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2023年12月10日

大谷の話聞いてると恥ずかしくなる、自民党安部派議員が


大谷翔平のドジャーズへの移籍が決定。

ドジャーズと言えば、日本人のメジャー挑戦の道を切り拓いた野茂英雄さんと黒田博樹が在籍したチーム。親しみと格別感がひとしお。

契約は10年で総額7億ドル(日本円で約1015億円)。これはMLBどころか、プロスポーツ史上最高額になるのだとか。ただし、総額での話。1年当たりの金額は、メッシの4年5億5500万ユーロ(約860億円)の方が多いことになる。

10年か~。ケガもあるかもわからないし、年齢に応じて力は落ちていくことも予想されるし、10年間、フルに今季のような活躍をするのは難しいと思ってしまう。

そこは10年でしっかり元をとろうという小さな世界じゃないわけで。年数がどうのでなく、いまどうしても確実におさえておきたい選手というわけで。


日本ではシーズン中もオフでも、ほぼ毎日のように大谷の話題がメディアで取り上げられているけれど、アメリカではまだまだ日本ほど野球ファン以外にも知られている存在ではないと聞いたことがある。

一部分を全体のことのように思わせる報道マジック。でも、今回の契約でまた一段、知名度は上がるかな。

MLBでMVPやホームラン王を獲ったこと自体がすごいことだったけれど、ここまで来たとは。


大谷の場合、やっていること、やってきたことにお金がついてきたわけで、そのことを目的にやってきたわけではないだろうけど、日本のプロ野球との規模が違いすぎて、もう。

アメリカではMLB人気も低迷気味。観客を取り戻すため、ピッチクロックを導入して試合時間短を試みたりしていると聞くけれど、それでもこの規模の違い。

日本のプロ野球の契約更改、1億円の大台とか、100万円アップとか。当事者にとって、それは小さな金額ではないだろうに、「やってられっか~」という気持ちになる選手がいてもおかしくないだろう。


連日、大谷以上に報道されている、自民党・安部派議員のパーティ券キックバック問題。

数千万円という金額は大きいですよ。でも、たかだかその程度の金額を報告書に記入しなかったばかりに(確信犯だが)、信用と職を失うなんて。そんな道を選ぶなんて。

職種は違えど、同じ仕事している人間として、小さい。小さいぞ。
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2023年10月24日

他に行くとこない選手にいられても・・・


10月20日、上本崇司と磯村嘉孝がFA宣言せず、カープ残留を表明。23日には、中﨑翔太も残留を決めた。

上本崇司は、「取りに来る球団もないと思うので。行く球団ないので、ここにいます」。(「日刊スポーツ」)

上本流の自虐ギャグなんだろうけど、こんなこと言う選手、他球団にいます? 思っていても、口に出さないだけかもしれないとしても。

こういう物言いが通用してしまうのが、カープなんだなと、生ぬるさを感じてしまった。


上本も2年前までのことを思うと、打席も増え、今季は、新井さんに「いてもらわないと困る選手」と言ってもらっているのに、こんな言い方せんでも。

上本がいいプレーをしたときには、もちろん拍手を送る。けど、ちょいちょいこういう言動が垣間見える。カープの「家族」体質に浸かっている甘さを感じる。

同じカープでも、たとえば、森下暢仁や栗林良吏、秋山翔吾は、プロとしてこんな物言いはしないと思う。


「家族」といえば、10月17日、今江敏晃さんが楽天の新監督になったときの談話に、軽いショックを受けた。

今井新監督は、ロッテ時代のボス、ボビー・バレンタインがよく言っていた「チームはファミリー」というスピリッツで、新しいチームを率いたいと話していた。(「スポーツ報知」)

あの素敵なバレンタインも、「ファミリー」という言葉を使っていたのか、と。それにしても、「ファミリー」と「家族」とでは、こんなにも印象が違うものか、と。

野茂英雄さんが在籍していた頃のドジャースは、メジャーリーグ一でも一番の多国籍チームだったそう。

ラソーダ監督はチーム全体をひとつの家族と考え、一人で異国にやってきた英語を話せない野茂に「居心地のよい家族的な気分を感じてほしい」と、大らかに受け入れてくれていたようです。

