4月5日、阪神戦(マツダスタジアム)は雨のため中止。この日、無敗仲間(いや徒党は組んでない)のDeNAは巨人に勝って、カープおいてけぼりブルース。
新井さんもスタメン入れ替えて臨むつもりが、お天気に出鼻をくじかれた。
やっと新井さん動いてくれたか。と思いきや、阪神先発・大竹耕太郎の左対策で、野間峻祥、坂倉将吾、小園海斗に代えて、上本崇司、堂林翔太、會澤翼。うーん?
パワーがないなりに覇気を見せてくれる上本崇司はまだしも、オープン戦でも不調だった會澤と堂林て。これで流れ変えられると思っていたのか、新井さん。
美味しいものを作るために、わざわざお金を出して新しい食材を買わない球団にいるという制限の中、冷蔵庫にある食材でメニューをやりくり。だけど、もっと新鮮な食材、見落としてません?
開幕4連敗した4日の試合について、カープOBの安仁屋宗八さんは「會澤、田中広輔、松山竜平らベテランを活用して重くなりがちな雰囲気変えることも、折り合いを見て考えてもいいだろう」って。(「デイリースポーツ」)
さすが、緒方監督時代、不調の田中の連続出場に賛同していた安仁屋さん。佐々岡監督時代も會澤や松山が重用されていて、状況はよくなっていなかったのに。
関係が近いと、客観的に見るというのはこんなにも難しい。
日ハム監督就任時、「優勝なんか一切目指しません!」と公言した新庄監督。それは選手をリラックスさせるつもりだったかもしれないが。
シーズン始まるときに「優勝を目指さない」なんて言われたら、選手のモチベーションはどうなんだろう。
日ハムからソフトバンクにFA移籍した近藤健介は、移籍前、チームについて、「典型的に弱いチーム。連勝して連敗する。勝った方が楽しいけれど、監督が〈勝とう〉と思ってないんで何とも思わない」。(「文春オンライン」)
これには、やっぱりそうだったのかと、衝撃&得心でした。
昨年、若い選手が多い日ハムベンチは楽しそうに見えたが、優勝からはほど遠かった(さすがに今年、新庄監督は「優勝しか目指さない」と言い始めたそうです)。
やはり昨年、シーズン始まる前に阪神の矢野監督は、今季限りで退任すると発表した。
これからというときに、なんでそゆこと言うの? と、これまた不穏なものを感じた。それで選手が奮起するとでも思ったのだろうか。
新井さんが監督就任直後、「カープのユニフォームを着ている選手は、家族だと思っている」と選手たちに語りかけた。
常々このブログでも書いているけれど、競争の中、生きている個人事業主であるプロの選手たちと「家族」って言葉(考え方)、馴染まないと思う。
これを聞いて、選手たちはどう思ったんだろう? 高校を卒業したばかりの慣れない環境に身を置いた新人選手なら、ほんのちょっとはホッとしたんだろうか。
新庄監督や、矢野元監督の言葉のように、モチベーション下がった選手、いないだろうか。
佐々岡体制が終わり、小さな希望を持ったけど、打てなくても、選手の入れ替えなし、過去の実績(ってほどのものがあるのかという話だが)重視の選手起用。佐々岡体制が上塗りされてる?
「好き嫌いで選手起用しない」を実現するのは難しい。方向転換するときは(いつ)やってくるのかな。