2019年6月30日

パ・リーグ的なDeNAにまたも打ち勝てず。

6月29日、DeNA戦(横浜スタジアム)。

スタメンを見て、戦意喪失する。打撃不調の野間峻祥が1番。6月28日に1番で起用した高橋大樹が打撃好調にもかかわらず、起用されず。

DeNAの先発は平良拳太郎(右投げ)。また右左(みぎひだり)病ですか?

高橋を1番に起用したのは、高橋の打撃に期待してではなく、今永昇太が左投げだったからという単純な原則的な理由からだったのかと逆に訝ってしまう。ことごとく選手のモチベーションを下げてしまう采配がずっと続いている。

でも、野間がここで結果を出せば、何も言うことはないです。すべては試合を見てから。

しかし、この日、野間は無安打。このデータを活かさず、また選手の好不調を見極めず、右左にこだわってスタメンを組むようなことがあれば、愚の骨頂というしかないです。

いや、そんな頑固な右左病にかかったベンチを置いてきぼりにするくらい、高橋、そのままガンガン打とう。ブンブン振っていこう。

7回には、ヒットを打ったメヒアに、早々に代走が出される。この時点で1対1の綱引き状態が続いていた。まだメヒアに打席がまわってくるのがわかっているのに、またもフライングのような早すぎる交代。



先発・アドゥア誠は落ち着いていた。7回を投げて1失点。援護がなくとも、粛々と自分の仕事をしていて立派だった。

1対1のまま、リードしていない状態で、8回はレグナルト、9回フランスア。ともに無失点で延長戦へ。

6月23日のオリックス戦しかり、同点の状況で勝ちパターンのリリーフを先手必勝のように繰り出すことが多いカープベンチ。

逆転を見越しての采配とは言え、今のカープ打線に接戦を突き放す力はない。難しいところだけれど、最終的にはリリーフ陣の力投が水の泡になるゲームを何度となく見ているので、この采配でいいのか、しかめっつらになってしまいます。

10回、中村恭平が桑原将志と宮崎敏郎に打たれ、サヨナラ負け。

宮崎はシーズン序盤、打撃不振で打率1割台、田中広輔のお仲間だったのに、いつのまにか打率もあがっていたのですね。田中もこの日、3安打したけれど、やっぱりほしいのはチャンスの場面でのヒット。

投手陣のふんばりにまたも応えられず、接戦をものにできなかった力のないカープ打線。パ・リーグ的なチーム、DeNAには歯が立たないのか。歯がゆし。



3日連続エラーしたあと、小園海斗がベンチ入りのままなのも気になります。代打に出したら面白いのに。

1軍の雰囲気に触れるのはよいことかもしれないが、打席にも立てず守備もできず、塩漬けの状態になって。ベンチは小園をどうしていきたいのだろう?

出番がないなら、ファームで実戦を積み重ねた方がよくないのか? それは不調の続く松山竜平もしかり。

高橋やメヒアのように、ファームで調子のよい選手をもっとどんどん出してきて使えばいい。少年漫画誌のアンケートと同じ。結果のいい人を使って怒り出すファンはいないと思う。


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カープの打撃コーチって何見てるの? 一瞬、目の前がまっくら。
4つしか勝ってない交流戦、逆にすごい。

2019年6月29日

まだ交流戦は終わっていなかったのか、13対3で横浜に大敗。

6月28日、DeNA戦(横浜スタジアム)。

試合開始前、おそるおそるスタメンを見てみると……1番に高橋大樹の名前がピカ〜ッ。一筋の光が。

前回の記事にも書きましたが、東出打撃コーチが「1番田中広輔」を固定して戦うと明言したという記事(「デイリースポーツ」)を読んで、相変わらずの現状の見えてなさに暗澹たる気持ちになっていたので、ホッとしました。

高橋はいま打撃で数少ない元気のある選手。納得の選択。

6番バティスタ、7番メヒアが下位に並んでいるのも、相手チームにとっては不気味。久しぶりにいい感じです。

その高橋、3回にプロ初ホームラン。5回には粘りに粘ってフォアで出塁。4回、ホームランを打ったメヒアともども、ファームで結果を出してチャンスを与えられた二人が打点をあげたのは、とても嬉しい。

3回には菊池涼介のジャンピングキャッチ、すかさず2塁にフォローに入りダブルプレーをとった田中広輔とのコンビネーションも素晴らしかった。

毎度のようにびくともしないDeNAのエース・今永翔太に粘りを見せ、5回の時点で85球投げさせたカープ打線。



交流戦が終わり、新しいオーダーで心機一転、いい滑り出しと思えた前半でしたが、大瀬良大地がロペスのソロ、ソトの2ラン、もういっちょソトの3ラン含め、7失点。交流戦のデジャブ? 今永より先にマウンドを降りることに。

今永も5回を投げて、交代。エース対決らしからぬ展開に。

火に油を注いだのが、中村祐太。7回に5失点、8回に1失点と、大盤振る舞い。

6月23日のオリックス戦で、1軍にあがってすぐのマウンドで3失点した藤井皓哉と重なる。テンポも悪く、せっかくもらった登板の機会を活かせず、上がってすぐまたウィーンと降格していきそうな。

ただ、中村恭平も去年まではそうだった。しかし今年、目が覚めるような活躍ぶり。昨年までは恭平が出てくると、は〜っと乾いたため息を何度もついたものだったが、今年は違う。

いいプレーを見せてくれたら、ファンの態度は一変するんです。それは現金な態度とは違うんです。いいプレーには拍手する、リスペクトする、のです。

またいい投球を見せてくれたら、そのときは拍手するでしょう。でも、この日の大瀬良も祐太もいただけなかった。

しかし、二人の打たれっぷりばかりが目立ってはいたが、5回以降、まったく得点できなかった打線。まだまだ交流戦のムードは続いている。

でも、試合はこれからも続く。こんな日もある。


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カープの打撃コーチって何見てるの? 一瞬、目の前がまっくら。

2019年6月27日

カープの打撃コーチって何見てるの? 一瞬、目の前がまっくら。

シーズン序盤につまずいた後、急浮上してリーグ首位に立ったかと思えば、交流戦では最下位。

その交流戦も、順位というより、18試合中、勝ったのが5試合という内容があまりに可愛らしすぎて……ボッ(赤面)。

再びリーグ戦に戻って、どんな方向に進むのか、カープ。

このまま低空飛行を続けるのか。打線が多少なりとも復調して、リーグ優勝(4連覇)するのか。なぜかセ・リーグでは勝ってしまうカープ。しかし、そうなったとしても、パ・リーグに脅威を与えることはないでしょう。

なんとかムードを変えてほしいと願う交流戦後のおやすみ期間、こんなよからぬ情報が。

東出打撃コーチは「1番田中広輔、2番菊池涼介、3番西川龍馬、4番鈴木誠也」と上位打線を固定して戦うと明言したとか(「デイリースポーツ」)。

原点回帰って、何だ。まるで「あの頃はよかった」と、現状を見ないで過去礼賛しているおじさま族か。くわ〜っ。



あの田中の起用にこだわり続けた閉塞感が今のカープの低迷の原因ではと私は訝っています。それがまだ続くかもしれないとしたら、免疫力がじりじりと落ちていきそうです。フタを開けてみなければわかりませんけれど。

交流戦最後の楽天戦で、7回、数少ない打撃好調の高橋大樹を野間峻祥に代えたことも解せません。あんなことしたら、選手のモチベーションが下がってしまうかもしれないじゃないですか。えぇ、思い出し怒りしています。

そんな中、投手陣では、遠藤淳志が先発候補にあがっているという話は朗報。遠藤の、あのマウンドで勝負している感じ。とてもいいです、楽しみです。

あの感じ、黒田博樹を思い出します。いま、カープで「勝負している」のを感じさせてくれる選手はどれくらいいるだろう。まるで正社員のように席が与えられているのが当たり前かのように見える人もいる。

プロ(実力)の世界、席が確保されてるわけはないんだけれど。

しかし、そう感じさせる雰囲気が、今のカープベンチにはある。年功序列とか、過去の実績とかをおもんぱかる、古い日本の社会みたい。

プロの世界はスカッとお願いします。お客さんも見てるんですから。


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活性化する投手陣と、硬直化する野手陣と、コーチの仕事
試合は練習場じゃない

