2018年2月28日

昨年も今年も、大人の気配漂うカープのキャンプ


カープの気になる最新情報が毎日発信されている中国新聞社のホームページ、中国新聞αアルファ

2月27日には、「勝者のキャンプ  主力級、創意工夫の練習」というタイトル記事が。それは、こんなふうに始まっています。

“ 宮崎県日南市と沖縄市でキャンプを視察した。率直に言うと「大人のキャンプ」、「勝者のキャンプ」という印象を受けた。”

大人のキャンプ。
昨年、権藤博さんが、広島のキャンプを訪ねたときのことをこんなふうに書いていました(『日本経済新聞』2017年2月16日)。

“ カラ元気ばかりで、中身が薄い練習ばかりをしているチームとは違って慌てず、騒がず。この静けさは大人の静けさだ。チームは着実に成長している ”

年上の選手にもズバズバものを言える明るい雰囲気が、年上の選手の頭もパシパシ叩く(主に菊池が主に松山の……)自由さがベンチ内に漂うカープですが、グラウンド上では大人の気配が。この両方備わっているところが、今のカープの大きな魅力のひとつ。

1月31日の「毎日カープ」でも、「黒田はまだそこにいる……黒田博樹が残したもの」というタイトルで、その権藤博さんのしびれるコラム記事をご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。


 
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黒田はまだそこにいる……黒田博樹が残したもの

2018年2月27日

忘れられないオープン戦

2月27日、カープが春季キャンプを打ち上げ。これからいよいよオープン戦も本格化してまいります。

オープン戦というと、忘れられない光景があります。
2年前の3月15日、今のとこ生涯で一度だけ体験したオープン戦。神宮球場の内野席で見た、ヤクルト対広島戦でのことでした。

  〔まだ肌寒かったです  photo by azukimonaca〕

昼間の神宮球場は初めて。芝生の緑と、フェンスの青と、カープのユニフォームの赤のコントラストの美しいこと。

しかし、昼といい夜といい、球場というのはそこにいるだけで、どうしてこうもおなかの底から沸き立ってくるものがある場所なのでしょう。

この日は補修工事のため外野は封鎖されていました。ポッカリと空いた空間、観客のいない外野席だけ見ていると、まるで無観客試合のようでした。

そんなわけで、いつも外野が定番席の応援団のみなさんも、この日は内野席に。 すぐ近くでパッパ〜♪  ラッパの音が賑やかに聞こえます。

この日は新井さんのホームランを見ることができました。

何より心に残ったのが、応援団のみなさん。

試合前には団長さんが……
「いつも外野席で応援していますが、今日は内野での応援。より選手に声が届く距離、大いに届けていきましょう!」

最終回が始まるときにはまたまた団長さんが……
「こうして内野で応援する機会は今日が最後かもしれません。心をこめて応援していきましょう!」

リーダーのあいさつ、献身的な立ち位置に感動いたしました。

さ。気温とともに応援のギアも徐々にあがってくる季節がまもなく到来です。



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2018年2月25日

続・岡田。愛されるピッチャーであり続けて


「岡田っていう2年目のピッチャーがいまして。いいコなんで、どうしてもみんなで打って勝たせてあげたいというようなコなんですね」

キャッチャー・石原慶幸によるこの言葉に、ほっと胸をなでおろした岡田ファンがココにおりました。はい、前回に続きまして、岡田話です。

今年の『週刊ベースボール』の『2018 プロ野球全選手カラー写真名鑑号』。

毎回、番記者による選手紹介のワンポイントコメントが書かれているのですが、短い中にも的確な表現がされていて、読み応え感じます。



今年の岡田明丈は……

「マウンド上の力強さとオフの何とも言えぬ謎めいた宇宙人キャラのギャップで、ファンの心をわしづかみに」

その通り。わしづかみされてますわ。そして、わしづかみされてるのはやっぱり私だけではなかったのですね。

しかし、ほかの選手の寸表は主にプレーについて書かれているのに対し、岡田のとこだけ、ちょっとトーンが違っています。

昨年の名鑑ではいったいどんなふうに書いてあったかのか気になって、取り出してみると……

「昨期はルーキーながら日本シリーズの大舞台も経験。不思議なキャラクターでチームメイトからも愛される」

愛されていて何より! それにしても、初年度から異色のトーンだったわけですね。

しかし、こんなふうに書いていただけるなんて、きっと番記者さんにも愛されてるんですね。

今年こそバズーカ砲、ドスドス本領発揮して放ってください。そして、ふんわりヒーローインタビューも期待しています。



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岡田明丈と書き初め
岡田明丈、勝たせたいピッチャーであり続けて

