2022年11月15日

新井さんキャンプで宣言、森下やったぞゴールデングラブ賞!


11月14日、新井監督がキャンプに合流。あれ? ジャージ。ユニフォームは? ひとりカジュアル。体育の先生みたい。

新井さんが練習前に選手たちに伝えた「俺は好き嫌いで起用しない」。

佐々岡さんの3年(プラス前緒方監督の最後の1年)を、外から客観的に見ていて、思うところがやっぱりあったんだろうな、と。

落合博満さんは、荒木雅博に「心配するな。俺はお前が好きだから試合に使っているわけじゃない。俺は好き嫌いで選手を見ていない」と言ったことがあるそうだ(『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』より)。

新井さんは合流早々、みんなの前で言ったね。パカッと最初に言うところが新井さん。新井さんのやり方で思うようにやってくれたらと思う。


「好き嫌いで起用しない」はできるものならぜひお願いします!だが、「カープのユニフォームを着ている選手は、家族だと思っている」には、あ゛ー。言っちゃったね。

家族じゃないし。いろんな家族があるし。わたしの家族も、実家も、いい感じです。それは幸いなこと。でも、そうでない家族も現実にあるのだから、簡単に言えない言葉と思います。

以前、新井さんが子どもの頃書いた作文が雑誌に掲載されていて、読んだことが。ご家族に愛されて育ったんだなということが伝わってくる、すこやかな素敵な作文でした。

そういう新井さんだからこそ、「家族」という言葉もストレートに出てくるだなと思う。


長野久義がトライアウトに元カープの選手の応援にかけつけたという話。長野は計算でそういうことをする人じゃないだろうから、行きたいから行ったんだと思う。思うままやればいいと思う。

しかし、現役を続ける選手が、戦力外を通告された選手たちの場所に足を踏み入れることには違和感覚えた。

巨人が日本シリーズのソフトバンク戦に連敗していたとき、元チームメイトたちにエールを送るかのように、長野が新幹線のホームに現れたという話を聞いたときも違和感残った。


そっとしておくという送り方もあるんじゃないだろうか。もうそれぞれの道を歩くのだから。もしかしたら、長野がトライアウトの応援にきてくれて嬉しかった選手もいたかもしれないが。

新井さんの家族宣言同様、長野もしたいようにすればいいと思う一方で、いい人全開なのと勝負の世界は両立するのだろうかと思ったりもする。

でも、それが新井さんのやり方。もしかしたら、いい人が勝負の世界で勝つことだって、あるかもしれない(のか?)。新井さんがニューモデルになつてくれたらいいな。


同じく11月14日、ゴールデングラブ賞の発表。

菊池涼介の10年連続の受賞もさながら、今年は絶対、森下暢仁にゴールデングラブ賞をと思っていたので、やったー!です。1年目からフィールディングは素晴らしかったもの。

投手なら、防御率のタイトルも得たいだろうけれど、守備が評価されるというのもこれまた格別。プロならでは。

床田寛樹もフィールディングには定評がある。今年は怪我で離脱したけれど、1年通してマウンドに立てれば、評価してくれる人がきっといると思うんだ。来季も楽しみ。
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