2019年6月26日

九里亜蓮、初完封! でも田中広輔、重傷だってよ。

6月25日、楽天戦(楽天生命パーク宮城)。

交流戦最後の1試合。ともにリーグ戦の上位にいるチーム。手(気)をぬくような位置にいるはずもないけれど、なんでしょう、この消化試合のようなムード。

そんな中、九里亜蓮が楽天打線を3安打に抑え、2対0で初完封。

交流戦、最後の最後で、やっと(たった)ひとつ勝ち越しできたのはよかった。しかし、今日も今日とて打線は体温低かった。

5回、高橋大樹のヒット、相手エラー、菊池涼介のヒットでノーアウト満塁。西川龍馬の進塁ゴロで、かろうじて1点。4番鈴木誠也と5番松山竜平は走者を帰せず、最低限の1点どまり。

満塁の場面で、よくて1点どまり。今シーズン、よく見る光景。こういうシーンを見るたび、得点したにもかかわらず、今日はダメかも? と思わされる(で、実際そうなる)ゲームが何度もあった。

九里の力投と、楽天のあっさりした攻撃とで、勝つことはできたけれど、めでたさも中くらいなり。と感じるような勝ち方。



この日も小園海斗はベンチ。打率一割台の1番(田中広輔)と5番(松山竜平)というオーダーを見た時点で、まだお祈り采配(いつか・そのうち・そろそろ打ってくれるだろう)しているのかと、あきれる。

7回、当たっている高橋に代えて野間峻祥を、9回、期待を込めて一軍入りしたメヒアを下げて上本崇司を打席に立たせたり、中途半端な采配がまたも繰り返されていて、勝負の香りがとんでしまう。

メヒアは3打数ノーヒットでしたが、チャンスを与えるための先発。ちょっと様子見てやめる。なんてことしないで、どんどん1軍の打席に立たせてほしい。

TBC東北放送の実況解説をしていた上岡良一さんは試合後、田中広輔の不調について「送りバントもちゃんと出来てないっていうのが、ちょっと重傷なのかな」とコメントしていました。

だからこそ、田中が調子をあげてくればカープ打線が活気づくだろうというエールも込められていたのだが。

ホームゲームでは、カープOBの解説者は気遣いするコメントが多く、ここまでハッキリと言ってくれないが、アウェイでのゲームならでは。バッサリと気持ちがいいです。

調子のいい選手を見極めて、滞った空気をかきまわしてくれるような当たり前の采配を何とかしてもらえないだろうか。機会を与えられた選手はその期待に1ミリでも応えてほしい。


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勝ったのに、このつまらなさは何だろう?
混迷しているベンチ、覇気のない鈴木誠也。

2019年6月24日

4つしか勝ってない交流戦、逆にすごい

6月23日、オリックス戦(マツダスタジアム)。

小園海斗はスタメンを外れ、田中広輔が復活。

味方のエラーに敏感なジョンソンが先発。これは妥当と思うことにしました。いやしかし、このまま小園の起用がフェイドアウトするのでは……と心配です。

オリックスの先発・田嶋大樹をとらえられないカープ打線(田島、初めてちゃんと見ました。なにこの羽生結弦似の涼しげな青年は? 投球もまたしかり)。

かたや、安打されつつも、ここぞのところで踏みとどまり、尻上がりに調子をあげるカープの先発・ジョンソン。

両チームの先発・中継ぎとも奮闘して、9回まで0対0。

10回のリリーフは菊池保則。ここ数試合、打たれ出した一岡竜司や中村恭平ではなく、菊池に託したのかと受けとっていたのだけど。

ことごとく球が高い〜。しかも、ことごとく外野が前進守備。四球をまじえ長打を5本打たれ、5失点。

途中交代の藤井皓哉も四球2つに長打2本で、4失点。

オリックスはこの回(1イニング)に3塁打4本。これはプロ野球記録なのだとか。



ベンチに下がって唇をかみしめる菊池を見て、ピッチャーというのはつくづく矢面に立たされる職業なのだなと感じる。

たしかに菊池の球は高かった。しかし、これまで奮闘してきてくれた菊池を思うと、責められなかった。

ゲームの敗因は1つでも、たった一人のせいでもない。今日も今日とて、打線は沈静化していました。

代打には松山竜平や長野久義が起用されていましたが、どちらも無安打。いっそ無安打なら、小園を出してくれたら面白いと思ったのだが、そんな茶目っ気は今のカープベンチにはないですよね、ハイ。

今年もオリックスに3連敗。交流戦、最下位が決まりました。

こうなったら開き直って、来季以降のチームづくりを見すえて実験を繰り返してほしいけれど、そんな真っ正面の姿勢を今のカープベンチは見せてくれないでしょうね……。

選手、監督、コーチともども、一流の仕事が見たい!


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小園海斗、出た打った。なぜか田中広輔も出た。

2019年6月23日

おとなしいよ、カープ君

6月22日、オリックス戦(マツダスタジアム)。

2対3。またも1点差で勝てず。この1点(勝ち越すには2点だが)を埋められないところに、逆にカープの弱さが浮き彫りに。

この日、DeNAと楽天のゲームでは、1回楽天が6点とった裏に、DeNAが7点奪取。その後も、取ったり取られたりで、最終的には楽天が11対9で打ち勝った。

殴られたら殴り返す……まるでボクシングのようなゲーム。取られたら取り返す打撃力が互いにすごい。パ・リーグ相手には、こういう戦い方でないと、勝てないということか。

野球の質が違うというか、カープには殴り返す勢いがないというか、そんな気配を感じさせてくれる打者がいったい何人いるだろうか。



小園海斗は3試合連続エラー。この日は2失策で、そのうち1つは相手チームの得点に絡む。

「大観衆の中で思っている以上のプレーはできない。何とか攻めて前に進んでプレーしたいです」(「スポニチ」)と、プロの壁をひしひし感じているようです。

新人だからミスが許されるとは思わないが、新人のミスが多くなるのは当たり前のこと。1軍でないと得られない状況の中で、経験を重ねて乗り越えていってほしい。

先発のアドゥワ誠は「(失策を)カバーしてあげられなかった」(「デイリースポーツ」)。若い彼が後輩を責めない姿勢もまた、いいなと思った。

小園はエラーした直後の6回の打席で2塁打。菊池涼介のタイムリーにつないだのは、たいしたものだ。



シーズンが始まってから数日前まで、成績不振だった田中広輔や中﨑翔太が使われ続けているまっとうではない采配にストレスと閉塞感を感じ続け、ベンチに矛先が向きがちだった。

その問題が表面上は一段落したとたん、そう。敵はベンチではなく、対戦相手なのだと当たり前のことに目が覚まされるような状況。パ・リーグでの苦戦が続く。もうこのままでは勝てないのかなって。

2016年、カープが25年ぶりにリーグ優勝したとき、感動した。資金力にものを言わせ選手をかき集めるような球団ではない、市民球団から発足した小さな球団の優勝に、感動した。

2018年、ワールドカップで日本代表がベルギー戦で3対2と善戦したとき、日本サッカーもここまで来たかと感動したけれど、1点差を超えられない大きな壁もをやはり感じた。

アジア代表になれても、ヨーロッパや南米の強豪国にはなかな勝てない。リーグ優勝してもパ・リーグには勝てない。

この差を埋めるのは、日々の実験と積み重ねを粘り強く続けていくしかないけれど。ピッチャーは腕を振って、バッターは思いきりスイングして、ジャイアントキリングしてほしい。そんなスポーツの醍醐味をカープには見せてほしいです。

田中にも調子を取り戻して力になってほしい。ベンチウォーマーなんかにさせておかないで、2軍でじっくり調整してもらったらどうなんだろう? その代わりに一人、戦力となる選手をあげて、ベンチもどんどん攻めていってほしい。