新井さんが「カープは家族」と言ったとき、プロに「家族」という言葉は馴染まないと、ものすごい拒否感があった。今も違和感あります。

日本語で「家族」というと、どうも血縁というか、もっと狭い範囲を指しているような感じがして、大らかにとらえられない。風通しのよさを感じない。カープに「家族」という言葉を使い出したのは、新井さんというより、松田オーナかもしれないけれど。


西川龍馬の動向はまだ発表はないが、新井さんから残留の要請はされたもよう。

「(選手を)引き止める権限は監督にはない。冷たいとか、温かいとか、そういう問題じゃない。選手の権利なんだから」という落合博満さんの言葉は、もっともだと思っていた。(『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』より)

ただ、残りたい気持ちもある選手には、「一緒にやろう」という一言が、残ったときのモチベーションを高めると思う。中﨑も新井さんから直接電話をもらったと言う。

ほんとうに移籍したいときには、どう懇願されても断るだろうから、「残ってほしい」気持ちがあるときは、選手に伝えておく方がいいなと最近は思うようになった。

私は、どの選手でも、プレーしたい場所でプレーしてほしいので、残留要請はないです!

むしろ出ていく覇気がほしい。というか、他球団からも望まれる選手でいてほしい。
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2022年2月26日

四球の減らし方・・・投手はコントロールと言うけれど


なんか、「地球の歩き方」みたいなタイトルです(どうでもいい)。

ついにオープン戦が始まる日に、ちょっと時間は逆戻りしますが、冬のオリンピック。2月11日、スノーボード男子ハーフパイプで金メダルをとった平野歩夢。滑りも、適当なことを言わないインタビューも素晴らしかった。

この競技、3回トライして、ベストスコアを競うというスタイルがいいなと思った。3回のスコアの合計(平均)でないところ、いい滑りをしたら、その一発で決まる。そこが評価されるところが気持ちいい。

かと言って、滑走順や他の選手の点数によって、いろいろ駆け引きが出てくる複雑さがある。そんな単純でないところも、面白い。


2月始め、春のキャンプで、中日の落合英二ヘッド兼投手コーチが、1軍の紅白戦登板投手を決める「ストライクテスト」を行う・・・という記事を読んだ。(「日刊スポーツ」)

中日のストライクテスト。ブルペンで直球を10球×3セット投げ、ストライク率の高い選手を紅白戦に登板させるという、若手選手を対象にしたもの。

言い換えれば、「フォアを出すな(できるだけ)」ということなのかな、とも思った。そう単純なことではないかもしれないけど。


投手陣にとって、いや、チームにとって、ときに悩ましい四球。「投手のエラー」とまで言われる四球。

失点につながることもあるし、守りのリズムも悪くなる。球数かさめば長いイニングも投げられない。いくら、いい一球をズドント投げても、フォアを出したら水の泡的なときもある。

「狙ったところに投げるのがプロ。投げる能力を身につけ、そこから抑える能力をつけてほしい」と、落合ヘッド。ごもっともです。

それくらいファオはゲームの致命傷になることがある。もっと減らせ、もっと意識しろ。ということなのだろうけど、学校のテストみたい。その投手が持っている持ち味を、かえって奪ったりはしないのだろうか。


現役時代、おそろしくコントロールがよかったというカープOBの北別府学さんも「投手で最も必要なのはコントロール。スピードは2番目でいい」と言っていた。(「デイリースポーツ」)

そうか、そうなのか。そうなのかもしれない。でも、一番大事なのは、試合に勝つことなのでは?

以前もブログで書いたけれど、近鉄時代の野茂英雄さん。西武戦で合計16の四球を与え、プロのワースト記録を塗りかえた試合があった。

しかし、この日、野茂さんは完投、8対3で勝ち投手になったという、つわものエピソード。


四球を出さないにこしたことはないけれど、四球に過剰になることで個々の投手の持ち味を消してしまうことがあったとしたら、本末転倒のような。

そうは言っても、オフシーズン、お正月番組で奥川恭伸や柳裕也が試合以外でもコントロールのよさを発揮していたのを見ると、ほんと素晴らしいと思います。思いますが、野茂さんも素晴らしいと思うのです。

ともあれ、今シーズン、中日のフォアが減るかどうか。実験結果が楽しみ。
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2021年11月12日