2018年2月24日

岡田明丈、勝たせたいピッチャーであり続けて


イチローは、かつて『情熱大陸』(2015年3月19日、毎日放送)で、ヤンキースでチームメイトだった黒田博樹のことを「このピッチャーに勝たせたいという思いを抱くピッチャーとそうじゃないピッチャーが存在して、黒田は明らかに前者」と語っていました。

昨年結婚した藪田和樹は、モデルとして活躍する妻のkarunaさんから「人に好かれる選手になってほしい」と言われたという(素晴らしい嫁)。詳しくはこちらの記事を。

その言葉どおり、ガッツあふれるプレーで、昨年はめざましい活躍っぷりだった藪田。ファンからもチームメイトからも応援されるような選手になりたい。その意志が現実のことになっていくのを見ているのは感動的でした。

前回ご紹介した、「明石家電視台」(2月5日、毎日放送)で、石原慶幸が語った新井さんのカウント勘違い事件。それは岡田明丈が先発したゲームでの出来事で、どんとこい石原はこんなふうに語り始めていました……。

「岡田っていう2年目のピッチャーがいまして。いいコなんで、どうしてもみんなで打って勝たせてあげたいというようなコなんですね」

そう言えば、入団1年目の岡田。飄々としたマウンド上での姿を見て、「勝たせたい」と応援していたことを思い出しました(いえ、今も応援し続けていますよっ)。そう。好投していたにもかかわらず打線の援護に恵まれず、初勝利をあげたのが6月25日でした。

2年目の昨年は途中から、「今日は完投か?(ワクワク)」と前のめりになってゲームを見ていたら、突如制球を乱したり、どうしちゃったの? ということも少なくなかった岡田。

捕手は、野手の中でもピッチャーに近い存在。そんなことも大きく影響しているのかもしれませんが、石原の言葉を聞いて、心底嬉しくなりました。 (つづく)



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岡田明丈と書き初め
坂倉将吾と岡田明丈を見てくれている人がいた

2018年2月21日

岡田明丈と書き初め


2月21日、ロッテとの練習試合に岡田明丈が先発。3回2安打無失点、3奪三振、無四球と好投したようですね。いいぞ、いいぞ(今のところ)。

岡田と言えば、お正月に書き初めをするのが習慣だと、以前テレビ出演したときに語っていました。

書き初めと聞いて思い出すのが、お正月休みに実家に帰っていたときのこと。当時、まだ小学生だった甥っ子が和室で冬休みの書き初めの宿題をしていました。

そのかたわらで漫画を読んでいた私は、「ふっ」と小さな笑い声をもらしてしまったんです。甥っ子が、今まさに「晴天の霹靂」みたいな熟語を書き上げんとすというところで。

そこで集中力がプツンと切れたらしき甥っ子。最後の最後で書き損じてしまい、「おばちゃんのせいや〜」と泣かれてしまいました。

その一転ぶりが可愛らしく、謝りつつ笑いをかみころすのに必死のおばちゃんであった。すまん、甥っ子よ。しかし、それくらいで集中を切らすとはまだまだじゃのう(と、達観をよそおってみる)。



2月5日放送の「明石家電視台」(毎日放送)、「実際どうなん !?  広島カープ」に、新井貴浩、石原慶幸、菊池涼介がゲスト出演。

「チーム内で起きた珍事件」のコーナーで、石原が語ったのが、昨年、マツダスタジアムで岡田が先発したゲームでのこと。まだツーアウトなのに、新井さんがカウントを間違え、ひとりベンチに戻ろうとした珍事件。

その後、岡田はツーアウトランナー無しから一転して連打を浴び、4点先制されました。石原曰く、「ふだん温厚な岡田君がロッカーで(新井さんのせいだと)キレてた」。

そこで集中を切らすとは、まだまだじゃのう。という話でもありますが、「しかも、新井さんの場合、初回なんで。これから頑張って投げようという初回にそんなことされたら、おいってなりますよね」という石原の言葉に、ピッチャーに対するキャッチャーとしての愛情を感じました。どんとこーい。



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坂倉将吾と岡田明丈を見てくれている人がいた

2018年2月17日

羽生結弦、二連覇! に黒田博樹を見た

平昌オリンピック、フィギュアスケート男子の羽生結弦さん、すごかったですね。昨年11月の大きな怪我から十分な練習の時間が持てなかったのが信じられないような完成度の高い演技。