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〔関連記事〕

勝機はグラウンドのどこかに落ちている。
圧倒的な差を1ミリでも埋めるために
2分の1の確率。やらないで後悔するより、失敗してもやってみる。

2019年6月22日

ずっとこのまま交流戦だといいのに

6月21日、オリックス戦(マツダスタジアム)。

オリックスの先発は、山岡泰輔。彼もまた今の球界の中で好きな投手の一人。

ふつう先発投手は、当日はゲームに集中するため、マスコミの取材は前日に受けるそう。

ところが山岡は、前日はいろいろ準備することがあるからと、当日取材を受ける珍しいタイプなのだとか。その神経の細かくないところ、ますます好きになりました。

そんな山岡と、山口翔の投げ合い。山口は徐々に腕の振りにかげりが見え、4回2失点で早くも降板。

リリーフの中村恭平、レグナルト、フランスアもしばらく前のようにグイグイ三者凡退とはいかず、前日に続き、打たれたり失点したりが目につき気になります。



昨年の交流戦で、オリックスに3連敗した記憶もまだ生々しい。パ・リーグ最下位のチームですら、歯が立たないとは。

昨年、まさしくそのオリックス戦の直後、「これはもう采配の問題というレベルではなく、選手の個々の力の差では?」という記事を書いていました。交流戦や日本シリーズを見るたび、このタイトルを思い出します。

交流戦を見ていると、リーグ戦に戻るのが物足りなく感じそうです。このままずっと交流戦を見ていたいな〜。

このままセとパのレベルの差が広がり続けると、プロ野球の魅力が目減りしていきそう。

12球団制にしてほしい。そんなことすると、パのチームのレベルが下がってしまうかな?



20日のロッテ戦で鮮烈な初打席デビューを飾った小園海斗。その後は無安打、バント失敗、2試合連続エラーと、ほろ苦さもしっかり経験中。

20日に代打で登場した田中広輔は、9回に守備固めとして出てくることもなく、この日は最後までベンチ。あれほど連続出場させることにこだわっていたのに、ふっと凧の糸が切れたみたいにそれが止んでしまって、逆に妙な感じがするほど。

それでも、小園を最後まで使ってくれて、ありがとう。

無安打やエラーが続けばそのうちすぐヤジもとんでくるでしょうが、それこそがプロの世界。経験を重ねて、結果を出してくだされ〜。


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これはもう采配の問題というレベルではなく、選手の個々の力の差では?
岡田、いつもと違った気配でスタート、そしてガラガラガラと……(崩壊)。

2019年6月21日

小園海斗、出た打った。なぜか田中広輔も出た。

6月20日、ロッテ戦(マツダスタジアム)。

試合前、中﨑翔太の二軍行きを知る。やっとひとつ、カープがまっとうな方向に進んでくれて、なんだかホッとした。身体の中の免疫力があがってくる感じ。

するとその後、小園海斗の1軍昇格を知る。おぉ、やっとベンチが動き出した。

するとまたまた、小園がスタメンで初出場することを知る。スタメンに田中広輔の名前はなかった。

今シーズン、こんなことが起こるとは思ってもいなかったので、驚いた。閉塞感がパパ〜ッとあけていく。

これまで結果の出ていなかった田中を出場させ続け、チームが低迷し、そのうえ前日、田中を1番に起用するという不自然さに、カープファンから球団へ苦情や抗議が殺到し、さすがに無視できなくなったのでは? なにかしら上からの圧力があったのでは?

香港の市民がデモを起こし、「逃犯条例改正」を事実上の廃案に追い込んだニュースと重なり、民衆の力は侮れないのだと深くうなずいたのであった。勝手に。

今回の田中のスタメン落ちが上からの圧力だったのか、緒方監督の判断だったのか、実際のところはわからないけれど(田中を起用し続けたこと自体が上からの圧力なのか緒方の意向だったのかもわからないけれど)、やっとこさ変化が訪れた。やっと決断してくれた。



その小園。初打席でヒットを打ち、西川龍馬のタイムリーで、ホームベースを踏んでベンチに帰ってきた。これは「持ってる」と言われてもおかしくない。

守備でも華を感じさせ、そこにいるだけでパ〜ッとまわりが明るくなる。まるで、親戚の小さな子が遊びに来てくれたときみたいに、「何やってもかわいいな〜」と一挙手一投足をみんなで見守る感じ?

小窪哲也は2軍に降格したけれど、サードを守る安部友裕にとっても、小園のスタメンは刺激になって、守備でもよい意味での緊張感が生まれそうです。

カープ打線も閉塞感がとれたかのように、6回までに6得点。背水の陣の覚悟でのぞんだ先発・床田寛樹を援護します。

床田も快投、6回無失点で降板。球数90球で無理をさせないで終われてよかったと思っていたのだけれど、その後、思いも寄らぬことが。



一岡竜司、中村恭平、レグナルト、フランスアがそろいもそろって失点。ロッテ打線の底力なのか、カープのほころびなのか。小園やフランスアにエラーも出て、流れがロッテに。

9回、6対6の同点に追いつかれ、床田の白星が消える。

不可解だったのは、8回、代打に田中が起用されたことだ。フルイニング出場の記録は途切れたが、連続出場記録の席は確保しておいたということか。

それにしても、守備固めならともかく、追い込まれた状態で、なぜ打率1割台のバッターを代打に?

あけたと思われた閉塞感だったけれど、またうっすら灰色のベールを引かれたような、意味のわからない采配だった。

それ以上に不可解だったのが、田中が打席に立ったとき、スタンドから大きな声援があがったこと。この状況で、意味がわからなかった。

9回、會澤翼のタイムリーで勝ち越しはしたが、6点差ありながらも床田に白星をつけられなかったこと、8回のなまあたたかい采配に、後味の悪さが残った。

小園は満塁の場面でチャンスを活かせなかったりエラーもあったが、経験を重ねて、もっと輝いて、カープに風を起こす一人になってほしい。


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監督が変わる利点。

2019年6月20日

試合は練習場じゃない

6月19日、ロッテ戦(マツダスタジアム)。

スタメンを見て、驚く。田中広輔が一番。

もう為す術がなくなって(んなぁこたぁないでしょう! まだやれることいっぱいあるでしょう!)、手を出したカンフル剤のつもりなのか。血迷ってる感があるけれど、ともあれ、結果が大事。どうなるか見届けよう。

もうひとつの「変化」が、高橋大樹。長野久義に代わってスタメンに抜擢。こういうのを待ってた。1軍にあがるため、ファームで結果を出してきた選手。ぜひ結果を出してほしい。



試合が始まった。エースの大瀬良大地は、先日の床田寛樹のように、ポーンポーンポンポーンとホームランを4本打たれる。6失点で、7回を途中降板。

長いシーズン、こんなときもあります。各球団のエースも年に1度は大量失点します。ただ、黒星続きの交流戦のまっただ中、身にこたえます。

8回を投げた遠藤淳志、いいですね。きゃしゃな身体ながら、大物の香りが。ピッチャーらしい香りがするというか、勝負をしている感じが伝わってきて、楽しみです。

打線では、高橋大樹が期待に応えて、プロ初打点も。思わず拍手が止まりませんでした。

高橋からはフィールドに立っている喜びを感じる。まるで不調が伝染しているのかと思わされるカープ打線の中にあって、貴重な存在。どうかあなたは染まらないで。

8回、代打の松山竜平も打点をあげることができて、よかったよかった。



1番復帰の田中は無安打。気分転換とはならなかったようだ。メンタルというより技術的なことが原因による不調なのだから、しっかり二軍で調整させるのが筋。それでどうにかなると考えていたとしたら、とてもまともな話とは思えない。

相手チームにしてみれば、初回からお休み処が一つ設けられたようなもの。という想像をカープのベンチサイドはしないのだろうか。自ら相手が喜ぶ采配をするなんて、勝負師のすることだろうか。

田中がなんとか気分を変えて復調してくれますように……と、そこまで配慮するのはなんとも妙な話。田中をどうにか復調させて、ここまで粘って使い続けた自分たちを正当化する理由を見つけようとしているように思われてもしかたない。

ゲームに勝つという目的が二の次にされているような。スカッと勝って終わりたいファンの楽しみを置いてきぼりにされてるような。

「練習は本番のつもりで。本番は練習のつもりで」とは名言ですが、打席に立つ今の田中(田中を打席に立たせるカープベンチ)を見ていると、プロが本番で練習しているかのような、なまぬるさを感じます。黒星が続くのもうなずけます。