佐々岡監督はああ言うけれど、遠藤と山口、フォアだけが問題なのか


クライマックスシリーズのファイナルステージ、セパともに、ヤクルトとオリックスが2試合続けて完封勝ち。頂上決戦してほしいプロ野球ファンにはたまらない展開。

しかも、第1戦では、奥川恭伸と山本由伸がともに完投。日本シリーズの先発はまだわかりませんが、もし、この二人の対戦が見られたら。昨年にはない日本シリーズのワクワクが。

第2戦では、6回ウラ、菅野智之が、坂本勇人のエラーと申告敬遠も交え、2アウト満塁。こんな場面でもっとも迎えたくない代打・川端慎吾が打席に。

菅野は押し出しで1点。菅野でも押し出しすることがあるんだと驚いたが、川端、お仕事しました。




11月11日、カープ秋季練習の紅白戦。遠藤淳志と山口翔がともに2四球を出し、失点。佐々岡監督は「期待外れ」と試合後にコメント。

おぉ。また言うておるわ。「期待外れ」ということは、期待していたということ。奮起を促すつもりなんだろうけど、相変わらず選手のモチベーションを下げそうな言葉の使い方をする人。

昨年の11月24日、みやざきフェニックスリーグを視察したときも、小園海斗について、「存在感がまったくない。何も感じない」とコメントしていたことがあった。

これもまた、期待前提でのコメントのつもりなんだろうけど、よくこんな物言いするなとそのときも思ったものだ。


だがしかし、小園は今シーズン、そんな佐々岡監督のコメントも、実際に2軍の試合を見もせずに「小園は鍛錬が必要じゃないかな」と田中広輔起用に執着していた河田監督の仕打ちをも覆す実績を残した。

遠藤や山口は覆すことができるか。

ファンとしても、試合中フォアが出ると、ましてやそれが失点につながると、げんなりはします。

ヤクルトの奥川はフォアがかなり少ない(登板数は18と多くはないけれど)。

投手にとってのエラーとも呼ばれるフォア。そら、エラーの多い選手を、監督はおろか、ファンもウェルカムという気持ちはなれないが。


でも、巨人の髙橋優貴はフォアが61コ(27登板)とセで一番多かったけれど、11勝あげた(後半は失速していたが)。原監督も前半、「フォアは高橋の持ち味」と話していた。

野茂英雄さんも近鉄時代、毎回フォアを出し、押し出しで合計3点謙譲しながらも、完投し、勝った試合があった。(四球に過剰反応する件について

今の遠藤や山口には、フォアをカバーするほどの力(魅力)がないということか。2019年、遠藤と山口にワクワクした試合もあったのだが。勝ったもん勝ち! と言える強さ、カモーン。
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2019年11月3日

ちょっと新しいカープ


山本昌さんが阪神の秋季キャンプに臨時コーチとして招かれているようですね(「サンスポ」)。

昌さんと言えば、いずれ中日の指導者になる人、中日 of the 中日 というイメージ。そんな昌さんが阪神に。

中日時代、一緒にプレーした矢野監督からの依頼と聞けばスッと納得ですが、「中日の人」という固定観念にフワッと風が吹くような、新鮮な響き。

野茂英雄さんが中日の秋季キャンプを電撃訪問(「中日ニュース」)。こちらも与田監督との親交関係あってのこと。

こういう風通しのよさのようなものは、球団や監督のカラーが生むものなんでしょうね。



そのチームの出身者が多くなるのはどの球団にもある傾向でしょうが、見事なまでにカープ出身者一色でびっしり固められた2020年の監督・コーチ陣。

投手コーチの横山竜士(1軍)と永川勝浩(2軍)、外野守備・走塁コーチの赤松真人(2軍)以外は、1軍、2軍、3軍が入れ替わった顔ぶれ。畝コーチはいつのまにか3軍に。

