平昌オリンピック、フィギュアスケート男子の羽生結弦さん、すごかったですね。昨年11月の大きな怪我から十分な練習の時間が持てなかったのが信じられないような完成度の高い演技。
2月16日のショートプログラムの緊迫感もですが、2月17日のフリーの終盤ふりしぼるような表情、滑り終わったあとの感極まった表情。胸に残ります。
フリーの演技が終わったあと、感謝を告げるように氷に手をついていた羽生さんの姿を見て、2016年の優勝報告会とともに行われた引退セレモニーでの黒田博樹の最後のマウンドでの姿をちょっと思い出しました。ドラマチック。
今朝の練習時間は40分割り当てられていたそうですが、羽生さんは25分ほどで切り上げたとのこと。ブルペンで球数を減らして体力を温存する感じでしょうか(ここでもまた黒田を思い出す)。ピークの持っていき方が半端ではないですね。素晴らしい。
一方、銀メダルをとった宇野昌磨さんの自然体な姿も、ニュータイプといった感じで、かなりおもしろかった。
魔物が棲むと言われるオリンピックに「緊張しなかった」「オリンピックは試合の一つととらえていた」も、これまで聞いたことがない発言。
多くのアスリートが特別と語るオリンピックですが、たしかに1つの試合であることには変わりありません。目の前の1試合1試合……ここでもまた黒田的発想を思い出すのであった。
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