高橋大樹や遠藤がフィールドに立つ臨場感を味わわせてくれたのとは真逆の世界。


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混迷しているベンチ、覇気のない鈴木誠也。

2019年6月19日

混迷しているベンチ、覇気のない鈴木誠也。

6月18日、ロッテ戦(マツダスタジアム)。

先発の九里亜蓮は5回1失点。数字だけ見ると悪くはないけれど、少し物足りない。先発として、あと1イニング投げてほしかった。

一度ローテから外れリリーフに回ったときのことを思うと、リリーフでどんな場面でも対応しようと投げていた九里の方が輝いて見える。

一岡竜司を皮切りに、中村恭平、レグナルト、フランスアと、信頼が厚いリリーフリレーが始まるのだが。

7回、恭平が、ストレート押しで1失点し、同点とされる。18試合ぶりの失点。もう少しゆさぶりをかけたら結果は違っていたのかもしれないが、グイグイグイとバッターを押し込んでいくようなピッチングは見ていてすごかった。

8回、レグナルトが1イニングでマウンドを降りたとき、もう1イニングまかせたいと思った。なんとなく、この先の予感があって。



力のないカープ打線は得点できず、延長戦へ。フランスアが9回、10回と回またぎをするも、打線は応えることができず。

11回に、中﨑翔太が登場したときには、順番的にはやっぱりこうなってしまうのかと。フランスアを回またぎさせたのに、こうなってしまったかと。

中﨑は同点をキープすることはできず、4失点。素人目にも、中﨑の球威のなさに驚いた。

7回、恭平が同点を招いてしまったことは残念ではあったけれど、あの球にはバッターに向かっていく力があった。

いまの中﨑は1軍でプレーする状態ではないと、素人目にもわかった。こんなボールを投げるピッチャーを登板させる球団は他にはないだろう。そのことにも衝撃を受けた。

中﨑同様、田中広輔の腰がすわってないスイングにも驚く。素人目にも、どうしてこの人がこの場所にいるんだろう……と、ダブルの衝撃だった。



10安打しながらつながらない打線も、まずかった。食べていて、途中でポソポソ切れるおそばみたい。こう、一気にスカッとすすりたいものです。

16日の楽天戦で打順を変えて功を奏したのだが、バティスタが復調したと見てか、もう打順をもとに戻してきた。もう少し、あの打順で見てみたかった。

會澤翼、西川龍馬らはまだ元気があったが、3番に戻ったバティスタは無安打。

8回、菊池涼介が2塁打を打って、バティスタが申告敬遠された。バティスタと勝負せず、4番の自分との対戦を選んだ相手に対して、鈴木誠也の覇気のなさも気にかかった。

たとえば日ハムの中田翔だったらこんなとき、メラメラしたものを放って打席に立つはずだ(そしてアベレージがよくなくても、こういうときはかっきり打ったりするのだ)。


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今のカープに対する素朴な疑問
勝って、なんとなく控えめに嬉しい試合。

2019年6月17日

勝って、なんとなく控えめに嬉しい試合。

6月16日、楽天戦(楽天生命パーク宮城)。

いまの球界の中で好きな投手のひとり、岸孝之が楽天の先発。快投されたとしても、それはそれでよしとしよう。おまけにこちとら、雨でゆるんだ足下が気になってしかたないジョンソンが先発だ。

と、控えめな心持ちで臨みましたら、2対4で勝ちました。

12球団で唯一、カープからだけは白星をあげていないという岸。よりによってカープだけとは。 めぐりあわせ的にたまたまとはいえ、よりによってカープとは(2回言った)。

そんな、ちょっとした重しもあったのかどうかはわかりませんが、カープにとっては6月9日以来の勝利。

ジョンソンは2回で55球と、またもスローなテンポで始まるものの、この日も尻上がりに調子をあげ、3回から6回までは無失点、先発としての仕事をする。

7回は中村恭平、8回はレグナルト、9回はフランスアと、しびれる無失点リレー。打線とは裏腹に、こちらはスカッと感にあふれている。



打てない打線は、西川龍馬が3番、会澤翼が5番、バティスタが7番と、打順を変えてきた。点がとれない打線に何の手も加えずにいた状態が続いていたので、この変更はちょっと風が吹いたようで、うれしかった。

テコ入れというよりは、あるもので何とかするという小手先的な変更に思えなくもなかったが、この3人が揃いも揃って打点を上げるという、目に見えた活躍をしてくれた。

8回、2塁3塁のチャンスで、犠牲フライを打てなかった田中広輔、空振りに終わった野間峻祥の非力さが空砲のように響く。

鈴木誠也は2つのフォアを得たが、打撃ではとんど存在感がない状態が続いている。

高橋大樹をやっと1軍に上げてはくれたけれど、スタメンの顔ぶれはほぼ変わらず。思い切った(抜本的な)入れ替えも大歓迎ですよ〜。

ともあれ、1つ勝てて、よかったです(岡田、どこ行ったー)。


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大人のピッチング?でジョンソン6回無失点。そして続くよ、田中問題。
ジョンソンに鈍感になれとは言わないが

2019年6月15日

活性化する投手陣と、硬直化する野手陣と、コーチの仕事

6月14日、楽天戦(楽天生命パーク宮城)。

床田寛樹が1回、3本のホームランを浴びて5失点。の、野村……?
2回にも2本のホームランを打たれ、2失点。われらが床田、まさかの7失点で2回途中交代。

あとを継いだのは薮田和樹。かつてのように、与えられたチャンスを一つ一つものにして! と願うも、2本のホームランを含む、4失点。早くも登録抹消されたようです。

低調だったという楽天打線に火をつけて(カープって、こういう役回り多いですね)、けして調子がいいわけでなかった先発・辛島 航(わたる)を7回122球まで投げさせるという始末。得点したのは2回、会澤翼の2ランのみ。

これはもう、嵐(交流戦)が立ち去るのをじっと待つしかないのか。

これは仮の話だけれど、もし交流戦が終わってカープが息を吹き返しリーグ優勝してしまったら、セ・リーグ村っていったい何? と言わずにいられない。



11対2と、楽天にとって余裕の点差があったとはいえ、6回と7回を投げた遠藤淳志、8回を投げた島内颯太郎の無失点リレーは、泥舟の中に咲いた白い花。

若手にチャンスを与えたり、安定感に欠けるふがいない投球を続けた野村祐輔を2軍で調整させたり、投手陣がまだしも活性化して見えるのは、佐々岡投手コーチの存在が大きいのか。

手術あけの床田にたびたび100球を超える無理をさせたり、6月6日の西武戦で、アドゥア誠を敗戦処理で5イニングも投げさせた翌日、2軍に落としたり、不可解に感じることもないわけではないけれど。

それに対して、野手陣の固定化は度が過ぎている。これほど打てず、結果が出ていないのに、いつもほぼ同じメンバー。

この対流感のなさ。2軍にいる選手のモチベーションまで下げてしまうのではないかと心配になります。

打撃コーチは何をしてるの?