赤松さんは現役時代、好走塁と好守備でファンを魅了した人。

自分でも「足が速い人はもっといる」と語っていた。相手ピッチャーのクセをつかみとるコツ、タイミングの取り方……足の速さ以上にそれらを走塁に活かし結果を出した人。

守備もまたしかり。ポジショニングの妙などなど、ぜひとも選手に伝えてほしい。体調に気を配りつつ、2軍での経験を積んで、いずれ1軍でコーチしてほしい。



今シーズンから中日を指揮することになった与田監督が、ヘッドコーチに伊東勤さんを招いた話を聞いたときには、うらやましく思ったものでした。

伊東さんと言えば、西武の黄金時代をリードした名捕手、パ・リーグの人というイメージ。

与田監督との取り合わせは新鮮だったけれど、力になってほしい、力ある人とタッグを組む……こういうのを組閣っていうんじゃないかと感じたのでした。

新鮮さ、ワクワク度はあまり高くないカープの新布陣。でも、始めてみないと何が起こるかはわからないので。

佐々岡新監督は今シーズン投手コーチとしての采配を見ていて、選手起用に一貫性や柔軟性は感じなかったのだけど、でも、たまに人が変わるというのはよいことあるかも。

大きな人の入れ替わりはないけれど、頑ななイメージが強かった緒方監督から佐々岡監督に変わり、ベンチ内で少しでもものを言いやすい雰囲気が生まれているといいな〜。そういうのは馬鹿にできない気がします。


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フラットな選手評価
黒田はまだそこにいる……黒田博樹が残したもの

2019年4月30日

下水流昂と九里亜蓮は登録抹消、田中広輔は一番のまま?

4月29日、ヤクルト戦(神宮球場)。7対4で2連敗。

カープの先発・九里亜蓮は5回途中で降板。またも先発としての役割を果たせず。

1994年、近鉄時代の野茂英雄さんが西武戦で合計16の四球を与え、ワースト記録を塗りかえたという。一人で毎回四球を与えたのも史上。投球数191のうち105球がボール球という荒れっぷりだったそう。しかも、押し出しで合計3点を献上。

しかし、野茂さんは完投し、8対3で勝ち投手になったという(この3点は押し出しですから、打たれた結果の失点ではないということ)。

この日、九里が与えた四球の数は6。フォアに過剰に目くじらをたてなくてもいいとは思うのだが、フォアがしっかり失点につながっていると、「フォアは投手にとってのエラー」という言葉が響きます。

この日のカープの投手陣は5人で10与四球(かたやヤクルトは2)。それだけヤクルトに警戒する打者が多いという裏返しでもあると思うのだが、カープでそういう存在は鈴木誠也くらい?



これまで献身的な守備を魅せてくれていた下水流昂のエラーも痛かった。下水流をレフトに! と、かねてから思っていたのだが、打席でも結果を出せず、このままでは出場のチャンスをすぐ奪われてしまいそうだ。

と思っていたら、4月30日、登録抹消されていた。九里も。

9回最後にやっと1本ヒットを打ったが、田中広輔は打率1割台のままずっとチャンスを与えられ続けている。

田中の守備や走塁での貢献が評価されているとはいえ、1番打者としての結果はほとんど出していない。むしろ、回ってきたチャンスの芽をつンでいることの方が多い。

少年漫画誌で言えば、アンケートで最下位なのに、巻頭を飾っているようなもの。そんな編集部、あるだろうか。

緒方監督はいったい誰と我慢比べしているのだろう? 勝負の世界を生きている人なのだろうか。


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四球に過剰反応する件について
もし田中広輔がピッチャーだったら

2019年3月24日

カープの開幕オーダーは誰に?……それはイチロー引退の線上にあった

開幕まで1週間を切った。ようやく開幕投手が大瀬良大地に決まったカープですが、先発メンバーは最後の最後まで見きわめが続きそう?

ところで、3月21日、イチローがついに引退を発表。東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕第2戦での出来事は、本人にとっても、最後の場所にいたファンの人たちにとっても、大切な時間になったようだ。

終わり方はほんとうに人さまざまと言えど、本人が公言していた通り、最低50歳までプレーするものと思っていたので、こんな形で終わったことは意外にも思えた。

マイナーで静かに引退を迎えた野茂英雄とは対照的にも感じた。



ほぼ出番がないながらもチームに帯同し、トレーニングを続けた昨年のイチロー。それはなかなか出来ることではないと、元メジャーリーガーの岡島秀樹も今朝たまたま見たテレビ番組でそう言っていた。

イチロー本人も、「あの日々はひょっとしたら誰にもできないことかもしれない。どの記録よりもその日々を過ごしたことは、誇りに思えることだった」と引退会見でも語っていた(「イチロー引退会見」)。

まだ現役を引退したばかりのスリムなイチローと比べること自体がフラットではないが、昨年、名球会ベースボールフェスティバルで、とんでもなくポッコリしたおなかでトルネード投法を披露していた野茂さんのあの愛らしさもまたイチローとは対照的(あのポッコリした姿は野茂さんの野球に対する愛らしさとも重なって見えます!)。

