの、それは当たり前のことなんだけど、結果が出ていない選手にも出番が与えられるチームですから。
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2023年9月16日

阪神に惨敗、選手起用のちょっとの差が大きな差


9月16日(土)、阪神戦(マツダスタジアム)、3対9。

優勝明けのひと休みが終わり、通常営業に戻った阪神。大竹耕太郎をまた打てず、惨敗。もはやお家芸。

森下暢仁が1回に3失点。また立ち上がりが悪い。1年目、こんなことあったっけ? 5回にはノイジーの3ランでとどめを刺され、つごう7失点で途中降板。

カープの先発陣、今週は軒並み序盤に打たれ、イニングが持たない。


表向き、大瀬良大地がエースと呼ばれてはいるけれど、私の中では1年目から森下がエース。今年は床田寛樹と森下の二枚看板。

好不調があるのは心得ているけれど(その点、山本由伸は常人離れ)、森下も床田もここぞの2試合で期待を外す内容。エースはどこ行ったー。

シーズン前、「もう4年目なんで、なんか一歩抜けたい」と話していた森下だったが、1年目がピークと言われても仕方ない。

タフな森下といえども、疲労の増すデーゲーム担当なのも気の毒。


点をとってくれない打線と伴走し続けなくちゃならないことも、大いに気の毒。

調整中の秋山翔吾がまた1番、2番田中広輔、8番羽月隆太郎、スタメンマスクは會澤翼。強い気持ちを持って臨んでも、体と気持ちに力が入らなくなりそうな。

田村俊介の打順を6番と上げてきたことは、小さな希望の光。打ってますもの、当然の評価。

秋山には5回、33打席ぶりにヒットは出たが、チャンスの場面ではなしのつぶて。田中は2回の併殺。


それでも6回、やっと得点のときが来た。堂林翔太ヒット、マクブルームがエラー出塁、田村ヒットで、1アウト満塁。

代打・松山竜平が2点タイムリー、羽月隆太郎がタイムリーエラーで1点追加、3対7。

さらに畳みかけたい1アウト3塁1塁。坂倉将吾がセカンドフライ(犠牲フライは〜!)、秋山はショートゴロ。チャンスに弱い人々。

8回、田村がまたヒット、途中出場の末包昇もヒット。昨日負傷の野間峻祥が代打でショートライナー、飛び出した田村戻れずダブルアウト。もう笑ってしまった。


今日の『日本経済新聞』のスポーツ欄で、「何か少し変えれば勝てる」という岡田監督の言葉を見つけた。

1週間前、阪神に3連敗した試合後、阪神に大きく負け越していることについて、新井さんは「ちょっとの差だと思う。でもそこのちょっとが大きいと思う」と話していた。

大きな補強もなし、故障者も続出(これはどのチームもそれなりにあること)、監督は1年目。頑張っている方かもしれない。


しかし、時どきふと思う。もし、たとえば落合博満さんや今の岡田監督だったら、カープでどんな選手起用をするんだろうって。

大瀬良大地をローテーションに居座らせたり、過去に最多安打を記録したとはいえ、いま本調子じゃない秋山を1番に置いたり、打撃や守備で精彩を欠いている田中や會澤を起用するのかなって。

落合さんは中日の監督の1年目、日本シリーズで、そのシーズンに頑張った選手だからと続投させたことがあるそうだ。

「でもな、負けてわかったよ。それまでどれだけ尽くしてきた選手でも、ある意味で切り捨てる非常さが必要だったんだ」(『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』)

調子のいい選手を使う。その当たり前のことができる、できないの小さな差が、カープと阪神の差を大きくしたんじゃないだろうか。

新井さんは今年の経験を経て、来季、シフトチェンジしていけるだろうか。
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2023年9月15日

阪神からハンデをもらった試合、勝ててよかった


9月15日(金)、阪神戦(マツダスタジアム)、6対5。

昨日は、1勝しかしていなかった神宮球場での最終戦、勝って終れてよかった。阪神は甲子園で優勝を決めることができてよかった。

2016年、カープが25年ぶりの優勝を決めたのは東京ドーム。ビジターだったけど、感動的だった。忘れられない黒田と新井さんの抱擁。

どこで勝ってもファンは嬉しい。でも、マツダスタジアムでなくてよかった。あんな出島みたいなビジター席しかない失礼な球場でなくて、本当によかった。

勝って笑顔で互いにハグしあっている光景は、敵ながら、いいものだなぁと思いました。阪神、強かった。讃えたくなるものがありました。


そんな優勝明けの阪神から、ハンデをもらった試合。下位打線は控えメンバー。ピッチャーはブルペンデー。一息ついた阪神に勝っておかなくては。

なんですけど、床田寛樹が1週間前に続いて、キレがない。1回に2失点。追いついてもらっても、5回にまた引っくり返される。

そこをまた、カープが追いつき、同点にされ、また追いつき、8回に勝ち越すという、シーソーゲームになった。


本日は、田村俊介が末包昇大と入れ替わってスタメンに。

3回、田村は、プロ初登板のドラ2・門別啓人からヒットを打って、野間峻祥の2点タイムリーでホームを踏む。今日、3番の小園海斗もタイムリー。

6回、マクブルームが同点のタイムリー。

7回、矢崎拓也がフォアを引き金となって、小野寺暖のタイムリーで、また勝ち越される。

7回ウラ、小園のタイムリーで、また同点(2アウト2塁1塁で、デビッドソンは見逃し三振、今日もノーヒット)。


8回、島内颯太郎。デビッドソンのエラーで、小幡竜平は2塁、さらにバントで3塁へ。1アウト3塁のピンチを、ミエセスを空振り三振、中野拓夢を見逃し三振。味方のエラーをカバーした。よっしゃー。