2月16日のショートプログラムの緊迫感もですが、2月17日のフリーの終盤ふりしぼるような表情、滑り終わったあとの感極まった表情。胸に残ります。

フリーの演技が終わったあと、感謝を告げるように氷に手をついていた羽生さんの姿を見て、2016年の優勝報告会とともに行われた引退セレモニーでの黒田博樹の最後のマウンドでの姿をちょっと思い出しました。ドラマチック。

今朝の練習時間は40分割り当てられていたそうですが、羽生さんは25分ほどで切り上げたとのこと。ブルペンで球数を減らして体力を温存する感じでしょうか(ここでもまた黒田を思い出す)。ピークの持っていき方が半端ではないですね。素晴らしい。

一方、銀メダルをとった宇野昌磨さんの自然体な姿も、ニュータイプといった感じで、かなりおもしろかった。

魔物が棲むと言われるオリンピックに「緊張しなかった」「オリンピックは試合の一つととらえていた」も、これまで聞いたことがない発言。

多くのアスリートが特別と語るオリンピックですが、たしかに1つの試合であることには変わりありません。目の前の1試合1試合……ここでもまた黒田的発想を思い出すのであった。



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平野歩夢にリスペクト!

2018年2月15日

平野歩夢にリスペクト!

飄々としたプレースタイルやインタビューの受け答えを見て、その人のファンになることも少なくないです。カープの岡田明丈もそうでした。

4年前のソチオリンピックで、スノーボード男子ハーフパイプの銀メダリスト、平野歩夢(あゆむ)を見たときも、よけいな(適当な)ことは言わない、その受け答えっぷり。そのとき15歳。お若いのに……素晴らしい。

フィギュアスケートの羽生結弦、体操の内村航平と並んで、大舞台でのメンタルの強さも。お若いのに……。尊敬しています。

2月14日、平昌オリンピックのスノーボード男子ハーフパイプ決勝の中継を見ました。こんなふうに通して見たのは初めて。野球の試合と同じで、ダイジェストだけでは伝わらないものがあり、断然面白かったです。

決勝に進んだのは12人。滑るのは3回。そのうちのベストスコアで競います。3回の合計得点数なんていうのでなく、1回のトライが重要視されるという思い切りのよさも明快で気持ちいいです。

下位の選手から順に3回すべる(予選トップの選手がトリになる)というところもミソ。3回のうちにどんな演技構成を持ってくるか、どこにピークを持っていくか。その駆け引きも重要で、単純にそのつどベストスコアを出せばOK! と言い切れない、対戦相手の出来映え(点数)によって状況も変わっていくというドラマもあり、見応えありました。

スノーボード男子ハーフパイプも、同じ日行われたスピードスケート女子1500mも、個人の演技(スコア)を競う競技でありながら、回が進むごとに流れのようなものも生じてきて、まるで野球を見ているときのように、面白かったです。

やっぱりスポーツは、最初から最後まで、いろんな間合いを感じながら見るのが醍醐味と改めて感じました。そう考えると、オリンピックはこれまで見たことのない競技を、まるごと楽しめる絶好の機会の一つですね。



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羽生結弦、二連覇!
始まりはイチローだった
あっちこっちで伸び盛り
スランプの原因とはいったい何か?

2018年2月12日

忘れもしない、黒田博樹 対 鈴木尚広

2月11日の「ジャンクスポーツ」(フジテレビ)では、2016年に現役引退した元ジャイアンツの鈴木尚広(たかひろ)さんが登場。

代走のスペシャリストとして活躍し、「盗塁成功率82.9%」「代走での盗塁数132」の日本プロ野球記録を持つ鈴木さん。

2015年6月30日、東京ドームでの巨人戦。ナマで黒田博樹の登板を見た最初で最後の試合にて、鈴木さんの足のプレッシャーを見せつけられたことがありました。

高木勇人との投手戦で速いペースでゲームは進み、1対0と広島がリードして迎えた9回裏。黒田の完封劇とヒーローインタビューを見届けて帰途につく心づもりをしていたときでした。

 〔ヒーローインタビューを見るには絶好の位置での観戦
      photo by azukimonaca〕

ノーアウトで長野久義がヒットで出塁し、代走に鈴木のコール。

このとき、黒田は、何度も何度も1塁に牽制球を投げていました。鈴木の足を警戒して神経をとがらせているのが伝わってきました。徐々にリズムが狂わされていくような、忘れられない光景でした。