野球に対する表現がそれぞれ違う二人ですが、イチローのことを思うと、野茂さんのことも思い出してしまうのでありました。



年齢というまわりの先入観がイチローを現場から遠ざけたかのように言われていたし、イチローの肉体はまだまだ現役で通用すると、その素晴らしさをたたえた記事を読んでもいた。そうやって、まだまだイチローはずっと現役で活躍する……そう思わされていたような気がします。

イチローの身体能力も、身体へのケア(自己管理)も、もちろん超一流で素晴らしかったことは間違いないが、実戦で結果を出せるかどうかはまた別の話なのだ。

こんな当たり前すぎることを、イチローを特別視する記事に自分が大きく左右されていたことに気づいたのでした(実際、イチローは特別な人だ)。

カープのスタメンは、誰が選ばれるのか。

どんなに能力があっても、センスがよくても、実戦で結果を出さないと、ゲームでは使ってもらえない。

それはまた、若い選手にとっても、ベテラン選手にとっても、まったく何ら変わりはないということに、くっきりと気づかされたイチローの引退でした。


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覆面かぶってプレーをしよう

2019年1月19日

王貞治さん、平成の野球界を振り返る……いまでも現役のよう

今年の5月1日から元号が変わることになり、近ごろ何かにつけて「平成最後の……」と結びつけたマスコミのアクションが目につきます。

元号が変わるといっても、大晦日から元旦に変わるときと同じ。日々は連続しているもの。日付が変わるくらいのこと。

ちょっと小騒ぎしているような違和感を覚えるのは、私が昭和生まれのせいなのか。平成に愛着がないからなのか。

昨日も夕食どき、ニュースを見ていたときのこと。1月18日、王貞治さんが日本記者クラブで会見し、平成の野球界を振り返ったとのトピックスが流れる。

おもに伝えられたのは、ON(王貞治・長嶋茂雄)というか、長島さんの話。

一部分が大部分のように伝わるのはマスコミの常ではありますが、それを承知の助で報道を見てはいますが、放送時間に限りがあるとはいえ、こうやって切り取られて巨人の話題が世に浸透していくのね〜という見本のような報道でした。



しかし翌日、「野茂、ONシリーズ、大谷 … 王さんが語る野球界の平成史」(by スポニチ)という記事を見つけ、スッとしました。

「野茂君が厚い壁を突破して、見事にアメリカで成功した。球史に残る素晴らしいことをしてくれた」

日本人選手のメジャーへの道を切り拓いた野茂英雄さんのことが記事の一番最初に書かれていて、嬉しかった。もちろんこの記事だって、王さんの話の一部をまとめたものなのですが、王さんの視界の広さを知ることができる話が読めてよかったです。

記事の最後にあった言葉、「私も(現役に)戻れるものなら戻りたい」も心に残る。

野茂さんも、あるテレビ番組のインタビューで同じようなことを話していた。

現役を引退した選手が「(現役に)戻りたい」と率直に話しているのを、意外と見聞きすることはない気がします。

現役を引退してはいるけれど、ずっと野球の世界に生きている。王さんと野茂さんから、そんな現役感をしかと受けとりました。


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野茂英雄とドジャースのこと

2018年11月26日

岡田明丈、トークショーで語る……プロ野球選手のもろもろについて

22日、結婚を発表した岡田明丈。

プロ野球選手の私生活について知る由もありませんが、岡田にもそういう存在の方がいたと知って、ファンとしてはプチビッグ(どっちやねん?)ニュース。

25日、広島市内の駅ビルで行ったトークショーでは、奥さんの似顔絵も披露していたとのこと(「デイリースポーツ」)。幸せそうで何よりです。

アスリートはもちろんのこと、役者やクリエイターでも、その仕事が素晴らしければ(面白ければ)、その人自身のトーク力など重きを置くことではないとも言えます。

でも、その仕事ぶりに魅力を感じた人から、インタビューなどで気のきいた言葉を聞くと、さらにその人のことが好きになったりします。饒舌か寡黙かは関係ないです。



イチローの決して適当な言葉を使わないところ。言葉少なだけど、確信をついた言葉でハッとさせてくれる野茂英雄。まわりへの配慮やサービス精神を感じさせる黒田博樹や、飾らない素直な言葉で魅了してくれる新井貴浩にはエレガントささえ感じます。