以前、「ジャンクSPORTS」(フジテレビ)で、球界のOBたちが、コーチなどスタッフとして球団に残れる人は、人柄やそれまでの人間関係が大きくものを言うと話してたのを聞いて、素朴に驚いたことがある(「サンスポ」)。

カープ歴の浅い私には、東出や迎、広瀬らコーチの現役時代の活躍(力量)に詳しくないのだが、人柄がよかったから、ファンに人気があったから……と能力以外の側面を高く評価されて選ばれているとしたら、なるほどね〜。と、うなずいてしまいそうだ。

一緒に仕事をする間柄。気心が知れていたり、やりやすい人を選ぶのは人として当然のことかもしれない。でも、それだけを優先していたら、おともだち内閣と一緒。

かつてカープの打撃コーチをつとめていた新井宏昌さんや石井琢朗さんが、緒方監督と最終的にはコミュニケーションが上手くとれていなかった状態だったという話を聞くと、深くため息をついてしまう。

プロの世界なのだから、相手の仕事を尊敬できる人とやりとりできる柔軟さをもった人に監督をしてほしい、と。

そんな体制の一つ一つからも、今の打線の硬直化がつながっているように見えてしかたない。


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屈辱的な試合
カープ学級の担任変わってほしい
監督が変わる利点
パ・リーグに揉まれろ

2019年6月14日

みんなで沈み込んでどうする? ここで際立て長野久義。

6月13日、日本ハム戦(札幌ドーム)。

延長12回、2対2で引き分け。「3つのうち1つ勝てばよし」とした最低限の望みもかなわず。

先発の山口翔とリリーフ陣(勝ちパターンの投手を総動員)が頑張っていただけに、いや、頑張っていたからこそ2点で済んだのだけど、今日も今日とて、打てない打線がじわじわ響く。

この日も初回、長野久義の3塁打、菊池涼介のタイムリーで1点先制。しかし、塁に走者を残して1点どまり。ここでまた、前日に続き、「今日もダメかも……」という予感が。

10回、満塁のチャンスにも、フォアの押し出しで、かろうじて1点どまり。

これでは、いくら投手陣がふんばっても、勝てない。打たなければ、勝てない。って、当たり前すぎて、口にするのも恐縮です。



しかし、連鎖反応かと思うくらい、ほぼ全員が打てないのは一体どういう……。

バティスタ、鈴木誠也、西川龍馬、会澤翼……打撃好調と言われていた選手が揃いも揃って沈み込んでいる。

不調なメンバーがいたとしても、それにかまわずボンボン打つ選手がいてもよさそうなものだが。今が狙い目ですよ。いま打ったら目立ちますよ、チャンスですよー。

そんな全員泥舟に乗って沈むのを待っているかのような元気のない打線の中で、ここにきて長野久義がひとり、のびのびして見える。



楽天が日本一になった2013年、楽天のある選手たちが、松井稼頭央や斎藤隆のことを「メジャーを経験した人は雰囲気が違う」と話していた記事を読んだことがあった。

本人がもともと持っているものに加えて、より大きな世界、ハードな世界を見てきた人が放つ雰囲気って、あるのだろうなと。

それは黒田博樹にも通じること。メジャーに行かずとも、福本豊さんや新井貴浩などからも、いろんな経験を経てかもしだされるエレガントさのようなものを感じます。

長野久義は巨人で長くプレーしてきた人。巨人を特別視する言い方は好きではありませんが、勝つことが当たり前と見なされ厳しいファンの目にさらされ経てきたものがあるのかも。と、ふと思う。

カープの人気は今では全国区。しかし、巨人や阪神ほど、厳しいファンの目にさらされてはいない。

ふがいない試合をしても、結果が出ず打席に立ち続ける選手にも、最後まであたたかい声援を送り続けている大勢のカープファンを見ていて、そのあたたかさに違和感を覚えることも時にはある。

違った空気を持った人がいることは、1つの組織にとって、けっこうバカにできないこと。

もう黒田も新井さんも、カープにはいない。長野に過大な期待をするわけではないけれど、この感じのまま、のびのび打ってほしい。


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パ・リーグに揉まれろ
大瀬良大地に熱いエールを。田中広輔に静けさを。
田中広輔、今永翔太からホームラン。その球場のムードに違和感。

2019年6月13日

屈辱的な試合

6月12日、日本ハム戦(札幌ドーム)。

2018年夏の甲子園のスター・吉田輝星がプロ初登板。

プロの世界はそんな甘いもんじゃないよと知らしめす一戦になると、たいがいのカープファンは思っていたはずだ。しかし、カープの方が甘かった。

1回、長野久義のヒットと2つのフォアで満塁のチャンス。しかし、1点もとれず。

このとき、今日は(も)ダメかもしれないと思った。

吉田はファームで打たれていたにもかかわらず、先発に起用された。2軍でいくら成績がよくても1軍ではさっぱり通用しない選手もいる。このへんの思い切りは栗山監督らしいというか。

しかも、勝ち投手の権利を得たところで、吉田は5回84球でサッと降板。あと1回投げたら? と思ったほど。カープなら、もう1回投げさせそう。

よいイメージを残したまま、無理をさせないで終えさせたのだろうか。そんな(カープとは対照的な)余裕も感じた。



2016年のカープと日ハムの日本シリーズでも、3勝して王手がかかった第6戦で栗山監督は、あえて二番手のピッチャーを起用してきた。

第7戦にスタンバイしていた黒田博樹の登板を最後の最後、見せ場として持って行けるようお膳立てしてくれたのに、そのはからいをフイにしてしまったカープ。

あのときの栗山采配にも、エンターテインメントを優先させる余裕を感じた。

大瀬良大地は記録上は2失点だが、そのうち1点はバティスタのフィルダーズチョイスから生まれたもの。8回をひとりで投げきった大瀬良は悪くなーい。



1番に起用された長野は2安打1打点をあげていたが、この日の打線はなんだか温度が低かった。

9回最後、大瀬良の粘投に応えてくれるかもしれないと願った會澤翼の打球もサードの攻守に封じられた。

緒方監督はさすがに会見拒否はしなかったようだが、「またあした、切り替えていきたい」(「デイリースポーツ」)とだけ言っていたようだ。

いつもの、具体的なものがまったく見えない、紋切り型の返答。切り替えるって何を? 気分? それも大事。でも、まずは打線を入れ替えて。

交流戦で勝てない。日本シリーズで勝てない(CSも落としたことある)。カープに屈辱的なレッテルが重ね貼りされて、厚くなっていくのに、いつまで鈍感で現実を見ないふりするのだろ。


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勝ちたい気持ちはごまかせない

2019年6月12日

カープ学級の担任変わってほしい

6月11日、日本ハム戦(札幌ドーム)。

野村祐輔、1回5失点。日ハムのエース・上沢直之から、鈴木誠也が先制タイムリーを打った矢先のこと。なんてこと(しっかりせーい)。

1回でスパッとマウンドから降ろされる(ファーム行きも決定)。その後は、今日も今日とて、リリーフ陣が大奮闘。

島内颯太郎が3回を無失点。4回に、田中広輔のエラーと連続フォアでノーアウト満塁の場面をつくったところで、菊池保則にスイッチ。

前回、前々回と打たれていた菊池でしたが、ここは3人をきっちり討ち取り、ピンチを切り抜ける。やんや・やんや。

しかし、このどんづまりの場面で送り出される菊池。かつての中田廉の役割をいま担っているかのような。

6回7回は遠藤淳志が無失点。8回には中﨑翔太がこの日は三者凡退。

1番打者の野間峻祥を途中交代させたことも、緒方監督としては異例の采配だった。

8回には野間と交代した長野久義の2塁打、バティスタの2ランで、1点差に迫るという見せ場も。しかし、初回の5失点が響きました。



今年も綾瀬はるかさんがアルパカの着ぐるみをまとった可愛らしい交流戦のCM「パかセか、パかパか♪」がテレビで流れていましたが、カープは今のとこ「パだパだ♪」。

今シーズンのカープを見ていて、頑張ってる選手もいるのに、「つまらない」と感じることが何度もあって、何なのだろうと思っていたのだが、わかりました。それはこんな感じなんじゃないかと。

話の通じない担任と1年間つきあわないといけなくなった。担任は生徒との接し方もフラットじゃないし、席替えもなかなかしてくれないし。毎日、なんか楽しくない、ポイズン。あと1年の我慢……。いや、だけど、持ち上がりもあるかもしれない、みたいな気が重い感じ? クラスの雰囲気は悪いわけじゃないのに。

緒方監督は6月9日のソフトバンク戦で、やっっっとフランスアをクローザーに起用した。

やっと一つ、遅まきながらもまっとうな形をとってくれたと安心したのも束の間、こんな記事が(「夕刊フジ」)。

頑固な緒方監督に誰かアドバイスしてくれる人はいないのかと思っていたら……意見してくれていたカープOBはいたようですね。

でも、聞く耳を持たない緒方監督。いまだに中﨑のクローザー起用にこだわっているようです。ちょっと、ただならぬというか、根深いというか、健やかでない話です。

担任、変わってくれないかな〜。

 
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監督が変わる利点
フラットな選手評価
勝ったのに、このつまらなさは何だろう?