その後、坂本勇人にヒット。阿部慎之助が同点打。亀井義行がサヨナラの犠牲フライ。巨人ファンが一斉に立ち上がってバンザイ、バンザーイ。

あの、勝負は何が起こるかわからない、突然オセロの白と黒が一瞬にして入れ替わるような感じは、スポーツの醍醐味と申せましょう。

牽制の臨場感というか、球場の空気は、テレビ中継の映像では得られないものがありました。代走の重要な役割をナマで感じさせてくれた鈴木さんであった。



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イチローと黒田がどこにいても。

2018年2月9日

珍名さん、カープにいらっしゃ〜い。

週刊ベースボール』2018年2月23日増刊号、『2018 プロ野球全選手カラー写真名鑑号』が出ました。

この名鑑を初めて買ったのは2015年。他球団の若手にまじって、黒田・黒田・新井という素敵なオッサンコンビが続いて表紙を飾り、味わい深い輝きを放っていました。
今年は鈴木誠也か、菊池涼介かと予想をたてていましたが……そうでした。昨年の新井さんに続き、セ・リーグのMVPに輝いた丸佳浩が今年の顔に。マ・ルー。



思い起こせば、カープを応援し始めた3年前、「カープって、変わった名前の選手、多くない?」と、わが家でも話題になりました。丸も、その一人。

全球団の選手の名前を調べたわけではないので、それはいたって、なんとなくの印象。
でも、カープに珍しい名前の選手が多い……そう感じていた人はやっぱりいたようで、2月1日放送の「人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!」(NHK)でも取り上げられていました。

トップバッターは下水流(しもずる)。出た出た。私も最初、読めませんでした。続いて、塹江(ほりえ)・堂林(どうばやし)・丸(まる)・大瀬良(おおせら)・九里(くり)のお名前が登場。うんうん。

続いて、過去在籍していた選手も含め、畝(うね)・音(おと)・丸・迎(むかえ)・梵(そよぎ)・倉(くら)と、漢字一文字のお名前がズラリ。

「この顔ぶれで打線を組んでほしい」の声も。おぉ、スコアボードがシンプルで壮観。

三文字の名字を持つ名選手たち、北別府(きたべっぷ)・外木場(そとこば)・安仁屋(あにや)・佐々岡(ささおか)のお名前も登場。



名字研究家の森岡浩さんによると、「広島は地元密着型の球団。とっている選手も、広島周辺の出身者が多い。広島は全国的に見ても、珍しい地名が多い」とのこと。全体的に見ても、西日本の方が珍しい名字が多いとのことです。歴史の古さなども関係しているのかも?しれないですね。

ちなみに、かつてヤクルトに上水流(かみずる)という選手もいたそうです。

ならば、丸と角もペアリングしてしまいましょう(読み方は「すみ」ですけれど。元ジャイアンツ)。



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2018年2月7日

ジャンクSPORTSが帰ってきた!

浜ちゃんこと浜田雅功さんが、各界で活躍するアスリートたちとトークを繰り広げるスポーツバラエティー番組、「ジャンクSPORTS(フジテレビ)が8年ぶりに復活しました。

あまり馴染みのなかったジャンルのスポーツに触れて新しい世界を知ったり、よく見聞きしている競技でも、アスリートを通して意外な話題や臨場感あるエピソードを聞くことができて、見るたび、スポーツっていいなぁ。と、楽しい気分になります。

復活1回目の1月28日では、サッカーの槙野智章さんのこんな話に素朴にびっくり。
選手が日本代表に選ばれたことを知らされるのは、世間への発表の3時間前とのこと。さらに驚いたのが、W杯の場合は、発表と同時に知るそうです。まるでプロ野球のドラフトのよう。ドキドキもんです。



2回目の2月4日のアスリートファミリー特集では、世界初の小学生フォーミュラーレーサーの野田樹潤(じゅじゅ)さんが、元F1レーサーの父親・野田英樹さんと登場。

この樹潤さんが、なんとも凜とした男前な女の子で。
12歳(小学6年生)にして、F1の登竜門であるF3に現在挑戦中。F1の女性レーサーはこれまで5人しかいなく(しかも、過去25年間いない)、アジア人は一人もいないとのこと。

3歳で初めてカートに乗ったとき、時速40kmのスピードもこわがることなくアクセルを全開で踏んでいた樹潤さんを見て、その才能を見抜き、サポートを続けている父親の野田さん。

速さをこわがらないのは天性のもの。努力とか練習だけでどうにかできるものではないレベル。自分がいちばん(速い人)になる景色が見えていて、そこに向かって当たり前のごとく進んでいる感じがすでに出ていました。

大谷翔平君もこんな感じなのかな? と、ふと重なって見えました。



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ミニ速報! 鈴木誠也と田中広輔が1月6日の「ジャンクSPORTS」に登場!
クリケットに転身した元カープの木村昇吾さんがジャンクSPORTSに登場!