2017年7月7日、神宮球場で逆転3ランを放ったときの新井のヒーローインタビュー。最後の「いつも、いつも、いつもありがとうございます」(「ウォー!」観客大歓声)も、とってもシンプルだけど、気持ちがこもっていて忘れられません。

ところで、カープを応援し始めた2015年から、『週刊ベースボール』の『プロ野球全選手カラー写真名鑑』を愛用してるのですが、ここに「好きなタレント、理想のタイプ」という項目があるんです。

さよう。どうでもいい話で、野球の本筋からは離れてます。でも、こういうちょっとしたことからその選手らしさを伺い知ることができるので、興味深かったりするんです。

たとえば今村猛は「気を遣わなくていい人」。なんか、これ、今村らしい感じがする、とか。野村祐輔の「きれいで落ち着いている人」も、あぁ、直球ですね。そういう人がいたらお似合いですな、とか。



ちなみに岡田、この項目については入団以来3年間、記述はなし。でも、あれ? どこかで「僕のことを放っておいてくれる人」と話していたような気がしたのは気のせいか。そのとき、なんか岡田らしいな。いいなと思ったのでした。

「自分のことを理解してくれる人」と書いていた選手も他チームで見かけたような記憶が。理解されることが前提だなんて。そこには「相手を理解しよう」という姿勢は入っているのかな? と、ちょっと興ざめしたことが。

ヒーローインタビューではその場を早く立ち去りたそうな言葉少なな岡田ですけれど、あの風情はいつも見守ってしまいます。

ところで、今年の賞金王に王手をかけているゴルファーの今平周吾。そのポワンとした感じがどこか岡田に似ています。テレビで見かけるたび、わが家では「岡田」と呼んでいます。


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2018年5月3日

四球に過剰反応する件について

こんな面白い記事を見つけました。

 やっぱり野茂英雄は凄かった!「16与四球」なのに完投勝利

1994年7月1日。近鉄時代の野茂さんが、西武との対戦で合計16の四球を与え、それまで小松博喜さん(黒鷲)が持っていた14というワースト記録(1942年)を塗りかえたという。

一人で毎回四球を与えたのも史上初のことで、投球数191のうち105球がボール球という荒れっぷりだったそう。しかも、押し出しで合計3点を献上。

しかーし。この日、結果的に野茂さんは完投し、8対3で勝ち投手になったという(この3点は押し出しですから、打たれた結果の失点ではないということ)。いやはや豪の者です。やっぱりタダモノではなかった。

いくらフォアを出そうが、勝てば何の問題もないという話。
もちろんフォアが出ないに越したことはないが。

多少の荒れ球は、的が絞れずかえって打ちづらいという話も聞きます。奪三振王に輝いたカープOBの川口和久さんも、荒れ球が多かったとか。



そう考えると、4月30日の阪神戦の5回表、藪田和樹が続けて四球を出し、1塁2塁が埋まった場面で、まだゼロ点に抑えていたにもかかわらず藪田を降板させた、あのカープ首脳陣の判断には、もう一度首をかしげてしまう。

黒田博樹も現役時代、打たれても、点が入らなければいいと話していました。

この野茂さんのエピソードを知って、昨年5月の阪神戦で9点差を大逆転されたゲームが強い記憶にもなって、ファンの私たちも四球に過剰に反応するようになっていたのかもしれないと思いました。もしかしたら首脳陣も?

コントロールがいいに越したことはないけれど、コントロールのよさが投手の一番の基準になってしまうと、いろんな投手の持っている個性が生かされなくなってしまうでしょう。

ベンチも、四球を出さない完璧さを求めすぎているのでは? 窮屈になっているのでは?

あのときも、薮田に「点を取られるまで(または2、3点取られてもいいから)、思い切って投げてみろ」そう言って、送り出してほしかった。

そうは言っても、野茂さんのように投げ勝つ強さ(と援護)がないと、文句を言われるだけの話。勝ってなんぼという結果の世界。



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速い球を投げるにはどうしたらいいか?……野茂と菅野
野茂英雄とドジャースのこと

2017年12月10日

野茂英雄とドジャースのこと


前回の記事でも書いた、野茂英雄さんがメジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースに入団した一年目を記録したドキュメンタリー番組、「大リーガー 野茂英雄」(1995年、NHK)。