2019年6月10日

監督が変わる利点

6月9日、ソフトバンク戦(マツダスタジアム)。

3対2で逃げ切る。西武戦もそうだったが、3つあるうちの1つ勝ててよかった。ちんまりとした喜び。身の丈にあったギリギリの結果というか。

先発に返り咲いた九里亜蓮。気迫を前面に出してテンポよく討ち取る場面と、あっさり失点する場面と、九里らしさの両方があらわれたピッチング。

3回の打席では粘って粘って、ソフトバンクの先発・松本裕樹に13球を投げさせる。この黒田魂、野手も見習おう。

打線は4回、3連続フォアでノーアウト満塁という降ってきたチャンスの場面で、會澤翼のタイムリーと、田中広輔の犠牲フライで2点追加。

安部友裕のヒットでまた満塁となるも、野間峻祥、またしても得点圏で打てず。

カープ、ソフトバンクともに、チャンスを活かせない残塁の場面が多いゲームだった。ただ、ソフトバンクにはそう必死になることもない余裕のようなものを感じたが。

カープは打線の勢いのなさを、この日もリリーフ陣がカバー。中村恭平、一岡竜司、レグナルト、フランスアと、やっと納得のいく無失点リレーが見られ、フランスアの三者凡退で最後を終えたところではスカッとした。こういうのを見たかった。



ところでこの日の夜、サッカー日本代表とエルサルバドルの代表戦で、18歳になったばかりの話題の久保建英が途中出場。

得点にはからみませんでしたが、いい動きを見せ、スタジアムを湧かせていた。

森保一さんがサッカー日本代表の監督に就任した初戦で、中島翔哉、南野拓実、堂安律ら見たことのなかった選手がピッチで躍動しているのを見て、こんなテクニックを持つ若い人たちが日本にいたのか、と驚いた。

前監督の西野朗さんとは違った顔ぶれに、かなり驚いた。そうなんです。日本代表戦というごく一部のゲームしか見ない者には、驚きだったのです。

人が違うと、こんなにも人選が変わるのかと。



選ばれた選手は、誰も皆プロフェッショナルなわけですから、実力を発揮するのが当然のこと。

でも、どんな選手を選んでピッチに送り出すかは、監督にしかできない仕事。その見極めや視野の広さがチーム作りに大きな影響を与える。年齢・経験にかかわらず、能力のある選手がプレーするのがプロの世界。

それを思うと、今のカープの固定した野手の人選には、心躍るものが本当に少なすぎる。

カープ前監督の野村謙二郎さんも、著書『変わるしかなかった。』の中で、こう語っていた。

同じ人物が長く指揮すると、どうしても選手の起用などに偏りが生じたり弊害が出てくるだろうから、監督をつとめるのは5年までと決めていた、と。

緒方監督はそんな客観性を持って、指揮をとっているのだろうか。


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フラットな選手評価

2019年6月9日

交流戦、連敗は続くけれど。

6月8日、ソフトバンク戦(マツダスタジアム)。ソフトバンクに2対4で、2連敗。

カープを「強い」と言ってくれる解説者が時にいる(5月の快進撃のときなどもそうだった)。ある解説者は「カープの選手は勝ち方を知っている」とも言っていた。

カープのどの部分を見てそう言ってくれているんだろうと、いつも思う。素人の私にもわかるように解説してほしい。

ソフトバンクはただでさえ打撃力があるのに大味という印象はなく、緻密さも備えている。常に上位にいるのがうなずけます。

柳田悠岐、上林誠知、 ディスパイネらをスタメンに欠いていても、勝てない状態。というか、パ・リーグのチーム相手にどれだけ勝てるのかという期待値の低さ。

試合後、緒方監督は会見場に姿を見せなかったという。今季、これで二度目。

人間、いやなこと無理してすると身体によくないですから、それもいいかもしれないです。でも客商売の身として、大人げない。器、小さっ。もしかして連敗してショック受けてるの?

でも、いいと思います、連敗。それがカープの現状なんですから。



昨年の交流戦でも、ソフトバンクとの日本シリーズでも、采配を超えた個々の選手の力の差を感じた。

それでも、どんな選手をどんなタイミングで使うかは監督だけができる仕事。状況を見極めないで、一部の選手に忖度するような、フラットでない今シーズンのような采配を見せられ続けては、負けても当然と思う。

この日も、中村恭平のピッチングは素晴らしかった。どんどん凄くなっていく。スタンドも一番湧いていた。恭平を使うタイミングも、ベストと思えないゲームがある。

カープには勝ってほしいけれど(頑張っている選手もいるし)、「日本一を」と口にしながら、目的を達成するために行動していると思えないフロントと現場の首脳陣の生ぬるさを見ていると、交流戦で連敗してもいいとさえ思います。現実を見てほしい、と。


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これはもう采配の問題というレベルではなく、選手の個々の力の差では?
接戦に見えた日本シリーズ第5戦、カープとホークスに広がる差を埋めるには……
中村恭平がとまらない。松山竜平は動かない。

2019年6月8日

鈴木誠也の3ランで1点差に詰めよるも、芽を摘まれる。

6月7日、ソフトバンク戦(マツダスタジアム)。

球界を代表するピッチャー・千賀滉大と、床田寛樹の投げ合い。

床田が千賀にひけを取っていたとは思わないが、ソフトバンクの打線は粘って粘って床田に球数を投げさせる。

とくに5回の真砂勇介。ファウルで粘って粘って、ピタッと照準があう瞬間がやってきて、8球目にタイムリー。1点を先制される。

6回にはじりじりと床田を追い込んで、床田は途中降板。この回、ソフトバンクは3点を追加。

千賀は調子自体はよくなかったそうなのだが、7回無失点に持って行くところが素晴らしい。

4対0。完封負けも見えてきた8回。鈴木誠也がモイネロから3ランを放って1点差につめよる。鈴木はこの前の打席で11球と粘っていたので、これは何か起きるかもと思っていたら、本当に起きた。



千賀を7回で降板させたことを後悔するがよい。逆転のカープを見せてやる〜。

しかし、そんな機運が高まった9回、中﨑翔太が登板。なぜ鉄壁に守らなければいけない場面で、中﨑?

中﨑をクローザーに固定しないと宣言したあと、ほぼ同じくらい大事な場面で中﨑を起用し続ける緒方監督。

にじりよった1点差が広がる可能性が高くなることを敢えてなぜするのだろう。ソフトバンク相手に1点とることすら簡単ではないのに。

中﨑は2失点して、逆転の芽を摘む。



このとき、中﨑に怒りは感じなかった。球威やコントロールの状態がよくないのはわかっていたから。むしろ、そんなコンディションの中﨑を大事な場面で起用し続けている緒方監督に、疑問を感じた。

6月6日の西武戦で、アドゥア誠にロングもロング、途中から5回も投げさせ酷使した翌日、二軍に降格させるようなことを平然としておきながら、成績不振の中﨑と田中広輔になぜそこまで忖度するような起用を続けるのか。

そのことで、選手たちのモチベーションを下げていたりはしないのだろうか(とくに野手陣)。

今シーズン、緒方監督はカープファンの野球を見る楽しさを奪った。本人や球団は気づいていないかもしれないけれど、大きな罪をおかしていると思っている。

中﨑や田中の復調を願って起用するなんて。プロ野球の世界はお願いで成り立ってるんじゃない。現実の勝負の世界なのだから。

あえて中﨑を試すというのなら、同じ試すなら、野手の若手を試して育ててみてはどうだろう。


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日本シリーズ第6戦、完敗。ホークスとの力の差は歴然。

2019年6月7日

パ・リーグに揉まれろ

6月6日、西武戦(メットライフドーム)。

まるで「全員下位打線」とネーミングしたくなるカープ打線でした。わずか4安打。野間峻祥と小窪哲也が2安打ずつ打ったのみ。

かたや西武は5本の本塁打を含む14本。西武と対戦する前からこれは想定していたことなので、西武(パ・リーグ)とカープの差が可視化されておるわ〜。と、眺めておりました。

パ・リーグで防御率が一番低いという西武との3連戦。3戦とも一線級のエースが登板したわけではなく、比較的恵まれたカードだったにもかかわらず、1勝をあげるのがやっと。

「目指すのはリーグ4連覇ではなく、日本一」と言うけれど、補強もしなければ、打率の低い不調な選手をスタメンで使い続けたり、野手の若手を育てるのを怠っているとしか見えないフロントと現場の首脳陣。

行動を変えないで、口だけで「日本一」を唱えられても。なんだか未来を感じられない最近のカープ。

いっそ交流戦でボコボコにされて現実を知るがよい。とさえ思ってしまう(それでもなかなか変わらないかもと予想がたつところに続く無力感)。



数少ないワクワクを感じさせてくれていた先発の山口翔は、パ・リーグの洗礼を受けて、3回5失点で降板。

その後を受けたアドゥア誠は、4回から最後の8回まで5イニングを投げさせられた。リリーフでこれほどの長いイニング。短い野球観戦歴ではありますが、初めて見ました。

7日からのソフトバンク戦にそなえ、リリーフ陣をとっておきたい。ここはまかせる。そんなふうにも外側からは見えてしまったのだけど、アドゥアにとってはフィジカル面でも屈辱的とも言える采配。

でも、経験を積み重ねて、またぜひ信頼を勝ち得て、這い上がってほしい。


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パのバッターは、セのピッチャーでリラックス?
これはもう采配の問題というレベルではなく、選手の個々の力の差では?