2018年2月4日

坂倉将吾と岡田明丈を見てくれている人がいた


坂倉将吾。何かやってくれそうな雰囲気を感じる面構え、いいです。

この春は、プロ2年目で初めての1軍キャンプに。日南キャンプの視察に訪れた侍ジャパンの稲葉篤紀監督も「坂倉は非常に打撃がいい。これから野球界を背負う捕手になっていくと思う」と注目してくれていたとのこと。嬉しいですね。

2月4日の「サンデーモーニング」(TBS)のスポーツコーナーで、今シーズンのプロ野球について司会者からたずねられたゲストの下柳剛さんは「清宮君、気になりますね」「あとやっぱり巨人が強くないと面白くないですよね」。

下柳さん、あなたもですかぃ。
清宮幸太郎はまぎれもない逸材ということなんでしょう。ただ、人気(話題)のある人ばかりを取り上げて報道する風潮がますます強くなっているのを感じて、ほかにも面白い存在を見いだして知らせてほしい、野球(スポーツ)の多様な面を伝えてもらえたらと思うのでした。

巨人が強くないと面白くないという解説者のコメントを以前も聞いたことがあります。それって、本当?

フラットに考えると、それは巨人に限ったことじゃないと思うのです。どのチームも、いい戦いを見せてくれたら、面白いのです。昨シーズンのセ・リーグで言えば、ヤクルトや中日が力を発揮してくれたら、もっと面白くなるのにと素直に思いました。



今年からヤクルトのヘッドコーチに就任した宮本慎也さんは昨年、「今年、注目している選手はいますか?」とたずねられ、カープの岡田明丈の名前をあげていました。

岡田の名前を聞いたインタビュアーは「渋いところをついてきますね」と意表をつかれていたようでした。

「いやいや、渋くないです。15勝行けます」と、宮本さんは言っていました。

ハマの番長・三浦大輔さんも昨年のキャンプ地を巡ったあと、岡田のことを「近い将来、カープの投手陣をひっぱる存在になる」と評価してくれていました。

見てくれている人はちゃんといる。

岡田は昨年、突如崩れてしまう安定感に欠けた試合が続いて、一体何が起きているの?状態ではありましたが、とりわけ序盤は、宮本さんの予想が実現するのを期待させるものがありました。
あの力みのないフォームから繰り出される糸をスッとひいたような剛速球で、ぜひ今年、満開の投球をしてほしいです。



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岡田明丈と書き初め

2018年2月2日

シャンシャン(子パンダ)に菊池涼介を見た

「○○に△△を見た」シリーズをお届けします(いつの間にそんなシリーズが)。

上野動物園で生まれたパンダのシャンシャン。可愛いですね。
子どもは動き回る(遊ぶ)のが仕事。同じ哺乳類として、見ていて飽きません。

上野動物園の公式Twitterで公開された動画「パンダ史上最も美しいひざカックン」がこれまた何度見ても可愛らしいです。

ところで今回の記事タイトル。
二塁手・菊池涼介のスーパープレー、ダイビングキャッチやグラブトスは何度見ても飽きない、素晴らしい。なんて綺麗にまとめませんよ。いえ、間違いなく何度でも見たくなる素晴らしいプレーですけれども。

シャンシャンのひざカックンを見ていて、思わず菊池を思い出した次第です。優勝の胴上げ時にチームメイトにキック入れてたシーンとか、オールスターでご一緒した横浜の筒香嘉智にカンチョウをお見舞いしていた話とか。好青年・筒香は「菊池さんには可愛がっていただいて(苦笑)」と大人の対応をしていましたが。

ひざカックンが似合う選手、菊池涼介。
今年も菊池には、グラウンド上のそこココで思う存分跳びまわっていただきとうございます。



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映画「この世界の片隅に」に、カープを感じた。