8回ウラ、マクブルームが今日3本目のヒット(代走・矢野雅哉)。昨日のヒーロー、磯村嘉孝がバントで送って、矢野は加治屋連の暴投で3塁へ。

そこで出た、代打・松山竜平の勝ち越しタイムリー。松山、やったよ~。

最後は栗林劇場で締めた。9回、栗林良吏が森下翔太にフォア。う。大山悠輔ヒットで、ノーアウト3塁1塁。ひ~。

だがしかし、佐藤輝明、空振り三振で1アウト。大山の盗塁を坂倉将吾と途中からショートの矢野が阻止して2アウト(助かったー)。小野寺、空振り三振で3アウト、勝ったー。


とっとこハム太郎なゲーム(語感がなんとなく)でしたが、勝ちはもぎとった。昨日の、逆転勝ちで1点打線の呪縛から解放されたかのよう。

矢野ショート、小園セカンドのスタメンはわくわく感がないが、羽月隆太郎のセカンドも打撃の非力感がなかなかのものであった。

菊池不在でもまかせられるセカンド人材を育てて(ショートは小園で!)。


中日の立浪監督が来季も続投と悲報が(失礼)。

中日ファン(と選手)のお気持ち、お察しいたします。だって、私たちも、2020年と2021年に経験済み。それはそれは苦しかった。

ただ、中日は若い選手をスタメンに起用して、種まき中。来季、花が咲いて実がなるか、注目しがいがある。来季も今季のようなことになったらもう目も当てられませんが・・・(他人事じゃあ、ない)。

今季のように、首位チームが独走なんて展開にならないよう、しのぎを削り合いたいものです。
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2023年9月14日

いるべき場所に選手を置けば、勝ちはやってくる


9月14日(木)、ヤクルト戦(神宮球場)、5対6。

阪神がアレを決めた日、逆転勝ちで連敗止まる。

3月、大いに盛り上がったWBC(もちろん関心ない人も少なくなかっただろうけど)。時は流れ、インパクトは阪神の優勝へ。今年の流行語大賞はAREかな? おーん。

カープが負けた時点で阪神のアレが決まる今日だったが、阪神がどうあれ、今日は勝ちたかった。

勝つ気あるの?と思われた選手起用が続いていたが、さすがに今日は新井さん、やっとシフトチェンジしてきた。


1番・野間峻祥、2番・羽月隆太郎、3番・末包昇大、4番・堂林翔太、5番・小園海斗、6番・デビッドソン、7番・マクブルーム、8番・會澤翼。

秋山翔吾がベンチ。菊池涼介に代わってセカンドに置かれていた小園が5番でショート。

ブログタイトルが「フィールド・オブ・ドリームス」みたいになっていますが、小園はショートで看板選手になってほしいのだ。田村俊介が外れたのは残念だが、この2点には納得。

過去の実績ある選手と昔なじみの選手を重用してきた新井さんが、新しいことを受け入れるのにはかなり時間がかかったけれど、来季に向けて、少し、希望が湧いてきた。

でも、明日すぐまた逆戻りするかもしれない。ここで勝って、こういうラインアップを定着していこう。がんばれ選手。


2回、4番の堂林が昨日に続く11号ソロで、先制。よっしゃー。菊池や上本崇司でも勝てていたけど、4番目の打者はこういうのがいい。

だったが、遠藤淳志がそのウラ、長岡秀樹の2点タイムリーで、あっさり引っくり返される。

3回には、山田哲人と村上宗隆に連続ソロで、3点差。フォアとデッドボールも連発。

4回、先頭打者の長岡にフォア、塩見泰隆のタイムリーで、4点差。遠藤は4回途中5失点でアンダーソンと交代。

2試合続けて好投していた遠藤だけに、こういう揺り戻しも予想はできたが、今日は勝ちたかった試合。それはもう落胆しました。

誰にでもある調子の悪い日だったのか、連敗続きのプレッシャーなのか。もし後者なら、か弱すぎる。ピッチャーたるもの、山本由伸のような心技体を目指そう。


このままかと思われた5回、代打・田村俊介が2塁打。よっしゃー。やっぱりスタメンで育ててほしい。あなたは少ないカープの光~。(「Lemon」の節で)

続く野間峻祥も2塁打で、今日は2点とったー。(目標は、そこじゃあ、ない)

遠藤の後は、またしてもリリーフ陣が踏ん張った。アンダーソン、河野佳、中﨑翔太、大道温貴が無失点リレー。


8回、3点ビハインドで、代打・秋山翔吾がフォア、堂林がヒット、小園がタイムリーで5対3。

デビッドソンは空振り三振。4番の堂林と5番の小園は主軸でイキイキしていたが、デビッドソンは今日はブレーキに。

選球眼のよさも魅力のマクブルームがフォアを選んで、ノーアウト満塁。

代打・松山竜平にもフォア。押しだしで5対4に。ジリジリジリ。


なおも満塁。代打に磯村嘉孝。磯村? なんで磯村? なんでー?(坂倉将吾いるのに)と3回連呼してしまったが、磯村が逆転タイムリー! うぉぉぉぉ。

あとは島内颯太郎と栗林良吏が三者凡退で、締めました。

磯村の、ファンの方たちへの感謝を述べる落ち着いたヒーローインタビューは好ましかったです。

今日も神宮のカープファンの声援は大きかった。最後に神宮で勝って終れて、よかった。
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