2019年6月6日

連続記録もいいけれど

6月5日、西武戦(メットライフドーム)。

大瀬良大地が、西武打線にねばられ、球数増えつつも、6回1失点で6勝目。

今シーズン、今のところ大崩れするのを見たことがない大瀬良。めったやたらとガッツポーズしない悠然とした佇まいも見るたび風格が増して、たいしたものです。

田中広輔が7回にタイムリー、8回に満塁ホームランと、3安打5打点の活躍。復調なの、復調したの?

しかし、2016年、DeNAとのクライマックスシリーズで6打数連続安打と爆発しながら、日本シリーズではスンとなって沈黙していたこともあるし。まだ、認め印は押せませんよ。



1対1の同点のまま迎えた7回、西川龍馬にバントのサイン。西武のようなチーム相手には、コツコツ返すより、一気に攻め立てるくらいでないと。しかも、打撃好調の西川にバントとは。

西川はきっちりバントを決め、その後、田中や磯村嘉孝にタイムリーのバトンを渡しました。

その時点では、バント一辺倒の采配に、「つまらない」「色っぽくない」と不服をとなえていたのだけれど、ふと気づいた。

西川龍馬にとって、27戦連続安打の記録がかかっているゲームだったことを。

緒方監督は、田中がどんなに打撃不振でも、守備でエラーを連発しても、フルイニング連続出場の記録は頑としてサポートし続けているのに、西川の記録がかかった大事な1打席、こんなふうにしてチャンスを奪うのか、と。

田中がフルイニング出場をモチベーションにしていることはあんなに大事にしているのに。西川にとっても、今回の記録は声には出さずとも、モチベーションになっているかもしれないのに。



9回、1人出塁すれば西川に打席がまわるという状況で、菊池涼介とバティスタが討ち取られたあと、鈴木誠也がファウルで粘って粘ってフォアをゲット。西川に打席をまわす。

「事件は現場で起きている」じゃないけれど、ベンチがお膳立てしないなら、現場の選手がなんとかセッティングする、動かす。そんな心意気を鈴木に感じた。

西川はボテボテの内野ゴロで記録を更新した。

試合が終わったあと、ふと冷静になった。連続記録はたしかに素晴らしいけれど、ファンもそんなに記録に振り回されることはないのだな、と。記録にこだわるより、勝負にこだわってこそプロの世界だなと。

田中も西川も記録を更新できたら素晴らしいことだけれど、コンスタントに安打や打点や本塁打や盗塁を積み上げていくことの方に重みを感じたのでした。


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中村恭平がとまらない。松山竜平は動かない。

2019年6月5日

中村恭平がとまらない。松山竜平は動かない。

6月4日、西武戦(メットライフドーム)。

西武のホームゲームのため、DH制。打線の谷間(ピッチャーの打席)がなく、ピッチャーも投球に専念できるし、アグレッシブに進んでいく感じが、やっぱり面白い交流戦。

2回、野村祐輔の2度のフォア、バティスタのエラーがからんで、カープは4失点。

野村、この時点ですでに球数49球。またかー。また早退かー。と思いきや、ジョンソンのように尻上がりに安定していき、6回までおつとめ果たす。

カープは4回、バティスタのホームランを皮切りに、一挙4得点。同点に追いつく。

2回のエラーを帳消しにするような(消えないけど。忘れないけど)、バティスタのホームランは見事。でも、9回にはフィルダースチョイスしてピンチを増幅していたので、もう1本ホームランを打ってもらってもいいくらいの気分でもあった。



野村のあと、一岡竜司、レグナルト、フランスアが好投。

9回のフランスアは先頭打者のメヒアに2塁打、金子侑司の犠打をバティスタが3塁へ送球(フィルダースチョイス)して1塁3塁。秋山将吾を申告敬遠して、あっというまにノーアウト満塁の出来上がり。

もはやこれまでかと思われた源田壮亮の打球を田中広輔がダイビングキャッチして、すかさず3塁に送球。飛び出していた3塁の愛斗(代走)が戻れず、一気にツーアウトに。外崎修汰を空振り三振にしとめ、またたくまに無傷に。まるで魔法を見ているようだった。

11回の中村恭平にいたっては、ストレート主体で三者凡退、素晴らしかった。文化放送の実況解説をしていた東尾修さんは、この緊迫した状況でのびのび投げていると感心していた。

しかし、12回、菊池保則がノーアウト満塁のピンチを招き、中村剛也のサヨナラタイムリーを浴びて、5対4で終了。9回のような魔法は二度目には起きなかった。



この日のDHは松山竜平。1発勝負の代打より、続けて打席に立つことで復調を見せてもらえればと願ったが、無安打。

もし、打撃練習でのコンディションを見てではなく、過去の実績をとって今回指名していたとしたら、茶番もいいとこ。

シーズン序盤、カープが低迷していたのは田中の打撃不振だけでなく、松山の責任も大きかったと思う。

その後も目に見える結果はほとんど出していないにもかかわらず、いつか、そのうち、そろそろ復調してくれるだろうと牧歌的にのぞんでいる監督・コーチ陣のまっとうでない感覚がまたここにも見え隠れしている。

信頼を得る実績を重ねてきたことはとても素晴らしいことだけど、それにいつまでもぶら下がっていられないのがプロの世界。イチローですら、出場の機会をドライに奪われる世界なのだから。

過去の実績に執着せず、坂倉将吾や磯村嘉孝のDHなんかも試してみてほしい。


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フラットな選手評価
田中広輔がイチローよりいい待遇を受けている件について

2019年6月4日

赤松さんの言葉

昨日、赤松真人のこんなインタビュー記事を見つけた。

胃がん発見から2年、完全復活を目指す広島赤松の現在地 (「Full-count」)

なかでも、赤松さんのこの言葉にハッとする。

「結果を残していないのに1軍に上がるのは違うと思うので。やっぱり2軍で成績、結果を残して『赤松さんならしょうがないでしょ』って若い子たちからも思われないと。もし、変な形で1軍に上がることがあれば一生懸命やっている選手に失礼ですから」

今シーズン、結果が出ない中、ずっとスタメンで起用され続けてきた田中広輔のことがすぐに思い浮かぶ。

先日、RCCラジオで実況解説していたカープOBの安仁屋宗八さんが、「記録は誰でも作れるものじゃないから、(田中は)出場を続けた方がいい」と言い切っていた。

実績をともなってこその記録。プロは「参加することに意義がある」世界じゃない。プロの世界を生きてきた人からそんな言葉を聞くとは。



田中がフルイニング出場してきたことは、プロ野球選手として、素晴らしいことです。ただ、2割を切る打率で常に使い続けていることは、まともな話と思えない。

それに対して、赤松さんの語っている言葉はとてもまっとうだ。プロの世界に生きている(生きてきた)人だからこその言葉。

球団や監督・コーチには、1軍目指して戦っている2軍の選手のためにも、プロの世界を存分に楽しみたいと思っているファンのためにも、フラットであってほしいと、無力感抱きつつも、今日も書いておきます。