今では、日本のプロ野球選手がメジャーに移籍するのは珍しいことではなくなってきているけれど、それでも、新しい環境で仕事や生活をするのはやさしいことではないはず(もちろん喜びも大きいはず)。

当時、ドジャースの監督だったラソーダさんの父親は、イタリアから移民としてアメリカに渡ってきた人。父親の苦労を知るラソーダ監督は、一人で異国にやってきた英語を話せない野茂に「居心地のよい家族的な気分を感じてほしい」と、大らかに受け入れてくれていたようです。

野茂さんは、日本人がメジャーに挑戦する道を切り拓いた人なのだと、改めて見入りました。



当時のドジャースは、1軍選手が40人いる中で、6カ国14人の外国人選手(ドミニカ、ベネズエラなど)がいる、メジャーリーグ一でも一番の多国籍チームだったそう。

ラソーダ監督はチーム全体をひとつの家族と考え、「人種や国籍なんて全く関係ない。野球ができるかどうかが重要」と話していました。

野茂さんとラソーダ監督との間には、お互い尊敬・信頼しあっている空気を感じたと、のちにドジャースに入団した石井一久さんは番組放送後のスタジオで話していました。

今年3月21日、ドジャースタジアムで行われたWBC準決勝(日本―米国戦)の始球式に登場した野茂さんとラソーダさんからも、そんな空気が伝わってくるのを感じました。私たちの目に二人が映ったのはほんの少しの時間のことだったのに。

当時のロサンゼルスは人口の40%がヒスパニック系で、アジア系の人も多く、ドジャースではそういった人たちに球場に足を運んでもらえるよう、外国人選手を積極的に獲得してきたそうです。

チームにロサンゼルスの人口構成を反映させたいという球団の戦略・意図がしっかりとあったのです。実際に、メキシコからやってきた選手が活躍をしたとき、ヒスパニック系の観客が増えたそう。

そうした球団の姿勢も、野茂さんの活躍の背景にあったことを知りました。



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速い球を投げるにはどうしたらいいか?……野茂と菅野

2017年12月9日

速い球を投げるにはどうしたらいいか?……野茂と菅野

先日、ニュースで、福岡ソフトバンクホークスの選手が地元の小学校を訪問して、子どもたちと交流している様子が流れていました。

そのとき、ある男の子が「どうしたら遠くまで飛ばせるようになりますか?」と質問。柳田悠岐がなんと答えるか、興味津々で聞いていました。

というのも、今年のオールスターのとき、登板が終わったあと放送席に招かれた読売ジャイアンツの菅野智之が、「どうしたら速い球を投げることができますか?」とアナウンサーにたずねられていたときのことが記憶に残っていたからです(野球ファンの子どもからの質問だったかもしれません)。

そのとき、菅野は「うーん」と一呼吸置いてから、こう答えていました。「いちばんは、速い球を投げたいと思うことですかね」

シンプルだけど、名言だと思いました。
なりたいイメージと意志を持って、自分で考え、工夫していくこと。答えを自分で見つけていく余地も残された、名答だと感じたのです。

菅野の言葉を思い出しながら、野手はこんなとき、バッティングについてどう答えるのだろう……と楽しみに待っていたら、柳田は「しっかりごはんを食べて」みたいなことを話してあげていました。

心技体のうちの「体」は、もちろん大切。あのパワフルなスイングをする人ならではのひとつの答えかもしれません。でも、質問した子どもは、テクニカルなことを聞きたかったような気もしていたので、ことさら菅野の言葉にど真ん中なものを感じました。



12月2日、NHKで1995年に放送された「大リーガー 野茂英雄」というドキュメンタリー番組を再放送していた。野茂さんがメジャーリーグに渡った1年目を記録した映像でした。そう、まだ「大リーガー」と呼んでいた時代。

野茂さんといえば、トレードマークになっているのが、トルネード投法。「小さい頃から速い球を投げたいと思っていたので、どうしたら速く投げられるかなというふうに思っていたら、今のフォームに自然となった」と、野茂さんは語っていました。

子どもの頃、お父さんとキャッチボールしていたとき、「腕だけでは速い球は投げられない。体全体を使って」と言われたことが、始まりだったようです。

高校時代、まわりから変わっていると言われてもフォームを変えず、社会人野球から近鉄バッファローズに入団するときの条件も「フォームを変えないこと」だったそうです。

野茂さんと菅野の言葉が重なって、クリアな上にずっしり重みを感じたのでした。



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