さて、今日から交流戦。西武戦からスタート。昨年、日本シリーズで見たかったカード。楽しみです、いろんな意味で(どすこーい!)。


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カープは本当に強いのか? 交流戦・西武とのリーグ首位対決の前に

2019年6月3日

アドゥア誠と中﨑翔太の配置転換

6月2日、阪神戦(マツダスタジアム)。

先発のアドゥア誠が、2回7失点(10安打)であまりに早すぎる降板。

5点差くらいなら追いつける可能性も高い(気分的目安)。そのあたりまでに交代してくれれば……と思ったが、まだ2回。

次のピッチャーの準備も整っていなかったのか、ここはアドゥアに自分でかたをつけろということか、7失点まで達してしまった。

無理に次から次へと見境なく投手をつぎ込んで疲弊を招く采配がよいとも思わない。長いリーグ戦、劣勢になったとき、状況を見極めて、「負け方」を選ぶこともには時には必要と思うこともある。

緒方監督は、失いたくない(負けたくない)一心で(それは勝負を預かる人として当然の心持ちですが)、投手をつぎ込んで疲弊を招くイメージがあったので、この采配は少し珍しくも感じた。



しかし、まだ7回ある。その後のリリーフ陣、中村恭平、九里亜蓮、菊池保則、中﨑翔太が無失点リレー。

とくに恭平は、7点差で登場させるにはもったいないと思わせる活躍を今シーズン見せてくれている。

まだ3回。7点差であきらめムードにならないのが、カープ。できるだけ長く投げて、逆転してもらって、白星もらっちゃえーと応援。この日も恭平は、3回4回を三者凡退で、序盤のムードをきっちり一掃。

6回には、打線も動いて、一挙5得点。2点差と迫った。逆転がますます射程範囲に。

菊池も、7回は満塁のピンチを背負ったが、逃げないピッチングで切り抜ける。リリーフ陣の充実に助けられている今シーズンのカープ。

9回は中﨑。この場面で、中﨑?



5月31日、9回に同点打を打たれた中﨑について、緒方監督は「状態を見極めなくちゃいけないと思うが、すぐに(抑えを)代えるとかはない。すぐにどうのこうのとは今は考えていない」」と試合後にコメントしていた。

6月2日の試合後には「ポジションは流動的になる。中﨑とは話をしている」とコメント(「デイリースポーツ」)。

中﨑の件に関しては、引っ張りすぎず、早く決断してくれてよかった。2点差となって逆転の可能性も見えてきた場面で中﨑というのは、逆に疑問も感じたが。中﨑はぶじ切り抜けてくれましたが。

緒方監督は、アドゥアについて、次からリリーフで投げてもらうとも言及。先発ローテの一角をになってくれる期待を持っていただけに、この1回での降格は残念。

九里亜蓮が先発にまわるという噂もあるが、先発のときより、中継ぎで頼れる存在になっていただけに、これも残念。

サードの小窪哲也、安部友裕のように、積極的というより消去法的な起用に思えなくもない。再び先発に起用され、奮起してくれるかもしれないけれど。

ショートの固定はあまりにお粗末な例外(別格な扱い)だが、流動して、チームがより強くなっていってくれたら幸いです。


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中﨑翔太を使う勇気・使わない勇気

2019年6月2日

小窪哲也と阿部慎之助、ヒーローインタビューから見えたカープと巨人の違い。

6月1日、阪神戦(マツダスタジアム)。

前日に続き、投手戦。ジョンソンは序盤こそ球数多めだったが、岩田稔ともども4回まで無失点。

その均衡を破ったのが、5回、小窪哲也のホームラン。なんと3年ぶりという。

その後も田中広輔が悪送球で出塁、石原慶幸の犠打(最近、バント成功してますね、石原)、ジョンソンのタイムリーと、動きを期待していなかった下位打線で2点先制。

6回にも、バティスタのホームランの後、鈴木誠也フォア、小窪と田中のヒット、石原の犠牲フライ(石原が仕事しています!)で、またしても下位打線が活動。

7回には、1番の野間峻祥のヒットを皮切りに、鈴木フォア、西川龍馬2塁打、小窪フォア、田中のタイムリーと、山脈のようにつながる。

5月29日の記事で、「小窪哲也のスタメン。ベテランが健在なのは素晴らしいとも言えるが、消去法で小窪になったという感じは否めない。こんなファンのたわごとを吹き飛ばすくらい、小窪が打って大活躍してくれたら、それはもちろん大歓迎です」と書いたら、ほんとに大歓迎な出来事がやってきた。



ヒーローインタビューは5勝目をあげたジョンソンと、先制ホームランを打った小窪。いたって控えめな小窪でしたが、チームが勝つことを第一に考えている姿勢が伝わる、小窪らしいものだった。

この日、巨人のヒーローインタビューは通算400号を放った阿部慎之助。

最後にファンのみなさんへ一言お願いしますと向けられて、「いつも代打のとき、大きな声援ほんとにありがとうございます」と、阿部。

カープの選手もお立ち台では、「いつも熱い声援ありがとうございます」と口にするが、それはチーム全体へ向けられたものというニュアンス。

阿部は「試合に勝ててよかったです」ということもちゃんと言っていたが、チームというより、自分についての話が多かった。400号という節目のお祝い的な意味合いも大きかっただろうし、何より巨人のスターでもあるし、この日の主役はまぎれもなく阿部だったわけなので、それでいいのだろうけど。

そんなところに、チームファーストのカープと、個人ファーストの巨人の違いを思いがけず垣間見た気持ちになった。


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勝ったのに、このつまらなさは何だろう?

2019年6月1日

中﨑翔太を使う勇気・使わない勇気

5月31日、阪神戦(マツダスタジアム)。

カープ・床田寛樹と、阪神・西勇輝との投手戦。

今日も今日とて、西を打ち崩すことはなかなかできません。んが、5回、フォアで出塁した床田を、得点圏打率ナンバーワンの菊池涼介がホームに返す貴重な1点をたたき出す。

床田は7回無失点で、快投。ただ、この1点リードを守りきれるかどうか、見ている側は薄氷を踏む思いです。

8回はフランスアが三者凡退。

9回は、ヤクルト戦での投球を見てベンチもそろそろ考え直してくれないかと淡い期待を抱いていたが、やっぱり中﨑翔太だった。

中﨑は3安打1失点で、同点に追いつかれ、ゲームは延長戦に突入。

カープと阪神は、投手陣が先発・リリーフともに充実していたり、打線が活気づいてきたり、そのわりに残塁が多くてチャンスの場面でとどめをさせていないことが多い(これはデータに基づいたものではなく、個人的なイメージですけれど)など、似ているものを感じる。

似ている者同士、延長戦で徒労感の増す試合になるのではという予測が……またしても当たりました。



10回と11回は、一岡竜司とレグナルトが無失点リレー。その裏、上本崇司がヒット、磯村嘉孝がフォアで出塁。塁に人がいると打たないので有名な野間峻祥がまさかのサヨナラタイムリー。

床田に勝ちをつけてあげられなかったことは心底残念だったけれど、勝ててよかった。そう思っていた直後、緒方監督のコメントを聞いて、失望した。

中﨑について問われ、「状態を見極めなくちゃいけないと思うが、すぐに(抑えを)代えるとかはない。本人とも話をして、すぐにどうのこうのとは今は考えていない」(「日刊スポーツ」)

勝利に安堵した気持ちに水を差された。身体の免疫力が低下していく感じ。



先発投手の勝ちが消えることはよくあると言えば、よくあること。誰のせいとも言えない。お互い様のこともある。

もし9回に中﨑以外のピッチャーが起用されていたとしても、1点差リードを守れたかどうかはわからない。勝ち越しされていたかもしれない。

でも、ここ何試合かの状態を見て、中﨑に9回を託すのは危険と感じるのはまっとうな感覚だと思う。みすみす床田の勝ちを手放しに行ったようなベンチの采配に、脱力感がとまらない。

「決まりごと」から外れることを好まない緒方監督を、臆病と捉える向きもあるが、あえてスリリングな状況で中﨑を投入するその勇気には、ある意味、驚く。

その勇気を、状況を変える方に、なんとか使ってもらえないだろうか。


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